JPH05179316A - 金属粉の製造方法 - Google Patents
金属粉の製造方法Info
- Publication number
- JPH05179316A JPH05179316A JP34623891A JP34623891A JPH05179316A JP H05179316 A JPH05179316 A JP H05179316A JP 34623891 A JP34623891 A JP 34623891A JP 34623891 A JP34623891 A JP 34623891A JP H05179316 A JPH05179316 A JP H05179316A
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- JP
- Japan
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- plasma jet
- metal
- metal powder
- powder
- melting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 少量の金属素材や、高融点の金属素材からで
も金属粉を捕集できる金属粉の製造方法を提供する。 【構成】 金属素材を溶解しうる高温，高速のプラズマ
ジェットを発生するプラズマジェットトーチを備え、金
属素材にプラズマジェットを直接吹きつけて金属素材を
局部的に溶解し、それをプラズマジェット自体のガスを
利用して吹き飛ばして金属粉を捕集する。
も金属粉を捕集できる金属粉の製造方法を提供する。 【構成】 金属素材を溶解しうる高温，高速のプラズマ
ジェットを発生するプラズマジェットトーチを備え、金
属素材にプラズマジェットを直接吹きつけて金属素材を
局部的に溶解し、それをプラズマジェット自体のガスを
利用して吹き飛ばして金属粉を捕集する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末冶金や導電ペース
ト等に広く利用されている金属粉の製造方法に関するも
のである。
ト等に広く利用されている金属粉の製造方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】金属粉は粉末冶金や導電ペースト等に広
く利用されている。また、金属粉は表面積が大きく化学
反応が早いことを利用して、回収精製において作業能率
を上げることにも利用が可能である。これらのことよ
り、金属を粉にして利用することは、今後もますます範
囲が広がって行くことが予想される。
く利用されている。また、金属粉は表面積が大きく化学
反応が早いことを利用して、回収精製において作業能率
を上げることにも利用が可能である。これらのことよ
り、金属を粉にして利用することは、今後もますます範
囲が広がって行くことが予想される。
【０００３】従来における金属粉の製造方法は、化学反
応を利用した製造方法、やすり等の機械的な製造方法、
溶解した金属を水やガスで吹き飛ばすアトマイズによる
方法が取られており、各々の方法は目的の金属の種類や
形状等により選択される。
応を利用した製造方法、やすり等の機械的な製造方法、
溶解した金属を水やガスで吹き飛ばすアトマイズによる
方法が取られており、各々の方法は目的の金属の種類や
形状等により選択される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来における金属粉の
製造方法の内、アトマイズはある一定量の目的の金属ま
たは合金を溶解炉を用いて融点以上にし、溶解した状態
から流速の早い水あるいはガス等で吹き飛ばし、霧吹き
のような状態で金属粉を製造するものである。そのた
め、装置も溶解，アトマイズ，回収，乾燥装置等、大が
かりな装置が必要で、導入にはかなりのスペースを必要
とする問題がある。
製造方法の内、アトマイズはある一定量の目的の金属ま
たは合金を溶解炉を用いて融点以上にし、溶解した状態
から流速の早い水あるいはガス等で吹き飛ばし、霧吹き
のような状態で金属粉を製造するものである。そのた
め、装置も溶解，アトマイズ，回収，乾燥装置等、大が
かりな装置が必要で、導入にはかなりのスペースを必要
とする問題がある。
【０００５】また、アトマイズを行うにはある程度の溶
解量を必要とし、少量のものには不向きであるという問
題がある。さらに、多くの高融点金属では、その融点以
上の耐火物がないためアトマイズ作業用の溶解るつぼが
無く、多くの高融点金属の場合、アトマイズでは金属粉
の製造がほとんど不可能であるという問題がある。
解量を必要とし、少量のものには不向きであるという問
題がある。さらに、多くの高融点金属では、その融点以
上の耐火物がないためアトマイズ作業用の溶解るつぼが
無く、多くの高融点金属の場合、アトマイズでは金属粉
の製造がほとんど不可能であるという問題がある。
【０００６】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、アトマイズを改良して、装置を小型
化し、かつ少量の金属素材からでも金属粉を捕集でき、
さらに高融点の金属や合金からでも金属粉を捕集できる
金属粉の製造方法を提供することを目的とする。
になされたもので、アトマイズを改良して、装置を小型
化し、かつ少量の金属素材からでも金属粉を捕集でき、
さらに高融点の金属や合金からでも金属粉を捕集できる
金属粉の製造方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、金属素材を溶解しうる高温，高速のプラ
ズマジェットを発生するプラズマジェットトーチを備
え、プラズマジェットを例えばインゴットや線材等の金
属素材に直接吹きつけて該金属素材を局部的に溶解し、
これをプラズマジェット自体のガスを利用して吹き飛ば
すことにより金属粉を捕集する金属粉の製造方法であ
る。
め、本発明は、金属素材を溶解しうる高温，高速のプラ
ズマジェットを発生するプラズマジェットトーチを備
え、プラズマジェットを例えばインゴットや線材等の金
属素材に直接吹きつけて該金属素材を局部的に溶解し、
これをプラズマジェット自体のガスを利用して吹き飛ば
すことにより金属粉を捕集する金属粉の製造方法であ
る。
【０００８】以上の金属粉の製造方法では、プラズマジ
ェットの当たった部分だけが溶解し、かつそれをプラズ
マジェット自体のガスを利用して吹き飛ばして金属粉を
捕集するので、少量の金属素材からでも金属粉を捕集で
き、また金属素材の形状も問題とならない。さらに溶解
炉が不要なので装置も小型で済み、また、高エネルギー
のプラズマジェット（例えば温度６０００〜１２０００
℃、速度マッハ３〜５）を利用するため高融点の金属や
合金にも利用できる。
ェットの当たった部分だけが溶解し、かつそれをプラズ
マジェット自体のガスを利用して吹き飛ばして金属粉を
捕集するので、少量の金属素材からでも金属粉を捕集で
き、また金属素材の形状も問題とならない。さらに溶解
炉が不要なので装置も小型で済み、また、高エネルギー
のプラズマジェット（例えば温度６０００〜１２０００
℃、速度マッハ３〜５）を利用するため高融点の金属や
合金にも利用できる。
【０００９】そして、溶解時に問題となるるつぼ等から
の不純物の汚染を防ぐことができる。
の不純物の汚染を防ぐことができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。第１の実
施例として、厚み３ｍｍ，幅５ｍｍのＰｔ板を素材と
し、このＰｔ板を溶解しうる高温，高速のプラズマジェ
ットを発生する溶断用プラズマトーチを使用して、この
溶断用プラズマトーチのプラズマジェットがＰｔ板に当
たるように溶断用プラズマトーチをＰｔ板を挟んで一方
に設置する。
施例として、厚み３ｍｍ，幅５ｍｍのＰｔ板を素材と
し、このＰｔ板を溶解しうる高温，高速のプラズマジェ
ットを発生する溶断用プラズマトーチを使用して、この
溶断用プラズマトーチのプラズマジェットがＰｔ板に当
たるように溶断用プラズマトーチをＰｔ板を挟んで一方
に設置する。
【００１１】さらに、Ｐｔ板が溶解されてプラズマジェ
ットにより吹き飛ばされる金属粉を捕集するために、水
を入れた水槽をＰｔ板を挟んで他方に配置する。そし
て、プラズマジェットをＰｔ板に吹きつけ、該Ｐｔ板を
局部的に溶解し、これをプラズマジェット自体のガスに
より吹き飛ばして水槽に集め、水槽の水を乾燥させて金
属粒子を捕集したところ、約φ１〜０．１の金属粉を得
た。
ットにより吹き飛ばされる金属粉を捕集するために、水
を入れた水槽をＰｔ板を挟んで他方に配置する。そし
て、プラズマジェットをＰｔ板に吹きつけ、該Ｐｔ板を
局部的に溶解し、これをプラズマジェット自体のガスに
より吹き飛ばして水槽に集め、水槽の水を乾燥させて金
属粒子を捕集したところ、約φ１〜０．１の金属粉を得
た。
【００１２】第２の実施例として、線径φ４ｍｍの１０
Ｒｈ−Ｐｔ合金ワイヤを素材とし、この１０Ｒｈ−Ｐｔ
合金ワイヤを溶解しうる高温，高速のプラズマジェット
を発生する溶断用プラズマトーチを使用して、この溶断
用プラズマトーチのプラズマジェットが１０Ｒｈ−Ｐｔ
合金ワイヤに当たるように溶断用プラズマトーチを１０
Ｒｈ−Ｐｔ合金ワイヤを挟んで一方に設置する。
Ｒｈ−Ｐｔ合金ワイヤを素材とし、この１０Ｒｈ−Ｐｔ
合金ワイヤを溶解しうる高温，高速のプラズマジェット
を発生する溶断用プラズマトーチを使用して、この溶断
用プラズマトーチのプラズマジェットが１０Ｒｈ−Ｐｔ
合金ワイヤに当たるように溶断用プラズマトーチを１０
Ｒｈ−Ｐｔ合金ワイヤを挟んで一方に設置する。
【００１３】さらに、１０Ｒｈ−Ｐｔ合金ワイヤが溶解
されてプラズマジェットにより吹き飛ばされる金属粉を
捕集するために、キャンバス布製の捕集フィルタを入口
にセットした集塵装置を１０Ｒｈ−Ｐｔ合金ワイヤを挟
んで他方に配置する。そして、プラズマジェットを１０
Ｒｈ−Ｐｔ合金ワイヤに吹きつけ、該１０Ｒｈ−Ｐｔ合
金ワイヤを局部的に溶解し、これをプラズマジェット自
体のガスにより吹き飛ばすとともに集塵装置で吸引し
て、フィルタにより金属粒子を捕集したところ、約φ１
〜０．００１の金属粉を得た。
されてプラズマジェットにより吹き飛ばされる金属粉を
捕集するために、キャンバス布製の捕集フィルタを入口
にセットした集塵装置を１０Ｒｈ−Ｐｔ合金ワイヤを挟
んで他方に配置する。そして、プラズマジェットを１０
Ｒｈ−Ｐｔ合金ワイヤに吹きつけ、該１０Ｒｈ−Ｐｔ合
金ワイヤを局部的に溶解し、これをプラズマジェット自
体のガスにより吹き飛ばすとともに集塵装置で吸引し
て、フィルタにより金属粒子を捕集したところ、約φ１
〜０．００１の金属粉を得た。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、金属素
材を溶解しうる高温，高速のプラズマジェットを発生す
るプラズマジェットトーチを備え、プラズマジェットを
金属素材に吹きつけて該金属素材を局部的に溶解し、こ
れをプラズマジェットで吹き飛ばすことにより金属粉を
捕集する金属粉の製造方法である。
材を溶解しうる高温，高速のプラズマジェットを発生す
るプラズマジェットトーチを備え、プラズマジェットを
金属素材に吹きつけて該金属素材を局部的に溶解し、こ
れをプラズマジェットで吹き飛ばすことにより金属粉を
捕集する金属粉の製造方法である。
【００１５】上述した本発明における金属粉の製造方法
では、金属素材全体を溶解させるための溶解炉が不要
で、プラズマジェットの当たった部分だけが溶解し、か
つそれをプラズマジェット自体のガスを利用して吹き飛
ばして金属粉を捕集するので、少量の金属素材からでも
金属粉を捕集でき、また金属素材の形状も問題とならな
いという効果がある。
では、金属素材全体を溶解させるための溶解炉が不要
で、プラズマジェットの当たった部分だけが溶解し、か
つそれをプラズマジェット自体のガスを利用して吹き飛
ばして金属粉を捕集するので、少量の金属素材からでも
金属粉を捕集でき、また金属素材の形状も問題とならな
いという効果がある。
【００１６】さらに溶解炉が不要なので装置も小型かつ
簡単で済み、また、高エネルギーのプラズマを利用する
ため高融点の金属や合金にも利用できるという効果があ
る。
簡単で済み、また、高エネルギーのプラズマを利用する
ため高融点の金属や合金にも利用できるという効果があ
る。
Claims (1)
- 【請求項１】 金属素材を溶解しうる高温，高速のプラ
ズマジェットを発生するプラズマジェットトーチを備
え、プラズマジェットを金属素材に吹きつけて該金属素
材を局部的に溶解し、これをプラズマジェットで吹き飛
ばすことにより金属粉を捕集することを特徴とする金属
粉の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34623891A JPH05179316A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 金属粉の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34623891A JPH05179316A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 金属粉の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05179316A true JPH05179316A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18382052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34623891A Pending JPH05179316A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 金属粉の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05179316A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111712342A (zh) * | 2017-07-21 | 2020-09-25 | 加拿大派罗杰尼斯有限公司 | 用于使用推力器辅助等离子体雾化以大规模成本有效地生产超细球形粉末的方法 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34623891A patent/JPH05179316A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111712342A (zh) * | 2017-07-21 | 2020-09-25 | 加拿大派罗杰尼斯有限公司 | 用于使用推力器辅助等离子体雾化以大规模成本有效地生产超细球形粉末的方法 |
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