JPH05196288A - 空気調和機のファンモータ制御装置 - Google Patents
空気調和機のファンモータ制御装置Info
- Publication number
- JPH05196288A JPH05196288A JP4008803A JP880392A JPH05196288A JP H05196288 A JPH05196288 A JP H05196288A JP 4008803 A JP4008803 A JP 4008803A JP 880392 A JP880392 A JP 880392A JP H05196288 A JPH05196288 A JP H05196288A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reverse rotation
- fan motor
- control device
- motor control
- air conditioner
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Abstract
(57)【要約】
【目的】運転開始時などで使用者の意に返して送風を行
う場合に、人体に風を当てることを回避しながらその動
作を効果的に行う。 【構成】室内ファンモータに三相同期モータ１を用い、
これを逆転設定手段４によりインバータ駆動手段２を介
して逆回転可能とし、運転開始時、停止時や冷房サーモ
ＯＦＦ時、暖房除湿時、ドライ運転時に逆回転動作を行
わせることにより、人体への風当りを防止しながら、運
転開始時の室温検知、停止時の放熱冷却や冷房サーモＯ
ＦＦ時の体感の向上、除湿時間の短縮、ドライ運転時の
体感の向上を効果的に行う。
う場合に、人体に風を当てることを回避しながらその動
作を効果的に行う。 【構成】室内ファンモータに三相同期モータ１を用い、
これを逆転設定手段４によりインバータ駆動手段２を介
して逆回転可能とし、運転開始時、停止時や冷房サーモ
ＯＦＦ時、暖房除湿時、ドライ運転時に逆回転動作を行
わせることにより、人体への風当りを防止しながら、運
転開始時の室温検知、停止時の放熱冷却や冷房サーモＯ
ＦＦ時の体感の向上、除湿時間の短縮、ドライ運転時の
体感の向上を効果的に行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、室内機ファンモータに
３相同期モータを用い、インバータ駆動する空気調和機
のファンモータ制御装置に関するものである。
３相同期モータを用い、インバータ駆動する空気調和機
のファンモータ制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、空気調和機室内機ファンモータに
関しては、図10に示すように、ファンモータにトランジ
スタ（Ｔｒ）モータ21を用い、スイッチング（ＳＷ）電
源22によるモータへの印加電圧を印加電圧設定手段23に
より可変することによって、ファンモータ回転数を任意
に設定するものであった。また図11に示すように、ファ
ンモータにインダクションモータ24を用い、リレー25に
より各タップを切換ることによってファンモータ回転数
を可変するものであった。これら従来の構成は両方とも
に回転方向は一方向であり、空気調和機の制御において
は、状況に応じて回転数を可変したり、あるいは必要に
応じて停止させるものであった。
関しては、図10に示すように、ファンモータにトランジ
スタ（Ｔｒ）モータ21を用い、スイッチング（ＳＷ）電
源22によるモータへの印加電圧を印加電圧設定手段23に
より可変することによって、ファンモータ回転数を任意
に設定するものであった。また図11に示すように、ファ
ンモータにインダクションモータ24を用い、リレー25に
より各タップを切換ることによってファンモータ回転数
を可変するものであった。これら従来の構成は両方とも
に回転方向は一方向であり、空気調和機の制御において
は、状況に応じて回転数を可変したり、あるいは必要に
応じて停止させるものであった。
【０００３】このような従来構成において、自動運転開
始時、室内機ファンモータを微風で廻し、室温サーミス
タに室内空気を循環させてやり、一定時間経過後に所定
室温を検知させていた。この場合室内機ファンを微風と
したのは人体に風を当てたくないという配慮からであっ
た。
始時、室内機ファンモータを微風で廻し、室温サーミス
タに室内空気を循環させてやり、一定時間経過後に所定
室温を検知させていた。この場合室内機ファンを微風と
したのは人体に風を当てたくないという配慮からであっ
た。
【０００４】また、従来は運転停止をした場合は、ただ
ちに室内ファンを停止させるものであった。また、冷房
運転時、サーモＯＦＦとなった場合でもファンモータを
連続運転させていた。また、暖房除霜運転時には、ファ
ンモータを停止させ冷たい空気を人体に当てないように
していた。さらに、ドライ運転時には、ファンモータの
ＯＮ／ＯＦＦ間欠運転か、もしくは微風による連続運転
を行っていた。
ちに室内ファンを停止させるものであった。また、冷房
運転時、サーモＯＦＦとなった場合でもファンモータを
連続運転させていた。また、暖房除霜運転時には、ファ
ンモータを停止させ冷たい空気を人体に当てないように
していた。さらに、ドライ運転時には、ファンモータの
ＯＮ／ＯＦＦ間欠運転か、もしくは微風による連続運転
を行っていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ような空気調和機のファンモータ制御装置では、自動運
転開始時に室温を検知する必要性があるため室内ファン
モータを微風で回転させているものの、暖房条件下では
少なからず室内に風の流れが生じ、人体に対しても寒い
感じを与えてしまうことになり、理想的な制御とは云え
なかった。
ような空気調和機のファンモータ制御装置では、自動運
転開始時に室温を検知する必要性があるため室内ファン
モータを微風で回転させているものの、暖房条件下では
少なからず室内に風の流れが生じ、人体に対しても寒い
感じを与えてしまうことになり、理想的な制御とは云え
なかった。
【０００６】また、運転停止時に室内ファンモータを直
ちに停止させてしまうと、それまで運転時に発熱した電
子部品の予熱がそのまま室内機の中に残ってしまうこと
になり、ましてファンによる風を冷却手段として考えた
ものであれば、その熱のこもりは電子部品などの信頼性
を急速に悪化されることにもなる。
ちに停止させてしまうと、それまで運転時に発熱した電
子部品の予熱がそのまま室内機の中に残ってしまうこと
になり、ましてファンによる風を冷却手段として考えた
ものであれば、その熱のこもりは電子部品などの信頼性
を急速に悪化されることにもなる。
【０００７】また、冷房運転時、サーモＯＦＦしたとき
よりサーモＯＮしたときまでの間、室内ファンモータを
連続運転させていると、やはり吹き出し温度を上昇させ
る結果、熱交換器で折角除湿した水分をも蒸発させて、
湿った暖かい空気を人体に当てることになる。
よりサーモＯＮしたときまでの間、室内ファンモータを
連続運転させていると、やはり吹き出し温度を上昇させ
る結果、熱交換器で折角除湿した水分をも蒸発させて、
湿った暖かい空気を人体に当てることになる。
【０００８】また、暖房除霜運転時には室内ファンモー
タを停止させて人体に冷風を当てない配慮としている
が、室内ファンを停止させているために除霜時間が長く
必要となっている。
タを停止させて人体に冷風を当てない配慮としている
が、室内ファンを停止させているために除霜時間が長く
必要となっている。
【０００９】また、ドライ運転時にファンモータのＯＮ
／ＯＦＦ間欠運転や、微風による連続運転をしたので
は、やはり人体に風が当たることになったり、風をあま
り発生させずに室内全体を除湿することになったりし
て、効果的にむずかしいものがあった。
／ＯＦＦ間欠運転や、微風による連続運転をしたので
は、やはり人体に風が当たることになったり、風をあま
り発生させずに室内全体を除湿することになったりし
て、効果的にむずかしいものがあった。
【００１０】本発明は上記従来の問題に鑑み、自動運転
開始時などの室温検知の際に人体に風を当てることなく
室温検知を行うことができる空気調和機のファンモータ
制御装置を提供することを目的とするものである。
開始時などの室温検知の際に人体に風を当てることなく
室温検知を行うことができる空気調和機のファンモータ
制御装置を提供することを目的とするものである。
【００１１】また、本発明は運転停止時の室内規の熱の
こもりを防止し、電子部品などの信頼性悪化を防止する
ことができる空気調和機のファンモータ制御装置を提供
することを目的とするものである。
こもりを防止し、電子部品などの信頼性悪化を防止する
ことができる空気調和機のファンモータ制御装置を提供
することを目的とするものである。
【００１２】また、本発明は冷房サーモＯＦＦ時に、湿
った暖かい空気を人体に当てることを防止することがで
きる空気調和機のファンモータ制御装置を提供すること
を目的とするものである。
った暖かい空気を人体に当てることを防止することがで
きる空気調和機のファンモータ制御装置を提供すること
を目的とするものである。
【００１３】また、本発明は暖房除霜運転時に除霜時間
を短縮できる空気調和機のファンモータ制御装置を提供
することを目的とするものである。また、本発明はドラ
イ運転時に人体への風当りを防止することができる空気
調和機のファンモータ制御装置を提供することを目的と
するものである。
を短縮できる空気調和機のファンモータ制御装置を提供
することを目的とするものである。また、本発明はドラ
イ運転時に人体への風当りを防止することができる空気
調和機のファンモータ制御装置を提供することを目的と
するものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のファンモータ制御装置は、室内機ファンモー
タに三相同期モータを用い、このモータをインバータ駆
動するインバータ駆動手段と、室温の検知を行うように
室内機風回路の中に設けられた室温検知手段と、運転開
始時より一定時間経過後に室温検知手段が所定室温を検
知するまでの間、逆回転信号をインバータ駆動手段へ出
力する逆転設定手段とを備えたものである。
に本発明のファンモータ制御装置は、室内機ファンモー
タに三相同期モータを用い、このモータをインバータ駆
動するインバータ駆動手段と、室温の検知を行うように
室内機風回路の中に設けられた室温検知手段と、運転開
始時より一定時間経過後に室温検知手段が所定室温を検
知するまでの間、逆回転信号をインバータ駆動手段へ出
力する逆転設定手段とを備えたものである。
【００１５】また本発明の逆転設定手段は、運転停止時
より一定時間インバータ駆動手段へ逆転信号を出力する
構成としたものである。また本発明の逆転設定手段は、
冷房運転サーモＯＦＦ時よりサーモＯＮ時までの間イン
バータ駆動手段へ逆転信号を出力する構成としたもので
ある。
より一定時間インバータ駆動手段へ逆転信号を出力する
構成としたものである。また本発明の逆転設定手段は、
冷房運転サーモＯＦＦ時よりサーモＯＮ時までの間イン
バータ駆動手段へ逆転信号を出力する構成としたもので
ある。
【００１６】また本発明の逆転設定手段は、暖房除霜運
転中インバータ駆動手段へ逆転信号を出力する構成とし
たものである。さらに本発明の逆転設定手段は、ドライ
運転中、インバータ駆動手段へ周期的に正回転、逆回転
を繰り返すような回転信号を出力する構成としたもので
ある。
転中インバータ駆動手段へ逆転信号を出力する構成とし
たものである。さらに本発明の逆転設定手段は、ドライ
運転中、インバータ駆動手段へ周期的に正回転、逆回転
を繰り返すような回転信号を出力する構成としたもので
ある。
【００１７】
【作用】上記構成により、自動運転開始時、ファンモー
タを逆回転させることで、室温サンプリング動作などに
おいて、室内に対して風の流れを作ることなく、また人
体に風を当てることなく室温検知を正確に行える。
タを逆回転させることで、室温サンプリング動作などに
おいて、室内に対して風の流れを作ることなく、また人
体に風を当てることなく室温検知を正確に行える。
【００１８】また、室内機停止時にファンモータを逆回
転させることで、電送部品の予熱が室内機にこもること
を防止し、冷却により電装部品の信頼性、安全性の向上
が図れる。
転させることで、電送部品の予熱が室内機にこもること
を防止し、冷却により電装部品の信頼性、安全性の向上
が図れる。
【００１９】また、冷房運転サーモＯＦＦ時にファンモ
ータを逆回転させることで、湿った暖かくなった空気を
人体に当てることなく、シャワー効果で室内全体に空気
の流れ自然に作り出すことができる。
ータを逆回転させることで、湿った暖かくなった空気を
人体に当てることなく、シャワー効果で室内全体に空気
の流れ自然に作り出すことができる。
【００２０】また、暖房除霜運転時にファンモータを逆
回転させることで、人体に冷風を当てることなく、室内
上部の熱を利用することができ、除霜時間を短縮するこ
とができる。
回転させることで、人体に冷風を当てることなく、室内
上部の熱を利用することができ、除霜時間を短縮するこ
とができる。
【００２１】さらに、ドライ運転時にファンモータを逆
回転させることで、人体への風当りを防止しながら、室
内全体をシャワー効果的に除湿することを可能となる。
回転させることで、人体への風当りを防止しながら、室
内全体をシャワー効果的に除湿することを可能となる。
【００２２】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図１は本発明の一実施例の一実施例の空
気調和機のファンモータ制御装置のブロック図、図２は
その要部回路図、図３はそのタイミングチャートであ
る。
して説明する。図１は本発明の一実施例の一実施例の空
気調和機のファンモータ制御装置のブロック図、図２は
その要部回路図、図３はそのタイミングチャートであ
る。
【００２３】図１において、１は三相同期モータであ
り、室内機ファンモータを示す。２はインバータ駆動手
段であり、詳細の回路は図２のように構成されていて、
三相同期モータ１の各巻線ＵＶＷに対して可変速などの
インバータ駆動を行う。３はインバータ駆動手段２に対
して正回転および逆回転信号を与えるためのインバータ
波形出力手段である。４はインバータ波形出力手段３へ
の逆回転指示を与える逆転設定手段であり、逆転指示に
よりインバータ波形出力手段３は図３（ａ）に示すよう
な正回転出力波形３ａと図３（ｂ）に示すような逆回転
出力波形３ｂの出力信号の２相を入換えたインバータ出
力波形を出力し、三相同期モータ１を正逆転させる。５
は運転スイッチ、６は運転スイッチ５が押されてから一
定時間および切られてから一定時間の計時を行う計時手
段であり、計時開始より逆転設定手段４に逆転指示を出
力する。７は室内機風回路の中に設けられた室温サーミ
スタ、８は室温サーミスタ７の温度検出を行う室温検知
手段であり、運転スイッチ５が押されたとき、計時手段
６による一定時間計時後に室温サーミスタ７による室温
検出を行い、逆転設定手段４に対しての逆転指示を停止
し正回転指示を行う。９は冷房サーモＯＦＦ検知手段、
10は除霜検知手段、ドライ検知手段11であり、それぞれ
室内機ファンモータの逆転期間を決定するものである。
12はドライモード設定スイッチである。
り、室内機ファンモータを示す。２はインバータ駆動手
段であり、詳細の回路は図２のように構成されていて、
三相同期モータ１の各巻線ＵＶＷに対して可変速などの
インバータ駆動を行う。３はインバータ駆動手段２に対
して正回転および逆回転信号を与えるためのインバータ
波形出力手段である。４はインバータ波形出力手段３へ
の逆回転指示を与える逆転設定手段であり、逆転指示に
よりインバータ波形出力手段３は図３（ａ）に示すよう
な正回転出力波形３ａと図３（ｂ）に示すような逆回転
出力波形３ｂの出力信号の２相を入換えたインバータ出
力波形を出力し、三相同期モータ１を正逆転させる。５
は運転スイッチ、６は運転スイッチ５が押されてから一
定時間および切られてから一定時間の計時を行う計時手
段であり、計時開始より逆転設定手段４に逆転指示を出
力する。７は室内機風回路の中に設けられた室温サーミ
スタ、８は室温サーミスタ７の温度検出を行う室温検知
手段であり、運転スイッチ５が押されたとき、計時手段
６による一定時間計時後に室温サーミスタ７による室温
検出を行い、逆転設定手段４に対しての逆転指示を停止
し正回転指示を行う。９は冷房サーモＯＦＦ検知手段、
10は除霜検知手段、ドライ検知手段11であり、それぞれ
室内機ファンモータの逆転期間を決定するものである。
12はドライモード設定スイッチである。
【００２４】図４は室内機ファンモータ13の回転による
風の流れ示した図である。図４（ａ）は通常の正回転時
の状態で、空気調和機本体14の吸込面前面15より吸い込
んだ風を斜め下方吹出口16から吹き出す。図４（ｂ）は
逆回転時の状態で、正回転時の風の流れとは逆に、吹出
口16から吸い込んだ風を吸込面前面15から吹き出すた
め、風速としては極めて小さいシャワー効果的な吹き出
し風となるとともに、人体への風当りはなくなる。
風の流れ示した図である。図４（ａ）は通常の正回転時
の状態で、空気調和機本体14の吸込面前面15より吸い込
んだ風を斜め下方吹出口16から吹き出す。図４（ｂ）は
逆回転時の状態で、正回転時の風の流れとは逆に、吹出
口16から吸い込んだ風を吸込面前面15から吹き出すた
め、風速としては極めて小さいシャワー効果的な吹き出
し風となるとともに、人体への風当りはなくなる。
【００２５】次に図５〜図９のタイミングチャートを用
い、それぞれの実施例の動作について説明する。図５に
おいて、運転スイッチ５を押して自動運転を開始する
と、まず逆転設定手段４に逆転指示を与へ、室内機ファ
ンモータは逆回転を行う。そして計時手段６による一定
時間後に室温検知手段８が動作し、所定温度を検出した
ときに、逆転設定手段４に対して逆転指示を停止し正回
転指示を行う。これにより、自動運転開始時の室温サン
プリング動作などにおいて、室内に対して風の流れを作
ることなく、また人体に風を当てることなく、室温検出
を正確に行える。
い、それぞれの実施例の動作について説明する。図５に
おいて、運転スイッチ５を押して自動運転を開始する
と、まず逆転設定手段４に逆転指示を与へ、室内機ファ
ンモータは逆回転を行う。そして計時手段６による一定
時間後に室温検知手段８が動作し、所定温度を検出した
ときに、逆転設定手段４に対して逆転指示を停止し正回
転指示を行う。これにより、自動運転開始時の室温サン
プリング動作などにおいて、室内に対して風の流れを作
ることなく、また人体に風を当てることなく、室温検出
を正確に行える。
【００２６】図６において、運転スイッチ５が切られて
運転停止となった場合、スイッチＯＦＦから計時手段に
よる一定時間の間、逆転設定手段４に対して逆転指示を
行う。そして一定時間計時後に、室内ファンモータを停
止させる。これにより、電装部品の予熱が室内機にこも
ることを防止し、しかもこのときの風を人体に当てるこ
ともない。
運転停止となった場合、スイッチＯＦＦから計時手段に
よる一定時間の間、逆転設定手段４に対して逆転指示を
行う。そして一定時間計時後に、室内ファンモータを停
止させる。これにより、電装部品の予熱が室内機にこも
ることを防止し、しかもこのときの風を人体に当てるこ
ともない。
【００２７】また、図７において、冷房運転サーモＯＦ
Ｆ検知手段９はサーモＯＦＦからサーモＯＮまでの圧縮
機停止の間、逆転設定手段４に逆転指示を行う。これに
より、冷房運転サーモＯＦＦ時に湿って暖かくなった空
気を人体に当ってることなく、しかもシャワー効果で室
内全体に自然な空気流を作り出す。
Ｆ検知手段９はサーモＯＦＦからサーモＯＮまでの圧縮
機停止の間、逆転設定手段４に逆転指示を行う。これに
より、冷房運転サーモＯＦＦ時に湿って暖かくなった空
気を人体に当ってることなく、しかもシャワー効果で室
内全体に自然な空気流を作り出す。
【００２８】また、図８において、暖房運転時除霜検知
手段10は除霜運転中、逆転設定手段４に逆転指示を行
う。これにより、暖房除霜運転時に人体に冷風を当てる
ことなく、室内上部の熱を利用して吸熱作用を行わせる
ことにより、除霜時間を短縮できる。
手段10は除霜運転中、逆転設定手段４に逆転指示を行
う。これにより、暖房除霜運転時に人体に冷風を当てる
ことなく、室内上部の熱を利用して吸熱作用を行わせる
ことにより、除霜時間を短縮できる。
【００２９】また、図９において、ドライ運転検知手段
11はドライモード設定スイッチ12によるドライモード設
定時に、逆転設定手段４に逆転指示を行う。ここで、ド
ライ運転時には逆転設定手段４に対して正転、逆転をそ
れぞれＴ１、Ｔ２時間のサイクルで繰り返す。これによ
り一定の除湿能力を確保しながら、人体への不必要な風
当りを防止しながら、シャワー効果的なドライ運転を可
能にするものである。
11はドライモード設定スイッチ12によるドライモード設
定時に、逆転設定手段４に逆転指示を行う。ここで、ド
ライ運転時には逆転設定手段４に対して正転、逆転をそ
れぞれＴ１、Ｔ２時間のサイクルで繰り返す。これによ
り一定の除湿能力を確保しながら、人体への不必要な風
当りを防止しながら、シャワー効果的なドライ運転を可
能にするものである。
【００３０】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、運転開始
時一定時間室内ファンモータを逆回転させることによ
り、自動運転開始時室温サンプリング動作などにおい
て、室内に対して風の流れを作ることなく、また人体に
風を当てることなく室温検知を正確に行うことができ、
有効なファン制御が可能である。
時一定時間室内ファンモータを逆回転させることによ
り、自動運転開始時室温サンプリング動作などにおい
て、室内に対して風の流れを作ることなく、また人体に
風を当てることなく室温検知を正確に行うことができ、
有効なファン制御が可能である。
【００３１】また運転停止時に一定時間室内ファンを逆
回転させることにより、室内機停止時の電装部品の予熱
が室内機にこもることを防止し、冷却、放熱することに
より電装部品の信頼性、安全性を向上させることがで
き、しかもこれを人体に風を当てることなく実現でき
る。
回転させることにより、室内機停止時の電装部品の予熱
が室内機にこもることを防止し、冷却、放熱することに
より電装部品の信頼性、安全性を向上させることがで
き、しかもこれを人体に風を当てることなく実現でき
る。
【００３２】また冷房運転サーモＯＦＦ時の間、室内フ
ァンモータを逆回転させることにより、湿った暖かくな
った空気を人体に当てることなく、シャワー効果で室内
全体に空気の流れを自然に作り出すことができ、体感的
に有効なファン制御が可能である。
ァンモータを逆回転させることにより、湿った暖かくな
った空気を人体に当てることなく、シャワー効果で室内
全体に空気の流れを自然に作り出すことができ、体感的
に有効なファン制御が可能である。
【００３３】また暖房除霜運転時に室内ファンモータを
逆回転することにより、室内上部の熱を人体に冷風を当
てることなく吸熱利用することができ、除霜時間の短縮
を実現でき、その利用価値は大きい。
逆回転することにより、室内上部の熱を人体に冷風を当
てることなく吸熱利用することができ、除霜時間の短縮
を実現でき、その利用価値は大きい。
【００３４】さらにドライ運転時に室内ファンモータを
正転、逆転と繰り返し運転することにより、一定の除湿
能力を確保しながら、人体への不必要な風当りをなく
し、シャワー効果的なドライ運転を実現することがで
き、体感的に有効なドライファン制御が可能である。
正転、逆転と繰り返し運転することにより、一定の除湿
能力を確保しながら、人体への不必要な風当りをなく
し、シャワー効果的なドライ運転を実現することがで
き、体感的に有効なドライファン制御が可能である。
【図１】本発明の一実施例の空気調和機のファンモータ
制御装置のブロック図である。
制御装置のブロック図である。
【図２】同ファンモータ制御装置の要部回路図である。
【図３】同ファンモータ制御装置の正逆回転を説明する
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図４】同ファンモータ制御装置における正逆回転時の
風の流れを説明する図である。
風の流れを説明する図である。
【図５】同ファンモータ制御装置における運転開始時の
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図６】同ファンモータ制御装置における運転停止時の
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図７】同ファンモータ制御装置における暖房運転サー
モＯＦＦ時のタイミングチャートである。
モＯＦＦ時のタイミングチャートである。
【図８】同ファンモータ制御装置における暖房除霜運転
時のタイミングチャートである。
時のタイミングチャートである。
【図９】同ファンモータ制御装置におけるドライ運転時
のタイミングチャートである。
のタイミングチャートである。
【図10】従来例のファンモータ制御装置の一例を示す回
路図である。
路図である。
【図11】従来例のファンモータ制御装置の他の例を示す
回路図である。
回路図である。
１ 三相同期モータ（室内機ファンモータ） ２ インバータ駆動手段 ３ インバータ波形出力手段 ４ 逆転設定手段 ５ 運転スイッチ ６ 計時手段 ７ 室温サーミスタ ８ 室温検知手段 ９ 冷房サーモＯＦＦ検知手段 10 除霜検知手段 11 ドライ検知手段
Claims (5)
- 【請求項１】 室内機ファンモータに三相同期モータを
用い、このモータをインバータ駆動するインバータ駆動
手段と、室温の検知を行うように室内機風回路の中に設
けられた室温検知手段と、運転開始時より一定時間経過
後に、室温検知手段が所定室温を検知するまでの間、逆
回転信号をインバータ駆動手段へ出力する逆転設定手段
を備えた空気調和機のファンモータ制御装置。 - 【請求項２】 逆転設定手段は、運転停止時より一定時
間経過後に、インバータ駆動手段へ逆転信号を出力する
ことを特徴とする請求項１記載の空気調和機のファンモ
ータ制御装置。 - 【請求項３】 逆転設定手段は、冷房運転サーモＯＦＦ
時よりサーモＯＮ時までの間、インバータ駆動手段へ逆
転信号を出力することを特徴とする請求項１記載の空気
調和機のファンモータ制御装置。 - 【請求項４】 逆転設定手段は、暖房除霜運転中、イン
バータ駆動手段へ逆転信号を出力することを特徴とする
請求項１記載の空気調和機のファンモータ制御装置。 - 【請求項５】 逆転設定手段は、ドライ運転中、インバ
ータ駆動手段へ周期的に正回転、逆回転を繰り返すよう
な回転信号を出力することを特徴とする請求項１記載の
空気調和機のファンモータ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4008803A JPH05196288A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 空気調和機のファンモータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4008803A JPH05196288A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 空気調和機のファンモータ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05196288A true JPH05196288A (ja) | 1993-08-06 |
Family
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010054143A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機 |
| KR101231978B1 (ko) * | 2011-04-27 | 2013-02-08 | 한국교통대학교산학협력단 | 제습기 및 그 제어방법 |
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-
1992
- 1992-01-22 JP JP4008803A patent/JPH05196288A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN114383305B (zh) * | 2020-10-19 | 2023-07-28 | 广东美的精密模具科技有限公司 | 空调器及其除湿控制方法和计算机可读存储介质 |
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