JPH05195851A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH05195851A
JPH05195851A JP695192A JP695192A JPH05195851A JP H05195851 A JPH05195851 A JP H05195851A JP 695192 A JP695192 A JP 695192A JP 695192 A JP695192 A JP 695192A JP H05195851 A JPH05195851 A JP H05195851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition timing
fuel ratio
air
control
internal combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP695192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Sodeno
強 袖野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP695192A priority Critical patent/JPH05195851A/ja
Publication of JPH05195851A publication Critical patent/JPH05195851A/ja
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】内燃機関における空燃比制御切換時の点火時期
制御によるノッキングの発生,運転性の悪化を抑制す
る。 【構成】機関の回転速度,負荷の検出値に応じて予め点
火時期を記憶した点火時期マップから点火時期ADV0
を検索し (ステップ11) 、空燃比の目標空燃比 (理論空
燃比) へのフィードバック制御領域から出力空燃比領域
への移行後、フィードバック制御を継続する所定のディ
レイ期間中か否かを判定し (ステップ12) 、ディレイ期
間中でない時は検索された点火時期ADV0 に制御する
が (ステップ13,15) 、ディレイ期間中は検索された点
火時期ADV0 を所定量RTD 0 遅角補正した点火時期
ADVに制御する (ステップ14,15) 。これにより、進
角制御によるノッキングの発生,運転性の悪化を抑制で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の点火時期制
御装置に関し、特に空燃比制御の切換時における点火時
期制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の空燃比の制御は所定の
低中負荷領域では所定空燃比 (一般には理論空燃比) に
フィードバック制御し、加速時等の高負荷領域では前記
所定空燃比より濃化された出力優先の出力空燃比にフィ
ードフォワード制御している (特開昭62−10185
5号等参照) 。また、前記空燃比のフィードバック制御
領域からフィードフォワード制御領域への移行する際に
運転状態がこれら領域の境界近傍でハンチングして空燃
比が変動を繰り返すことを防止するため、フィードフォ
ワード制御領域へ移行してから所定のディレイ期間はフ
ィードフォワード制御を開始せず、フィードバック制御
を継続するようにしたものがある。
【0003】一方、内燃機関の点火時期は、機関の回転
速度及び負荷に応じて予め点火時期を記憶したマップを
用意し、該マップから検索した点火時期に基づいて設定
された点火時期に制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように空燃比の制御の切換にディレイを持たせるものに
おいて、前記通常の点火時期制御を行う場合、該ディレ
イ期間中は空燃比は所定空燃比にフィードバック制御さ
れたままであるのに、点火時期については高負荷領域に
応じて出力を高めるべく進角補正された点火時期に制御
されてしまうためノッキングを発生したり運転性が悪化
したりする傾向があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、空燃比制御に見合った点火時期制御を
行うことにより上記問題点を解決した内燃機関の点火時
期制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、空燃
比フィードバック制御手段によって空燃比を所定空燃比
にフィードバック制御する運転領域から、出力空燃比制
御手段によって前記所定空燃比より濃化された出力空燃
比にフィードフォワード制御する運転領域に移行する際
に前記出力空燃比への制御を所定のディレイ期間遅らせ
る空燃比制御ディレイ手段を備えた内燃機関に備えら
れ、運転状態に応じた点火時期を記憶した点火時期記憶
手段と、運転状態検出手段により検出された機関の運転
状態に応じて前記点火時期記憶手段から検索した点火時
期に基づいて点火時期を制御する点火時期制御手段とを
含んで構成された点火時期制御装置において、前記空燃
比制御ディレイ手段により出力空燃比への制御を遅らせ
ているディレイ期間中は前記点火時期記憶手段から検索
された点火時期を所定量遅角側に補正し、前記点火時期
制御手段によって該遅角補正された点火時期に制御させ
る遅角補正手段を設けた構成とした。
【0007】
【作用】空燃比が所定空燃比にフィードバック制御され
る領域から出力空燃比にフィードフォワード制御される
領域に移行すると、移行後所定のディレイ期間は空燃比
は所定空燃比のフィードバック制御が継続される。この
ディレイ期間中は、点火時期記憶手段から運転状態に応
じて検索された点火時期が遅角補正手段によって所定量
遅角補正され、該補正された点火時期に制御されるため
点火時期が領域の変化によって進角されることによるノ
ッキングの発生や運転性の悪化が回避される。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。一実施例の構成を示す図2において、内燃機関
1には、エアクリーナ2,吸気ダクト3,スロットルチ
ャンバ4及び吸気マニホールド5を介して空気が吸入さ
れる。吸気ダクト3には、エアフローメータ6が設けら
れ、スロトルチャンバ4には図示しないアクセルペダル
と連動するスロットル弁7が設けられていて、吸入空気
流量Qを制御する。吸気マニホールド5には、各気筒毎
に電磁式の燃料噴射弁8が設けられていて、図示しない
燃料ポンプから圧送されプレッシャレギュレータにより
所定の圧力に制御される燃料を吸気マニホールド5に噴
射供給する。また、排気通路9には機関に供給される混
合気の空燃比を排気中の酸素濃度の検出により検出する
2 センサ10が介装されている。
【0009】燃料噴射量の制御は、マイクロコンピュー
タ内蔵のコントロールユニット11において、図3に示す
フローチャートに従って行われる。エアフローメータ6
により検出される吸入空気流量Qと、ディストリビュー
タ12に内蔵されたクランク角センサ13からの信号に基づ
き算出される機関回転速度Nとから基本燃料噴射量T P
を演算する (ステップ1,図ではSと記す) 。この基本
燃料噴射量TP を冷却水温度等によって補正すべく設定
された各種補正係数COEFやバッテリ電圧による無効
噴射分TS を入力し (ステップ2,3) 、機関回転速度
Nと基本燃料噴射量TP とに基づいて運転領域を判別し
(ステップ4) 、所定の低中負荷領域では前記O2 セン
サ10により検出された空燃比に基づいて空燃比を理論空
燃比に近づけるように設定されたフィードバック補正係
数αを入力する (ステップ5) 。また、加速等の高出力
を要する高負荷領域と判定された場合は、前記フィード
バック補正係数αによる空燃比フィードバック制御を行
う領域から当該高負荷領域に移行してから所定のディレ
イ期間中であるかを判別し (ステップ6) 、ディレイ期
間中である場合は前記フィードバック補正係数αによる
補正を継続し (ステップ5) 、ディレイ期間経過後は理
論空燃比より濃化された出力空燃比を得るべく燃料増量
補正係数KMRを入力し (ステップ7) 、夫々の運転領
域毎に最終的な燃料噴射量TI を演算し (ステップ8,
9) 、この燃料噴射量TI に相当するパルス幅の駆動パ
ルス信号を機関回転に同期して燃料噴射弁8に出力する
ことにより、機関1に対して要求量の燃料が噴射供給さ
れるようになっている (ステップ10) 。尚、前記空燃比
制御でステップ1〜5, , 10の機能が空燃比フィード
バック制御手段を構成し、ステップ1〜4, , , 10
の機能が出力空燃比制御手段を構成し、ステップ6→ス
テップ5の機能が空燃比制御ディレイ手段を構成する。
また、エアフローメータ6やクランク角センサ13等は運
転状態検出手段を構成する。
【0010】また、機関1の各気筒には夫々点火栓14が
設けられていて、これらには、点火コイル15にて発生す
る電圧がディストリビュータ16を介して常時印加され、
これにより、火花点火して混合気を着火燃焼させる。こ
こで、点火コイル15は、付設されたパワートランジスタ
15aを介して高電圧の発生時期が制御されるようになっ
ている。したがって点火時期(点火進角値)ADVの制
御は、前記パワートランジスタ15aのOFF時期をコン
トロールユニット11により図4に示すフローチャートに
従って制御することにより行う。
【0011】即ち、コントロールユニット11は、前記基
本燃料噴射量TP と機関回転速度Nとにより区分される
複数の運転領域毎にROMに記憶してあるマップ (該R
OMのマップが点火時期記憶手段を構成する) から、当
該運転状態に対応する点火時期ADV0を検索した後 (ステ
ップ11) 、前記空燃比制御切換時のディレイ期間中か否
かを判定し (ステップ12) 、ディレイ期間中でない場合
は、前記検索した点火時期ADV0に一致するように点火信
号ADV を出力して点火時期時期を制御する (ステップ1
3,15) 。尚、図示及び説明を省略するが、特にノッキ
ングを発生し易い領域では図示しないノックセンサを用
いて前記マップからの検索による点火時期ADV0をフィー
ドバック補正して所定のノッキングレベルを維持するよ
うに制御する。前記ディレイ期間中と判定された場合
は、前記マップから検索した点火時期ADV0を所定量RTD0
だけ遅角補正した点火時期に基づいて点火時期を制御す
る (ステップ14,15) 。ここで、ステップ11,13,15の
機能が点火時期制御手段を構成し、ステップ12,14の機
能が遅角補正手段を構成する。
【0012】かかる構成とすれば、出力空燃比領域へ移
行してから空燃比のフィードバック制御が継続するディ
レイ期間中は、点火時期を運転領域で定めた値から所定
量遅角補正した値に基づいて制御するようにしたため、
高負荷領域への移行に伴う点火時期の進角によるノッキ
ング発生や運転性の悪化を良好に回避することができ
る。
【0013】尚、本実施例では、該ディレイ期間中の点
火時期の遅角補正量は一定としたが運転領域に応じて可
変に設定するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば空燃比のフィードバック制御領域から出力空燃比のフ
ィードフォワード領域への移行時に空燃比フィードバッ
ク制御を継続するディレイ期間中は点火時期を運転状態
に基づいて決定された点火時期の検索値を所定量遅角補
正して制御する構成としたため、出力空燃比領域で検索
された進角側の点火時期制御によるノッキングの発生や
運転性の悪化を良好に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成,機能を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例のシステム構成を示す図
【図3】同上実施例の空燃比制御ルーチンを示すフロー
チャート
【図4】同上実施例の点火時期制御ルーチンを示すフロ
ーチャート
【符号の説明】
1 内燃機関 6 エアフローメータ 8 燃料噴射弁 10 O2 センサ 11 コントロールユニット 13 クランク角センサ 14 点火栓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空燃比フィードバック制御手段によって空
    燃比を所定空燃比にフィードバック制御する運転領域か
    ら、出力空燃比制御手段によって前記所定空燃比より濃
    化された出力空燃比にフィードフォワード制御する運転
    領域に移行する際に前記出力空燃比への制御を所定のデ
    ィレイ期間遅らせる空燃比制御ディレイ手段を備えた内
    燃機関に備えられ、運転状態に応じた点火時期を記憶し
    た点火時期記憶手段と、運転状態検出手段により検出さ
    れた機関の運転状態に応じて前記点火時期記憶手段から
    検索した点火時期に基づいて点火時期を制御する点火時
    期制御手段とを含んで構成された点火時期制御装置にお
    いて、前記空燃比制御ディレイ手段により出力空燃比へ
    の制御を遅らせているディレイ期間中は前記点火時期記
    憶手段から検索された点火時期を所定量遅角側に補正
    し、前記点火時期制御手段によって該遅角補正された点
    火時期に制御させる遅角補正手段を設けたことを特徴と
    する内燃機関の点火時期制御装置。
JP695192A 1992-01-17 1992-01-17 内燃機関の点火時期制御装置 Pending JPH05195851A (ja)

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