JPH05187439A - 横押し構造を有するリニアガイド装置 - Google Patents
横押し構造を有するリニアガイド装置Info
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- JPH05187439A JPH05187439A JP4003965A JP396592A JPH05187439A JP H05187439 A JPH05187439 A JP H05187439A JP 4003965 A JP4003965 A JP 4003965A JP 396592 A JP396592 A JP 396592A JP H05187439 A JPH05187439 A JP H05187439A
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- slider
- guide device
- linear guide
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
- F16C29/0638—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
- F16C29/0642—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/25—Movable or adjustable work or tool supports
- B23Q1/26—Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/004—Fixing of a carriage or rail, e.g. rigid mounting to a support structure or a movable part
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- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/005—Guide rails or tracks for a linear bearing, i.e. adapted for movement of a carriage or bearing body there along
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】予め横押し手段を内蔵し且つ位置決め調整が可
能なリニアガイド装置を提供することを目的としてい
る。 【構成】案内レール１の両側面１ｂ，１ｂには、この側
面１ｂ，１ｂと直交する複数個ねじ穴２１が形成されて
いる。その形成された各ねじ穴２１は、案内レール１の
長手方向（軸方向）に対して左右対称な位置に夫々同軸
に対をなして配設されている。上記ねじ穴２１に横押し
ボルト２２が螺着される。スライダ本体４１の両側面４
１ｂ，４１ｂにも、複数個のねじ穴２５が形成されてい
る。そのネジ穴２５もスライダ２の移動方向に対して左
右対称な位置に夫々同軸に対をなして配設されている。
そのねじ穴２１に横押しボルト２６が螺着される。
能なリニアガイド装置を提供することを目的としてい
る。 【構成】案内レール１の両側面１ｂ，１ｂには、この側
面１ｂ，１ｂと直交する複数個ねじ穴２１が形成されて
いる。その形成された各ねじ穴２１は、案内レール１の
長手方向（軸方向）に対して左右対称な位置に夫々同軸
に対をなして配設されている。上記ねじ穴２１に横押し
ボルト２２が螺着される。スライダ本体４１の両側面４
１ｂ，４１ｂにも、複数個のねじ穴２５が形成されてい
る。そのネジ穴２５もスライダ２の移動方向に対して左
右対称な位置に夫々同軸に対をなして配設されている。
そのねじ穴２１に横押しボルト２６が螺着される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械や測定機械等
の直線可動部を備えた機械や装置類に取付けて当該可動
部を支持し案内するリニアガイド装置に係り、特に、横
押し手段を予め装備して機械への取付けを容易にしたリ
ニアガイド装置に関する。
の直線可動部を備えた機械や装置類に取付けて当該可動
部を支持し案内するリニアガイド装置に係り、特に、横
押し手段を予め装備して機械への取付けを容易にしたリ
ニアガイド装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】リニアガイド装置は、例えば図８に示す
ように、機械の機台であるベッドＢｅに取付けボルトで
固定される２本の案内レール１を跨いでコ字形断面のス
ライダ２が遊嵌されてなり、その案内レール１とスライ
ダ２の対向する側面に夫々設けられている転動体転動溝
内に装入されたボールやローラ等の転動体の転動を介し
て、スライダ２が滑らかに移動できるようになってい
る。そのスライダ２は、一般に機械の取付け部材である
テーブルＴａに取付けボルトで固定して取付けられる。
ように、機械の機台であるベッドＢｅに取付けボルトで
固定される２本の案内レール１を跨いでコ字形断面のス
ライダ２が遊嵌されてなり、その案内レール１とスライ
ダ２の対向する側面に夫々設けられている転動体転動溝
内に装入されたボールやローラ等の転動体の転動を介し
て、スライダ２が滑らかに移動できるようになってい
る。そのスライダ２は、一般に機械の取付け部材である
テーブルＴａに取付けボルトで固定して取付けられる。
【０００３】ところで、上記のようなリニアガイド装置
の機械への取付けに際しては、取付け精度を確保するた
めに、予め機械の取付け部材であるベッドＢｅやテーブ
ルＴａに段部や凹部を形成し、その段部や凹部の側面Ｓ
に案内レール１やスライダ２の一方の側面（基準面）ｓ
を横方向から押し当てて密着させている。なお、上記密
着させるための横押しは、入力される衝撃に対するずれ
を防止するために行われている。
の機械への取付けに際しては、取付け精度を確保するた
めに、予め機械の取付け部材であるベッドＢｅやテーブ
ルＴａに段部や凹部を形成し、その段部や凹部の側面Ｓ
に案内レール１やスライダ２の一方の側面（基準面）ｓ
を横方向から押し当てて密着させている。なお、上記密
着させるための横押しは、入力される衝撃に対するずれ
を防止するために行われている。
【０００４】このとき従来にあっては、リニアガイド装
置の上記横押し手段として、横押し板等を使用する例え
ば図９〜図１１に示すような手段が一般に採用されてい
た。図９に示す手段は、最も広く用いられるものであ
り、機械のテーブルＴａ及びベッドＢｅに、横押しされ
る案内レール１及びスライダ２の側面が僅かに外方へ出
っ張るだけの幅を有する段部３を形成する。そして、逃
げ部４を設けた横押し板５を図８の如く側面に当てが
い、ボルト６で締め付けることで機械のテーブルＴａ及
びベッドＢｅの段部３に案内レール１及びスライダ２を
夫々横押しするものである。
置の上記横押し手段として、横押し板等を使用する例え
ば図９〜図１１に示すような手段が一般に採用されてい
た。図９に示す手段は、最も広く用いられるものであ
り、機械のテーブルＴａ及びベッドＢｅに、横押しされ
る案内レール１及びスライダ２の側面が僅かに外方へ出
っ張るだけの幅を有する段部３を形成する。そして、逃
げ部４を設けた横押し板５を図８の如く側面に当てが
い、ボルト６で締め付けることで機械のテーブルＴａ及
びベッドＢｅの段部３に案内レール１及びスライダ２を
夫々横押しするものである。
【０００５】図１０に示す手段は、ベッドＢｅに案内レ
ール１の幅よりも幾らか大きい幅の凹部７を設け、又テ
ーブルＴａにはスライダ２の幅より幾らか大きい幅の凹
部７Ａを設ける。そして、その凹部７，７Ａ内に案内レ
ール１及びスライダ２を一方に寄せて遊嵌し、各凹部
７，７Ａの土手部８の側面に設けられたねじ孔に横押し
ボルト９を螺合して締め付けることで、機械のテーブル
Ｔａ及びベッドＢｅの凹部に案内レール１及びスライダ
２を夫々横押しするものである。
ール１の幅よりも幾らか大きい幅の凹部７を設け、又テ
ーブルＴａにはスライダ２の幅より幾らか大きい幅の凹
部７Ａを設ける。そして、その凹部７，７Ａ内に案内レ
ール１及びスライダ２を一方に寄せて遊嵌し、各凹部
７，７Ａの土手部８の側面に設けられたねじ孔に横押し
ボルト９を螺合して締め付けることで、機械のテーブル
Ｔａ及びベッドＢｅの凹部に案内レール１及びスライダ
２を夫々横押しするものである。
【０００６】図１１に示す手段は、テーブルＴａやベッ
ドＢｅに、案内レール１やスライダ２の幅よりもかなり
大きい幅の凹部１０を設けて、その凹部１０内に案内レ
ール１やスライダ２を一方に寄せて遊嵌する。そして、
凹部１０の余った幅より広い平板状の横押し駒１１を用
意して、その横押し駒１１の側面を研削またはペーパや
すりなどで軽く落としながら現物合わせしたものを、き
っちり凹部１０の余幅内に嵌め込み、ボルト１２で固定
するものである。
ドＢｅに、案内レール１やスライダ２の幅よりもかなり
大きい幅の凹部１０を設けて、その凹部１０内に案内レ
ール１やスライダ２を一方に寄せて遊嵌する。そして、
凹部１０の余った幅より広い平板状の横押し駒１１を用
意して、その横押し駒１１の側面を研削またはペーパや
すりなどで軽く落としながら現物合わせしたものを、き
っちり凹部１０の余幅内に嵌め込み、ボルト１２で固定
するものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のリニアガイド装置にあっては、案内レール１
やスライダ２を高い位置精度を保って目的の機械へ正確
に取付けるのに必要な横押し手段が、リニアガイド装置
に内装されていない。そこで、ユーザー側で、前記のよ
うな横押し板５や横押しボルト９或いは横押し駒１１等
の横押し部品を準備し、且つ、テーブルＴａやベッドＢ
ｅにそれらの横押し部品を取付けるためのねじ穴加工等
を施している。
うな従来のリニアガイド装置にあっては、案内レール１
やスライダ２を高い位置精度を保って目的の機械へ正確
に取付けるのに必要な横押し手段が、リニアガイド装置
に内装されていない。そこで、ユーザー側で、前記のよ
うな横押し板５や横押しボルト９或いは横押し駒１１等
の横押し部品を準備し、且つ、テーブルＴａやベッドＢ
ｅにそれらの横押し部品を取付けるためのねじ穴加工等
を施している。
【０００８】このため、大型の機台に、横押し部品取付
け用の多数の小さなねじ穴を加工したり、横押し部品自
体を加工するのに、大変は労力や費用を要するという問
題がある。また、前記横押し部品をリニアガイド装置と
は別にユーザが用意する必要があり、その部品管理，部
品設計，組付け手配等に煩雑な手間がかかり、また、リ
ニアガイド装置メーカにとっては、リニアガイド装置を
取付ける機械のスペースがユーザによってまちまちであ
り、横押し部品の標準化は困難であるという問題があ
る。
け用の多数の小さなねじ穴を加工したり、横押し部品自
体を加工するのに、大変は労力や費用を要するという問
題がある。また、前記横押し部品をリニアガイド装置と
は別にユーザが用意する必要があり、その部品管理，部
品設計，組付け手配等に煩雑な手間がかかり、また、リ
ニアガイド装置メーカにとっては、リニアガイド装置を
取付ける機械のスペースがユーザによってまちまちであ
り、横押し部品の標準化は困難であるという問題があ
る。
【０００９】さらに、リニアガイド装置の案内レール１
やスライダ２の一方の側面（基準面）ｓを、直接，機台
に加工した基準側面部である段部や凹部の側面Ｓに当接
せざるを得ないので、その段部や凹部の側面の加工精度
によってリニアガイド装置の直真度や平行度等の取付け
精度に影響が出る。このため、上記機台の基準側面部を
所定精度以上に仕上げる必要が生じて該加工に大変な労
力と費用がかかるという問題もある。
やスライダ２の一方の側面（基準面）ｓを、直接，機台
に加工した基準側面部である段部や凹部の側面Ｓに当接
せざるを得ないので、その段部や凹部の側面の加工精度
によってリニアガイド装置の直真度や平行度等の取付け
精度に影響が出る。このため、上記機台の基準側面部を
所定精度以上に仕上げる必要が生じて該加工に大変な労
力と費用がかかるという問題もある。
【００１０】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、予め横押し手段を内蔵し且つ位置決め
調整が可能なリニアガイド装置を提供することを目的と
している。
なされたもので、予め横押し手段を内蔵し且つ位置決め
調整が可能なリニアガイド装置を提供することを目的と
している。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のリニアガイド装置は、軸方向に延長されそ
の両側面に軸方向の転動体転動溝を有する案内レール
と、その案内レールを跨いで軸方向へ移動可能に遊嵌さ
れるスライダとからなり、その案内レール及びスライダ
が夫々機械の取付け部材に形成された凹部に取付けられ
るリニアガイド装置において、前記案内レールとスライ
ダのうちの少なくとも一方の両側面に、その両側面の左
右対称な位置へ同軸に対をなして穿設される複数個のね
じ穴と、そのねじ穴にそれぞれ螺合して頭部頂面を前記
凹部の側面にそれぞれ押圧可能な複数の横押しボルトと
を備えたことを特徴としている。
に、本発明のリニアガイド装置は、軸方向に延長されそ
の両側面に軸方向の転動体転動溝を有する案内レール
と、その案内レールを跨いで軸方向へ移動可能に遊嵌さ
れるスライダとからなり、その案内レール及びスライダ
が夫々機械の取付け部材に形成された凹部に取付けられ
るリニアガイド装置において、前記案内レールとスライ
ダのうちの少なくとも一方の両側面に、その両側面の左
右対称な位置へ同軸に対をなして穿設される複数個のね
じ穴と、そのねじ穴にそれぞれ螺合して頭部頂面を前記
凹部の側面にそれぞれ押圧可能な複数の横押しボルトと
を備えたことを特徴としている。
【００１２】
【作用】機械の取付け部材であるベッドやテーブル等に
予め形成された凹部内に、リニアガイド装置を遊嵌して
取付けボルトを仮締めする。このとき、両側面に螺合さ
れている各横押しボルトを、横押し構造のねじ穴に一杯
まで締めつけておく。次に、側面に螺合している一対の
横押しボルトを、ねじ締め工具で緩め方向に廻して、各
横押しボルトの頭部で前記凹部の対向する側面を押圧す
る。その押圧の反力で、リニアガイド装置の両側面が凹
所の両側面に前記ボルトの頭部頂面を介して固定され
て、該リニアガイド装置は横押しされる。
予め形成された凹部内に、リニアガイド装置を遊嵌して
取付けボルトを仮締めする。このとき、両側面に螺合さ
れている各横押しボルトを、横押し構造のねじ穴に一杯
まで締めつけておく。次に、側面に螺合している一対の
横押しボルトを、ねじ締め工具で緩め方向に廻して、各
横押しボルトの頭部で前記凹部の対向する側面を押圧す
る。その押圧の反力で、リニアガイド装置の両側面が凹
所の両側面に前記ボルトの頭部頂面を介して固定され
て、該リニアガイド装置は横押しされる。
【００１３】このとき、左右軸対称になっている一対の
ボルトの螺合状態を調整することで、前記凹部に置かれ
たリニアガイド装置の左右方向の位置の微調整が実施さ
れて、正確な位置決めがなされる。また、一対のボルト
が左右方向に軸対称に且つ同軸に配設されているので、
両ボルトの頭部頂面で凹部の対向面を押圧しても、その
押圧による反力の作用線が同一線上に発生してリニアガ
イド装置に曲げモーメントを付与することはない。
ボルトの螺合状態を調整することで、前記凹部に置かれ
たリニアガイド装置の左右方向の位置の微調整が実施さ
れて、正確な位置決めがなされる。また、一対のボルト
が左右方向に軸対称に且つ同軸に配設されているので、
両ボルトの頭部頂面で凹部の対向面を押圧しても、その
押圧による反力の作用線が同一線上に発生してリニアガ
イド装置に曲げモーメントを付与することはない。
【００１４】これによって、機台の前記凹部に従来ほど
の加工精度を要求する必要がなくなると共に、テーブル
等の機械の取付け位置の微調整が実施される。また、案
内レールやスライダを正確に取付けるための横押し板な
どを別途に用意することも不要であり、またベッドやテ
ーブルに横押し板取付けねじを加工する必要もない。
の加工精度を要求する必要がなくなると共に、テーブル
等の機械の取付け位置の微調整が実施される。また、案
内レールやスライダを正確に取付けるための横押し板な
どを別途に用意することも不要であり、またベッドやテ
ーブルに横押し板取付けねじを加工する必要もない。
【００１５】その後、取付けボルトを最終的に締めつけ
て、リニアガイド装置を所定箇所に固定する。
て、リニアガイド装置を所定箇所に固定する。
【００１６】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、従来例と同一又は相当部分には同一符号を付して
いる。まず構成を説明すると、図１及び図２に示すよう
に、リニアガイド装置の案内レール１は、角形断面を有
して軸方向に延び、その両側面１ｂ，１ｂに夫々２条の
軸方向に延びるボール転動溝１Ａが設けられたものであ
る。
なお、従来例と同一又は相当部分には同一符号を付して
いる。まず構成を説明すると、図１及び図２に示すよう
に、リニアガイド装置の案内レール１は、角形断面を有
して軸方向に延び、その両側面１ｂ，１ｂに夫々２条の
軸方向に延びるボール転動溝１Ａが設けられたものであ
る。
【００１７】スライダ２は、この案内レール１のボール
転動溝１Ａに対向するボール転動溝４３を有して案内レ
ール１に跨ぐようにして上方から遊嵌し、図４に示すよ
うに、ボール転動溝１Ａ，４３内を転動する転動体であ
るボールＢの転動を介して案内レール１の軸方向に直線
移動可能に形成されている。上記リニアガイド装置の案
内レール１とスライダ２は、更に、それぞれ横押し構造
を備えている。
転動溝１Ａに対向するボール転動溝４３を有して案内レ
ール１に跨ぐようにして上方から遊嵌し、図４に示すよ
うに、ボール転動溝１Ａ，４３内を転動する転動体であ
るボールＢの転動を介して案内レール１の軸方向に直線
移動可能に形成されている。上記リニアガイド装置の案
内レール１とスライダ２は、更に、それぞれ横押し構造
を備えている。
【００１８】即ち、案内レール１の両側面１ｂ，１ｂに
は、ボール転動溝１Ａの下方に、この側面１ｂ，１ｂと
直交する複数個（本実施例では長手寄りに間隔を隔てて
左右に２個ずつ）のねじ穴２１が形成されている。その
両側面に形成された各ねじ穴２１は、図２に示すよう
に、案内レール１の長手方向（軸方向）に対して左右対
称な位置に夫々同軸に対をなして配設されている。この
実施例のねじ穴２１は、図３に示すように、案内レール
１の上面１ａから下面１ｄにかけて貫通する取付けボル
ト貫通孔Ａと交差する位置に設けてあり、ねじ穴２１は
貫通されている。
は、ボール転動溝１Ａの下方に、この側面１ｂ，１ｂと
直交する複数個（本実施例では長手寄りに間隔を隔てて
左右に２個ずつ）のねじ穴２１が形成されている。その
両側面に形成された各ねじ穴２１は、図２に示すよう
に、案内レール１の長手方向（軸方向）に対して左右対
称な位置に夫々同軸に対をなして配設されている。この
実施例のねじ穴２１は、図３に示すように、案内レール
１の上面１ａから下面１ｄにかけて貫通する取付けボル
ト貫通孔Ａと交差する位置に設けてあり、ねじ穴２１は
貫通されている。
【００１９】上記ねじ穴２１には、横押しボルト２２が
螺着される。この実施例における該横押しボルト２２
は、六角形頭部を有する六角穴付ボルトが使用されてい
る。この横押しボルトの頭部２３の頂面２３ａは、取付
け部材を構成する機台であるベッドＢｅに形成された凹
部７の側面との当接面を形成している。また、スライダ
２の本体４１の両側面４１ｂ，４１ｂにも、複数個（図
１では長手寄りに間隔を隔てて２個）のねじ穴２５が形
成されている。この両側面４１ｂ，４１ｂに形成された
各ネジ穴２５も、図２に示すように、スライダ２の移動
方向に対して左右対称な位置に夫々同軸に対をなして配
設されている。このねじ穴２５は、盲穴になっており、
これに上記横押しボルト２２と同様の横押しボルト２６
が螺着される。
螺着される。この実施例における該横押しボルト２２
は、六角形頭部を有する六角穴付ボルトが使用されてい
る。この横押しボルトの頭部２３の頂面２３ａは、取付
け部材を構成する機台であるベッドＢｅに形成された凹
部７の側面との当接面を形成している。また、スライダ
２の本体４１の両側面４１ｂ，４１ｂにも、複数個（図
１では長手寄りに間隔を隔てて２個）のねじ穴２５が形
成されている。この両側面４１ｂ，４１ｂに形成された
各ネジ穴２５も、図２に示すように、スライダ２の移動
方向に対して左右対称な位置に夫々同軸に対をなして配
設されている。このねじ穴２５は、盲穴になっており、
これに上記横押しボルト２２と同様の横押しボルト２６
が螺着される。
【００２０】この横押しボルト２６の頭部２７の頂面２
７ａは、テーブルＴａに形成された凹部７Ａの側面との
当接面を形成している。以下、上記横押し構造を有する
リニアガイド装置について詳説する。案内レール１のボ
ール転動溝１Ａの溝底には幅の狭い保持器逃げ溝１Ｂが
軸方向に沿って併設されている。
７ａは、テーブルＴａに形成された凹部７Ａの側面との
当接面を形成している。以下、上記横押し構造を有する
リニアガイド装置について詳説する。案内レール１のボ
ール転動溝１Ａの溝底には幅の狭い保持器逃げ溝１Ｂが
軸方向に沿って併設されている。
【００２１】一方、案内レール１を跨ぐスライダ２の本
体４１の両袖部４２の内側面に、上記ボール転動溝１Ａ
に対向させたボール転動溝４３が形成され、これらの両
対向溝により負荷軌道としてのボール転動路４４が構成
される。スライダ本体４１の両袖部４２の肉厚部には、
前記軌道溝４３に平行して軸方向に貫通させたボール戻
り通路４５が形成されている。
体４１の両袖部４２の内側面に、上記ボール転動溝１Ａ
に対向させたボール転動溝４３が形成され、これらの両
対向溝により負荷軌道としてのボール転動路４４が構成
される。スライダ本体４１の両袖部４２の肉厚部には、
前記軌道溝４３に平行して軸方向に貫通させたボール戻
り通路４５が形成されている。
【００２２】これに対して、スライダ本体４１に前後両
端にそれぞれ接合されるエンドキャップ４６には、半円
弧状に湾曲した外周側の案内面４７Ａと内周側の案内面
４７Ｂとで湾曲路４７が形成されている。この湾曲路４
７は、負荷領域であるボール転動路４４を無負荷のボー
ル戻り通路４５に連通させるものであり、外周側の案内
面４７Ａは案内レール１の軌道未１Ａに嵌合すべくエン
ドキャップ４６の内側面に突設された突出部４８からボ
ール戻り通路４５に至るように形成されている。これに
対して、内周側の案内面４７Ｂは、別途に射出成形され
た案内部材４９を、エンドキャップ４６の接合端面４６
Ａに嵌め込んで形成されたものである。
端にそれぞれ接合されるエンドキャップ４６には、半円
弧状に湾曲した外周側の案内面４７Ａと内周側の案内面
４７Ｂとで湾曲路４７が形成されている。この湾曲路４
７は、負荷領域であるボール転動路４４を無負荷のボー
ル戻り通路４５に連通させるものであり、外周側の案内
面４７Ａは案内レール１の軌道未１Ａに嵌合すべくエン
ドキャップ４６の内側面に突設された突出部４８からボ
ール戻り通路４５に至るように形成されている。これに
対して、内周側の案内面４７Ｂは、別途に射出成形され
た案内部材４９を、エンドキャップ４６の接合端面４６
Ａに嵌め込んで形成されたものである。
【００２３】そして、ボール転動路４４とボール戻り通
路４５と湾曲路４７とで形成されるボール循環経路に、
多数のボールＢが装填されている。なお、５０はボール
Ｂの保持器であり、エンドキャップ４６に装着されて、
スライダ２を案内レール１から取り外してもボールＢが
スライダ２の軌道溝４３から脱落しないように保持する
機能を有する。スライダ２が案内レール１に取り付けら
れた状態では、保持器５０の直線部は、案内レール１と
干渉しないように、案内レール側面のボール転動溝１Ａ
の溝底に設けられた保持器逃げ溝１Ｂ内に収納される。
路４５と湾曲路４７とで形成されるボール循環経路に、
多数のボールＢが装填されている。なお、５０はボール
Ｂの保持器であり、エンドキャップ４６に装着されて、
スライダ２を案内レール１から取り外してもボールＢが
スライダ２の軌道溝４３から脱落しないように保持する
機能を有する。スライダ２が案内レール１に取り付けら
れた状態では、保持器５０の直線部は、案内レール１と
干渉しないように、案内レール側面のボール転動溝１Ａ
の溝底に設けられた保持器逃げ溝１Ｂ内に収納される。
【００２４】また、５２は案内レール１の取付けボルト
である。この取付けボルト５２の頭部は取付けボルト挿
通孔Ａの座ぐり部５１Ａに収納されて、案内レール１の
上面１ａから突出しないようにされている。更に、レー
ル上面１ａの凹状内に、レール全長に及び防塵テープ５
１Ｃが貼り付けてある。また、５３はスライダ本体４１
の上面に穿設されたねじ穴で、テーブルＴａの取付けボ
ルト５４が螺合される。
である。この取付けボルト５２の頭部は取付けボルト挿
通孔Ａの座ぐり部５１Ａに収納されて、案内レール１の
上面１ａから突出しないようにされている。更に、レー
ル上面１ａの凹状内に、レール全長に及び防塵テープ５
１Ｃが貼り付けてある。また、５３はスライダ本体４１
の上面に穿設されたねじ穴で、テーブルＴａの取付けボ
ルト５４が螺合される。
【００２５】次に、リニアガイド装置の案内レール１及
びスライダ２の機械への取付けについて、図１〜図５に
基づき説明する。例えば旋盤のベッドＢｅの所定位置に
予め形成されたリニアガイド装置取付け用の凹部７内
に、案内レール１を遊嵌し、取付けボルト５２を途中ま
でねじ込んで仮締めしておく。次いで、図５に示すよう
に、案内レール１のねじ穴２１に螺合して締め込んであ
る横押しボルト２２の頭部２３にねじ締め工具であるス
パナ５５をあてがい、横押しボルト２２を緩めていく。
すると、左右の横押しボルト２２が抜け方向，即ち左右
方向に移動する。これにより頭部２３が案内レール１の
側面１ｂ，１ｂから離れて、その頂面２３ａが前記凹部
７の側面に夫々当接する。これを、左右対称位置にある
両側面の横押しボルト２２に対して実施することで、前
記凹部７の両側面に各横押しボルト２２の頂面が当接し
て、これを押圧する。その左右両方向への押圧の反力で
案内レール１が横押しされて位置決めされる。
びスライダ２の機械への取付けについて、図１〜図５に
基づき説明する。例えば旋盤のベッドＢｅの所定位置に
予め形成されたリニアガイド装置取付け用の凹部７内
に、案内レール１を遊嵌し、取付けボルト５２を途中ま
でねじ込んで仮締めしておく。次いで、図５に示すよう
に、案内レール１のねじ穴２１に螺合して締め込んであ
る横押しボルト２２の頭部２３にねじ締め工具であるス
パナ５５をあてがい、横押しボルト２２を緩めていく。
すると、左右の横押しボルト２２が抜け方向，即ち左右
方向に移動する。これにより頭部２３が案内レール１の
側面１ｂ，１ｂから離れて、その頂面２３ａが前記凹部
７の側面に夫々当接する。これを、左右対称位置にある
両側面の横押しボルト２２に対して実施することで、前
記凹部７の両側面に各横押しボルト２２の頂面が当接し
て、これを押圧する。その左右両方向への押圧の反力で
案内レール１が横押しされて位置決めされる。
【００２６】このときベッドＢｅの前記凹部７の一方の
側面の加工精度が悪く若干の曲がりが存在していても、
一対になっている横押しボルト２２の各螺合状態を変更
することで案内レール１の左右への位置の微調整が可能
になり、該案内レールに対して前記凹部７の加工精度に
影響されずに、より正確な位置決めが可能になる。その
後、案内レール１の取付けボルト５２を最終的に締め付
ける。
側面の加工精度が悪く若干の曲がりが存在していても、
一対になっている横押しボルト２２の各螺合状態を変更
することで案内レール１の左右への位置の微調整が可能
になり、該案内レールに対して前記凹部７の加工精度に
影響されずに、より正確な位置決めが可能になる。その
後、案内レール１の取付けボルト５２を最終的に締め付
ける。
【００２７】また、スライダ２にテーブルＴａを取付け
る際は、テーブルＴａの所定位置に予め成形されたリニ
アガイド装置用の凹部７Ａにスライダ２を置き、取付け
ボルト５４を途中までねじ込んで仮締めしておく。次い
で、上記と同様に、スライダ２のねじ穴２５に螺合して
締め込んである左右両側面の夫々の横押しボルト２６を
スパナ５５で緩めていき、その頭部２７の頂面２７ａを
凹部７Ａの両側面に夫々当接させて、これを押圧する。
その押圧の反力でスライダ２の両側面が横押しされて位
置決めされる。
る際は、テーブルＴａの所定位置に予め成形されたリニ
アガイド装置用の凹部７Ａにスライダ２を置き、取付け
ボルト５４を途中までねじ込んで仮締めしておく。次い
で、上記と同様に、スライダ２のねじ穴２５に螺合して
締め込んである左右両側面の夫々の横押しボルト２６を
スパナ５５で緩めていき、その頭部２７の頂面２７ａを
凹部７Ａの両側面に夫々当接させて、これを押圧する。
その押圧の反力でスライダ２の両側面が横押しされて位
置決めされる。
【００２８】このときも前記と同様に、テーブルＴａの
取付け基準面である前記凹部７Ａの一方の側面の加工精
度が悪く若干の曲がりが存在していても、一対になって
いる横押しボルト２５の各螺合状態を変更することで左
右への位置の微調整が可能になり該スライダ２を前記凹
部７Ａの加工精度に影響されずに、より正確な位置決め
ができる。
取付け基準面である前記凹部７Ａの一方の側面の加工精
度が悪く若干の曲がりが存在していても、一対になって
いる横押しボルト２５の各螺合状態を変更することで左
右への位置の微調整が可能になり該スライダ２を前記凹
部７Ａの加工精度に影響されずに、より正確な位置決め
ができる。
【００２９】その後、スライダ２の取付けボルト５４を
最終的に締め付ける。このように、本実施例によれば、
安定して真直度を確保しつつ、案内レール１をベッドＢ
ｅに、またスライダ２をテーブルＴａに、正確に固定す
ることができる。しかも、特に案内レールを正確に取付
けるための横押し板などをユーザーが準備する必要はな
く、またテーブルＴａやベッドＢｅ等に横押し板取付け
ねじを加工する必要も全くない。
最終的に締め付ける。このように、本実施例によれば、
安定して真直度を確保しつつ、案内レール１をベッドＢ
ｅに、またスライダ２をテーブルＴａに、正確に固定す
ることができる。しかも、特に案内レールを正確に取付
けるための横押し板などをユーザーが準備する必要はな
く、またテーブルＴａやベッドＢｅ等に横押し板取付け
ねじを加工する必要も全くない。
【００３０】また、旋盤やマニシングセンタなどでは、
主軸とサドルやテーブルとを誤って激突させることがあ
るが、このような衝突により生じる衝撃力で案内レール
１やスライダ２がずれることも、有効に防止できる。図
６は、横押し構造による他の取付け態様を示す第２実施
例である。これは、テーブルＴａやベッドＢｅにおける
案内レール１やスライダ２の取付け用の凹部７や７Ａの
土手部５６に、ねじ締め工具であるレンチ５７を通す貫
通孔５８を設けて、横押しボルト２２，２６の操作をね
じ頭部２３，２７に設けた六角穴を利用して行うもので
ある。
主軸とサドルやテーブルとを誤って激突させることがあ
るが、このような衝突により生じる衝撃力で案内レール
１やスライダ２がずれることも、有効に防止できる。図
６は、横押し構造による他の取付け態様を示す第２実施
例である。これは、テーブルＴａやベッドＢｅにおける
案内レール１やスライダ２の取付け用の凹部７や７Ａの
土手部５６に、ねじ締め工具であるレンチ５７を通す貫
通孔５８を設けて、横押しボルト２２，２６の操作をね
じ頭部２３，２７に設けた六角穴を利用して行うもので
ある。
【００３１】図７は第３実施例を示す、横押し構造によ
る更に他の取付け態様を示すものである。この場合は、
ベッドＢｅに側面６１を有する段部３を形成すると共
に、その側面６１と対向する位置にピン６０を植設す
る。そして、案内レール１をその段部３内で側面６１と
ピン６０との間に置き、図５と同様に、横押しボルト２
２をスパナを用いて操作し、横押しボルト２２をスパナ
を用いて操作し、横押しボルト２２の頭部頂面２３ａを
ピン６０に当接せしめて押圧する反力により、案内レー
ル１を横押しするものである。
る更に他の取付け態様を示すものである。この場合は、
ベッドＢｅに側面６１を有する段部３を形成すると共
に、その側面６１と対向する位置にピン６０を植設す
る。そして、案内レール１をその段部３内で側面６１と
ピン６０との間に置き、図５と同様に、横押しボルト２
２をスパナを用いて操作し、横押しボルト２２をスパナ
を用いて操作し、横押しボルト２２の頭部頂面２３ａを
ピン６０に当接せしめて押圧する反力により、案内レー
ル１を横押しするものである。
【００３２】図示しないが、スライダ２に関しても同様
にピンを用いた取付け態様が適用し得ることはいうまで
もない。なお、上記角実施例にあっては、横押しボルト
２２，２６が六角形頭部を有するものでついて述べた
が、これに限るものではなく、例えば四角形頭部等であ
ってもよい。
にピンを用いた取付け態様が適用し得ることはいうまで
もない。なお、上記角実施例にあっては、横押しボルト
２２，２６が六角形頭部を有するものでついて述べた
が、これに限るものではなく、例えば四角形頭部等であ
ってもよい。
【００３３】また、ベッドＢｅやテーブルＴａに凹部や
段部が形成されない場合は、テーブルＴａやベッドＢｅ
面上に例えば治具をボルト等で固定し、この治具の端面
を基準とし、案内レール１やスライダ２を取付け位置に
取付けボルト５２，５４で仮止めした後、横押しボルト
２２ないし２６の締め付けをスパナ５５で微小に調整す
ることで、案内レール１やスライダ２に所定以上の真直
度または平行度を確保することができる。
段部が形成されない場合は、テーブルＴａやベッドＢｅ
面上に例えば治具をボルト等で固定し、この治具の端面
を基準とし、案内レール１やスライダ２を取付け位置に
取付けボルト５２，５４で仮止めした後、横押しボルト
２２ないし２６の締め付けをスパナ５５で微小に調整す
ることで、案内レール１やスライダ２に所定以上の真直
度または平行度を確保することができる。
【００３４】なお、上記実施例は、転動体としてボール
Ｂを用いたボール形リニアガイド装置に関して説明して
きたが、転動体としてローラを用いるローラ形リニアガ
イド装置に対しても、全く同様に適用することが可能で
ある。また、図３，図７に示されるように、横押しボル
ト２２，２６の操作をスパナで行う使用態様の場合に
は、横押しボルトとして頭部に六角穴を有しない一般的
な市販の六角ボルトを利用することも可能である。
Ｂを用いたボール形リニアガイド装置に関して説明して
きたが、転動体としてローラを用いるローラ形リニアガ
イド装置に対しても、全く同様に適用することが可能で
ある。また、図３，図７に示されるように、横押しボル
ト２２，２６の操作をスパナで行う使用態様の場合に
は、横押しボルトとして頭部に六角穴を有しない一般的
な市販の六角ボルトを利用することも可能である。
【００３５】また、図６に示されるように、横押しボル
ト２２，２６の操作をレンチ５７で行う使用態様の場合
には、横押しボルトとして円筒形頭部を有する一般的な
市販の六角穴付ボルトを利用することも可能である。
ト２２，２６の操作をレンチ５７で行う使用態様の場合
には、横押しボルトとして円筒形頭部を有する一般的な
市販の六角穴付ボルトを利用することも可能である。
【００３６】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のリニ
アガイド装置では、案内レールやスライダの側面に横押
しボルトを螺合する横押し構造を設けたため、従来の如
く横押し部品をリニアガイド装置とは別に用意する必要
がなく、煩雑な横押し部品管理，部品設計，組付け手配
等が全く不要で、且つ、大型の機台に、横押し部品取付
け用の多数の小さなねじ穴を加工する等の労力や費用も
不要なリニアガイド装置を提供できるという効果が得ら
れる。
アガイド装置では、案内レールやスライダの側面に横押
しボルトを螺合する横押し構造を設けたため、従来の如
く横押し部品をリニアガイド装置とは別に用意する必要
がなく、煩雑な横押し部品管理，部品設計，組付け手配
等が全く不要で、且つ、大型の機台に、横押し部品取付
け用の多数の小さなねじ穴を加工する等の労力や費用も
不要なリニアガイド装置を提供できるという効果が得ら
れる。
【００３７】また、平行度や真直度などの取付け精度に
関して、極めて高精度が容易に確保できるという効果が
得られる。特に、左右一対の横押しボルトの螺合状態を
調整することで、機台の取付け基準面部に従来要求され
るだけの加工精度が無い場合でも左右方向の微調整が可
能となり、極めて高精度の取付けが容易に確保できる。
関して、極めて高精度が容易に確保できるという効果が
得られる。特に、左右一対の横押しボルトの螺合状態を
調整することで、機台の取付け基準面部に従来要求され
るだけの加工精度が無い場合でも左右方向の微調整が可
能となり、極めて高精度の取付けが容易に確保できる。
【図１】本発明に係る実施例の横押し構造を有するリニ
アガイド装置を示す全体斜視図である。
アガイド装置を示す全体斜視図である。
【図２】図１の上面図である。
【図３】本発明に係る実施例のリニアガイド装置の横押
し構造箇所を部分横断面で示す正面図である。
し構造箇所を部分横断面で示す正面図である。
【図４】図２のＸ−Ｘ線断面図である。
【図５】横押しボルトをスパナで操作する場合を示す模
式側面図である。
式側面図である。
【図６】横押しボルトを六角レンチで操作する場合を模
式的に示す要部を断面した正面図である。
式的に示す要部を断面した正面図である。
【図７】横押し構造を利用した案内レールの他の取付け
態様を模式的に示す要部を断面した正面図である。
態様を模式的に示す要部を断面した正面図である。
【図８】従来のリニアガイド装置の取付け態様の概要を
説明する正面図である。
説明する正面図である。
【図９】従来のリニアガイド装置の取付け手段を示す正
面図である。
面図である。
【図１０】従来のリニアガイド装置の取付け手段を示す
正面図である。
正面図である。
【図１１】従来のリニアガイド装置の取付け手段を示す
正面図である。
正面図である。
１ 案内レール １Ａ，４３ 転動体転動溝 ２ スライダ ２１，２５ ねじ穴 ２２，２６ 横押しボルト
Claims (1)
- 【請求項１】 軸方向に延長されその両側面に軸方向の
転動体転動溝を有する案内レールと、その案内レールを
跨いで軸方向へ移動可能に遊嵌されるスライダとからな
り、その案内レール及びスライダが夫々機械の取付け部
材に形成された凹部に取付けられるリニアガイド装置に
おいて、前記案内レールとスライダのうちの少なくとも
一方の両側面に、その両側面の左右対称な位置へ同軸に
対をなして穿設される複数個のねじ穴と、そのねじ穴に
それぞれ螺合して頭部頂面を前記凹部の側面にそれぞれ
押圧可能な複数の横押しボルトとを備えたことを特徴と
する横押し構造を有するリニアガイド装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4003965A JPH05187439A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 横押し構造を有するリニアガイド装置 |
| US07/996,633 US5308167A (en) | 1992-01-13 | 1992-12-24 | Linear guide apparatus with lateral position adjusting mechanism |
| DE4300344A DE4300344A1 (ja) | 1992-01-13 | 1993-01-08 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4003965A JPH05187439A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 横押し構造を有するリニアガイド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05187439A true JPH05187439A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11571798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4003965A Pending JPH05187439A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | 横押し構造を有するリニアガイド装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5308167A (ja) |
| JP (1) | JPH05187439A (ja) |
| DE (1) | DE4300344A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006341350A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Taiheiyo Cement Corp | エアスライドおよびその組立方法 |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5672011A (en) * | 1991-09-06 | 1997-09-30 | Ina Walzlager Schaeffler Kg | Rolling bearing for linear movements |
| DE4311641C1 (de) * | 1993-04-08 | 1994-04-21 | Star Gmbh | Linearbewegungsführung |
| JPH07190056A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-28 | Nippon Thompson Co Ltd | 直動ユニットにおけるトラックレール取付構造 |
| DE19615075A1 (de) * | 1996-04-17 | 1997-10-23 | Schaeffler Waelzlager Kg | Führungsschiene für ein Linearlager |
| JP3481771B2 (ja) * | 1996-04-25 | 2003-12-22 | Ｔｈｋ株式会社 | 直線案内装置のスライダの製造方法 |
| DE29613666U1 (de) * | 1996-08-07 | 1997-12-04 | Pies Gerrit | Führungsgestell |
| DE29706493U1 (de) * | 1997-04-11 | 1997-07-03 | Festo Kg, 73734 Esslingen | Kolbenstangenloser Linearantrieb |
| US20070036474A1 (en) * | 2001-06-21 | 2007-02-15 | Nsk, Ltd. | Material for rail of linear guide, rail for linear guide, process of manufacturing rail of linear guide, and linear guide |
| DE10342386B3 (de) * | 2003-09-13 | 2004-04-29 | Mannesmann Plastics Machinery Gmbh | Linearführung |
| US7229213B2 (en) * | 2003-10-07 | 2007-06-12 | Nsk, Ltd. | Linear guide device |
| DE102006016946B4 (de) * | 2006-04-11 | 2014-02-06 | Robert Bosch Gmbh | Linearführungseinrichtung |
| CN108019427A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-05-11 | 江苏尚诚精密模具科技有限公司 | 一种控制座滑块直线导轨结构 |
| CN110145510A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-08-20 | 广州华研精密机械股份有限公司 | 一种液压油缸活塞杆调节装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2016067B2 (de) * | 1970-04-03 | 1977-05-12 | Ausscheidung aus: 20 65 923 Bardocz, Arpad, Dr., 8000 München | Baukastensystem zur halterung optischer einrichtungen |
| US4614382A (en) * | 1984-09-21 | 1986-09-30 | Hiroshi Teramachi | Straight sliding roller bearing |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP4003965A patent/JPH05187439A/ja active Pending
- 1992-12-24 US US07/996,633 patent/US5308167A/en not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-01-08 DE DE4300344A patent/DE4300344A1/de not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006341350A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Taiheiyo Cement Corp | エアスライドおよびその組立方法 |
| JP4602168B2 (ja) * | 2005-06-10 | 2010-12-22 | 太平洋セメント株式会社 | エアスライドの組立方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4300344A1 (ja) | 1993-07-15 |
| US5308167A (en) | 1994-05-03 |
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