JPH05186985A - フローテーション用脱墨剤及び脱墨方法 - Google Patents

フローテーション用脱墨剤及び脱墨方法

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JPH05186985A
JPH05186985A JP15104692A JP15104692A JPH05186985A JP H05186985 A JPH05186985 A JP H05186985A JP 15104692 A JP15104692 A JP 15104692A JP 15104692 A JP15104692 A JP 15104692A JP H05186985 A JPH05186985 A JP H05186985A
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裕 岡本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 エチレンオキシド(EO)−プロピレンオキ
シド(PO)コポリマーのモノアルキルエーテル(A)
及び(B)の10/90〜90/10(重量比)の混合
物99.7〜97重量%及びポリエチレンオキシド、ポリ
プロピレンオキシド及びエチレンオキシド−プロピレン
オキシドコポリマーからなる群から選ばれるポリアルキ
レンオキシド約0.3〜約3.0重量%を含有する。 R1 O−(PO)n1−〔(EO)m ・(PO)n2〕H──(A) R2 O−(EO)m1−〔(EO)m2・(PO)n 〕H──(B) (式中、R1 は炭素数12〜22のアルキル基、R2
炭素数16〜24のアルキル基、m/(n1+n2)=
0.5〜1.5、(m1+m2)/n=1.1〜2.0である
が、m=m1+m2は10〜30、n=n1+n2は8
〜35である。〔〕内のEO、POの結合はランダムで
もブロックでもよい。) 【効果】 脱墨特性が良好で、高白色度、インキ残量の
少ない高品質の再生パルプを得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞紙、雑誌、上質
紙、コンピュータープリントアウト紙、コピー用紙など
の印刷古紙から再生パルプを得る際に用いられる古紙再
生用脱墨剤とその使用方法に関するものである。さらに
詳しくは、印刷古紙をフローテーション法によって脱墨
処理を行なうのに適したものであり、高白色度、低残イ
ンキなる高品質の再生パルプが得られるだけでなく、安
定した操業性を得ることの出来る脱墨剤とその使用方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷古紙を再生して再び製紙原料にする
ことは古くから行なわれている。特に近年省資源、省エ
ネルギー、環境保護の観点から印刷古紙の再生は重要性
を増しており、それに伴って、再生パルプには、高白色
度、低残存インキといった高品質が要求されている。通
常、印刷古紙の脱墨方法は洗浄法とフローテーション法
に大別される。これらの処理方法、脱墨機構、および、
これらの処理方法に用いられる脱墨剤の性能の差異に関
して今までに多くの文献、知見が得られている。例え
ば、Pulp & Paper, Nov. p59, (1986), Pulp & Paper,
Mar. p60, (1989), Pulp & Paper, Mar.p76, (1990), P
ulp & Paper, Mar. p97, (1989), Japanese Journal of
PaperTechnology, Aug. p37 (1980), 1989 TAPPI Pulp
ing Conference, p343, JapanTAPPI Journal Vol. 36,
p1029, Japan TAPPI Journal Vol. 39, p747 および米
国特許4,483,741号公報、米国特許4,518,459
号公報などが挙げられる。
【0003】これらの文献及び、いままで実操業で得ら
れた知見・経験をまとめると、一般に洗浄方法はパルプ
スラリーの希釈、脱水を繰り返したりスクリーンや遠心
クリーナーなどの洗浄装置を用いて、剥離・分散された
インキをパルプスラリーから分離する方法であり、イン
キの分離は主にプレス、スクリーン、クリーナーなどの
洗浄装置による機械的要因に大きく依存する。また、洗
浄方法においては、水を大量に必要とするため省資源、
省エネルギーの観点からみると非常に欠点の多いもので
ある。また、洗浄方法では機械的要因が強いため、各工
程において操業性が重要視される。特に起泡性の強い薬
剤特に脱墨剤を用いた場合には、各装置や工程において
泡によるトラブルが発生して操業性の低下と共に電力の
消費が著しくなるため洗浄方法で用いられる薬剤は低泡
性もしくは抑泡性のものが要求される。また、剥離され
たインキはインキの除去効率を向上させるため細かく、
かつ分散していなければならない。
【0004】一方、フローテーション方法は剥離された
インキを主にフローテーターにおいて発生させる泡に付
着せしめてインキとパルプを分離させる方法であり、洗
浄方法とは反対にインキの除去は主に化学的要因に基づ
くものであり、インキの除去機構は洗浄方法とは全く異
なったものである。通常フローテーション法を用いる脱
墨工程でも洗浄もしくは脱水工程と称される工程を有す
る場合があるが、インキの除去は主にフローテーション
工程において行なわれるものである。また、フローテー
ション方法は洗浄方法と比較して、使用する水の量が少
なくてすむため省資源という面からも有利である。さら
に、フローテーション法においてインキ除去効率をよく
するために、フローテーション時における剥離したイン
キ粒径は洗浄方法に比較して大きく、凝集していなけれ
ばならない。さらに、フローテーション方法は剥離した
インキを泡によって除去せねばならないため、フローテ
ーション時には、適度な起泡性が要求される。この起泡
性は洗浄法において要求される起泡力では不足であるこ
とは周知の事である。一方、薬剤特に脱墨剤の起泡性が
強すぎると特にフローテーションで泡のかきだしが不可
能になったり、各工程で泡によるトラブルが多発して、
操業中止や歩留まりが低下して生産能の低下を引き起こ
すなど安定操業を行なうことが不可能になり、場合によ
っては高白色度の高品質再生パルプを得る事が出来な
い。このように、洗浄法とフローテーション法とはその
脱墨機構が全く異なっており従ってそこに用いられる薬
剤に要求される性質も全く異なるものが要求される。フ
ローテーション法は特に再生されたパルプが洗浄法に比
べて高白色度であること、省資源、省エネルギーという
観点から洗浄法より優れていることから日本やヨーロッ
パにおいては主流であり、また、近年アメリカにおいて
も脱墨方法は洗浄方法からフローテーション方法へ移行
している。
【0005】今まで、脱墨剤およびその使用方法に関し
て、多くの特許が出願されている。例えば、USP−4,
518,459号にはアルコールまたはアルキルフェノー
ルのエチレンオキシド付加体の末端水酸基にプロピレン
オキシドをある範囲で付加させたり、アルコールまたは
アルキルフェノールのエチレンオキシド付加体またはエ
チレンオキシド・プロピレンオキシドブロック付加体の
水酸基末端をベンジルエーテル化したものを用いた脱墨
処理方法の記載がある。しかし、この米国特許は洗浄方
法に用いられるものであり、本発明がフローテーション
法に用いられるため、その脱墨剤に要求される機能、性
能は前記した様に全く異なるものであり、特に米国特許
が低泡性もしくは抑泡性が要求される洗浄方法に適した
脱墨剤であるのに対して、本発明はフローテーションで
安定操業が得られる適度な起泡性が得られる様に分子設
計した点で異なる。DE−2143912号公報に同じ
くアルコールまたはアルキルフェノールのエチレンオキ
シドとプロピレンオキシドをある範囲で付加させ、か
つ、その脱墨剤の濁点以上でフローテーションを行なう
ことを特徴とする脱墨方法の記載があるが、この方法で
は、高白色度で低残インキなる高品質の再生パルプが得
られない。
【0006】特開昭51−84905号公報、同53−
31804号公報、同55−51891号公報、同55
−51892号公報、同56−79795号公報にも脱
墨剤としてアルコールまたはアルキルフェノールのアル
キレンオキシド付加体の記載がある。しかし、これらの
脱墨剤も、各工程において起泡性が強く、泡トラブルに
よる操業中止、歩留まり低下など、必ずしも安定操業を
得る事が出来ず、特にフローテーション時においては適
度な起泡性が得られないため安定操業を達成することは
困難である。また、フローテーション時に充分なインキ
捕集性を発揮しないため、必ずしも高白色度、低残イン
キなる高品質再生パルプを得ることが出来ない。
【0007】特開昭61−41386号公報にアルコー
ルのアルキレンオキシド付加体とアルコールのエチレン
オキシド付加体を併用して用いる旨の記載があるが、本
組成物がインキ捕集性がなく、むしろインキ分散性の高
いアルコールのエチレンオキシド付加体を用いているこ
とからフローテーション法では高品質の再生パルプも、
安定した操業性も得ることは出来ない。また、特開昭5
0−142804号公報、同61−186592号公
報、同62−177291号公報、同62−25029
1号公報には、アルコールのアルキレンオキシド付加体
の欠点であるフローテーション時のインキ捕集性を向上
させる高級脂肪酸と併用した脱墨剤の記載があるが、イ
ンキ捕集性は向上するものの、フローテーション時に泡
をコントロールする事が困難であり、安定操業を行なう
ことは容易でない。特開昭63−165591号公報に
もアルコールのアルキレンオキシド付加体の欠点である
フローテーション時のインキ捕集性を補うために、脂肪
酸のアルキレンオキシド付加体を併用した脱墨剤の記載
がある。しかし、これらの脱墨剤を用いても必ずしもフ
ローテーション方式で処理を行なう脱墨処理工程におい
て安定した操業性を得ることは出来ない。
【0008】上記のドイツ特許および日本公開特許公報
記載の脱墨剤が必ずしも安定なる操業性や高白色度、低
残インキの高品質再生パルプが得られないのに対して、
本発明記載の脱墨剤は特定の限定されたタイプの異なっ
た2種類の脱墨剤を併用することによって安定した操業
性とともに、高白色度、低残インキな高品質再生パルプ
が得られるように分子設計した点で全く異なったもので
ある。また、これらの上記公知文献には、副生成物の脱
墨性能に及ぼす影響については何等記載もなく、その点
においても本発明と異なったものである。さらに、カナ
ダ特許729,071号公報にはアルキルフェノールにア
ルキレンオキシドを付加せしめた脱墨剤の記載がある
が、本脱墨剤をフローテーション法において用いた場合
は充分なインキ捕集性が発揮されず、高品質な再生パル
プを得ることが出来ないうえ、アルキルフェノールの生
分解性が悪いため環境的にも好ましくない。また、米国
特許3,021,372号公報、2,856,434号公報、2,
903,486号公報、3,340,309号公報、3,444,
242号公報、3,625,909号公報にアルコールまた
はアルキルフェノールにアルキレンオキシドを付加せし
めた化合物の記載があるが、これらの化合物は本発明と
は構造や用途が全く異なるものである。また、米国特許
4,162,186号公報にも脱墨剤の記載があるが、この
米国特許は油溶性のアルコールエトキシレートと水溶性
のアルコールエトキシレートを併用するものであり本発
明とは全く異なるものである。
【0009】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、フローテ
ーション法において良好な脱墨性能を発揮する脱墨剤と
その使用方法に関するものであり、フローテーション工
程を有する脱墨処理方法で高白色度、低残インキなる高
品質の再生パルプを得ることができ、かつ安定操業性を
達成できる脱墨剤とその使用方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、エチレンオキ
シドの平均付加モル数mとプロピレンオキシドの平均付
加モル数nとがそれぞれ特定の範囲にある異なった構造
のエチレンオキシド−プロピレンオキシドコポリマーの
モノアルキルエーテルを併用し、さらに特定量のポリア
ルキレンオキシドとを併用すると、フローテーション用
脱墨剤として上記課題を有効に達成することができると
の知見に基づいてなされたのである。すなわち、本発明
は、エチレンオキシドの平均付加モル数mが10〜3
0、プロピレンオキシドの平均付加モル数nが8〜35
であり、かつ一般式(A)で表わされる化合物のアルキ
ル基の炭素数が12〜22、一般式(B)で表わされる
化合物のアルキル基が16〜24の範囲にある下記エチ
レンオキシド−プロピレンオキシドコポリマーのモノア
ルキルエーテル(A)及び(B)の10/90〜90/
10(重量比)の混合物99.7〜97重量%及びポリエ
チレンオキシド、ポリプロピレンオキシド及びエチレン
オキシド−プロピレンオキシドコポリマーからなる群か
ら選ばれるポリアルキレンオキシド約0.3〜約3.0重量
%を含有することを特徴とするフローテーション用脱墨
剤を提供する。
【0011】 R1 O−(PO)n1−〔(EO)m ・(PO)n2〕H──(A) R2 O−(EO)m1−〔(EO)m2・(PO)n 〕H──(B) (式中、R1 は炭素数12〜22のアルキル基、R2
炭素数16〜24のアルキル基、m/(n1+n2)=
0.5〜1.5、(m1+m2)/n=1.1〜2.0である
が、m=m1+m2は10〜30、n=n1+n2は8
〜35である。又、EO、POはそれぞれエチレンオキ
シド、プロピレンオキシド単位を示し、〔〕内のEO、
POの結合はランダムでもブロックでもよい。)上記一
般式(A)で表わされるエーテル化合物(A)はアルキ
ル基の炭素数12〜22の高級アルコールにまずプロピ
レンオキシドが付加しており、かつエチレンオキシドと
プロピレンオキシドとの総付加モル比率が0.5〜1.5、
好ましくは0.5〜0.9であり、公知の高級アルコール系
脱墨剤と比較して、疎水性が強くフローテーション時に
おいて、剥離したインキとの親和性とインキ捕集性が強
い。従って、フローテーションにおいて剥離したインキ
を泡によって効率良くパルプから分離・除去することが
出来、その結果高白色度の再生パルプを得ることが出来
る。この付加モル比率が1.5を越えると親水性が増大す
るためフローテーション時におけるインキ親和性とイン
キ捕集性が弱まるために高白色度の再生パルプを得るこ
とが出来ない。一方、付加モル比率が0.5未満である場
合には、フローテーション時における発泡性が弱くな
り、フローテーションにおいて泡が充分かきとれない上
に、フローテーションにおいて充分なインキ捕集性を示
さないために、高白色度の再生パルプを得ることが出来
ない。また、付加モル比率が0.5〜0.9である場合に
は、更にインキの捕集性が高まる。
【0012】一方、上記一般式(B)で表わされるエー
テル化合物(B)は高級アルコールにまずエチレンオキ
シドが付加しており、かつエチレンオキシドとプロプレ
ンオキシドとの総付加モル比率が1.1〜2.0であった場
合に効果を発揮する。特に、一般式(B)で表わされる
化合物は紙表面に印刷されたインキに対して親和性があ
り、特に離解、熟成工程におけるインキ剥離性にすぐれ
ている。総付加モル比率が2.0を越える場合には、フロ
ーテーション時における泡が多くなりすぎて安定な操業
が得られないだけでなく、泡のかきとりが不十分であ
り、高白色度の再生パルプを得ることが出来なくなる。
また、総付加モル比率が1.1未満である場合には、離
解、熟成工程において紙表面に印刷されたインキに対す
る親和性が弱くなり、インキ剥離能が低下するために、
残インキの多い再生パルプしか得ることができない。一
般式(A)で表わされる化合物はまず高級アルコールに
プロピレンオキシドを1モル以上、好ましくは1〜5モ
ル付加させることが重要であり、高級アルコールのプロ
ピレンオキシド付加物にさらに、エチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドとをランダムまたはブロック付加させ
ることによって得られる。ブロック付加を行なう場合に
は、まずエチレンオキシドを付加させた後にプロピレン
オキシドを付加させることが好ましい。また、高級アル
コールにプロピレンオキシドを1モル以上付加せしめた
後に、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとをラン
ダム付加させた後、さらに末端にプロピレンオキシドを
付加させることによっても得ることが出来る。
【0013】一方、一般式(B)で表わされる化合物は
高級アルコールにエチレンオキシドを1モル以上、好ま
しくは1〜8モル付加することが重要であり、高級アル
コールのエチレンオキシド付加物にエチレンオキシドと
プロピレンオキシドとをランダムまたはブロック付加さ
せることによって得ることができる。ブロック付加を行
なう場合には、まずエチレンオキシドを付加させた後に
プロピレンオキシドを付加させることが好ましい。ま
た、他の調製方法として高級アルコールに直接エチレン
オキシドとプロピレンオキシドとをランダム付加させる
方法が挙げられる。この場合、両者の反応性から考え
て、まずエチレンオキシドが優先的に高級アルコールに
付加する。本発明では、上記エーテル化合物を製造する
場合、反応系中の水分を0.3%以下とし、触媒として用
いる水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの塩基性触
媒または、酸化マグネシウム−アルミニウム系固体触媒
等の添加量を、各アルキレンオキシド付加工程における
中間生成物、最終製品に対して常に0.25%以下を保つ
ように添加して、得られた製品中に含まれる副生成物ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、及
びエチレンオキシドとプロピレンオキシドとの重合物で
あるポリアルキレングリコールを約0.3〜約3重量%に
することが重要である。しかしながら、後から上記範囲
となるようにポリアルキレングリコールを添加すること
もできる。
【0014】R1 Oのアルコール残基を形成する高級ア
ルコールは、炭素数12〜22、好ましくは炭素数16
〜22、より好ましくは18〜22の直鎖の高級アルコ
ールであり、R2 Oのアルコール残基を形成する高級ア
ルコールは、炭素数16〜24、好ましくは18〜22
の直鎖の高級アルコールである。このような高級アルコ
ールとしては、例えばラウリルアルコール、ミリスチル
アルコール、パルミチルアルコール、ヘプタデカノー
ル、ステアリルアルコール、ノナデカノール、アラキル
アルコール、ベヘニルアルコール、トリコサノール、テ
トラコサノール、オレイルアルコール、や動植物油脂脂
肪酸由来のアルコール、例えば牛脂アルコール、魚油ア
ルコール、豚脂アルコール及びこれらの硬化物が挙げら
れる。上記脱墨剤において重要な事は、高級アルコール
に付加させる全エチレンオキシドの付加モル数は高級ア
ルコール1モルに対する仕込みモル数で10〜30モ
ル、好ましくは12〜28モル、全プロピレンオキシド
の付加モル数を高級アルコール1モルに対して仕込みモ
ル数で8〜35モル好ましくは9〜30モルにするこ
と、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの総付加
モル比率を一般式(A)で0.5〜1.5、好ましくは0.5
〜0.9、一般式(B)で1.1〜2.0にして(A)(B)
を併用し、一般式(A)で表わされる化合物のアルキル
基の炭素数を12〜22、一般式(B)で表わされる化
合物のアルキル基の炭素数を16〜24にすることであ
る。上記脱墨剤の高級アルコールの炭素数が前記範囲よ
り短い場合、アルキル基の鎖長が短いため疎水性が不足
し、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの付加モ
ル数の比率が上記範囲内であっても発泡性が不十分であ
り、また、フローテーションにおいて剥離したインキの
捕集性が不足し、インキを泡に付着することができず、
高白色度なる高品質再生パルプを得ることができない。
【0015】一方、アルキル基が前記範囲より長い場合
には、脱墨剤が離解時に溶解したり、分散しないために
高白色度、低残インキなる高品質な再生パルプを得るこ
とが出来ない。エチレンオキシドとプロピレンオキシド
の付加モル数とエチレンオキシドとプロピレンオキシド
との付加モル数の比率が前記範囲を逸脱すると、たとえ
一般式(A)、(B)で表わされる化合物のアルキル基
の炭素数が前記の範囲内であっても高品質なる再生パル
プを得ることも、安定操業を行なうことも出来ない。さ
らに本発明品を製造する上で重要な事は製造時、すなわ
ち高級アルコールにアルキレンオキシドを付加させると
きの水分量を約0.3%以下とするために、アルキレンオ
キシドを付加させる前に充分窒素置換と高温で減圧脱水
を行なうことと、触媒量を(A)、(B)のエーテル化
合物製造時において、各アルキレンオキシド付加工程に
おける生成物及び最終製品に対して常に0.25%以下を
保つようにすることによって副生成物であるポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、およびエチ
レンオキシドとプロピレンオキシドとの重合物であるポ
リアルキレングリコールの生成量を約0.3〜約3重量%
に抑えることである。水分量及び触媒量は Journal of
The Japan Oil Chemist's Society Vol.28、p88
1、(1979)に記載されている様に製品中の副生成
物の量、特にポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコールまたはエチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドの重合物であるポリアルキレングリコール等の生成量
に影響するため、水分量と触媒量を規定することは製造
中に生成する副生成物量を約0.3〜約3重量%に抑える
ためには必要不可欠な条件である。
【0016】これら副生成物を約0.3〜約3重量%に抑
える理由として、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリアルキレングリコールは分散剤や
起泡性の高い化合物としてよく知られている。従って、
これらの化合物が約3重量%より多く存在した場合これ
らの化合物の性質は、インキを分散させ、フローテーシ
ョン時の発泡性を強くさせるため、特に、フローテーシ
ョン時のインキ捕集性、適度な発泡性が要求されるフロ
ーテーション法においては特に悪影響を与える。さら
に、これらの化合物はアルキル基のような疎水基が存在
しないため、インキ捕集性が全く発現せずフローテーシ
ョン時に剥離したインキをパルプスラリーから除去する
事が出来ない。反対に、副生成物が約0.3重量%未満で
あるとフローテーション時において適度な発泡性を得る
ことが出来ず、泡による剥離したインキの捕集が不十分
であるため高白色度なる再生パルプを得ることができな
い。
【0017】本発明品は脱墨工程中、離解工程または熟
成工程を有する場合、離解と熟成のいずれかもしくは両
工程に分割添加して、通常用いられる脱墨処理方法にて
用いることができる。本発明品を用いて高品質なる再生
パルプを得るためには、本発明品を離解工程(パルパ
ー)に添加する。もしくは、より高品質な再生パルプを
得るために離解工程より後に熟成工程を行なうことが好
ましい。脱墨剤は離解工程または熟成工程のいづれか一
方もしくは両工程に分割添加することが出来るが、より
好ましい使用方法は離解工程と熟成工程に分割添加して
用いることである。先に記述した様に、脱墨処理工程は
大きく分けて2つある。1つは洗浄方式もう1つはフロ
ーテーション方式である。通常、脱墨処理工程は離解、
熟成、洗浄またはフローテーションに大別されるが、離
解、熟成はインキを細かく剥離、分散させる工程であ
る。一方、洗浄工程は前の様に、インキが分散した状態
で行なわれるが、フローテーション方式では離解、熟成
で分散したインキを凝集させる必要があり、相反したイ
ンキ状態が必要となる。従って、フローテーション方式
に要求される脱墨剤ではインキの剥離、分散と分散した
インキの凝集といった相反した性能が要求され、反対
に、洗浄方式では、離解、熟成、洗浄の3工程に要求さ
れる脱墨剤の性能は同じである。
【0018】しかしながら、本発明では(A)、(B)
とタイプの異なった脱墨剤を併用することにより従来の
問題点が解決されたのである。離解工程、熟成工程に添
加する本発明品の添加量は各工程で古紙に対して0.10
〜2%、好ましくは0.15〜1%であり、この範囲より
低い添加量であると高白色度、低残インキなる高品質の
再生パルプを得ることが出来ないし、フローテーション
時にインキを除去するのに必要な起泡性が得られない。
また、本範囲より添加量が多いとフローテーション時の
泡が多くなり過ぎて安定操業を得ることが出来ない。
尚、離解工程と熟成工程の両方に添加する場合には、両
工程の総添加量が0.1〜2.0重量%、好ましくは0.15
〜1.5重量%になる様に添加すればよい。尚、本発明品
を用いて脱墨処理を行なう場合、離解工程に本発明品の
ほかにアルカリ剤として水酸化ナトリウム、ケイ酸ナト
リウム、炭酸ナトリウムや場合に応じて過酸化水素の様
な漂白剤を併用しパルプ濃度4〜25%、温度20〜7
0℃、 pH=7.5〜11.5、好ましくは8.0〜11.5で
用いることが好ましい。パルプ濃度が4%以下または温
度が20℃以下であると、離解時にパルプ繊維間の摩擦
力がすくないため未離解のパルプが多くなり、製紙原料
として用いることが出来なくなったり、残インキが多く
なる。反対に、パルプ濃度が25%以上、温度70℃以
上であると、パルプ繊維間の摩擦力が強すぎてたり、熱
により出来た再生パルプの紙力が弱くなり高品質な再生
パルプが得られなくなる。また、離解時の pHが7.5以
下であると離解時のパルプ繊維の膨潤度が低いため未離
解繊維が多くなり製紙原料として用いることが出来なく
なったり、残インキが多くなったりして高品質再生パル
プを得ることが出来ない。また、 pHが11.5以上の場
合には、アルカリ焼けによりパルプが黄変し白色度の低
下が起こったり、紙力の低下を引き起こす。
【0019】また、熟成工程は離解工程と同じ薬品条件
で行なうことが出来る。この際パルプ濃度10〜30
%、温度30〜80℃、1時間以上で熟成を行なうこと
が好ましい。パルプ濃度10%以下、温度30℃以下で
は充分な熟成効果を得ることが出来ず、高品質再生パル
プを得ることが出来ない。また、80℃以上では熱によ
り紙力が低下する欠点が有る。また、パルプ濃度を30
%以上にしてもパルプ濃度が10〜30%で熟成を行な
う以上の熟成効果を得ることが出来ない。また、熟成の
pHが8以下で有る場合にも、熟成効果を得ることがで
きない。一方 pHが12以上である場合にはアルカリ焼
けによるパルプの黄変が起こり、白色度の低下が起こ
り、また、アルカリにより紙力が低下する欠点を有す
る。剥離したインキはパルプ濃度0.5〜1.5%、温度2
0〜45℃でフローテーションを行なうことによりパル
プスラリーから効率的に除去することができる。さら
に、本発明品は工程中に、希釈脱水、スクリーン、ディ
スパーザー、ニーダー処理工程など通常脱墨処理工程に
用いられている工程を有しても、再生パルプの品質や操
業性には何度影響を与えないし、上記離解、熟成工程以
外に、インキを剥離する工程例えば、ニーダー、リファ
イナー、ディスパーザー等に本脱墨剤を添加してもよ
い。
【0020】本脱墨剤を、洗浄法による脱墨処理工程に
添加した場合には、通常の方法または公知の特許公報に
記載されている高級アルコールのエチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドとの付加物を使用した場合と比較し
て、泡トラブルの無い安定した操業性が得られるととも
に、高白色度、残インキの少ない高品質な再生パルプを
得ることが出来る。また、本脱墨剤はポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸またはその塩、ロ
ジン酸のアルキレンオキシド付加体と併用することもで
きる。
【0021】
【発明の効果】本発明の脱墨剤をフローテーション法に
用いることにより、脱墨特性が良好で、高白色度、イン
キ残量の少ない高品質の再生パルプを得ることができ
る。特に、本発明によると故紙の白色度は1ポイント以
上上昇し、また残インキ量も(A)(B)を併用しない
場合に比べて25%以上低減し、見た目にも白色度にす
ぐれたものを得ることができる。次に実施例でもって本
発明をさらに詳しく説明するが本発明はこれら実施例に
なんら制限されることはない。
【0022】
【実施例】
製造例1 ステアリルアルコール108.2g(0.4モル)と触媒と
してKOH、1.01g(最終製品に対して0.20%)を
ステレンス製オートクレーブに仕込んだ後反応系内を充
分窒素置換した。引続き、135±5℃、0.5時間、減
圧下にて充分脱水を行なった後、125±5℃、1.0〜
3.0Kg/cm2 を保つようにエチレンオキシド211.2g
(4.8モル)を徐々に添加した。添加終了後、反応温度
にて2時間熟成を行なった後、未反応のエチレンオキシ
ドを減圧下で除去した。引き続いて110±5℃、1.0
〜3.0Kg/cm2 を保つようにプロピレンオキシド185.
6g(3.2モル)を徐々に添加した。添加終了後、同温
度で2時間熟成を行い、引き続いて未反応のプロピレン
オキシドを減圧下で除去した。その後、酢酸にてpH=6
〜8に調製した。(Sample No.1) Sample No.2、3は第1表記載の条件以外は製造例1と
同様に調製した。
【0023】製造例2 ステアリルアルコール108.2g(0.4モル)と触媒K
OH、1.27g(最終製品に対して0.2%)をステンレ
ス製オートクレーブに仕込んだ後、反応系内を充分窒素
置換した後、120℃、2.0時間、減圧下で脱水した
後、エチレンオキシド35.2g(0.8モル)を175±
5℃、1.0〜3.0Kg/cm2 を保つようにして徐々に添加
した。添加終了後、反応温度で2時間熟成を施した後、
減圧下で未反応のエチレンオキシドを除去した後、エチ
レンオキシド281.6g(6.4モル)とプロピレンオキ
シド208.g(3.6モル)との混合物を120±5℃、
1.0〜3.0Kg/cm2 を保つように徐々に添加した。添加
終了後、2時間熟成を行った後、減圧下で未反応のエチ
レンオキシドとプロピレンオキシドとを除去した。引き
続いて冷却した後、さらに触媒KOH、0.18g(製品
に対して0.2%)を仕込み、反応系内を充分窒素置換し
た後、120±5℃、2時間、減圧下で脱水を行った。
脱水終了後、プロピレンオキシド92.8g(1.6モル)
を115±5℃、1.0〜3.0Kg/cm2 を保つように徐々
に添加した。、添加終了後、減圧下で未反応のプロピレ
ンオキシドを除去した後、冷却を行い、酢酸を用いてpH
=6〜8に調製した。(Sample No.4)。 Sample No.5は第1表記載の条件で予めエチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドとをランダム付加した後プロピ
レンオキシドを付加せしめた以外は製造例2と同様に調
製した。
【0024】
【表1】 第1表 RO・(EO)-[(EO)(PO)]H −−−−(B)成分 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 脱墨剤No. アルキル基 総EO,PO [ ]内付加形態 EO/PO 副生成物 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 C18 12, 8 ブロック 1.50 1.25 2 C18/C22 18, 9 ブロック 2.00 2.15 =70/30 (wt%) 3 C16/C18 18, 16 ランダム 1.13 1.15 =40/60 (wt%) 4 C18 18, 10 ランダム, 1.80 2.25 ブロック*1 5 C16/C18 16, 13 ランダム, 1.23 2.15 =30/70 (wt%) ブロック*1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *1;EOとPOとをランダム付加した後、さらにプロ
ピレンオキシドを付加。 Sample No.4は末端PO付加モル数4モル Sample No.5は末端PO付加モル数5モル
【0025】製造例3 ステアリルアルコール108.2g(0.4モル)と触媒と
してKOH、1.20g(ステアリルアルコールプロピレ
ンオキシド(1モル)付加体に対して0.18%)をオー
トクレーブに仕込み、反応系内を充分窒素置換した後、
140±5℃、1時間、減圧下にて充分脱水を行った
後、プロピレンオキシド23.2g(0.4モル)を115
±5℃、1.0〜3.0Kg/cm2 を保つように徐々に添加し
た。添加終了後、2時間熟成を行った後、未反応のプロ
ピレンオキシドを減圧下にて除去した。引き続いて、冷
却を行った後、KOHを0.3g追加し(全触媒量;製品
に対して0.20%)、反応系内を充分窒素置換した後、
エチレンオキシド176g(4モル)とプロピレンオキ
シド440.8g(7.6モル)との混合物を120±5
℃、1.0〜3.0Kg/cm2 を保つように徐々に添加した。
添加終了後、熟成、未反応のエチレンオキシドとプロピ
レンオキシドの除去を行った後、冷却を行い酢酸にてpH
=6〜8に調製した。(Sample No.6) Sample No.7、10及び11も第3表記載の条件以外
は、上記製造例3と同様にして調製した。エチレンオキ
シドとプロピレンオキシドとの付加形態がブロック付加
の場合には、まずエチレンオキシドを付加させた後に、
プロピレンオキシドを付加させた。
【0026】製造例4 ステアリルアルコール108.2g(0.4モル)と触媒K
OH、1.67g(ステアリルアコールプロピレンオキシ
ド(5モル)・エチレンオキシド(15モル)・プロピ
レンオキシド(10モル)付加体に対して0.23%)を
オートクレーブに仕込んだ後、反応系内を充分窒素置換
した後、125±5℃、1.5時間、減圧下にて脱水を行
った。脱水終了後、プロピレンオキシド116g(2モ
ル)を115±5℃、1.0〜3.0Kg/cm2 を保つように
徐々に添加した。添加終了後、2時間熟成を行い,その
後、未反応のプロピレンオキシドを除去した。引き続い
て、エチレンオキシド270g(6.1モル)とプロピレ
ンオキシド232g(4モル)との混合物を115±5
℃、1.0〜3.0Kg/cm2 を保つように徐々に添加した
後、熟成と未反応のエチレンオキシド、プロピレンオキ
シドの除去を行った。引き続いて、冷却を行い、触媒K
OHを0.44g(触媒全添加量;製品に対して0.25
%)を追加した後、反応系内の窒素置換と高温減圧脱水
を行った後プロピレンオキシド116g(2モル)を1
15±5℃、1.0〜3.0Kg/cm2 を保つようにして徐々
に添加した。熟成と未反応のプロピレンオキシドの除去
を行い、冷却して、酢酸にてpH=6〜8に調製した。
(Sample No.8) Sample No.9は、第2表記載の条件以外は製造例4と同
様に調製した。
【0027】
【表2】 第2表 RO・(PO)n1-[(EO)m(PO)n2]H ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 脱墨剤No. アルキル基 n1,m,n2 [ ]内付加形態 EO/PO 副生成物 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 6 C18 1,10,19 ランダム 0.50 1.53 7 C16/C18 3,16,15 ブロック 0.67 2.30 =30/70 (wt%) 8 C18 5,15,15 ランダム, 0.75 2.53 ブロック*1 9 C18/C22 7,18,14 ランダム, 0.86 2.85 =70/30 (wt%) ブロック*1 10 C12 2,18,10 ブロック 1.50 2.34 11 C16/C18 3,18,12 ブロック 1.20 2.45 =20/80 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *1;エチレンオキシドとプロピレンオキシドとをラン
ダム付加した後、さらにプロピレンオキシドを付加 Sample No.8は末端PO付加モル数5モル Sample No.9は末端PO付加モル数6モル
【0028】比較製造例1 製造例1においてステアリルアルコール1モルに付加せ
しめるエチレンオキシドとプロピレンオキシドとの総付
加モル比率が1.0になるように、エチレンオキシド(1
8モル)とプロピレンオキシド(18モル)とをブロッ
ク付加させた以外は同様の条件で調製した。(Sample N
o.12)
【表3】 第3表 RO・(EO)-[(EO)(PO)]H ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 脱墨剤No. アルキル基 総EO,PO [ ]内付加形態 EO/PO 副生成物 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 12 C18 18, 18 ブロック 1.0 2.56 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0029】製造例5 製造例3においてステアリルアルコール1モルに対して
まずプロピレンオキシドを4モル付加せしめた後、エチ
レンオキシド(16モル)とプロピレンオキシドを(1
2モル)付加させてエチレンオキシドとプロピレンオシ
キドとの総付加モル比率を1.0にした以外は同様の条件
で調製した。(Sample No.13)
【表4】 第4表 RO・(PO)n1-[(EO)m(PO)n2]H ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 脱墨剤No. アルキル基 n1,m,n2 [ ]内付加形態 EO/PO 副生成物 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 13 C18 4,16,12 ランダム 1.0 2.48 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0030】実施例1 原料の印刷古紙(オフセット印刷新聞/雑誌=7/3重
量比)を3×3cmに切断後、パルプ離解機(熊谷理機工
業製)に入れ、温水または水を加えて温度とパルプ濃度
を調製した後、カ性ソーダとケイ酸ソーダを用いて pH
を調製し、過酸化水素(有効成分)1.0%および各種脱
墨剤を0.35%添加した。引き続いて、パルプ離解機7
分間離解処理を行なった。得られたパルプスラリーを8
0メッシユ濾布を用いて遠心脱水を行い15%に濃縮し
た後、再び水を用いてパルプ濃度を5%に調整した。引
きつづいてパルプ離解機で3分間離解処理を行なった。
次いで、温水にてパルプ濃度を1%に調整した後、デン
バー型フローテーター(極東振興社製)にて、7分間フ
ローテーション処理を行なった。次いでパルプスラリー
を80メッシュ濾布を用いて10%に濃縮した後、水で
1%に希釈しTAPPIシートマシンにてパルプシート
を作成した間得れたパルプシートの白色度をJIS P
−8123の方法に準じて色測色差計(日本電色工業社
製)で測定して求め、残インキ量は画像解析装置(ニレ
コ社製、ルーゼックス)を用いて残インキ面積率を求め
た。結果を第5表に示す。表中、フローション時の操業
性(泡)は、次の基準で評価した。又、脱墨剤 No.3と
No.8の併用における添加量の効果を第6表に示す。 A: 操業性良好 B: 泡やや多いが操業性問題なし C: 泡やや少ないが操業性問題なし D: 泡が多すぎて操業不可能 E: 泡が少なすぎて操業不可能
【0031】
【表5】 第5表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実験 離解条件 No 脱墨剤(wt%) PC Temp pH 白色度 残インキ 操業性 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 No.1/No.7=40/60 5 25 9.5 58.4 0.250 B 2 No.2/No.6=10/90 15 40 10.9 57.7 0.275 C 3 No.3/No.8=20/80 5 40 9.8 58.1 0.258 A 4 No.4/No.9=70/30 25 65 10.5 58.2 0.254 B 5 No.5/No.7=55/45 15 30 11.5 58.4 0.251 A 6 No.1/No.8=33/67 15 40 10.9 58.0 0.260 A 7 No.2/No.10=40/60 15 40 11.2 57.4 0.280 B 8 No.3/No.7=70/30 15 40 11.3 59.2 0.214 A 9 No.3/No.11=70/30 15 40 11.1 58.6 0.233 A 10 No.2 15 40 10.9 55.6 0.376 B 11 No.6 15 40 10.9 55.7 0.380 E 12 No.12 15 40 10.9 55.3 0.391 A 13 No.13 15 40 10.9 55.4 0.388 B 14 No.7 15 40 10.8 55.9 0.363 A ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実験No. 1〜9;実施例、実験No. 10〜14;比較例
【0032】
【表6】 第6表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 脱墨剤 (wt/%) 離解時添加量 白色度 残インキ 操業性 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.3/No.8=20/80 0.08 57.0 0.293 E 0.10 57.5 0.276 C 0.35 58.1 0.258 A 1.00 58.7 0.232 A 2.00 59.1 0.221 B 2.50 58.4 0.235 D ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 離解条件;PC=5%、Temp;40℃、pH=9.8
【0033】実施例2 原料の印刷古紙(オフセット印刷新聞/雑誌=7/3重
量比)を3×3cmに切断後、パルプ離解機(熊谷理機工
業製)に入れ、温水または水を用いて温度とパルプ濃度
を調製した後、カ性ソーダとケイ酸ソーダによって pH
を調製した。つづいて、第1表記載の脱墨剤を0.15%
添加した後、7分間離解処理を行った。得られたパルプ
スラリーを80メッシュ濾布を用いて遠心脱水を行いパ
ルプ濃度を調製した後、カ性ソーダとケイ酸ソーダを用
いて pHを調製した。引き続いて、過酸化水素1.7%、
脱墨剤0.1%を加え、恒温槽中で熟成を行なった。熟成
終了後、再び水によりパルプ濃度を5%に調整した後、
パルプ離解機で3分間離解処理を行なった。次いで、温
水にてパルプ濃度を1%に調整した後、デンバー型フロ
ーテーター(極東振興社製)にて30℃、7分間フロー
テーション処理を行なった。次いでパルプスラリーを8
0メッシュ濾布を用いて10%に濃縮した後、水で1%
に希釈してTAPPIシートマシンにてパルプシートを
作成した。得られたパルプシートの白色度をJIS P
−8123の方法に準じて色測色差計(日本電色工業社
製)で測定して求め、残インキ量は画像解析装置(ニレ
コ社製、ルーゼックス)を用いて残インキ面積率を求め
た。結果を第7表に示す。又、脱墨剤 No.2と No.6の
併用における添加量の効果を第8表に示す。
【0034】
【表7】 第7表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実験 離解条件 熟成条件 No 脱墨剤(wt%) PC, Temp, pH PC, Temp, pH ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 No.1/No.9=30/70 25 55 10.4 25 55 10.5 2 No.2/No.6=20/80 20 65 10.1 30 60 9.6 3 No.3/No.7=60/40 5 35 9.8 20 55 10.8 4 No.4/No.8=45/55 15 55 10.3 20 55 10.9 5 No.5/No.7=90/10 5 35 10.8 25 60 11.2 6 No.4/No.7=29/71 15 55 10.3 20 55 10.9 7 No.3 5 35 9.8 20 55 10.8 8 No.8 15 55 10.3 20 55 10.9 9 No.12 5 35 9.8 20 55 10.8 10 No.13 15 55 10.3 20 55 10.9 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0035】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 白色度 残インキ 操業性 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 59.0 0.231 A 58.8 0.235 A 59.3 0.223 A 58.9 0.233 A 59.3 0.222 A 59.4 0.221 A 56.5 0.341 B 56.8 0.339 A 56.3 0.346 A 56.4 0.341 A ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実験No. 1〜6;実施例 No. 7〜10;比較例
【0036】
【表8】 第8表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 脱墨剤 (wt%) 離解時 熟成時 白色度 残インキ 操業性 添加量 添加量 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.2/No.6=20/80 0.15 添加なし 58.0 0.251 C 〃 0.08 58.5 0.245 A 〃 0.10 58.8 0.235 A 〃 0.35 59.3 0.223 A 〃 1.50 60.2 0.203 B 〃 2.50 59.7 0.218 D 0.10 添加なし 57.4 0.275 C 〃 0.10 58.3 0.240 A 〃 0.30 58.9 0.230 A 〃 1.50 60.1 0.201 B 〃 2.20 59.8 0.215 D ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンオキシドの平均付加モル数mが
    10〜30、プロピレンオキシドの平均付加モル数nが
    8〜35であり、かつ一般式(A)で表わされる化合物
    のアルキル基の炭素数が12〜22、一般式(B)で表
    わされる化合物のアルキル基の炭素数が16〜24の範
    囲にある下記エチレンオキシド−プロピレンオキシドコ
    ポリマーのモノアルキルエーテル(A)及び(B)の1
    0/90〜90/10(重量比)の混合物99.7〜97
    重量%及びポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキ
    シド及びエチレンオキシド−プロピレンオキシドコポリ
    マーからなる群から選ばれるポリアルキレンオキシド約
    0.3〜約3.0重量%を含有することを特徴とするフロー
    テーション用脱墨剤。 R1 O−(PO)n1−〔(EO)m ・(PO)n2〕H──(A) R2 O−(EO)m1−〔(EO)m2・(PO)n 〕H──(B) (式中、R1 は炭素数12〜22のアルキル基、R2
    炭素数16〜24のアルキル基、m/(n1+n2)=
    0.5〜1.5、(m1+m2)/n=1.1〜2.0である
    が、m=m1+m2は10〜30、n=n1+n2は8
    〜35である。又、EO、POはそれぞれエチレンオキ
    シド、プロピレンオキシド単位を示し、〔〕内のEO、
    POの付加形態はランダムでもブロックでもよい。)
  2. 【請求項2】 mが12〜28でnが9〜30である請
    求項1記載の脱墨剤。
  3. 【請求項3】 R1 のアルキル基の炭素数が16〜22
    であり、R2 のアルキル基の炭素数が18〜22の範囲
    にある請求項1記載の脱墨剤。
  4. 【請求項4】 m/(n1+n2)=0.5〜0.9である
    請求項1〜3のいずれか1項記載の脱墨剤。
  5. 【請求項5】 モノアルキルエーテル(A)の〔 〕内
    がブロック付加、(B)の〔 〕内がランダム結合であ
    る請求項1〜4のいずれか1項記載の脱墨剤。
  6. 【請求項6】 印刷古紙の離解を請求項1記載の脱墨剤
    の存在下で行った後、剥離したインキをフローテーショ
    ンによりパルプスラリーから分離除去することを特徴と
    する印刷古紙の脱墨方法。
  7. 【請求項7】 印刷古紙を離解した後、請求項1記載の
    脱墨剤の存在下で熟成させ、次いで剥離したインキをフ
    ローテーションによりパルプスラリーから分離除去する
    ことを特徴とする印刷古紙の脱墨方法。
  8. 【請求項8】 印刷古紙に請求項1記載の脱墨剤を添加
    した後、離解し、さらに請求項1の脱墨剤を添加して熟
    成させた後、剥離したインキをフローテーションにより
    パルプスラリーから分離除去することを特徴とする印刷
    古紙の脱墨方法。
  9. 【請求項9】 離解を pH=7.5〜11.5で行なう請求
    項6〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 熟成を pH8.0〜12で行なう請求項
    6〜8のいずれか1項に記載の方法。
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