JPH05172762A - 鋼材面の清浄度の判定方法 - Google Patents
鋼材面の清浄度の判定方法Info
- Publication number
- JPH05172762A JPH05172762A JP3356479A JP35647991A JPH05172762A JP H05172762 A JPH05172762 A JP H05172762A JP 3356479 A JP3356479 A JP 3356479A JP 35647991 A JP35647991 A JP 35647991A JP H05172762 A JPH05172762 A JP H05172762A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- recognition device
- steel material
- image recognition
- image data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗装前もしくは表面処理前の鋼材面の清浄度
を一定の判断基準で正確に判定する方法を提供する。 【構成】 あらかじめ画像認識装置３に、完全に錆落と
しした鋼材面を２値化画像処理した画像データを判断基
準用として記憶させておく。テレビカメラ２により鋼材
１の鋼材面の画像データを検出し、それをあらかじめ記
憶させておいた判断基準用２値化画像処理データを用い
て画像認識装置３で２値化画像処理し、清浄な部分とそ
うでない部分を差別化し、その結果をモニターテレビ４
で映像化する。同時に、画像認識装置３で清浄部または
未清浄部の面積率を演算し、モニターテレビ４に表示す
る。
を一定の判断基準で正確に判定する方法を提供する。 【構成】 あらかじめ画像認識装置３に、完全に錆落と
しした鋼材面を２値化画像処理した画像データを判断基
準用として記憶させておく。テレビカメラ２により鋼材
１の鋼材面の画像データを検出し、それをあらかじめ記
憶させておいた判断基準用２値化画像処理データを用い
て画像認識装置３で２値化画像処理し、清浄な部分とそ
うでない部分を差別化し、その結果をモニターテレビ４
で映像化する。同時に、画像認識装置３で清浄部または
未清浄部の面積率を演算し、モニターテレビ４に表示す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装前もしくは表面処
理前の鋼材面の清浄度を判定する方法に関するものであ
る。
理前の鋼材面の清浄度を判定する方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の判定方法としてはＡＳＴＭ
（アメリカ材料試験協会）及びＳＳＰＣ（アメリカ鋼構
造塗装評議会）の協力を得てスウェーデン腐食研究所に
より作成された「塗装前鋼材表面処理基準」の規格（Ｊ
ＩＳ）がある。この規格は４種の錆等級に分類された鋼
材表面の素地品質等級をＳａｌ、Ｓａ２、Ｓａ２1/2、
Ｓａ３の４種に分類したカラープリントで明示した写真
見本を判定基準とし、それと鋼材面とを目視または写真
撮影して比較し、清浄度を判定するものである。
（アメリカ材料試験協会）及びＳＳＰＣ（アメリカ鋼構
造塗装評議会）の協力を得てスウェーデン腐食研究所に
より作成された「塗装前鋼材表面処理基準」の規格（Ｊ
ＩＳ）がある。この規格は４種の錆等級に分類された鋼
材表面の素地品質等級をＳａｌ、Ｓａ２、Ｓａ２1/2、
Ｓａ３の４種に分類したカラープリントで明示した写真
見本を判定基準とし、それと鋼材面とを目視または写真
撮影して比較し、清浄度を判定するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの判定方法は
ある程度パターン化された写真見本との比較となるた
め、判定結果が判定者の主観によるところが大きく、同
じ清浄度の鋼材面に対して、判定者毎に判定結果が異な
ったり、天候等の環境条件や判定者の健康状態によって
判定結果が異なったりする課題があった。
ある程度パターン化された写真見本との比較となるた
め、判定結果が判定者の主観によるところが大きく、同
じ清浄度の鋼材面に対して、判定者毎に判定結果が異な
ったり、天候等の環境条件や判定者の健康状態によって
判定結果が異なったりする課題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な従来の課題を除去するためになされたもので、テレビ
カメラが検出した鋼材面の画像データを画像認識装置で
あらかじめ画像認識装置に記憶させておいた判定基準画
像データと比較し、２値化画像処理し、鋼材面の清浄部
とそうでない部分を差別化し、清浄部の面積率を演算す
ることにより、一定の基準で鋼材面の清浄度を正確に判
定できるようにしたものである。
な従来の課題を除去するためになされたもので、テレビ
カメラが検出した鋼材面の画像データを画像認識装置で
あらかじめ画像認識装置に記憶させておいた判定基準画
像データと比較し、２値化画像処理し、鋼材面の清浄部
とそうでない部分を差別化し、清浄部の面積率を演算す
ることにより、一定の基準で鋼材面の清浄度を正確に判
定できるようにしたものである。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図−１において、１は鋼材であって、本実施例
では表面をブラスト或いはパワーツールによってある程
度の錆落としがされている。２は１に対向配置されたテ
レビカメラ、３は２に連結された画像認識装置であっ
て、２で検出した画像データを２値化画像処理し、それ
をもとに後述の判断基準と演算を行う。４は３に連結さ
れたモニターテレビであって、３で処理した２値化画像
の映像及び演算結果を表示する。図示しないが３の画像
認識装置にはあらかじめ１の鋼材と同じ方法で完全に錆
落としした鋼材面を２値化画像処理した画像データが、
清浄度の判定基準用として記憶されている。
明する。図−１において、１は鋼材であって、本実施例
では表面をブラスト或いはパワーツールによってある程
度の錆落としがされている。２は１に対向配置されたテ
レビカメラ、３は２に連結された画像認識装置であっ
て、２で検出した画像データを２値化画像処理し、それ
をもとに後述の判断基準と演算を行う。４は３に連結さ
れたモニターテレビであって、３で処理した２値化画像
の映像及び演算結果を表示する。図示しないが３の画像
認識装置にはあらかじめ１の鋼材と同じ方法で完全に錆
落としした鋼材面を２値化画像処理した画像データが、
清浄度の判定基準用として記憶されている。
【０００６】この構成において、まず、テレビカメラ２
が測定対象の鋼材１の鋼材面を映した画像を画像認識装
置３で２値化処理しない映像をモニターテレビ４で映像
化し、ピント、明るさを調整する。同様のピント、明る
さに調整した画像認識装置３であらかじめ完全に錆落と
しした鋼材面を２値化画像処理した判定基準用の画像デ
ータを記憶させておき、この判定基準用の画像データを
用いて、上記測定対象の鋼材面を２値化画像処理し、そ
の結果をモニターテレビ４で映像化するとともに錆が残
っている面積率或いは錆落としされている面積率を演算
し、モニターテレビに表示する。上記実施例ではピン
ト、明るさを判定の度に調整しなければならないが、照
明とテレビカメラを一体化し、さらに治具によって常に
テレビカメラと鋼材面が一定距離になるようにして撮影
条件を一定に保つようにした方が好ましい。
が測定対象の鋼材１の鋼材面を映した画像を画像認識装
置３で２値化処理しない映像をモニターテレビ４で映像
化し、ピント、明るさを調整する。同様のピント、明る
さに調整した画像認識装置３であらかじめ完全に錆落と
しした鋼材面を２値化画像処理した判定基準用の画像デ
ータを記憶させておき、この判定基準用の画像データを
用いて、上記測定対象の鋼材面を２値化画像処理し、そ
の結果をモニターテレビ４で映像化するとともに錆が残
っている面積率或いは錆落としされている面積率を演算
し、モニターテレビに表示する。上記実施例ではピン
ト、明るさを判定の度に調整しなければならないが、照
明とテレビカメラを一体化し、さらに治具によって常に
テレビカメラと鋼材面が一定距離になるようにして撮影
条件を一定に保つようにした方が好ましい。
【０００７】そのようにした実施例を図−２に示す。図
−２は画像データを検出する部分のみを示したものであ
り、２は鋼材面に対向配置したテレビカメラ、５は均等
な照度を得るようにテレビカメラ２のレンズの周りに取
り付けられた照明用のリング蛍光灯、６はリング蛍光灯
５を点灯させるために５に連結された電圧を安定化した
電源、７はテレビカメラ２とリング蛍光灯５とを一体化
した円錐状あるいは角錐状のフードである。このような
構成にすることにより、テレビカメラ２と測定する鋼材
面との距離を一定に保ち、かつフード７で一定の照度で
照明できるため測定面とのテレビカメラのピント合わせ
及び照度調整が１回で済み容易化できるとともに撮影条
件を一定にできる。上記２つの実施例において測定結果
を残したい場合には画像認識装置３にビデオプリンター
を連結し、記録するようにすれば良い。
−２は画像データを検出する部分のみを示したものであ
り、２は鋼材面に対向配置したテレビカメラ、５は均等
な照度を得るようにテレビカメラ２のレンズの周りに取
り付けられた照明用のリング蛍光灯、６はリング蛍光灯
５を点灯させるために５に連結された電圧を安定化した
電源、７はテレビカメラ２とリング蛍光灯５とを一体化
した円錐状あるいは角錐状のフードである。このような
構成にすることにより、テレビカメラ２と測定する鋼材
面との距離を一定に保ち、かつフード７で一定の照度で
照明できるため測定面とのテレビカメラのピント合わせ
及び照度調整が１回で済み容易化できるとともに撮影条
件を一定にできる。上記２つの実施例において測定結果
を残したい場合には画像認識装置３にビデオプリンター
を連結し、記録するようにすれば良い。
【０００８】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、鋼材
面に対向配置されたテレビカメラが検出した鋼材面の画
像データをあらかじめ上記画像認識装置に記憶させてお
いた判定基準と比較することにより画像認識装置で２値
化画像処理し、鋼材面の清浄部とそうでない部分を差別
化し、清浄部の面積率を演算することにより、鋼材面の
清浄度を測定者や環境条件によらず一定の判定基準で正
確に判定することができる。
面に対向配置されたテレビカメラが検出した鋼材面の画
像データをあらかじめ上記画像認識装置に記憶させてお
いた判定基準と比較することにより画像認識装置で２値
化画像処理し、鋼材面の清浄部とそうでない部分を差別
化し、清浄部の面積率を演算することにより、鋼材面の
清浄度を測定者や環境条件によらず一定の判定基準で正
確に判定することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す図、
【図２】照明とテレビカメラを一体化し、さらに治具に
よって常にテレビカメラと鋼材面が一定距離になるよう
にした画像データの検出部を示す図である。
よって常にテレビカメラと鋼材面が一定距離になるよう
にした画像データの検出部を示す図である。
１ 鋼材 ２ テレビカメラ ３ 画像認識装置 ４ モニターテレビ ５ リング蛍光灯 ６ 電源 ７ フード
Claims (1)
- 【請求項１】 鋼材面に対し対向配置されたテレビカメ
ラと、このテレビカメラに連結され、テレビカメラから
の画像データを処理する画像認識装置と、この画像認識
装置に連結され、画像認識装置が処理したデータを映像
化するモニターテレビを用い、上記テレビカメラが検出
した鋼材面の画像データを上記画像認識装置であらかじ
め上記画像認識装置に記憶させておいた判定基準用の画
像データと比較することにより、２値化画像処理し、鋼
材面の洗浄部とそうでない部分とを差別化し、同時に上
記画像認識装置で清浄部または未清浄部の面積率を演算
することを特徴とする鋼材面の判定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356479A JPH05172762A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 鋼材面の清浄度の判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356479A JPH05172762A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 鋼材面の清浄度の判定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05172762A true JPH05172762A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18449225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3356479A Withdrawn JPH05172762A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 鋼材面の清浄度の判定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05172762A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002082061A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-03-22 | Sms Demag Ag | 金属ストリップ材、特に熱間圧延された鋼ストリップ及び高級鋼の表面上の自動的スケール検出のための方法及び装置 |
| WO2009138262A1 (fr) * | 2008-05-14 | 2009-11-19 | Centre De Recherches Metallurgiques Asbl-Centrum Voor Research In De Metallurgie Vzw | Methode de mesure de la proprete des bandes d'acier |
| JP2012026820A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | ブラスト後の除錆度検査システム |
| JP2016075650A (ja) * | 2014-10-09 | 2016-05-12 | 株式会社フジエンジニアリング | 表面清浄度判定装置および表面清浄度判定プログラム |
| JP2017219348A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | 日本電信電話株式会社 | 撮影画像を用いて金属試料の除錆終点を判定する方法および装置 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP3356479A patent/JPH05172762A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002082061A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-03-22 | Sms Demag Ag | 金属ストリップ材、特に熱間圧延された鋼ストリップ及び高級鋼の表面上の自動的スケール検出のための方法及び装置 |
| WO2009138262A1 (fr) * | 2008-05-14 | 2009-11-19 | Centre De Recherches Metallurgiques Asbl-Centrum Voor Research In De Metallurgie Vzw | Methode de mesure de la proprete des bandes d'acier |
| BE1018132A3 (fr) * | 2008-05-14 | 2010-05-04 | Ct Rech Metallurgiques Asbl | Methode de mesure de la proprete des bandes d'acier. |
| US8483474B2 (en) | 2008-05-14 | 2013-07-09 | Centre de Recherches Métallurgiques asbl—Centrum voor Research in de Metallurgie vzw | Method of measuring the cleanness of steel strip |
| JP2012026820A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | ブラスト後の除錆度検査システム |
| JP2016075650A (ja) * | 2014-10-09 | 2016-05-12 | 株式会社フジエンジニアリング | 表面清浄度判定装置および表面清浄度判定プログラム |
| JP2017219348A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | 日本電信電話株式会社 | 撮影画像を用いて金属試料の除錆終点を判定する方法および装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5592286A (en) | Container flange inspection system using an annular lens | |
| MX9705701A (es) | Metodo y aparato para seguir e inspeccionar un borde o margen. | |
| US20110123091A1 (en) | Detecting Semiconductor Substrate Anomalies | |
| JP2006208259A (ja) | 欠陥検査方法および欠陥検査装置 | |
| JPH05172762A (ja) | 鋼材面の清浄度の判定方法 | |
| WO2022030325A1 (ja) | 検査装置、検査方法およびピストンの製造方法 | |
| JP3241666B2 (ja) | ガラス容器の欠陥検査装置 | |
| JPH1137949A (ja) | 表面疵検知方法及び装置 | |
| JPH11502936A (ja) | ガラス容器の検査方法 | |
| JP4184511B2 (ja) | 金属試料表面の欠陥検査方法及び装置 | |
| JPH0854351A (ja) | 透明シート状成形体の欠陥検査方法 | |
| JP2003247954A (ja) | 円形体周縁部の欠陥検出方法 | |
| JP2002195958A (ja) | 表面検査方法 | |
| JP3523764B2 (ja) | 非金属介在物測定における異物検出装置 | |
| JPH11101750A (ja) | 異物検出方法 | |
| JP3372850B2 (ja) | シリンダブロックのボア巣検査方法 | |
| JP2006145377A (ja) | 塗装面欠陥の検出方法および装置 | |
| JP4269423B2 (ja) | 表面検査装置及び表面検査方法 | |
| JPH09101265A (ja) | Ａｌ板の表面欠陥自動検査法 | |
| JP2924718B2 (ja) | 非金属介在物の検査装置 | |
| JP2000105831A (ja) | 表面欠陥検査装置及び方法 | |
| JPS58184537A (ja) | 硝子ビンのきず検出装置 | |
| JPH02190707A (ja) | 表面欠陥の検査方法及び装置 | |
| JPH0462406A (ja) | 軸受の表面性状検査方法および装置 | |
| JP2002365025A (ja) | 研磨面の検出判定方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |