JPH05147590A - パラグライダの翼変形防止用可撓ロツド - Google Patents

パラグライダの翼変形防止用可撓ロツド

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JPH05147590A
JPH05147590A JP33613491A JP33613491A JPH05147590A JP H05147590 A JPH05147590 A JP H05147590A JP 33613491 A JP33613491 A JP 33613491A JP 33613491 A JP33613491 A JP 33613491A JP H05147590 A JPH05147590 A JP H05147590A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 持ち運びできる伸縮可撓ロッドでパラグライ
ダの翼の変形を防ぐことで、翼変形に伴なう人身事故の
防止や旋回性その他の操縦性能と開翼性能とを向上させ
ること。 【構成】 パラグライダの翼下布3 の変形を防止するた
めに、連結シヤフトなどの連結用具10で2本の先細の可
撓ロッド11,11 をその大径基部11a,11a同志で連結し
て前縁索 6aを結び付けた結束環5,5 に挿通すること
で、前記翼下布3 の下面に取付可能となした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパラグライダの翼の変
形を防ぐために翼下布の下面前部に着脱可能に取着でき
る可撓ロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】パラグライダとしては従来例えば199
0年10月25日講談社発行の書籍「パラグライダ」に
記載のものが有る。この従来の技術はその一例として長
方形の布地をその長さ方向に順次に縫合して作った翼上
布の下面に多数の縦リブからなる多数の空気取入口を介
して翼下布を張設し、その縫合耳に設けた多数の結束環
にそれぞれ前縁索、後縁索、中間索の各上端を連結する
とともに、これら各索の下部に連結部を介してハーネス
を連結し、かつ前記後縁索の下部に操縦索を備えたパラ
グライダである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、パラグライダは骨のない「クラゲ」状に近い形状と
構造のため横風や追い風・下降気流で翼が変形し易く、
空気取入口が潰れて復元し辛いので墜落事故が起きた
り、パラグライダの回頭性つまり旋回能力やその他操縦
性が悪いものであるし、飛び立ち離陸の際の開翼性能も
お粗末のものであるという問題点があった。
【0004】この発明は前記した各問題点を除去するた
めに、持ち運びできる伸縮可撓ロッドでパラグライダの
翼の変形を防ぐことで、翼変形に伴なう人身事故の防止
や旋回性その他の操縦性能と開翼性能とを向上させるこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、長方形の布地をその長さ方向に順次に縫合して作っ
た翼上布の下面に多数の縦リブからなる多数の空気取入
口を介して翼下布を張設し、その縫合耳に設けた多数の
結束環にそれぞれ前縁索、後縁索、中間索の各上端を連
結するとともに、これら各索の下部に連結部を介してハ
ーネスを連結し、かつ前記後縁索の下部に操縦索を備え
たパラグライダの前記翼下布の変形を防止するために、
中央シヤフトの両側に先細の可撓ロッドをその大径基部
で連結して前記前縁索を結び付けた結束環に挿通するこ
とで前記翼下布の下面に取付ることで達成できる。
【0006】
【作用】先細の2本の可撓ロッドをその大径基部で連結
してパラグライダの前縁索を結び付けた結束環に長尺状
態にして挿通することでパラグライダの翼下布の下面に
可撓ロッドを取付け、この伸長状態の可撓ロッドの先細
端を翼下布の前縁左右両側付近に止め付けて用い、不使
用時には可撓ロッドを容易に縮めることができる。
【0007】また可撓ロッドの先半分長に生じる可撓性
とロッド大径基部付近の剛性により翼下布の前縁にその
左右方向の無理のないツッパリ開翼力が作用するので、
翼全体が横風、追い風を受けても変形し辛くなると共
に、空気取入口が妄りに潰れることがなくなる同時に離
陸時の開翼性が良くなる。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ずこの発明を応用するパラグライダの構成は図1、図2
に示すように、軽量で強靭の化学繊維例えばポリエステ
ル布などを長方形に裁断した布地をその長さ方向に順次
にミシン掛けなどで縫合して作った翼上布1 の下面にお
ける縫合部 1aに多数の縦リブ 2a,2aからなる多数の
空気取入口2,2 を介して翼下布3 を図1、図2のように
張設する。
【0009】その縫合耳4 に図1、図2に示すように設
けた多数の結束環5,5 の下部にそれぞれポリエステル製
などの強靭ロープで作った前縁索 6a、後縁索 6b、中
間索6cの各上端を図1、図2に示すように結び付けて
連結するとともに、これら各索の下部に図1に示すよう
にカラビナなどの連結部7 を介して布製などのハーネス
8 を連結する。
【0010】そして前記後縁索 6bの下部に操縦索9 を
備えてパラグライダを構成し、その前記翼下布3 の変形
を防止するために、例えば図3、図4に示すようにグラ
スフアイバーなどのパイプで作ったセンタ突部10a付き
の中央シヤフトなどの連結用具10の両側にグラスフアイ
バー製の先細パイプを多段結合して作った振出し竿と同
様な先細の可撓ロッド11,11 の大径基部11a,11aを図
5に示すようにゴムなどの弾性材で作った係止具12で連
結して前記前縁索 6aを結び付けた結束環5,5に図1、
図2に示すように挿通することで、前記翼下布3 の下面
に取付けて図1のように使用する。
【0011】なお図3、図4において、符号16で示した
ものはキヤリングケースである。
【0012】次にこの発明のパラグライダの翼変形防止
用可撓ロッド自体の構成をなお詳細に説明する。
【0013】先ず図3、図4に示すように周知の釣り竿
特に振り出し竿を縮めた時と同様に僅かに先細の大径の
パイプの中に僅かずつ小径となる多数の先細パイプを順
次収納して可撓ロッド11を作る。
【0014】そしてその基部11aの開口端に取付けた栓
Sを取り外し、図5に示すように2本の可撓ロッド11の
基部11aの開口端にそれぞれ中央シヤフト10をそのセン
タ突部10aまで挿入した後、その両基部11a,11a同志
をゴムなどの弾性材で作った止め具12,12 の止め環12a
を介してフック金具13で連結する。
【0015】また図6に示すように各先細異径の単位パ
イプを順次引出しその端末テーパ部11c,11c同志の摩
擦係合力で固定し、図1に示すように全体として両側が
先細の一本の可撓性ロッド11を組立てる。
【0016】次いで図1、図2に示すようにパラグライ
ダの翼下布3 の縫合耳4 に設けた翼前縁近くの多数の結
束環5,5 に前記可撓性ロッド11をその先細部11bから順
次に挿通し、図7に示すように両側の先細端11bを縒り
戻し14a付の糸14bで安全ピンなどの止め具14を介して
翼下布3 の前縁一端またはスタビライザ 2bの前縁に固
定して飛び立ち(離陸)スタンバイ体勢を採る。
【0017】その後従来のパラグライダの離陸飛び立ち
時と同様、図8に示すように良い気流を見つけて斜面15
を下り降りすれば同図に示すように翼がパッと開いて図
10に示すように滑空することができる。
【0018】すなわち滑空時には可撓ロッド11,11 の先
半分長に生じる可撓性とロッド基部11b付近の剛性によ
り翼下布3 の前縁にその左右方向の無理のないツッパリ
開翼力が作用するので、翼全体が横風や追い風を受けて
も変形せず、空気取入口2 が妄りに潰れることがなくな
ると共に、離陸時の開翼性が良くなり、安全かつ操縦性
よく滑空できる。
【0019】滑空を終えようとして、着陸体勢を採って
も可撓ロッド11のツッパリ力のため無用な翼変形を起す
ことなく着陸することができる。
【0020】所望地点に着陸した後、パラグライダを折
り畳むには、図7に示す左右両側の止め具14,14 をそれ
ぞれスタビライザ 2bや翼下布3 の左右の前縁から取外
した後、翼下布3 の縫合耳4 に設けた多数の結束環5,5
から可撓性ロッド11を一方に引出し、パラグライダと可
撓性ロッド11を分離した後、パラグライダは従来のパラ
グライダと同様な手順で折畳む。
【0021】可撓性ロッド11はその基部同志の結合を外
した後、図6に示すテーパ部11c,11c同志の摩擦係合
力に抗して互いに内側に押し込むことで従来の振り出し
竿を縮める時と同様の手順で縮めることができる。
【0022】なお可撓性ロッド11はその基部同志の結合
を外して2本にした後、一本ずつ結束環5,5 から引き抜
いてもよい。
【0023】なお2本結合の可撓ロッドを外すには可撓
ロッド11の基部11aに設けた弾性材からなる止め具12を
その弾力に抗して伸ばすことで、止め環12aをフック金
具13から取外し、中央シヤフト10を可撓ロッド11の大径
基部11aの開口端から引き抜き分離して図3、図4に示
すようにキヤリングケース16に収納して持ち運ぶことが
できる。
【0024】なお可撓ロッド11の大径基部11a同志を連
結するための連結用具10としては図示のシヤフト以外に
ロープで大径基部11a同志の重合部をキツク締結して連
結してもよい。
【0025】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成した
ので、以下に記載の効果を奏する。先細の2本の可撓ロ
ッド11,11 をその大径基部11a,11aで連結してパラグ
ライダの前縁索を結び付けた結束環に長尺状態にして挿
通することでパラグライダの翼下布の下面に可撓ロッド
を取付け、この伸長状態の可撓ロッド11,11 の先細端を
翼下布3 の前縁左右両側付近に止め付けて用い、不使用
時には折り畳んだパラグライダと一緒に縮めた可撓ロッ
ド11を容易に持ち歩くことができるという第1の効果が
有る。
【0026】また可撓ロッド11の先半分長に生じる可撓
性とロッド大径基部11a付近の剛性により翼下布3 の前
縁にその左右方向の無理のないツッパリ開翼力が作用す
るので、翼全体が横風、追い風を受けても変形し辛くな
ると共に、空気取入口2 が妄りに潰れることがなくなる
ので、翼変形による墜落事故を防げると同時に離陸時の
開翼性が良くなるし、また回頭性を初めとする種々の操
縦性を格段に向上させることができたという多くの効果
が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の可撓性ロッドを翼下布の前縁下面に
取付けたパラグライダの滑空状態を示す斜視図
【図2】可撓性ロッドの取付状態の一例を示す要部の拡
大斜視図
【図3】縮み状態の可撓性ロッド2本と連結用具とをセ
ットした状態の斜視図
【図4】図3に示すものの一部省略の縦断側面図
【図5】連結用具で可撓性ロッドの基部同志を連結した
状態の一例を示す断面図
【図6】可撓ロッドのテーパ部同志を係合した状態を示
す一部省略の拡大断面図
【図7】パラグライダの翼端部に可撓ロッドの先端部を
取付けた状態の一例を示す拡大斜視図
【図8】この発明の可撓性ロッドを翼下布の前縁下面に
取付けたパラグライダの離陸時の状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 翼上布 2 空気取入口 2a 縦リブ 3 翼下布 4 縫合耳 5 結束環 6a 前縁索 6b 後縁索 6c 中間索 7 連結部 8 ハーネス 9 操縦索 10 連結用具 11 伸縮性可撓ロッド 11a 大径基部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の布地をその長さ方向に順次に縫
    合して作った翼上布1 の下面に多数の縦リブ 2a,2aか
    らなる多数の空気取入口2,2 を介して翼下布3 を張設
    し、その縫合耳4 に設けた多数の結束環5,5 にそれぞれ
    前縁索 6a、後縁索 6b、中間索6cの各上端を連結す
    るとともに、これら各索の下部に連結部7 を介してハー
    ネス8 を連結し、かつ前記後縁索 6bの下部に操縦索9
    を備えたパラグライダの前記翼下布3 の変形を防止する
    ために、連結シヤフトなどの連結用具10で2本の先細の
    可撓ロッド11,11 をその大径基部11a,11a同志で連結
    して前記前縁索 6aを結び付けた結束環5,5 に挿通する
    ことで、前記翼下布3 の下面に取付可能となしたパラグ
    ライダの翼変形防止用可撓ロッド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT518554B1 (de) * 2016-04-28 2017-11-15 Thomas Grabner Ing Steuerbarer Rettungsfallschirm, Bauart Kreuzkappe
CN108657428A (zh) * 2018-05-18 2018-10-16 深圳市百川融创科技有限公司 筝翼伞

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CN108657428A (zh) * 2018-05-18 2018-10-16 深圳市百川融创科技有限公司 筝翼伞
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