JPH05187313A - 内燃機関用ピストンの製造方法 - Google Patents
内燃機関用ピストンの製造方法Info
- Publication number
- JPH05187313A JPH05187313A JP20816192A JP20816192A JPH05187313A JP H05187313 A JPH05187313 A JP H05187313A JP 20816192 A JP20816192 A JP 20816192A JP 20816192 A JP20816192 A JP 20816192A JP H05187313 A JPH05187313 A JP H05187313A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gallery
- piston
- internal combustion
- combustion engine
- outer circumferential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
- F02F3/16—Pistons having cooling means
- F02F3/20—Pistons having cooling means the means being a fluid flowing through or along piston
- F02F3/22—Pistons having cooling means the means being a fluid flowing through or along piston the fluid being liquid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F2200/00—Manufacturing
- F02F2200/06—Casting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、高い冷却効果をもち、低コストな
内燃機関用ピストンを製造できるようにすることを目的
とする。 【構成】 金属材料からなるパイプを円環状に曲げて形
成されたギャラリ部材を、金属材料からなる固定部材の
円弧状部に接合し、次いで固定部材の外周部を型にセッ
トした後に、ギャラリ部材及び固定部材の一部を内燃機
関用ピストン本体に鋳込み、鋳造後、固定部材の外周部
を加工により切削除去する。
内燃機関用ピストンを製造できるようにすることを目的
とする。 【構成】 金属材料からなるパイプを円環状に曲げて形
成されたギャラリ部材を、金属材料からなる固定部材の
円弧状部に接合し、次いで固定部材の外周部を型にセッ
トした後に、ギャラリ部材及び固定部材の一部を内燃機
関用ピストン本体に鋳込み、鋳造後、固定部材の外周部
を加工により切削除去する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用ピストンの
製造方法に関するもので、作動時に冷却可能な内燃機関
用ピストンを製造する場合等に利用される。
製造方法に関するもので、作動時に冷却可能な内燃機関
用ピストンを製造する場合等に利用される。
【０００２】
【従来の技術】本発明に係わる従来技術として、例えば
実公昭５８−５２３４６号公報に開示されたものがあ
る。この従来技術は、従来別々であった冷却用空洞部と
リング溝を形成するリングトレーガとを一体にしてトレ
ーガ付管部を形成し、このトレーガ付管部をピストン本
体に鋳込んでいる。尚、トレーガ付管部はニレジスト等
の耐摩環材から形成されている。
実公昭５８−５２３４６号公報に開示されたものがあ
る。この従来技術は、従来別々であった冷却用空洞部と
リング溝を形成するリングトレーガとを一体にしてトレ
ーガ付管部を形成し、このトレーガ付管部をピストン本
体に鋳込んでいる。尚、トレーガ付管部はニレジスト等
の耐摩環材から形成されている。
【０００３】しかし、この従来技術では、トレーガ付管
部の冷却用空洞部や冷却用空洞部とリングトレーガ部と
のつなぎ部にも、熱伝導性の悪い耐摩環材を不必要にも
かかわらず使用しているので、ピストンのトップランド
部に加わった熱が冷却用空洞部に伝熱しにくく、実質的
に冷却効果が下がってしまうという不具合を有してい
る。また、トレーガ付管部を形成するニレジストは高価
であるために、ピストン全体としてコスト高になるとい
う不具合を有していた。
部の冷却用空洞部や冷却用空洞部とリングトレーガ部と
のつなぎ部にも、熱伝導性の悪い耐摩環材を不必要にも
かかわらず使用しているので、ピストンのトップランド
部に加わった熱が冷却用空洞部に伝熱しにくく、実質的
に冷却効果が下がってしまうという不具合を有してい
る。また、トレーガ付管部を形成するニレジストは高価
であるために、ピストン全体としてコスト高になるとい
う不具合を有していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
高い冷却効果をもち、低コストな内燃機関用ピストンを
製造できるようにすることを、その技術的課題とする。
高い冷却効果をもち、低コストな内燃機関用ピストンを
製造できるようにすることを、その技術的課題とする。
【０００５】
【０００６】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、金
属材料からなるパイプを円環状に曲げ、両端部を接合し
て密閉されたギャラリ部材と、外周部と、外周部の内側
に延在する固定足と、固定足の先端にギャラリ部材の断
面外周面形状と同一な円弧状に曲げられた円弧状部とを
有し、金属材料からなる固定部材を設け、固定部材の円
弧状部にギャラリ部材を接合して、固定部材の外周部を
型にセットした後に、ギャラリ部材及び固定部材の一部
を内燃機関用ピストン本体に鋳込み、鋳造後、固定部材
の外周部及び固定足の一部を加工により切削除去するこ
とにより内燃機関用ピストンを製造するようにしたこと
である。
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、金
属材料からなるパイプを円環状に曲げ、両端部を接合し
て密閉されたギャラリ部材と、外周部と、外周部の内側
に延在する固定足と、固定足の先端にギャラリ部材の断
面外周面形状と同一な円弧状に曲げられた円弧状部とを
有し、金属材料からなる固定部材を設け、固定部材の円
弧状部にギャラリ部材を接合して、固定部材の外周部を
型にセットした後に、ギャラリ部材及び固定部材の一部
を内燃機関用ピストン本体に鋳込み、鋳造後、固定部材
の外周部及び固定足の一部を加工により切削除去するこ
とにより内燃機関用ピストンを製造するようにしたこと
である。
【０００７】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、金属材
料からなるギャラリ部材が金属材料からなる固定部材の
円弧状部に接合され、固定部材の外周部を型にセットし
た後にギャラリ部材及び固定部材の一部を内燃機関用ピ
ストン本体に鋳込み、鋳造後、固定部材の外周部及び固
定足の一部が加工により切削除去される。
料からなるギャラリ部材が金属材料からなる固定部材の
円弧状部に接合され、固定部材の外周部を型にセットし
た後にギャラリ部材及び固定部材の一部を内燃機関用ピ
ストン本体に鋳込み、鋳造後、固定部材の外周部及び固
定足の一部が加工により切削除去される。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
例について添付図面に基づいて説明する。
【０００９】図１は内燃機関用ピストン製造（鋳造）時
のギャラリ部材２０と固定部材２１との接合状態を示
し、内燃機関用ピストン１０の外周面は加工される前で
ある。
のギャラリ部材２０と固定部材２１との接合状態を示
し、内燃機関用ピストン１０の外周面は加工される前で
ある。
【００１０】ここで、ギャラリ部材２０はアルフィン又
はアルミナイズド処理された熱伝導性の高い材料からな
るパイプを円環状に曲げ、両端面をつき合わせて溶接し
密閉される。固定部材２１は、鉄板等の金属製板であ
り、円環状に形成された外周部２２と、この外周部２２
の内側に延在する複数の固定足２３を有し、固定足２３
の先端はギャラリ部材２０の断面外周面形状と同一な円
弧状に曲げられて円弧状部２５となっている。そして、
この固定足２３先端の円弧状部２５にギャラリ部材２０
が溶接にて接合されている。この固定部材２１の外周部
２２は鋳込み時の型セット用のもので、固定足２３の一
部と共に、鋳造後は二点鎖線で示す加工後のピストン外
径２４の位置まで切削されるので、内燃機関用ピストン
の製品状態では事実上消滅する。
はアルミナイズド処理された熱伝導性の高い材料からな
るパイプを円環状に曲げ、両端面をつき合わせて溶接し
密閉される。固定部材２１は、鉄板等の金属製板であ
り、円環状に形成された外周部２２と、この外周部２２
の内側に延在する複数の固定足２３を有し、固定足２３
の先端はギャラリ部材２０の断面外周面形状と同一な円
弧状に曲げられて円弧状部２５となっている。そして、
この固定足２３先端の円弧状部２５にギャラリ部材２０
が溶接にて接合されている。この固定部材２１の外周部
２２は鋳込み時の型セット用のもので、固定足２３の一
部と共に、鋳造後は二点鎖線で示す加工後のピストン外
径２４の位置まで切削されるので、内燃機関用ピストン
の製品状態では事実上消滅する。
【００１１】そして、鋳造後には加工により、図２に示
す内燃機関用ピストン１０の最終形状（製品形状）のよ
うにトップランド１２、トップリング溝１３他が形成さ
れ、ピストン頂部１１においてトップリング溝１３の周
辺には固定部材２１の固定足２２に接合されたギャラリ
部材２０が内燃機関用ピストン１０本体に鋳込まれてい
る。また、ギャラリ部材２０はピストン頂部１１に鋳込
まれた後、機械加工によって図３に示すようにオイル流
入口１５及びオイル流出口１６が形成される。
す内燃機関用ピストン１０の最終形状（製品形状）のよ
うにトップランド１２、トップリング溝１３他が形成さ
れ、ピストン頂部１１においてトップリング溝１３の周
辺には固定部材２１の固定足２２に接合されたギャラリ
部材２０が内燃機関用ピストン１０本体に鋳込まれてい
る。また、ギャラリ部材２０はピストン頂部１１に鋳込
まれた後、機械加工によって図３に示すようにオイル流
入口１５及びオイル流出口１６が形成される。
【００１２】以上に示した内燃機関用ピストン１０によ
れば、そのピストン頂部１１に加わった熱は熱伝導性の
高いギャラリ部材２０に伝導され、この熱はオイル流入
口１５からギャラリ部材２０内に流入しオイル流出口１
６から流出するオイルによって冷却される。従って、ト
ップリング溝１３周辺の冷却効率が向上する。
れば、そのピストン頂部１１に加わった熱は熱伝導性の
高いギャラリ部材２０に伝導され、この熱はオイル流入
口１５からギャラリ部材２０内に流入しオイル流出口１
６から流出するオイルによって冷却される。従って、ト
ップリング溝１３周辺の冷却効率が向上する。
【００１３】
【発明の効果】上述したように本発明の内燃機関用ピス
トンの製造方法では、金属材料からなるギャラリ部材を
金属材料からなる固定部材の円弧状部に接合し、固定部
材の外周部を型にセットすることで、容易にギャラリ部
材を内燃機関用ピストン内の所望の位置に配置すること
ができる。また、鋳造後、固定部材の外周部及び固定足
の一部は加工により容易に切削除去でき、内燃機関用ピ
ストン外周面上に残留するものがなく、内燃機関用ピス
トンの実機運転時に悪影響を及ぼさない。
トンの製造方法では、金属材料からなるギャラリ部材を
金属材料からなる固定部材の円弧状部に接合し、固定部
材の外周部を型にセットすることで、容易にギャラリ部
材を内燃機関用ピストン内の所望の位置に配置すること
ができる。また、鋳造後、固定部材の外周部及び固定足
の一部は加工により容易に切削除去でき、内燃機関用ピ
ストン外周面上に残留するものがなく、内燃機関用ピス
トンの実機運転時に悪影響を及ぼさない。
【図１】本発明実施例の内燃機関用ピストンの製造方法
における製造時のギャラリ部材２０と固定部材２１との
接合状態の構成図を示す。
における製造時のギャラリ部材２０と固定部材２１との
接合状態の構成図を示す。
【図２】本発明実施例の内燃機関用ピストンの製造方法
により製造された製品状態の内燃機関用ピストン１０の
断面図を示す。
により製造された製品状態の内燃機関用ピストン１０の
断面図を示す。
【図３】図２における内燃機関用ピストン１０の下面視
図を示す。
図を示す。
１０ 内燃機関用ピストン、 ２０ ギャラリ部材、 ２１ 固定部材、 ２２ 外周部、 ２３ 固定足、 ２５ 円弧状部。
Claims (1)
- 【請求項１】 金属材料からなるパイプを円環状に曲
げ、両端部を接合して密閉されたギャラリ部材と、 外周部と、前記外周部の内側に延在する固定足と、前記
固定足の先端に前記ギャラリ部材の断面外周面形状と同
一な円弧状に曲げられた円弧状部とを有し、金属材料か
らなる固定部材を設け、 前記固定部材の前記円弧状部に前記ギャラリ部材を接合
して、前記固定部材の前記外周部を型にセットした後
に、前記ギャラリ部材及び前記固定部材の一部を内燃機
関用ピストン本体に鋳込み、 鋳造後、前記固定部材の前記外周部及び前記固定足の一
部を加工により切削除去することを特徴とする内燃機関
用ピストンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20816192A JPH05187313A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 内燃機関用ピストンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20816192A JPH05187313A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 内燃機関用ピストンの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05187313A true JPH05187313A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=16551669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20816192A Pending JPH05187313A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 内燃機関用ピストンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05187313A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7406941B2 (en) | 2004-07-21 | 2008-08-05 | Federal - Mogul World Wide, Inc. | One piece cast steel monobloc piston |
| US10240556B2 (en) | 2015-01-30 | 2019-03-26 | Tenneco Inc. | Piston with cooling gallery cooling insert and method of construction thereof |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP20816192A patent/JPH05187313A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7406941B2 (en) | 2004-07-21 | 2008-08-05 | Federal - Mogul World Wide, Inc. | One piece cast steel monobloc piston |
| US10240556B2 (en) | 2015-01-30 | 2019-03-26 | Tenneco Inc. | Piston with cooling gallery cooling insert and method of construction thereof |
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