JPH05165525A - 物体取出順決定方法 - Google Patents

物体取出順決定方法

Info

Publication number
JPH05165525A
JPH05165525A JP3353676A JP35367691A JPH05165525A JP H05165525 A JPH05165525 A JP H05165525A JP 3353676 A JP3353676 A JP 3353676A JP 35367691 A JP35367691 A JP 35367691A JP H05165525 A JPH05165525 A JP H05165525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
pythagoras
area value
maximum
calculated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3353676A
Other languages
English (en)
Inventor
Morio Muto
守男 武藤
Yasushi Tanaka
泰 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP3353676A priority Critical patent/JPH05165525A/ja
Publication of JPH05165525A publication Critical patent/JPH05165525A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の物体に邪魔されず容易に物体を取り出す
こと。 【構成】 部品2の2値画像図形から面積値、重心位置
を求めるとともに、これに併せてピタゴラス最大長を求
めるようにした。ピタゴラス最大長を求めるに際して
は、まず理想的なピタゴラス最大長Pを算出する。次い
で実際のピタゴラス最大長P´を各部品2毎に求めた
後、誤差=P−P´を求め、誤差の小さいものが取り易
い姿勢であるとし、その差の小さいものから順に取り出
すようにした。 【効果】 取り易さが取り出し順の決定要因とされるた
め、たとえば各部品2が重なった状態にあって、下側に
位置する部品2の面積値が大きい場合でも、取り易い部
品2の判断が可能となり、他の部品2に邪魔されず容易
に部品を取り出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、理想の姿勢に近い部品
を優先させて取出す物体取出順決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像のディジタル化は、画面の標本化、
濃度値の量子化及びそれを1次元的処理で実行するため
の走査という諸作業を含む。この結果、画像は2次元平
面の正方格子上の標本点の濃度値の2次元配列として表
現される。
【0003】ところで、対象画像から意味のある特徴を
取出す過程においては、基本的な処理をいくつか組み合
わせたかなり複雑な手順が必要となる。その一例として
領域の抽出があり、濃淡画像から物体を図形成分として
分離する典型的な処理手順においては、閾値処理があ
る。もし入力画像にランダム雑音が多ければ平滑化を、
また図形の輪郭がぼけている場合には差分を用いたエッ
ジの鮮鋭化を、更にシェージングのようなゆるやかに変
化する雑音に対しては、低周波抑制の処理等を必要とす
る。よって、処理手順は、平滑化〜強調(鮮鋭化)〜閾
値処理となる。
【0004】他の例として、境界線の抽出があり、図形
の境界線を線図形として抽出するために、典型的な処理
手順である閾値処理〜境界追跡及び差分処理〜閾値処理
〜細線化がある。前者は上記の領域の抽出手順の最後に
境界追跡を加えた手順であり、その結果は図形の輪郭を
表す閉曲線となる。後者の手順における差分処理は一種
の画像強調前処理である。次の閾値処理で差分の出力が
大きいところ、すなわち輪郭線らしいところが1、それ
以外は0の2値画像が得られ、更に細線化によって最終
的な線図形に変換される。
【0005】従来では、このような画像処理技術を用い
て部品の取出し順を決定する際、図1に示すような構成
のシステムが用いられている。つまり、パレット1上に
置かれた複数の部品2に対しリングライト3によって光
を投射する。各部品2からの反射光をCCDカメラ4に
よって取込む。CCDカメラ4からの画像信号たるビデ
オ信号は画像処理装置5によって2値化処理される。こ
の2値化処理においては、面積値や重心位置等が求めら
れる。2値化処理の結果は、モニタTV6によって映し
出される。
【0006】画像処理装置5による処理結果から面積値
の大きい順に部品の取出順位が決定される。このように
して決定された取出順位データがホストコンピュータ7
に出力される。この取出順位データに基づいた情報は、
モニタTV8によって映し出される。ホストコンピュー
タ7からはたとえばマニュピレータ(図示省略)に対し
て取出順位データに基づいた制御信号が出力される。こ
のようにして、パレット1上に置かれた複数の部品2か
ら取り易いものが順にマニュピレータによって取り出さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、部品の取出
順位を決定する場合には、面積値や重心位置等に加えて
部品2の載置状態である形状特微量を加味する必要があ
る。これは、それぞれの部品2が重なった状態にあると
き、下側に位置する部品2の面積値が大きい場合もあ
り、このような場合には結果的に下に位置する部品2が
取り出しのための情報の邪魔となってしまうことがある
からである。したがって、面積値や重心位置等に加えて
取出し易い状態に置かれた部品2の判断処理が必要とさ
れる。
【0008】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、面積値や重心位置等に加えて形状特微量を
も加味することにより部品を取り易くすることができる
物体取出順決定方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の物体取出順決定
方法は、上記目的を達成するために、画像信号を2値化
するステップと、2値化されたデータからピタゴラス最
大値を算出するステップと、予め求められている理想的
な2値化されたデータからの理想ピタゴラス最大値と前
記ピタゴラス最大値との差を求めるステップと、この差
に基づき、差の小さい部品の取出し順位を高くするよう
に部品の取出し順を決定するステップとを含むことを特
徴とする。
【0010】
【作用】本発明の物体取出順決定方法では、物体の2値
画像図形から面積値、重心位置を求めるとともに、これ
に併せてピタゴラス最大長を求めるようにしたものであ
る。ピタゴラス最大長を求めるに際しては、まず理想的
なピタゴラス最大長を算出し、次いで実際のピタゴラス
最大長を各物体に求めた後、その差を求め、差の小さい
ものが取り易い姿勢であるとし、その差の小さいものか
ら順に取り出すようにした。
【0011】したがって、取り易さが取り出し順の決定
要因とされるため、たとえば各物体が重なった状態にあ
って、下側に位置する物体の面積値が大きい場合でも、
取り易い物体の判断が可能となり、下の物体の2次元画
像情報に邪魔されず容易に物体を取り出すことができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。なお、以下の実施例におけるシステム構成
は図1と共通するため、同図を援用して説明する。パレ
ット1上に置かれた複数の部品2に対しリングライト3
によって光を投射して、各部品2からの反射光をCCD
カメラ4によって取込む。CCDカメラ4からの画像信
号たるビデオ信号は画像処理装置5によって2値化処理
される。この2値化処理においては、面積値、重心位置
及びピタゴラス最大長が求められる。
【0013】ここで、ピタゴラス最大長について説明す
ると、立体部品の2値化画像は長方形で得られる。そこ
で、理想的な2値画像図形におけるピタゴラス最大長
は、図2に示すように、2値画像図形の縦及び横の寸法
をそれぞれy,xとすると、次のようにして求められ
る。
【0014】つまり、2値画像図形の 面積値A=x・y ……… であり、 縦横比K=x/y ……… である。したがって、理想的なピタゴラス最大長Pは、 P=(x2 +y21 / 2 ……… である。理想的な縦横比Kは、〜式により、 K=(P2 ±(P4 −4A21 / 2 )/2A ………
【0015】更に、画像処理装置5によって求められる
実際のピタゴラス最大長P´は、式により P´=(A(K2 +1))/K である。したがって、理想的なピタゴラス最大長Pに最
も近い実際のピタゴラス最大長P´が部品の取り易さを
表すことになる。
【0016】ちなみに、理想的な2値画像図形は2値化
レベル(閾値)によって図3に示すような変化がみられ
る。
【0017】つまり、同図(a´)に示す状態の部品2
における2値画像図形に対し、同図(a)に示すヒスト
グラムにおける濃度レベルを0〜255まで変化させた
場合、2値化レベルを0としたとき、同図(b)に示す
ように、斜線部分全体が2値画像図形とされる。2値化
レベルを50としたとき、同図(c)に示すように、部
品2中の斜線部分が2値画像図形とされる。2値化レベ
ルを150としたとき、同図(d)に示すように、部品
2中の斜線部分が2値画像図形とされる。2値化レベル
を255としたとき、同図(e)に示すように、部品2
の2値画像図形が得られない。
【0018】したがって、同図(c)に示すように、2
値化レベルを50としたとき最も理想的な2値画像図形
が得られる。
【0019】続いて、物体取出順決定方法を図4のフロ
ーを用いて説明する。まず、それぞれの部品2を識別す
るために、ラベリングによってたとえば1〜nまでの符
号を付す(ステップ401)。そしてまず符号1の部品
2の2値画像図形から面積及びピタゴラス最大長を判別
する(ステップ402,403)。この判別は、i=n
になるまで順に行われる(ステップ404,405)。
【0020】全ての部品2に対し面積及びピタゴラス最
大長の判別を終えた後、ピタゴラス最大長の誤差の小さ
い順に部品2を並べ換える(ステップ406)。部品2
の並べ換えを終えた後、この並び順に部品2の取り出し
を行う。
【0021】このように、本実施例では、部品2の2値
画像図形から面積値、重心位置を求めるとともに、これ
に併せてピタゴラス最大長を求めるようにした。ピタゴ
ラス最大長を求めるに際しては、まず理想的なピタゴラ
ス最大長Pを算出する。次いで実際のピタゴラス最大長
P´を各部品2毎に求めた後、誤差=P−P´を求め、
誤差の小さいものが取り易い姿勢であるとし、その差の
小さいものから順に取り出すようにした。
【0022】したがって、取り易さが取り出し順の決定
要因とされるため、たとえば各部品2が重なった状態に
あって、下側に位置する部品2の面積値が大きい場合で
も、取り易い部品2の判断が可能となり、下の部品2の
2次元画像情報に邪魔されず容易に部品を取り出すこと
ができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の物体取出
順決定方法によれば、物体の2値画像図形から面積値、
重心位置を求めるとともに、これに併せてピタゴラス最
大長を求めるようにしたものである。ピタゴラス最大長
を求めるに際しては、まず理想的なピタゴラス最大長を
算出し、次いで実際のピタゴラス最大長を各物体に求め
た後、その差を求め、差の小さいものが取り易い姿勢で
あるとし、その差の小さいものから順に取り出すように
した。
【0024】したがって、取り易さが取り出し順の決定
要因とされるため、たとえば各物体が重なった状態にあ
って、下側に位置する物体の面積値が大きい場合でも、
取り易い物体の判断が可能となり、下の物体の2次元画
像情報に邪魔されず容易に物体を取り出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の物体取出順決定装置のシステム構成の一
例を示す図である。
【図2】本発明の物体取出順決定方法に係るピタゴラス
最大長を説明するための図である。
【図3】図1の物体取出順決定方法に係る2値化レベル
を変えた場合の理想的な2値画像図形の変化を示す図で
ある。
【図4】図1の物体取出順決定方法の手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 パレット 2 部品 3 リングライト 4 CCDカメラ 5 画像処理装置 6,8 モニタTV 7 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/62 400 9287−5L 15/70 460 Z 9071−5L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を2値化するステップと、 2値化されたデータからピタゴラス最大値を算出するス
    テップと、 予め求められている理想的な2値化されたデータからの
    理想ピタゴラス最大値と前記ピタゴラス最大値との差を
    求めるステップと、 この差に基づき、差の小さい部品の取出し順位を高くす
    るように部品の取出し順を決定するステップとを含むこ
    とを特徴とする物体取出順決定方法。
JP3353676A 1991-12-18 1991-12-18 物体取出順決定方法 Pending JPH05165525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3353676A JPH05165525A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 物体取出順決定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3353676A JPH05165525A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 物体取出順決定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05165525A true JPH05165525A (ja) 1993-07-02

Family

ID=18432464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3353676A Pending JPH05165525A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 物体取出順決定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05165525A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000854A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Yaskawa Electric Corp ピッキングシステム
WO2022153345A1 (ja) * 2021-01-12 2022-07-21 三菱電機株式会社 制御装置、ロボットシステムおよび制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000854A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Yaskawa Electric Corp ピッキングシステム
WO2022153345A1 (ja) * 2021-01-12 2022-07-21 三菱電機株式会社 制御装置、ロボットシステムおよび制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3490482B2 (ja) エッジ及び輪郭抽出装置
JP4427052B2 (ja) 画像処理装置および領域追跡プログラム
CN111415364A (zh) 一种计算机视觉中图像分割样本的转换方法、***及存储介质
US7440636B2 (en) Method and apparatus for image processing
JPH05165525A (ja) 物体取出順決定方法
JP3460356B2 (ja) 円ないし楕円の検出方法およびその装置
JP4221534B2 (ja) 2値画像の特徴量抽出方法
JPH1038542A (ja) 物体認識方法及び装置並びに記録媒体
JP3164835B2 (ja) 人物画像認識における前処理方法および後処理方法
US10134163B2 (en) Dynamic detection of an object framework in a mobile device captured image
JP3016687B2 (ja) 画像処理装置
CN115410196B (zh) 一种基于复杂背景下的小目标识别***
JP3041056B2 (ja) 半導体ペレットの検出方法
CN117173225A (zh) 一种用于复杂pcb的高精度配准方法
JPH07230549A (ja) 画像処理装置およびその方法
JPH07239911A (ja) 二値化処理方法
CN117094974A (zh) 基于图像的缺陷检测方法、装置、电子设备及存储介质
CN111783790A (zh) 一种手绘图预处理方法及装置
CN112183272A (zh) 一种基于svm分类器的拍照找料方法、***及存储介质
JPH0385984A (ja) 画像認識装置
JPH09128542A (ja) 画像認識検索装置
JPH0652355A (ja) 文字切り出し方法、並びに、文字認識装置
JPH07160858A (ja) 移動体検出方法および装置
JPH0718810B2 (ja) パターン検査方法
JPH0312788A (ja) 移動体検出装置