JPH05152095A - X線発生装置 - Google Patents

X線発生装置

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JPH05152095A
JPH05152095A JP31680991A JP31680991A JPH05152095A JP H05152095 A JPH05152095 A JP H05152095A JP 31680991 A JP31680991 A JP 31680991A JP 31680991 A JP31680991 A JP 31680991A JP H05152095 A JPH05152095 A JP H05152095A
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JP
Japan
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ray
circuit
tube
voltage
capacitor
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JP31680991A
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English (en)
Inventor
Osamu Sasaki
理 佐々木
Hisao Tsuji
久男 辻
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリを使用したコードレス式のX線発生
装置において、1回のX線曝射で発生させるX線量を増
大させる。 【構成】 コンデンサ18の充電電圧を検出する充電電
圧検出回路27とX線管23のフィラメント加熱回路に
管電流切り換え回路28を設けた。充電電圧検出回路2
7はX線曝射中のコンデンサ18の降下充電電圧を検出
し、所定値まで降下すると検出信号を出力する。管電流
切り換え回路28は、前記検出信号を受けて管電流を小
管電流に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に病院内を移動して
使用する回診用のX線発生装置(X線装置ともいう)に
関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、回診用のX線装置は従来のコンデン
サ式から安定した高電圧を発生することのできるインバ
ータ式に移行しつつある。その中でもバッテリーを搭載
したコードレスX線装置は、コンセントの無い部屋でも
使用できるため、現在回診用X線装置の主流となり、広
く用いられている。 従来のコードレス・インバータ式
回診用X線装置の構成および作用を図2に基ずいて説明
する。まず、電源のある部屋で、プラグ31をコンセン
トに差し込み、バッテリー34を充電する。これを詳し
く述べると、プラグ31をからのAC電圧(通常100
V)はバッテリー充電回路41のオートトランス32に
より約600Vに昇圧される。これよりのAC電流は整
流回路33によりDC電流に整流され、数十個の単位セ
ル(電圧12V)が直列に接続されたバッテリー34を
充電する。
【0003】この回診用X線装置を使用するときは、バ
ッテリー34から供給されるDC電流をインバータ回路
35によりAC電流に変換し、高圧発生トランス36に
入力する。高圧発生トランス36により生成される40
−125kV程度の高電圧を整流回路37により整流
し、X線管39に印加する。この間、X線管39に印加
される電圧は管電圧検出回路38により検出され、制御
回路40にフィードバックされて、インバータ35の制
御に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記X線装置では、次
のような理由から、X線管39に十分大きな電力Pを与
えることができないという問題があった。すなわち、高
圧発生トランス36の一次側で考えると、電力Pは電圧
と電流との積であるため、電力Pを大きくするためには
一次電圧または一次電流を大きくする必要がある。回診
用X線発生装置では移動のために一次側電源としてバッ
テリー34を使用するが、バッテリーはその特性上、そ
れ自身に流すことの出来る電流に制限がある。
【0005】このため、大電力を得るのにはバッテリー
電圧を上げるしかない。ところが、容易に入手できる標
準的なバッテリーセルの電圧は1個当り12Vで有るた
め、回診用X線装置として必要な電力を得るためには、
このようなバッテリーセルを数十個直列に接続する必要
がある。この様な回診用X線装置はバッテリーだけでも
容積がかさみ、重量も数百kgとなって、非常に扱い難い
操作性も悪いものとなる。
【0006】このような問題を解決すべく、バッテリー
とX線管との間に600V程度の中電位で蓄電するコン
デンサを設けたX線装置が本願発明者等によって提案さ
れた(特願平3−97362号)。
【0007】このX線装置の構成および作用を図3に基
ずいて説明する。本装置を実際にしようする前に、ま
ず、電源のある部屋で、プラグ11をコンセントに差し
込み、バッテリー14を充電する。バッテリー14を充
電するため回路25には、プラグ11の他、降圧トラン
ス12および整流回路13が含まれる。図2に示した回
路と異なり、図3の装置ではバッテリー14は標準的な
12Vバッテリーセルを2個しか使用しないため、バッ
テリー充電回路25のトランス12は商用電源である1
00Vを降圧するものとなっている。
【0008】バッテリー14の充電が終了したのち、本
X線装置は使用可能となる。使用時には、バッテリー1
4から供給されるDC電流をインバータ15によりAC
電流に変換し、絶縁トランス16により数百V程度(例
えば600V程度)の中電圧に昇圧する。中圧程度に昇
圧されたAC電流を整流回路17によりDC電流に変換
し、これによりコンデンサ18を充電する。コンデンサ
18の充電が完了した時点でX線発生が可能となる。
【0009】X線を発生するために操作者が図示せぬス
イッチを操作すると、制御回路24がインバータ19を
動作させる。インバータ19により、コンデンサ18か
ら放電されるDC電流がAC電流に変換され、高圧トラ
ンス20により高圧の管電圧(例えば65kV)まで昇
圧される。このAC電流は整流回路21によりふたたび
DC電流に変換されX線管23に印加される。
【0010】図2のX線装置と同様、管電圧は管電圧検
出回路22によりモニターされ、制御回路24にフィー
ドバックされる。制御回路24はコンデンサ充電回路2
6のインバータ15および高圧回路のインバータ19を
制御し、高圧インバータ19の方ではモニターした管電
圧をもとに、X線管23に印加される電圧が所定の値に
なるように制御する。
【0011】図3のX線発生装置ではバッテリーにはそ
う高い電圧を必要としないため、バッテリーの容積及び
重量を非常に小さくすることが出来るという特徴を有す
る。しかし、この装置では、1回のX線曝射で発生させ
るX線量がコンデンサ18の容量により制限されるとい
う問題がある。図3のX線発生装置のコンデンサ18の
充電電圧およびX線管23の管電圧のX線発生時の変化
を図4に示すが、コンデンサ18の電圧VcはX線管の
発生に伴いカーブaの様に下がる。
【0012】この電圧Vcが、X線管電圧Vtを高圧ト
ランス20の巻き数nで除した値(これをV2とする)
以上でないと所定のX線管電圧を維持することが出来
ず、制御不能となる。すなわち、X線曝射終了時のコン
デンサ18の電圧Vcが、X線管電圧Vtを高圧トラン
ス20の巻き数nで除した値V2と等しい場合の発生X
線量が最大値であり、これ以上のX線量は発生すること
が出来ない。
【0013】これにより、厚い被写体のX線写真を撮っ
たときに、X線量が不足して濃度の薄い写真になってし
まうという問題があった。1回のX線曝射で発生される
X線量を増やすために、コンデンサ18の容量を増やす
事が考えられるが、この様な回診用X線装置はコンデン
サーだけでも容積がかさみ、重量も大きくなって、非常
に扱い難い、操作性も悪いものとなり、実用的でない。
【0014】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、バッテ
リーを使用したコードレス式のX線発生装置において、
容積及び重量の増大をまねくことなく、1回のX線曝射
で発生されるX線量を増やす事である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明では、バッテリーに蓄えられた電気を
昇圧してコンデンサに蓄え、コンデンサに蓄えられた電
気を昇圧してX線管に供給することによりX線を発生す
るX線発生装置において、X線曝射中のコンデンサの充
電電圧を検出する充電電圧検出回路と、この充電電圧検
出回路の出力信号でX線曝射中にX線管電流を小管電流
に切り換える管電流切り換え回路とを備えることを特徴
とする。
【0016】
【作用】充電電圧検出回路は、X線曝射中に降下するコ
ンデンサ充電電圧を検出し、それが所定値になると出力
信号を発する。管電流切り換え回路は、前記充電電圧検
出回路の出力で管電流を小管電流値に切り換える。その
ため、コンデンサの充電電圧の降下が押えられるので、
所定の管電圧での曝射時間が長くなり、1回のX線曝射
で発生されるX線量が増やすことができる。 また、X
線管電流が小管電流に切り換わり、小さくなるので、バ
ッテリーからの出力電流は十分小さく、定格範囲内にお
さまり、過負荷になることはない。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例であるコードレス・インバ
ータ式回診用X線装置の構成を図1に示す。本実施例の
基本的構成は図3に示したX線装置と同じであり、同一
の要素には同一の番号を付した。本実施例のX線装置に
おいて、プラグ11をコンセントに差込み、X線管23
に高圧を印加してX線を発生するまでの作用は、図3に
ついてすでに述べた通りである。
【0018】本実施例の装置が図3の装置と異なる点
は、コンデンサ18の両端に接続された充電電圧検出回
路27、X線管23のフィラメント加熱回路に設けられ
X線管管電流を切り換える管電流切り換え回路28を備
えていることである。以下に、X線管23からのX線発
生(X線曝射)が始まった以降のこれらの回路の作用を
図1及び図4により述べる。
【0019】X線曝射中に、コンデンサ18の充電電圧
がしきい値V1を下回ると、充電電圧検出回路27は検
出信号を制御回路24に送る。制御回路24はこの検出
信号を受け、コンデンサ充電回路26および管電流切り
換え回路28に制御信号を送る。これにより、コンデン
サ充電回路26が動作し、バッテリー14の電気エネル
ギーをX線管に供給する。これにより、コンデンサ18
の充電電圧はX線管管電圧Vtを高圧トランス20の巻
き数nで除した値V2以下に下がることはなく、所定の
管電圧を維持することが出来る。この時の管電圧波形を
図4のdに示す。また同時に、管電流切り換え回路28
が動作し、X線管電流はX線管フィラメント(図示せ
ず)の熱慣性により決定される時間Tdののちに十分小
さな値となる(例えば100mAから10mAに切り変
わる)。このため、バッテリー14からの出力電流は十
分小さく、定格範囲内におさまっているので、異常な発
熱もなく、寿命を縮める事もない。
【0020】しきい値V1は、熱慣性による時間遅れT
dを考慮して、X線管電圧Vtを高圧トランス20の巻
き数nで除した値V2よりも若干高めに設定してあるた
め、X線曝射中にコンデンサ18の充電電圧VcがV2
をしたまわって制御不能になることはない。
【0021】なお、実施例では、コンデンサ18の充電
電圧をX線曝射中一定に維持し所定管電圧での長時間X
線曝射を実現するために充電電圧検出回路27の検出信
号で、管電流切り換え回路28とコンデンサ充電回路2
6の両者が動作するようにしたが、前者のみ動作するよ
うにしてもよい。この場合のコンデンサ18の電圧Vc
は図4のeのように変化する。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、装置を大型にする事な
く、X線曝射中に管電流を切り換え小さくするので、コ
ンデンサの充電電圧の降下が押えられ、所定の管電圧で
のX線曝射時間を長くすることが可能となり、その結果
1回のX線曝射で発生されるX線量を増やす事が出来
る。
【0023】また、管電流が小電流に切り換えられるの
で、曝射時間の延長により過負荷になることはない。さ
らに実施例のように管電流の切り換えと同時にコンデン
サを充電するようにすれば、よりX線量を増大すること
がき、且つ過負荷にすることもない。
【0024】さらにまた、管電流の切り換えで1回のX
線曝射で発生させるX線量の増大を計っているので、コ
ンデンサの容量を大きくする必要がなく、その結果、容
積及び重量を小さくすることができるため、回診用X線
装置をコンパクトなものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるコードレス・インバー
タ式回診用X線装置の回路図。
【図2】従来のコードレス・インバータ式回診用X線装
置の回路図。
【図3】図2の装置の改良型である、コンデンサを使用
したコードレス・インバータ式回診用X線装置の回路
図。
【図4】X線装置のX線発生時におけるコンデンサ充電
電圧とX線管管電圧の変化を示す図。
【符号の説明】
14:バッテリ 26:コンデンサ
充電回路 15,19:インバータ 27:充電電圧検
出回路 23:X線管 28:管電流切り
換え回路 25:バッテリ充電回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリーに蓄えられた電気を昇圧して
    コンデンサに充電し、コンデンサに蓄えられた電気を昇
    圧してX線管に供給することによりX線を発生するX線
    発生装置において、X線曝射中の前記コンデンサ充電電
    圧を検出する充電電圧検出回路と、この検出回路の出力
    信号でもってX線曝射中にX線管電流を小管電流に切り
    換える管電流切り換え回路とを備えることを特徴とする
    X線発生装置。
JP31680991A 1991-11-29 1991-11-29 X線発生装置 Pending JPH05152095A (ja)

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JP31680991A JPH05152095A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 X線発生装置

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ID=18081167

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JP (1) JPH05152095A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505512A (ja) * 2008-10-07 2012-03-01 ポスコム カンパニー リミテッド バッテリ型x線撮影装置
JP2014093159A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Toshiba Corp X線電源装置及びそれを備えたx線装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505512A (ja) * 2008-10-07 2012-03-01 ポスコム カンパニー リミテッド バッテリ型x線撮影装置
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