JPH0515668U - 電動モータ - Google Patents

電動モータ

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JPH0515668U
JPH0515668U JP6785691U JP6785691U JPH0515668U JP H0515668 U JPH0515668 U JP H0515668U JP 6785691 U JP6785691 U JP 6785691U JP 6785691 U JP6785691 U JP 6785691U JP H0515668 U JPH0515668 U JP H0515668U
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JP
Japan
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commutator
brush
electric motor
contact surface
segments
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Application number
JP6785691U
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English (en)
Inventor
行博 西川
Original Assignee
日本電子機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動モータのブラシがコンミテータの各セグ
メントに摺接することにより発生した摩耗粉が各セグメ
ント間のスリット内に堆積して各セグメントをショート
させるのを防止する。 【構成】 コンミテータ21のブラシ摺接面21Cを回
転軸10を中心として径方向外側へと下向きに傾斜する
ように円錐状に形成し、該コンミテータ21を構成する
各セグメント21B間には、横断面がV字状をなし、回
転軸10を中心に放射状に伸長し、径方向内側から外側
に向けて漸次幅広となるスリットB,B,…を設ける。
各スリットBは径方向内側から外側へと漸次幅広となっ
て外向きに開放され、摩耗粉は、電動モータの回転時に
遠心力によって各スリットB内から径方向外向きに飛散
されるようにして排出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車等の内燃機関に燃料を圧送供給するタービン型燃料ポ ンプ等に好適に用いられる電動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、図4および図5にタービン型燃料ポンプに用いたこの種の電 動モータを示す。
【0003】 図において、1は筒状のケーシング本体を示し、該ケーシング本体1は後述す るポンプハウジング2およびエンドカバー7と共にケーシングを構成するように なっている。
【0004】 2は該ケーシング本体1の一端側に嵌着されたポンプハウジングで、該ポンプ ハウジング2には吸込口3,ケーシング本体1内に連通する吐出口4及び該吸込 口3と吐出口4に連通するポンプ室5が設けられており、該ポンプ室5内にはク ローズドべーン型のタービンベーン6が回転可能に収容されている。
【0005】 7は前記ケーシング本体1の他端側に嵌着されたエンドカバーで、該エンドカ バー7の内側中央には円筒状のブシュ支持部7Aが下向きに突設され、その径方 向両側には一対のブラシ支持部7B,7B(一方は図示せず)が下向きに突設さ れている。また、前記エンドカバー7の外側には吐出配管(図示せず)が接続さ れる吐出ポート8が上向きに突出して設けられており、該吐出ポート8内には残 圧保持用のチェック弁9が設けられている。
【0006】 10はブシュ11,12を介してポンプハウジング2とエンドカバー7との間 に軸支された回転軸で、ポンプ室5内に突出した回転軸10の軸端はタービンベ ーン6に挿嵌されて一体回転するようになっている。
【0007】 13は前記回転軸10を介してタービンベーン6を回転駆動するための電動モ ータを示し、該電動モータ13は回転軸10に挿嵌されて一体回転する回転子1 4と、該回転子14の上端側に位置して回転軸10に挿嵌され、回転子14と一 体回転するフラットコンミテータ15と、エンドカバー7の各ブラシ支持部7B に挿装され、ばね16によって前記フラットコンミテータ15に常時押圧されて いる一対のブラシ17,17(一方は図示せず)と、ヨーク18に支持され、回 転子14の外周側に位置してケーシング本体1の内側に設けられた固定子19, 19(一方は図示せず)とから構成されている。
【0008】 ここで、前記フラットコンミテータ15は図5に示す如く、絶縁性の樹脂材料 から概略円板状に形成されたホルダ15Aと、該ホルダ15Aの一側端面に周方 向に離間して列設された8個のセグメント15B,15B,…とから構成されて いる。
【0009】 ここで、各セグメント15Bは扇形に形成され、該各セグメント15Bは、ホ ルダ15Aの一側端面に露出する部分が平端なブラシ摺接面15Cを形成してい る。そして、各セグメント15Bはホルダ15A上の周方向に隔設され、該各セ グメント15B間には径方向内側から外側に向け、一定の溝幅で放射状に伸長す るスリットA,A,…が形成されている。
【0010】 従来技術の電動モータ13は上述の構成からなっており、ブラシ17,17を 介してフラットコンミテータ15の各セグメント15Bに順次給電されると、回 転子14は各コイルが励磁されて回転し、当該回転は回転軸10を介してタービ ンベーン6を6,000rpm 程度の高速で回転駆動する。これによって、吸込口 3からポンプ室5内に吸込まれた燃料は吐出口4からケーシング本体1内に吐出 され、該ケーシング本体1内から吐出ポート8を介して吐出配管へと圧送される ようになっている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した電動モータにあっては回転子14と共に6,000rpm の 高速で回転するフラットコンミテータ15に上方からばね16のばね力によって 一対のブラシ17,17が押圧されるようになっているが、フラットコンミテー タ15は前述の如く複数のセグメント15B,15B,…を周方向に隔設し、該 各セグメント15B間には放射状に伸長する複数のスリットA,A,…を形成し たものであるから、長時間の回転に伴なってブラシ17と各セグメント15Bと が次第に摩耗し、摩耗粉が発生する。
【0012】 しかも、フラットコンミテータ15のブラシ摺接面15Cは上向きの状態にあ り、かつ、各セグメント15B間のスリットA,A,…は、同一溝幅をもってブ ラシ17に対して直角の横方向に伸長しているから、前述したブラシ17の摩耗 粉が当該スリットA,A,…に次第に堆積し、互に隣接するセグメント15B, 15Bが電気的に短絡してショート事故を起こすという問題がある。
【0013】 本考案は上述した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、摩耗粉がスリット 内に堆積するのを防止でき、ショート事故等を長期に亘り防止できるようにした コンミテータを有する電動モータを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本考案が採用する構成の特徴は、コンミテータ のブラシ摺接面を円錐状に形成し、各セグメント間のスリットは、横断面がV字 状をなしコンミテータの径方向内側から外側に向けて漸次幅広となるように形成 したことにある。
【0015】
【作用】
長時間の作動によりブラシとコンミテータとが摩耗してコンミテータのブラシ 摺接面側に摩耗粉が発生し、この摩耗粉がコンミテータの各スリット内に侵入し たとしても、該ブラシ摺接面が円錐状に形成されていると共に、各スリットは径 方向に漸次幅広に形成されているから、この摩耗粉はコンミテータが高速回転す る際に各スリットから遠心力によって径方向外向きに排出され、コンミテータの 外部へと飛散される。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1ないし図3に基づき詳述する。なお、前述した従 来技術の構成要素と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
【0017】 図において、21は本実施例の電動モータを構成するコンミテータを示し、該 コンミテータ21は絶縁性の樹脂材料から図3に示す如くテーパ状をなして形成 されたホルダ21Aと、該ホルダ21A上に周方向に離間して列設された8個の セグメント21B,21B,…とからなり、該各セグメント21Bは、回転軸1 0を中心として径方向内側から外側へと下向きに傾斜してホルダ21A上に配設 されている。そして、該各セグメント21Bの上面はホルダ21Aから露出し、 全体として円錐形状をなすブラシ摺接面21Cとなっている。また、該各セグメ ント21Bをホルダ21A上に一定間隔を介して列設することにより、各セグメ ント21B間にはスリットB,B,…が形成されている。
【0018】 そして、各スリットBは、ホルダ21Aの径方向内側から外側に向けて伸長し 、該各スリットBの伸長方向に対する横断面はV字状をなし、該各スリットBの 幅は径方向内側から外側に向けて漸次幅広となっている。
【0019】 22,22(1個のみ図示)は、前記コンミテータ21の上側から、コンミテ ータ21の各セグメント21Bに摺接するブラシを示し、該各ブラシ22は、従 来技術で述べたブラシ17,17とほぼ同様に構成されるものの、該各ブラシ2 2は各セグメント21Bのブラシ摺接面21Cに摺接する下端面22Aが各ブラ シ摺接面21Cと対応する形状に形成されている。
【0020】 本実施例の燃料ポンプは上述したコンミテータ21およびブラシ22を含んで 構成されており、電動モータを駆動することにより、吸込口3からポンプ室5内 に吸込んだ燃料をケーシング本体1から吐出ポート8を介して吐出配管側に圧送 供給する基本的作動については、従来技術によるものと格別差異はない。
【0021】 然るに、本実施例によれば、コンミテータ21の各セグメント21Bを、その 上端面側のブラシ摺接面21Cが全体として円錐状をなすように、ホルダ21A 上で回転軸10を中心として径方向外側へと下向きに傾斜させて配設し、各セグ メント21B間には、回転軸10を中心に放射状に伸長し、径方向内側から外側 に向けて漸次幅広となる断面V字状のスリットB,B,…を設けたから、下記の ような作用効果を奏する。
【0022】 即ち、各スリットBは両側に位置するセグメント21B,21Bの下側からブ ラシ摺接面21C側に近付くほど広幅となり、さらに、径方向内側から外側へと 漸次幅広となって外向きに開放されるため、コンミテータ21と各ブラシ22と の摺動によって発生した摩耗粉は、電動モータの回転時に遠心力によって各スリ ットB内から径方向外向きに飛散されるようにして排出される。また、コンミテ ータ21の各セグメント21Bはブラシ摺接面21Cが径方向外側に向けて下向 きに傾斜するから、摩耗粉は重力によっても各ブラシ摺接面21CやスリットB から排出され易くなり、摩耗粉が各スリットBの内側に堆積するのを防止するこ とができる。
【0023】 かくして、本実施例によれば、コンミテータ21の各セグメント21Bが該各 セグメント21Bとブラシ22との摺動による摩耗粉の堆積によってショート事 故を起こすのを確実に防止でき、寿命や信頼性を大幅に向上できる。
【0024】 なお、前記実施例では8個のセグメント21B,21B,…からなるコンミテ ータ21を例に挙げたが、4個,6個あるいは10個以上のセグメントから構成 されるコンミテータにも本考案は適用できるものである。
【0025】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如くであって、コンミテータのブラシ摺接面は円錐状に 形成し、各セグメント間のスリットは、横断面がV字状をなしコンミテータの径 方向内側から外側に向けて漸次幅広となるように形成したから、各スリット内に 侵入する摩耗粉を各スリットから遠心力によって速やかに飛散させることが可能 になり、スリット内に堆積する摩耗粉によって隣接するセグメントがショート事 故を起こすのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるタービン型燃料ポンプを
示す要部縦断面図である。
【図2】図1に示すコンミテータおよび回転子の外観斜
視図である。
【図3】図2中の矢示 III−III 方向断面図である。
【図4】従来技術によるタービン型燃料ポンプの縦断面
図である。
【図5】図4に示すコンミテータおよび回転子の外観斜
視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング本体 2 ポンプハウジング 7 エンドカバー 14 回転子 19 固定子 21 コンミテータ 21A ホルダ 21B セグメント 21C ブラシ摺接面 22 ブラシ B スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、軸方向両端側が該ケーシ
    ングに軸支された回転子と、一側端面がブラシ摺接面と
    なるように、該回転子の軸方向一側に同軸状に配設さ
    れ、該ブラシ摺接面が複数のスリットを介して周方向に
    隔設された複数のセグメントからなるコンミテータと、
    前記ケーシングに設けられ、該コンミテータのブラシ摺
    接面に圧接されるブラシと、前記回転子の外周側に位置
    して前記ケーシングに設けられた固定子とからなる電動
    モータにおいて、前記コンミテータのブラシ摺接面を円
    錐状に形成し、前記各セグメント間のスリットを横断面
    がV字状をなしコンミテータの径方向内側から外側に向
    けて漸次幅広となるように形成したことを特徴とする電
    動モータ。
JP6785691U 1991-07-31 1991-07-31 電動モータ Pending JPH0515668U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5465089U (ja) * 1977-10-18 1979-05-09
JP2008536464A (ja) * 2005-04-11 2008-09-04 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ファンシステムおよびファンモータを制御する方法
JP2015001505A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 Dmg森精機株式会社 ロータリーエンコーダ

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