JPH05153790A - 回転微動機構 - Google Patents

回転微動機構

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JPH05153790A
JPH05153790A JP33777291A JP33777291A JPH05153790A JP H05153790 A JPH05153790 A JP H05153790A JP 33777291 A JP33777291 A JP 33777291A JP 33777291 A JP33777291 A JP 33777291A JP H05153790 A JPH05153790 A JP H05153790A
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JP
Japan
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rotary shaft
drive
shaft holding
elastic hinge
rotating
Prior art date
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Pending
Application number
JP33777291A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Ikuta
美和 生田
Hideo Ichimura
英男 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回転軸を回転させる機構において、回転軸の
固定と駆動の同期を機械的に行なえるようにし、任意の
回転軸径に対応しかつ回転範囲を無限に得られるように
する。 【構成】 微動回転を繰り返すことで連続回転を行う歩
進動作駆動法により、基台上に回転自在に載置した回転
軸15を回転させる機構であって、回転軸15を加圧固
定する回転軸保持部材16と、回転軸15を加圧固定し
かつ回転軸15を摩擦駆動させる回転軸保持駆動部材2
0と、回転軸保持部材16と回転軸保持駆動部材20に
装着される2つの駆動部材を装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物***置の回転を高精
度に行わせる回転微動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば特開昭58−139681
号公報に示された従来の回転微動機構の概略構成図を示
すもので、aは平面図、bはaのA−A線断面図、cは
aのB−B線断面図である。図において、1は回転板
で、この回転板1は半円板状の第1及び第2の移動部材
2、3を弾性ヒンジ4で接続して構成されている。な
お、実際には円板の中心軸を対称とする該円板の外周部
2箇所をそれぞれ一部切り欠くと共に、該切り欠き部か
ら中心軸に向かってそれぞれ切り込みを設けることによ
って、上記移動部材2、3及び弾性ヒンジ4からなる回
転板1が形成される。そして、回転板1は基台5上に移
動自在に載置されると共にその中心である弾性ヒンジ4
の下面に設けたピン6によって回転の中心が規定されて
いる。回転板1の前記切り欠き部には、第1及び第2の
駆動部材7、8がそれぞれ設けられている。これらの駆
動部材7、8はそれぞれ印加電圧に応じて伸縮する圧電
素子からなるもので、その伸縮方向(図中に示す矢印方
向)の両端に前記第1及び第2の移動部材2、3がそれ
ぞれ固定されている。一方、前記回転板1の上方には、
前記駆動部材7、8と同様な圧電素子からなる第1及び
第2の固定部材9、10がそれぞれ設けられている。こ
れらの固定部材9、10の伸縮方向の一端はそれぞれ固
定軸に固定されている。そして固定部材9、10は電圧
を印加されることにより、その他端(自由端)で前記回
転板1を基台5上に押し付けて固定するものとなってい
る。
【0003】次に図4を用いて動作について説明する。
まず、前記第2の固定部材10を伸長させて第2の移動
部材3を基台5上に押し付けて固定する。この状態で第
1の駆動部材7を伸長させると共に、第2の駆動部材8
を伸長させる。これにより、第1の移動部材2は図4
(a)に示す如く、弾性ヒンジ4のひずみにより同ヒン
ジ4を中心として矢印Pの方向に微小回転する。次に、
前記第1の固定部材9を伸長させて第1の移動部材2を
基台5上に固定し、その後第2の固定部材10を伸長さ
せて第2の移動部材3の固定を解除する。この状態で第
1の固定部材7を伸長させると共に、第2の駆動部材8
を伸長させると、第2の移動部材3が図4(b)に示す
如く、弾性ヒンジ4を中心として矢印Pの方向に微小回
転する。以上の操作を繰り返すことによって、第1及び
第2からなる回転板1は、弾性ヒンジ4のひずみにより
ピン6を中心として矢印P方向に回転せしめられること
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転微動機構は
上記のように回転軸を回転させる機能と回転軸を固定す
る機能が互いに独立しているため、上記機能に付随する
圧電素子からなる駆動部材が少なくとも4つ必要であ
り、回転軸の固定と駆動の同期を取るのが容易ではな
く、また回転軸内に駆動部材を挿入しているため、回転
軸径の大きさが駆動部材の大きさに拘束され、回転軸径
及び回転範囲に制限があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、回転軸を加圧固定する回転軸保
持部材と、回転軸を加圧固定しかつ回転軸を摩擦駆動さ
せる回転軸保持駆動部材を一体化した2つの駆動部材で
構成することによって、回転軸の固定と駆動の同期が機
械的に行え、また回転微動機構自体を回転軸周上に配置
することによって任意の回転軸径に対応可能でかつ回転
範囲が無限に得られる回転微動機構を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転微動
機構は、基台に支持され回転軸を加圧固定する回転軸保
持部材と、回転軸を加圧固定しかつ回転軸を摩擦駆動さ
せる回転軸保持駆動部材と、回転軸保持部材と回転軸保
持駆動部材に装着される合計2つの駆動部材で構成した
ものである。
【0007】
【作用】この発明における回転軸を加圧固定する回転軸
保持部材と、回転軸を加圧固定しかつ回転軸を摩擦駆動
させ上記回転軸保持部材と一体化され逆位相で駆動する
回転軸保持駆動部材は、回転軸保持部材と回転軸保持駆
動部材にそれぞれ装着された合計2つの駆動部材で駆動
され、回転軸の任意の位置を摩擦駆動することにより微
動回転させ、この微動回転を繰り返し行うことで連続回
転を行う歩進動作駆動により回転軸を回転させる。
【0008】
【実施例】実施例1.以下本発明の実施例を図を用いて
説明する。図1は回転微動機構の概略構成平面図であ
る。図において、11は駆動部aであり、弾性ヒンジa
12を介して基台13に接続され、同駆動部a11には
弾性ヒンジb14を介して回転軸15を固定するための
回転軸保持部材16が接続されている。17は駆動部b
であり、弾性ヒンジc18を介して駆動部a11に接続
され、また同駆動部b17には弾性ヒンジd19を介し
て回転軸15を固定及び回転せしめるための回転軸保持
駆動部材20が接続されている。21は駆動部材aであ
り、その一端は駆動部a11に接続され、他端は基台1
3に接続されており、この駆動部材a21が伸縮するこ
とにより弾性ヒンジa12を支点とし駆動部a11が駆
動する。駆動部材b22の一端は駆動部a11に接続さ
れ、他端は駆動部b17に接続されており、この駆動部
材b22が伸縮することにより弾性ヒンジc18を支点
とし駆動部b17が駆動する。なお、これらの駆動部材
a21、b22として例えばそれぞれ印加電圧に応じて
伸縮する圧電素子で構成することができる。上記回転軸
保持部材16、回転軸保持駆動部材20は、回転軸15
を固定中、これが不用意に回転しないように、弾性ヒン
ジa12を通る回転軸外周の接線上に回転軸固定面16
a、20aが形成されている。また回転軸保持駆動部材
20の回転軸固定面20aは、回転軸15を回転せしめ
る際に回転軸外周に対し接線移動を行えるよう、弾性ヒ
ンジc18と回転軸15の中心を結ぶ直線ロに垂直な面
にもなっている。なお、上記各固定面16a、20aが
回転軸15を固定する位置は、固定軸側面の任意の位置
でよい。上記回転軸15は、回転軸保持部材16及び回
転軸保持駆動部材20で挾み込まれるように、また回転
自在に設置され、駆動部材b22の伸縮により、回転軸
保持駆動部材20との摩擦により回転せしめられる。な
お上記回転軸15の設置はピン、ベアリングのいずれで
あってもよい。また上記弾性ヒンジは板バネ、もしくは
ピン、ベアリング等の回転支持要素とバネ要素との組み
合わせのいずれであってもよい。
【0009】次に以上のように構成された回転微動機構
の作用について説明する。図2(a)は駆動部材a21
が伸長し、駆動部a11、b17が弾性ヒンジa12を
支点とし駆動され、回転軸保持部材16が回転軸15に
接触し弾性ヒンジb14の弾性力で回転軸15を固定し
ている状態である。この状態から駆動部材a21を収縮
させて行くことにより弾性ヒンジa12を支点とし駆動
部a11、b17が移動し、図2(b)に示すように回
転軸保持駆動部材20が回転軸15に接触し、その後図
2(c)に示すように回転軸保持部材16が回転軸15
より離れ、弾性ヒンジd19の弾性力により回転軸15
が固定される。この時回転軸保持部材16は弾性ヒンジ
b14の弾性により、回転軸保持駆動部材20が回転軸
15に接触し、弾性ヒンジd19の弾性力によって回転
軸15に固定力が掛かり始めるまで回転軸15から離れ
ないようになっている。次に駆動部材b22を伸長させ
ることにより、駆動部b17が弾性ヒンジd19を支点
とし移動し、図2(d)に示すように回転軸保持駆動部
材20が回転軸15との摩擦力により回転軸15を矢印
方向に回転させる。次に駆動部材a21を伸長させて行
くことにより弾性ヒンジa12を支点とし駆動部a1
1、b17が移動し、図2(e)に示すように回転軸保
持部材16が回転軸15に接触し、その後図2(f)に
示すように回転軸保持駆動部材20が回転軸15より離
れ、弾性ヒンジb14の弾性力により回転軸15が回転
軸保持部材16に固定される。この時回転軸保持駆動部
材20は弾性ヒンジd19の弾性により、回転軸保持部
材16が回転軸15に接触し、弾性ヒンジb14の弾性
力によって回転軸15に固定力が掛かり始めるまで回転
軸15から離れないようになっている。この状態より駆
動部材b22を収縮させることにより、駆動部b17が
弾性ヒンジc18を支点とし駆動し、図2(a)の状態
にもどる。以上の手順を繰り返し行うことによって、回
転軸15は回転せしめられることになる。なお上記手順
を逆手順で行うことにより、上記手順で回転軸15を回
転させる方向と逆方向に回転させることができる。上記
実施例では、回転軸15の固定及び摩擦駆動は回転軸側
面の任意の位置であるが、回転軸上面及び下面の任意の
位置を、駆動及び固定しても同じである。
【0010】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、回転
軸を加圧固定する回転軸保持部材と、回転軸を加圧固定
しかつ回転軸を摩擦駆動させる回転軸保持駆動部材を一
体化して構成することによって、合計2つの駆動部材で
構成できるため、回転軸の固定と駆動の同期が機械的に
行えるので容易になり、また回転微動機構自体を回転軸
周上に配置することにより、任意の回転軸径に対応可能
でかつ回転範囲を無限にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による回転微動機構を示す
概略構成図である。
【図2】a〜fは上記実施例の駆動状態を示す説明図で
ある。
【図3】a〜cは従来の回転微動機構を示す概略構成図
である。
【図4】a、bは従来の回転微動機構の駆動状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
11 駆動部a 12 弾性ヒンジa 13 基台 14 弾性ヒンジb 15 回転軸 16 回転軸保持部材 17 駆動部b 18 弾性ヒンジc 19 弾性ヒンジd 20 回転軸保持駆動部材 21 駆動部材a 22 駆動部材b

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微動回転を繰り返し行うことで連続回転
    を行う歩進動作駆動法を用いて基台上に回転自在に載置
    された回転軸を回転させる機構であって、基台に支持さ
    れ回転軸を加圧固定する回転軸保持部材と、回転軸を加
    圧固定しかつ回転軸の任意の位置を摩擦駆動することに
    よって微動回転させる上記回転軸保持部材と一体化した
    回転軸保持駆動部材と、上記回転軸保持部材と回転軸保
    持駆動部材を同位相で動作させる1つの駆動部材と、回
    転軸を微動回転させるために回転軸保持駆動部材を駆動
    させる1つの駆動部材により構成することを特徴とする
    回転微動機構。
  2. 【請求項2】 弾性ヒンジaを介して基台に接続され、
    かつ弾性ヒンジbを介して回転軸を固定するための回転
    軸保持部材を接続した駆動部aと、弾性ヒンジcを介し
    て上記駆動部aに接続され、かつ弾性ヒンジdを介して
    回転軸を固定及び回転せしめるための回転軸保持駆動部
    材を接続した駆動部bと、一端を上記駆動部aに接続し
    他端を基台に接続した駆動部材aと、一端を上記駆動部
    aに接続し他端を上記駆動部bに接続した駆動部材bを
    備え、上記回転軸保持部材、回転軸保持駆動部材は上記
    弾性ヒンジaを通る回転軸外周の接線上に回転軸固定面
    が形成され、また上記回転軸保持駆動部材の回転軸固定
    面は上記弾性ヒンジcと回転軸の中心を結ぶ直線に垂直
    な面を形成していることを特徴とする回転微動機構。
JP33777291A 1991-11-26 1991-11-26 回転微動機構 Pending JPH05153790A (ja)

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JP33777291A JPH05153790A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 回転微動機構

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JP33777291A JPH05153790A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 回転微動機構

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JPH05153790A true JPH05153790A (ja) 1993-06-18

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JP33777291A Pending JPH05153790A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 回転微動機構

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JP (1) JPH05153790A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003029844A (ja) * 2001-07-17 2003-01-31 Canon Inc 位置制御方法および位置制御装置
KR100756223B1 (ko) * 2006-06-22 2007-09-06 전자부품연구원 미소변위 회전구동장치

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JP2003029844A (ja) * 2001-07-17 2003-01-31 Canon Inc 位置制御方法および位置制御装置
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