JPH05164053A - 油圧式ダイアフラムポンプ - Google Patents

油圧式ダイアフラムポンプ

Info

Publication number
JPH05164053A
JPH05164053A JP35220291A JP35220291A JPH05164053A JP H05164053 A JPH05164053 A JP H05164053A JP 35220291 A JP35220291 A JP 35220291A JP 35220291 A JP35220291 A JP 35220291A JP H05164053 A JPH05164053 A JP H05164053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
pump
diaphragm
chamber
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35220291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Nomura
和央 野村
Kazuyuki Yunoki
一行 柚木
Eiji Ono
栄嗣 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP35220291A priority Critical patent/JPH05164053A/ja
Publication of JPH05164053A publication Critical patent/JPH05164053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイアフラムの耐久性を低下させることなく
ポンプ効率を向上させる。 【構成】 往復運動を行うプランジャ5を挿通したオイ
ル作動室4と、搬送流路に介在されるポンプ室8と、両
室4,8を区画するダイアフラム7とを備える。プラン
ジャ5の変位にともなうオイル作動室4のオイルの流動
によりダイアフラム7をたわませることによって流体の
吸入および吐出を行う。ポンプ室8に通じる流体吸入路
28にフィードポンプ13が設けられ、またオイル作動
室4にオイルを補充するオイル補充路30にオイルポン
プ2が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジンの高圧
燃料噴射システム等に使用されるもので、プランジャの
変位にともなうオイルの流動によりダイアフラムをたわ
ませることによって燃料(流体)の吸入および吐出を行
う油圧式のダイアフラムポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧式ダイアフラムポンプの一例
が図2に示されている。このポンプは、往復運動を行う
プランジャ5を設けたオイル作動室4と、搬送流路に介
在されるポンプ室8と、その両室4,8を区画するダイ
アフラム7とを備え、前記プランジャ5の変位にともな
うオイル作動室4のオイルの流動によりダイアフラム7
をたわませることによって流体である燃料の吸入および
吐出を行うようになっている。なお前記オイル作動室4
にはオイルを補充するオイル補充穴14が設けられ、そ
の補充穴14に逆止弁からなるオイル補充弁3が取り付
けられている。また前記のようなダイアフラムポンプ
は、例えば実開昭55−88088号公報に開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ダイアフラムポン
プによると、ポンプ室8に燃料タンク11の燃料を吸い
込み力のみによって吸入している。また燃料タンク11
の燃料には、その燃料の攪拌、減圧沸騰などによりエア
ーが発生する。したがって、吸い込み力のみによって燃
料を吸入しようとすると、その燃料に含まれるエアーに
よってポンプ効率が低下される。またその対策として、
ポンプ室8に吸入される流体をフィードポンプによって
フィード圧をかけてポンプ室8に圧送し、ポンプ効率を
高めようとした場合、ダイアフラム7が過剰にたわんで
破損を生じやすくその耐久性を低下させることが予測さ
れる。
【0004】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的はダイアフラム
の耐久性を低下させることなくポンプ効率を向上するこ
とのできる油圧式ダイアフラムポンプを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の油圧式ダイアフラムポンプは、往復運動を行うプラ
ンジャを設けたオイル作動室と、搬送流路に介在される
ポンプ室と、オイル作動室とポンプ室とを区画するダイ
アフラムとを備え、前記プランジャの変位にともなうオ
イル作動室のオイルの流動によりダイアフラムをたわま
せることによって流体の吸入および吐出を行う油圧式ダ
イアフラムポンプにおいて、前記ポンプ室に通じる流体
吸入路にフィードポンプが設けられ、さらに前記オイル
作動室にオイルを補充するオイル補充路にオイルポンプ
が設けられている。
【0006】
【作用】前記油圧式ダイアフラムポンプによれば、ポン
プ室に吸入される流体にフィードポンプによってフィー
ド圧がかけられることにより、その流体の充填効率が高
められる。また、前記流体のフィード圧によりダイアフ
ラムに加わる余分な応力はオイルポンプによるオイルの
吐出圧によって減少される。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1にしたがって説明す
る。なお、前記従来技術と同一構成と考えられる部分に
は同一符号をつける。ポンプボデー20は、ボデー本体
21と、その開放側面を覆うカバー22と、その本体2
1とカバー22の間に介在されたシリンダ部材23とを
備えている。このシリンダ部材23は、その中央部に円
筒形状のシリンダ6を有している。このシリンダ部材2
3と前記ボデー本体21とにより形成されるオイル室2
5には、図示は省略するが、後述するプランジャ5の駆
動機構が組み込まれるとともにオイルが装填される。前
記シリンダ6にはプランジャ5が往復動作可能に嵌挿さ
れている。このプランジャ5には、前記駆動機構によっ
て往復運動が与えられる。前記カバー22とシリンダ部
材23との間にはダイアフラム7が挟み付けられてい
る。このダイアフラム7は、カバー22とシリンダ部材
23との間をオイル作動室4とポンプ室8とにシール状
態で区画している。
【0008】前記カバー22には、ポンプ室8に連通す
る吸入口26及び吐出口27が形成されている。この吸
入口26及び吐出口27には、それぞれ逆止弁からなる
吸入弁12及び吐出弁10が設けられている。さらに前
記吸入口26は、流体吸入路28を介して燃料タンク1
1内のインタンク式フィードポンプ13の吐出口に連通
されている。このフィードポンプ13は、ダイアフラム
ポンプの最大吐出量以上の吐出流量をもち、かつ所定の
吐出圧P13(例えば2.5 bar程度)を備える。この吐
出圧P13は、 P13=P1 +P12 で表される。ここで、P1 はポンプ室8への燃料のフィ
ード圧であり、またP12は吸入弁12の開弁に要する開
弁圧である。また吐出口27は、流体吐出路29を介し
てエンジンのデリバリパイプ(図示省略)に連通されて
いる。なお前記吐出弁10の開弁圧P10は前記フィード
圧P1 以上に設定されている。前記流体吸入路28及び
流体吐出路29によって本発明でいう搬送流路が形成さ
れている。
【0009】また前記シリンダ部材23には、オイル作
動室4に連通するオイル補充穴14が設けられている。
この補充穴14には、逆止弁からなるオイル補充弁3が
設けられ、この弁3を介してオイルタンク31に通じる
オイル補充路30が連通されている。オイル補充弁3
は、筒形ケース3aとそれに装入したボール3bとその
ボール3bを閉方向に付勢するスプリング3cとからな
る。前記オイル補充路30にはオイルポンプ2が介在さ
れている。このオイルポンプ2の吐出圧P2 は、 P2 =P1 −P0 +P3 で表される。ここで、P0 はダイアフラム7を所定量た
わませるための圧力であり、またP3 はオイル補充弁3
の開弁に要する開弁圧である。またオイルポンプ2の流
量は、ポンプ昇圧時にオイル作動室4より洩れるオイル
量以上とする。
【0010】前記した油圧式ダイアフラムポンプにおい
て、吐出行程時にはプランジャ5が下死点より図示右方
へ移動することによりオイル作動室4内のオイルが昇圧
される。このときオイル補充弁3は、内蔵のスプリング
3cの付勢力及び前記オイルの昇圧により閉じている。
前記プランジャ5の移動に伴うオイルの流動によってダ
イアフラム7が図1に二点鎖線で示されるように右方の
カバー22側へたわめられる。これにより、ポンプ室8
内の燃料が昇圧されかつ吐出弁10を閉じる圧力より勝
った時点で吐出弁10を開き、その燃料が吐出口27か
ら吐出路26へと吐出される。なお吐出路26からは燃
料が例えば100 barの吐出圧P26で吐出される。また
吐出行程中においてはプランジャ5とシリンダ6との間
からオイル作動室4内のオイルが微量ではあるがオイル
室25へ洩れる。
【0011】続いて吸入行程に入ると、プランジャ5が
上死点から左方に移動するに伴い、オイル作動室4の圧
力がポンプ室8の圧力より下がり、ダイアフラム7がシ
リンダ部材23側に引っ張られる。これによりポンプ室
8の圧力が下がり、吐出弁10が閉じるとともに吸入弁
12が開き、吸入口26より燃料がポンプ室8に吸入さ
れる。このときポンプ室8内の圧力は、フィードポンプ
13によりフィード圧P1 (=P13−P12)となる。こ
のように、ポンプ室8に吸入される燃料にフィードポン
プ13によってフィード圧P1 をかけることにより、燃
料にエアーが含まれた場合でも、燃料の高い充填効率を
得ることができ、よってポンプ効率が向上する。
【0012】また、このときのオイル作動室4内の圧力
4 は、 P4 =P1 +Pa で表される。ここで、Pa はダイアフラム7のたわみに
よって発生する圧力である。なお、ダイアフラム7にた
わみを生じさせるための圧力は、そのたわみ量が大きい
ほど大きくなることが知られている。
【0013】前記プランジャ5が更に左方に移動すると
ダイアフラム7は更にたわむ。このとき、前記吐出行程
時にオイル作動室4から洩れた分に相当するオイルがオ
イルポンプ2によってオイル補充弁3を通してオイル作
動室4に補充される。この補充されるオイルは圧力Pa
をもち、その圧力Pa は、 Pa =P1 −P0 で表される。なおダイアフラム7を所定量たわませるた
めの圧力P0 とは、ダイアフラム7の吸入行程終了時の
理想的な(設計的な)たわみ量を生じさせるために必要
な圧力である。またオイル作動室4内の圧力P4 は、前
記オイルポンプ2による前記圧力Pa (=P1 −P0 )
より小さくなることはない。つまり、吸入行程時におけ
るダイアフラム表裏の差圧は前記圧力P0 より大きくな
ることがないため、ダイアフラム7が必要以上にたわま
なくなり、ダイアフラム7に余分な応力が加わらない。
また常に、吸入行程終了時に設計値どおりの理想的なわ
たわみ状態となり、この状態から吐出行程が開始される
ため、吐出行程終了時も理想的なたわみとなり、よって
ダイアフラム7の耐久性の低下が回避される。
【0014】
【発明の効果】本発明によると、ポンプ室に吸入される
流体にフィードポンプによってフィード圧をかけること
により流体の充填効率が高められ、よってポンプ効率が
向上される。また前記流体のフィード圧によりダイアフ
ラムに加わる余分な応力がオイルポンプによるオイルの
吐出圧によって減少されることにより、ダイアフラムの
耐久性の低下が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧式ダイアフラムポンプの断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 オイルポンプ 4 オイル作動室 5 プランジャ 7 ダイアフラム 8 ポンプ室 13 フィードポンプ 28 流体吸入路 30 オイル補充路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 栄嗣 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復運動を行うプランジャを設けたオイ
    ル作動室と、搬送流路に介在されるポンプ室と、オイル
    作動室とポンプ室とを区画するダイアフラムとを備え、
    前記プランジャの変位にともなうオイル作動室のオイル
    の流動によりダイアフラムをたわませることによって流
    体の吸入および吐出を行う油圧式ダイアフラムポンプに
    おいて、前記ポンプ室に通じる流体吸入路にフィードポ
    ンプが設けられ、さらに前記オイル作動室にオイルを補
    充するオイル補充路にオイルポンプが設けられた油圧式
    ダイアフラムポンプ。
JP35220291A 1991-12-12 1991-12-12 油圧式ダイアフラムポンプ Pending JPH05164053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35220291A JPH05164053A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 油圧式ダイアフラムポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35220291A JPH05164053A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 油圧式ダイアフラムポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05164053A true JPH05164053A (ja) 1993-06-29

Family

ID=18422467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35220291A Pending JPH05164053A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 油圧式ダイアフラムポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05164053A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013137031A (ja) * 2006-09-04 2013-07-11 Bran & Luebbe Gmbh ポンプ装置
JP2019192466A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 スタンダード エナジー カンパニー リミテッドStandard Energy Co., Ltd. レドックスフロー電池
US10665882B2 (en) 2017-03-02 2020-05-26 Standard Energy Co., Ltd. Redox flow battery
CN112431747A (zh) * 2020-11-23 2021-03-02 西安交通大学 一种全自动隔膜压缩机油路***及其启动方法
CN113107821A (zh) * 2021-04-01 2021-07-13 西安交通大学 一种隔膜压缩机的全自动启停控制***

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013137031A (ja) * 2006-09-04 2013-07-11 Bran & Luebbe Gmbh ポンプ装置
US10665882B2 (en) 2017-03-02 2020-05-26 Standard Energy Co., Ltd. Redox flow battery
JP2019192466A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 スタンダード エナジー カンパニー リミテッドStandard Energy Co., Ltd. レドックスフロー電池
CN112431747A (zh) * 2020-11-23 2021-03-02 西安交通大学 一种全自动隔膜压缩机油路***及其启动方法
CN113107821A (zh) * 2021-04-01 2021-07-13 西安交通大学 一种隔膜压缩机的全自动启停控制***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101605140B1 (ko) 듀얼펌핑 유체펌프
JPH094560A (ja) 冷凍剤ポンプ
KR101787595B1 (ko) 직접분사식 가솔린 엔진용 고압연료펌프
JPH05164053A (ja) 油圧式ダイアフラムポンプ
JPS58202365A (ja) 2段容積ポンプ及び液化石油ガス用の燃料噴射方法
JP2001248518A (ja) 可変吐出量燃料供給装置
JP4392634B2 (ja) 脈動式ダイヤフラムポンプ
JP4552834B2 (ja) 燃料噴射装置
JPH05187360A (ja) ダイアフラムポンプ
JPH0626465A (ja) ダイアフラムポンプ
US6447263B1 (en) Fuel pump with auxiliary pumping chamber
JP2000205116A (ja) 流体ポンプ
JPS6242142Y2 (ja)
JP4392635B2 (ja) 脈動式ダイヤフラムポンプ
JPH0727054A (ja) 油圧式ダイアフラムポンプ
JPH1122645A (ja) 燃料ポンプ
JP5462680B2 (ja) 単気筒ディーゼルエンジン
JPH06137275A (ja) ダイヤフラムポンプ
US20230304487A1 (en) Diaphragm position control system
JPH10184494A (ja) 内燃機関の燃料加圧ポンプ
JPH11159446A (ja) 油圧介在式ポンプ
JPH1122648A (ja) 燃料ポンプ
JPH0777166A (ja) 油圧式ダイアフラムポンプ
JPH05263764A (ja) ダイヤフラムポンプ
JPS6238558B2 (ja)