JPH0515951U

JPH0515951U - 歯科用給水器

Info

Publication number: JPH0515951U
Application number: JP7387591U
Authority: JP
Inventors: 勝茶谷
Original assignee: 株式会社長田中央研究所
Priority date: 1991-08-21
Filing date: 1991-08-21
Publication date: 1993-03-02
Anticipated expiration: 2006-08-21
Also published as: JP2547348Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】歯科治療に使用する水に物理的殺菌、より具
体的には、紫外線照射による殺菌を加えてより効果的な
殺菌を行う。【構成】１０は本考案による給水器で、１１はその流
入口、１２は流出口である。１３は容器１０内を貫通し
て設けられた石英ガラス等からなる透明体の貫通管で、
該貫通管１３は容器１０に対して水密に配設され、その
中に、殺菌灯１４が装着されている。１５は容器１０の
水温を検出する検出器で、この検出器１５によって容器
１０内の水温を検出し、容器１０内に配設された図示し
ない加熱器或いは容器１０内に流入する水の温度を制御
して流出口１２より流出する水の温度を所望の温度に制
御する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】

本考案は、歯科用給水器、より詳細には、歯科治療において口腔内を洗浄するため等に使用する水を殺菌するための給水器に関する。

【０００２】

【従来技術】

歯科治療においては、歯科治療中に口腔内を洗浄することが行なわれる。一般的には、コップ内に水を供給し、このコップ内の水を患者が口に含んで口腔内を洗浄するものであるが、その他にウォータシリンジにより口腔内をスプレーするために、或いは、エアータービンを用いる切削治療時等において切削部位を冷却するため、等のために使用する。上述のように、歯科治療においては、口腔内を洗浄するために多々水を使用するが、この水は勿論十分に殺菌されたものである。しかし、従来の殺菌方法は、主に、化学的方法、例えば、フェノール類、酸化剤、アルキル化剤、重金属化合物、アルコール類、界面活性剤等を使用するもので、必ずしも完全なものではなかった。

【０００３】

【目的】

本考案は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、特に、歯科治療に使用する水に物理的殺菌、より具体的には、紫外線照射による殺菌を加えてより効果的な殺菌を行うことを目的としてなされたものである。

【０００４】

【構成】

本考案は、上記目的を達成するために、（１）流入口と流出口を有し、該流出口から流出される水を歯科治療における口腔内の洗浄その他に使用する歯科給水器において、該給水器内に殺菌灯を有することを特徴としたものであり、更には、（２）前記給水器内に外部より延長し、かつ、該給水器に対して水密に密封された透光部材よりなる突出部を有し、該突出部内に殺菌灯が配設されていること、或いは、（３）前記給水器内を貫通し、かつ、該給水器に対して水密に密封された透光部材よりなる貫通管を有し、該貫通管内に殺菌灯が配設されていること、或いは、（４）前記給水器の水温を検出する検出器を有し、該検出器の出力信号に応じて前記給水器の流出口より流出する水の温度を制御するようにしたことを特徴としたものである。以下、本考案の実施例に基いて説明する。

【０００５】図１は、本考案による歯科用給水器の一実施例を説明するための構成図で、（ａ）図は正面断面図、（ｂ）図は側面図で、図中、１０は本考案による給水器で、１１はその流入口、１２は流出口である。１３は容器１０内を貫通して設けられた石英ガラス等からなる透明体の貫通管で、該貫通管１３は容器１０に対して水密に配設され、その中に、殺菌灯１４が装着されている。なお、図では、貫通管１３の一方の端部にのみ殺菌灯が設けられているが、両方の端部に設けてもよいことは容易に理解できよう。また、貫通管１３も一本に限らず、必要に応じて複数本設けてもようことは容易に理解できよう。更には、貫通管１３に代って、先端が閉塞されている、例えば、Ｕ字管を用いたり、或いは、殺菌灯を直接容器内に配設するようにすることも可能であることも容易に理解できよう。１５は容器１０の水温を検出する検出器で、この検出器１５によって容器１０内の水温を検出し、容器１０内に配設された図示しない加熱器或いは容器１０内に流入する水の温度を制御して流出口１２より流出する水の温度を所望の温度に制御する。なお、１６はドレン抜き用のバルブである。

【０００６】

【効果】

以上の説明から明らかなように、本考案によると、歯科治療において口腔内の洗浄等に用いる水に紫外線による殺菌効果を加えてより完全に殺菌を行い、更には、最適な温度にして供給することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による歯科用給水器の一実施例を説明
するための構成図で、（ａ）図は正面断面図、（ｂ）図
は側面図である。

【符号の説明】

１０…給水容器、１１…流入口、１２…流出口、１３…
貫通管、１４…殺菌灯、１５…温度検出器、１６…ドレ
ン弁。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】流入口と流出口を有し、該流出口から流
出される水を歯科治療における口腔内の洗浄その他に使
用する歯科給水器において、該給水器内に殺菌灯を有す
ることを特徴とする歯科用給水器。
【請求項２】前記給水器内に外部より延長し、かつ、
該給水器に対して水密に密封された透光部材よりなる突
出部を有し、該突出部内に殺菌灯が配設されていること
を特徴とする請求項１に記載の歯科用給水器。
【請求項３】該給水器内を貫通し、かつ、該給水器に
対して水密に密封された透光部材よりなる貫通管を有
し、該貫通管内に殺菌灯が配設されていることを特徴と
する請求項１に記載の歯科用給水器。
【請求項４】前記給水器の水温を検出する検出器を有
し、該検出器の出力信号に応じて前記給水器の流出口よ
り流出する水の温度を制御するようにしたことを特徴と
する請求項１乃至３のいずれか１に記載の歯科用給水
器。