JPH05184349A - 曇り止め培養容器 - Google Patents
曇り止め培養容器Info
- Publication number
- JPH05184349A JPH05184349A JP565792A JP565792A JPH05184349A JP H05184349 A JPH05184349 A JP H05184349A JP 565792 A JP565792 A JP 565792A JP 565792 A JP565792 A JP 565792A JP H05184349 A JPH05184349 A JP H05184349A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container body
- culture
- container
- vessel
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 培養容器において、密閉状態を保持した状態
で曇り止めを行い容器本体内の観察を行うことができる
ようにする。 【構成】 容器本体1の上面を覆い容器本体1のまわり
に回転可能な透明な蓋2、及び容器本体1内に設置され
蓋2の裏面に接触するワイパー4を備えた。
で曇り止めを行い容器本体内の観察を行うことができる
ようにする。 【構成】 容器本体1の上面を覆い容器本体1のまわり
に回転可能な透明な蓋2、及び容器本体1内に設置され
蓋2の裏面に接触するワイパー4を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曇り止めを容易に行う
ことができるようにしたバイオハザード防止や液もれ防
止上密閉構造とする必要のある培養容器に関する。
ことができるようにしたバイオハザード防止や液もれ防
止上密閉構造とする必要のある培養容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の培養容器は、培養時は密閉されて
いるものの観察時は蓋を開けるため観察窓の曇りは問題
とはならなかった。しかしバイオハザード防止又は液も
れ防止上蓋を開けることが好ましくない場合でも観察窓
の曇り止めがないため蓋を開けざるを得なかった。
いるものの観察時は蓋を開けるため観察窓の曇りは問題
とはならなかった。しかしバイオハザード防止又は液も
れ防止上蓋を開けることが好ましくない場合でも観察窓
の曇り止めがないため蓋を開けざるを得なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の胞子、カビ、粘
菌等の培養実験において、培養中は湿潤環境としておく
必要から培養容器内部に水分を保持した状態で培養容器
を密閉し、これを一定の温度環境に保持するため恒温槽
に入れて実験が行われる。このような培養実験では、定
期的に培養容器を恒温槽から取出し、顕微鏡等で観察が
行われるが、この場合恒温槽と室内雰囲気の温度差によ
り培養容器の観察窓の内側に曇りが生じることがある。
菌等の培養実験において、培養中は湿潤環境としておく
必要から培養容器内部に水分を保持した状態で培養容器
を密閉し、これを一定の温度環境に保持するため恒温槽
に入れて実験が行われる。このような培養実験では、定
期的に培養容器を恒温槽から取出し、顕微鏡等で観察が
行われるが、この場合恒温槽と室内雰囲気の温度差によ
り培養容器の観察窓の内側に曇りが生じることがある。
【0004】容器の蓋を開けて観察できる場合はこの曇
りは問題とはならないが、内部の試料がバイオハザード
上外部へ飛散すると好ましくない場合や、スペースシャ
トル等を使った宇宙実験のように液もれが許容されない
場合は容器を開けることができず曇りが問題となる。
りは問題とはならないが、内部の試料がバイオハザード
上外部へ飛散すると好ましくない場合や、スペースシャ
トル等を使った宇宙実験のように液もれが許容されない
場合は容器を開けることができず曇りが問題となる。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる曇り止め培養容器を提供しようとするものであ
る。
できる曇り止め培養容器を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の曇り止め培養容
器は、容器本体の上面を覆い容器本体のまわりに回転可
能な透明な蓋、及び前記容器本体内に設置され前記蓋の
裏面に接触するワイパーを備えている。
器は、容器本体の上面を覆い容器本体のまわりに回転可
能な透明な蓋、及び前記容器本体内に設置され前記蓋の
裏面に接触するワイパーを備えている。
【0007】
【作用】本発明では、培養容器の上蓋を透明とし、蓋の
裏面に接触するワイパーを備えており、曇りが発生した
場合に蓋を容器本体まわりに回転させることにより、容
器本体内を密閉した状態でワイパーが蓋の裏面をぬぐい
さり曇りを除去することができる。
裏面に接触するワイパーを備えており、曇りが発生した
場合に蓋を容器本体まわりに回転させることにより、容
器本体内を密閉した状態でワイパーが蓋の裏面をぬぐい
さり曇りを除去することができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を、図1によって説明す
る。培養容器は、短かい円筒状の容器本体1、容器本体
1の上面を覆う蓋2、容器本体1内に収容された培養床
3から構成され、培養床3を培養液で湿潤状態にしてお
り、試料5をその上に置き培養が行われる。
る。培養容器は、短かい円筒状の容器本体1、容器本体
1の上面を覆う蓋2、容器本体1内に収容された培養床
3から構成され、培養床3を培養液で湿潤状態にしてお
り、試料5をその上に置き培養が行われる。
【0009】本実施例では、曇り除去用のワイパー4を
容器本体1の上部に位置するように容器本体1に取付
け、同ワイパー4が蓋2の裏面に接触するようにしてお
く。更に蓋2は、容器本体1の外周部の段差1aと蓋2
の外周の段差2aを係合させることによってはめ込まれ
ており、容器本体1内部のシールをすると共に、容器本
体1まわりに回転可能な構造となっている。
容器本体1の上部に位置するように容器本体1に取付
け、同ワイパー4が蓋2の裏面に接触するようにしてお
く。更に蓋2は、容器本体1の外周部の段差1aと蓋2
の外周の段差2aを係合させることによってはめ込まれ
ており、容器本体1内部のシールをすると共に、容器本
体1まわりに回転可能な構造となっている。
【0010】以上のように構成された本実施例におい
て、容器本体1の内部の観察をする場合には、蓋2の上
面方向から行うが、その時蓋2の内部に曇りが生じてい
る場合は、蓋2を任意の方向に回転させワイパーで4に
よって蓋2の裏面をこすり取るようにして曇りを取るこ
とができる。
て、容器本体1の内部の観察をする場合には、蓋2の上
面方向から行うが、その時蓋2の内部に曇りが生じてい
る場合は、蓋2を任意の方向に回転させワイパーで4に
よって蓋2の裏面をこすり取るようにして曇りを取るこ
とができる。
【0011】従って、本実施例では、容器本体1内を蓋
2によって密閉状態に保持したまゝ蓋2の曇りを除去し
て容器本体1内を観察することができる。
2によって密閉状態に保持したまゝ蓋2の曇りを除去し
て容器本体1内を観察することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明では、培養実験において従来不可
能であった培養容器を密閉したままでの観察が可能にな
り、従来蓋を開けて観察を行っていた場合に発生するバ
イオハザード、液飛散及び内部への汚染を防止すること
ができる。
能であった培養容器を密閉したままでの観察が可能にな
り、従来蓋を開けて観察を行っていた場合に発生するバ
イオハザード、液飛散及び内部への汚染を防止すること
ができる。
【図1】本発明の一実施例を示し、図1(a)はその平
面図、図1(b)はその縦断面図である。
面図、図1(b)はその縦断面図である。
1 容器本体 2 蓋 3 培養床 4 ワイパー 5 試料
Claims (1)
- 【請求項1】 容器本体の上面を覆い容器本体のまわり
に回転可能な透明な蓋、及び前記容器本体内に設置され
前記蓋の裏面に接触するワイパーを備えたことを特徴と
する曇り止め培養容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP565792A JPH05184349A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 曇り止め培養容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP565792A JPH05184349A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 曇り止め培養容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05184349A true JPH05184349A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11617189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP565792A Withdrawn JPH05184349A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 曇り止め培養容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05184349A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010051200A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Asahi Glass Co Ltd | 培養容器 |
JP2010527238A (ja) * | 2007-05-24 | 2010-08-12 | ヘイファ ゲエムベーハー | 栄養培地用収容容器 |
DE102010006473A1 (de) * | 2010-01-29 | 2011-08-04 | GMBU Gesellschaft zur Förderung von Medizin-, Bio- und Umwelttechnologien e.V., 06120 | Mikrobiologische Kulturplatte mit integriertem Ausstrichsystem |
JP2012130311A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Terumo Corp | 膜状組織の保存輸送容器及び保存輸送方法 |
FR2997502A1 (fr) * | 2012-10-29 | 2014-05-02 | Commissariat Energie Atomique | Procede d'observation d'especes biologiques. |
JP2017046649A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 大日本印刷株式会社 | 細胞凍結保存容器 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP565792A patent/JPH05184349A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010527238A (ja) * | 2007-05-24 | 2010-08-12 | ヘイファ ゲエムベーハー | 栄養培地用収容容器 |
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DE102010006473B4 (de) * | 2010-01-29 | 2011-09-22 | GMBU Gesellschaft zur Förderung von Medizin-, Bio- und Umwelttechnologien e.V. | Mikrobiologische Kulturplatte mit integriertem Ausstrichsystem |
JP2012130311A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-07-12 | Terumo Corp | 膜状組織の保存輸送容器及び保存輸送方法 |
FR2997502A1 (fr) * | 2012-10-29 | 2014-05-02 | Commissariat Energie Atomique | Procede d'observation d'especes biologiques. |
WO2014067907A1 (fr) * | 2012-10-29 | 2014-05-08 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Procede d'observation d'especes biologiques |
US9726602B2 (en) | 2012-10-29 | 2017-08-08 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Method for observing biological species |
JP2017046649A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 大日本印刷株式会社 | 細胞凍結保存容器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |