JPH05185412A - 複合構造瓦成形型、及び複合構造瓦成形型の製造方法 - Google Patents

複合構造瓦成形型、及び複合構造瓦成形型の製造方法

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JPH05185412A
JPH05185412A JP342692A JP342692A JPH05185412A JP H05185412 A JPH05185412 A JP H05185412A JP 342692 A JP342692 A JP 342692A JP 342692 A JP342692 A JP 342692A JP H05185412 A JPH05185412 A JP H05185412A
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Kunikazu Suzuki
邦和 鈴木
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SUZUKITOSHIKAZU TEKKOSHO YUGEN
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 加工及び製造の容易な、複合構造瓦成形型、
及び複合構造瓦成形型の製造方法を提供する。 【構成】 複合構造瓦成形型は、金属材料で構成された
成形瓦の外周面を形成する上型外郭体1又は下型外郭体
21と、この上型外郭体1又は下型外郭体21の表面
に、それぞれ形成されるコンクリート,ゴム,プラスチ
ック,石膏,アルミニウム等でなる流動性硬化材料で構
成された成形瓦の表裏面を形成する上型本体11又は下
型本体31と、上型外郭体1又は下型外郭体21と、上
型本体11又は下型本体31とを連繋する数本の固定手
段10と、上型外郭体1又は下型外郭体21の嵌合端面
に着脱自在に取付けられる面板13,14と、上型外郭
体と上型本体とに貫設されるエアー噴出し手段と、で構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工及び製造の容易
な、複合構造瓦成形型、及び複合構造瓦成形型の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種瓦製造用の金型(以下、単
位に金型とする。)は、金属材料でなる瓦金型(以下、
単に金属製瓦金型とする。)が、主流となっている。
【0003】尚、本発明者は、コンクリート材料でなる
瓦成形型(以下、単にコンクリート製瓦成形型とす
る。)についても、現在試作中であり、一部の瓦成形型
については、その実用化の目処が、ほぼ達成された段階
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上で説明した瓦成形
型の内で、金属製金型では、その製作に各種の高精度の
切削、加工機械、例えば、NCフライス盤,倣い制御工
作機械等の工作機械を必要とすること、及び前記高精度
の切削、加工機械を使いこなすために、高度の熟練が要
求されること、等の課題が考えられる。
【0005】また鋳込み用に使用する木型を製作するに
は、多数の時間、及び手間を要することと、熟練を要す
ること、等の課題が考えられる。
【0006】また前記木型製作に要するコストが、僅か
であるが(例外あり)瓦のコスト上昇の誘因となる虞れ
がある。
【0007】更に少量生産、及び多品種生産等には、不
向きなこと、等の課題が考えられる。
【0008】一方、コンクリート製瓦成形型は、瓦成形
型製作の簡易性、迅速性、低コスト化等に優れている反
面、脆い特質を有すことから、例えば、瓦成形型端面が
破損し易いことと、一度破損すると、その修理が不可能
であること、等の課題が考えられる。
【0009】またコンクリート製瓦成形型は、金型嵌合
端面の繊細な嵌合関係、及び端面形状の製作が、極めて
困難視されることから、成形瓦の高精度が、十分に確保
されないという課題が考えられる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明は、
金属製瓦金型とコンクリート製瓦成形型の双方の特性
を、十二分に発揮し得ること、また金属製瓦金型と、ほ
ぼ同様な成形瓦の精度が確保できること、等を目的とし
て下記の構成を採用する。
【0011】即ち、本発明の複合構造瓦成形型は、金属
材料で構成された成形瓦の外周面を形成する上型又は下
型外郭体と、この上型又は下型外郭体の表面に、それぞ
れ形成されるコンクリート,ゴム,プラスチック,石
膏,アルミニウム等でなる流動性硬化材料で構成された
成形瓦の表裏面を形成する上型又は下型本体と、前記上
型又は下型外郭体と、前記上型又は下型本体とを連繋す
る数本の固定手段と、前記上型又は下型外郭体の嵌合端
面に着脱自在に取付けられる面板と、前記上型外郭体と
上型本体とに貫設されるエアー噴出し手段と、で構成さ
れる。
【0012】また本発明は、金型製作の簡易化、その製
作時間の短縮化、又は低コスト化を図ること、を目的と
して、下記の構成を採用する。
【0013】即ち、本発明の複合構造瓦成形型の製造方
法は、瓦モデルを載架する安定面を備え、かつ成形瓦の
外周面を形成する上型又は下型外郭体を金属材料で形成
し、この上型又は下型外郭体の嵌合端面に、皿ビスを介
して面板を取付け、つづいて、前記上型又は下型外郭体
の安定面間に、成形瓦と相似形の瓦モデルを介設し、前
記上型又は下型外郭体より、前記瓦モデルの表裏面に衝
止する数本の固定ボルトを貫設するとともに、上型外郭
体にエアー噴出し手段を貫設し、その後、前記上型又は
下型外郭体と前記瓦モデルとの間に形成されるチャンバ
ー内に、コンクリート,ゴム,プラスチックス,石膏,
アルミニウム等の流動性硬化材料を充填し、前記流動性
硬化材料の硬化を介して、前記上型又は下型外郭体の内
面側に、成形瓦の表裏面を形成する上型又は下型本体を
形成し、かつこの上型又は下型本体を、前記数本の固定
ボルトを介して、前記上型又は下型外郭体に合体し、上
型又は下型を構成し、前記上型又は下型より、前記瓦モ
デルを取外して形成される構造の複合構造瓦成形型の製
造方法である。
【0014】
【作用】次に、本発明の複合構造瓦成形型の製造方法を
説明する。
【0015】先ず、下型を構成する下型外郭対について
説明すると、金属材料を用いて、抜き勾配を有する下型
外郭体を、鋳込み成形により構成し、その両安定面を機
械加工(勿論、手作業でもよい。以下、同じ)を介し
て、当該両安定面を、精緻な面状(鏡面)とする。
【0016】そして、下型外郭体の少なくとも両安定面
の内側には、後述する流動性硬化材料(以下、単に流動
性硬化材料とする。)用のチャンバーを形成する。
【0017】また図例の如く、下型外郭体が、抜き勾配
を有する外郭側板を備えている場合は、両外郭側板を、
それぞれボルト止めする。
【0018】尚、後述する上型外郭体との嵌合端面、即
ち、前記両安定面の外側端面に、面板を皿ビスを介して
取付ける(この面板の取付け部位は、限定されず。)。
【0019】以上のようにして、下型外郭体が構成され
たならば、この下型外郭体の下面より、下型本体用の前
記チャンバーに達し、かつ前記安定面と、ほぼ同じ水平
面になる頭面を備えた(頭面の位置は、限定されず。)
流動性硬化材料固定用のボルトを貫設する。
【0020】次に、上型を構成する上型外郭体について
説明すると、金属材料を用いて、前記下型外郭体の両面
板に嵌合し、かつ両外郭側板内に挿設される抜き勾配を
有する下型外郭体を、鋳込み成形により構成するととも
に、その両安定面を、機械加工を介して、当該両安定面
を、精緻な面状とする。
【0021】そして、上型外郭体の少なくとも両安定面
の内側には、流動性硬化材料用のチャンバーを形成す
る。
【0022】また図例の如く、上型外郭体が、抜き勾配
を有する外郭側板を備えている場合は、両外郭側板をそ
れぞれボルト止めする。
【0023】尚前記下型外郭体との嵌合端面、即ち、前
記上型外郭体の両安定面の外側端面、及び同両外郭側板
の前記安定面側端面に亘る面板を、皿ビスを介して取付
ける(面板の取付け部位は、限定されず。)。
【0024】以上のようにして、上型外郭体が構成され
たならば、この上型外郭体の上面より、上型本体用の前
記チャンバーに達し、かつ前記上型外郭体の前記安定面
と、ほぼ同じ水平面になる頭面を備えた(頭面の位置
は、限定されず)流動性硬化材料固定用のボルトを貫設
する。
【0025】また上型外郭体の上面より、上型本体用の
前記チャンバーに達し、後述する瓦モデルに、弁体が接
触するエアー弁を貫設する。
【0026】以上で詳述した下型外郭体の両安定面、及
びボルトの頭面(ボルトは限定されず。以下同じ)に、
シリコーン等の離型剤を塗布した瓦モデル(以下、同
じ)を載架し(一例である。以下同じ)、この瓦モデル
が載架された下型外郭体内に、上型外郭体を嵌合する。
【0027】この上型外郭体の嵌合を介して、前記瓦モ
デルの上面(一例である。以下同じ)に、この上型外郭
体の両安定面、及び固定用のボルトの頭面を衝止する。
【0028】前記上下外郭体の嵌合状態で、例えば、先
ず上型外郭体の上面よりチャンバーに亘って開設した開
口を介して、当該チャンバー内に、流動性硬化材料を充
填する。
【0029】このチャンバー内に充填された流動性硬化
材料が、硬化されるまで待つか、又は前記開口を閉塞し
て、下型外郭体のチャンバー内への流動性硬化材料の充
填作業にかかる。
【0030】即ち、嵌合状態の上下型外郭体を反転し、
下型外郭体の上面よりチャンバーに亘って開設した開口
を介して、当該チャンバー内に、流動性硬化材料を充填
する。
【0031】その後、当該チャンバー内に充填された流
動性硬化材料の硬化を待つ。
【0032】そして、例えば両チャンバー内に充填され
た流動性硬化材料が、硬化した時点で、反転し、上型外
郭体を離型すると、この上型外郭体のチャンバーに相当
する部位に、前記充填された流動性硬化材料で、瓦モデ
ルの上面と同じ形態の表面を有する上型本体が形成さ
れ、ここに、上型外郭体と上型本体とでなる上型が形成
される。
【0033】また、前記上型本体は、固定用のボルトの
ナットの取り外しを介して、上型外郭体より取外し可能
となり、例えば、上型本体を別の上型本体に変更する場
合(形態の取り替え、破損)などに有益である。
【0034】つづいて、下型外郭体の両安定面、及びボ
ルトの頭面に載架されている瓦モデルを取外すと、この
下型外郭体のチャンバーに相当する部位に充填、硬化さ
れた流動性硬化材料で、瓦モデルの下面と同じ形態の表
面を有する下型本体が形成される。
【0035】尚この下型本体が、固定用のボルトのナッ
トの取り外しを介して、下型外郭体より取外し自在にな
っていることは、前述の例と同様である。
【0036】以上の操作を介して上下型が構成されたな
らば、従来と同様な操作、手順を介して、成形瓦(粘土
成形瓦素地)が製造される。
【0037】尚、図8,図9に示す如く、上下型の場合
は、外郭側板を備えた上型外郭体の周壁上面が、瓦モデ
ルの安定面となり、かつ下型外郭体の上面四辺が、瓦モ
デルの安定面となり、下型外郭体の各外側端面に面板を
取付ける。
【0038】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基ずいて説
明する。
【0039】1は鋳込み成形で構成される両安定面2,
3を備えた抜き勾配を有する上型外郭体で、この上型外
郭体1の両外郭側板4,5と、前記両安定面2,3との
間に、後述する上型本体用のチャンバー6が形成され
る。
【0040】そして、前記上型外郭体1の内蓋面には、
チャンバー6内に突出するように、外郭側板4,5取付
け用のボルト7,8が螺入されるリブ9が数条、かつ前
記両安定面2,3と並設するように設けられている。
【0041】また上型外郭体1の上面より、前記チャン
バー6に達し、かつ前記両安定面2,3の鏡面と同一水
平面の頭面10aを有する流動性硬化材料固定用のボル
ト(以下、単に固定用のボルトとする。)10が、数本
貫設されている。
【0042】したがって、この数本の固定用のボルト1
0により、前記チャンバー6内に、充填されたコンクリ
ート,ゴム,アルミニウム,プラスチック,石膏等の流
動性硬化材料Cが、その後、硬化して形成される成形瓦
の表面を形成する上型本体11が、前記上型外郭体1に
固定され、ここに、上型Aが形成される。
【0043】また前記固定用のボルト10に螺合した、
各ナット10bを取外すことにより、前記上型本体11
は、前記上型外郭体1より取外される。
【0044】尚前記両安定面2,3は、機械加工を介し
て、鏡面に仕上げられ、原則として、この両安定面2,
3のみを機械加工する。
【0045】図中12はエアー弁で、後述するように、
上型Aを、下型Bより離型する際、成形瓦(図示せず)
の上面に向かって、エアーを噴射して、型離れを良くす
るために使用される。
【0046】尚前記両安定面2,3の外側端面2a,3
aと、前記外郭側板4,5の安定面側端面4a,5aに
は、それぞれ多数の皿ビス15を介して、面板13,1
4が設けられており、後述する下型Bとの嵌合摺接によ
る摩耗に対して、対応できるように構成されている。
【0047】また、この面板13,14は、流動性硬化
材料Cで形成される上型本体11の鋭角端部を保護する
役目を備える。
【0048】図中16は、前記上型外郭体1の上面より
チャンバー6に連通する流動性硬化材料充填用の開口で
ある。
【0049】21は鋳込み成形で構成される安定面2
2,23を備えた抜き勾配を有する下型外郭体で、この
下型外郭体21の両外郭側板24,25と、前記両安定
面22,23との間に、後述する下型本体用のチャンバ
ー26が形成される。
【0050】そして、前記下型外郭体21の内底面に
は、チャンバー26内に突出するように外郭側板24,
25取付用のボルト27,28が螺入されるリブ29が
数条、かつ前記両安定面22,23と並設するように設
けられている。
【0051】また下型外郭体21の下面より、前記チャ
ンバー26に達し、かつ前記両安定面22,23の鏡面
と同一水平面の頭面30aを有する流動性硬化材料固定
用のボルト30(以下、単に固定用のボルトとする。)
が、数本貫設されている。
【0052】したがって、この数本の固定用のボルト3
0により、前記チャンバー26内に、充填されたコンク
リート,ゴム,アルミニウム,プラスチック,石膏等の
流動性硬化材料Cが、その後硬化して形成される成形瓦
の表面を形成する下型本体31が、前記下型外郭体21
に固定され、ここに、下型Bが形成される。
【0053】また前記固定用のボルト30に螺合した、
各ナット30bを取外すことにより、前記下型本体31
は、下型外郭体21より取外される。
【0054】尚前記両安定面22,23は、機械加工を
介して、鏡面に仕上げられ、原則として、この両安定面
22,23のみを機械加工する。
【0055】また前記両安定面22,23の外側端面2
2a,23aには、それぞれ多数の皿ビス35を介し
て、面板33,34が設けられており、後述する上型A
との嵌合摺接による摩耗に対して、対応できるように構
成されている。
【0056】更に、この面板33,34は、流動性硬化
材料Cで形成される下型本体31の鋭角端部を保護する
役目を備える。
【0057】図中36は、前記下型外郭体21の下面よ
りチャンバー26に連通する流動性硬化材料充填用の開
口である。
【0058】以上のようにして構成された外郭側板2
4,25、及び固定ボルト30を備えた下型外郭体1の
両安定面22,23に、瓦モデルDを載架し、当該下型
外郭体1の内底面及びリブ29と、この瓦モデルDの裏
面との間に、下型本体構成用のチャンバー26を形成す
る。
【0059】この瓦モデルDが載架された下型外郭体1
に、上型外郭体1を套嵌し、かつ当該上型外郭体1の両
安定面2,3を前記瓦モデルDの表面に添接する。
【0060】この上型外郭体1の下型外郭体21への套
嵌を介して、前記瓦モデルDの表面と、上型外郭体1の
内蓋面及びリブ9との間に、上型本体構成用のチャンバ
ー6が形成される。
【0061】そこで、例えば、上型外郭体1の開口16
より、前記チャンバー6内に、流動性硬化材料Cを充填
し、この流動性硬化材料Cの硬化を待って、嵌合する上
型又は下型外郭体1,21を反転し、上型外郭体1を下
方とする(勿論、前述の如く、硬化を待たずなすことも
有り得る。以下、同じ)。
【0062】このようして、上方に位置する下型外郭体
21の開口36より、前記チャンバー26内に、流動性
硬化材料Cを充填し、この流動性硬化材料Cの硬化を待
つ。
【0063】その後、例えば、嵌合する上型又は下型外
郭体1,21を反転し、下型外郭体21より、上型外郭
体1を離型すると、上型外郭体1のチャンバー6内に、
瓦モデルDの表面と同じ形態を有する上型本体11が形
成され、ここに上型Aが構成される。
【0064】つづいて、下型外郭体21より、瓦モデル
Dを取外すと、下型外郭体21のチャンバー26内に、
瓦モデルD裏面と同じ形態を有する下型本体31が形成
され、ここに下型Bが構成される。
【0065】尚図8、図9に示す例は、上型A’を構成
する抜き勾配を有する上型外郭体1’が、外郭側板4
4,45,46,47で囲繞された構造で、その他の構
造は、前述の上型Aと、ほぼ同じ構造となっている。但
し、この例では、内壁上面1”が、安定面48,49,
50,51となる。
【0066】同様に、下型B’を構成する下型外郭体2
1’の上面の四辺が、安定面52,53,54,55と
なった構造で、その他の構造は、前述の下型Bと、ほぼ
同じ構造となっている。
【0067】但し、前記下型外郭体21’の周壁部に
は、皿ビス60を介して、面板56,57,58,59
が、それぞれ設けられている。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上で詳述した如く、金属材
料でなる上型又は下型外郭体のそれぞれ安定面を、機械
加工で構成し、成形瓦の表裏面を、流動性硬化材料でな
る上型又は下型本体で構成し、前記上型又は下型外郭体
に、流動性硬化材料でなる上型又は下型本体を、固定用
のボルトを介して、上型又は下型とした構成の複合構造
瓦成形型であり、下記の効果を有する。
【0069】(1)流動性硬化材料の脆さを、金属材料
の安定面及び面板で、補完できるので、在来の金属製瓦
金型と、何等そん色がない。
【0070】(2)安定面を介して、瓦モデル及び成形
瓦を、安定的に載架又は成形できる。
【0071】(3)流動性硬化材料の上型又は下型本体
を介して、成形型製作の簡易化、迅速化、低コスト化等
に役立つこと、及び少量生産が可能となる。
【0072】(4)瓦モデルと、ほぼ同一の模様が、簡
易に製造できること、及び複雑な形態でも、容易に製造
できる。
【0073】また本発明は、上型又は下型外郭体に、上
型又は下型本体が、着脱自在に設けられた、上型又は下
型とした構成の複合構造瓦成形型であり、下記の効果を
有する。
【0074】(5)上型又は下型本体を、自由に取り替
えでき、汎用性、合理性に優れる。
【0075】(6)上型又は下型本体の破損、形態変更
等による取り替えが自由である。
【0076】(7)瓦成形型製作の低コスト化に役立
つ。
【0077】更に、本発明は、上型又は下型外郭体と、
瓦モデルとで形成されるチャンバー内に、流動性硬化材
料を充填する複合構造瓦成形型の製造方法であり、下記
の効果を有する。
【0078】(8)瓦の表裏面に対応する加工、即ち、
機械加工を必要としない利点、及び瓦成形型を簡易、か
つ迅速に製造できる。
【0079】(9)瓦成形型製造に、高度の熟練、及び
繊細な注意力を要さず、大変に有益である。
【0080】(10)金属材料と、流動性硬化材料材料
との、それぞれの特徴を、最大限に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上型を裏面視した斜視図である。
【図2】下型を表面視した斜視図である。
【図3】エアー弁と上型との関係を示す断面図である。
【図4】上下型と瓦モデルとの関係を示す一部断面模式
図である。
【図5】上下型と瓦モデルとの関係を示す他の一部断面
模式図である。
【図6】上下型の嵌合状態を示す模式図である。
【図7】下型と瓦モデルとの関係を示し、殊に固定用の
ボルトと瓦モデルとの関係を説明した断面図である。
【図8】他の上型外郭体の一例を示す表面視した一部省
略の斜視図である。
【図9】他の下型外郭体の一例を示す裏面視した斜視図
である。
【符号の説明】
1 上型外郭体 1’ 上型外郭体 2 安定面 3 安定面 4 外郭側板 5 外郭側板 6 チャンバー 7 ボルト 8 ボルト 9 リブ 10 固定用のボルト 11 上型本体 12 エアー弁 13 面板 14 面板 15 皿ビス 16 開口 21 下型外郭体 21’ 下型外郭体 22 安定面 23 安定面 24 外郭側板 25 外郭側板 26 チャンバー 27 ボルト 28 ボルト 29 リブ 30 固定用のボルト 31 下型本体 33 面板 34 面板 35 皿ビス 36 開口 44 外郭側板 45 外郭側板 46 外郭側板 47 外郭側板 48 安定面 49 安定面 50 安定面 51 安定面 52 安定面 53 安定面 54 安定面 55 安定面 56 面板 57 面板 58 面板 59 面板 60 皿ビス A’ 上型 A 上型 B 下型 B’ 下型 C 流動性硬化材料 D 瓦モデル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料で構成された成形瓦の外周面を
    形成する上型又は下型外郭体と、 この上型又は下型外郭体の表面に、それぞれ形成される
    コンクリート,ゴム,プラスチックス,石膏,アルミニ
    ウム等でなる流動性硬化材料で構成された成形瓦の表裏
    面を形成する上型又は下型本体と、 前記上型又は下型外郭体と、前記上型又は下型本体とを
    連繋する数本の固定手段と、 前記上型又は下型外郭体の嵌合端面に着脱自在に取付け
    られる面板と、 前記上型外郭体と上型本体とに貫設されるエアー噴出し
    手段と、 で構成される複合構造瓦成形型。
  2. 【請求項2】 瓦モデルを載架する安定面を備え、かつ
    成形瓦の外周面を形成する上型又は下型外郭体を金属材
    料で形成し、 この上型又は下型外郭体の嵌合端面に、皿ビスを介して
    面板を取付け、 つづいて、前記上型又は下型外郭体の安定面間に、成形
    瓦と相似形の瓦モデルを介設し、 前記上型又は下型外郭体より、前記瓦モデルの表裏面に
    衝止する数本の固定ボルトを貫設するとともに、上型外
    郭体にエアー噴出し手段を貫設し、 その後、前記上型又は下型外郭体と前記瓦モデルとの間
    に形成されるチャンバーに、コンクリート,ゴム,プラ
    スチックス,石膏,アルミニウム等の流動性硬化材料を
    充填し、 前記流動性硬化材料の硬化を介して、前記上型又は下型
    外郭体の内面側に、成形瓦の表裏面を形成する上型又は
    下型本体を形成し、かつこの上型又は下型本体を、前記
    数本の固定ボルトを介して、前記上型又は下型外郭体に
    合体し、上型又は下型を構成し、 前記上型又は下型より、前記瓦モデルを取外して形成さ
    れた、 複合構造瓦成形型の製造方法。
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