JPH05163896A - トンネル内の換気方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トンネル（２）内に、車輌の排気にて汚染さ
れた滞留空気の煙突の原理利用による浄化。 【構成】 トンネル（２）の天井（３）の１部、また
は、複数部の開口部（６）から山中に、斜めを含む縦穴
を穿ち、或いは、換気筒（７）の延長部を立ち上げ煙突
（５）を形成。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、車両等から排出される
排気ガスで汚染されたトンネル（２）内の空気を省エネ
ルギー（ランニンクコスト０）で大気中へ放出する強制
換気する方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近完成した長いトンネルにあっては、
トンネル中間の天井に電動機付きの換気扇を装備して強
制換気しているが、その他の技術は全く施されていな
い。

【０００３】

【発明が解決しようとしている課題】走行する車輌が排
出した排ガスにて汚染したトンネル内の空気の浄化。

【０００４】

【課題を解決するための手段】山（１）、または、海底
等に横穴を穿ち道路（４）としたトンネル（２）内の上
端線上、即ち、天井（３）を貫通する１、または、複数
の縦穴を穿ち、煙突（５）を設け、強制換気の手段に電
力駆動による換気扇等を用いない、即ち、ランニングコ
スト０で且つ、煙突の原理に基ずく大気圧の利用構成。

【０００５】そそり立つ山中や、海底に設けられたトン
ネル（２）の場合、請求項１と同様トンネル（２）内の
天井（３）に沿い、且つ、出口または、入口から一定の
位置より開口したダクト（７）を装着し、両トンネルエ
ンドと共にＬ部（８）で立ち上がり煙突（５）効果を形
成させ、トンネル（２）内の換気を図る方法である。

【０００６】

【作用】周知の事実である煙突の原理効用をトンネル
（２）の１部、または、複数部に装着する構成によっ
て、トンネル（２）内の空気は、常に大気圧で強制的に
対流する。

【０００７】

【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１において、トンネル（２）の天井（３）の１部、ま
たは、複数部の開口部から山中に縦状、または、斜め上
方へに穴を穿ち排気煙道とし、煙突（５）とした。

【０００８】図２においては、海底、または、急勾配の
山等、縦状または斜め状等の煙道を穿つことが困難な場
合、或いは、既存のトンネル（２）の場合、縦状煙道
（煙突）（５）への排気誘導管（７）を、当該トン名ル
（２）の天井（３）にそって、且つ、開口部（６）を中
央部に向け配管設置、当該ダクト（７）はトンネルエン
ド部においてＬ部（８）にて立ち上がり、煙突（５）と
なる。

【０００９】

【発明の効果】上記の構成によって、エネルギーの供給
有無に関係なく、トンネル（２）内の空気は常に大気圧
で押し上げられ煙突（５）から大気中へ対流放出するの
で排気の滞留はない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を示す断面図である。

【図２】ダクト利用の場合を示す拡大立体断面図である

【符号の説明】

１ 山 ２ トンネル ３ トンネルの天井 ４ 道路 ５ 煙突 ６ 開口部 ７ 換気筒 ８ Ｌ部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 山（１）、または、海底等に横穴を穿ち
   道路（４）としたトンネル（２）内の上端線上、即ち、
   天井（３）を貫通する１、または、複数の縦穴を穿ち、
   煙突（５）を設け、大気圧でトンネル（２）内の空気を
   省エネルギーで換気する方法。
2. 【請求項２】 請求項１と同様のトンネル（２）内の天
   井（３）に沿い、且つ、出口または、入口から一定の位
   置より開口したダクト（７）を装着し、両トンネルエン
   ドと共にＬ部（８）で立ち上がり煙突（５）効果を形成
   させ、トンネル（２）内の換気を図る方法である。