JPH05191894A - 残響付加装置 - Google Patents
残響付加装置Info
- Publication number
- JPH05191894A JPH05191894A JP4005519A JP551992A JPH05191894A JP H05191894 A JPH05191894 A JP H05191894A JP 4005519 A JP4005519 A JP 4005519A JP 551992 A JP551992 A JP 551992A JP H05191894 A JPH05191894 A JP H05191894A
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- JP
- Japan
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- reverberation
- signal
- pattern
- delay
- adder
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K15/00—Acoustics not otherwise provided for
- G10K15/08—Arrangements for producing a reverberation or echo sound
- G10K15/12—Arrangements for producing a reverberation or echo sound using electronic time-delay networks
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Stereophonic System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はステレオ入力信号に残響信号を付加
する残響付加装置に関し、残響パターンを形成するＦＩ
Ｒフィルタの後部タップからの信号等を相互に交差して
帰還して形成した各左右ステレオ出力信号の残響パター
ンについて定位感を低減することを目的とする。 【構成】 各ステレオ入力信号にそれぞれ残響パターン
を付加するＦＩＲフィルタの後部タップからの信号を遅
延し振幅を調整しこの調整された信号を交差して対向す
る各該ＦＩＲフィルタの入力に帰還し該帰還信号により
残響パターンを形成する残響付加装置において、各前記
ＦＩＲフィルタからの各ステレオ出力信号の残響パター
ン間の残響信号の一部を交互に入れ換える。
する残響付加装置に関し、残響パターンを形成するＦＩ
Ｒフィルタの後部タップからの信号等を相互に交差して
帰還して形成した各左右ステレオ出力信号の残響パター
ンについて定位感を低減することを目的とする。 【構成】 各ステレオ入力信号にそれぞれ残響パターン
を付加するＦＩＲフィルタの後部タップからの信号を遅
延し振幅を調整しこの調整された信号を交差して対向す
る各該ＦＩＲフィルタの入力に帰還し該帰還信号により
残響パターンを形成する残響付加装置において、各前記
ＦＩＲフィルタからの各ステレオ出力信号の残響パター
ン間の残響信号の一部を交互に入れ換える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はステレオ入力信号に残響
信号を付加する残響付加装置に関する。特に本発明では
残響パターンを形成するＦＩＲフィルタの後部タップか
らの信号等を相互に交差して帰還して形成した各左右ス
テレオ出力信号の残響パターンについて定位感を低減す
ることを目的とする。
信号を付加する残響付加装置に関する。特に本発明では
残響パターンを形成するＦＩＲフィルタの後部タップか
らの信号等を相互に交差して帰還して形成した各左右ス
テレオ出力信号の残響パターンについて定位感を低減す
ることを目的とする。
【０００２】
【従来の技術】従来このような分野の技術として特開昭
６１−１６９８９７号公報に記載されたものがある。こ
れは遅延回路をフィードバックループに備えた残響付加
装置においてフィードバックループの帰還を準静的に変
化させカラレーションの低減を図るものである。すなわ
ちカラレーションを低減するために、遅延して帰還する
残響信号の遅延時間を大きくしさらにフラッタエコーの
低減のために遅延回路と振幅調整回路を複数並列に接続
して残響密度を高くしている。
６１−１６９８９７号公報に記載されたものがある。こ
れは遅延回路をフィードバックループに備えた残響付加
装置においてフィードバックループの帰還を準静的に変
化させカラレーションの低減を図るものである。すなわ
ちカラレーションを低減するために、遅延して帰還する
残響信号の遅延時間を大きくしさらにフラッタエコーの
低減のために遅延回路と振幅調整回路を複数並列に接続
して残響密度を高くしている。
【０００３】ところで従来技術におけるカラレーション
低減をステレオ再生に適用する例として本発明の前提と
して次のようなものがある。図４は本発明の前提となる
残響付加装置を示す図である。本図に示す残響付加装置
は、一方にディジタルのステレオ信号（Ｌ，Ｒ）を入力
する加算器１及び２と、該加算器１及び２からの信号を
入力し、例えば１サンプリング周期毎にディジタル信号
を遅延し、出力用のマルチタップを具備する、例えばＲ
ＡＭ（RandomAccess Memory) のようなデイレイメモリ
３及び４と、該デイレイメモリ３及び４の前記マルチタ
ップに接続される複数の乗算器５及び６と、各該複数の
乗算器５及び６の出力を加算してステレオ用出力信号
（Ｌ，Ｒ）を形成する加算器７及び８と、前記デイレイ
メモリ３及び４の後部タップからの信号を所定時間遅延
する遅延器９及び１０と、該遅延器９及び１０による遅
延信号の振幅を調整して振幅調整された信号を前記加算
器２及び１の他方の入力に交差して帰還する乗算器１１
及び１２とを含む。
低減をステレオ再生に適用する例として本発明の前提と
して次のようなものがある。図４は本発明の前提となる
残響付加装置を示す図である。本図に示す残響付加装置
は、一方にディジタルのステレオ信号（Ｌ，Ｒ）を入力
する加算器１及び２と、該加算器１及び２からの信号を
入力し、例えば１サンプリング周期毎にディジタル信号
を遅延し、出力用のマルチタップを具備する、例えばＲ
ＡＭ（RandomAccess Memory) のようなデイレイメモリ
３及び４と、該デイレイメモリ３及び４の前記マルチタ
ップに接続される複数の乗算器５及び６と、各該複数の
乗算器５及び６の出力を加算してステレオ用出力信号
（Ｌ，Ｒ）を形成する加算器７及び８と、前記デイレイ
メモリ３及び４の後部タップからの信号を所定時間遅延
する遅延器９及び１０と、該遅延器９及び１０による遅
延信号の振幅を調整して振幅調整された信号を前記加算
器２及び１の他方の入力に交差して帰還する乗算器１１
及び１２とを含む。
【０００４】上記残響付加装置はディジタルシグナルプ
ロセッサ（ＤＳＰ）で構成される。デイレイメモリ３、
乗算器５及び加算器７、デイレイメモリ４、乗算器６及
び加算器８とで構成されるものはそれぞれＦＩＲフィル
タといわれるものである。図５は図４の本発明の前提と
なる残響付加装置の動作を説明するための残響パターン
を示す図である。本図（ａ）は前記加算器７の出力パタ
ーンを示し、本図（ｂ）は前記加算器８の出力の残響パ
ターンを示す。本図（ａ）及び（ｂ）に示すように、乗
算器５及び６で左右独立に演算を行う各ＦＩＲフィルタ
による初期部の残響パターンを形成し又、遅延された信
号を対向するＦＩＲフィルタに入力し交差するように帰
還しカラレーションの低減を図ろうとしている。すなわ
ちこのようにステレオ信号を交差して帰還させるのは、
従来技術（特開昭６１−１６９８９７号）に示すように
ＦＩＲフィルタの出力信号を単に帰還したのでは、ＦＩ
Ｒフィルタの乗算器５及び６で形成された同一の残響パ
ターンが繰り返されて信号処理上周期性が生じるのでこ
れを防止し、自然な残響を得ようとするためである。
ロセッサ（ＤＳＰ）で構成される。デイレイメモリ３、
乗算器５及び加算器７、デイレイメモリ４、乗算器６及
び加算器８とで構成されるものはそれぞれＦＩＲフィル
タといわれるものである。図５は図４の本発明の前提と
なる残響付加装置の動作を説明するための残響パターン
を示す図である。本図（ａ）は前記加算器７の出力パタ
ーンを示し、本図（ｂ）は前記加算器８の出力の残響パ
ターンを示す。本図（ａ）及び（ｂ）に示すように、乗
算器５及び６で左右独立に演算を行う各ＦＩＲフィルタ
による初期部の残響パターンを形成し又、遅延された信
号を対向するＦＩＲフィルタに入力し交差するように帰
還しカラレーションの低減を図ろうとしている。すなわ
ちこのようにステレオ信号を交差して帰還させるのは、
従来技術（特開昭６１−１６９８９７号）に示すように
ＦＩＲフィルタの出力信号を単に帰還したのでは、ＦＩ
Ｒフィルタの乗算器５及び６で形成された同一の残響パ
ターンが繰り返されて信号処理上周期性が生じるのでこ
れを防止し、自然な残響を得ようとするためである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の残
響付加装置ではさらにカラレーションを低減しかつ残響
音の高密度化を維持するために各ＦＩＲフィルタの残響
パターンの時間間隔すなわち遅延時間を長くすると、各
左右ステレオ出力信号に交互に現れる残響パターンに周
期性が現れ定位感による不自然感を伴う場合がある。
響付加装置ではさらにカラレーションを低減しかつ残響
音の高密度化を維持するために各ＦＩＲフィルタの残響
パターンの時間間隔すなわち遅延時間を長くすると、各
左右ステレオ出力信号に交互に現れる残響パターンに周
期性が現れ定位感による不自然感を伴う場合がある。
【０００６】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
カラレーションを低減しかつ残響音の高密度化を得ると
ともにＦＩＲフィルタの周期性を少なくできるステレオ
用の残響音を形成できる残響付加装置を提供することを
目的とする。
カラレーションを低減しかつ残響音の高密度化を得ると
ともにＦＩＲフィルタの周期性を少なくできるステレオ
用の残響音を形成できる残響付加装置を提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、各ステレオ入力信号にそれぞれ残響パタ
ーンを付加するＦＩＲフィルタの任意のタップからの信
号を遅延し振幅を調整しこの調整された信号を交差して
対向する各該ＦＩＲフィルタの入力に帰還し該帰還信号
により残響パターンを形成する残響付加装置において、
各前記ＦＩＲフィルタからの各ステレオ出力信号の残響
パターン間の残響信号の一部を交互に入れ換える。
決するために、各ステレオ入力信号にそれぞれ残響パタ
ーンを付加するＦＩＲフィルタの任意のタップからの信
号を遅延し振幅を調整しこの調整された信号を交差して
対向する各該ＦＩＲフィルタの入力に帰還し該帰還信号
により残響パターンを形成する残響付加装置において、
各前記ＦＩＲフィルタからの各ステレオ出力信号の残響
パターン間の残響信号の一部を交互に入れ換える。
【０００８】
【作用】本発明の残響付加装置によれば、各ステレオ入
力信号について交互に形成される各ステレオ信号の残響
パターン間の残響信号の一部を交互に入れ換えて遅延時
間を長くしかつ残響パターンの時間間隔を短くできるこ
とにより、従来ＦＩＲフィルタ毎の信号処理上の定位感
があったが、この定位感が減少しより自然な残響が形成
できるようになった。
力信号について交互に形成される各ステレオ信号の残響
パターン間の残響信号の一部を交互に入れ換えて遅延時
間を長くしかつ残響パターンの時間間隔を短くできるこ
とにより、従来ＦＩＲフィルタ毎の信号処理上の定位感
があったが、この定位感が減少しより自然な残響が形成
できるようになった。
【０００９】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図１は本発明の実施例に係る残響付加装置を
示す図である。本図に示す残響付加装置は、一方にディ
ジタルのステレオ信号（Ｌ、Ｒ）を入力する加算器１及
び２と、該加算器１及び２からの信号を入力し、例えば
１サンプリング周期毎にディジタル信号を遅延し、出力
用のマルチタップを具備する、例えばＲＡＭ（Random
Access Memory) のようなデイレイメモリ３及び４と、
該デイレイメモリ３及び４の前記マルチタップに接続さ
れる複数の乗算器５及び６と、該複数の乗算器５の出力
の大部分と前記複数の乗算器６の出力の一部とを加算し
てステレオ用出力信号（Ｌ）を形成する加算器７と、前
記乗算器６の出力の大部分と前記乗算器５の出力の一部
とを加算してステレオ用出力信号（Ｒ）形成する加算器
８と、前記デイレイメモリ３及び４の任意のタップ（本
実施例では最終段のタップ）からの信号を所定時間遅延
する遅延器９及び１０と、該遅延器９及び１０による遅
延信号の振幅を調整して振幅調整された信号を前記加算
器２及び１の他方の入力に交差して帰還する乗算器１１
及び１２とを含む。
説明する。図１は本発明の実施例に係る残響付加装置を
示す図である。本図に示す残響付加装置は、一方にディ
ジタルのステレオ信号（Ｌ、Ｒ）を入力する加算器１及
び２と、該加算器１及び２からの信号を入力し、例えば
１サンプリング周期毎にディジタル信号を遅延し、出力
用のマルチタップを具備する、例えばＲＡＭ（Random
Access Memory) のようなデイレイメモリ３及び４と、
該デイレイメモリ３及び４の前記マルチタップに接続さ
れる複数の乗算器５及び６と、該複数の乗算器５の出力
の大部分と前記複数の乗算器６の出力の一部とを加算し
てステレオ用出力信号（Ｌ）を形成する加算器７と、前
記乗算器６の出力の大部分と前記乗算器５の出力の一部
とを加算してステレオ用出力信号（Ｒ）形成する加算器
８と、前記デイレイメモリ３及び４の任意のタップ（本
実施例では最終段のタップ）からの信号を所定時間遅延
する遅延器９及び１０と、該遅延器９及び１０による遅
延信号の振幅を調整して振幅調整された信号を前記加算
器２及び１の他方の入力に交差して帰還する乗算器１１
及び１２とを含む。
【００１０】前述したように、上記残響付加装置はディ
ジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰ）で構成され、デイ
レイメモリ３、乗算器５及び加算器７、デイレイメモリ
４、乗算器６及び加算器８とで構成されるものはそれぞ
れＦＩＲフィルタといわれるものである。図２は図１の
本発明の残響付加装置の動作を説明するための各ステレ
オ信号の残響パターンを示す図であり、図２は図１の各
残響パターンのうち一部の入れ換えを説明する図であ
る。図２（ａ）は前記加算器７の出力パターンを示し、
図２（ｂ）は前記加算器８の出力の残響パターンを示
す。図２（ａ）及び（ｂ）に示すように、乗算器５及び
６で左右独立に演算を行う各ＦＩＲフィルタの初期部の
残響パターン出力を形成し残響パターン形成後に各ディ
ジタルメモリ３及び４の後部タップの信号を他方のディ
ジタルメモリ４及び３の入力に交差するように帰還しそ
の遅延帰還時間及び振幅を調整してカラレーションの低
減を図ろうとしている。すなわち入力信号（Ｌ）が前記
デイレイメモリ３で１サンプリング周期づつ遅延し、タ
ップから遅延信号が取り出され前記乗算器５により遅延
が進む程に振幅が小さくなるように調整されてこのよう
に調整された信号が前記加算器７によりたたみこまれて
残響パターンとしてステレオ信号（Ｌ）が形成される。
前記デイレイメモリ３での遅延が終了した信号が前記遅
延器９により遅延されて前記乗算器１１により振幅を調
整されて前記デイレイメモリ４への入力信号になる。こ
の入力信号は上記と同様にして残響パターンとしてステ
レオ信号（Ｒ）を形成し、前記デイレイメモリ４での遅
延が終了した信号が前記遅延器１０および乗算器１２を
介して前記デイレイメモリ３への入力信号になる。図３
に示すような信号の処理において前記加算器７から出力
される残響パターンのうち一部が前記乗算器６から供給
される。同様に前記加算器８から出力される残響パター
ンのうち一部が前記乗算器５から供給される。このため
ＦＩＲフィルタにより形成される左右の残響音が交差す
る残響パターンの時間間隔を実質的に短く設定でき周期
性を少なくできる。よって従来各ステレオ出力信号では
左右のＦＩＲフィルタの残響パターンが交互に現れて定
位感が生じるが、各ＦＩＲフィルタでの形成される残響
パターンの一部が左右入れ換えられることによって上記
定位感が少なくなり自然な残響信号が形成できることに
なる。したがって、本実施例におけるＦＩＲフィルタを
用いることにより、カラレーションが少なくかつ周期性
の少ない残響付加装置を提供できる。
ジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰ）で構成され、デイ
レイメモリ３、乗算器５及び加算器７、デイレイメモリ
４、乗算器６及び加算器８とで構成されるものはそれぞ
れＦＩＲフィルタといわれるものである。図２は図１の
本発明の残響付加装置の動作を説明するための各ステレ
オ信号の残響パターンを示す図であり、図２は図１の各
残響パターンのうち一部の入れ換えを説明する図であ
る。図２（ａ）は前記加算器７の出力パターンを示し、
図２（ｂ）は前記加算器８の出力の残響パターンを示
す。図２（ａ）及び（ｂ）に示すように、乗算器５及び
６で左右独立に演算を行う各ＦＩＲフィルタの初期部の
残響パターン出力を形成し残響パターン形成後に各ディ
ジタルメモリ３及び４の後部タップの信号を他方のディ
ジタルメモリ４及び３の入力に交差するように帰還しそ
の遅延帰還時間及び振幅を調整してカラレーションの低
減を図ろうとしている。すなわち入力信号（Ｌ）が前記
デイレイメモリ３で１サンプリング周期づつ遅延し、タ
ップから遅延信号が取り出され前記乗算器５により遅延
が進む程に振幅が小さくなるように調整されてこのよう
に調整された信号が前記加算器７によりたたみこまれて
残響パターンとしてステレオ信号（Ｌ）が形成される。
前記デイレイメモリ３での遅延が終了した信号が前記遅
延器９により遅延されて前記乗算器１１により振幅を調
整されて前記デイレイメモリ４への入力信号になる。こ
の入力信号は上記と同様にして残響パターンとしてステ
レオ信号（Ｒ）を形成し、前記デイレイメモリ４での遅
延が終了した信号が前記遅延器１０および乗算器１２を
介して前記デイレイメモリ３への入力信号になる。図３
に示すような信号の処理において前記加算器７から出力
される残響パターンのうち一部が前記乗算器６から供給
される。同様に前記加算器８から出力される残響パター
ンのうち一部が前記乗算器５から供給される。このため
ＦＩＲフィルタにより形成される左右の残響音が交差す
る残響パターンの時間間隔を実質的に短く設定でき周期
性を少なくできる。よって従来各ステレオ出力信号では
左右のＦＩＲフィルタの残響パターンが交互に現れて定
位感が生じるが、各ＦＩＲフィルタでの形成される残響
パターンの一部が左右入れ換えられることによって上記
定位感が少なくなり自然な残響信号が形成できることに
なる。したがって、本実施例におけるＦＩＲフィルタを
用いることにより、カラレーションが少なくかつ周期性
の少ない残響付加装置を提供できる。
【００１１】
【発明の効果】以下説明したように本発明によれば、各
ステレオ入力信号についてＦＩＲフィルタで残響パター
ンを形成し、残響パターン形成後の信号等を交互にＦＩ
Ｒフィルタに帰還して各ステレオ信号を入れ換えて形成
される各残響パターンの一部を交互に入れ換えることに
より、残響時間が実質的に短くなり定位感が少なくなり
より自然な残響が形成できるようになった。
ステレオ入力信号についてＦＩＲフィルタで残響パター
ンを形成し、残響パターン形成後の信号等を交互にＦＩ
Ｒフィルタに帰還して各ステレオ信号を入れ換えて形成
される各残響パターンの一部を交互に入れ換えることに
より、残響時間が実質的に短くなり定位感が少なくなり
より自然な残響が形成できるようになった。
【図１】本発明の実施例に係る残響付加装置を示す図で
ある。
ある。
【図２】図１の本発明の残響付加装置の動作を説明する
ための各ステレオ信号の残響パターンを示す図である。
ための各ステレオ信号の残響パターンを示す図である。
【図３】図２の各残響パターンのうち一部の入れ換えを
説明する図である。
説明する図である。
【図４】本発明の前提となる残響付加装置を示す図であ
る。
る。
【図５】図４の本発明の前提となる残響付加装置の動作
を説明するための残響パターンを示す図である。
を説明するための残響パターンを示す図である。
１，２，７，８…加算器 ３，４…デイレイメモリ ５，６，１１，１２…乗算器 ９，１０…遅延器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｒ 3/12 Ｚ 8622−5Ｈ
Claims (1)
- 【請求項１】 各ステレオ入力信号にそれぞれ残響パタ
ーンを付加するＦＩＲフィルタの任意のタップからの信
号を遅延し振幅を調整しこの調整された信号を交差して
対向する各該ＦＩＲフィルタの入力に帰還し該帰還信号
により残響パターンを形成する残響付加装置において、 各前記ＦＩＲフィルタからの各ステレオ出力信号の残響
パターン間の残響信号の一部を交互に入れ換えることを
特徴とする残響付加装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4005519A JPH05191894A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 残響付加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4005519A JPH05191894A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 残響付加装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05191894A true JPH05191894A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11613441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4005519A Withdrawn JPH05191894A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 残響付加装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05191894A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6285766B1 (en) | 1997-06-30 | 2001-09-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Apparatus for localization of sound image |
| US8036389B2 (en) * | 2005-09-26 | 2011-10-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method of canceling vocal component in an audio signal |
| JP2015064597A (ja) * | 2009-10-21 | 2015-04-09 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー．ファオ | 反響装置およびオーディオ信号を反響させる方法 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP4005519A patent/JPH05191894A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6285766B1 (en) | 1997-06-30 | 2001-09-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Apparatus for localization of sound image |
| US8036389B2 (en) * | 2005-09-26 | 2011-10-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method of canceling vocal component in an audio signal |
| JP2015064597A (ja) * | 2009-10-21 | 2015-04-09 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー．ファオ | 反響装置およびオーディオ信号を反響させる方法 |
| US9245520B2 (en) | 2009-10-21 | 2016-01-26 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Reverberator and method for reverberating an audio signal |
| JP2016197252A (ja) * | 2009-10-21 | 2016-11-24 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー．ファオ | 反響装置およびオーディオ信号を反響させる方法 |
| US9747888B2 (en) | 2009-10-21 | 2017-08-29 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. | Reverberator and method for reverberating an audio signal |
| US10043509B2 (en) | 2009-10-21 | 2018-08-07 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandtem Forschung E.V. | Reverberator and method for reverberating an audio signal |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |