JPH05180929A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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Publication number
JPH05180929A
JPH05180929A JP35975091A JP35975091A JPH05180929A JP H05180929 A JPH05180929 A JP H05180929A JP 35975091 A JP35975091 A JP 35975091A JP 35975091 A JP35975091 A JP 35975091A JP H05180929 A JPH05180929 A JP H05180929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
mti
moving target
target
period
Prior art date
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Pending
Application number
JP35975091A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Shimura
誠一 志村
Akiyoshi Mizutani
明義 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP35975091A priority Critical patent/JPH05180929A/ja
Publication of JPH05180929A publication Critical patent/JPH05180929A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パルスレーダにおいて、パルス繰り返しを越
えた固定目標の反射エコーをMTIにより消去する。 【構成】 タイミング回路60により通常の送信パルス
の前に、パルス繰返し周期を越えた固定目標の反射エコ
ーを消去するための送信パルスを送信させ、かつこの反
射エコー消去用の送信パルスより1パルス繰返し周期分
遅れた時間のMTI11の出力はこれを出力させないよ
うにしたので、パルス繰返しを越えた固定目標の反射エ
コーを誤って検出せず、移動目標のみを検出し表示でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーダ装置に関し、
特に、MTI(Moving Target Indicator) パルスレーダ
において、その受信信号から移動目標を検出する際に、
パルス繰り返し周期を越えて受信される固定目標の反射
エコーを消去できるようにしたものに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のMTI(Moving Target Ind
icator) パルスレーダの信号波形を示している。図にお
いて、T1 〜T5 は送信パルスタイミング、S1 〜S4
は移動目標の検波出力ビデオ、C1 〜C3 は固定目標の
検波出力ビデオ、V1 〜V3 は消去ビデオ、M1 〜M3
はMTI出力ビデオを示している。
【0003】また図5は従来のMTIパルスレーダの系
統図を示している。図において、1は送受信を行うアン
テナであり、2は送受信信号を切換えるサーキュレー
タ、3は高周波増幅器、4は周波数変換器、5は安定化
局部発振器(STALO)、6はタイミング回路、7は
コヒーレント発振器(COHO)、8は信号ミキサ、9
は中間周波(IF)増幅器、10は検波器、11は移動
目標指示装置(MTI)である。
【0004】また、100は送信系であり、高周波増幅
器3,周波数変換器4,安定化局部発振器5,タイミン
グ回路6,コヒーレント発振器(COHO)7で構成さ
れ、安定化局部発振器5の発振周波数をタイミング回路
6で発生したタイミングで、周波数変換器4により周波
数変換するとともに高周波増幅器3により増幅し、サー
キュレータ2を介してアンテナ1より送信する。
【0005】また、200は受信系であり、信号ミキサ
8,中間周波増幅器9,検波器10,MTI11,安定
化局部発振器5,COHO発振器7で構成され、受信信
号は、受信信号を信号ミキサ8により中間周波数に変換
し、それを中間周波増幅器9により増幅し、COHO発
振器7の出力で検波器10により検波し、MTI11に
入力する。
【0006】次に動作について説明する。パルスレーダ
では、航空機等の移動目標を表示する際、固定目標(グ
ランドクラッタ等)を除去し、航空機等の移動目標を検
出し表示するという、クラッタを抑圧するための移動目
標指示装置(以下、MTIと呼ぶ)が用いられている。
MTIは、レーダ受信信号の周波数偏移を利用して移動
目標のビデオ信号を取り出し、固定目標を消去するもの
で、固定目標からの反射と移動目標からの反射を基準信
号により位相検波することにより、移動目標に関しては
1周期毎に極性が反転し、固定目標に関してはどの周期
に関しても同じ極性の検波出力ビデオを得るとともに
(図6(b) 参照)、この検波出力ビデオから、元の検波
出力ビデオに1周期だけの遅延を与えたビデオ(図6
(c) 参照)を減算することにより消去ビデオを得て(図
6(d) 参照)、移動目標のみ検出することができる(図
6(e) 参照)。このようなMTIについては、 McGRAW-
HILL社発刊のRADAR HANDBOOK第2版の第15章にその詳
細が述べられている。
【0007】しかしながら、この従来のMTIにおいて
は、第1回目の送信パルス(T1 )に対応する固定目標
の反射エコー(C1 )がパルス繰り返しの1周期を越え
て検出された場合、MTI処理後のMTI出力(M1
に固定目標の反射エコー(C1 )が消去されず、消え残
りとなり、移動目標として検出されてしまうという不具
合がある。
【0008】そこで、その解決策としてパルスの繰り返
し周期を長くする方法が考えられるが、MTI処理の
後、パルスドップラ処理をする場合、パルス繰り返し周
期がドップラ周波数の帯域に影響するため、周期を長く
すると帯域が狭くなり、分解能が低下する。このため、
この方法によれば、パルスレーダの目標検出能力精度が
低減するため、パルス繰り返しの1周期を越えた固定目
標の消え残りの解決策として、パルスの繰り返し周期を
長くすることは、決して適切な方策ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーダ装置は以
上のように構成されており、第1回目の送信パルスに対
応するMTI出力ビデオにおいて、パルス繰り返しの1
周期を越えた固定目標が存在する場合、即ち、第1回目
の送信パルスの検波出力に固定目標の反射と移動目標の
反射がともに当該第1回目に対応する周期に含まれない
場合、この固定目標は消去されないという問題点があっ
た。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、パルス繰り返しの周期を越え
て受信される固定目標であってもこれを消去できるレー
ダ装置を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーダ装
置は、移動目標検出に用いる送信パルスの前にパルス繰
り返し周期n回分(nは1以上の整数)に相当する距離
を越えて受信される固定目標を消去するためのパルス
(以下、ダミーパルスと称す)をn回送信するととも
に、移動目標検出に用いる送信パルスの最初のパルスよ
り1周期分、MTIの処理を停止させるようにしたもの
である。
【0012】
【作用】この発明におけるレーダ装置においては、移動
目標検出に用いる送信パルスの前にn回、ダミーパルス
を送信し、MTI出力としないMTI処理を1回行った
後、本来のパルス毎のMTI処理を行うようにしたの
で、パルス繰り返しのn周期分を越えた固定目標の反射
を含む受信信号から移動目標のみを検出できる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図2はこの発明の一実施例によるレーダ装置の信
号波形を示している。図において、D,T1 〜T5 は送
信パルスタイミング、SD ,S1 〜S5 は移動目標の検
波出力ビデオ、CD ,C1 〜C3 は固定目標の検波出力
ビデオ、VD ,V1 〜V3 は消去ビデオ、MD ,M1
3 はMTI出力ビデオを示している。
【0014】また、図1はこの発明の一実施例によるレ
ーダ装置の系統図を示している。図において、1はアン
テナ、2はサーキュレータ、3は高周波増幅器、4は周
波数変換器、5は安定化局部発振器、60はタイミング
回路、7はコヒーレント発振器、8は信号ミキサ、9は
中間周波増幅器、10は検波器、11はMTIである。
本実施例のタイミング回路60は、送信パルスの1パル
ス繰返し周期前に、当該送信パルスのパルス繰返し周期
1周期に相当する距離を越えて受信される固定目標を消
去するためのパルスを1回送信させるとともに、上記移
動目標検出に用いる送信パルスの最初のパルスより1パ
ルス繰返し周期に相当する期間、上記移動目標指示装置
の処理を停止させるように、送信系100および受信系
200の制御を行なうものである。
【0015】次に動作について説明する。図2におい
て、本来の送信パルス(T1 〜T5 )の前に、それに対
応するMTI出力ビデオを出力として使用しない、固定
目標消去用の送信パルス(D)を図1のタイミング回路
60の制御により送信させ、その後、T1 ,T2
3 ,…と連続してパルスを送信させる。そして、各パ
ルスの検波出力ビデオよりMTI処理を行うことによ
り、各パルスのMTI出力ビデオを得る。また、ダミー
パルスDに対する固定目標のエコーはパルス繰り返しの
1周期を越えているので、MD のMTI出力では消去さ
れず、移動目標として誤判定されうる消え残りとなる。
【0016】しかし、本来のレーダのシステムタイミン
グ上、必要なMTI出力ビデオはM1 ,M2 ,M3 ,…
だけであり、MD はMTI出力ビデオとしては必要ない
ものである。よって、タイミング回路60によりこのM
D に相当する期間の検波器10出力をMTI11に出力
させないことにより、見かけ上、パルス繰り返し1周期
分を越えた固定目標の反射を含む第1パルス(T1 )の
受信信号から移動目標のみを検出でき、本来のMTI出
力ビデオM1 ,M2 ,M3 ,…のみを得ることができ
る。
【0017】なお、上記実施例ではパルス繰り返し1周
期分を越えて受信される固定目標の反射エコーを消去す
るため、ダミー送信パルスを1パルス送信するものを示
したが、図4に示すように、図3のタイミング回路61
の制御により、不要な送信パルスをnパルス送信する
と、パルス繰り返し周期のn周期分を越えて受信される
固定目標の反射エコーを消去することが可能であり、上
記実施例と同様の効果を奏する。このように送信から固
定目標の受信までのタイミングより長い時間のパルス数
だけ不要なパルスを送信すれば、所要のパルス繰り返し
を越えて受信される固定目標の反射エコーをMTIによ
って消去できる。なお、図3の各構成要素と符号の関係
は図1と同一である。
【0018】なお、上記実施例では、第1回目の送信パ
ルスの前にダミーパルスを送信する場合を示したが、こ
れは必ずしも第1回目の送信パルスである必要はなく、
パルス繰り返し周期で連続して送信される送信パルスの
うちの所要のパルスをダミーパルスとすることもでき、
上記実施例と同様の効果を奏する。なお、この場合のM
TI出力の制御は、このダミーパルスに続いて送信され
る本来の送信パルスの最初のパルスより1パルス繰返し
周期に相当する期間はMTIの処理を停止させるとい
う、上記実施例と同様の制御を行えばよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るレーダ装
置によれば、本来の送信パルスの前に固定目標消去用の
パルスをn回送信し、これに続く本来の送信パルスの最
初のパルスより1パルス繰返し周期に相当する期間、移
動目標指示装置の処理を停止させるようにしたので、パ
ルス繰り返し周期n周期分を越えた固定目標であっても
これを抑圧でき、誤った移動目標として検出するのを防
止でき、本来の移動目標のみを検出できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるMTIパルスレーダの
系統図である。
【図2】本発明の一実施例によるMTIパルスレーダの
信号波形図である。
【図3】本発明の他の実施例によるMTIパルスレーダ
の系統図である。
【図4】本発明の他の実施例によるMTIパルスレーダ
の信号波形図である。
【図5】従来のMTIパルスレーダの系統図である。
【図6】従来のMTIパルスレーダの信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 サーキュレータ 3 高周波増幅器 4 周波数変換器 5 安定化発振器 7 コヒーレント発振器 8 信号ミキサ 9 中間周波発振器 10 検波器 11 移動目標検出装置 100 送信系 200 受信系 60,61 タイミング回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダビデオ信号の中から移動目標のビ
    デオ信号を取り出し、固定目標を消去する移動目標指示
    装置を有するパルスレーダにおいて、 送信系に対し、移動目標検出に用いる送信パルスの前
    に、当該送信パルスのパルス繰返し周期n周期分(nは
    1以上の整数)に相当する距離を越えて受信される固定
    目標を消去するためのパルスをn回送信させるととも
    に、上記移動目標検出に用いる送信パルスの最初のパル
    スより1パルス繰返し周期に相当する期間、上記移動目
    標指示装置の処理を停止させるタイミング回路を備えた
    ことを特徴とするレーダ装置。
JP35975091A 1991-12-26 1991-12-26 レーダ装置 Pending JPH05180929A (ja)

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JP35975091A JPH05180929A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 レーダ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005530163A (ja) * 2002-06-14 2005-10-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 対象物までの間隔および/またはその速度を検出するための高周波信号の形成方法および形成装置

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JP2005530163A (ja) * 2002-06-14 2005-10-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 対象物までの間隔および/またはその速度を検出するための高周波信号の形成方法および形成装置

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