JPH0516406Y2 - - Google Patents

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JPH0516406Y2
JPH0516406Y2 JP7662088U JP7662088U JPH0516406Y2 JP H0516406 Y2 JPH0516406 Y2 JP H0516406Y2 JP 7662088 U JP7662088 U JP 7662088U JP 7662088 U JP7662088 U JP 7662088U JP H0516406 Y2 JPH0516406 Y2 JP H0516406Y2
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sleeve
hole
screw
sealing member
diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、内奥にアンダーカツトと称される
拡径孔部を有する孔に植設される埋込みねじの植
設構造に関する。
(従来技術) 被固定体、例えば、固化したコンクリートに対
して構造物を取付けるには、コンクリートにアン
カーボルトや埋込みねじを植設してこれを利用す
る手法が実施されている。
上記するように、被固定体に対して内奥に拡径
孔部を有する孔を穿ち、この孔に抜止めを図つて
埋込みねじを植設する構造は既に本出願人によつ
ていくつかの提案がなされている。
第7図は従来より使用されている埋込みねじの
斜視図である。
この埋込みねじは、ボルト身部2下方に連設し
た張出顎3に下向きに末拡がり状にテーパ面4を
形成したねじ本体1と、上端部に薄肉連結部を残
して下端面から切り込んだスリツトにより複数個
の展開片6を形成した展開スリーブ5と、筒状を
なし、中孔の両端部に雌ねじ8,9を設け、外端
面にドライバー係合溝10を形設したスリーブ本
体7とを組合せたもので、その植設には、第8図
に示すように、被固定体Aに内奥に拡径孔部Cを
有する孔Bを穿ち、該孔Bに、まず、ねじ本体1
を挿入してその張出顎3を拡径孔部Cに臨ませ、
次いで展開スリーブ5をボルト身部2に緩挿して
テーパ面4上に載せ、別途用意した略展開スリー
ブ5と同一径をなす打込み筒を用いて展開スリー
ブ5を槌打して展開スリーブ5の各展開片6をテ
ーパ面4上に展開させ、この後、ドライバーを使
用してスリーブ本体7をボルト身部2にねじ込ん
で固定し、スリーブ本体7の上側雌ねじ8を埋込
みねじとしてボルトEをねじ込んで構造物Dの取
付けに使用するものである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記するような埋込みねじ植設構造
からすると、拡径孔部C壁面には展開スリーブ5
の各展開片6だけが強圧着状態に引つ掛かつて構
造物D側からの荷重を受止め、埋込みねじと孔壁
との間に〓間が存在するため、構造物取付け後の
構造物Dの動き、例えば、構造物Dが振動したり
すると、これが拡径孔部C壁面に強圧着状態にあ
る展開スリーブ5に伝達されて経時的に拡径孔部
C壁面の摩耗崩壊が生じ、この拡径孔部C壁面の
摩耗崩壊は次第に拡径孔部C上端から孔B部壁面
へと移行して孔口に向けて進行するようになる。
こうなると次第に埋込みねじ植設強度が低下して
構造物Dの取付けに緩みを生じるようになり、埋
込みねじの信頼性が損なわれる。
この考案は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、拡径孔部壁面の摩耗崩壊を抑制し、埋込みね
じ植設強度の低下を軽減して信頼性の高い埋込み
ねじ植設構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するためのこの考案の要旨と
するところは、下部にテーパ面を有するねじ本体
と、ねじ本体に緩挿される展開スリーブと、ねじ
本体にねじ込まれるスリーブ本体を組合せてな
り、植設すべき孔の内奥に形成した拡径孔部に展
開スリーブを展開させて抜止めを図る埋込みねじ
植設構造において、ねじ本体に対するスリーブ本
体のねじ込みによつて直径を大きくして拡径孔部
近傍の孔壁の〓間を封鎖する可変径の封鎖部材を
スリーブ本体と展開スリーブ間に配装したことを
特徴とする埋込みねじ植設構造にある。
(作用) 上記のように構成したこの考案によれば、拡径
孔部を有する孔に植設した状態で、拡径孔部近傍
の孔壁の〓間が封鎖部材によつて封鎖されるの
で、孔内における埋込みねじの心振れ方向の動き
が規制され、拡径孔部壁面に強圧着状態下にある
展開スリーブの動きに基づく拡径孔部の摩耗崩壊
を軽減する。しかも、拡径孔部壁面が摩耗崩壊し
て生じる屑粉は拡径孔部外には出られず拡径孔部
内に封じ込められるので、これが爾後の拡径部壁
面の摩耗崩壊の進行に対する抵抗となり、経時的
な埋込みねじ植設強度の低下を軽減する。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。
第1図はこの考案の使用態様を示す縦断面図、
第2図は封鎖部材の斜視図である。
第7図と共通若しくは対等部分については、同
一符号を用いる。
この考案では、ねじ本体1、展開スリーブ5及
びスリーブ本体7を組合せてなる埋め込みねじに
おいて、スリーブ本体7と展開スリーブ5間に、
ねじ本体1に対するスリーブ本体7のねじ込みに
よつて直径を大きくする可変径の封鎖部材11を
配装する。
この封鎖部材11は、常態においては略スリー
ブ本体7と同径で筒状をなし、変径のための縦割
り状の割れ目12が設けており、その内面は、上
口向きに拡径状にテーパ面13に形成し、また、
スリーブ本体7の下端部はこの封鎖部材11内に
圧入して変径を図るべく、封鎖部材11のテーパ
面13に適合したテーパ面14に形成している。
尚、封鎖部材11の変径に当たつて、その全体
的均等変径を図る上からハリーブ本体7下端部は
略封鎖部材11の下端部近傍まで進入するように
している。
また、封鎖部材11の割れ目12部は、変径後
に〓間を生じさせないように、第3図に示すよう
に常態における割れ目12部を段差なく重ね合わ
せた構成とするのが好ましい。
封鎖部材11は、上記する実施例(第1実施
例)の他、さまざまな形態に実施し得るもので、
第5図に示す第2実施例の封鎖部材は、その基本
的主体構成は、上記する第1実施例のものと同じ
くするが、封鎖部材11内面には、その上口部及
び下口部に外向けに拡径状とするテーパ面15
a,15bを形成し、この下口側テーパ面15b
に対応して外面を下向き拡径状のテーパ面17に
形成した補助リング16を予め展開スリーブ5と
スリーブ本体7との間に配装し、ねじ本体1に対
するスリーブ本体7のねじ込みで封鎖部材11の
下口側からは補助リング16が圧入されて封鎖部
材11の全体的均等変径が図られるようにしたも
のである。
第6図に示す第3実施例の封鎖部材とてしは、
その下口側からは補助リング16が圧入されて封
鎖部材11が全体的に均等変径が図られるように
した構成では上記する第2実施例のものと共通す
るが、この実施例では、封鎖部材11内面の中心
線に対する両方のテーパ面15a,15bの角度
を大きくしており、また、展開状態にある展開ス
リーブ5の上端面に補助リング16の下端面が全
面的に接触安定し、封鎖部材11、補助リング1
6及び展開スリーブ5等の関連部材間に生じる〓
間を極力小さくするようにしたものである。
尚、上記する各実施例において、各封鎖部材は
スリーブ本体と別体構成のものを示したが、スリ
ーブ本体下端部を薄肉形状にするとか、スリーブ
本体下端部に縦割り状にスリツト等を設けてスリ
ーブ本体下端部を全周的に可変径構成にし、この
スリーブ本体下端部が上記する拡径補助リング相
当部材上に乗り上げて変径するようにスリーブ本
体と封鎖部材を一体化した構成にすることも勿論
実施可能である。
(考案の効果) 上記のごとく構成したこの考案の埋込みねじ植
設構造によれば、次のような効果を奏する。
(1) 展開スリーブ上方で拡径孔部近傍の孔壁の〓
間を封鎖部材により封鎖するから、埋込みねじ
として使用時に埋込みねじのね心振れ方向の動
きが規制され、拡径孔部壁面に構造物の荷重を
受け止めて強圧着状態にある展開スリーブの動
きに基づく拡径孔部壁面の摩耗崩壊を軽減して
埋込みねじ植設強度の低下を軽減する。
(2) 構造物の振動等が埋込みねじに伝達され、拡
径部壁面に対して強圧着状態にある展開スリー
ブの各展開片の微振動的な動きで、たとえ、拡
径部壁面の摩耗崩壊が生じても、その屑粉は封
鎖部材によつて拡径孔部内に封じ込めて外に出
られないから、この封じ込め屑粉の存在が爾後
の拡径孔部壁面の摩耗崩壊を軽減し、経時的に
拡径部壁面の摩耗崩壊が原因して構造物の取付
けに緩みを生じることがなく、埋込みねじの信
頼性を高くする。
(3) 埋込みねじの植設に当たつて、作業としては
従来と殆ど変わるところがなく、作業性が良く
広範に適用可能であり、特に、天井等において
下向き荷重の掛かる埋込みねじの植設に有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の使用態様を示す縦断面図、
第2図は封鎖部材の斜視図、第3図は同封鎖部材
の断面図、第4図は封鎖部材の変形実施例の斜視
図、第5図はこの考案の第2実施例の使用態様を
示す縦断面図、第6図は同じくこの考案の第3実
施例の使用態様を示す縦断面図、第7図は従来の
埋込みねじの分解斜視図、第8図は従来の埋込み
ねじの使用態様を示す縦断面図である。 1……ねじ本体、2……ボルト身部、3……張
出顎、4……テーパ面、5……展開スリーブ、6
……展開片、7……スリーブ本体、8,9……雌
ねじ、10……ドライバー係合溝、11……封鎖
部材、12……割れ目、13,14,15,17
……テーパ面、16……補助リング、A……被固
定体、B……孔、C……拡径孔部、D……構造
物、E……取付けボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部にテーパ面を有するねじ本体と、ねじ本体
    に緩挿される展開スリーブと、ねじ本体にねじ込
    まれるスリーブ本体を組合せてなり、植設すべき
    孔の内奥に形成した拡径孔部に展開スリーブを展
    開させて抜止めを図る埋込みねじ植設構造におい
    て、ねじ本体に対するスリーブ本体のねじ込みに
    よつて直径を大きくして拡径孔部近傍の孔壁の〓
    間を封鎖する可変径の封鎖部材をスリーブ本体と
    展開スリーブ間に配送したことを特徴とする埋込
    みねじ植設構造。
JP7662088U 1988-06-09 1988-06-09 Expired - Lifetime JPH0516406Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7662088U JPH0516406Y2 (ja) 1988-06-09 1988-06-09

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JP7662088U JPH0516406Y2 (ja) 1988-06-09 1988-06-09

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Publication Number Publication Date
JPH01180002U JPH01180002U (ja) 1989-12-25
JPH0516406Y2 true JPH0516406Y2 (ja) 1993-04-30

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JP7662088U Expired - Lifetime JPH0516406Y2 (ja) 1988-06-09 1988-06-09

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