JPH05141959A - ねじ有効径部振れ測定装置 - Google Patents

ねじ有効径部振れ測定装置

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JPH05141959A
JPH05141959A JP30326091A JP30326091A JPH05141959A JP H05141959 A JPH05141959 A JP H05141959A JP 30326091 A JP30326091 A JP 30326091A JP 30326091 A JP30326091 A JP 30326091A JP H05141959 A JPH05141959 A JP H05141959A
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JP
Japan
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screw
arm
effective diameter
measured
fulcrum
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Pending
Application number
JP30326091A
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English (en)
Inventor
Minoru Numamoto
実 沼本
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はねじ有効径部振れ測定装置に関し、
ねじ有効径の振れを測定する装置を簡易な構造で実現す
ることを目的とする。 【構成】 測定するねじ1をねじ軸が回転軸に一致する
ように保持して回転する回転台16、第一支点4を中心
として回転台16の回転軸に平行な第一平面内で回転可
能に支持された第一アーム3、第一アーム3の先端に設
けられ第一アーム3上の第二支点8を中心として第一平
面に垂直な方向に回転可能に支持された第二アーム7、
第二アーム7の一方の端に設けられ測定するねじ1のね
じ溝2の有効径部に接っする球体形状の測定子6、第二
アーム7の他端9の移動量を検出する検出手段10、及
び測定子6が測定するねじ1のねじ溝2に接っするよう
に第二アーム7を付勢する付勢手段11を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじの有効径の振れを
測定する装置、特にボールねじ等の高精度の加工精度を
必要とするねじを測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ねじの形状を表わす特性としては、外
径、内径及びピッチ長等があるが、実際にねじを使用す
る場合に重要なのが有効径である。通常のねじやボール
ねじを使用する場合、外径や内径に関係する部分は相手
に接触することはなく、実際のねじの動きやかみ合せに
は影響しない。図4はボールねじに硬球をセットした状
態を示す断面図であるが、外径や内径の部分は硬球には
接触しないことは明らかであり、硬球が接触する部分、
すなわち有効径が硬球の位置精度を決定する。
【0003】ねじ溝はらせん状になっており、従来その
形状を測定するには三次元座標測定機を必要とした。し
かし三次元座標測定機は高価である上、ねじ形状の諸項
目について同時且つ連続で測定することは困難で、測定
に手間と時間を要する。また測定精度的にも問題があっ
た。
【0004】そこで本出願人は、ねじ溝に押し当てる接
触子をねじの回転に伴って自動的に移動させ、ねじの有
効径の円筒度、ピッチ、リードを連続して同時に能率的
に測定するねじ測定装置を特開昭62−214313号
公報で提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開昭62−2
14313号公報で提案している装置はねじを能率的に
測定するための専用機であり、ねじの有効径の円筒度、
ピッチ、リードが広い範囲にわたって測定できるもので
ある。しかしこのような専用機ではなく、通常の真円度
測定装置等を利用して、簡単な機構で有効径に関する特
性をある程度測定可能な装置が要望されている。
【0006】ねじの有効径に関する特性のうちピッチは
外径のピッチとかなり相関があるため、特に測定する必
要があるのが有効径の振れである。有効径の振れとは有
効径の軌跡をねじ軸の方向から見た時の真円度に相当す
るものである。ボールねじの場合、図4に示すように複
数の硬球で外接面が形成されるため、各箇所の有効径の
振れやリードの誤差が組み立てた時のリードやがたに直
接的に影響することは少ないが、有効径が振れた時には
移動に伴って異音が発生するという問題がある。そのた
めまず有効径の振れを測定することが重要である。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、特に重要な特性である有効径の振れを簡易な構
成で測定可能にした測定装置の実現を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のねじ有効径部測
定装置は、上記問題点を解決するため、測定するねじを
ねじ軸が回転軸に一致するように保持して回転する回転
台、第一支点を中心として回転台の回転軸に平行な第一
平面内で回転可能に支持された第一アーム、第一アーム
の先端に設けられ第一アーム上の第二支点を中心として
第一平面に垂直な方向に回転可能に支持された第二アー
ム、第二アームの一方の端に設けられ測定するねじのね
じ溝の有効径部に接っする球体形状の測定子、第二アー
ムの他端の移動量を検出する検出手段、及び測定子が測
定するねじのねじ溝に接するように第二アームを付勢す
る付勢手段を備える。
【0009】
【作用】測定するねじの回転に伴って測定子が接するね
じ溝の位置がねじ軸方向に変化した場合、第一アームが
第一平面内で回転して測定子を有効径部に接触させる。
これにより検出手段で検出される第二アームの他端の移
動量は、有効径部の振れのみに対応した値になる。
【0010】
【実施例】実施例について説明する前に、ねじの有効径
部の振れ測定について簡単に説明する。図1はねじ有効
径部の振れの測定原理を示した図である。図1の(a)
に示すように有効径部の振れを測定するには有効径部に
接っする球体を当て、その放射方向の移動量を測定す
る。そのため第二支点8で支持される第二アーム7の一
方の端にこの球体6を取り付け、もう一方の端9の移動
を測定する。通常は端9と支点8の距離の測定子6と支
点8の距離の比を大きくして測定感度を上げる。端9の
移動量は検出器10で検出される。
【0011】有効径の振れを測定するにはねじ1を回転
するが、図1の(b)に示すように回転に伴って測定子
6が接っするねじ溝2の位置が変化する。第二アーム7
は図1の(a)の平面内だけで回転可能であるため、そ
のままでは回転に伴ってねじ溝2の一方に接触し、ねじ
溝からはずれてしまう。そのため有効径の振れを測定す
るにはねじ1の回転に応じて検出器台101を同期して
移動させる必要がある。もしこの同期がずれたり、検出
器台101の移動に図1の(a)の平面内の成分が存在
すると、有効径振れ測定の誤差になる。
【0012】検出器台101を移動するために通常の平
行移動手段を用いることが考えられるが、同期制御を高
精度に行なう必要がある上、測定開始時点で測定子を正
確に有効径部に接触させることが必要であり、初期設定
に非常な手間を要することになる。そこで本発明では、
図1の検出器台101に載置される部分を、ねじ軸に平
行な平面内で回転可能な第一アームの先端に設ける。第
一アームは第一支点で支持され、釣り合いがとられてい
るため微小な力が加えられても滑らかに動く。従ってね
じ1の回転に伴ってねじ溝2が移動すると、測定子6が
ねじ溝2に接っするように第一アームが回転する。
【0013】検出器台101を移動させる時に、図1の
(a)の平面内の成分は検出誤差となるが、検出器台1
01を平行移動するのに比べて、回転する機構の方がこ
のような誤差要因の除去が容易であり、しかも簡易な機
構で実現できる。図2は本発明のねじ有効径部振れ測定
装置の実施例を示す図である。図2において、1は測定
するねじであり、ここではボールねじとして示した。2
はそのねじ溝である。3は第一アームであり、第一支点
4によって支持されており、一方の端には検出器12が
取り付けられており、もう一方の端には重り5が取り付
けられており、両方が釣り合うように調整されている。
これにより第一アーム3は微小な力を加えるだけでねじ
1の軸と平行な第一平面内で回転可能であり、回転にお
いてこの第一平面外の成分を生じないか、あっても無視
できる程度である。
【0014】検出器12には以下のものが備わってい
る。測定子6はねじ溝2の有効径部に接っする大きさの
球であり、第二アーム7の一方の端に取り付けられてい
る。第二アーム7は第二支点8で支持され、測定子6が
ねじ溝2に接っするようにばね11で付勢されている。
第二アーム7の他端9は差動トランス11内にあり、端
9の位置変化が検出できる。第二アーム7は、第一アー
ム3が回転する第一平面に垂直に回転するように作られ
ている。
【0015】ねじの有効径部の振れを測定するには、測
定するねじ1の有効径部に接っする直径の測定子6の検
出器12を選択し、第一アーム3に取り付ける。そして
これと釣り合う重し5を選択して完全に釣り合うように
調整する。ねじ1は取付台13上に載置して固定し、取
付台13の回転軸とねじ1のねじ軸がほぼ一致するよう
に傾き調整台14とXYテーブル15を調整する。これ
らは回転部16上にあり、モータ17によってギヤ18
を介して回転される。ねじ軸と回転軸は完全に一致する
ことが望ましいが、ある程度以内の誤差であれば計算に
よる補正が自動的に行なわれる。
【0016】固定したねじ1の測定しようとする部分に
合せて、第一アーム3の高さを調整し、測定子6を図2
のようにねじ溝2に当てる。第二アーム7はばね11に
より付勢されており、第一アーム3が回転するため、測
定子6はねじ溝2の有効径部に相当する位置に接触す
る。この状態でモータ17を回転し、差動トランス10
の出力を読み取って記録する。
【0017】ねじ1の回転に伴って測定子6が接触する
ねじ溝2の上下方向の位置が変化するが、第一アーム3
が回転して測定子6をねじ溝2に沿って移動させるた
め、測定子6はねじ溝2の有効径部に接触した状態であ
り、有効径部の振れに対応した値が検出される。第一ア
ーム3の第一支点4と測定子6の距離は、ねじ1の測定
する長さに比べて充分長くする必要がある。これは測定
子6の接触する位置が、第一アーム3の回転に伴って第
一アーム3の軸方向に若干変化し、これが若干ではある
が有効径の振れに影響するためである。この誤差の発生
を図3で説明する。
【0018】図3において第一アーム3の第一支点4か
ら測定子6までの距離をRとする。いま第一アーム3が
上下方向に±αだけ回転したとする。すると測定子3の
上下方向の移動距離は±Rαであり、これを測定範囲と
する。従って1ピッチ分を測定する時には、2Rαがね
じ1の1ピッチ分になる。この時測定子6の位置の第一
アーム3の軸方向の変化はR(1−cosα)である。
測定するねじ1の有効径の半径をrとすれば、有効径の
振れに及ぼす影響は、図3に示されるように次式で表わ
される。
【0019】 r(1−cos(sin-1R(1−cosα)/r)) …(1) 例えば、R=200mm、r=10mmとして測定範囲を±
5mmの高さとすると、これによる誤差は0.2μm程度
である。従ってねじの数ピッチ分を測定するなら、この
誤差はほとんど問題にならない。もしより広い範囲にわ
たって測定する必要がある場合には、誤差が問題になら
ない範囲で測定し、これを繰り返す。
【0020】
【発明の効果】本発明により、ねじの有効径の振れが簡
易に測定できる装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ねじ有効径部の振れの測定原理を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図3】第一アームの回転による測定点変化を示す図で
ある。
【図4】ボールねじでの有効径誤差の影響を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…ねじ 2…ねじ溝 3…第一アーム 4…第一支点 6…測定子 7…第二アーム 8…第二支点 9…もう一方の端 10…検出手段(差動コイル) 11…付勢手段(ばね) 16…回転台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定するねじを、ねじ軸が回転軸に一致
    するように保持して回転する回転台、 第一支点を中心として、前記回転台の回転軸に平行な第
    一平面内で回転可能に支持された第一アーム、 前記第一アームの先端に設けられ、前記第一アーム上の
    第二支点を中心として、前記第一平面に垂直な方向に回
    転可能に支持された第二アーム、 前記第二アームの一方の端に設けられ、測定するねじの
    ねじ溝の有効径部に接っする球体形状の測定子、 前記第二アームの他端の移動量を検出する検出手段、及
    び前記測定子が測定するねじのねじ溝に接っするように
    前記第二アームを付勢する付勢手段を備えるねじ有効径
    部振れ測定装置。
JP30326091A 1991-11-19 1991-11-19 ねじ有効径部振れ測定装置 Pending JPH05141959A (ja)

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JP30326091A JPH05141959A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 ねじ有効径部振れ測定装置

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JP30326091A JPH05141959A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 ねじ有効径部振れ測定装置

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JPH05141959A true JPH05141959A (ja) 1993-06-08

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JP30326091A Pending JPH05141959A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 ねじ有効径部振れ測定装置

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JP (1) JPH05141959A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008209246A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Ntn Corp ボールねじ測定装置およびその測定方法
JP2013167642A (ja) * 2013-04-30 2013-08-29 Ntn Corp ボールねじ測定装置およびその測定方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008209246A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Ntn Corp ボールねじ測定装置およびその測定方法
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