JPH05181582A - 表示データ転送方式およびペン・ペンアダプタ装置 - Google Patents

表示データ転送方式およびペン・ペンアダプタ装置

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JPH05181582A
JPH05181582A JP35757891A JP35757891A JPH05181582A JP H05181582 A JPH05181582 A JP H05181582A JP 35757891 A JP35757891 A JP 35757891A JP 35757891 A JP35757891 A JP 35757891A JP H05181582 A JPH05181582 A JP H05181582A
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JP
Japan
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pen
computer
display data
display
adapter
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Application number
JP35757891A
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English (en)
Inventor
Takao Maeda
多可雄 前田
Seiichi Domyo
誠一 道明
Takashi Hashimoto
尚 橋本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回線による結合がないコンピュータ間におい
て、ポインティングデバイスの操作だけで表示情報の転
送ができるようにする。 【構成】 操作者は記憶機能付きのペン140を表示装
置134を備える第1のコンピュータ100に付随して
いるタッチパネル135に接触させ、対象となる表示情
報を指定する。次に操作者がペン140をペンアダプタ
136に差し込むと、CPU100は前記指定情報をペ
ン内の記憶装置に書き込む。操作者はこのペンを第2の
コンピュータ150のペンアダプタ186に差し込む。
第2のコンピュータ150はペン内の表示情報を読み出
し、ペンアダプタ186の記憶装置に書き込む。第2の
コンピュータ150はペンアダプタ186内の表示情報
を読み出し、表示装置184に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回線で接続されていない
コンピュータ間でのデータ転送方式および該方式で用い
られる装置に係わり、特にワークステーションのように
表示画面とマウス等の指示装置を有し、使用者との間で
会話的に処理を行うコンピュータ同士でのデータ転送に
好適なデータ転送方式およびそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークステーションにおける操作
でプログラム間のデータ転送では、マウス等のポインテ
ィングデバイスで表示画面上に表示した情報の中から転
送すべき情報を指示し、その情報をクリップボード等と
呼ばれる一時メモリにコピーをし、次にこの情報を受信
しようとするプログラムが表示している外面の位置を指
示し、指示した情報を読み込ませる。この方法は2つの
プログラムが別々の計算機上にある場合でも同様に行わ
れて、一時メモリへ情報を記憶する代わりに通信システ
ムを介した情報の受け渡しが行われる。その際には2つ
のコンピュータは通信路、回線等で接続されていなけれ
ばならなかった。このようなポインティングデバイスを
用いた情報の受け渡しについては各種ワークステーショ
ンのマニュアルにその記述を見ることができる。その例
としてMacintosh System Softw
are User′s Guide p87−91を挙
げることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、通
信等で接続されていないコンピュータ間のデータ転送は
不可能である。このため従来はマウス等によるポインテ
ィング操作の他にフレキシブルディスクまたはマグネテ
ィックテープ等記憶媒体の操作が必要であった。本発明
の目的は通信路、回線等で接続されていないコンピュー
タ間でも上記のようなポインティングデバイスだけの操
作で情報の転送を実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに次のようなポインティングデバイス(ペン装置)を
用いる。形状はペン、鉛筆等の通常の筆記具と同様で円
柱状の本体部分に円錐状の位置の指示部分が着いている
ものとする(図3の140の中心軸を中心として回転さ
せてような形状)。この装置の中に情報を記憶する記憶
装置を設け、、この記憶装置と外部との間で情報の送受
信をできるようにする。指定された情報を上記ペン装置
に記憶させるためにコンピュータ本体にペンアダプタを
接続し、ペン装置との情報の送受信手段とする。コンピ
ュータに接続された表示装置上で上記ペン装置により指
示された情報の位置を得るために、表示装置と同じ大き
さのを面を有し、その面に対し接触物がある場合にはそ
の旨を上記中央処理装置に通知できるような装置(以後
タッチパネルという)とを設ける。そして、ペン装置に
より指示された情報を他のコンピュータに転送する場合
には、ペン装置をペンアダプタに差し込み、コンピュー
タが前記指示された情報をペン装置に転送し、次いで、
このペン装置を他のコンピュータに接続されたペンアダ
プタに差し込むことにより、他のコンピュータがペン装
置から情報をペンアダプタに転送する。さらに、他のコ
ンピュータがペンアダプタから情報を読み出し、接続さ
れた表示装置に表示するように構成している。
【0005】
【作用】上記目的を達成するために構成した装置は次の
ように動作するため目的を達成することができる。操作
者は自分が必要とする情報を上記ペン装置を用いて上記
タッチパネル上で指定する.するとタッチパネルによる
接触の通知によりどの情報が送信の対象になるかをコン
ピュータは認識する。次に操作者はペン装置をコンピュ
ータ本体に付属させたペンアダプタに差し込む.すると
指定された情報はペン装置内の記憶装置に送られ記憶さ
れる。次に操作者はこのペン装置を携帯し、第2のコン
ピュータ(構成は上記手段の項で記したものと同一とす
る)のペンアダプタに差し込む。第2のコンピュータは
ペン装置内の情報を一旦ペンアダプタの記憶装置に転送
し、その後、ペンアダプタの記憶装置から情報を読み出
し表示装置に表示する。
【0006】
【実施例】第1の実施例を図1〜14で説明する。図1
は本発明の構成図である。これは同一構成のコンピュー
タ100、150間のデータ転送をペン装置140(以
下、ペン140という)を介して実行しようとする場合
の構成図である。コンピュータ100の内部は次のとお
りである。バス110には、CPU120、メモリ12
1、タイマ122、ディスクコントローラ123、表示
コントローラ124、タッチパネルコントローラ12
5、ペンアダプタコントローラ126がそれぞれ接続し
ている。
【0007】タイマ122は指定時間後にCPU120
に対し割り込みを発生させるものである。精度はmse
c程度とする。ディスクコントローラ123はディスク
装置133を制御し、ディスク上のデータブロックをブ
ロック番号と呼ぶ数字をキーにアクセスすることができ
る。表示コントローラ124は表示装置134を制御
し、文字列と画面上の位置を入力として、指定位置から
指定文字列を表示する。
【0008】本例では表示画面を図2に示す。画面20
0は10×20のメッシュに分割し、各メッシュに1文
字が表示されるものとする。各メッシュには(上からの
行数、左からの列数)という数字の組を対応付ける。所
謂座標である。例えば図2のメッシュ210は座標
(2、4)を持つことになる。また本例において表示装
置にはメッシュ毎に(文字毎に)背景色を変更すること
ができるようにする。
【0009】タッチパネルコントローラ125はタッチ
パネル135を制御し、タッチパネルへの接触があると
その旨を割り込みによってCPUに伝える。またCPU
からの処理要求に応じて現在接触中のものがあるか否
か、あるいは接触しているものがある場合にはその位置
などを返答する機能もある。タッチパネルの接触を探知
する部分の大きさは上記表示装置134の画面200と
同一とし、その座標も同一とする。またパネル自身は透
明とし、表示装置の画面に接着している。ぺンアダプタ
コントローラ126はペンアダプタ136を制御してい
る。
【0010】図3は、本発明で用いられるペン装置14
0およびペンアダプタ136の構造をに説明する図であ
る。ペン装置140はペン状の形状を有し、その内部に
は記憶装置310が組み込まれている(以後この記憶装
置をPRAMと呼ぶ)。このPRAMは、信号線331
を介してアドレス情報を、信号線332を介してR/W
信号を、信号線333を介して記憶装置の選択情報を、
信号線334を介してデータ情報を、それぞれ外部と交
信する(通常の主記憶アクセスと同じとする)。外部と
交信するために、前記各信号線は記憶装置310からペ
ン先部320へと延びて配設され、ペン先部320上に
接点部321〜324が設けられている。
【0011】ペンアダプタ136は、内部に記憶装置3
70(以後この記憶装置をARAMと呼ぶ)及びスイッ
チ機構360が設けられる。ペンアダプタ136はペン
装置140を差し込むための凹部をなすペン差し込み部
380が設けられ、ペン差し込み部380の面に、前記
ペン装置140の接点部321〜324に対応する接点
部381〜384が設けられる。接点部381からはア
ドレス情報の信号線341がスイッチ機構360を介し
て記憶装置370に接続されるように配設されると共に
さらに前記記憶装置からペンアダプタ136の外部に延
長されるように配設される。接点部382からはR/W
信号の信号線382が、接点部383からは記憶装置の
選択情報の信号線383が、そして接点部384からは
データ情報の信号線384がそれぞれ同様にして配設さ
れる。また、ペン差し込み部380にはセンサ350が
設けられ、センサ350からはセンサ信号線345がス
イッチ機構360に接続されるように配設されると共に
ペンアダプタ136の外部に延長されるように配設され
る。センサ350はペン装置140が差し込まれたこと
を検出するためのものであり、センサにペン先が触れる
と、その旨をセンサ信号線345を介してスイッチ機構
360及び外部に出力する。この信号はCPUへの割り
込み信号、スイッチ機構360への選択信号となる。ス
イッチ360は選択信号がONの場合には(差し込まれ
た場合には)対応する信号線をそれぞれ接続し、OFF
の場合には切断する。
【0012】PRAM310とARAM370はCPU
から通常の主記憶装置と同じに見える。そのメモリマッ
プ(CPUから見えるアドレス)は図4に示すようなも
のとする。即ち主記憶全体(400)のなからPRAM
310はfffe0000からfffefffffまで
の領域(410)を、ARAM370はffff000
0からffffffff までの領域(420)をそれ
ぞれ用いるとする。コンピュータ150の構成も100
と同じとする。ただし引用符の番号が図1では+50と
してある。
【0013】コンピュータ100のディスク133から
コンピュータ150のディスク183へ情報を移す場合
の操作者の手順およびそれに応じたコンピュータ内の動
作を示す。コンピュータ100にはアルファベット列で
データをアクセスできるファイルシステムと、それを編
集するエディタが備えられている。対象となる情報の例
として本実施例の前半部分を用いる。それを図5に示
す。この例ではキャリッジリターン(CR)を黒丸で表
している(1文字分の情報を持っているとする)。
【0014】この文章中の第2パラグラフ501が移動
すべき情報であるとする。エディタはこの文書をファイ
ルシステムを用いてディスク133から主記憶にローデ
ィングし、その一部を表示装置134に出力する。その
例を図6に示す。この例では情報全体の中の100番め
の文字”ュ”から始まる文字列を表示している。エディ
タは”ュ”の番地である100という値をOSによって
管理される一つの変数領域900内の記憶領域905
(図9)に記憶しておく。
【0015】操作者はこの画面を見て、自分が必要とす
る情報をペン装置140を用いて指定する。指定の方法
は必要とする情報の先頭にペン装置を接触させ、接触し
たまま情報の末尾までペン装置を移動させ、そこでペン
装置を離す。本例の場合にはペン装置140をタッチパ
ネル135のメッシュ(1、0)に接触させ、接触した
まま(5、18)へ移動し、そこでペン装置140をタ
ッチパネルから離す。
【0016】このような操作をすると先頭と末尾の間の
各文字の背景色が別の色に変わるようにし、操作者が、
指定されている領域がどこであるかがわかるようにす
る。例えば通常の背景色の色が白とし、上記操作で指示
された文字の背景色を青とする。その処理の流れを図
7、図8に、またこの処理に関係するOSによって管理
される一つの変数領域900を図9に示す。
【0017】ペン装置の先頭が接触するとタッチパネル
はCPUに割り込む。割り込みが発生すると、CPUは
ステップ710からの714までの処理を実行する。ス
テップ710では割り込みを受け取った旨をタッチパネ
ルに通知する。次にペン装置が接触していることを記憶
するために変数領域900内の接触ビット901をON
にし(ステップ711)、接触している座標をタッチパ
ネルから求め、それを変数領域900内の開始座標領域
902および終了座標領域903に記憶する(ステップ
712)。ステップ713ではこの開始座標と終了座標
を指定し、その間の文字列の背景色を青となるように表
示装置に指示をする。その処理の流れは後述する(図
8)。ステップ714では人間の視覚では判別できない
程度の時間経過後に割り込みが発生するようにタイマを
設定する。本例では20ms後に割り込みが発生するも
のとする(50回/秒程度の割り込み頻度)。これでタ
ッチパネルに対して接触時に発生する割り込みに対する
処理は終わる。
【0018】20ms後にはタイマの割り込みが発生し
ステップ720以降の処理を実行する。ステップ720
では割り込みを受け取った旨をタイマに通知する。次に
ペン装置が20ms前に接触中だったか否かを変数領域
900内の接触ビット901で判定する(ステップ72
1)。接触していなかったと判定されると、これはステ
ップ714によるタイマ割り込みではないため、他の通
常の処理を実行する(ステップ722)。接触していた
場合には、現在接触中か否かをタッチパネルにを問い合
わせる(ステップ723)。 接触している場合には、
接触している座標をタッチパネルから求め、それを変数
領域900内の終了座標領域903に記憶する(ステッ
プ724)。次に制御をステップ713へ移し、対象領
域の背景色の変更、タイマの再設定を行う。終了座標の
記憶領域903はタイマ割り込みが続くかぎり更新され
る。接触していない場合には、接触ビット901をof
fにし、情報の指定動作が終ったものと見なす。情報指
定の完了ビット904をonにする。
【0019】図8はステップ713を詳細化したもの
で、タッチパネル上の2点を指定してその間の文字列の
背景色を変更する手順を示したものである。2点をA
(a0,a1),B(b0,b1)とする。まずステッ
プ810でAとBのどちらが前にあるかを判定し(20
×a0+a1>20×b0+b1)、Bが前にある場合
にはAとBを入れ替える(ステップ811)。メッシュ
の位置を指定変数i0,i1に開始座標を代入し(ステ
ップ820)背景色の変更を開始する。まずステップ8
21でi0,i1指定のメッシュの背景色を変更し、次
のメッシュを指させるためにi1をインクリメントし
(ステップ822)、それが点Bを越えていれば処理を
終了させる(ステップ823、840)、越えていなけ
れば行の右端を越えていないかを判定し(ステップ82
4)、越えていなければ制御を821に戻す。越えてい
れば、i0をインクリメントし(次の行を指させる)、
i1に左端を指させ(ステップ830)、ステップ82
1に制御を移す。
【0020】以上の処理により表示画面上では対象とな
った情報の領域の背景色が変更され、またその開始座標
と終了座標とが記憶できた。この例の場合のこの段階で
は変数領域900は図10に示すようなデータが格納さ
れることになる。即ち、接触ビットOFF、開始座標
(1、0)、終了座標(5、18)、指定完了ビットO
N,表示の先頭文字の番地100がそれぞれ記憶された
ことになる。
【0021】操作者は次にこのペン装置140をコンピ
ュータ100のペンアダプタ136に差し込む。すると
指定された情報はPRAM(ペン装置の記憶装置)31
0に送られ、さらにそのペン装置140をコンピュータ
150のペンアダプタ186に差し込む。するとこの情
報はコンピュータ150へ送られる。その処理の流れを
図11、14で説明する。
【0022】ペン装置がペンアダプタ内のセンサ350
に触れると、そこから信号がセンサ信号線345に出力
される。この信号はスイッチ360をON状態にし、信
号線341、342、343、344がそれぞれCPU
とつながり、これによりCPUはPRAM310へアク
セスできるようになる。またセンサ信号線345の信号
は割り込み信号としてCPUへ送られる。
【0023】PRAM310、ARAM370の構造を
図12に示す(互いに同じ構造であるとする。符号も同
じものを用いる。)。各々の第1データは情報の有無を
示すビット1201があるとする。即ちこのビットがO
FFならばその記憶装置上に情報がないことを意味し、
逆にONならば情報が存在することを意味するものとす
る。初期常態はOFFとする。ペンアダプタへの接触に
よる割り込みが発生すると図11に示す処理が実行され
る。
【0024】まずステップ1110ではペンアダプタへ
割り込みを受け取った旨の通知をする。次にペン装置内
に情報があるか否かを判定する(ステップ1120)。
この場合には情報が入っていないからステップ1130
へ制御が移る。ここで変数領域900のデータを参照
し、情報の指定が完了しているか否かを判定する(指定
完了ビット904)、指定が完了していない場合にはエ
ラーとしてその旨を表示する。指定が完了している場合
には指定領域の情報をPRAM310へ転送する(ステ
ップ1131)。
【0025】指定領域の番地は次のようにして求める。
既に述べたように現在表示中の情報の先頭は全情報の中
の100番目であることを変数領域900に記憶してい
る。これと変数領域900に記憶してあ開始座標(1、
0)、終了座標(5、18)から、100+1×20=
120が指定領域の先頭番地であり、100+5×20
+18=218が最終番地である。サイズは218−1
20+1=99ある。PRAMへ転送する情報は先頭番
地から最終番地までの情報である。転送先のPRAM
は、主記憶上のfffe0000番地以降である。
【0026】次のステップ1132でにPRAM310
のデータ有無ビット1201をONにし、ARAM37
0の有無ビット1201をOFFにする。次に変数領域
900内の情報の指定完了ビット904をOFFにし、
背景色の変更を元に戻し(ステップ1133、背景色の
変更は図8の処理と同様)、割り込み処理を終える。こ
の段階でのPRAM310の内容を図13に示す。情報
の有無ビットはON,開始アドレスは(1、0)、サイ
ズは99、それと対象になった情報の列(文字列)が格
納されている。
【0027】次にこの状態のペン装置140をコンピュ
ータ150のペンアダプタ186に差し込むとコンピュ
ータ100と同様にして割り込みが発生し、図11の処
理が開始される。今回の場合にはステップ1120にお
いてPRAM310にデータがあるため制御は1140
へ移る。ここでARAM(ペンアダプタ内の記憶装置)
370にデータがあるかないかを判定し、ある場合には
エラーとしてその旨を表示させる。無い場合にはPRA
M310の内容全体をARAM370へ転送し(ステッ
プ1141)、PRAM310の有無ビットをOFFに
する(ステップ1142)。さらにこのペンアダプタに
対し待ち状態になっているプログラムがあればその待ち
状態を解除し(ステップ1143)、割り込み処理を終
える。
【0028】コンピュータ150のエディタはOSにA
RAMからの情報のリードを要求する。この要求に応じ
てOSでは図14に示す処理を実行する。OSはペン装
置140の差し込みを待つ状態になっていたとする(ス
テップ1404のsleep)。この後にペン差し込み
の割り込みがあるとステップ1143によりsleep
は解除され制御がステップ1401へ移される。ここで
割り込みを禁止してARAM360にデータがあるか否
かを判定する(ステップ1402)。この場合には上記
の割り込みによってデータが入っているため制御がステ
ップ1405に移され、ステップ1405でARAM3
70からエディタのバッファ領域へデータは転送され
る。次にARAM370の有無ビットをOFFにし(ス
テップ1406)、割り込み禁止状態を解除する。次い
で、OSは前記バッファ領域に取り込まれた情報(図1
3)を表示画面上に開始座標(1、0)の位置から表示
する。 本実施例によれば、ペン状の装置を第1コンピ
ュータに表示した情報を指し示し、次にペンアダプタに
差し込むという操作と第二のコンピュータに同様に差し
込むといった操作だけで、所望のデータを第1のコンピ
ュータから第2のコンピュータへの転送ができ、第2の
コンピュータの表示画面の同一位置に転送情報を表示す
ることができる。
【0029】第2の実施例を図1から図13までと、図
15、16で説明する。本例では第1の実施例と全く同
じ手順で第1のコンピュータ100からペン装置140
へ情報が移されているとする(図1ないし13)。受信
側のエディタの処理の流れを図15に示す。
【0030】初期処理後(ステップ1501、画面表示
のための前処理等)、ステップ1502で入力機器から
の情報の読み出しをOSへ要求する。ステップ1503
で入力機器からの入力を待つ。OSによる入力機器から
の情報の読み出し処理は図16のフローチャートに示す
とおりであり、図14のフローチャートで示した処理と
同様であるが、指定位置への受信情報の表示(140
8)は行わない。
【0031】ステップ1504ではOSにより読み出さ
れた受信情報について解析する。ステップ1505で解
析結果からペンアダプタ186からの情報であるか否か
を判定し、ペンアダプタ186以外の場合には、それに
対応する各々の処理1505、即ち、他の入力機器から
の情報に対する処理、を実行する。ペンアダプタ186
からの入力の場合には、ステップ1507で利用者に対
する位置指定を求めるメッセージ、例えば、「情報をペ
ーストする位置を指定して下さい」といった文字列、を
画面上の所定位置に表示する。ステップ1508では変
数領域900の位置指定完了ビット904がONになる
までループをする。このループ中にペン装置140がタ
ッチパネル185上の位置を指定すると(接触し、その
後に離すと)、図7の処理が実行される。すると位置指
定完了ビット904はONとなり(ステップ725)、
ステップ1508のループにあった制御はステップ15
09へ移る。ステップ1509では指定された位置(ペ
ン装置140がタッチパネル185から離れたときの位
置とする)として変数領域900の903を読み、、指
定完了ビット904をOFFにする。次に、ステップ1
510でこの指定座標に対象となった情報を表示する。
【0032】本実施例によれば、ペン状の装置で第1コ
ンピュータに表示した情報を指し示し、次にペンアダプ
タに差し込むという操作と第二のコンピュータに同様に
差し込み、さらに第2のコンピュータの表示画面上の位
置を指定するだけで、所望のデータを第1のコンピュー
タから第2のコンピュータの所望の位値へ転送すること
ができる。
【0033】第3の実施例を図17と図2から図14で
説明す。図17は本実施例の構成図である。第1、第2
の実施例の構成図(図1)との相違は第1の実施例で用
いたタッチパネル135、185、及びそのコントロー
ラ125、175を用いずにマウスコントローラ172
5、1775およびそのコントローラ1735、178
5を設けたことである。マウス1735に移動またはボ
タンのON/OFFがあるとコントローラ1725はC
PU120へ割り込みを発生させる。
【0034】操作者はマウスを用いて送信したい情報を
第1の実施例と同様に指定する。コンピュータは第1の
実施例と同様の方法で指定位置の座標を求め、指定され
た領域の背景色を変更する。次にペン装置140をペン
アダプタ136に差し込む。コンピュータは第1の実施
例と同じ方法で指定領域から情報をペン装置140へ送
信する。操作者はこのペン装置を第2のコピュータのペ
ンアダプタ186へ差し込む。第2のコンピュータでは
第1の実施例と同様にしてペン装置から情報を受信す
る。
【0035】以上本実施例によればマウスとペン装置1
40の持ち替え操作が増えるが、タッチパネルなしでも
通信システムによって結合されてない計算機間でポイン
ティングデバイス操作だけで情報の送受信が可能にな
る。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、通信路、回線等で接続
されていないコンピュータ間でもポインティングデバイ
スによる表示画面に対する指示操作だけで情報の転送を
実現することができるようになり、さらに、上記コンピ
ュータ間での情報の転送に際しての操作者の負担を軽減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1、2の実施例における装置構成を示すブロ
ック図である。
【図2】実施例における表示画面上の座標の説明図であ
る。
【図3】実施例で用いるペン装置、ペンアダプタの構成
図である。
【図4】ペン装置、ペンアダプタに内蔵したメモリのマ
ップ図である。
【図5】実施例における転送すべき情報の例を示す図で
ある。
【図6】転送すべき情報の表示例を示す図である。
【図7】タッチパネル及びタイマの割り込み処理の流れ
図である。
【図8】背景色の変更処理の流れ図である。
【図9】OSによって管理される変数領域を説明する図
である。
【図10】OSによって管理される変数領域の例を示す
図である。
【図11】ペンアダプタの割り込み処理の流れ図であ
る。
【図12】ペン装置またはペンアダプタに内蔵したメモ
リの構成を示す図である。
【図13】ペン装置またはペンアダプタに内蔵したメモ
リの構成の例を示す図である。
【図14】第1の実施例におけるペンアダプタに対する
OSによるリード処理の流れ図である。
【図15】第2の実施例における受信側エディタの処理
の流れ図である。
【図16】第2の実施例におけるペンアダプタに対する
OSによるリード処理の流れ図である。
【図17】第3の実施例における装置構成を示すブロッ
ク図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置およびタッチパネルが接続され
    た少なくとも2つのコンピュータ間において表示データ
    を転送する表示データ転送方式であって、各コンピュー
    タにペンアダプタを接続し、ペン装置により第1のコン
    ピュータの前記タッチパネルの所望の2点が指示される
    ことにより転送対象の表示装置上の表示データが指定さ
    れ、ペン装置が前記第1のコンピュータのペンアダプタ
    に差し込まれることにより、前記第1のコンピュータは
    前記表示データをペン装置内の記憶装置に書き込み、前
    記表示データを書き込まれたペン装置が第2のコンピュ
    ータのペンアダプタに差し込まれることにより、前記第
    2のコンピュータは前記表示データをペン装置から読み
    出しペンアダプタ内の記憶装置に書き込み、前記第2の
    コンピュータはペンアダプタ内の前記表示データを読み
    出し接続された表示装置に表示するようにしたことを特
    徴とする表示データ転送方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表示データ転送方式にお
    いて、前記第2のコンピュータはペンアダプタ内の前記
    表示データを読み出し表示装置に表示するとき、前記第
    1のコンピュータの表示装置における表示位置と同一位
    置に表示するようにしたことを特徴とする表示データ転
    送方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の表示データ転送方式にお
    いて、前記第2のコンピュータはペンアダプタ内の前記
    表示データを読み出し表示装置に表示するとき、オペレ
    ータによる表示位置指定入力を待って、表示位置指定が
    されたとき、その指定位置に前記表示データを表示する
    ようにしたことを特徴とする表示データ転送方式。
  4. 【請求項4】 表示装置およびマウスが接続された少な
    くとも2つのコンピュータ間において表示データを転送
    する表示データ転送方式であって、各コンピュータにペ
    ンアダプタを接続し、前記マウスにより第1のコンピュ
    ータの前記表示装置の表示画面上の所望の2点が指示さ
    れることにより転送対象の表示装置上の表示データが指
    定され、ペン装置が前記第1のコンピュータのペンアダ
    プタに差し込まれることにより、前記第1のコンピュー
    タは前記表示データをペン装置内の記憶装置に書き込
    み、前記表示データを書き込まれたペン装置が第2のコ
    ンピュータのペンアダプタに差し込まれることにより、
    前記第2のコンピュータは前記表示データをペン装置か
    ら読み出しペンアダプタ内の記憶装置に書き込み、前記
    第2のコンピュータはペンアダプタ内の前記表示データ
    を読み出し接続された表示装置に表示するようにしたこ
    とを特徴とする表示データ転送方式。
  5. 【請求項5】 ペン状の形状を有し、内部に第1の記憶
    装置が組み込まれ、該第1の記憶装置に接続される複数
    の信号線が第1の記憶装置とペン先部の間に配設され、
    該ペン先部の面にに前記各信号線に接続された接点部が
    設けられたペン装置と、 内部に第2の記憶装置及びスイッチ機構が設けられ、前
    記ペン装置を差し込むための凹部をなすペン差し込み部
    を有し、該ペン差し込み部の面に前記ペン装置の各接点
    部にそれぞれ対応する接点部が設けられ、前記第2の記
    憶装置に接続される各信号線がそれぞれ対応する前記接
    点部から前記スイッチ機構を介して前記第2の記憶装置
    に接続されるように配設されると共にさらに前記第2の
    記憶装置から外部に延長されるように配設され、前記ペ
    ン差し込み部には前記ペン装置が差し込まれたことを検
    出するセンサが設けられ、該センサからはセンサ信号線
    が前記スイッチ機構に接続されるように配設されると共
    に外部に延長されるように配設されたペンアダプタとか
    らなるペン・ペンアダプタ装置。
  6. 【請求項6】 ペン状の形状を有し、内部に記憶装置が
    組み込まれ、該記憶装置に接続される複数の信号線が記
    憶装置とペン先部の間に配設され、該ペン先部の面に前
    記各信号線に接続された接点部が設けられたことを特徴
    とするペン装置。
  7. 【請求項7】 内部に記憶装置及びスイッチ機構が設け
    られ、前記ペン装置を差し込むための凹部をなすペン差
    し込み部を有し、該ペン差し込み部の面に前記ペン装置
    の各接点部にそれぞれ対応する接点部が設けられ、前記
    記憶装置に接続される各信号線がそれぞれ対応する前記
    接点部から前記スイッチ機構を介して前記記憶装置に接
    続されるように配設されると共にさらに前記記憶装置か
    ら外部に延長されるように配設され、前記ペン差し込み
    部にはペン装置が差し込まれたことを検出するセンサが
    設けられ、該センサからはセンサ信号線が前記スイッチ
    機構に接続されるように配設されると共に外部に延長さ
    れるように配設されたことを特徴とするペンアダプタ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07261909A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Wacom Co Ltd 位置検出装置及びその位置指示器
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WO2003040904A1 (fr) * 2001-11-06 2003-05-15 Seiko Epson Corporation Systeme de commande de transmission de donnees, serveur de commande de transmission de donnees, dispositif d'entree de donnees, programme de commande de transmission de donnees, programme de commande de dispositif d'entree et programme de commande de terminal

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