JPH0515295Y2 - - Google Patents

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JPH0515295Y2
JPH0515295Y2 JP3180490U JP3180490U JPH0515295Y2 JP H0515295 Y2 JPH0515295 Y2 JP H0515295Y2 JP 3180490 U JP3180490 U JP 3180490U JP 3180490 U JP3180490 U JP 3180490U JP H0515295 Y2 JPH0515295 Y2 JP H0515295Y2
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JP
Japan
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fixing
band
fixation
fastener
female
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は上位肋骨骨折時の患部固定に使用す
る固定用ベルトに関し、さらに詳しく言えば、症
状に応じて適宜その固定強度を調整することがで
きる上位肋骨固定用ベルトに関するものである。
〔従来の技術〕
肋骨の骨折に際しては、肋骨が呼吸によつて動
くため従来から適格な処置法がなく、患者の症状
に応じてなるべく動かないようにな方法が適宜取
られていた。すなわち、通常、上位肋骨骨折の患
部固定においては、上肢帯に邪魔されることと、
胸郭における呼吸運動により完全な固定が望めな
いため、その治療として以下のような方法が採用
される。
胸郭はそれ自体1個の籠とみなされるため、
鎖骨や上下の肋骨による固定力を期待して外固
定を行わない。
通常の絆創膏固定に加えて絆創膏を肩から斜
めに腹背に貼つて固定する。
弾性包帯またはバストバンドを使用して腋窩
以下の胸郭全周を固定することにより上位肋骨
の動きを制限し固定する。
綿包帯、または晒しと厚紙を使用し、肩から
胸郭にかけて8字帯に巻き固定する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記では、安静時にはそれでよい
が、動くとその動きに強い痛みが伴う。では絆
創膏によつて接触性の皮膚炎、言い換えればかぶ
れにより連続して固定することが難しい。では
腋窩以下の固定のため、患部に対して十分な固定
が望めない。では締め過ぎると呼吸困難を訴
え、緩めるとずれが生じ、十分な固定状態を維持
できないなどの欠点がある。またないしのよ
うな固定方法では患者自身で装着したり固定力の
調整などができず不便であるといつた問題や、上
部胸郭の状態にあつた固定ができないという問題
もある。
この考案は、このような従来技術の実情に鑑み
てなされたもので、その目的は、患者自身で装
着、調整でき、さらに上部胸郭の状態にあつた固
定が可能な上位肋骨固定用ベルトを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案に係る上位
肋骨固定用ベルトは、胸郭に巻回し胸郭を固定す
る固定バンドと、この固定バンドの位置を固定す
る補助バントとから構成される。固定バンドは、
表面に雌側の面状フアスナが備えられた難伸縮性
の布体からなる固定部と、この固定部の両端に連
続して設けられた伸縮部と、同伸縮部の反固定部
側の端部に連続して設けられ、それぞれ表面に雌
側の面状フアスナを、また、一方の裏面の端部に
雄側の面状フアスナを備えた難伸縮性の布体から
なる接合とを含み、胸郭上部の肋骨部分に巻回さ
れる。また、補助バンドは、一部に伸縮部を有し
ているとともに、両端の難伸縮性の布体からなる
固定部の裏面側端部に雄側の面状フアスナを備
え、一方の肩に掛けて固定部の雌側の面状フアス
ナと接合部の面状フアスナに雄側の面状フアスナ
を接合して固定バンドの巻回位置を固定する。
〔作用〕
固定バンドを上部胸郭に沿つて巻き付け、巻き
付け強さを固定バンドの一端の接合部の表側の雌
側の面状フアスナに他端の接合部の裏側の面状フ
アスナを接合する位置によつて調整して患部を固
定する。その後、補助バンドを肩に掛け、同補助
バンドの一方の雄側の面状フアスナを背中側の固
定部の雌側の面状フアスナに接合し、他方の面状
フアスナを胸側の固定部の雌側の面状フアスナに
接合する。その際、接合位置を調整して固定バン
ドの位置を規定し、その固定位置が胸郭の下部側
にずれないように肩から吊るすようにして固定す
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
第1図にはこの上位肋骨固定用ベルトの装着状
態が例示されており、第2図にはその構成要素と
しての固定バンド1の裏面側が示されている。こ
れによると、固定バンド1は難伸縮性の布体から
なる固定部2と、固定部2の両側に連続して設け
られた伸縮性の布体からなる伸縮部3,4と、伸
縮部3,4に続いて設けられた難伸縮性の布体か
らなる接合部4,6とから基本的に構成されてい
る。固定部2および接合部5,6の表面(図にお
いては裏側)には雌側の面状フアスナが設けられ
ている。一方の接合部5は先端部が二股に別れ、
その先端の裏面(図において表側)に雄側の面状
フアスナ7,8が設けられている。この実施例に
おいて、伸縮部3,4はメツシユ状になつてお
り、蒸れを防止している。
第3図には補助バンド15の裏面側から見た展
開図が示されている。これによると、補助バンド
15は伸縮性の布体からなる伸縮部9と、その両
端に続く難伸縮性の布体からなる固定部10,1
1とからなり、固定部10,11の端部にそれぞ
れ雄側の面状フアスナ12,13が設けられてい
る。なお、伸縮部9はメツシユ状になつている。
これらの固定バンド1と補助バンド15とによつ
て上位肋骨固定用ベルト16が構成される。
このように構成された上位肋骨固定用ベルト1
6は、第1図に示すようににして使用される。す
なわち、固定バンド1を腋窩に伸縮部3,4の窪
みが位置するようにして胸郭14の上部に沿つて
巻き付け、一方の固定部6の表面の雌側面状フア
スナに他方の固定部5の雄側面状フアスナ6,7
を止め、胸郭上部、すなわち上位肋骨部分を固定
する。この固定の強さは面状フアスナ6,7の固
定位置によつて任意に設定できる。このようにし
て固定した後、補助バンド8を肩に掛け、その一
方の固定部11の雄側面状フアスナ13を背中側
の固定部2の表面の雌側面状フアスナに止め、他
方の固定部10の面状フアスナに止め、他方の固
定部10の面状フアスナ12を胸側の固定部6も
しくは5のいずれかの雌側面状フアスナに引つ張
り強さを調整しながら止める。これにより固定バ
ンド1の胸郭14での位置がずれずに保持され
る。
このようにして胸郭14を固定すると、固定バ
ンド1は呼吸による肋骨の動きに対しては伸縮性
の伸縮動作によつてこの動きに追従し、その動き
の阻害することなく患部を固定することができる
ので、固定が確実に行われる。また、固定の強さ
が強ければ緩め、緩ければ強めることも自由にで
き、保持バンドを掛ける肩も負傷部位や肩の疲労
度に応じて適宜選択することができので、患者の
負担を軽くして、十分な固定状態を保持すること
が可能になる。これにより、治癒効果も高くな
る。
なお、この固定ベルトは装着操作も簡単であ
り、上部胸郭の状態にあつた固定を得られるの
で、骨折に限らず、打撲、挫傷においても症状に
応じて使用することができる。
〔考案の効果〕
これまでの説明で明らかなように、固定バンド
と補助バンドによつて上位肋骨の患部を固定する
ようにしたこの考案によれば、固定バンドは面状
フアスナによつて任意の位置で接合できるように
なつているので、患者自身で装着、調整でき、さ
らにその締め付け強度を自由に選択できるので、
上部胸郭の状態にあつた固定が可能な上位肋骨固
定用ベルトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る上位肋骨固定ベルトの使
用状態を示す説明図、第2図は固定バンドの展開
図、第3図は補助バンドの展開図である。 図中、1は固定バンド、2は固定部、3,4は
伸縮部、5,6は接合部、7,8は雄側の面状フ
アスナ、9は伸縮部、10,11は固定部、1
2,13は雄側の面状フアスナ、14は胸郭、1
5は補助バンド、16は上位肋骨固定用ベルトで
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 表面に雌側の面状フアスナが備えられた難収縮
    性の布体からなる固定部と、同固定部の両端に連
    続して設けられた伸縮部と、同伸縮部の反固定部
    側の端部に連続して設けられ、それぞれ表面に雌
    側の面状フアスナを、また一方の裏面の端部に雄
    側の面状フアスナを備えた難伸縮性の布体からな
    る接合部とを含み、胸郭上部の肋骨部分に巻回し
    て同部位を固定する固定バンドと、 一部に伸縮部を有するとともに、両端の難伸縮
    性の布体からなる固定部の裏面側端部に雄側の面
    状フアスナを備えてなり、一方の肩に掛けて上記
    固定部の雌側の面状フアスナと上記接合部の面状
    フアスナに上記雄側の面状フアスナを接合して固
    定バンドの巻回位置を固定する補助バンドとから
    なることを特徴とする上位肋骨固定用ベルト。
JP3180490U 1990-03-27 1990-03-27 Expired - Lifetime JPH0515295Y2 (ja)

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JPH03122817U JPH03122817U (ja) 1991-12-13
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT502663B1 (de) * 2005-10-28 2007-05-15 Garvington Res And Dev Inc Stützvorrichtung für den brustkorb
JP7035286B2 (ja) * 2018-03-07 2022-03-15 株式会社リハビテック 肩脱臼再発防止用装具

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