JPH0515054Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0515054Y2 JPH0515054Y2 JP12404485U JP12404485U JPH0515054Y2 JP H0515054 Y2 JPH0515054 Y2 JP H0515054Y2 JP 12404485 U JP12404485 U JP 12404485U JP 12404485 U JP12404485 U JP 12404485U JP H0515054 Y2 JPH0515054 Y2 JP H0515054Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- explosion
- instrument
- mounting screw
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は防爆機器の錠締構造に関するものであ
る。
る。
防爆機器としては有底円筒状の計器収納容器お
よび端子収納容器と、これら容器の開口を覆う蓋
体とを備えたものが一般的であり、労働省産業安
全研究所の防爆規格により、蓋体を錠締構造する
ことが要求されている。
よび端子収納容器と、これら容器の開口を覆う蓋
体とを備えたものが一般的であり、労働省産業安
全研究所の防爆規格により、蓋体を錠締構造する
ことが要求されている。
そのため、従来、蓋体の外周面に設けた環状溝
に錠締金具を係合させ、この錠締金具を、計器収
納容器と端子収納容器との間に設けた取付部に軸
線方向に螺合する取付ねじで錠締めするように構
成している。ここで、取付ねじとしては、スパナ
等の一般的な工具では取外しできないように六角
穴付ボルトが用いられている。
に錠締金具を係合させ、この錠締金具を、計器収
納容器と端子収納容器との間に設けた取付部に軸
線方向に螺合する取付ねじで錠締めするように構
成している。ここで、取付ねじとしては、スパナ
等の一般的な工具では取外しできないように六角
穴付ボルトが用いられている。
しかしながら、このように取付ねじを軸線方向
に螺合させる構造では、防爆機器を点検する際、
蓋体の開閉が迅速に行えないという不具合があつ
た。これは、取付ねじの螺合方向が蓋体の延在方
向と等しいからである。そのため、計器収納容器
の蓋体が取付ねじを回転させるL字状の六角棒ス
パナよりも長くなると、外方向に折曲げられた六
角棒スパナの基端部と蓋体とが接触し、六角棒ス
パナを連続して回転させることができなくなる。
その結果、六角棒スパナの嵌脱を繰返しながら、
取付ねじを僅かずつ回転させざるを得ず、作業が
きわめて煩雑となる。
に螺合させる構造では、防爆機器を点検する際、
蓋体の開閉が迅速に行えないという不具合があつ
た。これは、取付ねじの螺合方向が蓋体の延在方
向と等しいからである。そのため、計器収納容器
の蓋体が取付ねじを回転させるL字状の六角棒ス
パナよりも長くなると、外方向に折曲げられた六
角棒スパナの基端部と蓋体とが接触し、六角棒ス
パナを連続して回転させることができなくなる。
その結果、六角棒スパナの嵌脱を繰返しながら、
取付ねじを僅かずつ回転させざるを得ず、作業が
きわめて煩雑となる。
これを解決するために長い六角棒スパナを使用
することが考えられるが、長いスパナは規格外で
あり入手が困難なため実際的でない。
することが考えられるが、長いスパナは規格外で
あり入手が困難なため実際的でない。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもの
で、蓋体の開閉が迅速に行える防爆機器の錠締構
造を提供するものである。本考案に係る防爆機器
の錠締構造は、容器の開口を被覆する両蓋体の側
面に異径部を設けると共に、これら両異径部に係
合する係止部材を、前記容器の連結部に径方向に
螺合する取付ねじで締結したものである。
で、蓋体の開閉が迅速に行える防爆機器の錠締構
造を提供するものである。本考案に係る防爆機器
の錠締構造は、容器の開口を被覆する両蓋体の側
面に異径部を設けると共に、これら両異径部に係
合する係止部材を、前記容器の連結部に径方向に
螺合する取付ねじで締結したものである。
本考案においては、防爆機器の延在方向と取付
ねじの螺合方向を異ならせることにより、取付ね
じを回転させる工具と防爆機器とが接触するのを
防止し、工具を連続して回転させる。
ねじの螺合方向を異ならせることにより、取付ね
じを回転させる工具と防爆機器とが接触するのを
防止し、工具を連続して回転させる。
以下、本考案の一実施例を図により詳細に説明
する。第1図は本考案に係る防爆機器の錠締構造
が実施された防爆機器を示す平面図、第2図は同
じく側面図で、これらの図において符号1で示す
ものは防爆機器を示し、この防爆機器1は内部に
計器が収容された計器部2と、この計器部2と対
をなす端子部3とから構成されている。計器部2
および端子部3はそれぞれ有底円筒状に形成され
た計器部容器4、端子部容器5と、これら容器に
嵌合して開口を被覆する計器部蓋体6、端子部蓋
体7とを備えている。計器部容器4および端子部
容器5は、外周面に突設された連結部4a,5a
で互いに連結されている。計器部蓋体6、端子部
蓋体7は図示しないが、計器部容器4、端子部容
器5に嵌合するスカート部が形成されている。8
は計器部容器4の底部に設けられ測定信号を導入
するための接続部である。
する。第1図は本考案に係る防爆機器の錠締構造
が実施された防爆機器を示す平面図、第2図は同
じく側面図で、これらの図において符号1で示す
ものは防爆機器を示し、この防爆機器1は内部に
計器が収容された計器部2と、この計器部2と対
をなす端子部3とから構成されている。計器部2
および端子部3はそれぞれ有底円筒状に形成され
た計器部容器4、端子部容器5と、これら容器に
嵌合して開口を被覆する計器部蓋体6、端子部蓋
体7とを備えている。計器部容器4および端子部
容器5は、外周面に突設された連結部4a,5a
で互いに連結されている。計器部蓋体6、端子部
蓋体7は図示しないが、計器部容器4、端子部容
器5に嵌合するスカート部が形成されている。8
は計器部容器4の底部に設けられ測定信号を導入
するための接続部である。
ここで、計器部蓋体6、端子部蓋体7を嵌合す
る構造としては、ねじ作用によつて螺着するねじ
込み式や爪によつて係止するバヨネツト式、ある
いはストレートに嵌合させる嵌挿式などがあり、
何れの構造も採用することができる。
る構造としては、ねじ作用によつて螺着するねじ
込み式や爪によつて係止するバヨネツト式、ある
いはストレートに嵌合させる嵌挿式などがあり、
何れの構造も採用することができる。
10は計器部蓋体6の側面に設けられた異径部
としての環状溝、11は端子部蓋体7の側面に設
けられた異径部としての環状溝である。12はこ
れら両環状溝10,11に係合する係止部材であ
る。この係止部材12は第3図に拡大して示すよ
うに、板材料からなり、両環状溝10,11に蓋
体の軸線と直交する方向に係合する台形状の係合
部12aと、この係合部12aを前記連結部4
a,5aに取付ける軸線方向に延在する取付部1
2bとが板抜き加工および折曲げ加工により形成
されている。詳述すれば、連結部4aの取付面は
計器部容器4の中心および端子部容器5の中心を
通る線に平行であつて、かつ軸線と平行になるよ
うに形成されている。取付部12bの中央には長
孔13が穿設されている。また、両側縁12c,
12cは直角に折曲げられており、後述する取付
ねじがスパナ等の一般的な工具で回転されるのを
防止する壁が形成されている。
としての環状溝、11は端子部蓋体7の側面に設
けられた異径部としての環状溝である。12はこ
れら両環状溝10,11に係合する係止部材であ
る。この係止部材12は第3図に拡大して示すよ
うに、板材料からなり、両環状溝10,11に蓋
体の軸線と直交する方向に係合する台形状の係合
部12aと、この係合部12aを前記連結部4
a,5aに取付ける軸線方向に延在する取付部1
2bとが板抜き加工および折曲げ加工により形成
されている。詳述すれば、連結部4aの取付面は
計器部容器4の中心および端子部容器5の中心を
通る線に平行であつて、かつ軸線と平行になるよ
うに形成されている。取付部12bの中央には長
孔13が穿設されている。また、両側縁12c,
12cは直角に折曲げられており、後述する取付
ねじがスパナ等の一般的な工具で回転されるのを
防止する壁が形成されている。
14は連結部4a,5aに設けられたねじ孔に
容器の径方向、すなわち、取付面と垂直な方向に
螺合する取付ねじであり、前記長孔13を貫通し
て係止部材12を締結している。この取付ねじ1
4は両側縁12c,12c間に介入する六角穴付
きの頭部を有している。
容器の径方向、すなわち、取付面と垂直な方向に
螺合する取付ねじであり、前記長孔13を貫通し
て係止部材12を締結している。この取付ねじ1
4は両側縁12c,12c間に介入する六角穴付
きの頭部を有している。
このように構成された防爆機器の錠締構造にお
いては、計器部蓋体6を計器部容器4に、端子部
蓋体7を端子部容器5にそれぞれ嵌合させた後、
係止部材12を外径方向から係合させる。次い
で、取付ねじ14を係止部材12の長孔13から
臨んだねじ孔に螺合させることにより錠締構造と
することができる。
いては、計器部蓋体6を計器部容器4に、端子部
蓋体7を端子部容器5にそれぞれ嵌合させた後、
係止部材12を外径方向から係合させる。次い
で、取付ねじ14を係止部材12の長孔13から
臨んだねじ孔に螺合させることにより錠締構造と
することができる。
この錠締作業において、取付ねじ14を回転さ
せるために図中15で示すL字状の六角棒スパナ
を使用するが、防爆機器1の計器部蓋体6および
端子部蓋体7の延在方向と取付ねじ14の螺合方
向とが異なつているため、鎖線で示すように六角
棒スパナ15を回転させても、計器部蓋体6に接
触するのを防止することができる。
せるために図中15で示すL字状の六角棒スパナ
を使用するが、防爆機器1の計器部蓋体6および
端子部蓋体7の延在方向と取付ねじ14の螺合方
向とが異なつているため、鎖線で示すように六角
棒スパナ15を回転させても、計器部蓋体6に接
触するのを防止することができる。
したがつて、六角棒スパナ15を六角穴に嵌合
させた状態で、容易にしかも連続的に回転させる
ことができる。
させた状態で、容易にしかも連続的に回転させる
ことができる。
第4図は他の実施例を示す要部の側面図で、第
2図に示すものと同一あるいは同等な部材には同
一符号を付し、その説明は省略する。この実施例
においては、計器部容器4と端子部容器5との高
さが異なつているため、係止部材12の係合部1
2aが折曲げられ段差16が設けられている。こ
の実施例においても、取付ねじ14を回転させる
工具を連続的に回転させることができる。
2図に示すものと同一あるいは同等な部材には同
一符号を付し、その説明は省略する。この実施例
においては、計器部容器4と端子部容器5との高
さが異なつているため、係止部材12の係合部1
2aが折曲げられ段差16が設けられている。こ
の実施例においても、取付ねじ14を回転させる
工具を連続的に回転させることができる。
なお、上記実施例においては、異径部として環
状溝10,11を設けた例について説明したが、
本考案はこれに限定されるものではなく、外径方
向に突出する環状の突起でもよい。また、計器部
蓋体6、端子部蓋体7をバヨネツト式や嵌挿式に
より嵌合させる場合には、全周に渡つて設ける必
要はなく部分的に設ければよく、要するに、係止
部材12が係合できればよい。
状溝10,11を設けた例について説明したが、
本考案はこれに限定されるものではなく、外径方
向に突出する環状の突起でもよい。また、計器部
蓋体6、端子部蓋体7をバヨネツト式や嵌挿式に
より嵌合させる場合には、全周に渡つて設ける必
要はなく部分的に設ければよく、要するに、係止
部材12が係合できればよい。
以上説明したように本考案によれば、容器の開
口を被覆する両蓋体の側面に異径部を設けると共
に、これら両異径部に係合する係止部材を、前記
容器の連結部に径方向に螺合する取付ねじで締結
したから、防爆機器の延在方向と取付ねじの螺合
方向を異ならせることができる。
口を被覆する両蓋体の側面に異径部を設けると共
に、これら両異径部に係合する係止部材を、前記
容器の連結部に径方向に螺合する取付ねじで締結
したから、防爆機器の延在方向と取付ねじの螺合
方向を異ならせることができる。
したがつて、取付ねじを回転させる工具と防爆
機器とが接触するのを防止し、工具を容易に連続
して回転させることができるから、蓋体の開閉が
迅速に行える。
機器とが接触するのを防止し、工具を容易に連続
して回転させることができるから、蓋体の開閉が
迅速に行える。
第1図は本考案に係る防爆機器の錠締構造が実
施された防爆機器を示す平面図、第2図は同じく
側面図、第3図は係止部材を拡大して示す斜視
図、第4図は他の実施例を示す要部の側面図であ
る。 4……計器部容器、5……端子部容器、4a,
5a……連結部、6……計器部蓋体、7……端子
部蓋体、10,11……環状溝、12……係止部
材、14……取付ねじ、15……六角棒スパナ。
施された防爆機器を示す平面図、第2図は同じく
側面図、第3図は係止部材を拡大して示す斜視
図、第4図は他の実施例を示す要部の側面図であ
る。 4……計器部容器、5……端子部容器、4a,
5a……連結部、6……計器部蓋体、7……端子
部蓋体、10,11……環状溝、12……係止部
材、14……取付ねじ、15……六角棒スパナ。
Claims (1)
- 互いに連結され有底円筒状を呈する一対の容器
と、各容器に嵌合して開口を被覆する一対の蓋体
とを備え、これら両蓋体の側面に異径部を設ける
と共に、これら両異径部に係合する係止部材を、
前記容器の連結部に径方向に螺合する取付ねじで
締結してなる防爆機器の錠締構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12404485U JPH0515054Y2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12404485U JPH0515054Y2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6234317U JPS6234317U (ja) | 1987-02-28 |
JPH0515054Y2 true JPH0515054Y2 (ja) | 1993-04-21 |
Family
ID=31015699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12404485U Expired - Lifetime JPH0515054Y2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515054Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5072656B2 (ja) * | 2008-03-03 | 2012-11-14 | 星和電機株式会社 | 懐中電灯 |
-
1985
- 1985-08-14 JP JP12404485U patent/JPH0515054Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6234317U (ja) | 1987-02-28 |
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