JPH0517388U - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPH0517388U
JPH0517388U JP5512791U JP5512791U JPH0517388U JP H0517388 U JPH0517388 U JP H0517388U JP 5512791 U JP5512791 U JP 5512791U JP 5512791 U JP5512791 U JP 5512791U JP H0517388 U JPH0517388 U JP H0517388U
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JP
Japan
Prior art keywords
tube sheet
hole
sleeve
heat exchanger
heat
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Withdrawn
Application number
JP5512791U
Other languages
English (en)
Inventor
孝雄 野本
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 管板4に設けられた貫通孔7と、管板4から
突出するように貫通孔7に挿入され、貫通孔7の内周部
12に隙間なくロウ付けされるスリーブ8と、スリーブ
8の突出端面11に突き合せ溶接される伝熱管14とを
有する構成とし、伝熱管14に突き合せ溶接する部分を
厚肉材から削り出しにより形成する必要をなくす。 【効果】 管板4および突出部の材料費および加工コス
トを低減することができるとともに、管板4を薄肉の素
材から製作することができ、素材の鍛練性および熱処理
性に優れることになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、石油、化学、エネルギー等の各分野に使用される熱交換器に関する 。
【0002】
【従来の技術】
石油、化学、エネルギー等の各分野においては、熱交換器として種々のものが 用いられている。これらの熱交換器は、図3に示すように、その管板50に該管 板50から突出する部分51を設け、この突出部51に伝熱管52を突き合せ溶 接で接合する構造のもので、熱交換される流体等が管板50と突出部51とを貫 通する貫通孔53を介して伝熱管52の内部を流れる構造になっている。そして 、隙間腐食の発生を防ぐ等の目的により、突出部51は削り出しにより管板50 と一体に形成されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記熱交換器においては、突出部51を管板50と一体に形成 するため、厚肉材から削り出すことになり、材料費が増大しかつ加工に著しく手 間がかかるという問題があった。また、素材の厚肉化により該素材の鍛練性が低 下するとともに熱処理性に劣るため、強度を低下させる可能性があった。
【0004】 したがって、本考案の目的は、管板および突出部分の材料費および加工コスト を低減することができるとともに、素材の鍛練性および熱処理性に優れる熱交換 器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の熱交換器は、管板に設けられた貫通孔と 、前記管板から突出するように前記貫通孔に挿入され、該貫通孔の内周部に隙間 なくロウ付けされるスリーブと、該スリーブの突出端面に突き合せ溶接される伝 熱管とを有することを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案の熱交換器によれば、管板に設けられた貫通孔にスリーブを挿入し該ス リーブを貫通孔の内周部に隙間なくロウ付けして、そのスリーブの突出端面に伝 熱管を突き合せ溶接することになる。したがって、伝熱管と突き合せ溶接する突 出部分を厚肉材から削り出しにより形成する必要がない。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例による熱交換器について図1および図2を参照して以下に説 明する。
【0008】 図2中、符号1は本実施例の熱交換器、符号2は熱交換がされる前の液体等が 外部から流入する流入室、符号3は熱交換がされた後の液体等を外部に流出させ る流出室、符号4は熱交換器1内を流入室2,流出室3と、熱交換をするための 液体等が流れる熱交換室5とに区画する管板、符号6は流入室2と流出室3とを 区画する板部材をそれぞれ示している。
【0009】 管板4には、その流入室2側および流出室3側にそれぞれ貫通孔7が1ケ所ず つ設けられており、各貫通孔7には図1に示すように円筒状のスリーブ8がそれ ぞれ設けられている。これらのスリーブ8は管板4の厚みより所定量長く形成さ れており、該スリーブ8の一方(図1における左側)の端面9は管板4の流入室 2あるいは流出室3側の側面10とほぼ同一平面上に設けられ、他方(図1にお ける右側)の端面11は管板4から熱交換室5側に突出するように設けられてい る。ここで、これらのスリーブ8は、貫通孔7の径より所定量小径に形成されて おり、該貫通孔7の内周部12との間に隙間なくロウ13が充填されロウ付けさ れている。
【0010】 そして、各スリーブ8の熱交換室5側の突出端面11には、伝熱管14の開口 端部15がそれぞれ突き合せ溶接されている。これら伝熱管14は、内部に液体 等を流して外部の流体との間で熱交換させるためのものであり、流入室2側の伝 熱管14と流出室3側の伝熱管14とは図示せぬ他端側で接続している。
【0011】 なお、本実施例においては、管板4およびスリーブ8を例えばSUS304, SUS316等のステンレス鋼により製作している。また、接合用のロウ13と してMBF80,MBF50等のペースト状のもの用いているため、このロウ1 3を貫通孔7の内周部12とスリーブ8の外周部16との間に隙間なく充填する ことが容易に可能であり、この状態でロウ付け処理を行なっているため、この部 分に隙間腐食を生じることがない。
【0012】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の熱交換器によれば、伝熱管と突き合せ溶接する 部分を厚肉材から削り出しにより形成する必要がないため、管板および突出部分 の材料費および加工コストを低減することができる。また、管板を薄肉の素材か ら製作することになるため素材の鍛練性および熱処理性に優れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による熱交換器の本願に係わ
る部分を示す拡大断面図である。
【図2】本考案の一実施例による熱交換器を示す断面図
である。
【図3】従来の熱交換器の本願に係わる部分に対応する
部分を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 4 管板 7 貫通孔 8 スリーブ 11 突出端面 12 内周部 13 ロウ 14 伝熱管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管板に設けられた貫通孔と、 前記管板から突出するように前記貫通孔に挿入され、該
    貫通孔の内周部に隙間なくロウ付けされるスリーブと、 該スリーブの突出端面に突き合せ溶接される伝熱管と、 を有することを特徴とする熱交換器。
JP5512791U 1991-07-16 1991-07-16 熱交換器 Withdrawn JPH0517388U (ja)

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JP5512791U JPH0517388U (ja) 1991-07-16 1991-07-16 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5512791U JPH0517388U (ja) 1991-07-16 1991-07-16 熱交換器

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JPH0517388U true JPH0517388U (ja) 1993-03-05

Family

ID=12990101

Family Applications (1)

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JP5512791U Withdrawn JPH0517388U (ja) 1991-07-16 1991-07-16 熱交換器

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JP (1) JPH0517388U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005592A (ja) * 2000-06-20 2002-01-09 Kobe Steel Ltd 多管式熱交換器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005592A (ja) * 2000-06-20 2002-01-09 Kobe Steel Ltd 多管式熱交換器

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951102