JPH05169028A - 超音波振動子の接着方法 - Google Patents
超音波振動子の接着方法Info
- Publication number
- JPH05169028A JPH05169028A JP35401691A JP35401691A JPH05169028A JP H05169028 A JPH05169028 A JP H05169028A JP 35401691 A JP35401691 A JP 35401691A JP 35401691 A JP35401691 A JP 35401691A JP H05169028 A JPH05169028 A JP H05169028A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- adhesive
- vibrator
- diaphragm
- ultrasonic vibrator
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
［目的］金属箔を組込んで接着層の厚みを均一にして接
着力、導通性を改良する。 ［構成］超音波振動板と超音波振動子とに接するように
複数本の金属箔を介在させ、金属箔を除いた箇所の超音
波振動板と超音波振動子とを均一な接着層を形成するよ
うに接着剤で接着した超音波振動子の接着方法。
着力、導通性を改良する。 ［構成］超音波振動板と超音波振動子とに接するように
複数本の金属箔を介在させ、金属箔を除いた箇所の超音
波振動板と超音波振動子とを均一な接着層を形成するよ
うに接着剤で接着した超音波振動子の接着方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動子の接着方
法に関するものである。
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、気中や液中に振動を伝達する装置
には、圧電素子を接着した超音波振動板が設けられてい
る。前記の超音波振動板には、ステンレス、チタン、タ
ンタル、黄銅、マグネシューム、アルミニウム等の金属
や、ポリ塩化ビニールやポリフッ化ビリニデン等の樹脂
やパイレックス、石英等のガラスが用いられていた。超
音波振動子が廻り込み電極でなく、上下に分割されてい
る時、その下電極（マイナス）を超音波振動板に接触さ
せることは、一方で接着力を得なければならず、他方
で、接合し、電気抵抗を低下させなければならず、相反
関係にある。
には、圧電素子を接着した超音波振動板が設けられてい
る。前記の超音波振動板には、ステンレス、チタン、タ
ンタル、黄銅、マグネシューム、アルミニウム等の金属
や、ポリ塩化ビニールやポリフッ化ビリニデン等の樹脂
やパイレックス、石英等のガラスが用いられていた。超
音波振動子が廻り込み電極でなく、上下に分割されてい
る時、その下電極（マイナス）を超音波振動板に接触さ
せることは、一方で接着力を得なければならず、他方
で、接合し、電気抵抗を低下させなければならず、相反
関係にある。
【０００３】図２に示すように、超音波振動板１に超音
波振動子２の（ー）電極側を接触させ、周囲を接着剤で
接着層３を形成するように接着する。前記従来例にあっ
ては電気抵抗を低下させることはできるが、接着力が弱
いという欠点があった。図３に示す超音波振動板１と超
音波振動子２との間に接着剤を介在させ接着層３を形成
するように接着したものは、接着力を増すようにする
と、接着層３が厚くなり、共振周波数と音響変換能率が
低下する。そして、超音波振動子と超音波振動板とが接
触しなくなる。逆に接触させようとすると、接着剤はほ
とんど付着せず、接着力は得られない。又、図４に示す
ように、超音波振動子２の一部を超音波振動板１を接触
させ、他の部分に接着剤で傾斜状態に接着層３を形成す
るように接着する。この例の場合は、均一な音響特性を
得ることができない。
波振動子２の（ー）電極側を接触させ、周囲を接着剤で
接着層３を形成するように接着する。前記従来例にあっ
ては電気抵抗を低下させることはできるが、接着力が弱
いという欠点があった。図３に示す超音波振動板１と超
音波振動子２との間に接着剤を介在させ接着層３を形成
するように接着したものは、接着力を増すようにする
と、接着層３が厚くなり、共振周波数と音響変換能率が
低下する。そして、超音波振動子と超音波振動板とが接
触しなくなる。逆に接触させようとすると、接着剤はほ
とんど付着せず、接着力は得られない。又、図４に示す
ように、超音波振動子２の一部を超音波振動板１を接触
させ、他の部分に接着剤で傾斜状態に接着層３を形成す
るように接着する。この例の場合は、均一な音響特性を
得ることができない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来例
によれば、接着層厚の制御ができず、特に高周波の場
合、接着層厚みが無視できなくなり、特性が得られな
い。このようなことから、接着力が得られない、電極接
触ができない、音響特性が得られない、不良が発生する
欠点があった。又、超音波振動板が樹脂やガラスの場合
には（ー）電極を引出すことができない欠点があった。
そこで、本発明においては、金属箔を組込むことによ
り、接着層厚みを一定化し、（ー）電極を接触させ、接
着力と導通性、音響特性を改良することができる超音波
振動子の接着方法を提供するのが目的である。
によれば、接着層厚の制御ができず、特に高周波の場
合、接着層厚みが無視できなくなり、特性が得られな
い。このようなことから、接着力が得られない、電極接
触ができない、音響特性が得られない、不良が発生する
欠点があった。又、超音波振動板が樹脂やガラスの場合
には（ー）電極を引出すことができない欠点があった。
そこで、本発明においては、金属箔を組込むことによ
り、接着層厚みを一定化し、（ー）電極を接触させ、接
着力と導通性、音響特性を改良することができる超音波
振動子の接着方法を提供するのが目的である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、超音波振動板と超音波振動子とに接するよ
うに複数枚の金属箔を介在させ、金属箔を除いた箇所の
超音波振動板と超音波振動子とを均一な接着層を形成す
るように接着剤で接着した超音波振動子の接着方法を構
成したものである。
するために、超音波振動板と超音波振動子とに接するよ
うに複数枚の金属箔を介在させ、金属箔を除いた箇所の
超音波振動板と超音波振動子とを均一な接着層を形成す
るように接着剤で接着した超音波振動子の接着方法を構
成したものである。
【０００６】
【作用】本発明は前記のように構成したもので、金属箔
が振動伝達を行うと共に超音波振動子に電気信号を供給
する役目をする。それ故、金属箔に超音波発生器のリー
ド線を連結して電極の役目を果させる。
が振動伝達を行うと共に超音波振動子に電気信号を供給
する役目をする。それ故、金属箔に超音波発生器のリー
ド線を連結して電極の役目を果させる。
【０００７】
【実施例】本発明の一定実施例を図１に基ずいて詳細に
説明すると、超音波振動板１と上下に電極が分割された
超音波振動子２のマイナス電極との間に接着層３を均一
に形成させるように接着剤で接着する。この接着層３の
一部に超音波振動板１と超音波振動子２とに接するよう
に金箔等の金属箔４，４……を複数個介在させて接着す
る。
説明すると、超音波振動板１と上下に電極が分割された
超音波振動子２のマイナス電極との間に接着層３を均一
に形成させるように接着剤で接着する。この接着層３の
一部に超音波振動板１と超音波振動子２とに接するよう
に金箔等の金属箔４，４……を複数個介在させて接着す
る。
【０００８】本実施例は前記のように構成したもので、
通常は超音波発生器５の一方のリード線を超音波振動子
２の（＋）電極側に接続し、他方のリード線を超音波振
動板１に接続する。そして、超音波発生器５からの信号
で超音波振動子２で電気ー機械振動に変換し、接着層３
を通して超音波振動板１に伝達し、これより音響に変換
される。一方、金属箔４は振動伝達を行うが、超音波振
動子２の（ー）電極と超音波振動板１とに接触し、超音
波振動板１を片電極として超音波発生器のリード線を連
結し、超音波振動子２に電気信号を供給する役目を行
う。したがって、超音波振動板１が樹脂やガラスの場合
絶縁性があるから、金属箔を直接引出して電気信号を供
給できるようにする。
通常は超音波発生器５の一方のリード線を超音波振動子
２の（＋）電極側に接続し、他方のリード線を超音波振
動板１に接続する。そして、超音波発生器５からの信号
で超音波振動子２で電気ー機械振動に変換し、接着層３
を通して超音波振動板１に伝達し、これより音響に変換
される。一方、金属箔４は振動伝達を行うが、超音波振
動子２の（ー）電極と超音波振動板１とに接触し、超音
波振動板１を片電極として超音波発生器のリード線を連
結し、超音波振動子２に電気信号を供給する役目を行
う。したがって、超音波振動板１が樹脂やガラスの場合
絶縁性があるから、金属箔を直接引出して電気信号を供
給できるようにする。
【０００９】
【発明の効果】本発明は前記のように構成したもので、
超音波振動子と超音波振動板との間に金属箔を注込むこ
とにより接着層の厚みを一定化して均一にすることがで
き、接着力及び共振周波数の均一化ができる。しかも、
確実に超音波振動子と超音波振動板間の接触が行われ、
接触抵抗の低下ができ、超音波振動板を通して確実に電
気信号を供給できる。それ故、この接着方法により得ら
れた製品は、超音波振動板の電極接触と接着力を得て確
実に振動伝達を行う、振動ユニットやスピーカに応用す
ることができる。特に、共振用周波数が極めて高い振動
ユニットとしては、共振用周波数のバラツキを抑え込
み、品質向上に役立ち、広範囲な応用が可能である。
超音波振動子と超音波振動板との間に金属箔を注込むこ
とにより接着層の厚みを一定化して均一にすることがで
き、接着力及び共振周波数の均一化ができる。しかも、
確実に超音波振動子と超音波振動板間の接触が行われ、
接触抵抗の低下ができ、超音波振動板を通して確実に電
気信号を供給できる。それ故、この接着方法により得ら
れた製品は、超音波振動板の電極接触と接着力を得て確
実に振動伝達を行う、振動ユニットやスピーカに応用す
ることができる。特に、共振用周波数が極めて高い振動
ユニットとしては、共振用周波数のバラツキを抑え込
み、品質向上に役立ち、広範囲な応用が可能である。
【００１０】
【図１】本発明に係る超音波振動子の接着方法を示す断
面図。
面図。
【図２】従来例の断面図。
【図３】従来例の断面図。
【図４】従来例の断面図。
１ 超音波振動板 ２ 超音波振動子 ３ 接着層 ４ 金属箔 ５ 超音波発生器
Claims (1)
- 【請求項１】 超音波振動板と超音波振動子とに接する
ように複数枚の金属箔を介在させ、金属箔を除いた箇所
の超音波振動板と超音波振動子とを均一な接着層を形成
するように接着剤で接着したことを特徴とする超音波振
動子の接着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35401691A JPH05169028A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 超音波振動子の接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35401691A JPH05169028A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 超音波振動子の接着方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05169028A true JPH05169028A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18434748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35401691A Pending JPH05169028A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 超音波振動子の接着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05169028A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006023250A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Toyota Motor Corp | 接着材層の厚みを管理された圧電式振動検出／抑制装置 |
| KR101018560B1 (ko) * | 2007-01-15 | 2011-03-03 | 파나소닉 전공 주식회사 | 초음파 발생 장치 및 이것을 이용한 피부 케어 장치 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP35401691A patent/JPH05169028A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006023250A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Toyota Motor Corp | 接着材層の厚みを管理された圧電式振動検出／抑制装置 |
| KR101018560B1 (ko) * | 2007-01-15 | 2011-03-03 | 파나소닉 전공 주식회사 | 초음파 발생 장치 및 이것을 이용한 피부 케어 장치 |
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