JPH05146171A - 超音波振動子 - Google Patents

超音波振動子

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JPH05146171A
JPH05146171A JP3330155A JP33015591A JPH05146171A JP H05146171 A JPH05146171 A JP H05146171A JP 3330155 A JP3330155 A JP 3330155A JP 33015591 A JP33015591 A JP 33015591A JP H05146171 A JPH05146171 A JP H05146171A
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JP
Japan
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vibration
divided
internal electrodes
laminated
external electrode
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JP3330155A
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English (en)
Inventor
Tomoki Funakubo
朋樹 舟窪
Katsuhiro Wakabayashi
勝裕 若林
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトで大きな振動を出力する超音波振
動子を提供する。 【構成】 2枚の圧電素子101の内部電極108を分
割し、この分割面を対向して重ねた第1の重ね体111
と、第1の重ね体111の分割方向と直交方向に内部電
極108を分割した2枚の圧電素子101を対向して重
ねた第2の重ね体112とを交互に多数積層して屈曲振
動用積層体を形成し、屈曲振動用積層体上に伸縮振動用
積層体を積層して超音波振動子とする。屈曲振動用積層
体および伸縮振動積層体の振動の合成で大きな振動を出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子等の電気・機
械変換素子を振動源として用いた超音波振動子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、電磁型モータに代わる新しいモー
タとして超音波振動子を使用した超音波モータが開発さ
れている。この超音波モータは、従来の電磁型モータに
比べて次のような利点を有している。
【0003】 (1) 薄型、軽量、コンパクトである。 (2) ギヤなしで低速、高トルクが得られる。 (3) 部品構成が単純で信頼性が高い。 (4) 磁気的影響の授受がない。 (5) バックラッシュがなく位置決めが容易である。
【0004】超音波モータは回転型とリニア型とがあ
り、図15〜図18はリニア型超音波モータの従来例を
示している。図15の従来例においては、左側のランジ
ュバン型圧電振動子1を振動させて、ホーン2の先端を
弾性体からなる伝播棒3につきあてると、伝播棒3には
屈曲進行波が発生する。この屈曲進行波は矢印Dで示す
ように伝播棒3を右方向に伝播して行く。そしてこの進
行波は伝播棒3の右端につきあてられている同様なホー
ン4を介してランジュバン型圧電振動子5を励振せる。
この時、図のLとRとを適当に選択してインピーダンス
マッチングさせ、進行波のエネルギーをすべて吸収させ
る。こうすると上記進行波は定常的に左方から右方に進
む。
【0005】さて、このような屈曲進行波の生じている
伝播棒3の表面にスライダー6をある一定の押圧力で圧
接保持させると、スライダー6は矢印Hで示すように図
中左方向へと移動していく。
【0006】図16は上記伝播棒3の屈曲進行波とスラ
イダー6との関係を模式的に示す斜視図である。同図中
3Aは伝播棒3に相当する弾性体、6Aはスライダー6
に相当する移動体である。同図に示すように弾性体3A
の質点Pは楕円軌跡を描いている。したがって、この図
中左回りの楕円軌跡を描いている弾性体3Aの上に移動
体6Aを所定圧力で圧接させると、移動体6Aはその進
行波の進行方向Dとは逆方向すなわち図中左方向に駆動
される。なお進行波の伝播方向を逆にすれば、移動体6
Aは図中右方向へ駆動する。
【0007】図17は他の従来例を示し、ランバジュ型
振動子7の先端には振動片8が取り付けられている。そ
して振動体8の先端がスライダ6Bに対し、このスライ
ダ6Bの面の法線に対して所定の角度θだけ傾斜した状
態で、一定の押圧力で接触している。このランジュバン
型振動子7に対し交流電源9からランジュバン型振動子
の固有振動数と同一の周波数の交流電圧を印加すると、
ランジュバン型振動子7は縦振動を行う。このとき、振
動片8の先端がスライダ6Bに所定角度θで当接してい
ることから、横振動をも行う。これらの振動の合成によ
り振動片8の先端は楕円軌跡を描く。かくしてスライダ
6Bは図中の矢印で示すように左の方向に移動する。
【0008】図18はさらに別の従来例を示し、矩形状
をなす導電性の振動子10の両面に圧電素子11,12
が接着されている。この圧電素子11,12からは電圧
印加用のリード端子A,Bが引出されており、振動子1
0からは、接地端子Eが引出されている。振動子10の
形状はこの振動子10の縦振動の共振周波数とたわみ振
動の共振周波数とが一致する形状となっている。かくし
て、リード端子A,Bに上記共振周波数を有する交流電
圧を一定の位相差をもって印加すると、振動子10の端
面Sの質点が楕円運動を行う。そこでスライダ6Cを上
記断面Sに対して一定の力で押圧すると、このスライダ
6Cは図中矢印HHの方向に移動する。この移動方向は
端子Aと端子Bとに印加する電圧の位相差により決定さ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図15〜図18に示す
超音波モータは超音波振動子の質点における楕円軌跡運
動のエネルギーを移動体(スライダー)へ摩擦により伝
達することを基本原理としている。ところが、図15の
従来例では、伝播棒3の全体に進行波を発生させなけれ
ばならない為、効率が悪い上、装置全体が大型化してし
まう問題があった。また、図17に示した従来例ではス
ライダー6Bの進行方向が一方向に限定される上、前記
従来例と同様に装置全体が大型化するという問題があっ
た。さらに図18に示す従来例では振動子10の両面に
接着した圧電素子11と12とで振動出力を得るもので
あるため、スライダ6Cを移動するための大きな力を確
保することが困難である。そこで、より大きな振動出力
を得るべく上記振動子10の側面に接着する圧電素子1
1,12の枚数を増やすと、その分だけ装置が大型化す
るという欠点があった。また、この図18の従来例は振
動子10の縦振動とたわみ振動とを合成して楕円振動を
発生するものであるが、両振動がいずれも共振状態でな
いと大きな出力が得られない。よって縦振動の共振周波
数とたわみ振動の共振周波数を一致させる必要がある。
この為に、トライアンドエラーで振動子10の形状を決
めていかねばならず、大きな労力を要し、製作が容易で
ないという問題があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、コンパクトでエ
ネルギー変換効率が良く、しかも大きな振動出力を取り
出すことができ、リニアモーターとして用いた場合に被
駆動体を可逆的に移動可能である上、設計上の制約が少
なく、製作容易な超音波振動子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波振動子
は、両面に施された内部電極の内、片面の内部電極が2
分割された2枚の圧電素子を前記内部電極の分割面を対
向させて重ねた第1の重ね体と、両面に施された内部電
極の内、片面の内部電極が前記分割方向と直交する方向
に分割された2枚の圧電素子を前記内部電極の分割面を
対向させて重ねた第2の重ね体とを交互に複数回積層し
た第1の積層体と、両面に内部電極が施された圧電素子
を複数積層した第2の積層体とを備え、これらの第1の
積層体と第2の積層体とが積層方向に直列に接合され、
前記圧電素子の内部電極を電気接続する外部電極が外面
に設けられていることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成において、第1の積層体の圧電素子に
電圧を印加し、2分割された内部電極の分極処理を行う
ことにより、各圧電素子の分極の向きを逆とする。ま
た、第2の積層体の圧電素子に電圧を印加して、同様に
分極処理を行う。そして第1の積層体の第1の重ね体に
電圧を印加して所定の周波数fを有したベンディングの
第1の固有モードを発生させ、この周波数fにより第2
の積層体を振動させる。このとき、位相差を適宜、設定
することにより、被駆動体側に第1の超音波楕円振動を
発生させることができる。
【0013】一方、第1の積層体の第2の重ね体に電圧
を印加し、前記ベンディングの第1の固有モードと直交
するベンディングの第2の固有モード(周波数f)を発
生させ、この周波数fにより第2の積層体を振動させ
る。このとき、位相差を適宜、設定することにより、被
駆動体側に超音波楕円振動を発生することができる。こ
れら第1の超音波楕円振動の振動面と第2の超音波楕円
振動の振動面は直交しているので、それぞれの超音波楕
円振動の大きさを変化させることにより、その合成とし
て、振動面を超音波振動子の軸の回りに任意に回転させ
ることができる。このため、被駆動体を超音波振動子の
端部に圧接させると、その被駆動体は、超音波楕円振動
による力によりその超音波楕円振動面の方向に移動する
ことができる。
【0014】
【実施例1】図1ないし図9は本発明の実施例1を示
す。超音波振動子100は図1に示すように、下側の第
1の積層体106aと上側の第2の積層体106bとを
直列に接合した積層体106を有している。第2の積層
体106bの上端部には被駆動体(図示省略)が当接さ
れるものであり、この第2の積層体106bの上端部に
は上面中央に突起104を有した突起台103が設けら
れている。一方、第1の積層体106aの下端部には絶
縁体素子からなる固定台102が設けられている。
【0015】第1および第2の積層体106a,106
bはいずれも圧電素子101を複数積層することにより
構成される。図3は第1の積層体106aの上方からの
分解斜視図、図14は下方からの分解斜視図を示す。圧
電素子101は矩形状のPZT−PMN系材料が使用さ
れるものであり、この材料の仮焼結粉末とバインダーと
を混合して泥漿を作成し、この泥漿をドクターブレード
法によりフィルム上に100μmの厚さでキャスティン
グしてグリーンシートとする。そして、グリーンシート
を乾燥した後、フィルムから剥離して圧電材料膜107
とする。その後、圧電材料膜107の両面にAg−Pb
ペースト等により内部電極108を形成することにして
圧電素子101とする。
【0016】図3および図4における最下段の圧電素子
101は、上面の内部電極108が左右方向に2分割さ
れており、この内部電極108の分割面に第2段目の圧
電素子101が積層される。第2段目の圧電素子101
は図4に示すように、下面の内部電極108が左右方向
に2分割されており、この内部電極108の分割面と最
下段の圧電素子101の分割面とが対向するように積層
される。これにより、第1の重ね体11が形成される。
第2段目の圧電素子101上に積層される第3段目の圧
電素子101は図3に示すように、上面の内部電極10
8が前後方向に2分割されており、同方向に下面の内部
電極108が分割された第4段目の圧電素子101が積
層され、これにより第2の重ね体112が形成される。
従って、第1の重ね体111と第2の重ね体112とは
内部電極の分割方向が直交しており、この第1の重ね体
111と第2の重ね体112とを交互に複数回(例え
ば、数十回)積層することにより第1の積層体106a
が構成される。
【0017】図5および図6は第2の積層体106bの
上方および下方からの分解斜視図を示す。この第2の積
層体106bの圧電素子101は第1の積層体106a
の圧電素子101と同様な方法で作成されるが、両面の
内部電極108はいずれも分割されることなく、略全面
に形成されている。そして、この圧電素子101を複数
枚(数十枚)積層することにより第2積層体106bが
構成される。これらの積層体106a,106bは直列
に積層されて積層体106が形成され、この積層体10
6を熱プレスした後、約1200℃で焼結する。
【0018】焼結後においては、積層体106の上下端
面を研磨し、下端面にセラミックス、金属等からなる固
定台102を、上端面にセラミックス、金属等からなる
突起台103をそれぞれ接着によって固定する。この場
合、固定台102および突起台103は積層体106の
焼成と同時に、一体的に焼成しても良い。
【0019】以上にようにして積層体106を形成した
後、積層体106の外側面に外部電極105を形成す
る。この外部電極105は銀ペーストなどの導電性ペー
ストを塗布することにより形成することができる。図1
および図2において、105aはグランド用外部電極で
あり、積層体106の全長にわたって形成されている。
105bは屈曲振動用外部電極であり、第1の積層体1
06aの全長にわたって形成される。105cは伸縮振
動用外部電極であり、第2の積層体106bの全長にわ
たって形成されている。そして、これらの外部電極10
5a,105b,105cにリード線107が接続され
ている。なお、かかる超音波振動子100の外面には絶
縁保護膜(図示省略)を被覆することにより絶縁破壊防
止処理が施されるものである。
【0020】以上にように作製された超音波振動子10
0は油中、空気中などにおいて分極処理が施される。す
なわち積層体106の対向した反対面に位置した屈曲振
動用外部電極105bはグランド用外部電極105aに
対しそれぞれ極性が逆になるように電圧を印加する一
方、伸縮振動用外部電極105cはグランド用外部電極
105aに対し、正または負の極性の電圧を印加するこ
とにより分極処理を行う。
【0021】上記構成において、屈曲振動用外部電極1
05bとグランド用外部電極105a間に位相の交番電
圧を印加し、その周波数fを超音波振動子100の固有
振動数に一致させる。図7はこの屈曲1次振動を、図8
は屈曲2次振動を示し、これらの固有振動数に交番電圧
の周波数fを一致させる。これにより、突起台103の
突起104は図1におけるX方向に交番的に振動する。
一方、伸縮振動用外部電極105cとグランド用外部電
極105aとの間に周波数fの交番電圧を印加する。こ
れにより、図9に示すような伸縮振動が非共振状態で発
生する。これにより突起104は図1におけるZ方向に
交番的に振動する。
【0022】さらに、屈曲振動用外部電極105bとグ
ランド用外部電極105aとに印加する電圧の位相を適
宜調整することにより、突起104にX−Z面内での右
回り、又は左回りの超音波楕円振動を発生させることが
でき、この状態で平板状の被駆動体を突起104に圧接
させると、被駆動体をX方向の正又は負の方向に移動さ
せることができる。
【0023】伸縮振動用外部電極105cとグランド用
外部電極105a間に同位相の交番電圧を印加し、その
周波数fを図7に示す屈曲1次振動の固有振動数に一致
させることにより、突起104は図1のほぼY方向に交
番的に振動する。一方、伸縮振動用外部電極105cと
グランド用外部電極105aに周波数fの交番電圧を印
加すると、図9に示すような伸縮振動が非共振状態で発
生する。この振動により、突起104は図1のZ方向に
交番的に振動する。屈曲振動用外部電極105bとグラ
ンド用外部電極105aとに印加する電圧の位相を適当
に調整することで、突起104にY−Z面内での右回
り、又は左回りの超音波楕円振動を発生させることがで
き、この状態で図示しない平板状の被駆動体を突起10
4に圧接させると被駆動体をY方向の正又は負の向きに
移動させることができる。
【0024】さらに屈曲振動用外部電極105b、伸縮
振動用外部電極105cおよびグランド用外部電極10
5aに同一周波数fの電圧を印加し、上記2種類の振動
を励起させ、その各々の振動の大きさを変化させること
により、図1のZ軸を含むような超音波楕円振動を任意
の方向に発生させることができる。この時図示しない被
駆動体を突起104に圧接させると被駆動体はX−Y面
の任意の方向に移動することができる。
【0025】図10、図11、図13は突起台103の
各例を示し、図11のように側面に突起104を設け
て、側面を駆動面としても良く、図12のように各面に
突起104を設けて、どの面を駆動面として使えるよう
にしても良い。また、本実施例では屈曲振動を共振状態
で用いたが、非共振状態で用いても良く、また、圧電素
子101は、角柱形状以外の円柱形状であっても良い。
さらには、圧電素子を接着により接合しても良い。
【0026】
【実施例2】図13および図14は本発明の実施例2を
示し、前記実施例と同一の要素は同一の符号で対応させ
てある。この実施例2では屈曲振動励起を行う下部の第
1の積層体106aに対し、逆位相に屈曲した屈曲振動
励起を行う積層体106cを積層し、この積層体106
cに伸縮振動励起を行う第2の積層体106bを積層し
ている。
【0027】上記構成における分極処理は以下のように
行う。すなわち、第1の積層体106aの隣接する2つ
の外部電極105bおよびこの外部電極105bと反対
側に対向した積層体106cの2つの外部電極105d
はグランド用外部電極105aに対して極性が同一とな
るように電圧印加する。また、第1の積層体106aの
残りの外部電極105bおよび積層体106cの残りの
外部電極105dは上記極と逆の極性電圧を印加する。
なお、第2の積層体106bの外部電極105cはグラ
ンド用外部電極105aに対し、正または負の極性の電
圧を印加する。
【0028】そして、対向する位置の外部電極105
b、105cとグランド用外部電極105aに同位相の
交番電圧を印加し、その周波数fを屈曲2次振動または
図示しない屈曲3次振動のような屈曲の固有振動に一致
させる。この振動により突起104は図6のほぼX方向
に交番的に振動する。また、第2の積層体106bの外
部電極105cとグランド用外部電極105aとの間に
周波数fの交番電圧を印加し、図9に示すような伸縮振
動を非共振で発生させる。この振動により突起104は
図6のZ方向に交番的に振動する。次に、対向した残り
の外部電極105bおよび105cとグランド用外部電
極105aに印加する電圧の位相を適当に調整すること
で、突起104にX−Y面内での右回り、又は左回りの
超音波楕円振動を発生させることができる。この状態で
図示しない平板状の駆動体を突起104に圧接させると
被駆動体はX方向の正又は負の向きに移動することがで
きる。
【0029】なお、Y−Z面内での超音波楕円振動の発
生方法については同様であるので説明を省略する。従っ
て、この実施例2では2種類の超音波振動の大きさを変
化させることにより実施例1と同様に被駆動体をX−Y
面の任意の方向に移動させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の超音波振動
子は、被駆動体をリニア又は二次元的に駆動させること
ができ、しかもこの駆動電圧を10V以下の低電圧で行
うことができる。また、本発明の超音波振動子は、ST
M(走査形トンネル顕微鏡)の探触針のスキャナーとし
て用いることができ、コンパクトで高効率に駆動するこ
とができる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の斜視図。
【図2】本発明の実施例1の平面図。
【図3】第1の積層体の上方からの分解斜視図。
【図4】第1の積層体の下方からの分解斜視図。
【図5】第2の積層体の上方からの分解斜視図。
【図6】第2の積層体の下方からの分解斜視図。
【図7】超音波振動子の振動特性を示す側面図。
【図8】超音波振動子の振動特性を示す側面図。
【図9】超音波振動子の振動特性を示す側面図。
【図10】突起台の斜視図。
【図11】突起台の変形例の斜視図。
【図12】突起台の変形例の斜視図。
【図13】実施例2の斜視図。
【図14】実施例2の平面図。
【図15】従来例の側面図。
【図16】従来例の作動を示す斜視図。
【図17】別の従来例の側面図。
【図18】さらに別の従来例の斜視図。
【符号の説明】
100 超音波振動子 101 圧電素子 105a グランド用外部電極 105b 外部電極 105c 外部電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に施された内部電極の内、片面の内
    部電極が2分割された2枚の圧電素子を前記内部電極の
    分割面を対向させて重ねた第1の重ね体と、両面に施さ
    れた内部電極の内、片面の内部電極が前記分割方向と直
    交する方向に分割された2枚の圧電素子を前記内部電極
    の分割面を対向させて重ねた第2の重ね体とを交互に複
    数回積層した第1の積層体と、 両面に内部電極が施された圧電素子を複数積層した第2
    の積層体とを備え、 これらの第1の積層体と第2の積層体とが積層方向に直
    列に接合され、前記圧電素子の内部電極を電気接続する
    外部電極が外面に設けられていることを特徴とする超音
    波振動子。
  2. 【請求項2】 被駆動体側に突起を有した突起台が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の超音波振動
    子。
  3. 【請求項3】 被駆動体の反対側に固定台が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の超音波振動子。
JP3330155A 1991-04-08 1991-11-19 超音波振動子 Withdrawn JPH05146171A (ja)

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JP3330155A JPH05146171A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 超音波振動子
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