JPH05175754A - 差動増幅器 - Google Patents

差動増幅器

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JPH05175754A
JPH05175754A JP3341232A JP34123291A JPH05175754A JP H05175754 A JPH05175754 A JP H05175754A JP 3341232 A JP3341232 A JP 3341232A JP 34123291 A JP34123291 A JP 34123291A JP H05175754 A JPH05175754 A JP H05175754A
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JP
Japan
Prior art keywords
differential
differential amplifier
input stage
section
transistor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3341232A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshino
浩 吉野
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は中間周波数の入力信号に対して、
小型な構成かつ低消費電力で安定した高い電圧利得を達
成し得る差動増幅器を提供することを目的とする。 【構成】 この発明は、第1の差動対NPNトランジス
タの両ベース端子間に入力が与えられ、両エミッタ端子
が相互接続されて定電流バイアスされ、負荷抵抗がそれ
ぞれ接続されたコレクタ端子間に出力を得る入力段差動
増幅回路と、第2の差動対NPNトランジスタの両エミ
ッタ端子が相互接続されて定電流バイアスされ、一方の
ベース端子が他方のコレクタ端子及び前記第1の差動対
NPNトランジスタの一方のコレクタ端子に接続され、
他方のベース端子が一方のコレクタ端子及び前記第1の
差動対NPNトランジスタの他方のコレクタ端子に接続
されて前記入力段差動増幅部に正帰還をかける差動帰還
回路とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、比較的高い周波数の
入力信号を増幅する差動増幅器に関し、特にFM受信装
置の中間周波増幅回路に利用される差動増幅器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】比較的高い周波数の信号を増幅する増幅
回路、例えばFM受信機に使用される中間周波増幅回路
を集積化して構成した回路としては、例えば図3に示す
ようなものがある。
【0003】図3に示す増幅回路は、エミッタ端子が共
通接続されて定電流源でバイアスされ、コレクタ端子に
負荷抵抗Rが接続された1対のNPN型トランジスタか
らなる差動増幅器が、複数段縦続接続されて構成されて
いる。
【0004】このような構成にあって、増幅しようとす
る信号の中間周波数fは、f=10.7MHz という比
較的高い周波数であるため、従来の中間周波増幅回路で
は高域での利得の減衰を抑えるため、それぞれの差動増
幅器の負荷抵抗を比較的小さくすることにより1段当り
の利得を低く設定し、多段に縦続接続して所望の利得を
確保するようにしている。
【0005】このような増幅回路において、集積化の際
の占有面積を縮小しようとすると、接続段数を削減する
必要がある。しかしながら、段数を減らすと高利得が得
られなくなる。したがって、段数を減らしても高利得を
確保しようとすると、1段当りの電圧利得を大きく設定
しなければならなくなる。
【0006】そこで、1段当りの電圧利得を大きくとる
ためには、負荷抵抗Rを大きく設定することが考えられ
る。しかしながら、このような方法にあっては、それぞ
れの差動対トランジスタにおいて、コレクタ側からベー
ス側へ流れる電流が高域で多くなってしまう。このた
め、増幅しようとする周波数に対する電圧利得が減衰し
て、所望の電圧利得が得られなくなる。
【0007】一方、負荷抵抗Rを小さく設定した状態で
1段当りの電圧利得を大きくとろうとすると、それぞれ
の差動増幅器におけるバイアス電流を増加させて、入力
信号に対する変換利得を高めなければならない。しかし
ながら、このような方法にあっては、バイアス電流が増
加するため、消費電力が増大することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
縦続接続された差動増幅器により比較的周波数の高い信
号を高利得で増幅する従来の増幅回路にあっては、集積
時の占有面積の縮小化を図るために接続段数を削減しよ
うとすると、高域での利得の低下や消費電力の増大とい
った不具合を招いていた。
【0009】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、比較的周波数
の高い入力信号に対して、小型な構成かつ低消費電力で
安定した高い電圧利得を達成し得る差動増幅器を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、第1の差動対トランジスタの両ベース
端子間に入力が与えられ、両エミッタ端子が相互接続さ
れてバイアスされ、負荷がそれぞれ接続されたコレクタ
端子間に出力を得る入力段差動増幅部と、第2の差動対
トランジスタの両エミッタ端子が相互接続されてバイア
スされ、一方のベース端子が他方のコレクタ端子及び前
記第1の差動対トランジスタの一方のコレクタ端子に接
続され、他方のベース端子が一方のコレクタ端子及び前
記第1の差動対トランジスタの他方のコレクタ端子に接
続されて前記入力段差動増幅部に正帰還をかける差動帰
還部とから構成される。
【0011】
【作用】上記構成において、この発明は、差動帰還部が
入力段差動増幅部に正帰還をかけることによって、入力
段差動増幅部における低い負荷インピーダンスに対して
少ないバイアス電流で利得を確保するようにしている。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。
【0013】図1はこの発明の一実施例に係る差動増幅
器の回路構成を示す図である。
【0014】図1において、差動増幅器は入力信号を受
けて増幅し出力信号を得る入力段差動増幅部1と、この
入力段差動増幅部1に正帰還をかける差動帰還部2とを
備えて構成されている。
【0015】入力段差動増幅部1は、1対のNPN型の
トランジスタQ1,Q2を備え、それぞれのトランジス
タQ1,Q2のエミッタ端子が相互接続されて定電流源
I1によりバイアスされ、それぞれのコレクタ端子が負
荷抵抗R1,R2を介して直流バイアス電源Vccに接続
され、この直流バイアス電源Vccにバイアスされたトラ
ンジスタQ2のベース端子とトランジスタQ1のベース
端子間に入力信号vi が与えられ、両トランジスタQ
1,Q2のコレクタ端子間に出力信号vo を得るように
構成されている。
【0016】差動帰還部2は、1対のNPN型のトラン
ジスタQ3,Q4を備え、それぞれのトランジスタQ
3,Q4のエミッタ端子が相互接続されて定電流源I2
によりバイアスされ、トランジスタQ3のベース端子及
びトランジスタQ4のコレクタ端子がトランジスタQ2
のコレクタ端子に接続され、トランジスタQ4のベース
端子及びトランジスタQ3のコレクタ端子がトランジス
タQ1のコレクタ端子に接続されて構成されている。
【0017】このような回路構成では、そのAC(交
流)等価回路が図2に示すように表わされる。
【0018】図2に示す等価回路にあっては、トランジ
スQ1のベース端子に入力信号vi が与えられるのに対
して、トランジスタQ2のベース端子には入力信号と逆
位相の信号vi が与えられ、それぞれのトランジスタQ
1,Q2のエミッタ端子に等価エミッタ抵抗re1が挿入
される。また、差動帰還部2のそれぞれのトランジスタ
Q3,Q4のエミッタ端子に等価エミッタ抵抗re1が挿
入される。
【0019】なお、上述した等価エミッタ抵抗re1,r
e2は、それぞれの差動対トランジスタQ1,Q2及びQ
3,Q4のコレクタ電流をIc とすると、 re =VT /Ic で表わされる。
【0020】ここで、VT はボルツマン定数をK、電子
の電荷をq、絶対温度をTとすると、 VT =KT/q=26(mV) として決定される定数となる。
【0021】図2に示すような等価回路において、トラ
ンジスタQ1の負荷抵抗R1に流れる電流(i+if
のうち、その一部の電流if がトランジスタQ3の差動
帰還部2に流れ込み、流れ込んだ電流if がトランジス
タQ4のコレクタ端子から入力差動増幅部1に正帰還さ
れて、トランジスタQ2の負荷抵抗R2には負荷抵抗R
1に流れたと同じ電流(i+if )が流れることにな
る。
【0022】このような動作にあって、差動入力による
AC電圧利得は、負荷抵抗R1,R2の抵抗値をRc
すると、次式によって表わされる。
【0023】 vo /vi =[1+{Rc /(re2−Rc )}]×(2Rc /re1) 上式により、差動帰還部2から入力段差動増幅部1へか
けられる正帰還の帰還量は、(re2−Rc )の項で決定
される。したがって、(re2−Rc )の値が小さくなる
ほど高い電圧利得が得られることになる。
【0024】しかしながら、差動帰還部2におけるトラ
ンジスタの等価エミッタ抵抗re2が負荷抵抗値Rc より
も小さく設定されていると、図1に示す回路の増幅動作
にあっては正帰還が支配的となるため、回路がラッチ状
態となり、増幅動作を行なうことができなくなる。
【0025】したがって、負荷抵抗値Rc と差動帰還部
2における差動対トランジスタの等価エミッタ抵抗re2
の値を設定する場合には、それらの製造バラツキ及び温
度特性を考慮に入れて、必ずre2>Rc となるように設
定する必要がある。
【0026】例えば、実用的な範囲としては、上記抵抗
を1.5Rc =re2として、電圧利得vo /vi =6R
c /re1程度に設定するのが最適である。
【0027】このように、上記実施例にあっては、簡単
な構成の差動帰還部2から入力段差動増幅部1に正帰還
をかけるようにしているので、入力段差動増幅部1にお
ける負荷抵抗R1,R2の抵抗値を小さく設定しても、
バイアス電流を増やすことなく高い電圧利得を得ること
が可能となる。これにより、この発明を例えばFM受信
機の中間周波増幅回路に適用すると、従来に比して大幅
に少ない段数により低消費電流で電圧利得の大きな中間
周波増幅回路を実現することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、差動対トランジスタにより入力段差動増幅部に正帰
還をかけ、低い負荷インピーダンスに対してバイアス電
流を増やすことなく利得を確保するようにしたので、小
型な構成ならびに低消費電力でもって、中間周波数の入
力信号を安定した高い利得で増幅することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る差動増幅器の回路構
成を示す図である。
【図2】図1に示す増幅器のAC等価回路を示す図であ
る。
【図3】従来の中間周波増幅回路の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力段差動増幅部 2 差動帰還部 R,R1,R2 負荷抵抗 re1,re2 等価エミッタ抵抗 Q1,Q2,Q3,Q4 トランジスタ I1,I2 定電流源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の差動対トランジスタの両ベース端
    子間に入力が与えられ、両エミッタ端子が相互接続され
    てバイアスされ、負荷がそれぞれ接続されたコレクタ端
    子間に出力を得る入力段差動増幅部と、 第2の差動対トランジスタの両エミッタ端子が相互接続
    されてバイアスされ、一方のベース端子が他方のコレク
    タ端子及び前記第1の差動対トランジスタの一方のコレ
    クタ端子に接続され、他方のベース端子が一方のコレク
    タ端子及び前記第1の差動対トランジスタの他方のコレ
    クタ端子に接続されて前記入力段差動増幅部に正帰還を
    かける差動帰還部とを有することを特徴とする差動増幅
    器。
JP3341232A 1991-12-24 1991-12-24 差動増幅器 Withdrawn JPH05175754A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006033200A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Sony Corp 増幅回路及びこの増幅回路を有する半導体装置
KR100956000B1 (ko) * 2008-02-29 2010-05-04 성균관대학교산학협력단 선형성을 개선하기 위한 차동증폭회로 및 주파수 혼합기

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311