JPH0516143A - タイヤ加硫機 - Google Patents

タイヤ加硫機

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Publication number
JPH0516143A
JPH0516143A JP19505191A JP19505191A JPH0516143A JP H0516143 A JPH0516143 A JP H0516143A JP 19505191 A JP19505191 A JP 19505191A JP 19505191 A JP19505191 A JP 19505191A JP H0516143 A JPH0516143 A JP H0516143A
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JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
vulcanization
mold
molds
platen
Prior art date
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Pending
Application number
JP19505191A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Matsuo
達夫 松尾
Yasuhiro Oda
康博 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH0516143A publication Critical patent/JPH0516143A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加硫金型の交換作業を容易にするとともに、
排気効率の向上をもたらす。 【構成】 プラテンタイプの加硫機であって、各加硫金
型1,2に、上下方向にのびて、それが固定されるプラ
テン3,4の内部に達する複数本の排気孔9,10を設
け、加硫金型1,2とプラテン3,4との間で、排気孔
9,10の周りにシール部材13, 14を配設する。各排気孔
9,10に外部排気管16, 17を接続するとともに、各外部
排気管16, 17を負圧ポンプユニット18に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はタイヤ加硫機に関し、
とくには、加硫金型の交換作業を簡易・迅速ならしめる
とともに、排気効率の向上をもたらすものである。
【0002】
【従来の技術】グリーンタイヤに対する加硫成形に当
り、加硫金型内の滞溜空気を金型外へ排出する従来技術
としては、たとえば、特開昭61−209112号公報、特開昭
62−214906号公報および特開昭63−278806号公報に開示
されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開昭61−
209112号公報に開示された従来技術では、下側の加硫金
型の内部で排気孔に接続した排気管を、下部プラテンお
よび加硫機フレームに貫通させて延在させており、ここ
では、排気管が加硫金型に対してシールされていないこ
とにより、金型内への外気の洩れ込みに起因する排気効
率の低下が余儀なくされ、また、排気管が加硫金型内に
入り込んでいることから、上下の加硫金型の交換の度毎
に、その排気管を金型に接続し直すことが必要になると
いう作業工数上の不都合があった。そして、この排気管
の接続のし直しに関する不都合は、他の従来技術、いい
かえれば、特開昭62−214906号公報および特開昭63−27
8806号公報に開示された従来技術によっても回避し得べ
くもなかった。そこでこの発明は、金型内の空気の排気
効率を十分に高め得ることはもちろん、加硫金型の交換
に際する排気管の接続のし直しを全く不要ならしめるこ
とができるタイヤ加硫機を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のタイヤ加硫機
は、それがプラテンタイプのものであるときは、とく
に、各加硫金型に、上下方向にのびて、それが固定され
るプラテンの内部に達する複数本の排気孔を設け、そし
て、加硫金型とプラテンとの間で、それぞれの排気孔の
周りにシール部材を配設し、また、外部排気管を、たと
えばプラテンの内部で各排気孔に接続するとともに、各
外部排気管を一の負圧ポンプユニットに接続したもので
あり、加硫機がドームタイプのものであるときは、とく
に、各加硫金型に、上下方向にのびて、少なくともそれ
が固定されるボルスターの内部に達する複数本の排気孔
を設け、加硫金型とボルスターとの間で、それぞれの排
気孔の周りにシール部材を配設し、そして、各排気孔
に、外部排気管を、ボルスターの内部もしくは外部にて
接続するとともに、各外部排気管を、ドームを経て負圧
ポンプユニットに接続したものである。
【0005】
【作用】このタイヤ加硫機では、加硫金型と、プラテン
もしくはボルスターとの合わせ面位置から、それぞれの
排気孔への外気の洩れ込みが、各排気孔を囲む、シール
部材によって十分に阻止されることから、金型内の滞溜
空気を効率よく外部へ排出することができ、この結果と
して、小さい負圧ポンプユニットの作用下で、成形され
たタイヤへのベアの発生がほぼ確実に防止されることに
なる。またここでは、それぞれの排気孔を、加硫金型か
ら、それを固定するプラテンまたはボルスターの内部に
達する位置まで延在させて設けているので、それぞれの
排気孔のうち、加硫金型に形成される排気孔部分の位置
および寸法を、全ての加硫金型について共通とすること
により、プラテンもしくはボルスターに固定される加硫
金型の交換に当っては、上下のそれぞれの加硫金型を、
共用のプラテンもしくはボルスターの所定位置に、たと
えば締付固定するだけで、金型内の排気孔部分を、プラ
テンもしくはボルスターの内部の排気孔部分、ひいて
は、外部排気管および負圧ポンプユニットに、確実に、
かつ滑らかに連続させることができ、従って、加硫金型
の交換に伴う、排気管の接続のし直しを全く不要ならし
めて、極めて簡易・迅速な金型交換作業を実現すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す縦断面図であ
り、図中1,2は、上下で一対をなす上加硫金型および
下加硫金型を、3,4は、上および下の加硫金型1,2
のそれぞれを固定するプラテンをそれぞれ示す。
【0007】ここでは、これらのプラテン3,4のう
ち、上側のプラテン3を、薄い断熱板5を介してボルス
ター6に、また、下側のプラテン4を、断熱板7を介し
て加硫機フレーム8にそれぞれ取付けるとともに、それ
らの両プラテン3,4の内部にそれぞれの蒸気室3a,
4aを設けたところにおいて、上下の加硫金型1,2の
それぞれに、上下方向に延在して、それぞれのプラテン
3,4の内部に達する、ともに複数本の排気孔9,10を
それぞれ設け、そして、これらの各排気孔9,10を、そ
れぞれの金型1,2の内表面に開口するベントホール1
1, 12に、直接的または間接的に連通させる。
【0008】またここでは、上下の加硫金型1,2と、
上下のそれぞれのプラテン3,4との間で、それぞれの
排気孔9,10の周りにシール部材13, 14を配設する。図
示例においては、上側のシール部材13は、加硫金型1に
設けた環状溝により、そして下側のシール部材14は、プ
ラテン4に設けた環状溝によりそれぞれ位置決め保持さ
れて、加硫金型1,2とプラテン3,4との合わせ面か
らそれぞれの排気孔9,10内へ外気が洩れ込むのを有効
に防止する。なお、シール部材13, 14のかかる作用は、
それぞれの加硫金型1,2の、プラテン3,4への固定
力および、金型締付力がそれらに作用した場合に、より
十分なものとなることはもちろんである。ところで、こ
の例では、上下の加硫金型1,2の合わせ面にもまた、
シール部材15を配設し、このシール部材15によって、型
締め時における金型キャビティの気密性を担保する。
【0009】そしてさらには、ボルスター6 に貫通する
外部排気管16ならびに、加硫機フレーム8および断熱板
7に貫通する外部排気管17のそれぞれを、上下のプラテ
ン3,4の内部で、それぞれの排気孔9,10に接続す
る。図2は、このことを一方の外部排気管17について例
示する縦断面図であり、この例は、排気孔10を、金型内
に形成された排気孔部分10a と、プラテン内に形成され
て、それに貫通する排気孔部分10bとで構成し、そして
断熱板7および加硫機フレーム8のそれぞれに貫通する
外部排気管17の先端部を、その排気孔部分10b に、好ま
しくは密に嵌め込んだ状態で、排気管外周面を、プラテ
ン4の下面に溶接その他によって全周にわたって気密に
固定したものである。このようにして、それぞれの排気
孔9,10に接続したそれぞれの排気管16, 17の他端を、
通常は、共通の一の負圧ポンプユニット18に接続する。
【0010】以上のようなタイヤ加硫機によれば、適用
される全ての種類の加硫金型につき、そこに形成される
それぞれの排気孔部分9a, 10a の、プラテン内の排気孔
部分9b, 10b に対する相対位置および寸法をともに同一
のものとすることにより、実際に装着されている加硫金
型1,2を、上下のそれぞれのプラテン3,4から取り
外して、他の金型をそれらのプラテン3,4に新たに装
着するに当っては、他の金型を、プラテン3,4の所定
の位置に位置決め固定するだけで、その金型内の排気孔
部分のそれぞれを、プラテン内の既存の排気部分9b, 10
b に、極めて正確に、かつ円滑に連続させることができ
る。従ってこの加硫機では、加硫金型の交換に際し、排
気管の配管継手その他を介した継ぎ直し作業を全く不要
ならしめることができる。
【0011】そしてまた、それぞれのシール部材13, 14
は、装着金型がいずれの種類のものであっても、一般的
には、金型1,2のプラテン3,4への固定力に基づい
て、それらの両合わせ面の仕上げ状態のいかんを問わ
ず、排出孔9,10を、外気から完全に遮断するので、金
型内の滞溜空気を、負圧ポンプユニット18をもって効率
良く排気することができる。
【0012】図3は、ドームタイプの加硫機を例示する
縦断面図であり、図中21, 22は上下の加硫金型を、23,
24は、加硫金型21, 22を固定するそれぞれのボルスター
を、そして25はそれらの金型21, 22及びボルスター23,
24を囲繞するドームをそれぞれ示す。
【0013】この例では、それぞれの加硫金型21, 22に
上下方向にのびて、それぞれのボルスター23, 24に達す
る、ともに複数本の排気孔26, 27をそれぞれ設け、これ
らの各排気孔26, 27を、加硫金型21, 22とボルスター2
3, 24との間に、前述の実施例とほぼ同様に配設したそ
れぞれのシール部材28, 29によって、金型21, 22の外部
雰囲気から完全に遮断する。なお、ここにおけるそれぞ
れの排気孔26, 27もまた、それぞれのベントホール30,
31に直接的にまたは間接的に連通する。
【0014】このような排気孔26, 27のうち、上ボルス
ター側に形成された排気孔26への外部排気管32の接続
は、その上ボルスター23に貫通させて設けた排気孔部分
26b の上端部分へ、ドーム25に取付けたその排気管32の
先端部を、好ましくは密に嵌め合わせ、そしてその先端
部分を、溶接その他によってそのボルスター23に気密に
固着することにより行い、他方の排気孔27への外部排気
管33の接続は、下ボルスター24のみならず、ドーム25に
も貫通する排気孔部分27b において、加硫機フレーム34
に貫通させたその排気管33の先端部を、ドーム部分に、
上述したと同様に固着することにより行う。なお図中35
は、上下の加硫金型21, 22の合わせ面に配設されて、金
型キャビティを、金型外雰囲気から遮断するシール部材
を示し、36は、それぞれの外部排気管32, 33を接続した
負圧ポンプユニットを示す。
【0015】かかる加硫機においてもまた、それぞれの
加硫金型21, 22に形成される排気孔部分26a, 27aの位置
および寸法を、全ての金型に共通のものとすることによ
り、金型の交換に際しては、交換後の金型をそれぞれの
ボルスター23, 24に位置決め固定するだけで、それぞれ
の金型内の排気孔部分をボルスター内の排気孔部分26b,
27b に、常に確実にかつ滑らかに整列させることができ
る。従って、金型の交換に伴う、外部排気管32, 33の継
ぎ直し作業は全く不要である。
【0016】加えて、加硫金型21, 22の、ボルスター2
3, 24への固定状態においては、それぞれのシール部材2
8, 29が、前記実施例の場合と同様に、金型外気の、排
気孔26, 27への洩れ込みを十分に阻止するので、金型内
滞溜空気の排気効率を大きく向上させることができる。
【0017】
【発明の効果】以上にのべたところから明らかなよう
に、この発明によれば、上下の加硫金型のそれぞれに、
排気孔の一部を構成する、全ての金型に共通の排気孔部
分を形成することによって、金型の交換作業に際する外
部排気管の継ぎ直し作業を全く不要ならしめることがで
き、また、それぞれの加硫金型と、プラテンもしくはボ
ルスターとの間に、各排気孔を囲むシール部材を配設す
ることにより、金型内滞溜空気の排出効率を十分に高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】外部排気管の連結構造を例示する拡大断面図で
ある。
【図3】この発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,21 上加硫金型 2,22 下加硫金型 3 上プラテン 4 下プラテン 9,10, 26, 27 排気孔 9a, 9b, 10a, 10b, 26a, 26b, 27a, 27b 排気孔部分 11, 12, 30, 31 ベントホール 13, 14, 28, 29 シール部材 16, 17, 32, 33 排気管 18, 36 負圧ポンプユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 30:00 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の加硫金型と、これらの加硫金型を
    固定するそれぞれのプラテンとを具え、それぞれの加硫
    金型に、ベントホールおよび排気孔を形成してなるプラ
    テンタイプの加硫機において、 各加硫金型に、上下方向にのびて、それが固定されるプ
    ラテンの内部に達する複数本の排気孔を設け、加硫金型
    とプラテンとの間で、それぞれの排気孔の周りにシール
    部材を配設し、各排気孔に外部排気管を接続するととも
    に、各外部排気管を負圧ポンプユニットに接続してなる
    タイヤ加硫機。
  2. 【請求項2】 上下の加硫金型と、それぞれの加硫金型
    を固定するそれぞれのボルスターと、これらの加硫金型
    およびボルスターを囲繞するドームとを具え、それぞれ
    の加硫金型に、ベントホールおよび排気孔を形成してな
    るドームタイプ加硫機において、 各加硫金型に、上下方向にのびて、それが固定されるボ
    ルスターの内部に達する複数本の排気孔を設け、加硫金
    型とボルスターとの間で、それぞれの排気孔の周りにシ
    ール部材を配設し、各排気孔に外部排気管を接続すると
    ともに、各外部排気管を、ドームを経て負圧ポンプユニ
    ットに接続してなるタイヤ加硫機。
JP19505191A 1991-07-10 1991-07-10 タイヤ加硫機 Pending JPH0516143A (ja)

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JP19505191A JPH0516143A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 タイヤ加硫機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7017724B2 (en) 2001-08-14 2006-03-28 Aisin Aw Co., Ltd Clutch assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7017724B2 (en) 2001-08-14 2006-03-28 Aisin Aw Co., Ltd Clutch assembly

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