JPH05177649A - 表層内部に模様を有する人造石カウンタの製造方法 - Google Patents

表層内部に模様を有する人造石カウンタの製造方法

Info

Publication number
JPH05177649A
JPH05177649A JP35998191A JP35998191A JPH05177649A JP H05177649 A JPH05177649 A JP H05177649A JP 35998191 A JP35998191 A JP 35998191A JP 35998191 A JP35998191 A JP 35998191A JP H05177649 A JPH05177649 A JP H05177649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
counter
molding die
apron
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35998191A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Terabe
聖二 寺部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP35998191A priority Critical patent/JPH05177649A/ja
Publication of JPH05177649A publication Critical patent/JPH05177649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形途中で成形型を90度回転させる必要が
なく、金型を用いての成形及び加熱が可能で、成形時間
を短縮することのできるカウンタ成形方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 カウンタに対応した形状の且つ上面が開放さ
れた形態の凹所26を有する表面成形型20の該凹所2
6内に、模様形成材料が該表面成形型20の成形面近傍
に位置する状態に該カウンタの成形原料30を収容さ
せ、その後該カウンタの裏面成形型36を該凹所26の
上面開放部を閉鎖するように該凹所26内部に一部押し
込んで、前記成形原料30をそれら表面成形型20と裏
面成形型36との間に形成されるエプロン成形空間38
に回り込ませつつ該表面成形型22と裏面成形型36と
で区画形成されるカウンタ成形空間内に充填し、その状
態で該成形原料30を固化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は表層内部に模様を有す
る人造石カウンタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カウンタの長手方向に沿って延び
る流れ模様等の模様を内部に有する人造大理石カウンタ
が広く用いられている。
【0003】図4はこの種人造大理石カウンタの製造方
法として一般に用いられている方法を示したものであ
る。
【0004】図に示す方法では、カウンタ成形型として
カウンタ形状に対応した形状の且つ上面が開放された形
態の凹所100を上面側に有する樹脂成形型102を用
い、(A)及び(B)に示すようにその凹所100内に
カウンタの成形原料(樹脂原料)104を流し込んで先
ずカウンタ本体部分を形作らせる。
【0005】そして同部分が流動化しない状態まである
程度固まった所で(C)に示しているように成形型10
2を90度回転させ、次にエプロン成形用凹所106内
に新たに成形原料104を流し込んでこれをカウンタ本
体部分とともに常温で硬化反応させ、最終形状のカウン
タ成形品を得るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な樹脂成形型102を用いて成形原料104を常温硬化
させる場合、硬化反応のために長い時間が必要で生産能
率が上がらないという問題がある。
【0007】そこで成形原料104の流し込み後にこれ
を加熱することによって硬化反応を促進し、成形サイク
ルタイムを短縮することが考えられるが、このためには
成形型として金型を用いることが必要となる。
【0008】しかしながら成形型として金型を用いると
必然的に重量が重くなり、上記のように成形型を90度
回転させることが著しく難しくなり、そのための装置が
大がかりな装置となって、装置コストが大幅に高くなっ
てしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の第一の発明は、カウンタに対応した形状の且つ上面が
開放された形態の凹所を有する表面成形型の該凹所内
に、模様形成材料が該表面成形型の成形面近傍に位置す
る状態に該カウンタの成形原料を収容させ、その後該カ
ウンタの裏面成形型を該凹所の上面開放部を閉鎖するよ
うに該凹所内部に一部押し込んで前記成形原料をそれら
表面成形型と裏面成形型との間に形成されるエプロン成
形空間に回り込ませつつ該表面成形型と裏面成形型とで
区画形成されるカウンタ成形空間内に充填し、その状態
で該成形原料を固化させることを特徴とする(請求項
1)。
【0010】また本願の別の発明は、前記裏面成形型を
前記表面成形型上面側の凹所内に押し込んだとき前記エ
プロン成形空間の上端面が開放状態となるように該裏面
成形型を構成し、且つ該裏面成形型の押込みにより前記
成形原料を前記エプロン成形空間に回り込ませた後、該
エプロン成形空間の上端面の開放部よりその内部に突入
させた吐出ノズルより前記模様形成材料を吐出させつつ
該吐出ノズルをエプロン長手方向に沿って移動させ、該
エプロン表層内部に流れ模様を形成することを特徴とす
る(請求項2)。
【0011】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、表面成形型の上面側の凹所内に成形原料を収容させ
ておいて裏面成形型を押し込み、以てカウンタ成形のた
めの実質的閉鎖形態の成形空間を形成するとともに、該
成形空間内に成形原料を充填し、同時にエプロン成形空
間に成形原料を回り込ませるようにしたものである。
【0012】かかる本発明によれば、一回の成形原料の
流し込み及び硬化によって、カウンタ本体のみならずエ
プロン部分も一挙に成形でき、従来の方法のようにエプ
ロン成形のために途中で成形型を90度回転させるとい
った操作を不要とすることができる。
【0013】従って成形型として金型を用いることが可
能となり、これに伴って成形原料を加熱して成形時間を
短縮化することができ、生産能率を大幅に高めることが
可能となる。
【0014】上記のように本発明は、表面成形型の凹所
内に収容されている成形原料中に裏面成形型を一部押し
込んで、かかる成形原料を表面成形型と裏面成形型との
間に形成されるエプロン成形空間に回り込ませるもので
ある。
【0015】この時表面成形型の成形面近傍に位置して
いる模様形成材料がともに流動して模様が崩れてしまう
ことが当初心配されたが、本発明者の実験によればそう
した恐れのないことが確認された。
【0016】裏面成形型の押込みにより流動するのは、
専ら凹所内に収容されている成形原料のうち、裏面成形
型の押込みにより排除される上層部分であって、表面成
形型の成形面に接触する部分ないしその近傍部分は殆ど
流動せず、予め形成してある模様は殆ど崩れないことが
確認されたのである。
【0017】請求項2の発明は、裏面成形型の押込みに
より成形原料をエプロン成形空間に回り込ませた後、吐
出ノズルから模様形成材料を吐出しつつ、これをカウン
タ長手方向に移動させて流れ模様を形成するもので、こ
の方法を採用することにより、エプロン部分においても
自然石調の流れ模様を良好に形成することが可能とな
る。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図3において10は人造大理石カウンタであ
って、カウンタ本体12,バックガ−ド部14及びエプ
ロン部16から成っており、それぞれにカウンタ長手方
向に延びる流れ模様18が形成されている。
【0019】図1はこのカウンタ10を製造する方法を
示したもので、図中20は表面成形型であって、主型2
2とこれと別体を成す副型24とからなり、上面が開放
された形態の凹所26を有している。
【0020】この凹所26は、上記バックガ−ド部14
を成形するためのバックガ−ド成形空間28を有してい
る。
【0021】本例の方法では、先ず(A)に示している
ように表面成形型20の凹所26内にカウンタ成形原料
30を所定量流し込む。
【0022】次に成形原料30が固まらないうちに
(B)に示しているように複数のノズル32を成形原料
30中に突入させて、各ノズル32の先端を表面成形型
20の成形面近傍に位置させ、そして図2(A)にも示
しているように各ノズル32より上記流れ模様18形成
のための模様形成材料を吐出させつつ、これらを表面成
形型20の長手方向(紙面と直角方向)にゆっくりと移
動させる。
【0023】これにより表面成形型20の成形面近傍に
カウンタ長手方向に延びる流れ模様18が形成される。
【0024】次に(C)に示しているように凹所26の
上面開放部を実質上閉鎖するように裏面成形型36をセ
ットし、凹所26内に収容されている成形原料30中に
一部を押し込む。尚この動作は緩やかに行うのが望まし
い。
【0025】すると成形原料30が表面成形型20と裏
面成形型36との間に形成されるエプロン成形空間38
に回り込んで同空間を埋め、これら表面成形型20と裏
面成形型36とで区画形成されるカウンタ成形空間の全
体に成形原料30が充填された状態となる。
【0026】尚この時、専ら流動するのは凹所26に収
容された成形原料30のうちの上層部、つまり裏面成形
型36の押込みにより排除される部分であって、表面成
形型20の上向きの成形面に接する部分ないしその近傍
部分は殆ど流動しない。従って既に形成されている流れ
模様18は殆ど崩れない。
【0027】本例において、裏面成形型36は、これを
表面成形型20に合せたときにエプロン成形空間38の
上端面が開放状態となるように構成されている。
【0028】そこで次に(D)に示しているようにこの
開放された部分より複数のノズル40を同空間内部に突
入させて各先端部分を表面成形型20の垂直の成形面近
傍に位置させ、その状態で図2(B)にも示しているよ
うに、各ノズル40より模様形成材料を吐出させつつそ
れらをカウンタ長手方向に移動させ、エプロン部16の
表層内部に流れ模様18を形成する。
【0029】そしてこの状態で成形原料30を硬化さ
せ、その後成形されたカウンタ成形品を成形型から取り
出す。
【0030】以上のように本例の方法によれば、成形型
を成形途中で一旦90度回転させることを必要としな
い。
【0031】従って成形型として金型を用いることが可
能であり、成形型に流し込まれた成形原料30を加熱し
て硬化反応を促進させ、短時間で成形作業を終了するこ
とができる。これにより生産能率を大幅に向上させるこ
とが可能となる。
【0032】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明においては流れ模様
を上記手法以外の様々な手法にて形成することも可能で
あるし、また成形型の構成を上例以外の他の構成とする
ことも適宜になし得る等、本発明はその主旨を逸脱しな
い範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加
えた態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法の工程説明図である。
【図2】図1における工程(B),(D)の詳細説明図
である。
【図3】本発明の適用対象である人造大理石カウンタの
斜視図である。
【図4】本発明の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 洗面カウンタ 18 流れ模様 20 表面成形型 26 凹所 30 成形原料 36 裏面成形型 38 エプロン成形空間 40 吐出ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウンタに対応した形状の且つ上面が開
    放された形態の凹所を有する表面成形型の該凹所内に、
    模様形成材料が該表面成形型の成形面近傍に位置する状
    態に該カウンタの成形原料を収容させ、その後該カウン
    タの裏面成形型を該凹所の上面開放部を閉鎖するように
    該凹所内部に一部押し込んで前記成形原料をそれら表面
    成形型と裏面成形型との間に形成されるエプロン成形空
    間に回り込ませつつ該表面成形型と裏面成形型とで区画
    形成されるカウンタ成形空間内に充填し、その状態で該
    成形原料を固化させることを特徴とする、表層内部に模
    様を有する人造石カウンタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記裏面成形型を前記表面成形型上面側
    の凹所内に押し込んだとき前記エプロン成形空間の上端
    面が開放状態となるように該裏面成形型を構成し、且つ
    該裏面成形型の押込みにより前記成形原料を前記エプロ
    ン成形空間に回り込ませた後、該エプロン成形空間の上
    端面の開放部よりその内部に突入させた吐出ノズルより
    前記模様形成材料を吐出させつつ該吐出ノズルをエプロ
    ン長手方向に沿って移動させ、該エプロン表層内部に流
    れ模様を形成することを特徴とする請求項1に記載の表
    層内部に模様を有する人造石カウンタの製造方法。
JP35998191A 1991-12-26 1991-12-26 表層内部に模様を有する人造石カウンタの製造方法 Pending JPH05177649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35998191A JPH05177649A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 表層内部に模様を有する人造石カウンタの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35998191A JPH05177649A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 表層内部に模様を有する人造石カウンタの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05177649A true JPH05177649A (ja) 1993-07-20

Family

ID=18467289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35998191A Pending JPH05177649A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 表層内部に模様を有する人造石カウンタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05177649A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4996689B2 (ja) 複合材料部材を成形するための方法及び装置
US2565803A (en) Method of bonding thermoplastic materials
KR20060130291A (ko) 가열식 사출 성형 방법 및 성형 장치
CN207327468U (zh) 冰箱饰件挂针式注塑成型模具
WO1990008637A1 (en) A method for injection moulding and tool for carrying out
JPH05177649A (ja) 表層内部に模様を有する人造石カウンタの製造方法
JP3527802B2 (ja) 複数品の成形用金型およびこの金型を使用した複数品の成形方法
JPH03502433A (ja) 共通金型部分を分離補助金型部と共に使用する際の固定射出成形
ATE393676T1 (de) Verfahren und formschiessmaschine zum herstellen von formteilen, wie giesskernen, für giessformen zum vergiessen von metallschmelze
JP3804951B2 (ja) 鋳型列鋳造プラントで鋳型を段階的に前進させるための方法と装置
JPH09136140A (ja) 強化された表面仕上げを有する鋳造品を製造するインベストメント鋳造法
JPH08118418A (ja) サンドイッチ成形品の射出装置
JP2006056006A (ja) 射出発泡成形方法及び射出発泡成形機
JPS6144650B2 (ja)
JP3710797B2 (ja) キャンディの製造方法とその装置
DK2633968T3 (en) Process for manufacturing a plastic container and plastic container
KR101953260B1 (ko) 수지역류 가스 인젝션을 이용한 수지 성형물 제조 방법
JPH081275A (ja) 消失模型の製作方法
KR940006420B1 (ko) 장식용 도자기와 그 제조방법 및 도자기성형 장치
SU1637946A1 (ru) Способ получени металлооболочковых стержней
JP3469627B2 (ja) 異種材料の接着成形方法およびその装置
JPH0550440A (ja) 立体モデル作成用型枠及び立体モデル作成方法
JPH0347162B2 (ja)
JP2711923B2 (ja) 射出成形型の製造方法
JPS5926235A (ja) 射出成型機