JPH05145139A - 磁歪アクチユエータ - Google Patents

磁歪アクチユエータ

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Publication number
JPH05145139A
JPH05145139A JP3329556A JP32955691A JPH05145139A JP H05145139 A JPH05145139 A JP H05145139A JP 3329556 A JP3329556 A JP 3329556A JP 32955691 A JP32955691 A JP 32955691A JP H05145139 A JPH05145139 A JP H05145139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetostrictive material
housing
magnetostrictive
fluid
pressurizing chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP3329556A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Mori
輝夫 森
Shigeo Okamoto
重夫 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】大きな動作量が得られ、構造も簡略化された小
形の磁歪アクチュエータを提供する。 【構成】ハウジング11に磁歪材14と巻線12とを収
容する。ハウジング11の片側に磁歪材14の一端に係
合した固定部15を設ける。ハウジング11の他側に磁
歪材14の他端に係合した可動部材16を設ける。可動
部材16とハウジング11との間に磁歪材の変位により
加圧される流体26を収容した加圧室18を設ける。加
圧室18を構成する部材に設けた穴部20aにシール材
22を介して伝達ノブ23を摺動自在に嵌合する。伝達
ノブ23は加圧室18の断面積より小さな流体の受圧断
面積を有する。磁歪材14の変位により加圧室18内の
流体が圧縮されることにより伝達ノブ23が穴部20a
に沿って移動する。磁歪材14に定磁界を加える永久磁
石を設けても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁界が加えられると変
位する磁歪材を使用した磁歪アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】磁歪材を使用した従来のアクチュエータ
は図5のように構成されている。すなわち、ハウジング
1内に巻線2を収容し、該巻線2を巻いたボビン3内
に、正磁歪材4をボビン3の軸線方向に伸縮自在に収容
し、該磁歪材4の一端をヨーク5を介してハウジング1
の端板1aで受け、他端には伝達ノブ6の一端を当接さ
せる。該伝達ノブ6は先端をハウジング1の他方の端板
1bから突出させ、伝達ノブ6に設けた鍔8と端板1b
との間に、戻しばね7を介在させる。
【0003】このアクチュエータは、巻線2に通電して
磁歪材4に磁界を加えることにより、磁歪材4を伸長さ
せ、これにより伝達ノブ6を押し出し、被作動体(図示
せず)を動かすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような磁歪アクチ
ュエータは、従来の巻線に通電して発生させる磁力によ
り磁性材を吸引する方式の電磁式アクチュエータに比較
して、速い応答が得られ、出力も大きいという長所を有
するものの、磁歪材の変形量が現在のところ最大で約
0.15%程度しか得られないため、多きな動作量を得
ようとすれば、外部にてこ状の動作量増幅機構を設けた
り、長い磁歪材を用いなければならず、大形化が避けら
れないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、大きな動作
量が得られ、構造も簡略化された小形の磁歪アクチュエ
ータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、磁歪材と、該磁歪材に加える磁界を発生さ
せる巻線と、前記磁歪材および巻線を収容したハウジン
グと、該ハウジングの片側にあって前記磁歪材の一端に
係合した固定部と、該ハウジングの他側にあって前記磁
歪材の他端に係合した可動部材と、該可動部材とハウジ
ングとの間に設けられ、前記磁歪材の変位により加圧さ
れる流体を収容した加圧室と、該加圧室の断面積より小
さな前記流体の受圧断面積を有し、前記加圧室を構成す
る部材に設けた穴部にシール材を介して摺動自在に嵌合
され、かつ前記磁歪材の変位により前記加圧室内の流体
が圧縮されることにより前記穴部に沿って移動する伝達
ノブと、該伝達ノブを復帰させる弾性材とにより磁歪ア
クチュエータを構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、上記構成を有するので、巻線に通電
すると、磁性材が戻しばねに抗して変位し、これによ
り、前記加圧室が可動部材を介して圧縮され、その結
果、加圧室より狭い受圧面積を有する伝達ノブが穴部に
沿って変位する。この伝達ノブの変位量は、可動部材の
変位量に、前記加圧室の断面積:前記伝達ノブの受圧面
積の比を乗じた増幅されたものとなる。
【0008】
【実施例】図1は本発明による引きアクチュエータの一
実施例を示す縦断面図、図2はそのE−E断面図であ
る。11は筒形をなすハウジング、12はボビン13に
巻かれた筒形をなす巻線、14はボビン13の中心穴内
に軸線方向に伸縮自在に収容された筒形の正磁歪材であ
る。磁歪材14の下端(図面上の下端であり、以下同様
の上下関係で記す)は、ハウジング11の端板(固定受
け部)15に当接している。
【0009】磁歪材14の上端は、ハウジング11内に
上下方向に移動可能に嵌め込まれた有底筒状の可動部材
となるシリンダ16の下面突部16aに当接している。
シリンダ16には摺動自在に蓋17を嵌め、蓋17とシ
リンダ16との間にはシールゴム21を介在させ、蓋1
7とシリンダ16との間に加圧室18を形成している。
蓋17は、ハウジング11の内面に設けたねじ溝11a
にねじ込まれた押さえ板19により、シールゴム21の
弾性に抗して押圧している。
【0010】蓋17は中心に筒20を有し、該筒20の
穴部20aにシールリング22を介して伝達ノブ23が
嵌合されている。該伝達ノブ23は、ハウジング11の
上端にねじ込まれた端板24の中心穴24aから外方に
突出しており、伝達ノブ23の鍔23aと端板24との
間には弾性材としてコイルばね25を介在させている。
前記加圧室18内には流体26、好ましくは液体を封入
する。
【0011】なお、前記ハウジング11、端板15、シ
リンダ16を磁性材によって製作することにより、巻線
12で発生した磁界の閉磁路を構成することが好まし
い。
【0012】このアクチュエータは、巻線12に通電す
ることにより、磁歪材14が伸長するが、磁歪材14の
下端は端板15で受けられ、ハウジング11に対して相
対的に上下移動が阻止されるが、磁歪材14の上方のシ
リンダ16はハウジング11に対して相対的に上昇可能
であるから、シリンダ16は押し上げられる。その結
果、加圧室18内の流体26が圧縮され、伝達ノブ23
は加圧された流体により押し上げられる。巻線12への
通電を停止すると、磁歪材14は収縮し、コイルばね2
5により伝達ノブ23が押し下げられて原位置に復帰
し、シリンダ16も下降し原位置に復帰する。
【0013】ここで、蓋17の断面積をS、伝達ノブ2
3の加圧室18に対面した受圧面積をs、磁歪材14の
変位量をa、伝達ノブ23の変位量をAとすると、 A=a×(S/s) なる関係が成立し、伝達ノブ23の動作量として、磁歪
材14の変位量をS/s倍増幅した大きな変位量が得ら
れる。
【0014】図3は前記磁歪材14と永久磁石27とを
積層し、永久磁石27により、磁歪材14にバイアス磁
界となる定磁界ΔH(この磁界強度は、磁歪材14の伸
長量が最大伸長量の約半分程度に相当する強度である)
を加えておき、巻線12でこれに加える磁界ΔHあるい
は−ΔHを加えて相殺させる磁界を発生させる電流を流
すことにより、磁歪材14を伸縮させるようにしたもの
であり、巻線12に流す電流を小とすることができ、小
形化が達成できるという効果が得られる。
【0015】図4(A)は本発明の他の実施例を示す縦
断面図、同(B)はそのF−F断面図であり、本実施例
は加圧室18をハウジング11の端部に設け、磁歪材1
4を筒状に形成し、磁歪材14中に伝達ノブ23を入
れ、蓋17を可動部材とし、端板24を磁歪材14を受
ける固定部とし、端板24と伝達ノブ23の鍔23aと
の間にコイルばね25を介在させたものである。
【0016】本実施例においては、巻線12に通電する
ことにより蓋17が押され、加圧室18内の流体が加圧
され、伝達ノブ23が押し上げられ、前記実施例で説明
したように、蓋17と伝達ノブ23の受圧面積の比によ
って増幅量が決定される動作量が得られる。なお、本実
施例においても、磁歪材14にバイアス磁界を加える永
久磁石を設けても良い。
【0017】本発明において、磁歪材の形状、構造とし
ては、上記以外に種々のものが採用可能であり、例えば
円孤を分割した断面形状の複数個の磁歪材を組合わせて
も良く、複数本のロッド状磁歪材あるいは板状磁歪材を
組合わせても良い。また、磁界を加えることによって収
縮する負特性の磁歪材を用いることも可能である。その
他、ハウジング11を複数本のロッドと端板との結合に
より構成する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更、付加が可能である。
【0018】
【発明の効果】請求項1によれば、磁歪材により圧縮さ
れる加圧室と、加圧室を構成する部材に設けた穴部に嵌
合した伝達ノブとの断面積の差により、動作量を増幅す
る構成としたので、大きな動作量が得られ、また、てこ
等の動作量増幅機構を用いたものに比較し、構造も簡略
化された小形の磁歪アクチュエータが提供できる。
【0019】請求項2によれば、巻線で発生する磁界を
小さくできるので、巻線を小形化でき、全体形状を小形
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアクチュエータの一実施例を示す
縦断面図である。
【図2】図1のE−E断面図である。
【図3】本発明の磁歪材の他の構成例を示す縦断面図で
ある。
【図4】(A)は本発明によるアクチュエータの他の実
施例を示す縦断面図、(B)はそのF−F断面図であ
る。
【図5】従来の歪アクチュエータを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
11 ハウジング 12 巻線 13 ボビン 14 正磁歪材 15、24 端板 16 シリンダ 17 蓋 18 加圧室 19 押さえ板 20a 穴部 21 シールゴム 22 シールリング 23 伝達ノブ 25 コイルばね 26 流体 27 永久磁石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁歪材と、該磁歪材に加える磁界を発生さ
    せる巻線と、前記磁歪材および巻線を収容したハウジン
    グと、該ハウジングの片側にあって前記磁歪材の一端に
    係合した固定部と、該ハウジングの他側にあって前記磁
    歪材の他端に係合した可動部材と、該可動部材とハウジ
    ングとの間に設けられ、前記磁歪材の変位により加圧さ
    れる流体を収容した加圧室と、該加圧室の断面積より小
    さな前記流体の受圧断面積を有し、前記加圧室を構成す
    る部材に設けた穴部にシール材を介して摺動自在に嵌合
    され、かつ前記磁歪材の変位により前記加圧室内の流体
    が圧縮されることにより前記穴部に沿って移動する伝達
    ノブと、該伝達ノブを復帰させる弾性材とからなること
    を特徴とする磁歪アクチュエータ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記磁歪材に定磁界を
    加える永久磁石を備えたことを特徴とする磁歪アクチュ
    エータ。
JP3329556A 1991-11-18 1991-11-18 磁歪アクチユエータ Pending JPH05145139A (ja)

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JP3329556A JPH05145139A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 磁歪アクチユエータ

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JP3329556A JPH05145139A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 磁歪アクチユエータ

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JPH05145139A true JPH05145139A (ja) 1993-06-11

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JP3329556A Pending JPH05145139A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 磁歪アクチユエータ

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JP (1) JPH05145139A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4407962C1 (de) * 1994-03-10 1995-06-01 Continental Ag Stell- oder Antriebselement
US5992296A (en) * 1996-12-19 1999-11-30 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Hydraulic pump

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4407962C1 (de) * 1994-03-10 1995-06-01 Continental Ag Stell- oder Antriebselement
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001219