JPH05177327A - 中実製品の射出成形方法 - Google Patents

中実製品の射出成形方法

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JPH05177327A
JPH05177327A JP34596891A JP34596891A JPH05177327A JP H05177327 A JPH05177327 A JP H05177327A JP 34596891 A JP34596891 A JP 34596891A JP 34596891 A JP34596891 A JP 34596891A JP H05177327 A JPH05177327 A JP H05177327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten metal
cavity
injection
obstacle member
gate
Prior art date
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Pending
Application number
JP34596891A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Michigami
明博 道上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Atsugi Unisia Corp
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Publication date
Application filed by Atsugi Unisia Corp filed Critical Atsugi Unisia Corp
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Publication of JPH05177327A publication Critical patent/JPH05177327A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械化の容易な極めて簡単な動作によって溶
湯射出時のエアの巻き込みを防止出来るようにして外観
及び内部品質の向上を可能にする。 【構成】 湯口ゲート5前方への溶湯aの射出を妨げる
障害部材11をキャビティ6内に設置して溶湯aの射出
を開始し、湯口ゲート5から障害部材11側方に所定量
溶湯aが射出されたところで障害部材11をキャビティ
6内から取り去ることにより、キャビティ6の両側部壁
近傍に渦流が生じないようにキャビティ6内に溶湯aを
充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中実製品の射出成形方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中実製品を鋳造する場合、図5,
6に示すような射出成形装置が用いられ、固定型1と可
動型2を閉じた状態でスリーブ3、湯口ランナー4、湯
口ゲート5を通してキャビティ6内に溶湯aを射出し、
溶湯aの固化を待って固定型1と可動型2を開いて可動
型2から製品を取り出すようにしていた。尚、図5,6
中7は、キャビティ6の上部に設けられたエアベントで
あり、8は、製品の取り出し機構である。
【0003】ところが、この射出成形方法の場合、湯口
ゲート5から射出された溶湯aが高速度でキャビティ6
の上部壁6aにぶつかって二つに分流した後に側部壁6
b、6cに沿うようにキャビティ6内を流動するため、
湯口ゲート5の左右で夫々図6中矢印A,A’で示すよ
うな渦流が生じ、この部分で溶湯aがエアを巻き込み易
いという不具合がある。このため、従来ではこれに対処
する技術として特開昭62−118944号公報に示さ
れるようなものが案出されている。
【0004】この技術は、渦流を生じ易いキャビティ内
の溶湯の合流部に耐熱高分子系有機物を塗布し、キャビ
ティに射出される溶湯の熱によって耐熱高分子系有機物
を蒸発させ、その際に発生する上昇気流によって溶湯の
合流部のエアをスムーズに外部に排出するというもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の射出成形方法の場合、射出成形を行う毎に耐熱高分子
系有機物を塗布する作業を行わなければならないため、
成形準備作業に時間を要し、生産効率が悪いという不具
合がある。
【0006】そこで本発明は、機械化が容易な極めて簡
単な動作によって溶湯射出時のエアの巻き込みを防止出
来るようにして生産効率の高い中実製品の射出成形方法
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するための手段として、湯口ゲート前方への溶湯の
射出を妨げる障害部材をキャビティ内に設置して溶湯の
射出を開始し、湯口ゲートから障害部材側方に所定量溶
湯が射出されたところで障害部材をキャビティ内から取
り去るようにした。
【0008】
【作用】キャビティ内に障害部材を設置した状態で溶湯
の射出を開始すると、溶湯は障害部材にぶつかってこの
障害部材の側方域に充填されるようになる。この後障害
部材を取り去ると、溶湯は湯口ゲートからまっすぐに前
方に流動するが、このとき既に側方域には溶湯が充填さ
れているため、キャビティの両側部壁近傍に渦流を生じ
させるようなことなくキャビティの隅々に溶湯が充填さ
れる。従って、エアは渦流に巻き込まれて残留するよう
なことはなく、外部に排出される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図1〜図4を
参照して説明する。尚、図5,6に示した従来のものと
同一部分には同一符号を用いるものとする。
【0010】図1〜図4は本発明の射出成形方法を用い
る射出成形装置の一例を示すものであり、図1,2は溶
湯aの射出の前半段階を示し、図3,4は溶湯aの後半
段階を示す。
【0011】最初に、この射出成形装置の構成について
説明する。
【0012】1は、図示しないベース部材上に固定設置
された固定型であり、2は、図示しないアクチュエータ
の動力により固定型1に対して開閉動する可動型、6
は、固定型1と可動型2の対向面に設けられた方形状の
キャビティ、3は注湯用のスリーブ、4は湯口ランナ
ー、5は湯口ゲートである。前記可動型2には、複数の
押出ピン9と、この押出ピン9を支持する押出プレート
10と、この押出プレート10を進退動させる図示しな
いアクチュエータとから成る製品の取り出し機構8の他
に、湯口ゲート5の前方への溶湯aの射出を妨げる円柱
状の障害部材11と、この障害部材11を進退動させる
ための油圧シリンダ等のアクチュエータ12とが設けら
れている。
【0013】障害部材11は、可動型2に形成された支
持孔13に摺動自在に嵌合され、アクチュエータ12の
動力によってキャビティ6の中央部に対して突出(前
進)、或は、後退するようになっている。また、アクチ
ュエータ12は、スリーブ3に注湯された溶湯aを押し
出すための図示しないプランジャに設けられたリミット
スイッチに電気的に接続され、プランジャが設定位置
(キャビティ6に全射出量の約半分だけ溶湯が射出され
る位置)まで前進したところでリミットスイッチが作動
して障害部材11を前進させるようになっている。尚、
図中14は、固定型1と可動型2の対向面のうちのキャ
ビティ6の上部に凹状に設けられたオーバーフローであ
り、7は、このオーバーフロー14に連続して設けられ
たエアベントである。
【0014】次に、この射出成形装置の動作と共に本発
明にかかる射出成形方法について説明する。
【0015】まず、可動型2を図示しないアクチュエー
タによって前進させて固定型1と可動型2を閉じ、アク
チュエータ12によって障害部材11を前進させて図
1,2に示すようにキャビティ6内に突出させた状態
(キャビティ6内に設置した状態)としておく。
【0016】つづいて、この状態からスリーブ3に溶湯
aを注湯し、図示しないプランジャを作動させて湯口ラ
ンナー4、湯口ゲート5を介してキャビティ6に溶湯a
を射出する。このとき、キャビティ6内に障害部材11
が突出しているため、湯口ゲート5から射出された溶湯
aは障害部材11にぶつかって二つに分流し、図1中矢
印F,F’で示すように障害部材11の側方に流動す
る。
【0017】このようにして溶湯aの射出がつづけら
れ、スリーブ3内のプランジャが設定位置まで前進し、
湯口ゲート5から障害部材11の側方に溶湯aが所定量
射出されると、プランジャに設けられたリミットスイッ
チが作動し、図3,4に示すようにアクチュエータ12
が障害部材11を後退させる(キャビティ6内から障害
部材11を取り去る)。すると、湯口ゲート5から射出
された溶湯aは図3中矢印Gで示すようにまっすぐに前
方に進んでキャビティ6の上壁部6aにぶつかり、両側
方に分流するように流動するが、このときキャビティ6
の両部側壁6b,6c近傍には既に溶湯aが充填されて
いるため、この部分には渦流が起こらず、エアの巻き込
みも生じない。このように射出がつづけられると、溶湯
aは次第にキャビティ6の外径方向へと充填されてゆ
き、キャビティ6内のエアはオーバーフロー14、エア
ベント7を通ってスムーズに外部に排出される。
【0018】こうしてキャビティ6への溶湯aの充填が
終了すると、溶湯aの固化を待って可動型2を開き取り
出し機構8によってキャビティ6から製品を取り出す。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、障害部材をキャ
ビティ内に設置して溶湯の射出を開始し、湯口ゲートか
ら障害部材側方に所定量溶湯が射出されたところで障害
部材をキャビティ内から取り去るようにしたため、溶湯
の射出時にキャビティの両側部壁近傍でエアを巻き込む
ような渦流が生じなくなり、煩雑な成形準備作業を要す
ることなく溶湯射出時のエアの巻き込みを防止出来るよ
うになる。そして、極めて簡単な機械的動作によってエ
アの巻き込みを防止することが出来るため、機械化によ
る生産効率の向上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図2のB−B線に沿う
断面図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】同実施例を示す図4のC−C線に沿う断面図。
【図4】同実施例を示す断面図
【図5】従来一般の技術を示す断面図。
【図6】図5のD−D線に沿う断面図。
【符号の説明】
5…湯口ゲート、6…キャビティ、11…障害部材、a
…溶湯。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯口ゲート前方への溶湯の射出を妨げる
    障害部材をキャビティ内に設置して溶湯の射出を開始
    し、湯口ゲートから障害部材側方に所定量溶湯が射出さ
    れたところで障害部材をキャビティ内から取り去ること
    を特徴とする中実製品の射出成形方法。
JP34596891A 1991-12-27 1991-12-27 中実製品の射出成形方法 Pending JPH05177327A (ja)

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JP34596891A JPH05177327A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 中実製品の射出成形方法

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JPH05177327A true JPH05177327A (ja) 1993-07-20

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