JPH0518309A - エンジン冷却水温の検出値校正装置 - Google Patents

エンジン冷却水温の検出値校正装置

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JPH0518309A
JPH0518309A JP17210991A JP17210991A JPH0518309A JP H0518309 A JPH0518309 A JP H0518309A JP 17210991 A JP17210991 A JP 17210991A JP 17210991 A JP17210991 A JP 17210991A JP H0518309 A JPH0518309 A JP H0518309A
Authority
JP
Japan
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water temperature
error
detected value
temperature sensor
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP17210991A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Inoguchi
憲一 猪口
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】マイクロコンピュータユニット7は、水温セン
サ1の検出値Tを校正してインジェクタ6、電動ファン
8、水温ランプ9及びエアコン10に対する制御を行
う。その際の校正は、併設した水温スイッチ2が設定温
度T0 を感知して出力したときの当該設定温度T0 と水
温センサ1の検出値Tとの誤差ΔTに基づいたオフセッ
ト調節によって行う。 【効果】水温センサ1の検出精度を向上させ、その結
果、インジェクタ6に対する制御を従来に比べて適確に
行うことが可能になる。また、電動ファン8等に対する
制御においても水温センサ1の信号aを利用できるの
で、水温スイッチ2は校正用として最低1個設けておけ
ばよく、場合によっては全く不要にできる効果もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子燃料噴射装置を備
えた自動車等に適用されるエンジン冷却水温の検出値校
正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の自動車は、ラジエータ冷却を行う
電動ファンのON/OFF動作や、エアコンのON/O
FF動作等を、エンジン冷却水温に基づいて行うように
している。このため、エンジン冷却水温を検出するON
/OFF式の水温スイッチ(ワックス式のものなど)を
装備しているのが通例である。この場合、水温スイッチ
は1個につき1つの温度定点を検出できるのみであるか
ら、一般に制御の数だけ水温スイッチが必要になる。一
方、近時の電子燃料噴射装置を備えた自動車等において
は、始動時の燃料噴射量をエンジン冷却水温に基づいて
細かく制御するようにしたものも増えている。そして、
そのような自動車においては、エンジン冷却水温を連続
的に検出できる広域形の水温センサ(サーミスタなど)
が実装されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水温センサ
は一般にアナログ出力であり、水温スイッチに比べて精
度が低いという欠点がある。具体例としては、100℃
程度の温度検出において最大で10%前後の誤差を生じ
得る。このため、制御の信頼性に乏しいという解決すべ
き課題がある。そこで、例えば本発明の先行技術である
特開昭61ー169643号公報等は、水温センサを用
いずに水温スイッチの機能だけを利用して広域検出を行
う試みをなしている。
【0004】本発明は、上記とは異なる新たな着想に基
づいてなされたものであって、水温センサの検出精度自
体を有効に向上させることができるようにしたエンジン
冷却水温の検出値校正装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0006】すなわち、本発明に係るエンジン冷却水温
の検出値校正装置は、図1に示すように、エンジン冷却
水温の変化を連続的に検出する水温センサ1と、エンジ
ン冷却水温が設定温度T0 に達した場合にその旨の信号
bを出力する水温スイッチ2と、この水温スイッチ2か
ら信号bが出力された場合に前記設定温度T0 をその時
の水温センサ1からの信号aに対応した検出値Tと比較
しその誤差ΔT(=T−T0 )を検出する誤差検出手段
3と、この誤差検出手段3が検出する誤差ΔTに基づい
て前記水温センサ1の検出値Tを校正する検出値校正手
段4とを具備してなることを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成のものであると、水温センサ1
の検出値Tに固体差等に起因するばらつきがあっても、
水温スイッチ2が設定温度T0 を感知してその旨の信号
bを出力した時に水温センサ1の検出値Tが誤差検出手
段3において設定温度T0 と比較され、その際の誤差Δ
Tに基づいて、それ以降の水温センサ1の検出値Tが検
出値校正手段4によって校正されることになる。このた
め、校正後の水温センサ1の検出精度を校正前のそれに
比べて有効に向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図2〜図4を参照
して説明する。
【0009】この装置が適用されるエンジン5は、イン
ジェクタ6からの燃料噴射量をマイクロコンピュータユ
ニット7で制御するようにしたものである。マイクロコ
ンピュータユニット7は、CPU7a、メモリ7b、入
力インターフェース7c及び出力インターフェース7d
を備えてなる通常のもので、吸気圧とエンジン回転数か
ら逐次吸入空気量を算出し、その量に応じて各燃料噴射
時期毎の基本噴射量を決定するとともに、基本噴射量に
対応した時間だけ前記インジェクタ6を開弁させるため
の燃料噴射信号cを該マイクロコンピュータユニット7
からインジェクタ6に向けて出力するようになってい
る。また、冷間始動時にはエンジン5の始動性が劣化す
るので、該エンジン5に付帯してエンジン冷却水温を連
続的に検出する水温センサ1を設け、この水温センサ1
の検出値Tに連続的に対応させた水温補正値でエンジン
始動時における基本噴射量を大幅に増量補正し、始動性
の改善を図るようにしている。
【0010】一方、このエンジン5には、ラジエータ冷
却を行う電動ファン8と、エンジン冷却水温の異常を知
らせる水温ランプ9と、エアコン10とが付属して設け
てあり、それらのON/OFF制御をも前記水温センサ
1の検出温度Tに基づいて前記マイクロコンピュータユ
ニット7に行わせるようにしている。具体的には、電動
ファン8、水温ランプ9及びエアコン10ごとにそれぞ
れON/OFF切換制御されるべき温度がエンジン冷却
水温との関係において予め定められており、水温センサ
1が検出する温度Tがそれらの設定温度以上であるか以
下であるかに応じて前記マイクロコンピュータユニット
7から前記電動ファン8、水温ランプ9又はエアコン1
0に対するON/OFF信号d、e、fを適宜出力する
ようになっている。以上の制御はマイクロコンピュータ
ユニット7のメモリ7b内に格納されているメインプロ
グラムによって実行される。
【0011】このような構成において、本実施例は、前
記エンジン5に付帯して、エンジン冷却水温が予め定め
た設定値T0 に達した場合にその旨の信号を出力する水
温スイッチ2を設け、この水温スイッチ2が出力する信
号bを誤差検出手段及び検出値校正手段としての役割を
担う前記マイクロコンピュータユニット7に入力するよ
うにしている。
【0012】マイクロコンピュータユニット7では、こ
の信号bが入力されると、当該水温スイッチ2の設定温
度T0 をその時の水温センサ1の出力aに対応した検出
値Tと比較して誤差ΔTを求め、この誤差ΔTに基づい
てそれ以降に入力される水温センサ1の信号aに対応し
た検出値Tを校正するようにしている。
【0013】図3及び図4は、そのためにメモリ7b内
に格納されているプログラムの概要を示すフローチャー
ト図である。先ず図3は、一定のゲート時間毎に処理さ
れるもので、ステップ31で水温スイッチ2から信号b
が出力されたか否かを判断し、Noの場合には速やかに
リターンする動作を繰返している。そして、前記ステッ
プ31でYesと判断されると、ステップ32に進んで
現在の水温センサ1の検出値Tを読み込み、その検出値
Tと前記水温スイッチ2の設定温度T0 とから誤差ΔT
を求めて、次のステップ33でフラグをセットしリター
ンするようにしている。一方、図4は、例えば所定クラ
ンクアングル毎に実行されるもので、ステップ41でフ
ラグがセットされたか否かを判断し、Noの場合にその
ままリターンする動作を繰返している。そして、前記ス
テップ41でYesと判断されると、それ以降は全てク
ランクアングル毎に次のステップ42を通過し、各通過
時ごとに水温センサ1の検出値Tを取り出して、先に求
めた誤差ΔTを減じ、校正値Tとしてリストアーした
後、リターンするようにしている。メインプログラムは
このプログラムで求められる校正値T(校正されない場
合は原検出値T)に基づいてインジェクタ6に対する制
御や電動ファン8等に対する制御を行う。
【0014】このような構成のものであると、水温セン
サ1の検出値Tに固体差等に起因する誤差があっても、
水温スイッチ2が設定温度T0 を感知してその旨の信号
bを出力した時に水温センサ1の検出値Tが誤差検出手
段3において設定温度T0 と比較され、その際の誤差Δ
Tの分だけそれ以降の水温センサ1の検出値Tが検出値
校正手段4によってオフセット調節されることになる。
一般に、水温センサ1の出力のばらつきは大抵、出力電
圧のオフセットずれとなって現れるので、本実施例によ
りそのオフセットずれを適切に解消し、水温センサ1の
検出精度を確実に向上させることができることになる。
その結果、本実施例を適用すると、インジェクタ6に対
する制御の信頼性を従来に比べて確実に向上させること
が可能になる。しかも、本実施例は1個の水温センサ1
と1個の水温スイッチ2を使って電動ファン8、水温ラ
ンプ9、エアコン10等に対する制御も精度良く行うこ
とが可能であり、更には、水温スイッチ2を車両の生産
ライン上においてのみ使用し、誤差ΔTを学習してマイ
クロコンピュータユニット7のメモリ7b内に格納した
後は水温スイッチ2を取り外し水温センサ1のみを実装
して出荷することもできる。このため、従来に比べて水
温スイッチ2の数を確実に低減することが可能になり、
コストダウンの効果も得ることができる。なお、誤差Δ
Tをマイクロコンピュータユニット7のメモリ7b内に
格納するときには、バッテリ交換時等に電源が切られる
ことを予定して該ユニット7内にコンデンサを内蔵して
おくこと等が有効になる。
【0015】なお、以上の実施例では水温センサの検出
値に対してオフセット調節のみを行うようにしている
が、水温スイッチを2個準備してそれらの設定温度と水
温センサの検出値とをそれぞれ比較することでゲイン調
節をも行うようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るエンジン冷却水温の検出値
校正装置は、水温センサの検出値に固体差等に起因する
ばらつきがあっても、水温スイッチが設定温度を感知し
その旨の信号を出力した時に水温センサの検出値を誤差
検出手段において設定温度と比較し、その際の誤差に基
づいて、それ以降の水温センサの検出値を検出値校正手
段によって校正するものである。このため、校正後の水
温センサの検出精度を校正前のそれに比べて有効に向上
させることができ、その結果、従来から水温センサの検
出値に基づいて行われていた制御の信頼性を有効に向上
させることができる効果が得られる。しかも、水温スイ
ッチは少なくとも1個設けておけばよく、場合によって
は学習後に車両から取り除くこともできるので、従来に
おいて水温スイッチの出力に基づいて行っていた各種制
御を水温センサによって行うことで水温スイッチを低減
または不要にしてコストダウンを図る効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を説明するための図。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図3】同実施例において行われる制御の概要を示すフ
ローチャート図。
【図4】同実施例において行われる制御の概要を示すフ
ローチャート図。
【符号の説明】
1…水温センサ 2…水温スイッチ 3…誤差検出手段 4…検出値構成手段 T…検出値 T0 …設定温度 ΔT…誤差 b…その旨の信号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】エンジン冷却水温の変化を連続的に検出す
    る水温センサと、エンジン冷却水温が設定温度に達した
    場合にその旨の信号を出力する水温スイッチと、この水
    温スイッチから信号が出力された場合に前記設定温度を
    その時の水温センサの検出値と比較しその誤差を検出す
    る誤差検出手段と、この誤差検出手段が検出する誤差に
    基づいて前記水温センサの検出値を校正する検出値校正
    手段とを具備してなることを特徴とするエンジン冷却水
    温の検出値校正装置。
JP17210991A 1991-07-12 1991-07-12 エンジン冷却水温の検出値校正装置 Pending JPH0518309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17210991A JPH0518309A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 エンジン冷却水温の検出値校正装置

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JP17210991A JPH0518309A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 エンジン冷却水温の検出値校正装置

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JPH0518309A true JPH0518309A (ja) 1993-01-26

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ID=15935722

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JP17210991A Pending JPH0518309A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 エンジン冷却水温の検出値校正装置

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JP (1) JPH0518309A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100335939B1 (ko) * 1999-07-08 2002-05-09 이계안 내연기관의 수온 보정장치
US6963372B1 (en) 1998-04-24 2005-11-08 Canon Kabushiki Kaisha Solid-state image sensing apparatus and method of operating the same
US9621833B2 (en) 2013-02-21 2017-04-11 Sony Corporation Solid-state imaging device and imaging apparatus

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