JPH05194951A - 植物栽培用の土壌改良材、その製造方法及び使用方法 - Google Patents

植物栽培用の土壌改良材、その製造方法及び使用方法

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JPH05194951A
JPH05194951A JP4028911A JP2891192A JPH05194951A JP H05194951 A JPH05194951 A JP H05194951A JP 4028911 A JP4028911 A JP 4028911A JP 2891192 A JP2891192 A JP 2891192A JP H05194951 A JPH05194951 A JP H05194951A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易かつ安価に製造でき、土壌中に有益微生
物を繁殖させる効果を長期間発揮する植物栽培用の土壌
改良材を提供する。 【構成】 本発明の土壌改良材は、栽培植物の育成に有
益な微生物をバーミキュライトの空隙内に含有させて成
ることを特徴とする。該改良材は、上記微生物又はそれ
を含む組成物とバーミキュライトとを混合し、その混合
物を上記微生物の培養条件下に置くことからなる。本発
明は、上記土壌改良材を用いる植物育成促進方法及び該
改良材を5〜30体積%含む野菜又は鑑賞用草花を育成
するための栽培土にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物栽培用の土壌改良
材、その製造方法及び使用方法に関し、また、特に野菜
及び鑑賞用草花を良好に育成するための上記土壌改良材
を混入した栽培土にも関する。
【0002】
【従来の技術】有用植物を良好に成育させるためには、
作土の土壌改良が有効であることは周知のとおりであ
る。土壌改良には、化学肥料(N,P,Kその他Ca,
Mg,Mn等)や有機質肥料(堆肥、厩肥)を施すこと
からなる“化学的条件の改良”のほかに、“物理的条件
の改良”や“生物的条件の改良”がある。そのうち、物
理的条件の改良は、一般的に用土の組み合せ、すなわち
赤玉土(赤土)、荒木田土、黒土等の基本用土に、腐葉
土、ピートモス、バーク堆肥等の改良用土やバーミキュ
ライト、パーライト、鹿沼土、川砂等の調整用土を加え
ることにより行なわれている。一方、生物的条件の改良
は、根圏の環境を良化するために培養した土壌有効菌を
作土に添加したり、土壌有害菌への対策(駆除、防除)
を講じることにより行われている。
【0003】従来、用土の組み合せは、各用土の化学的
・物理的特徴を組み合わせると植物の根に適した作土が
できるという考えで行なわれており、事実、土壌の保肥
性、通気性、通水性、保水性等を改良できることが確か
められている。更にこれら土壌の化学性、物理性(化学
的条件、物理的条件)のほかに、生物性の見地から土壌
微生物の研究も進んできている。
【0004】根圏域の微生物数は非根圏域に比べてはる
かに多くなっていることが確認されている。その理由と
しては、植物の根がその植物特有の分泌物を排出してお
り、その分泌物を求めて微生物が根圏域に集まってくる
ためであると考えられている。根圏微生物には、植物の
成育に悪影響を与える有害微生物と好影響を与える有効
微生物とが存在する。
【0005】有害微生物の代表的なものは、土壌伝染性
植物病の原因になる病原性糸状菌である。例えばフザリ
ウム菌、リゾクトニア菌、白絹病菌、青枯病菌、根こぶ
病菌は、一般的に水分や栄養素を根から地上部へ運ぶ導
管内へ侵入して増殖し、毒素を生産・分泌して植物体内
代謝を阻害し、地上部に拡散されてあちこちの導管内で
増殖し、その機能を不調におとしいれる。そのため植物
体は萎れ、黄化し、やがて枯れてしまうことになる。
【0006】それに対し、有効微生物は各種の有機物を
分泌し、根はそれら微生物の分泌物を栄養物として利用
することができる。微生物の分泌するアミノ酸、低分子
量核酸類などは、その植物の生殖成長などに非常に効果
的に寄与し、果実その他の農産物の品質向上には、微生
物の分泌する有機物の吸収が必須であることが明らかに
なった。植物の根は無機(鉱物質)の肥料成分だけでな
く有機成分もうまく吸収できる能力を持っており、根圏
微生物はそうした根の機能を十分に発揮できるような手
助けをしている。
【0007】このように植物の根と根圏微生物とはきっ
てもきれない深い関係があり、この関係を良好に保ち共
存共栄の環境を作るようにするのが土壌管理の基本とな
る。このため、胞子様形態の複数種の有効微生物を混合
して作った組成物や、配合土に有効微生物を混入した栽
培土が市販されているが、有効微生物の組成物は植物栽
培地の土壌に混入されて、また有効微生物を混入した栽
培土は栽培・園芸用土壌として直接使用されるのが普通
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】有効微生物の配合物や
有効微生物を混入した栽培土は、その微生物の排出する
酵素の力で土壌中の有害微生物を抑え、土壌中で有害微
生物よりも有効微生物が多数を占めるようにすることを
謳っているものが殆どである。有効微生物を土壌中で積
極的に繁殖させようとすると、菌の棲息し易い生物学的
条件を満たす用土が必要である。しかしながら、それに
適する腐植土や堆肥は入手し難く高価である。しかも腐
植土や堆肥には既に有害微生物で占められているものが
多く、それに有効微生物を混入して適切な栽培土を製造
しようとしても、有効微生物が駆逐される虞れがある。
また消毒した堆肥原料から有効微生物のみを多く含む堆
肥を製造するとなると、数カ月ないし1年の長期間を要
し、生産性に問題がある。
【0009】本発明は上記問題を解決する目的でなされ
たものであり、その解決しようとする課題は、植物根圏
に長期にわたって有効微生物を繁殖させ、土壌を植物の
育成に適する条件に変えることができ、しかも安価に且
つ生産性良く製造できる土壌改良材を提供すること、並
びにそのような改良材が植物を順調に成育させ得る栽培
土を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の土壌改良材は、
空隙内に栽培植物の育成に有益な微生物を繁殖させたバ
ーミキュライトからなることを特徴とする。本発明は、
非有害性の根圏微生物とバーミキュライトとを混合し、
その混合物を上記微生物の培養条件下に置くことによっ
て製造されたものを、土壌改良材として又は直接の栽培
土として使用すると、栽培植物の育成が促進されること
を見い出して完成されたものである。従って、本発明は
上記土壌改良材の製造方法及び使用方法にも関する。
【0011】「バーミキュライト」とは、かんらん石や
雲母鉱物群から生じた二次鉱物のみならず、それらを高
温処理して、例えば600〜1000℃に加熱して十倍
以上に膨張させたいわゆる焼成バーミキュライトも含め
た呼称であるが、本発明を構成するバーミキュライトは
後者の焼成バーミキュライトである。以下単にバーミキ
ュライトと言うときは特記しない限り焼成バーミキュラ
イトを意味する。
【0012】バーミキュライトは、建築用資材あるいは
育苗・挿木床の調整用土として、水性雲母群に属する結
晶性粘度鉱物、特に蛭石(ひるせき)から工業的に製造
されている。粒径に多少違いがあるが、多孔質空隙を有
する均質なものが得られ、比重が0.2〜0.3ほどの
非常に軽い物質である。市販されているものはどの製品
も問題なく本発明の土壌改良材の製造に使用できる。植
物栽培の条件に応じて現に使用されているもの、例えば
平均粒径1〜10mmのバーミキュライトを選択するの
が好ましい。
【0013】本発明の土壌改良材の製造方法は、栽培植
物の育成に有益な微生物又はそれを含む組成物とバーミ
キュライトとを混合し、その混合物を上記微生物の培養
条件下で培養し、バーミキュライトの空隙内に微生物を
繁殖させることからなる。例えば、必要に応じて栄養源
を加えた乾燥(胞子)状態の又は活動状態の微生物とバ
ーミキュライトとを混合して培養容器内に入れ、それを
適当な期間培養した後、空隙内に微生物を含んだ状態の
バーミキュライトを回収することにより本発明の土壌改
良材を製造することができる。
【0014】なお、本発明の土壌改良材の製造に際し、
最初に微生物とバーミキュライトとを混合する必要はな
く、微生物を繁殖させている培養タンク内にバーミキュ
ライトを投入し、それを所要時間経過後に回収するよう
にしてもよい。また、孵卵器や培養環境室に運ばれる途
中の搬送コンベア上のバーミキュライトに、必要に応じ
微生物の栄養源と共に微生物含有液を吹き付けるように
しても同様に土壌改良材を大規模に製造することができ
る。必要に応じ培養に用いられる栄養源は麦芽汁、酵母
エキス、MY液体、寒天、石膏、醋酸、馬鈴薯、糖類、
肉汁、澱粉、ペプトン、ブイヨン、無機塩類、蒸留水等
の培地用物質であってよい。
【0015】効果が長く持続する土壌改良材を得る上
で、バーミキュライトの空隙内には出来るだけ多量の微
生物を侵入させるのがよく、そのためには土壌改良材の
製造時の培養期間を長くすればよい。しかしながらバー
ミキュライトの空隙内に微生物がある程度貯留すると増
殖効率が悪くなるので、培養期間は一般的に1〜7日
間、特には2〜5日間であるのが好ましい。微生物は通
常20分〜1日で世代交代を繰り返すので微生物が増え
るほどその死骸も多くなるが、この死骸は後に生存微生
物の養分にもなる。
【0016】培養微生物(バーミキュライトの空隙内に
侵入させる微生物)は、共存できる微生物の混合物であ
ってよく、またその方が好ましい場合が多い。嫌気性微
生物は無酸素の状態で、半嫌気性及び条件的嫌気性微生
物は酸素濃度のコントロール下で培養する必要がある。
好気性〜嫌気性の各種微生物を植物根圏に与える土壌改
良材は、例えば培養する微生物や培養条件を異にして製
造された含有微生物の異なる種々の土壌改良材を適宜割
合で混合することによって得られる。
【0017】本発明の土壌改良材は、長期にわたって保
存されても土壌改良性能が変化しないように、真空ポン
プによる減圧乾燥等により充分に乾燥した後、ポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル等の樹脂製の袋内に密封して消費
者に供給される。
【0018】本発明で言う有効微生物とは、植物に甚大
な悪影響を与えない非病原性の微生物を意味する。より
詳しくは、生物界の3大群分類法でいう原生物に属し、
かつ植物を成長抑制・枯死に導かないものを意味する。
有効微生物は、植物の育成に必要な無機及び有機成分を
***したり、病原性微生物と敵対して植物を保護する。
収穫量の多い田畑の植物根圏土壌中あるいは地力を高め
る堆肥中から、非常に多くの種類の有効微生物が純粋分
離され、同定・命名されている。それらの殆どは藻類、
糸状菌、放線菌又は細菌に分類され、公的な微生物保存
機関から容易に入手できるか、或は土壌平板法等の公知
手段により土壌から分離することができる。
【0019】そのような有効微生物の例を以下に掲げる
が、それらは本発明の土壌改良材に使用される微生物を
限定するものではない。 有効微生物の例:1.藻類 (イ)光合成能力があり、且つ空中窒素固定を行なうラ
ン藻、(ロ)水田によく見かける緑藻(クロレラ)、
(ハ)水質の良い所によく繁殖するケイ藻。2.細菌 グラム陽性桿菌類のセルモナス・フォーリア、バチルス
・ステアロサーモフィリス等;グラム陰性桿菌類のシュ
ードモナス・デニトリフィカンス等;滑走細菌類のコン
ドロコックス・エキシグアス、ミクソコックス・ビレシ
ンス、ミクソコックス・フルバス等;グラム陰性化学独
立栄養細菌類のチオバチルス・チオオキシダンス、チオ
バチルス・デニトリフィカンス等。3.放線菌 アクチノプラネス類のミクロモノスポラ・ブルガリス;
ノカルディア類のノカルディア・ブラシリエンシス、シ
ュードノカルディア・サーモフィラ;ストレプトマイセ
ス類のストレプトマイセス・レクタス、ストレプトマイ
セス・サーモフスクス、ストレプトマイセス・サーモフ
ィラス、ストレプトマイセス・サーモビオラセウス、ス
トレプトマイセス・サーモブルガリス、ストレプトマイ
セス・ビオラセオラバー;サーモアクティノマイセス類
のサーモアクティノマイセス・ブルガリス、サーモモミ
クロモノスポラ類のサーモスポラ・クルバタ、サーモモ
ノスポラ・フスカ、サーモモノスポラ・グラウカス;そ
の他サーモポリスポラ・ポリスポラ、アミコラ・インソ
レンス等。4.糸状菌 (i)藻菌類…スティベラ・サーモフィラ、アブシディ
ア・ラモサ等、(ii)嚢糸菌類…ムコール・スピネッセ
ンス、ムコール・アバンダンス、ムコール・バリアン
ス、ムコール・プシラス、トルラ・サーモフィラ、サー
モアスクス・オーランティアクス、ブイソクラミス等(i
ii)担子菌類…リゾーブス・ニグリカンス、コプリナス
・シネレウス、コプリナス・メガセファラス、コプリナ
ス・ラゴパス等、(iv)不完全菌類…ゲオトリチャム・
カンディダム、トリコデルマ・ビリデ、トリコデルマ
(リグノラム)・ハルジアナム、セファロスポリウム・
アクレモニウム、アスペルギウス・フミゲイタス、アス
ペルギウス・フラブス、フミコラ・グリセウス・サーモ
イデウス、フミコラ・ラヌギノサ、スポロトリクム・サ
ームファイル、スポロトリクム・クロリナム等、(v)
その他明確に区分できないステイサナス・ステモニティ
ス、クリトピラス・ピンシタス、クリトピラス・ニガ
ー、クリトピラス・テレウス、オオスポラ・バリアビリ
ス、ケトミウム・グロボサム、ケトミウム・サーモファ
イル、タラモマイセス・デュポンティ、マイセリア・ス
テリリア、マルブランケア・プルケラ・サルフリア等。
【0020】改良材の製造に使用される有効微生物は、
通常粉末形態で又はそれを培養液に懸濁させてバーミキ
ュライトに混合されるのが好都合であろう。上記粉末形
態は胞子様形態、すなわち微生物の種類にもよるが例え
ば卵胞子、分生胞子、発芽胞子、内生胞子、遊走子、胞
嚢、菌核、微小菌核、子実体、菌糸体であるか又はそれ
らの結合物もしくは混合物である。
【0021】本発明の土壌改良材の植物育成促進のため
の一般的な使用方法は、栽培地への使用であれば土壌表
層部に5〜30体積%の割合で混合することからなる。
土壌改良材は植物の良好な成育を図るうえで土壌表層部
全体に均一に混合するのが好ましいが、経済的観点から
効果をさほど低下させることなく土壌改良材の使用量の
節減を図るならば局所的に、すなわち各植物の根圏のみ
に使用するのが好ましい。土壌表層部への均一な混合
は、例えば栽培地に土壌改良材を散布した後、耕耘機や
鋤、鍬等で耕すことにより行うことができる。局所的に
使用するなら、野菜又は草花の播種又は移植地点に、播
種又は移植の鍬入れ時に混合すればよい。本発明の土壌
改良材の特殊な使用方法は、大きく成長した樹木の病気
を助ける場合に行われる。すなわち、樹木の根圏土壌に
病害性微生物が多くなり、殺菌剤を使用すれば残り少な
い有効微生物や樹木自体に悪影響を与える場合、樹木の
根の周囲になるべく大量の土壌改良材を埋設することで
ある。
【0022】本発明の土壌改良材を用いると、野菜、鑑
賞用草花、植木等をより良く育成できる新規栽培土を作
ることができる。特に園芸用野菜又は鑑賞用草花の栽培
・育成に適する該栽培土を作るには、従来の各植物用の
栽培土に上記土壌改良材を5〜30体積%、好ましくは
10〜25体積%混合すればよい。従って、本発明は野
菜、鑑賞用草花、植木等のための新規栽培土にも関し、
該栽培土は栽培植物の種類にもよるが一般的に、(a)
本発明の土壌改良材:5〜30体積%、(b)赤玉土、
黒土及び/又は荒木田土:45〜95体積%、及び
(c)鹿沼土や腐葉土等の調整用土及び/又は砂、石、
堆肥、油かす、その他の公知用土素材:0〜50体積%
(最終的に全体を100体積%とする量)からなる。
【0023】本発明の土壌改良材は、非常に広範な種類
の植物を栽培・育成するのに適している。そのような植
物の例として、穀類(小麦、大麦、ライ麦等);ビート
(砂糖大根、試料用ビート等);核果、梨状果及び軟果
実(りんご、梨、プラム、桃、アーモンド、サクラン
ボ、いちご、ラズベリーおよびブラックベリー等);ま
め科植物(そら豆、レンズ豆、えんどう豆、大豆等);
油用植物(あぶらな、マスタード、ポピー、オリーブ、
サンフラワー、ココナッツ、ヒマシ油植物、ココア豆、
落花生等);ウリ科植物物(かぼちゃ、きゅうり、な
す、すいか、メロン等);繊維植物(綿、亜麻、***、
黄麻等);柑橘類(オレンジ、レモン、グレープフルー
ツ、マンダリン等);野菜(ホウレンソウ、チンゲンサ
イ、コマツナ、パセリ、ピーマン、レタス、アスパラガ
ス、キャベツ、ニラ、にんにく、人参、大根、ごぼう、
玉葱、トマト、馬鈴薯、薩摩芋、里芋、蓮根等);他の
農作物(トウモロコシ、タバコ、ナッツ、コーヒー、サ
トウキビ、茶、ホップ、胡椒、生姜、薄荷等)、街路樹
(アカシア、プラタナス、欅、楡、銀杏、柳、桜、楓
等)、庭木(椿、フェニックス、つつじ、松、山茶花、
木斛等)、木材用樹木(杉、檜、樫、桐、チーク、ラワ
ン、マホガニー等)、芝生、盆栽、東洋蘭(春蘭、寒
蘭、エビネ、龍舌蘭、鈴蘭等);西洋蘭(カトレア、デ
ンドロビウム、シンビジウム等);観葉植物(ゴムの
木、ベンジャミン、ネフロレピス、ペペロミア、ディフ
ェンバキア、スパティフィラム、パキラ、クロトン、オ
リズルラン、アジアンタム、アイビー、カポック、サン
セベリア、ブライダルベール、シダ類、観音竹、葉牡丹
等);多肉植物(サボテン、アロエ、月下美人、デンマ
ークカクタス等);山野草(エビネ、ウチョウラン、雪
割草、福寿草、さくら草、たんぽぽ、レンゲ草、月見草
等);多年草の草花(チューリップ、クロッカス、シク
ラメン、ダリア、グラジオラス、アマリリス、カンナ、
アネモネ、水仙、菖蒲、フリージア、ゆり等);その他
の花壇・鉢植え用草花(菊、牡丹、セントポーリア、ク
レマチス、グロキシニア、朝顔、パンジー、ベゴニア、
マリーゴールド、アリッサム、百日草、サルビア、ゼラ
ニューム等)が挙げられる。
【0024】
【作用】本発明の土壌改良材が栽培土壌に使用される
と、土壌改良材を構成するバーミキュライト中の有効微
生物が土壌中(バーミキュライトの空隙の内外)で繁殖
する。有効微生物は有害微生物と敵対し、植物根圏が有
害微生物で占められるようになることを防ぐ。従って、
有害微生物に起因する植物病の発生を抑えることができ
る。有効微生物は、光合成、空中窒素固定、硝化、脱窒
(硝酸分解)、硫酸還元、H2 S分解、蛋白質分解、エ
ネルギー発生等の各種作用を通じて、土壌中の有機及び
無機成分を吸収利用され易いようにすることによって植
物の成長を促進する。
【0025】バーミキュライトと有効微生物とを別々に
土壌に混入する従来の場合と、空隙内に微生物を含むバ
ーミキュライトを土壌に混入する本発明の場合とでは、
土壌改良作用は次のように異なる。すなわち、従来の場
合であれば、土壌環境(温度、水分、農薬濃度等)が一
時的に変化するだけで有害微生物が優勢になり、有効微
生物が駆逐されることがあるが、本発明の場合であれ
ば、バーミキュライトの空隙内の有効微生物は一挙に有
害微生物から攻撃を受けないので、有効微生物が優勢を
保つ。
【0026】
【実施例】
実施例1:土壌改良材の製造 夫々別途培養した各種の微生物を常法により別途培養
し、水分を低下させ、胞子様となった各種菌体(壊れた
菌糸を含む)の混合物50gに、1リットル容器に一杯
となる量のバーミキュライトを加えた。なお該バーミキ
ュライトの粒径は5〜10mm(平均値:7.5mm)
で、総重量は150gであり、用いた微生物は、糸状菌
(アスペルギルス オリゼ;トリコデルマ属)、放線菌
(ストレプトマイセス サーモフィクス)、酵母(サッ
カロミセス セレビシーエ)、細菌(バチルス ズブチ
ルス)である。その後更に水200 mlを加え、全体が均一
となるように混合した。この湿った混合物を通気性のあ
る容器に移し、それを温度30℃、湿度98%の恒温室
に入れ、5日間静置した。このように微生物を培養して
得られた土壌改良材は、バーミキュライトの表面および
空隙内にも微生物が繁殖していることが顕微鏡で確認さ
れた。
【0027】実施例2:栽培土の調製 体積(見掛け体積)比で、赤玉土40%、鹿沼土40
%、実施例1で製造した土壌改良材20%を均一に混合
することにより栽培土(20%区)を調製した。また、
同体積比で、赤玉土40%、鹿沼土40%、普通のバー
ミキュライト(実施例1の土壌改良材の製造原料)10
%、実施例1で製造した土壌改良材10%を均一に混合
することにより別の栽培土(10%区)を調製した。
【0028】更に比較例として、赤玉土40%、鹿沼土
40%、バーミキュライト(実施例1の土壌改良材の製
造原料)20%を均一に混合することにより土壌改良材
の無い栽培土(対照区)を調製した。土壌構成比をまと
めると表1のようになる。
【表1】
【0029】試験例1:チンゲンサイの栽培 上記の20%区、10%区及び対照区の各栽培土600
cm3 を、それぞれ各栽培土ごとに6個づつ、計18個
の直径4寸のビニールポットに充填した。次いでそれら
のポットにチンゲンサイの種子を4粒づつ播いた後、栽
培土60cm3 で覆土処理をした。発芽後、間引きを行
い、1ポット当たり2苗に整理して栽培を行った。な
お、栽培期間中、共通肥料としてN:P:K=5:1
0:5の成分比の液状肥料を800倍に希釈して合計4
回散布した。栽培の経過は表2の通りである。
【表2】
【0030】用土の違いがチンゲンサイの栽培にどのよ
うに影響するかを、収穫時のチンゲンサイの成育具合で
比較検討した。その成育具合は、葉長、葉幅、展葉数を
各栽培土別の6ポットの平均値で評価した。その結果を
表3に示す。
【表3】 この結果をグラフ化したのが図1である。本試験例にお
いて、収穫時のチンゲンサイの成育具合は、実施例1の
土壌改良材が多く使用されているほど高まることが図1
からよく判る。なお、成育の差が観察されたのは10月
13日頃であった。
【0031】試験例2:ハツカダイコンの栽培 試験例1のチンゲンサイの栽培に平行して、ハツカダイ
コンの栽培も行った。1ポット当たり3苗に間引く以外
は、栽培条件は試験例1のチンゲンサイの場合と同じで
ある。栽培土の種類別の比較栽培で、収穫時のハツカダ
イコンの成育具合は、チンゲンサイの場合と同様に実施
例1の土壌改良材が多く使用されているほど高まること
が観察された。図3及び図4はそれぞれ代表的なチンゲ
ンサイ及びハツカダイコンの成育状態を示す写真であ
る。収量の比較結果を表4に示す。
【表4】 この結果を図2の如くグラフ化すると、実施例1の土壌
改良材の育成促進効果はハツカダイコンよりもチンゲン
サイに対して著しいことがよく判る。
【0032】
【発明の効果】本発明の効果としては次の様なことが挙
げられる。 有効微生物がバーミキュライトに保護されながらそ
の空隙内で増殖するので急に絶滅する虞れはなく、長期
に亘って土壌環境を良好に維持する(微生物触媒及び固
定化触媒としての相乗的効果)。 微生物を選択してバーミキュライトに含有させるこ
とにより、また共存し難い微生物は別々のバーミキュラ
イトに含有させることにより、各栽培植物に適するよう
に根圏微生物の種類分布を変える土壌改良材にすること
ができる。 他の土壌を用いる場合に較べるとバーミキュライト
には滅菌操作が不要なので、容易に製造できる。 様々な粒径のものを組み合わせて、土壌の保水性、
保肥性、通気性等を調節することができ、またバーミキ
ュライト自体が持つイオン交換能力でも土壌改良に貢献
できる。 病原菌と敵対する有効微生物をバーミキュライトの
空隙内に含有させた土壌改良材を使用することにより、
土壌病原菌に起因する植物の病気を回復させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一試験例の結果を示すグラフであ
る。
【図2】他の試験例の結果を示すグラフである。
【図3】上記一試験例で栽培されたチンゲンサイの写真
である。
【図4】上記他の試験例で栽培されたハツカダイコンの
写真である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培植物の育成に有益な微生物をバーミ
    キュライトの空隙内に含有させて成ることを特徴とする
    植物栽培用の土壌改良材。
  2. 【請求項2】 栽培植物の育成に有益な微生物とバーミ
    キュライトとを混合し、その混合物を上記微生物の培養
    条件下で培養し、バーミキュライトの空隙内に微生物を
    繁殖させることを特徴とする請求項1記載の土壌改良材
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の土壌改良材を、栽培用土
    壌に5〜30体積%の割合で混合した後、そこに植物を
    植えることからなる植物育成促進方法。
  4. 【請求項4】 (a)本発明の土壌改良材:5〜30体
    積%、(b)赤玉土、黒土及び/又は荒木田土:45〜
    95体積%、及び(c)鹿沼土や腐葉土等の他の用土、
    砂、石、堆肥、油かす、その他の用土素材:0〜50体
    積%(最終的に全体を100体積%とする量)からなる
    ことを特徴とする野菜又は鑑賞用草花を育成するための
    栽培土。
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