JPH05184668A - 透析用血圧測定システム - Google Patents

透析用血圧測定システム

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JPH05184668A
JPH05184668A JP3195752A JP19575291A JPH05184668A JP H05184668 A JPH05184668 A JP H05184668A JP 3195752 A JP3195752 A JP 3195752A JP 19575291 A JP19575291 A JP 19575291A JP H05184668 A JPH05184668 A JP H05184668A
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JP
Japan
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blood pressure
dialysis
time
portable automatic
measurement
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JP3195752A
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English (en)
Inventor
Shigeto Haraguchi
成人 原口
Koji Ogawa
耕司 小川
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透析治療に伴って測定された多くの患者の血
圧値の記録やグラフ化等の煩わしい付帯作業を自動化で
きる透析用血圧測定システムを提供する。 【構成】 携帯用自動血圧計1で計測された血圧データ
はメモリ18に一旦記憶された後、透析制御装置2に転
送されてメモリ22に記憶される。このメモリ22に
は、計時部21または計時部23からの計時データが血
圧測定日時データとして、前記血圧データと対応つけて
記憶される。看護婦等は、必要なときにメモリ22の内
容を読み出して表示器24に表示させることにより、透
析治療中の患者の血圧値の推移を容易に確認することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の患者に対して頻
繁に血圧を測定しなければならない、透析治療における
血圧測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】透析治療において、患者の血圧を定期的
に測定することは、患者の容体を把握する上で重要な指
針である。例えば患者数が50人で、4時間の透析の間
に30分毎に血圧を測定しようとすれば、定期測定だけ
で総測定回数は400回にも達する。更に、血圧低下等
の患者の容体の変化が認められた時は、不定期で頻繁な
血圧測定が必要となる。
【0003】これに対して、現状では水銀柱圧力計と聴
診器を組み合わせた水銀血圧計を、キャスタ付きの架台
に搭載しベッド側まで搬送して測定する方法が最も一般
的である。また、個々のベッド(患者)に専用の自動血
圧計を設け、看護婦の介助なしに自動的に血圧の測定を
可能にする装置が提案されている(例えば、特開昭63
−119777号公報)。更に、一人の患者の血圧を、
一定間隔で24時間に渡って、間欠・連続測定出来るよ
うにした携帯型血圧計も提案されている(例えば、特開
平2−55033号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、水銀血圧計のような汎用の血圧計を用
いる方法では、下記の不都合がある。 (1)狭いベッドの間を、多くの患者に対して、何回も
水銀血圧計を持って移動するのは、非常に面倒であり、
危険でもある。 (2)測定結果を一々紙に記録し、後でカルテに転記し
なければならないため、看護婦の作業は非常に煩わし
い。 (3)コロトコフ音の聞取りや、水銀柱の読み取りに、
何度も神経を集中させなければならず、正確な血圧測定
をするには熟練を要する。 (4)血圧の標準値は患者毎に異なる。そのため個々の
測定値よりも、透析開始から終了までの傾向が重要であ
るが、それを作成するのに手間を要する。 (5)このような血圧計は、常時首や肩に下げて携帯し
ておくことはできない。そのため、回診の途中で、急に
血圧測定が必要な患者が発生しても、血圧計を取りに戻
ってこなければならない。
【0005】一方、個々のベッドに専用の血圧計を設置
する例では、下記の不都合がある。 (1)個々の患者の血圧測定自体に要する時間は大きい
ものでないにもかかわらず、高価な自動血圧計を各ベッ
ド毎に設置しなければならないため、設備費が嵩む。 (2)看護婦にとって、透析中の患者との接触は、血圧
測定のためだけでなく、透析患者とのコミュニケーショ
ン維持のために重要である。従って自動血圧計が全ベッ
ドに設置されても、看護婦の回診が不要になるものでは
ない。
【0006】さらに、特定個人の間欠・連続測定を目的
とした上記の公知の携帯型血圧計では、複数の患者に対
して任意の時間に測定する用途には適さない。何故な
ら、測定データは全て設定された患者一人のものとして
記憶され、患者の識別(ID)コードと測定結果を一対
のデータとして記憶するための機構を有していないた
め、異なる患者を次々に測定しても、それらのデータは
同一人のデータとして記憶され、後で何時どの患者に対
して測定したものであるかを判別できない。そのため、
次の患者の測定に入る前に、一旦看護婦詰め所に戻って
来て、本体を別個の解析装置を経てパーソナルコンピュ
ータと接続して本体内部のデータを払い出し、改めて次
の患者のIDコードを本体に入力しなければならない。
このとき単に患者のIDコードを入れ替えたのでは、そ
れまでに測定された患者のIDコードも変更される。こ
れは、透析治療用としては不都合である。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、透析治療に伴って測定された多くの患者の血
圧値の記録やグラフ化等の煩わしい付帯作業を自動化出
来る透析用血圧測定システムを提供することを主たる目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、携帯用自動血圧計と透析
制御装置とからなる透析用血圧測定システムであって、
前記携帯用自動血圧計は、被測定部位に装着するカフ部
と、前記カフ部に送気する空気ポンプと、前記カフ部の
圧力を測定する圧力センサと、前記圧力センサの測定結
果から血圧値を算出する演算手段と、算出された血圧値
を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記
憶された内容を前記透析制御装置へ転送する第1の転送
手段とを備え、前記透析制御装置は、前記携帯用自動血
圧計から転送された血圧値を受信する第2の転送手段
と、第2の転送手段で受信した血圧値を記憶する第2の
記憶手段と、第2の表示手段と、前記第2の記憶手段に
記憶された血圧値を前記第2の表示手段に表示させる表
示制御手段と、前記携帯用自動血圧計の第1の計時手段
および前記透析制御装置の第2の計時手段の少なくとも
一方の計時手段と、を備えたものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の透析用血圧測定システムにおいて、前記透析制
御装置は、当該装置固有の装置番号を設定するための装
置番号設定手段を備え、前記携帯用自動血圧計は、前記
透析制御装置から転送されてきた装置番号を、そのとき
の血圧値に対応つけて第1の記憶手段に記憶するように
したものである。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の透析用血圧測定システムにおいて、前記透析
制御装置は、前記携帯用自動血圧計から血圧値を転送さ
れてきたときの第1の計時手段の計時データを参照し
て、次同の血圧測定日時を算出する血圧測定日時算出手
段を備え、前記次回血圧測定日時を当該装置番号ととも
に前記第2の転送手段を介して携帯用自動血圧計に転送
可能に構成され、前記携帯用自動血圧計は、前記第1、
第2の計時手段のうち少なくとも第1の計時手段と、第
1の警報手段と、第1の表示手段とを備えるとともに、
前記透析制御装置から転送されてきた次回血圧測定日時
と当該装置番号を対応つけて第1の記憶手段に記憶し、
かつ前記第1の計時手段からの計時データが前記第1の
記憶手段に記憶された次回血圧測定日時になった時に、
第1の前記警報手段を作動させるとともに、第1の記憶
手段に記憶された該当装置番号を前記第1の表示手段に
表示させる次回測定日時監視手段を備えたものである。
【0011】なお、請求項1,2に記載の発明は、少な
くとも、透析制御装置2と携帯用自動血圧計1の何れか
一方に計時部を持つことが必要であるが、両者間でデー
タが転送可能であるため、請求項1,2に記載の発明
は、どちらか一方のみに設けることが限定されるもので
はない。すなわち携帯用自動血圧計に計時部があって、
測定血圧値が転送される時に、同時に日時のデータが転
送されてもよい。ただし、請求項3に記載の発明は、携
帯用自動血圧計に計時部が必要である。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。すなわち、携帯用自動血圧計は看護婦等によって常
時携帯され、任意の時間、任意の場所で血圧測定され
る。演算手段によって算出された血圧値は、携帯用自動
血圧計内の第1の記憶手段に記憶される。透析治療を受
けているある患者の血圧測定が終わると、携帯用自動血
圧計は当該透析制御装置に接続される。そして、携帯用
自動血圧計の第1の記憶手段に記憶された血圧値が、第
1の転送手段を介して、透析制御装置に転送され、透析
制御装置内の第2転送手段を介して第2の記憶手段に記
憶される。このとき、携帯用自動血圧計の第1の計時手
段または透析制御装置内の第2の計時手段のいずれかの
計時データが血圧測定日時として、前記血圧値に対応つ
けて第2の記憶手段に記憶される。このようにして、第
2の記憶手段に時系列的な血圧値が記憶されていく。透
析治療中に血圧値を参照する場合、第2の記憶手段に記
憶された時系列的な血圧値が読み出され、例えばグラフ
形式等によって第2の表示手段に表示される。
【0013】請求項2に記載の発明の作用は次のとおり
である。携帯用自動血圧計から血圧値のデータを転送さ
れた透析制御装置は、装置番号設定手段によって設定さ
れた当該装置固有の装置番号と、第1の計時手段または
第2の計時手段から得られた血圧測定日時とを、第2の
転送手段を介して携帯用自動血圧計に転送する。携帯用
自動血圧計は、前記装置番号と血圧測定日時を、第1の
転送手段を介して受信し、血圧値のデータに対応つけて
第1の記憶手段に記憶する。その結果、携帯用自動血圧
計には、複数の透析制御装置によってそれぞれ治療を受
けている各患者の血圧値と、そのときの血圧測定日時と
が区別されて記憶されることになる。
【0014】定期回診等で多数の患者の血圧を測定した
後、携帯用自動血圧計は、例えばパーソナルコンピュー
タに接続される。そして、携帯用自動血圧計の第1の転
送手段を介して、各患者の血圧値と測定日時とが、各々
の装置番号とともに、パーソナルコンピュータに取り込
まれる。パーソナルコンピュータで行われる各処理は特
に限定しないが、例えば、装置番号に基づいて各患者毎
に血圧値の推移を求めたり、前回の測定結果と比較する
ことができ、その結果をCRTに表示したり、外部記憶
媒体に記憶したり、患者カルテを自動的に作成したりす
る。
【0015】請求項3に記載の発明の作用は次のとおり
である。携帯用自動血圧計から血圧値と計時手段によっ
て測定された計時データが転送されてくると、透析制御
装置の血圧測定日時算出手段は、第2の計時手段の計時
データを参照して、次回の血圧測定日時を算出し、その
次回血圧測定日時を当該装置番号とともに、携帯用自動
血圧計に転送する。携帯用自動血圧計は、転送されてき
た次回血圧測定日時と装置番号とを第1の記憶手段に記
憶する。そして、携帯用自動血圧計の第1の計時手段か
らの計時データが第1の記憶手段に記憶された次回血圧
測定日時になった時に、警報手段を作動させて警報音等
を出させるとともに、該当装置番号を第1の表示手段に
表示する。これにより、看護婦等は、携帯用自動血圧計
の第1の表示手段に表示された装置番号によって、次に
血圧測定が必要な患者を知ることができる。
【0016】
【実施例】
<第1実施例>以下、本発明の一実施例を図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明に係る透析用血圧測定シ
ステムの一実施例の概略構成を示したブロック図、図2
は本実施例で使用する携帯用自動血圧計の外観斜視図で
ある。
【0017】本実施例に係る透析用血圧測定システム
は、携帯用自動血圧計1と透析制御装置2とから構成さ
れている。図2に示すように、携帯用自動血圧計1は、
カフ3と装置本体4とで構成され、両者はそれぞれ着脱
自在な空気配管5とマイク信号線6とで結合されてい
る。図1に示すように、カフ3は空気袋7とマイクロホ
ン8とを内蔵し、透析治療を受けている患者の上腕部に
巻き付けられる。
【0018】装置本体4の前面パネルには、測定された
血圧値等を表示する表示器9、後述する操作指令を与え
るための操作キー群10等が配設されている。なお、図
2中の符号11は、装置本体4を携帯するためのバンド
である。
【0019】装置本体4内には、図1に示すように、カ
フ3に送気するための電動式の空気ポンプ12、カフ3
内の圧力を測定するための圧力センサ13、カフ3内の
空気を排気するための絞り弁14および電磁開閉弁1
5、コロトコフ音の有無を判定するコロトコフ音判定器
16、圧力センサ13およびコロトコフ音判定器16の
検出信号に基づいて血圧値の算出等を行うCPU17、
測定された血圧データ等を記憶するメモリ18、メモリ
18の内容を外部へ転送したり、外部から所要のデータ
を受け取るデータ送受信部19、警報音を発する警報器
20、血圧測定の日時を計測する計時部21の他、装置
各部に電力を供給するための図示しないバッテリー等が
備えられている。
【0020】一方、透析制御装置2には、携帯用自動血
圧計1から転送されてきた血圧値のデータ等を記憶する
メモリ22、血圧測定日時を計測する計時部23、表示
器24、メモリカード用の入出力インターフェース2
5、装置番号を設定するためのデジタルスイッチ26、
装置の制御を司るCPU27、データ送受信部28等か
ら構成されている。なお、Mは透析制御装置2のCPU
27と接続されている公知の透析装置であり(例えば、
特開昭63−234973号公報参照)、この装置は、
透析器への透析液の供給や限外濾過量の制御を行う。
【0021】以下、携帯用自動血圧計1による血圧測定
の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。看
護婦が操作キー群10中の「開始」キー10aを押すと
(ステップS1)、CPU17から空気ポンプ12へ駆
動指令が発せられる。これにより空気配管5を介してカ
フ3の空気袋7に送気され、空気袋7が患者の上腕を締
め付ける(ステップS2)。空気袋7の内圧は圧力セン
サ13で常時測定されており、CPU17はその内圧が
患者の最高血圧値よりも高くなるように予め適宜に設定
された値に達っしたかどうか監視している(ステップS
3)。空気袋7の内圧が設定値に達すると、CPU17
は空気ポンプ12に停止指令を出すとともに、電磁開閉
弁15を開放する(ステップS4)。電磁開閉弁15の
上流側には絞り弁14が設置されているので、空気袋7
の内圧は徐々に低下し始める。
【0022】カフ内圧が患者の最高血圧値にまで低下す
れば、コロトコフ音の発生が認められる。これをマイク
ロホン8で検出し、コロトコフ音判定器16はCPU1
7へその検出信号を発する(ステップS5)。これによ
りCPU17は圧力センサ13の値を読み込み、その値
を最高血圧値とする(ステップS6)。空気袋7の内圧
は更に低下し続け、その内圧が最低血圧値に達すると、
コロトコフ音は消滅する。これをコロトコフ音判定器1
6が判別し、その検出信号をCPU17へ発する(ステ
ップS7)。CPU17は、そのときの圧力センサ13
の値を最低血圧値とする(ステップS8)。計測された
最高血圧値、最低血圧値はメモリ18に書き込まれる
(ステップS9)。計測された血圧値は、装置本体4の
「読出」キー10cを押すことにより、メモリ18から
読み出され、表示器9に表示される。以下、メモリ18
に書き込まれた最高血圧値、最低血圧値を単に血圧デー
タという。
【0023】血圧測定が終了すると、携帯用自動血圧計
1は看護婦によって透析制御装置2に接続される。携帯
用自動血圧計1の「転送」キー10bが押されると、メ
モリ18内の血圧データがデータ送受信部19,28を
介して透析制御装置2へ転送され、透析制御装置2内の
メモリ22に書き込まれる。このとき、計時部21また
は計時部23の計時データが、血圧測定日時として、同
時にメモリ22に書き込まれる。
【0024】このように透析治療を受けている患者の血
圧が測定されるごとに、携帯用自動血圧計1から透析制
御装置2へ血圧データが転送され、その血圧データは血
圧測定日時と対応つけてメモリ22に記憶される。図4
は、メモリ22に記憶された血圧データを模式的に示し
ている。メモリ22に記憶されている透析開始からの一
連の血圧データは適宜に読み出され、例えば液晶表示パ
ネルのような表示器24に映し出される。図5は、表示
器24に映し出された血圧値の変化を示した表示例であ
る。これにより、看護婦は透析治療を受けている患者の
透析開始からの血圧推移を知ることができる。
【0025】透析治療中の血圧データは、透析治療の進
行を監視する各種のセンサ(図示せず)のデータと共
に、入出力インターフェース25を経て、メモリカード
(図示せず)にも書き込まれ、診断の利用に供される。
【0026】一方、携帯用自動血圧計1から透析制御装
置2へ血圧データが転送されると、透析制御装置2のC
PU27は、デジタルスイッチ26で設定されている装
置番号と、計時部21または計時部23から得た血圧測
定日時のデータと、さらに前記血圧測定日時データに基
づいて算出した次回血圧測定日時のデータとを、データ
送受信部28を介して携帯用自動血圧計1へ転送する。
透析治療中の血圧測定は予め定められた一定時間ごと
(例えば、30分ごと)に行われるので、CPU27は
現在の血圧測定日時に例えば30分を加算した日時を次
回血圧測定日時とする。これらのデータは、携帯用自動
血圧計1のメモリ18に記憶される。
【0027】看護婦は一台の携帯用自動血圧計1を携帯
して、複数の透析制御装置2を巡回し、各々の装置で治
療を受けている患者の血圧を測定し、その都度、上述し
たように各透析制御装置2との間でデータの遣り取りを
するので、携帯用自動血圧計1のメモリ18には、各装
置番号によって区別された血圧データ、血圧測定日時、
次回血圧測定日時が記憶される。図6は、このようにし
てメモリ18に記憶されたデータを模式的に示したもの
である。
【0028】次回測定日時データがメモリ18に記憶さ
れると、装置本体4のCPU17は、メモリ18内の次
回測定日時データを参照し、計時部21からの日時デー
タが前記次回測定日時データに達したときに、警報器2
0を作動して警報音を出させるとともに、測定時刻に達
した患者の装置番号を表示器9に表示する。このように
することにより、看護婦が次回の血圧測定を忘れるとい
う事態を未然に防止することができる。
【0029】一連の測定を終えると、看護婦は詰め所に
戻り、装置本体4を図示しない外部記憶媒体としてのパ
ーソナルコンピュータに接続する。次いで、操作キー群
10の中の「転送」キー10bを押すことにより、メモ
リ18の内容が読み出され、データ転送部19を介して
パーソナルコンピュータへ転送され、パーソナルコンピ
ュータ内の例えば、ハードディスク等に記録される。デ
ータの転送が終了すると、メモリ18の内容が消去され
る。パーソナルコンピュータに転送された各患者の血圧
データは装置番号によって区別され、看護婦が必要に応
じてパーソナルコンピュータのキーボードを操作するこ
とにより、特定患者の治療開始からの血圧推移が再編集
されてCRTに表示されたり、他の透析治療データとと
もにカルテとしてプリントアントされたりする。なお、
看護婦が必要に応じて、図示しない充電器に携帯用自動
血圧計1を接続することにより、装置本体内のバッテリ
ーが充電される。
【0030】本実施例に係る携帯用自動血圧計1は、
の常時看護婦が携帯していること、透析制御装置を介
して患者を識別できること、透析制御装置の各種機能
を利用できることから、更にその有効性を拡大すること
ができる。例えば、透析治療において、患者血圧の動向
とともに除水の進行状態は重要な管理項目である。その
ため、携帯用自動血圧計1を透析制御装置2と接続した
時に、透析制御装置2に記憶されているその時点までの
患者の総限外濾過(総除水)積算量および瞬間限外濾過
(除水)速度を、その日に実施される所定の限外濾過積
算量とともに、携帯用自動血圧計1の装置本体4のメモ
リ18に転送し記憶させておけば、図示しないパーソナ
ルコンピュータと接続された時、これをパーソナルコン
ピュータに入力することが可能である。パーソナルコン
ピュータでは、総限外濾過積算量と瞬間限外濾過速度と
から、所定の限外濾過積算量に達する時間(すなわち透
析終了予想時間)を計算し、最新の患者血圧、次回血圧
測定時間とともに、CRTに表示させることができる。
更に、この計算結果を基に、血圧測定や透析終了に近付
いた患者の氏名をブリンクさせることも出来る。これに
より、看護婦詰め所で各患者の進行状況や今後の作業計
画を把握することができる。(総限外濾過積算値は、公
知の、例えば、特公昭61−25382の装置で算出可
能である)。
【0031】なお、パーソナルコンピュータ内部で処理
して、次に作業を必要とする患者、あるいは透析が終了
する患者の順にCRTに表示すれば、看護婦の作業予定
が容易に確認できる。
【0032】なお、本実施例では、透析制御装置2と携
帯用自動血圧計1との接続は、血圧測定後に実施した
が、血圧測定前に実施し、両者が接続された状態で患者
の血圧を測定してもよい。この時は、携帯用自動血圧計
の操作キー群10や表示器9の機能は透析制御装置に持
たせることが出来る。これにより携帯用自動血圧計を簡
便化出来るとともに、携帯用自動血圧計ではスペース的
に不可能であった複雑な機能を追加することも出来る。
この時は、測定された血圧値は、メモリ18を介さずに
直接に透析制御装置2のメモリ22に入力してもよい。
【0033】また、透折制御装置2と携帯用自動血圧計
1との接続位置は、リード線によって遠く離してもよ
い。これにより両者の接続コネクタを、被測定患者の腕
部に設置することができる。そのため測定前後に看護婦
が透析制御装置2に近づく必要はなくなる。
【0034】患者に対応させる装置番号は、ディジタル
スイッチ26から入力されるが、メモリカードを応用す
るシステムでは、これに代わって、メモリカードに記載
されている患者コードナンバーを入出力インターフェー
ス25を介して読取り、これを携帯用自動血圧計に転送
すれば、より直接的に患者と対応させることが可能であ
る。
【0035】被測定患者のコードナンバーや装置番号の
認識については、公知のバーコードとバーコードリーダ
の組合せでもよい。すなわち、患者のベッドの支柱ある
いは透析制御装置にバーコードを貼り付けるとともに、
携帯用自動血圧計1にバーコードリーダの機能を持たせ
る。これにより、看護婦は血圧測定に先立ってこのバー
コードを読み取り、被測定患者を判別できる。さらにこ
の場合には、バーコードリーダをデータ送受信部19と
しても利用することができる。何故なら、バーコードリ
ーダは光信号の発信・受信機能を持つ。したがって、透
析制御装置のデータ送受信部28も光の発信・受信方式
とすれば、携帯用自動血圧計1が透析制御装置2に接続
されたときに、両者間で光伝送により情報交換できる。
【0036】携帯用自動血圧計1の駆動電源としては、
充電不可能な乾電池でもよい。更に、血圧計としては、
本実施例に記載したコロトコフ音法に限定されるもので
なく、例えばオシロメトリック法や、指カフによるもの
等、軽量・小型化が可能な電子血圧計であればよい。
【0037】本発明を構成する血圧計は携帯用である
が、患者の血圧に異常が認められた時は、一時的に携帯
用自動血圧計1を透析制御装置2と接続したまま保存
し、透析制御装置からの制御指令で頻繁(例えば5分
毎)に血圧を測定することも可能である。
【0038】更に、装置本体4に無線機能を持たせてパ
ーソナルコンピュータとの間でデータを適宜通信した
り、電話機の機能を持たせることもできる。しかし、本
発明で使用される携帯用自動血圧計1は、看護婦が常時
首に吊り下げたり、肩に架けたり、腰のベルトに引っ掛
けたりする関係で、余り大型になるのは不都合である。
したがって、その大きさは、望ましくは、幅60mm×
厚み40mm×長さ200mm以内であり、更に望まし
くは、装置本体3の重量を500g以下に設定される。
【0039】また、透析制御装置2の入出力インターフ
ェース25に接続される図示しないメモリカードに透析
所要時間が記載されていれば、CPU27がこれを読み
取るとともに、メモリ22に記憶されている第1回目の
血圧測定日時、すなわち透析開始時間を読み取ることに
より、透析終了時間を求めることができる。この透析終
了時間を、携帯用自動血圧計1が透析制御装置2に接続
された時に、メモリ18に転送しておけば、透析終了を
CPU17で判断させることも可能である。
【0040】<第2実施例>図7および図8を参照し
て、本発明の第2実施例を説明する。図7は本実施例に
係る携帯型自動血圧計の外観斜視図、図8は実施例装置
の概略構成を示したブロック図である。図7および図8
において、図1および図2中の符号と同一の符号で示し
た部分は、第1実施例と同一の構成であるのでここでの
説明は省略する。
【0041】本実施例が第1実施例と異なる点は次の通
りである。 (1)第1実施例では空気ポンプとして電気駆動式の空
気ポンプ12を用いたが、第2実施例ではこれに代え
て、ゴム球手動ポンプ101を用いた。 (2)排気用の絞り弁14および電磁開閉弁15に代え
て、手動調節の排気弁102を設けた。 (3)血圧判定法を、コロトコフ音法に代えて、オシロ
メトリック法とした。 (4)カフ昇圧時に、カフ内圧が予め設定された最高カ
フ印加圧に達すると、警報器20からブザー音を発する
ようにした。
【0042】以下、本実施例の構成を具体的に説明す
る。本実施例においては、カフ内の昇圧および減圧操作
は、ゴム球手動ポンプ101および排気弁102によっ
て行う。ゴム球手動ポンプ101としては、例えば、実
公昭61−2562号公報に記載されたような公知のも
のを使用する。血圧測定に当たって、看護婦はカフ3を
患者の上腕に装着する。次いで看護婦はゴム球手動ポン
プ101を手の平に握り10回程押し潰し操作を繰り返
すことにより、カフ3に送気して空気袋7を昇圧する。
この間のカフ内圧は圧力センサ13で常時検出され、そ
の検出信号中の直流成分(後述する脈波を平滑化したも
の)をローパスフィルタ131で取り出してCPU17
に与える。この直流成分値が最高カフ印加圧として設定
された値に達すれば、CPU17は警報器20に指示し
てブザー音を発生させる。
【0043】最高カフ印加圧は、患者の最高血圧より数
十mmHg高い値に設定されるのが普通であり、患者が
決まればそれに対応して固定された値になる。したがっ
て、本実施例に係る透析用血圧測定システムでは、携帯
用自動血圧計1の装置本体4が透析制御装置2に接続さ
れたときに、透析制御装置2のメモリ22あるいはメモ
リカードに記録された患者の最高血圧に関するデータを
読み取り、これを基に最高カフ印加圧を自動的に設定す
ることができる。何故なら、透析の進行による除水によ
り循環血液量は低下するため、透析治療中は血圧が低下
していく方向にあり、一般的には今回の血圧値は前同の
血圧値よりも低い値を示す。したがって、少なくとも前
回の測定時の最高血圧値に基づいて最高カフ印加圧を決
定しても不都合はない。
【0044】上記のように警報器20がブザー音を発す
ると、看護婦はゴム球手動ポンプ101の加圧操作を中
止する。続いて排気弁102を操作して開放すると、カ
フ3の内圧は徐々に低下し始める。カフ内圧が患者の最
高血圧にまで低下すると、血管の振動脈波が印加カフ圧
に重畳してくる。この脈波信号をバンドパスフィルタ1
32で取り出してCPU17に与える。この脈波信号の
発生によりCPU17は最高血圧点に達したことを判定
し、このときの直流成分をローパスフィルタ131を介
して取り出し、最高血圧値とする。更に引続きカフ内圧
が低下し、これが最低血圧値に達すると、上記脈波は消
滅する。CPU17は、バンドパスフィルタ132の出
力信号によって脈波の消滅を判別し、このときのローパ
スフィルタ131からの直流成分を最低血圧値とする。
以上のようにして測定された最高・最低血圧値は第1実
施例と同様に装置本体4内のメモリ18に書き込まれる
とともに、表示器9に表示される。メモリ18に記録さ
れた各患者の血圧データが、データ送受信部19を介し
て透析制御装置2や図示しないパーソナルコンピュータ
へ転送されることなども第1実施例と同様である。
【0045】本実施例では、カフ3の昇圧を看護婦に依
存しているが、カフ内圧が設定された最高カフ内圧に達
すると、ブザー音で知らせるようにしているので、看濃
婦はブザーが鳴るまで、患者の容態をヒアリングする等
の別の作業をしながら、ゴム球手動ポンプ101を操作
することができる。この点で水銀柱等の値を読み取りな
がら昇圧していた従来手法に比べて、看護婦の神経的な
負担は非常に少ない。また、ブザーで報知することによ
ってカフ内圧が過剰な印加圧力になることを同避できる
ので、機器の破損や患者への過度の負担がない。
【0046】また、電動ポンプを用いた第1実施例に比
較しても、次のような利点がある。 (1)部品点数が少ないため、血圧計の製造コストを低
減することができる。 (2)第1実施例では電動ポンプのみならず、これを駆
動するためのバッテリーが不可欠である。このバッテリ
ーは容積も嵩張るが、相当な重量をもつため携帯型自動
血圧計の総重量を増やす原因にもなる。これに対し本実
施例では電動ポンプが不要なだけでなく、バッテリーも
水銀電池程度で充分であるので、携帯型自動血圧計の小
型・軽量化を図ることができる。これは看護婦が定期的
に巡回するような透析治療においては重要な因子であ
る。本実施例装置では、その大きさはいわゆる電子手帳
程度で、重量を200g以下にすることができる。した
がって、携帯方法もポケットへの挿入や、腰ベルトへの
装着が可能になり、常時携帯の違和感を無くすことがで
きる。 (3)第1実施例では余り大型の電動ポンプを用いるこ
とができないので、昇圧速度が幾分遅くなるが、本実施
例では看護婦の負担を増加することなく、急速な昇圧が
可能であり、これにより血圧測定時間を短縮することが
できる。これは看護婦、患者の両者にとって大きなメリ
ットである。
【0047】なお、本実施例では最高カフ印加圧を、前
回測定された最高血圧値に基づいて設定するようにした
が、これは次のようにすることも可能である。すなわ
ち、装置本体4に最高カフ印加圧を設定するための設定
器を設けてもよい。あるいは、カフ昇圧時に、カフ内圧
が例えば、150mmHgに到達した時点で警報音を1
回、180mmHgに達したときに2回、200mmH
gに達したときに3同鳴らすことによって、看護婦にカ
フ内圧を知らせるようにしてもよい。看護婦は測定中の
患者の最高血圧の概略値は認識しており、適当な警報音
の時点でカフ昇圧を中止することができる。さらに、カ
フの昇圧過程において、脈波の発生・消滅をチェック
し、予想される最高あるいは平均血圧を判断し、それに
基づいて最高カツ印加圧を自動設定してもよい。
【0048】また、排気弁102は手動式に限らず、例
えば実公昭61−2562号公報に記載されたような自
動減圧機能付きの機械式排気弁や、あるいは特公平3−
20247号公報に記載されたような電気式の圧力変化
速度調節装置などを用いてもよい。
【0049】さらに、空気ポンプとして、ゴム球手動ポ
ンプと電動式ポンプを併用してもよい。そうすることに
より次の利点が得られる。 (1)カフ3の昇圧時間をさらに短縮できる。 (2)カフ3を昇圧し始めるときはゴム球手動ポンプと
電動式ポンプを用い、ある程度カフ内圧が上がった後は
電動式ポンプのみで昇圧することにより、最終的な到達
カフ印加圧力を正確に調整することができる。これによ
り、カフ内圧が必要以上に上がることがなくなり、患者
の負担を少なくすることができる。 (3)仮に、血圧測定時に他の業務(例えば、体温の測
定など)が発生したときは、カフ装着後は電動ポンプの
みによる自動測定とし、看護婦はこの間、他の業務を行
うことができる。
【0050】また、上述した第1実施例装置あるいは第
2実施例装置にポケットベルの機能を持たせてもよい。
この場合、患者がナースコールボタンを押すと、その無
線信号を上記実施例の携帯型自動血圧計で受信し、警報
器20を作動させるとともに、患者のベッド番号を表示
器9に文字表示する。
【0051】なお、両実施例において、血圧の測定部位
は上腕に限定されず、例えば手首部であってもよい。こ
の場合、通常の患者では上腕部の太さにには大きな差異
があっても、手首部の太さの差異は小さく、かつ露出し
ているためカフの装着が容易である。そのためカフ構造
を半割の円筒状にすれば、ワンタッチでカフの装着・脱
着が容易にできる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を奏する。すなわち、請求項1
に記載の発明によれば、携帯用自動血圧計で測定した透
析治療中の血圧データを透析制御装置に転送して記憶す
るようにしたので、透析治療中の血圧値の推移を、透析
制御装置の表示器を介して簡単に確認することができ
る。したがって、従来例のように、カルテに記入された
血圧値を参照するという煩わしさが回避され、透析治療
を円滑に行うことができる。
【0053】また、請求項2に記載の発明によれば、携
帯用自動血圧計に記憶された複数の患者の血圧データ
を、透析制御装置から与えられた装置番号および計時デ
ータによって区別された状態で記憶されるので、看護婦
が患者ごとの血圧データや血圧測定日時をカルテに筆記
するという手間を省くことができ、また、筆記に伴う誤
りも無くすことができる。
【0054】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
透析制御装置で算出された次回血圧測定日時データを携
帯用自動血圧計に転送し、次同血圧測定日時に達したと
きに、携帯用自動血圧計の警報器を作動させて警報音を
発するとともに、対象患者の装置番号を携帯用自動血圧
計の表示器に表示するようにしたので、看護婦が血圧を
測定し忘れるという事態を回避でき、また、血圧測定時
間を看護婦が記憶に止めておく等の負担を軽減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る透析用血圧測定シス
テムの概略構成を示したブロック図である。
【図2】図1の実施例に係るシステムで使用される携帯
用自動血圧計の外観斜視図である。
【図3】図1および図2の携帯用自動血圧計による血圧
測定の動作フローチャートである。
【図4】図1の透析制御装置のメモリに記憶された血圧
データの模式図である。
【図5】図1の透析制御装置の表示器に映し出された血
圧推移グラフの表示例である。
【図6】図2の携帯用自動血圧計のメモリに記憶された
装置番号ごとの血圧データなどの模式図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る透析用血圧測定シス
テムで使用される携帯用自動血圧計の外観斜視図であ
る。
【図8】第2実施例に係る透析用血圧測定システムの概
略構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1…携帯用自動血圧計 2…透析制御装置 3…カフ 4…装置本体 9…表示器(第1の表示手段) 12…空気ポンプ 13…圧力センサ 17…CPU(演算手段、次回測定日時監視手段) 18…メモリ(第1の記憶手段) 19…データ送受信部(第1の転送手段) 20…警報器(警報手段) 21…計時部(第1
の計時手段) 22…メモリ(第2の記憶手段) 23…計時部(第2
の計時手段) 24…表示器(第2の表示手段) 26…デジタルスイッチ(装置番号設定手段) 27…CPU(表示制御手段、血圧測定時間算出手段) 28…データ送受信部(第2の転送手段) M…透析

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用自動血圧計と透析制御装置とから
    なる透析用血圧測定システムであって、 前記携帯用自動血圧計は、被測定部位に装着するカフ部
    と、前記カフ部に送気する空気ポンプと、前記カフ部の
    圧力を測定する圧力センサと、前記圧力センサの測定結
    果から血圧値を算出する演算手段と、算出された血圧値
    を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記
    憶された内容を前記透析制御装置へ転送する第1の転送
    手段とを備え、 前記透析制御装置は、前記携帯用自動血圧計から転送さ
    れた血圧値を受信する第2の転送手段と、第2の転送手
    段で受信した血圧値を記憶する第2の記憶手段と、第2
    の表示手段と、前記第2の記憶手段に記憶された血圧値
    を前記第2の表示手段に表示させる表示制御手段と、 前記携帯用自動血圧計の第1の計時手段および前記透析
    制御装置の第2の計時手段の少なくとも一方の計時手段
    と、 を備えたことを特徴とする透析用血圧測定システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の透析用血圧測定システ
    ムにおいて、 前記透析制御装置は、当該装置固有の装置番号を設定す
    るための装置番号設定手段を備え、 前記携帯用自動血圧計は、前記透析制御装置から転送さ
    れてきた装置番号を、そのときの血圧値に対応つけて第
    1の記憶手段に記憶するようにした透析用血圧測定シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の透析用血圧測定システ
    ムにおいて、 前記透析制御装置は、前記携帯用自動血圧計から血圧値
    を転送されてきたときの第1の計時手段の計時データを
    参照して、次回の血圧測定日時を算出する血圧測定日時
    算出手段を備え、前記次回血圧測定日時を当該装置番号
    とともに前記第2の転送手段を介して携帯用自動血圧計
    に転送可能に構成され、 前記携帯用自動血圧計は、前記第1、第2の計時手段の
    うち少なくとも第1の計時手段と、第1の警報手段と、
    第1の表示手段とを備えるとともに、前記透析制御装置
    から転送されてきた次回血圧測定日時と当該装置番号を
    対応つけて第1の記憶手段に記憶し、かつ前記第1の計
    時手段からの計時データが前記第1の記憶手段に記憶さ
    れた次回血圧測定日時になった時に、前記第1の警報手
    段を作動させるとともに、第1の記憶手段に記憶された
    該当装置番号を前記第1の表示手段に表示させる次回測
    定日時監視手段を備えた透析用血圧測定システム。
JP3195752A 1991-02-12 1991-07-09 透析用血圧測定システム Pending JPH05184668A (ja)

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