JPH051625Y2 - - Google Patents

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JPH051625Y2
JPH051625Y2 JP8949887U JP8949887U JPH051625Y2 JP H051625 Y2 JPH051625 Y2 JP H051625Y2 JP 8949887 U JP8949887 U JP 8949887U JP 8949887 U JP8949887 U JP 8949887U JP H051625 Y2 JPH051625 Y2 JP H051625Y2
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passageway
flange
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、排気音を軽減するための排気消音器
に関し、特に内部清掃を行い得るように改良され
た排気消音器に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関などの排気音を軽減するために、膨脹
室と迷路状通路とを組合わせた消音器が用いられ
ている。これらの消音器は、内部に隔壁で仕切ら
れた複数の膨脹室が郭成されると共に、これら膨
脹室間を互いに連通する通路が形成されており、
排気流を消音器内部で膨脹及び反射往復させるこ
とにより、その排気音を減衰させることが一般的
であり、消音効果上は膨脹室をより大容積にする
と同時に、通路をより複雑化する方が有利であ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかるに、複雑な通路は消音器内部に排気中の
カーボンを堆積し易くさせ、エンジンの出力低下
の原因となり得る。特に、低負荷運転域が多用さ
れるエンジンの場合には、この傾向が顕著であ
る。
従つて、消音器内部の清掃を適宜行なえるよう
にすることが望ましく、このような観点に基づく
ものとして、周壁面に多数の孔を開設すると共
に、その外周に軸線方向に沿つて複数のバツフル
板を連設してなる内筒を、テーパ状をなす外筒内
に挿入することにより、内筒と外筒とを互いに分
離、結合自在なように構成する技術が、特公昭52
−37142号公報に開示されている。しかしながら、
消音器を分解可能な構造とすることは、製造上の
制約が大にあり、コストが高騰しがちである。
このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の
主な目的は、通路内の清掃を消音器本体の内部構
造を分解することなく、容易に行ない得るように
改良された排気消音器を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、消音器本
体内部に複数の膨脹室を郭定する隔壁にこれら両
膨脹室間を互いに連通する通路を設けてなる排気
消音器であつて、排気の流入通路或いは流出通路
が前記消音器本体の前記隔壁に概ね平行する外壁
に対して着脱可能なようにフランジをもつて接続
されると共に、前記外壁に於ける前記通路に概ね
対向する位置に連通孔が開設され、かつ該連通孔
が前記フランジにより閉塞されることを特徴とす
る排気消音器を提供することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、フランジを取り外すことに
より露出した連通孔から清掃用具を挿入すること
ができ、これにより内部の隔壁に設けられた通路
の清掃を行なうことができる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実
施例について詳細に説明する。
第1図及び第2図は、本考案に基づく消音器の
一実施例の全体を示している。
消音器本体1は、鋼板をプレス成形してなる概
ね三角形断面の箱型をなし、一方の端壁2の外面
に、排気の流入通路3及び流出通路4が接続され
ている。
流入通路3は、例えばアルミニウム合金を鋳造
してなる中空パイプ状をなし、その両端の開口が
互いに同一方向を向けて開設されると共に、開口
周囲に形成された接続フランジ5,6を介して一
端が消音器本体1に、他端がエンジンのシリンダ
ブロツク7にそれぞれボルト止めされている。
流出通路4は、同じくアルミニウム合金等を鋳
造してなり、上記した流入通路3と同様に一端に
接続フランジ8が形成されており、流入通路3の
一端側の接続フランジ5と隣接して消音器本体1
にボルト止めされている。
消音器本体1は、流入、流出両通路3,4が接
続された端壁2と平行して設けられた隔壁9によ
り、その内部に2つの膨脹室10,11が郭成さ
れている。この隔壁9は三層構造をなし、中間に
グラスウールなどの吸音材12が充填されている
(第2図)。
消音器本体1内部には、第3図に併せて示すよ
うに、パイプ材により3つの通路13,14,1
5が形成されている。
第1通路13は、多孔板にて形成された筒状部
材16からなり、一端が流入通路3に接続し、他
端が隔壁9を貫通した上で第1膨脹室10の中間
部に開口しており、その周囲を吸音材12及び外
筒17により覆われている。
第2通路14は、第3図に示すように、第1膨
脹室10と第2膨脹室11間を直接連通するよう
に隔壁9を貫通して設けられた単管からなつてい
る。
そして第3通路15は、3重のパイプ材からな
り、流出通路4が開口する一方の端壁2から、こ
れと対向する他方の端壁17の内面との間を接続
するように設けられた外筒18と、外筒18の内
側にて、他方の端壁17の近傍から流出通路4に
かけて延設された内筒19とからなり、内筒19
は、第1通路13と同様にそれ自体は多孔板から
なり、その周囲を吸音材12及び中間筒20にて
外囲されている。
一方の端壁2の第2通路14に対向する位置に
は、連通孔21が穿設されている。この連通孔2
1は、流出通路4側の接続フランジ8により閉塞
されており、端壁2と接続フランジ8との間にガ
スケツト22を介装することにより、通常は排気
漏れなどを生ずることのないようにされている
(第3図)。
第3通路15を形成している外筒18の第2膨
脹室11を臨む部分には、第4図に示すように、
複数の小孔23が開設されている。また第3通路
15は、第5図に示すように、外筒18と中間筒
20とが偏心的に組み合わされており、しかも各
筒部材18〜20の流出通路4側の端部に、外筒
18の内面と内筒19の外面とを接続するように
環状部材24が介装されている。この環状部材2
4を一方の端壁2と流出通路4側の接続フランジ
8との間にて挾持することにより、中間筒20と
外筒18との間に形成された通路15aと、内筒
19内に形成された通路15bとの二重の通路を
経て、第2膨脹室11から流出通路4に向けて排
気流が流過するようにされている。また、第3通
路15を形成する各筒部材18〜20は、環状部
材24を介して一体的なサブアツセンブリとして
構成されており、全体を外部に抜き取ることがで
きるようにされている。
次に排気の流れについて説明する。
流入通路3より流入した燃焼室からの排気は、
第1通路13を経て第1膨脹室10に流入して膨
脹する。次いで第2通路14にてその流れを絞ら
れた後に第2膨脹室11に流入し、再び膨脹す
る。さらに、第3通路15の外筒18の小孔23
より外筒18内に流入し、内筒19内を経て流出
通路4より外気中に放出される。
このようにして、紆余曲折した通路を経て膨脹
収縮を繰り返すことにより、効果的に排気音が減
衰する。
さて、流入、流出両通路3,4は、共に接続フ
ランジ5,8より消音器本体1から分離できる。
消音器本体1から両通路3,4を取り外すと、第
1通路13及び第3通路15のうちの内筒19内
部分の開口が直接一方の端壁2の外面に露出し、
同時に流出通路4の接続フランジ8で覆われてい
た連通孔21も露出する。従つて、消音器本体1
の外側より各通路13,14,15にブラシなど
を挿入し、これら通路内に堆積したカーボンを除
去することが出来る。また、第3通路15全体を
外部に抜き取ることにより、外筒18と中間筒2
0との間をも清掃することができる。
〈考案の効果〉 このように本考案によれば、フランジ接続され
た排気の流出入口を着脱自在とし、フランジにて
覆われる部分に連通孔を開設するという極めて簡
単な構造にて、消音器内部の通路の清掃を可能な
ようにすることができる。従つて、排気消音性能
を高いレベルに維持管理し、かつエンジン出力の
低下を防止する上に極めて大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に基づく排気消音器の一方の端
面図である。第2図は第1図に於ける−線に
沿う断面図である。第3図は第1図に於ける−
線に沿う部分的な断面図である。第4図は第3
図に於ける矢視図である。第5図は第3図に於
ける−線に沿う部分的な断面図である。 1……消音器本体、2……一方の端壁、3……
流入通路、4……流出通路、5,6……接続フラ
ンジ、7……シリンダブロツク、8……接続フラ
ンジ、9……隔壁、10……第1膨脹室、11…
…第2膨脹室、12……吸音材、13……第1通
路、14……第2通路、15……第3通路、16
……筒状部材、17,18……外筒、19……内
筒、20……中間筒、21……連通孔、22……
ガスケツト、23……小孔、24……環状部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 消音器本体内部に複数の膨脹室を郭定する隔壁
    にこれら両膨脹室間を互いに連通する通路を設け
    てなる排気消音器であつて、 排気の流入通路或いは流出通路が前記消音器本
    体の前記隔壁に概ね平行する外壁に対して着脱可
    能なようにフランジをもつて接続されると共に、 前記外壁に於ける前記通路に概ね対向する位置
    に連通孔が開設され、かつ該連通孔が前記フラン
    ジにより閉塞されることを特徴とする排気消音
    器。
JP8949887U 1987-06-10 1987-06-10 Expired - Lifetime JPH051625Y2 (ja)

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JP8949887U JPH051625Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JP8949887U JPH051625Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JPS63198414U JPS63198414U (ja) 1988-12-21
JPH051625Y2 true JPH051625Y2 (ja) 1993-01-18

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