JPH051852Y2 - - Google Patents

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JPH051852Y2
JPH051852Y2 JP1985097527U JP9752785U JPH051852Y2 JP H051852 Y2 JPH051852 Y2 JP H051852Y2 JP 1985097527 U JP1985097527 U JP 1985097527U JP 9752785 U JP9752785 U JP 9752785U JP H051852 Y2 JPH051852 Y2 JP H051852Y2
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transparent
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transparent conductive
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は透明性及び熱接着性を有する導電性フ
イルム及びその製袋品に関する。 (従来の技術) 従来透明導電性フイルムとしては、ポリエステ
ルフイルム等の透明基材フイルムの上に金、ニツ
ケル等の貴金属を蒸着したもの、透明基材フイル
ムの上に粒径が0.4μ以下の導電性微粉末を主成分
とした透明導電性塗料を塗布したもの、あるい
は、熱可塑性樹脂に帯電防止剤を練込んだ後フイ
ルム化したものがある。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記の透明導電性フイルムは、各
各利点は有するが、又、欠点をも有する。すなわ
ち、金、ニツケル等の貴金属を蒸着したものは、
優れた導電性及び透明性を有するが原料として貴
金属を使用し、更に蒸着工程を経るため極めて高
価であり、且、基材としては、ポリエステルフイ
ルム、ポリアミドフイルム等が使用されることが
多く、そのため熱接着性がなく、そのまま袋等に
加工することも出来ないため汎用性に欠ける。 又、透明基材フイルムの上に透明導電性塗料を
塗布したものは、例えば表面固有抵抗が107Ω以
下の可成り優れた表面導電性を有するが、基材と
して熱接着性を有する例えばポリエチレンを用い
たものは腰が弱く、また非塗布面は帯電性のまま
であり、これを用いて袋に加工したものは、袋の
内部では、摩擦により帯電し、導電性フイルムと
しての効果を発揮しない。 又、帯電防止剤を練込んだポリオレフイン系フ
イルムは、熱接着性は有るが、導電性が不充分で
あるため、これを用いて加工した袋は、袋の外側
に高電圧が働いた場合、これを充分に遮蔽できず
帯電防止袋としての効果を充分に果せない。 (問題点を解決するための手段) 本考案者らは、上記の欠点を解決するため検討
した結果、本考案に到達したものである。すなわ
ち、本考案は第1図に示す構成の、 (1) 順に透明導電性塗料塗布層、透明絶縁性基材
フイルム層、接着層、及び熱接着性透明帯電防
止層の構成を有し、該透明導電性塗料塗布層側
の表面固有抵抗が107Ω以下、該熱接着性透明
帯電防止層側の表面固有抵抗が1010Ω以下であ
る熱接着性透明導電性複合フイルム。 であり、更に好ましくは、第2図に示す構成の、 (2) 透明導電性塗料塗布層上に、塗布量1g/m2
以下の透明樹脂被覆層を有し、該透明樹脂被覆
層側の表面固有抵抗が107Ω以下である、(1)記
載の熱接着性透明導電性複合フイルム。 である。並びに、 (3) 順に透明導電性塗料塗布層、透明絶縁性基材
フイルム層、接着層、及び熱接着性透明帯電防
止層の構成を有し、該透明導電性塗料塗布層側
の表面固有抵抗が107Ω以下、該熱接着性透明
帯電防止層側の表面固有抵抗が1010Ω以下であ
る熱接着性透明導電性複合フイルムを用いた
袋。 であり、更に好ましくは、 (4) 透明導電性塗料塗布層上に、塗布量1g/m2
以下の透明樹脂被覆層を有し、該透明樹脂被覆
層側の表面固有抵抗が107Ω以下である熱接着
性透明導電性複合フイルムを用いた(3)記載の
袋。 である。 以下、第1図及び第2図に基づいて具体的に説
明する。1は帯電防止剤を添加した熱接着性樹脂
フイルム層であり、表面固有抵抗が1010Ω以下の
ものが好ましい。これに用いる熱接着性樹脂とし
ては、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、エチ
レン酢酸ビニル系、アイオノマー系樹脂等、通常
熱接着性樹脂として用いられるものが用いられ
る。 熱接着性樹脂に添加される帯電防止剤として
は、通常用いられる帯電防止剤及びこれらとアル
カリ金属塩との組成物等が挙げられる。 2は1と3との接着層であり、ドライラミネー
ト用接着層、押出ラミネート用接着層であつても
よい。 3は4−透明導電性塗料層の絶縁性基材層であ
り、例えばポリエステル樹脂系フイルム、ポリア
ミド系フイルム、塩ビ系フイルム等の汎用プラス
チツクフイルムを用いることができる。 4は透明導電性塗料層であり、例えば粒径が
0.4μm以下の導電性金属酸化物微粉末とバインダ
ー用樹脂とから成り、この塗料層の塗布量は0.5
〜5.0g/m2の範囲が好ましく、5.0g/m2を超え
ると透明性が不充分であり、又、0.5g/m2未満
では、優れた導電性が得られず、いずれも本来の
目的を達成できない。又、本考案に用いる導電性
塗料層の表面固有抵抗は107Ω以下が望ましい。 本考案においては4−導電性塗料の表面に更に
5−樹脂被膜層を設けることにより、4−導電性
塗料層の耐摩耗強度を改良することができる。 5−樹脂被膜層に用いられる樹脂としては、ポ
リエーテル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリア
クリル系樹脂等が好ましく、塗布により透明性を
向上することができる。希望により被膜層にイソ
シアネート化合物を配合することにより被覆層の
硬度を更に高めることができる。また5−樹脂被
膜層は1g/m2以下であることが好ましく、0.5
g/m2以下が更に好ましい。1g/m2を超える
と、4−導電性塗料層によつて得られた良好な表
面抵抗を阻害し、5−樹脂被膜層本来の高い表面
抵抗にもどり帯電防止効果が得られない。 以上の第1図又は第2図に示す構成の透明導電
性フイルムを袋に加工するには、該透明導電性フ
イルムを折曲げ、もしくは2枚用いて、透明帯電
防止フイルム層どうしが重なる状態にし、その
後、袋型にヒートシールすればよい。また、上記
方法により得た袋は適時閉口可能である。 (実施例) 以下に実施例を挙げて具体的に説明するが、本
考案はこれらに限定されるものではない。 実施例 1 厚さ12μmの二軸配向ポリエステルフイルムに
SnO2微粉末を主成分とする導電性塗料(シント
ロンC−4402、神東塗料(株)製)を固型分換算1.2
g/m2を塗布・乾燥した後、この塗布面の反対表
面と、厚さ50μmのポリエチレン系樹脂に界面活
性剤とアルカリ金属塩とを添加した熱接着性帯電
防止フイルムのコロナ処理面とをドライラミネー
ト用接着剤を介して積層した。 得られた複合フイルムの諸特性値を表1に示し
た。 実施例 2 実施例1と同様に導電性塗料を塗布・乾燥した
ポリエステルフイルムの塗布面上に、更にポリア
クリル系透明樹脂塗料を固形分換算0.2g/m2
なるように塗布・乾燥した後、実施例1と同様に
熱接着性帯電防止フイルムを積層した。 得られた複合フイルムの諸特性値を表1に示し
た。
【表】
【表】 (効果) 以上のように本考案の透明導電性複合フイルム
は、熱接着性帯電防止フイルムを積層することに
より、製袋が可能であり透明であると同時に109
Ω以下の低い表面抵抗を有して、高い帯電防止効
果を持つばかりでなく、製袋品の袋外側面は106
Ω台と、更に小さい表面抵抗であり、外部からの
電界を遮蔽し、同時に基材フイルムの絶縁性によ
り外部からの電荷を袋内部へ導くこともない。 また、実施例2のように導電性塗料層の上に更
に樹脂塗料層を設けることにより、表面硬度が向
上し、傷がつき難くすることもでき、同時に曇価
及び透明性も改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本実用新案登録請
求の範囲第1項及び第2項の透明導電性複合フイ
ルムの断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 順に透明導電性塗料塗布層、透明絶縁性基材
    フイルム層、接着層、及び熱接着性透明帯電防
    止層の構成を有し、該透明導電性塗料塗布層側
    の表面固有抵抗が107Ω以下、該熱接着性透明
    帯電防止層側の表面固有抵抗が1010Ω以下であ
    る熱接着性透明導電性複合フイルム。 2 透明導電性塗料塗布層上に、塗布量1g/m2
    以下の透明樹脂被覆層を有し、該透明樹脂被覆
    層側の表面固有抵抗が107Ω以下である、実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の熱接着性透明
    導電性複合フイルム。
JP1985097527U 1985-06-28 1985-06-28 Expired - Lifetime JPH051852Y2 (ja)

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JPS627112U JPS627112U (ja) 1987-01-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2519528B2 (ja) * 1989-02-09 1996-07-31 ハニー化成株式会社 透明導電層を有する可塑化軟質合成樹脂製品および透明導電層形成用転写部材

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JPS5940624A (ja) * 1982-08-30 1984-03-06 Nissan Chem Ind Ltd 表示パネル用フイルム
JPS6081710A (ja) * 1983-10-08 1985-05-09 コニカ株式会社 透明導電性光学装置

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