JPH0519643Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0519643Y2 JPH0519643Y2 JP1987183030U JP18303087U JPH0519643Y2 JP H0519643 Y2 JPH0519643 Y2 JP H0519643Y2 JP 1987183030 U JP1987183030 U JP 1987183030U JP 18303087 U JP18303087 U JP 18303087U JP H0519643 Y2 JPH0519643 Y2 JP H0519643Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- gasket
- backing plate
- cylinder head
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 5
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- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 2
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案は、多気筒内燃機関のシリンダブロツク
とシリンダヘツドとの間に配設されるガスケツト
に関し、高温・高圧のガスシール性が得られるガ
スケツトを提供するものである。
とシリンダヘツドとの間に配設されるガスケツト
に関し、高温・高圧のガスシール性が得られるガ
スケツトを提供するものである。
《従来技術》
従来、シリンダブロツクとシリンダヘツドとの
間に配設されるガスケツトとして、例えば、実開
昭61−48948号公報に示されているように、シリ
ンシダボアや水穴等を開口しているガスケツト基
材における開口部の周囲にグロメツトを設け、こ
のグロメツトの内面にグロメツト材料よりも熱伝
導率の良い材料（熱伝導板）を重ね合せたものが
ある。
間に配設されるガスケツトとして、例えば、実開
昭61−48948号公報に示されているように、シリ
ンシダボアや水穴等を開口しているガスケツト基
材における開口部の周囲にグロメツトを設け、こ
のグロメツトの内面にグロメツト材料よりも熱伝
導率の良い材料（熱伝導板）を重ね合せたものが
ある。
《解決しようとする問題点》
ところが、前記従来のガスケツトでは、シリン
ダボア開口部を取囲む周縁部全体に熱伝導板を配
置していることから、シリンダボア間に生じる蓄
熱部からの熱を有効に逃がすことはできるが、こ
の場合でもやはり、シリンダボアを取り囲む周縁
部のうちみシリンダボア間と他の部分では温度落
差が生じる。この結果、ヘツド締付けボルトの熱
伸長差でシリンダボア間での締切圧力が低下して
ガス漏れしたりするという問題があつた。
ダボア開口部を取囲む周縁部全体に熱伝導板を配
置していることから、シリンダボア間に生じる蓄
熱部からの熱を有効に逃がすことはできるが、こ
の場合でもやはり、シリンダボアを取り囲む周縁
部のうちみシリンダボア間と他の部分では温度落
差が生じる。この結果、ヘツド締付けボルトの熱
伸長差でシリンダボア間での締切圧力が低下して
ガス漏れしたりするという問題があつた。
《問題点を解決するための手段》
本考案は、シリンダボアの周囲に生じる温度落
差を無くし、エンジン運転時にガス漏れの少ない
ガスケツトを提供するもので、そのために、シリ
ンダボアを取り囲む周縁部のうち、シリンダボア
同士間の位置に、他の部分よりも熱伝導率のよい
当板を基材の少なくとも一側に重ね合わせて配置
し、この当板をグロメツトで挟圧保持し、この当
板に水孔をシリンダブロツク及びシリンダヘツド
に形成した冷却水連通口に対応させて透設したこ
とを特徴とするものである。
差を無くし、エンジン運転時にガス漏れの少ない
ガスケツトを提供するもので、そのために、シリ
ンダボアを取り囲む周縁部のうち、シリンダボア
同士間の位置に、他の部分よりも熱伝導率のよい
当板を基材の少なくとも一側に重ね合わせて配置
し、この当板をグロメツトで挟圧保持し、この当
板に水孔をシリンダブロツク及びシリンダヘツド
に形成した冷却水連通口に対応させて透設したこ
とを特徴とするものである。
《作用》
本考案では、シリンダボアを取り囲む周縁部の
うち、シリンダボア同士間の位置に、他の部分よ
りも熱伝導率の良い当板を基材の少なくとも一側
に重ね合わせて配置し、この当板をグロメツトで
挟圧保持し、この当板に水孔をシリンダブロツク
及びシリンダヘツドに形成した冷却水連通口に対
応させて透設しているので、熱負荷の大きいシリ
ンダボア間での熱が、他の部分よりも熱伝導率の
良い当板を介して水孔から冷却水により放熱さ
れ、シリンダヘツドに蓄熱部が生じることがなく
なる。
うち、シリンダボア同士間の位置に、他の部分よ
りも熱伝導率の良い当板を基材の少なくとも一側
に重ね合わせて配置し、この当板をグロメツトで
挟圧保持し、この当板に水孔をシリンダブロツク
及びシリンダヘツドに形成した冷却水連通口に対
応させて透設しているので、熱負荷の大きいシリ
ンダボア間での熱が、他の部分よりも熱伝導率の
良い当板を介して水孔から冷却水により放熱さ
れ、シリンダヘツドに蓄熱部が生じることがなく
なる。
《実施例》
図面は本考案の実施例を示し、第１図は二気筒
エンジン用ヘツドガスケツト平面図、第２図は第
１図Ｂ−Ｂ線断面図である。
エンジン用ヘツドガスケツト平面図、第２図は第
１図Ｂ−Ｂ線断面図である。
このガスケツト１は、アラミド繊維やカーボン
シート等で形成された基材２と、基材２に開口形
成されているシリンダボア３用開口の周縁に嵌め
付けられているグロメツト材４と、基材２の上下
両面にそれぞれ重ね合せて銅製の当板５からなつ
ている。
シート等で形成された基材２と、基材２に開口形
成されているシリンダボア３用開口の周縁に嵌め
付けられているグロメツト材４と、基材２の上下
両面にそれぞれ重ね合せて銅製の当板５からなつ
ている。
この当板５は隣合つているシリンダボア３，３
同士間にのみ配置してあり、当板５のシリンダボ
ア３に沿う端縁はグロメツト材４で挟圧保持され
ることにより、基材２と一体化している。
同士間にのみ配置してあり、当板５のシリンダボ
ア３に沿う端縁はグロメツト材４で挟圧保持され
ることにより、基材２と一体化している。
そして、この当板５を配置した部分には、シリ
ンダブロツク及びシリンダヘツドそれぞれに形成
した冷却水連通口（図外）に対応させてガスケツ
ト１に水孔１１が透設してあり、グロメツト材４
及び当板５の水孔１１周縁部にビード部１２が形
成してある。このビード部１２により、水孔１１
での締切りが確実に行われる。
ンダブロツク及びシリンダヘツドそれぞれに形成
した冷却水連通口（図外）に対応させてガスケツ
ト１に水孔１１が透設してあり、グロメツト材４
及び当板５の水孔１１周縁部にビード部１２が形
成してある。このビード部１２により、水孔１１
での締切りが確実に行われる。
また、基材２にはシリコンゴムを含浸させるこ
とによる表面処理が施してあり、基材２に透設さ
れている水孔６やプツシユロツド挿通孔７の周縁
部にはシリコンゴムを0.2〜0.3mm盛り上げて形成
してある。
とによる表面処理が施してあり、基材２に透設さ
れている水孔６やプツシユロツド挿通孔７の周縁
部にはシリコンゴムを0.2〜0.3mm盛り上げて形成
してある。
このような構成からなるガスケツト１をシリン
ダブロツク８とシリンダヘツド９との間に配置し
て、締付ボルト（図示せず）を締付けると、第３
図に示すように、グロメツト材４が圧潰変形され
て、当板５は蓄熱部になりやすいシリンダボア３
同士間でシリンダブロツク８の上面及びシリンダ
ヘツド９の下面に接触することになり、当該部分
の熱を当板５を介して放熱することになる。
ダブロツク８とシリンダヘツド９との間に配置し
て、締付ボルト（図示せず）を締付けると、第３
図に示すように、グロメツト材４が圧潰変形され
て、当板５は蓄熱部になりやすいシリンダボア３
同士間でシリンダブロツク８の上面及びシリンダ
ヘツド９の下面に接触することになり、当該部分
の熱を当板５を介して放熱することになる。
さらに、当板５はシリンダボア３同士間にのみ
配置してあることから、シリンダボア３同士間で
のガスケツト肉厚が他の部分での肉厚よりも厚く
形成されることになるから、温度落差により締付
ボルトの伸長量に差が生じて、シリンダボア部で
の締付力が低下しても、肉厚の厚い分だけ締切圧
を高く維持しておける。
配置してあることから、シリンダボア３同士間で
のガスケツト肉厚が他の部分での肉厚よりも厚く
形成されることになるから、温度落差により締付
ボルトの伸長量に差が生じて、シリンダボア部で
の締付力が低下しても、肉厚の厚い分だけ締切圧
を高く維持しておける。
《効果》
本考案では、上記のように構成され作用するこ
とから、熱負荷の大きいシリンダボア間の熱を、
他の部分よりも熱伝導率の良い当板を介して水孔
から放熱することができ、他の部分との間に生じ
る温度落差を小さくすることができる。
とから、熱負荷の大きいシリンダボア間の熱を、
他の部分よりも熱伝導率の良い当板を介して水孔
から放熱することができ、他の部分との間に生じ
る温度落差を小さくすることができる。
この結果、ガスケツトをシリンダブロツク及び
シリンダヘツドに高い面圧で均一に当接させてお
くことができ、部分的に面圧が低下することによ
るガス漏れを防止することができる。
シリンダヘツドに高い面圧で均一に当接させてお
くことができ、部分的に面圧が低下することによ
るガス漏れを防止することができる。
図面は本考案の実施例を示し、第１図は二気筒
エンジン用ヘツドガスケツトの平面図、第２図は
第１図Ｂ−Ｂ線断面図、第３図は使用状態を示す
要部縦断面図である。 ２……基材、３……シリンダボア、４……グロ
メツト、５……当板、８……シリンダブロツク、
９……シリンダヘツド、１１……水孔。
エンジン用ヘツドガスケツトの平面図、第２図は
第１図Ｂ−Ｂ線断面図、第３図は使用状態を示す
要部縦断面図である。 ２……基材、３……シリンダボア、４……グロ
メツト、５……当板、８……シリンダブロツク、
９……シリンダヘツド、１１……水孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 多気筒内燃機関のシリンダブロツク８とシリン
ダヘツド９との間に配設されるガスケツトにおい
て、 シリンダボア３を取り囲む周縁部のうち、シリ
ンダボア３同士間の位置に、他の部分よりも熱伝
導率の良い当板５を基材２の少なくとも一側に重
ね合せて配置し、 この当板５をグロメツト材４で挟圧保持し、 この当板５に水孔１１をシリンダブロツク８及
びシリンダヘツド９に形成した冷却水連通口に対
応させて透設したことを特徴とする内燃機関のシ
リンダヘツドガスケツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987183030U JPH0519643Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987183030U JPH0519643Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0185444U JPH0185444U (ja) | 1989-06-06 |
| JPH0519643Y2 true JPH0519643Y2 (ja) | 1993-05-24 |
Family
ID=31474463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987183030U Expired - Lifetime JPH0519643Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0519643Y2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS491326A (ja) * | 1972-04-18 | 1974-01-08 | ||
| JPS5911140B2 (ja) * | 1980-03-11 | 1984-03-13 | 松下電器産業株式会社 | ライトペン装置 |
| JPS6137449B2 (ja) * | 1980-10-03 | 1986-08-23 | Textron Inc | |
| JPS6148948B2 (ja) * | 1976-09-13 | 1986-10-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5911140U (ja) * | 1982-07-12 | 1984-01-24 | 石川ガスケツト株式会社 | 副燃焼室付内燃機関用金属積層形シリンダヘツドガスケツト |
| JPS6137449U (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-08 | ダイハツ工業株式会社 | シリンダヘツド用ガスケツト |
| JPH0216049Y2 (ja) * | 1984-08-29 | 1990-05-01 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP1987183030U patent/JPH0519643Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS491326A (ja) * | 1972-04-18 | 1974-01-08 | ||
| JPS6148948B2 (ja) * | 1976-09-13 | 1986-10-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
| JPS5911140B2 (ja) * | 1980-03-11 | 1984-03-13 | 松下電器産業株式会社 | ライトペン装置 |
| JPS6137449B2 (ja) * | 1980-10-03 | 1986-08-23 | Textron Inc |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0185444U (ja) | 1989-06-06 |
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