JPH05196543A - 光線路試験方式 - Google Patents

光線路試験方式

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JPH05196543A
JPH05196543A JP4007906A JP790692A JPH05196543A JP H05196543 A JPH05196543 A JP H05196543A JP 4007906 A JP4007906 A JP 4007906A JP 790692 A JP790692 A JP 790692A JP H05196543 A JPH05196543 A JP H05196543A
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building
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Nobuo Tomita
信夫 富田
Hideki Suzuki
秀喜 鈴木
Ryoichi Senda
良一 千田
Takamasa Akai
隆真 赤井
Masaaki Niifuku
正明 新福
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試験・制御装置設置ビルから他ビルへ光線路
を介して心線選択装置を張り出し、分割局に成端した光
ファイバケーブルの試験および監視ができるようにしシ
ステム設備コストの低減化と、さらに近端測定不能区間
長の短縮化とを図る。 【構成】 試験・制御装置(TC)5が設置されたビル
A2と、ユーザビル47からの加入者系光ケーブル41
が成端された成端架(SF)42を含むビルB4とは、
中継用光ケーブル29を介して接続され、成端架(S
F)42は試験・制御装置(TC)5の制御により、中
継用光ケーブル29内の試験用光ファイバと加入者系光
ケーブル内の被試験光ファイバとを選択接続する張出用
1×N心線選択器(ES)35を含み、この張出用1×
N心線選択器(ES)35は、図外の光分岐モジュール
(PM)40内の光カプラを介して折り返された試験光
を遮断する手段と、遮断点において低反射させる手段と
を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光伝送システムのオペ
レーション分野における光線路試験方式に利用する。
【0002】本発明は、光合分岐器と、心線選択装置
と、試験装置およびCPUを含む試験・制御装置とを含
む光線路試験方式に利用され、特に、光線路を介して試
験・制御装置設置ビルから他ビルへ心線選択装置を張り
出して、当該の他ビルに成端した光ファイバケーブルの
試験および監視を行う光線路試験方式に関する。
【0003】
【従来の技術】光線路試験方式として、従来、特願昭6
3−186169号公報に記載されている方式が提供さ
れている。さらに具体的な構成例としてはNTT技術ジ
ャーナル(VOL.3 No.10)「光線路網の試験
管理業務を支援するAURORA」に示されている。
【0004】この従来の光線路試験方式を図7および図
8を参照して説明する。
【0005】図7は前記光線路試験方式の概要を示す説
明図である。図7において、1は各種試験を遠隔で指示
するワークステーション(WS)、2は光ファイバケー
ブルの成端および前記光線路の試験装置を設置している
ビルA、3はユーザビル、5は試験装置(TE)10、
CPU(制御処理装置)9およびL×M心線選択装置
(ES)11を搭載した試験・制御装置(TC)、6は
光ファイバケーブルの成端架(SF)、7は光分岐モジ
ュール(PM)、8は1×N心線選択装置(ES)、1
0は光パルス試験装置、損失試験用光源、心線対照用光
源および光パワーメータを含む試験装置(TE)、12
は局外光ケーブル、13は局内光ケーブル、14は局内
側伝送装置(IT)、15は局外側伝送装置(OT)、
16は通信光を透過してかつ試験光を反射する光フィル
タ型の故障切分け器、17はワークステーション(W
S)1と試験・制御装置(TC)5間でのデータ通信回
線、ならびに、18は1×N心線選択装置(ES)8と
L×M心線選択装置(ES)11間を結ぶ光ファイバコ
ードである。
【0006】図8は図7で示したシステム概要図に関し
て、特に、試験・制御装置(TC)5および光ファイバ
ケーブル成端架(SF)6の一例を示すブロック構成図
であり、図7の各部に対応する部分には、同一参照符号
を付して、これらの説明を省略する。図8において、7
aは2×2ポートからなる光カプラ(C)であり、7b
は通信光を透過して試験光を遮断する光フィルタであ
る。8aは1×N心線選択装置(ES)8のマトリック
ス部であり、光分岐モジュール(PM)7から分岐され
た光ファイバの終端に光コネクタを取りつけて、マトリ
ックス部8aに固定したものである。8bは1×N心線
選択装置(ES)8のヘッド部光コネクタであり、マト
リックス部8aに固定された任意の前記光コネクタに接
続できる。10aは光パルス試験装置(PT)、10b
は心線対照用光源(WP)、10cは損失試験用光源
(LP)、ならびに10dは光パワーメータ(PP)で
あり、10eおよび10fはそれぞれ光パワーメータ
(PP)10dの受光CH1およびCH2である。11
aはL×M心線選択装置(ES)11のマトリックス
部、11bはL×N心線選択装置11のヘッド駆動部、
11cはCPU9からの動作指示により、1×N心線選
択装置(ES)8および心線選択装置のヘッド駆動部1
1bを駆動させる制御回路(CT)である。12aは局
外光ケーブル内の光ファイバ心線aであり、13aは局
内光ケーブル内の光ファイバ心線aである。18aおよ
び18bは1×N心線選択装置(ES)8とL×M心線
選択装置(ES)11とを結ぶ光ファイバaおよび光フ
ァイバbであり、19aおよび19bはそれぞれマトリ
ックス部8aに固定した光コネクタaおよび光コネクタ
bである。20aおよび20bはそれぞれ光分岐モジュ
ール(PM)7から分岐した光ファイバaおよび光ファ
イバbである。21aおよび21bはそれぞれL×M心
線選択装置(ES)11のマトリックス部11aに固定
した光コネクタaおよび光コネクタbであり、22aお
よび22bはL×M心線選択装置(ES)11のヘッド
駆動部11bに設置したヘッド部の光コネクタa、およ
び光コネクタbである。
【0007】次に、図7のシステム構成によって光パル
ス試験を実施した例について図8を参照して説明する。
【0008】図8において、光ファイバ心線12aを試
験する場合、1×N心線選択装置(ES)8において、
ヘッド部光コネクタ8bを光コネクタ19aに接続し、
かつ、L×M心線選択装置(ES)11において、ヘッ
ド部光コネクタ21aとマトリックス部光コネクタ22
aとを接続する。これにより、光パルス試験装置(P
T)10aから送出した光パルスは、L×M心線選択装
置(ES)11のヘッド部光コネクタ21a、マトリッ
クス部光コネクタ22a、光ファイバ18a、1×N心
線選択装置(ES)8のヘッド部光コネクタ8b、光コ
ネクタ19a、光ファイバ20a、および光カプラ
(C)7aを伝達して光ファイバ心線12aに挿入す
る。
【0009】そして、この挿入された光パルスは、光フ
ァイバ心線12a内で散乱して、その散乱光のうち後方
散乱成分は光信号として前述の光パルスの進行経路を逆
戻りする。前記の状態において、局外側伝送装置(O
T)15からの光信号は前記光信号と同様に光カプラ
(C)7a、1×N心線選択装置(ES)8およびL×
M心線選択装置(ES)11を介して通信光遮断光フィ
ルタ(F)23点まで伝達するが、通信光遮断光フィル
タ(F)23において、前記通信光は遮断されるため、
後方散乱した光パルスの信号のみが通過して、光パルス
試験装置(PT)10aに到達して信号解析される。
【0010】一方、光カプラ(C)7aに到達した前述
の光パルスは一部が光ファイバ20b方向に折り返され
て1×N心線選択装置(ES)8、L×M心線選択装置
(ES)11のマトリックス部光コネクタ22b、およ
びヘッド部光コネクタ21bを通過して光パワーメータ
(PP)10dのCH210fに到達する。これによ
り、光パルス試験装置(PT)10aの光源、1×N心
線選択装置(ES)8およびL×M心線選択装置(E
S)11のセルフチェックを行うことができる。
【0011】以上に述べた従来の光線路試験方式によれ
ば、光パルス試験装置(PT)10a以外の試験装置で
ある心線対照用光源(WP)10b、損失試験用光源
(LP)10c、および光パワーメータ(PP)10d
においても1×N心線選択装置(ES)8とL×M心線
選択装置(ES)11の心線選択装置の接続組合せによ
って任意の試験装置と任意の光ファイバ心線を接続する
ことができる。従って、任意の光ファイバ心線に対し
て、光パルス試験、光損失用光源の送出、心線対照用光
源の送出、光伝送路の故障切分け(特願平2−2327
34参照)、および故障位置探索がワークステーション
(WS)1から遠隔でかつ自動的に実施でき、さらに、
光パルス試験および心線対照については通信中の光ファ
イバ心線に対して実施できる手段を提供することができ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の光線路試験方式において、特に、光パルス試験で
は、光パルス試験装置(PT)10aから送出された光
パルスはL×M心線選択装置(ES)11、光ファイバ
18aおよび1×N心線選択装置(ES)8を通り光カ
プラ(C)7aにおいて光ファイバ心線12aに挿入さ
れる光と、光カプラ(C)7aで折り返して1×N心線
選択装置(ES)8、光ファイバ18bおよびL×M心
線選択装置(ES)11を通り光パワーメータ(PP)
10dに挿入される光とに分かれるため、光パルス試験
装置(PT)10aから光カプラ(C)7aの区間長を
Lとしたとき、局外光ケーブル12において、光カプラ
(C)7aから区間長Lの区間の光パルス後方散乱光に
は、光カプラ(C)7aから光パワーメータ(PP)1
0dまでの光ファイバからの後方散乱光が加算されて光
パルス試験装置(PT)10aに戻る。従って、前記区
間長Lが長くなると局外光ファイバケーブル12の近端
測定不能区間が長くなる問題点があり、光カプラ(C)
7aと試験装置(TE)10の区間を長くすることがで
きなかった。
【0013】前記区間Lを長くした場合の光パルス試験
における測定波形図とシステム構成ブロック図を図9に
示す。ここで、図9(a)はシステム構成図、および図
9(b)は光パルス試験における測定波形図である。図
9(b)において、縦軸が後方散乱光の光レベル、横軸
が光パルス試験装置からの距離である。図9(b)中の
Aは光パルス試験装置(PT)10aの位置、Bは光カ
プラ(C)7aの位置を示し、AからCの区間は測定不
能区間を示す。
【0014】図9(a)および(b)において、51a
および51bは光パルスの進行経路、52aは51aか
らの後方散乱光による信号波形であり、52bは実際に
測定される信号波形である。
【0015】図9(b)に示すように、従来の光線路試
験方式では、光パルスの進行経路51aと51bの両者
からの後方散乱光が加算されて測定されるため、B−C
区間が実際の局外光ケーブル12の区間の波形52aと
は異なり、測定不能区間が存在する。また、A−B′区
間は光パルス試験装置(PT)10aの受光部が飽和す
るため、前記測定不能区間はA−B区間よりさらに長く
なる。
【0016】以上に述べた問題点により、従来の光線路
試験方式においては、光カプラの近傍に心線選択装置お
よび試験・制御装置を配置して、ワークステーションか
ら遠隔制御する方式が採られ、光カプラおよび心線選択
装置を光線路を介して試験・制御装置に対して張り出
し、かつ当該の心線選択装置を試験制御装置またはワー
クステーションから遠隔制御する考えはなかった。
【0017】従って、従来の光線路試験方式では、光カ
プラの近傍に心線選択装置および試験制御装置を配置
し、かつこれを各試験局ごとに設けなければならないの
で、システムの設備コストが増大する欠点と、測定不能
区間の発生により正確に光線路試験ができない欠点があ
った。
【0018】本発明の目的は、前記欠点を除去すること
により、測定不能区間を低減するとともに設備コストを
低減できる光線路試験方式を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバに
挿入された光カプラを含む光分岐モジュールと、この光
分岐モジュールの近傍に配置され試験光ファイバの選択
を行う第一の心線選択装置と、試験装置、この試験装置
と前記第一の心線選択装置との接続を行う第二の心線選
択装置および試験制御処理装置を有する試験・制御装置
とを含む第一試験局を備えた光線路試験方式において、
前記第一の試験局と中継用光ケーブルを介して接続さ
れ、前記光分岐モジュールと、この光分岐モジュールに
近接して配置され前記第一試験局内の前記試験・制御装
置の制御により試験光ファイバの選択を行う第三の心線
選択装置とを含む少なくとも一つの第二試験局を備えた
ことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、前記第一および第三の心
線選択装置は、ヘッド部に前記光カプラを介して折り返
された光信号を遮断する光信号遮断手段と、遮断した光
伝送路の端末を低反射とする低反射手段とを含むことが
できる。
【0021】また、本発明は、前記第二試験局は、前記
中継用光ケーブルの試験に使用する心線を集束する集束
手段を含むことができる。
【0022】また、本発明は、前記試験・制御装置の制
御を局外より遠隔制御するための遠隔制御手段を備える
ことができる。
【0023】
【作用】第一試験局(例えばビルA)は、その試験制御
装置により、中継用光ケーブルを介して、第二試験局
(例えばビルB)の第三の心線選択装置を制御して被試
験光ファイバを選択して試験または監視を行う。
【0024】従って、試験・制御装置を各試験局ごとに
設ける必要がなくなり、システムの設備コストを低減す
ることが可能となる。
【0025】また、第一および第三の心線選択装置に
は、光カプラを折り返した光パルスを遮断し、さらに遮
断点における光ファイバを斜めに切断するなどの低反射
処理手段を設けられるので、折り返し光パルスによる近
端測定不能距離を大幅に短くすることが可能となる。
【0026】また、第二試験局には中継用光ケーブル内
の試験用光ファイバを集束する集束手段が設けられるの
で、中継用光ケーブルで使用する試験用光ファイバの心
線数を少なくできる。
【0027】さらに、ワークステーションにより試験局
の遠隔制御も可能である。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0029】図1は本発明の第一実施例を示すブロック
構成図である。
【0030】図1において、図7に示した従来の光線路
試験方式における各部に対応する部分には、同一参照符
号を付して、これらの説明を省略する。図1において、
29は中継用光ケーブル、24は中継用光ケーブル29
を成端する成端架(SF)、26は制御用に用いる信号
において電気信号と光信号を変換するビルA2側の制御
用信号変換器(CV)、27aは制御信号を伝送するビ
ルA2側の制御用光ファイバ、27bは制御信号を伝送
するビルB4側の制御用光ファイバ、28はビルA2側
の試験用光ファイバ、32はビルB4側の試験用光ファ
イバ、33は制御用に用いる信号において電気信号と光
信号を変換するビルB側の信号変換器(CV)、34は
中継用光ケーブル29を成端する成端架(SF)、35
は張出用1×N心線選択装置(ES)、40は光分岐モ
ジュール(PM)、41は加入者系光ケーブル、41a
は光ファイバa、42は加入者系光ファイバを成端する
成端架(SF)、43は局外側伝送装置(OT)、44
は局内側伝送装置(IT)、ならびに47はユーザビル
である。
【0031】本発明の特徴とするところは、図1におい
て、第一試験局としてのビルA2と中継用光ケーブル2
9を介して接続され、光分岐モジュール(PM)40
と、この光分岐モジュール(PM)40に近接して配置
されビルA2内の試験・制御装置(TC)5の制御によ
り試験光ファイバの選択を行う第三の心線選択装置とし
ての張出用1×N心線選択装置(ES)35とを含み第
二試験局としてのビルB4を備え、さらに、ワークステ
ーション(WS)1により遠隔制御できるようにしたこ
とにある。
【0032】次に、本第一実施例の動作について説明す
る。
【0033】図1においてビルB4に成端されている光
ファイバ41aを試験する場合、ワークステーション
(WS)1からデータ通信回線17を介して、試験・制
御装置(TC)5のCPU9へ試験心線と試験項目を指
示する。CPU9は、ワークステーション(WS)1か
らの指示により、試験装置(TE)10およびL×M心
線選択装置(ES)11に試験の動作をプログラム制御
する。
【0034】L×M心線成端装置(ES)11は、光フ
ァイバ41aの対応する心線と試験装置(TE)10と
を接続するとともに、張出用1×N心線成端装置(E
S)35へ信号変換器(CV)26、ビルA2側の制御
用光ファイバ27a、中継用光ケーブル29、ビルB4
側の制御用光ファイバ27b、および信号変換器(C
V)33を介して制御用信号を送信して、1×N心線選
択装置(ES)35に対して光ファイバ41aを選択し
て、試験装置(TE)10から延びたビルB4側の試験
用光ファイバ32と接続する。これにより、ビルA2か
ら中継用光ケーブル29を介してビルB4に成端してい
る加入者系光ケーブル41を試験または監視できる。
【0035】以上の動作の説明から明らかなように、従
来の各ビルに対して1×N心線選択装置および試験制御
部を設置したシステム構成による光線路試験方式に対し
て、ビル間の中継用光ケーブル29を用いることによ
り、試験・制御装置を集約できる点で効果がある。
【0036】図2および図3は本発明の第二実施例の要
部を示すブロック構成図で、図2はビルA2を示し、図
3はビルB4を示す。
【0037】図2および図3において、図1および図8
の各部に対応する部分には、同一参照符号を付して、こ
れらの説明を省略する。
【0038】図2において、25はビルA2の中継光ケ
ーブル成端架(SF)24内の局内光ファイバと局外成
端光ファイバを接続する接続部、25aはその接続用光
コネクタである。28a、28b、28cおよび28d
はそれぞれL×M心線選択装置(ES)11と中継用ケ
ーブル29を繋ぐ試験用光ファイバa、b、cおよびd
である。
【0039】図3において、30は中継用光ケーブル2
9と試験用光ファイバ32を接続する接続部であり、3
0aはその試験用光コネクタである。32a、32b、
32cおよび32dはそれぞれビルB4側で試験線用に
使用している試験用光ファイバa、b、cおよびdであ
る。35aは張出用1×N心線選択装置(ES)35の
マトリックス部であり、35bは張出用1×N心線選択
装置(ES)35のヘッド部光コネクタ、36aはマト
リックス部35aの光コネクタa、36bはその光コネ
クタbであり、37aおよび37bはそれぞれ光ファイ
バaおよびbである。38は切替スイッチ部、38aは
ヘッド部(1)、38bはヘッド部(2)、38cはマ
トリックス部(1)、38dはマトリックス部(2)、
39aおよび39bはそれぞれ光ファイバaおよびbで
あり、40aは光カプラ(C)、40bは光フィルタ、
ならびに45は張出用1×N心線選択装置(ES)35
の制御線である。
【0040】本発明の特徴とするところは、図3におい
て、張出用1×N心線選択装置(ES)35は、ヘッド
部に光カプラ(C)40aを介して折り返された光信号
を遮断する光信号遮断手段、および中継用光ケーブルの
試験に使用する心線を集束する集束手段としての、切替
スイッチ部38を設けたことにある。
【0041】次に、本第二実施例の動作をビルB4に成
端した加入者系光ケーブル41の光ファイバa41aを
光パルス試験する場合について説明する。
【0042】光ファイバa41aを光パルス試験する場
合、L×M心線選択装置(ES)11においてヘッド部
光コネクタ21aと試験用光ファイバ28aのマトリッ
クス部11a側光終端コネクタとを接続する。これによ
り光パルス試験装置(PT)10aから送出した光パル
スはL×M心線選択装置(ES)11のヘッド部光コネ
クタ21a、試験用光ファイバa28a、局内・局外光
ファイバ接続部25、および中継用光ケーブル29を介
してビルB4に達する。
【0043】ビルB4において、前記光パルスは局内・
局外光ファイバ接続部30および試験用光ファイバa3
2aを介して張出用1×N心線選択装置(ES)35に
達する。ここで、切替スイッチ部38のヘッド部(1)
38aとマトリックス部(1)38cにおいて、試験用
光ファイバa32aと光ファイバa39aとが接続でき
る位置にヘッド部(1)38aを移動することによっ
て、前述の光パルスは光ファイバa39aおよび(C)
光カプラ40aを介して光ファイバa41aに挿入でき
る。光ファイバa41a内において光パルスの後方散乱
光による光信号は、前述の光パルスの進行経路を逆戻り
して光パルス試験装置(PT)10aに挿入される。
【0044】ところで、光カプラ(C)40aまで達し
た前述の光パルスの一部は光ファイバb37bに折り返
すことによって、加入者系光ケーブル41の近端測定不
能距離が長くなるが、切替スイッチ部38においてヘッ
ド部(2)38bを試験用光ファイバc32cと光ファ
イバd37dが接続される側に移動することよって、図
3のように、切替スイッチ部38において前記光パルス
を遮断することができる結果、前述の近端測定不能距離
を短くすることができる。一方、図3に示すように、切
替スイッチ部38を用いることによって、光コネクタa
36aの光ファイバ心線数に対して、中継用光ケーブル
29で使用する試験用光ファイバの心数を1/2に逓減
できる。
【0045】以上説明したように、本第二実施例は、第
一実施例に比べて、光パルス試験時に試験する光ファイ
バの近端測定距離を短くする点およびビル間の中継用光
ケーブル29で使用する試験用光ファイバの心数を逓減
できる効果がある。特に、前述の近端測定不能距離につ
いては、従来はビル間の中継用光ケーブル29に比例し
て長くなり、前記光ケーブル区間が10kmの場合は近
端測定不能距離も10km以上であったが、本第二実施
例による切替スイッチ部38により、数十mから数百m
に短くできる。
【0046】図4および図5は本発明の第三実施例の要
部を示すブロック構成図で、いずれも張出用1×N心線
選択装置(ES)35のヘッド部の構成を示す。図4お
よび図5において図3に対応する部分には、同一参照符
号を付して、これらの説明を省略する。
【0047】図4および図5において、48a、48
b、48cおよび48dは低反射処理端末光ファイバで
ある。
【0048】本発明の特徴とするところは、図4および
図5において、光カプラ(C)40aを介して折り返さ
れる光信号を遮断する光ファイバとして、端末を斜めに
切断した低反射処理端末光ファイバ48a、48bおよ
び48cを設けたことにある。なお、低反射手段として
光吸収板を用いてもよい。
【0049】次に、本第三実施例の動作について説明す
る。
【0050】光パルス試験装置(PT)10aから試験
用光ファイバa32aを伝達して送信された光パルス
は、ヘッド部(1)38a、マトリックス部(1)38
cおよび光カプラ(C)40aを通過して、マトリック
ス部(2)38dに達する。ここで、ヘッド部(2)3
8bを光ファイバb39bと光ファイバ48aとを接続
状態にする。光ファイバ48aの端末はフレネル反射を
逓減する処理を施したものであり、前述の光パルスは光
ファイバ48a点で強い反射を伴わない。一方、光ファ
イバ48a点で強い反射を伴う場合は、光パルス試験装
置(PT)10aの受光部において前記反射による受光
レベルの急激な変化に光信号対電気信号変換の応答速度
が追従できないため、光ファイバa41aを測定する場
合、光カプラ(C)40aからの測定不能距離区間が増
大する問題がある。従って、前記測定不能区間を逓減す
るためには、光パルスの遮断点において強い反射を伴わ
ない処理を施す必要がある。
【0051】次に、ヘッド部(1)38aとマトリック
ス部(1)38cにおいて、光ファイバb39bを伝達
した前述の光パルス光をループバックして、光パワーメ
ータ(PP)10dで受光する場合は、図5に示すよう
に、光ヘッド部(2)38bを光ファイバb39bと試
験用光ファイバc32cとが接続できる状態に移動す
る。これにより、前述の光パルスは試験用光ファイバc
32cを伝達して、光パワーメータ(PP)10dに挿
入できる。
【0052】以上説明したように、本第三実施例は光カ
プラ(C)40aを介して折り返した光パルスを遮断す
るとき、前記遮断点からの強い反射を抑えることによっ
て、被測定光ファイバの測定不能区間をより逓減する効
果がある。
【0053】図6(a)および(b)は本第三実施例を
用いて、張出用心線選択装置を用いない従来例の場合
(同図(a))と、用いた場合(同図(b))とを比較
して示したものである。
【0054】図6(a)においては、点線で示す正常波
形に対して、実線で示す測定波形は正常波形とはかけ離
れた特性となり、大きな測定不能区間が存在する。これ
に対し、図6(b)においては、測定波形と正常波形と
は一致しており、極めて小さな測定不能区間が存在する
だけである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、試験局
としての試験・制御装置設置ビルから中継用光ケーブル
を介して、他ビルに成端した光線路の試験および監視が
できるため、従来と比べて、試験・制御装置を集約で
き、1試験・制御装置で賄う光ファイバケーブル数を増
やすことができ、システムの設備コストを低減できる効
果がある。
【0056】また、本発明で用いる1×N心線選択装置
では、光カプラを介して折り返した光パルスを遮断し、
さらには遮断点に低反射手段を設けることによって、被
測定光ファイバの測定不能区間を大幅に逓減でき、正確
に試験および監視を行うことができる効果がある。
【0057】さらに、中継用光ケーブルの心線の集束手
段を設けることにより、中継用光ケーブルで使用する光
ファイバの心数を逓減できる効果がある。またさらに、
局外のワークステーションで制御できるため、遠隔制御
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すブロック構成図。
【図2】本発明の第二実施例におけるビルAを示すブロ
ック構成図。
【図3】本発明の第二実施例におけるビルBを示すブロ
ック構成図。
【図4】本発明の第三実施例における張出用心線選択装
置の動作の一例を説明するためのシステム構成図。
【図5】本発明の第三実施例における張出用心線選択装
置の動作の他の例を説明するためのシステム構成図。
【図6】本発明の第三実施例における光パルス試験の測
定波形を従来例と比較して示した図。
【図7】従来例を示すブロック構成図。
【図8】図7の要部詳細を示すブロック構成図。
【図9】図7における光線路試験の一例を説明するため
のシステム構成と測定波形を示す図。
【符号の説明】
1 ワークステーション(WS) 2 ビルA 3 ユーザビル 4 ビルB 5 試験・制御装置(TC) 6 成端架(SF) 7 光分岐モジュール(PM) 7a 光カプラ(C) 7b 光フィルタ 8 1×N心線選択装置(ES) 8a 1×N心線選択装置のマトリックス部 8b 1×N心線選択装置のヘッド部光コネクタ 9 CPU 10 試験装置(TE) 10a 光パルス試験装置(PT) 10b 心線対照用光源(WP) 10c 損失試験用光源(LP) 10d 光パワーメータ(PP) 10e 受光CH1 10f 受光CH2 11 L×M心線選択装置(ES) 11a マトリックス部 11b ヘッド駆動部 11c 制御回路(CT) 12 局外光ケーブル 12a 局外光ケーブル内の光ファイバ心線a 13 局内光ケーブル 13a 局内光ケーブル内の光ファイバ心線a 14 局内側伝送装置(IT) 15 局外側伝送装置(OT) 16 故障切分け器 17 データ通信回線 17a モデム(M) 18 光ファイバコード 18a、20a 光ファイバa 18b、20b 光ファイバb 19a 光コネクタa 19b 光コネクタb 21a L×M心線選択装置のヘッド部光コネクタa 21b L×M心線選択装置のヘッド部光コネクタb 22a L×M心線選択装置のマトリックス部光コネ
クタa 22b L×M心線選択装置のマトリックス部光コネ
クタb 23 試験光透過・通信光遮断光フィルタ(F) 24 中継光ケーブル成端架(SF) 25 局内・局外光ファイバ接続部 25a 接続用光コネクタ 26 制御用信号変換器(CV) 27a ビルA側制御用光ファイバ 27b ビルB側制御用光ファイバ 28 ビルA側試験用光ファイバ 28a 試験用光ファイバa 28b 試験用光ファイバb 28c 試験用光ファイバc 28d 試験用光ファイバd 29 中継用光ケーブル 30 局内・局外光ファイバ接続部 30a 試験用光コネクタ 31 ビルB側局内光ファイバ 32 ビルB側試験用光ファイバ 32a 試験用光ファイバa 32b 試験用光ファイバb 32c 試験用光ファイバc 32d 試験用光ファイバd 33 制御用信号変換器(CV) 34 中継用光ケーブルを成端する成端架(SF) 35 張出用1×N心線選択装置(ES) 35a マトリックス部 35b ヘッド部光コネクタ 36a 光コネクタa 36b 光コネクタb 37a 光ファイバa 37b 光ファイバb 38 切替スイッチ部 38a ヘッド部(1) 38b ヘッド部(2) 38c マトリックス部(1) 38d マトリックス部(2) 39a 光ファイバa 39b 光ファイバb 40 光分岐モジュール(PM) 40a 光カプラ(C) 40b 光フィルタ 41 加入者系光ケーブル 41a 光ファイバa 41b 光ファイバb 42 成端架(SF) 43 局外側伝送装置(OT) 44 局内側伝送装置(IT) 45 制御線 48a〜48d 低反射処理端末光ファイバ 51a、51b 光パルスの進行経路 52a 後方散乱光による信号波形 52b 実際に測定された信号波形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/08 (72)発明者 千田 良一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 赤井 隆真 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 新福 正明 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバに挿入された光カプラを含む
    光分岐モジュールと、 この光分岐モジュールの近傍に配置され試験光ファイバ
    の選択を行う第一の心線選択装置と、 試験装置、この試験装置と前記第一の心線選択装置との
    接続を行う第二の心線選択装置および試験制御処理装置
    を有する試験・制御装置とを含む第一試験局を備えた光
    線路試験方式において、 前記第一の試験局と中継用光ケーブルを介して接続さ
    れ、前記光分岐モジュールと、この光分岐モジュールに
    近接して配置され前記第一試験局内の前記試験・制御装
    置の制御により試験光ファイバの選択を行う第三の心線
    選択装置とを含む少なくとも一つの第二試験局を備えた
    ことを特徴とする光線路試験方式。
  2. 【請求項2】 前記第一および第三の心線選択装置は、
    ヘッド部に前記光カプラを介して折り返された光信号を
    遮断する光信号遮断手段と、遮断した光伝送路の端末を
    低反射とする低反射手段とを含む請求項1記載の光線路
    試験方式。
  3. 【請求項3】 前記第二試験局は、前記中継用光ケーブ
    ルの試験に使用する心線を集束する集束手段を含む請求
    項1または請求項2記載の光線路試験方式。
  4. 【請求項4】 前記試験・制御装置の制御を局外より遠
    隔制御するための遠隔制御手段を備えた請求項1ないし
    請求項3のいずれか一つに記載の光線路試験方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013197709A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Oi Electric Co Ltd 光心線判別システム

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