JPH0514073A - 差動増幅器及び比較器 - Google Patents

差動増幅器及び比較器

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JPH0514073A
JPH0514073A JP3158222A JP15822291A JPH0514073A JP H0514073 A JPH0514073 A JP H0514073A JP 3158222 A JP3158222 A JP 3158222A JP 15822291 A JP15822291 A JP 15822291A JP H0514073 A JPH0514073 A JP H0514073A
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JP
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differential amplifier
circuit
voltage
amplifier circuit
potential
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JP3158222A
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Inventor
Yukio Yano
幸雄 矢野
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/824,221 priority patent/US6462587B2/en
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/22Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral
    • H03K5/24Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude
    • H03K5/2472Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude using field effect transistors
    • H03K5/2481Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude using field effect transistors with at least one differential stage

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 差動増幅器を用いた比較器において、その増
幅用素子としてデプレッション型MOSトランジスタを
用い、低レベル領域の入力電圧でもディジタル信号出力
を得ること。 【構成】 差動増幅器を用いた比較器が、電流ミラー回
路Mとこの出力側回路を定電流源とし二つの電流径路L
1 ,L2 を備えた差動増幅回路S1 とインバータ回路I
NVにより構成されていてる。電流ミラー回路Mは、負
荷MOSトランジスタ1と入力側回路であるMOSトラ
ンジスタ2及び出力側回路となるMOSトランジスタ1
0を有している。差動増幅回路S1 の電流径路L1 は、
負荷MOSトランジスタ11と増幅用MOSトランジス
タ13及び入力端子in1とを有しており、同様に、電
流径路L2 は負荷MOSトランジスタ12と増幅用MO
Sトランジスタ14及び入力端子in2を有している。
また、インバータ回路INVは負荷MOSトランジスタ
3とスイッチング用トランジスタ4とで構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動増幅器及び比較器
( コンパレータ)に関し、特に、センサや入力キーなど
からの出力信号を2値論理化する1ビットA/D変換器
又はディジタル化回路として適用可能の差動増幅器及び
比較器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にディジタル信号として扱われるセ
ンサや入力キーなどの出力信号の中には厳格な意味では
ディジタル信号ではなく、種々の因子により立ち上がり
特性等がなまったアナログ信号とみることができる。こ
のような信号をマイクロコンピュータ等の後処理に供す
るためには、予め、1ビットのA/Dコンバータないし
量子化回路で正規のディジタル信号(2値論理信号)へ
高精度に変換しておくことが必要となる。このディジタ
ル化回路又は量子化回路としてはバッファ回路を用いる
ことが一般的であるが、バッファ回路は一義的な閾値を
有しているため、ディジタル信号の論理変化のタイミン
グがバッファ回路の閾値で固定的に決定されてしまい、
立ち上がり点又は立ち下がり点の調整が不可能である。
このため、A/D変換動作を所望の基準電圧を境に行う
には、高ゲインの差動増幅回路を利用したコンパレータ
回路を使用することが望ましい。そして、複数の被ディ
ジタル信号をディジタル化できるよう上述のコンパレー
タ回路を複数個組み込んだ半導体集積回路が従来から要
請されていた。
【0003】従来、このような差動増幅回路を利用した
コンパレータ回路は、図12に示すように、電流ミラー
回路Mと、この出力側回路を定電流源とし2つの電流径
路L1 ,L2 を備えた差動増幅回路S1 と、インバータ
回路INVとから構成されている。
【0004】電流ミラー回路Mの入力側回路には、電源
電圧VDDよりデプレッション型 (以下、D型と称する)
の負荷MOSトランジスタ1を介してエンハンスメント
型 (以下、E型と称する) のMOSトランジスタ2
のドレイン電流i0 が基準電流として流れ、出力側回路
のE型MOSトランジスタ10にはその基準電流i0
値に応じたドレイン電流i3 が流れる。
【0005】差動増幅回路S1 の第1の電流径路L1
は、電源電圧VDDよりD型の負荷MOSトランジスタ1
1及びE型の増幅用MOSトランジスタ15を介してド
レイン電流i1 が流れ、また第2の電流径路L2 には、
同様に、D型の負荷MOSトランジスタ12及びE型の
増幅用MOSトランジスタ16を介してドレイン電流i
2 が流れる。増幅用MOSトランジスタ15,16のゲ
ートは差動増幅回路S1 の2入力として入力端子in
1,in2にそれぞれ繋がれている。電流径路L1 ,L
2 は電流ミラー回路Mの定電流源たる出力側回路に接続
されているので、次の式が成立する。
【0006】 i3 =i1 +i2 (1) ここに、入力端子in1,in2に印加される両電圧が
等しいときは、 i1 =i2 =i3 /2 (2) が成立し、差動増幅回路S1 は平衡状態にある。例え
ば、入力端子in1の印加電圧(基準電圧VRef )に対
して入力端子in2の印加電圧(入力電圧Vin)が高い
と、MOSトランジスタ16に流れる電流i2 の値がそ
れらの電圧差に応じた電流増分Δiだけ増大するので、
式1から明らかなように、その分、MOSトランジスタ
15に流れる電流i1 の値はΔiだけ減少する。このた
め、負荷MOSトランジスタ12の電圧降下分が増大す
るので、そのソース電位(ノード102の電位)は下が
る。逆に、入力端子in1の基準電圧(VRef )に対し
て入力端子in2の入力電圧(Vin)が低いと、負荷M
OSトランジスタ12の電圧降下分が減少するので、そ
のソース電位(ノード102の電位)は上がる。従っ
て、負荷MOSトランジスタ12の電位(ノード102
の電位)は平衡電流(i3 /2)による電圧降下値を平
衡電圧として入力端子in1,入力端子in2の両印加
電圧の差に応じた増幅電圧値となる。
【0007】インバータ回路INVはスイッチング素子
たるMOSトランジスタ4とD型の負荷MOSトランジ
スタ3との直列回路で、そのMOSトランジスタ4のゲ
ートにはノード102の出力電圧(差動増幅電圧)V
102 が印加されている。そしてこのインバータ回路IN
Vは、入力端子in1に印加される基準電圧(VRef
に対して入力端子in2(Vin)に印加される電圧の大
小に応じて高レベル又は低レベルの2値論理たるディジ
タル化信号VOUT を出力するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図13( a )は、入力
端子in1の基準電圧Vref が増幅用MOSトランジス
タ15,16の閾値Vth15,16 より高い場合における入
力端子in2の入力電位Vin(横軸)に対する差動増幅
回路S1 の入力電位(Vin及び基準電位Vref )の関係
を示すグラフ図である。ここに、A点は基準電圧と入力
電圧が等しい状態(Vref =Vin)を示す。またP点は
入力電圧と閾値Vth15,16 が等しい状態を表す。図13
( b )は、入力端子in2の入力電位Vin(横軸)に対
する差動増幅回路S1 の出力電圧(ノード101の電圧
101 ,ノード102の電圧V102 )の関係を示すグラ
フ図である。なお、二点鎖線はMOSトランジスタ4の
閾値Vth4 を示す。ここに、B点はA点に対応する平衡
状態(V101 =V102 )を表し、またC点はノード10
2の電圧V102と閾値Vth4 が等しい状態を表す。入力
電圧Vinが閾値Vth15,16 以下のときは、増幅用MOS
トランジスタ16はオフ状態で増幅用MOSトランジス
タ15はオン状態にあるため、ノード102は電源電位
DDにプルアップされ、ノード101の電圧V101 は最
低レベルVLOW にある。そして入力電圧Vinが閾値V
th15,16 を超えると、増幅用MOSトランジスタ16も
オン状態となり、正常の差動増幅出力がノード101,
102に現れる。ここで入力電圧Vinが閾値Vth15,16
以下のときの出力は厳格な意味では線形差動増幅出力で
はないが、入力電圧差に応じた出力特性を有することか
ら、ディジタル化の支障とはなっていない。
【0009】しかしながら、図14に示すように、入力
端子in1の基準電圧Vref が増幅用MOSトランジス
タ15,16の閾値Vth15,16 より低い場合には次のよ
うな問題点がある。図14( a )は、入力端子in1の
基準電圧Vref が増幅用MOSトランジスタ15,16
の閾値Vth15,16 より低い場合における入力端子in2
の入力電位Vin(横軸)に対する差動増幅回路S1 の入
力電位(Vin及び基準電位Vref )の関係を示すグラフ
図である。ここに、A点は基準電圧と入力電圧が等しい
ときを示す。またP点は入力電圧と閾値Vth15,16 が等
しい状態を表す。図14( b )は、入力端子in2の入
力電位Vin(横軸)に対する差動増幅回路S1 の出力電
圧(ノード101の電圧V101,ノード102の電圧V
102 )の関係を示すグラフ図である。入力電圧Vinが閾
値Vth15,16 以下のときは、増幅用MOSトランジスタ
16,15は共にオフ状態にあるため、ノード101,
102は共に電源電位VDDにプルアップされている。こ
の低レベル領域における増幅用MOSトランジスタ1
6,15の不作動は、入力電圧Vinと基準電圧Vref
に高低差があるものの、その差電圧に応じた差動増幅出
力が得られないことを意味する。換言すると、基準電圧
ref を閾値Vth15,16 以下に設定した場合において
は、低レベル領域の入力電圧Vinとの差動増幅機能が働
かないので、もはやディジタル化が不可能である。
【0010】図13( c )は、入力端子in1の基準電
圧Vref が増幅用MOSトランジスタ15,16の閾値
th15,16より高い場合における入力端子in2の入力
電位Vin(横軸)に対するインバータ回路INVの出力
OUT を示すグラフ図である。ここで、入力電圧Vin
接地電位から上昇すると、図13(b)から明らかなよ
うに、ノード102の電圧V102 が降下するが、この電
圧V102 がMOSトランジスタ4の閾値Vth4 (点C)
を過ぎるときにインバータ回路INVの出力VOUT は低
電位レベル(以下Lレベルと称する)から高電位レベル
(以下Hレベルと称する)へ立ち上がる。しかし、差動
増幅回路S1 の平衡電位(点B)はその差動増幅回路S
1 側の素子特性等で決定され、また閾値Vth4 (点C)
は半導体プロセスの如何等により後続のMOSトランジ
スタ4の固有の値であるので、一般的に点Bと点Cは不
一致である。また両者を合わせ込むことは殆ど不可能で
ある。このため、入力電圧Vinが基準電位Vref を超え
たときに出力VOUT の論理が変化せず、基準電位Vref
よりもオフセット電圧Voff2だけ高い値で出力VOU T
論理が変化する。このインバータ回路INVの閾値に起
因するオフセット電圧Voff2の発生現象は、入力電圧V
inに対する出力ディジタル信号の立ち上がりの遅れ(位
相遅れ)又は立ち下がりの進み(位相進み)やディジタ
ル化の不感領域をもたらしている。
【0011】図14( c )は、入力端子in1の基準電
圧Vref が増幅用MOSトランジスタ15,16の閾値
th15,16より低い場合における入力端子in2の入力
電位Vin(横軸)に対するインバータ回路INVの出力
OUT を示すグラフ図である。ここで、基準電圧Vref
は増幅用MOSトランジスタ15の閾値Vth15,16 以下
であるから、そのトランジスタ15は常にオフ状態にあ
る。入力電圧Vinが接地電位から上昇すると、図14(
b )から明らかなように、入力電圧Vinが閾値V
th15,16 と同電位となったときにMOSトランジスタ1
6側だけオン状態となり、ノード102の出力電圧102
は低電圧VLOW となる。そして、ノード102に繋がれ
ているMOSトランジスタ4がオン状態となり、インバ
ータ回路INVの出力VOUT はLレベルからHレベルに
立ち上がる。この出力VOUT はディジタル化信号である
が、その論理変化点は、MOSトランジスタの固有の値
である閾値Vth15,16 で決まってしまう。入力電圧Vin
が基準電位Vref を超えたときには出力VOUT の論理は
変化せず、基準電位Vref よりもオフセット電圧Voff1
だけ高い値で出力VOUT の論理が変化する。この差動増
幅回路S1 の閾値に起因するオフセット電圧Voff1の発
生現象もまた、入力電圧Vinに対する出力ディジタル信
号の立ち上がりの遅れ(位相遅れ)又は立ち下がりの進
み(位相進み)やディジタル化の不感領域をもたらして
いる。
【0012】次に、基準電圧Vref に対するオフセット
電圧の依存性について説明する。すなわち、基準電圧V
ref と入力Vinが同電位となり差動増幅回路S1 が平衡
状態となる増幅電圧V101 ,V102 の平衡電位について
考察する。図12に示された差動増幅回路S1 の一つの
電流径路L1 において、増幅用MOSトランジスタ15
のゲートに印加される基準電圧Vref の値が増大する
と、その増幅用MOSトランジスタ15のインピーダン
スは減少する。この場合、定電流源たるMOSトランジ
スタ10に流れ込む一定の平衡電流(i3 /2)を補償
するため、負荷MOSトランジスタ11のインピーダン
スが増加する。この結果、負荷MOSトランジスタ11
による電圧降下が増大するので、ノード101の電位V
101 が下がる。よって、基準電圧Vref が高く設定され
るに従い、差動増幅回路S1 の増幅電圧V101 ,V102
が降下してしまうという平衡電位の変動特性が存在す
る。従って、図13( a )に示すように、基準電圧V
ref が増幅用MOSトランジスタ15,16の閾値V
th15,16 より高い場合には、基準電位Vref を下げる
と、A点( Vin=Vref )が降下する。これに伴い図1
3( b )の差動増幅回路S1 の平衡電位であるB点( V
101 =V102 )も変化し、上記の変動特性からして、B
点の平衡電位が増加するので、オフセット電圧Voff2
値は大きくなる。従ってオフセット電圧Voff2の値は差
動増幅回路S1 の基準電圧Vref に対して依存性があ
り、単にインバータ回路INVの閾値のみで一義的に決
定されるものではない。このことは、低レベル領域にお
いて差動増幅回路を動作させるために、基準電圧Vref
の設定電圧を下げて閾値Vth15,16 に近ずければ近ずけ
るほど、入力電圧Vinに対する出力ディジタル化信号の
立ち上がりの遅れ(位相遅れ)等が増大し、ディジタル
化精度が劣化する。
【0013】そこで、本発明の課題は、上記各問題点に
鑑み、低レベル領域における差動入力電圧Vinに対して
も出力ディジタル化を高精度に保障できる差動増幅器及
び比較器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明が講じた第1の手段は、定電流源を有してお
り、制御入力端子を持つ増幅用素子及び負荷部からなる
電流径路が少なくても2以上並列接続されてなる差動増
幅回路を備えた差動増幅器において、その増幅用素子と
してエンハンストメント型ではなく閾値Vthのないデプ
レッション型MOSトランジスタを用いるものである。
そして、ディジタル化のための比較器としての構成は、
この差動増幅器の構成に加えてそのいずれかの増幅電圧
出力を制御入力とするスイッチング手段を設ける。例え
ば、そのスイッチング手段としては、インバータ回路を
用いることができる。このような比較器としては半導体
集積回路であることが望ましい。
【0015】また、本発明が講じた第2の手段は、上述
の構成の差動増幅回路をn段カスケード接続したもので
ある。第1段の差動増幅回路における増幅用素子は制御
入力端子を有しており、第i段目の差動増幅回路におけ
る増幅用素子の増幅出力が第i+1段目の差動増幅回路
における増幅用素子の制御入力として供給されている。
そして、第1段目の差動増幅回路における増幅用素子に
デプレッション型MOSトランジスタを用いることもで
きる。ここにおいて、第n段目の差動増幅回路の増幅電
圧出力はディジタル化信号となっているが、TTLファ
ミリー等の論理レベルと整合させるため、そのいずれか
の増幅電圧出力を制御入力とするスイッチング手段を設
けても良い。例えば、そのスイッチング手段としては、
インバータ回路を用いることができる。このような比較
器としては半導体集積回路であることが望ましい。
【0016】
【作用】かかる第1の手段によれば、増幅用素子として
閾値Vthのないデプレッション型MOSトランジスタを
用いた差動増幅回路において、その増幅用素子の制御入
力端子にかかる印加電圧がいかなる電位レベルであって
も、デプレッション型MOSトランジスタはオン状態あ
る( ノーマリーオン )。従って、このデプレッション型
MOSトランジスタを増幅用素子に用いた差動増幅回路
の一対の制御入力端子に対して、エンハンスメント型M
OSトランジスタの場合の基準電圧から閾値Vthまでの
サブスレッショルド領域に相当する電位レベルでの入力
電圧が印加された場合でも、増幅用素子が動作すること
によって差動増幅機能が働き、平衡電位を常に得ること
が可能である。それ故、レベルシフト回路等を用いず
に、電源電位の一方へ極端に偏倚させて基準電位を設定
したときでも、ディジタル信号出力を得ることが可能と
なる。
【0017】また第2の手段によれば、カスケード接続
された多段の差動増幅器においては、第1段目の差動増
幅回路の一対の制御入力端子に印加された電圧差が小さ
くても、最終段では立ち上がり・立ち下がり特性の急峻
で非常に大きな差動増幅出力が得られる。そして、それ
ぞれの差動増幅回路において、一対の並列されてなる電
流径路のうち一方の電流径路の増幅用素子には電流が流
れない。よって、増幅出力はその負荷部において電圧降
下がないので電源電位レベルとなり、その出力特性にお
いて上限となる。逆に、もう一方の電流径路の増幅用素
子には最大の電流が流れる。よって、増幅出力はその負
荷部において最大の電圧降下となる電位レベルとなり、
その出力特性において下限となる。従って、本来アナロ
グ信号である差動増幅回路出力の増幅電圧は、上限及び
下限が区切られているからしてディジタル化信号とな
る。
【0018】ここに、従来のコンパレータは単一の差動
増幅回路の増幅電圧出力よりスイッチング回路を介して
ディジタル信号を得ており、その単一の差動増幅回路と
スイッチング回路との間において、スイッチング素子の
固有の閾値に対して差動増幅回路の平衡電位が一致しな
いという問題点と、基準電位を変化させた場合に差動増
幅回路の平衡電位が増減してしまうという問題点が存在
した。しかし、カスケード接続された多段の差動増幅器
ではスイッチング回路を介すことなくディジタル化信号
が得られるので、上述の両問題が解消される。従って、
差動増幅器において入力Vinと基準電圧Vref が等しく
なる比較点に対してディジタル信号の論理変化点が一致
し、高精度のディジタル化が実現される。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
【0020】〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例
に係る差動増幅回路を用いた比較器を示す回路図であ
る。この比較器は、電流ミラー回路Mと、この出力側回
路を定電流源とし2つの電流径路L1 ,L2 を備えた差
動増幅回路D1 と、インバータ回路INVとから構成さ
れている。
【0021】電流ミラー回路Mの入力側回路には、電源
電圧VDDよりD型の負荷MOSトランジスタ1を介して
E型MOSトランジスタ2のドレイン電流i0 が基準電
流として流れ、出力側回路のE型MOSトランジスタ1
0にはその基準電流i0 の値に応じたドレイン電流i3
が流れる。
【0022】差動増幅回路D1 の第1の電流径路L1
は、電源電圧VDDよりD型の負荷MOSトランジスタ1
1及びE型の増幅用MOSトランジスタ13を介してド
レイン電流i1 が流れ、また第2の電流径路L2 には、
同様に、D型の負荷MOSトランジスタ12及びE型の
増幅用MOSトランジスタ14を介してドレイン電流i
2 が流れる。増幅用MOSトランジスタ13,14のゲ
ートは差動増幅回路S1 の2入力として入力端子in
1,in2にそれぞれ繋がれている。電流径路L1 ,L
2 は電流ミラー回路Mの定電流源たる出力側回路に接続
されているので、前述した式1が成立している。また入
力端子in1,in2に印加される電圧が等しいときは
前述した式2が成立している。
【0023】インバータ回路INVはスイッチング素子
たるMOSトランジスタ4とD型の負荷MOSトランジ
スタ3との直列回路で、そのMOSトランジスタ4のゲ
ートにはノード102の出力電圧(差動増幅電圧)V
102 が印加されている。そしてこのインバータ回路IN
Vは、入力端子in1に印加される基準電圧(VRef
に対して入力端子in2(Vin)に印加される電圧の大
小に応じて高レベル又は低レベルの2値論理たるディジ
タル化信号VOUT を出力するものである。
【0024】差動増幅回路D1 の増幅用素子としては閾
値VthのないNチャンネルD型MOSトランジスタ1
3,14が使用されている。E型MOSトランジスタの
接地電位VSSから閾値Vthに至る間のサブスレッショル
ド領域 (通常0から+1.5V程度) でも、常にD型M
OSトランジスタ13,14はオン状態( ノーマリーオ
ン )なので、後述するように、差動増幅回路D1 は低レ
ベル領域でも線形特性を保った差動増幅電圧の出力が可
能となる。
【0025】図2( a )は、入力端子in1の基準電圧
ref がサブスレッショルド領域(以下SUB領域と称
する)より低い場合における入力端子in2の入力電位
in(横軸)に対する差動増幅回路D1 の入力電位(V
in及び基準電位Vref )の関係を示すグラフ図である。
ここに、A点は基準電圧と入力電圧が等しい状態(V
ref =Vin)を示す。図2( b )は、入力端子in2の
入力電位Vin(横軸)に対する差動増幅回路S1 の出力
電圧(ノード101の電圧V101 ,ノード102の電圧
102 )の関係を示すグラフ図である。なお、二点鎖線
はMOSトランジスタ4の閾値Vth4 を示す。ここに、
B点はA点に対応する平衡状態(V101 =V102 )を表
し、またC点はノード102の電圧V102 と閾値Vth4
が等しい状態を表す。また、図2( c )は入力端子in
2の入力電位Vin(横軸)に対するインバータ回路IN
Vの出力VOUT を示すグラフ図である。
【0026】図2(a)に示すように、SUB領域にお
いて基準電位Vref が設定されている場合においても、
差動増幅回路D1 のD型MOSトラジスタ13,14が
オン状態であるので、図2(b)に示すように、この領
域においても差動増幅回路D1 の線形特性が保たれてい
る。後述するように、この低レベル領域における線形性
の保障は差動増幅回路のカスケード接続回路において平
衡点で論理変化点が得られる原理的な意義がある。図2
(c)に示すように、インバータ回路INVの閾値に起
因するオフセット電圧Voff2を伴うものの、図14
(c)で示した差動増幅回路の閾値に起因するオフセッ
ト電圧Voff1の発生は解消されている。
【0027】〔第2実施例〕図3は本発明の第2実施例
に係る差動増幅回路を用いた比較器を示す回路図であ
る。この実施例に係る比較器は差動増幅回路D1 〜Dn
のカスケード接続による多段回路である。この回路は、
従来と同様に、電流ミラー回路Mと、この出力側回路を
定電流源とし、入力端子in1,in2をそれぞれ持つ
2つの電流径路L1 ,L2 を備えた差動増幅回路D1
有している。差動増幅回路D1 の増幅用素子たるMOS
トランジスタ15,16はE型である。この差動増幅回
路D1 を第1段目として、この増幅電圧の出力であるノ
ード101,102が第2段目の差動増幅回路D2 の増
幅用MOSトランジスタ25,26のゲートに接続さ
れ、さらに差動増幅回路D2 のノード201,202が
第3段目の差動増幅回路D3 の増幅用MOSトランジス
タ35,36のゲートに接続されており、このようなカ
スケード接続を第n段まで行う構成によって、多段の差
動増幅回路が構成されている。差動増幅回路D2 〜Dn
の定電流源たるMOSトランジスタ20〜n0はトラン
ジスタ2とそれぞれ電流ミラー回路を構成している。な
お、電流ミラー回路Mの出力側回路に対して並列接続の
定電流源を設け方法以外に、電流ミラー回路Mの出力側
回路に対して階層的に定電流源を設ける方法もある。出
力OUTは最終段差動増幅回路Dn のノードn01から
取り出されている。
【0028】この実施例における差動増幅回路の増幅用
素子としてはNチャンネルE型MOSトランジスタが使
用されているため、従来と同様に、入力端子in1,i
n2にかかる印加電圧がサブスレッショルド領域では増
幅電圧の線形特性が保たれない。そのため、SUB領域
ではディジタル信号が得られない。しかしながら、基準
電圧Vref が増幅用MOSトランジスタ15,16の閾
値Vth15,16 より高いときには次のように高精度のデジ
タル信号を得ることができる。
【0029】図5( a )は、入力端子in1の基準電圧
ref が増幅用MOSトランジスタ15,16の閾値V
th15,16 より高い場合における入力端子in2の入力電
位Vin(横軸)に対する差動増幅回路D1 の入力電位
(Vin及び基準電位Vref )の関係を示すグラフであ
る。ここに、A点は基準電圧と入力電圧が等しい状態
(Vref =Vin)を示す。またP点は入力電圧と閾値V
th15,16 が等しい状態を表す。図5( b )は、入力端子
in2の入力電位Vin(横軸)に対する差動増幅回路D
1 の出力電圧(ノード101の電圧V101 ,ノード10
2の電圧V102 )の関係を示すグラフ図である。B1
はA点に対応する平衡状態(V101 =V102)を表して
いる。図5( c )は、入力端子in2の入力電位V
in(横軸)に対する差動増幅回路D2 の出力電圧(ノー
ド201の電圧V201 ,ノード202の電圧V202 )の
関係を示すグラフ図である。B2 点はA点に対応する平
衡状態(V20 1 =V202 )を表している。図5( d )
は、入力端子in2の入力電位Vin(横軸)に対する差
動増幅回路D3 の出力電圧(ノード301の電圧
301 ,ノード302の電圧V302 )の関係を示すグラ
フ図である。B3 点はA点に対応する平衡状態(V301
=V302 )を表している。図5( e )は、入力端子in
2の入力電位Vin(横軸)に対する差動増幅回路Dn
出力電圧(ノードn01の電圧Vn01 ,ノードn02の
電圧Vn02 )の関係を示すグラフ図である。Bn 点はA
点に対応する平衡状態(Vn01=Vn02 )を表してい
る。
【0030】図5( a )においてS1 の入力に印加され
た電圧差の値を|Vref −Vin|とする。ここで、基準
電圧Vref と入力電圧Vinが等しい状態においては、|
re f −Vin|=0で、各段の平衡状態の増幅電圧差も
零であるので、点A〜Bn は同一のタイミングで発生す
る。
【0031】差動増幅ゲインをGとすると、差動増幅回
路D1 の出力電圧差|V101 −V10 2 |は、 |V101 −V102 |=G|Vref −Vin| (4) で与えれてる。従って、n段目の差動増幅回路Dn の出
力電圧差|Vn01 −Vn0 2 |は、 |Vn01 −Vn02 |=Gn |Vref −Vin| (5) よって、D1 ,D2 ,D3 ,・・・,Dnの増幅電圧の
出力特性は、それぞれの図から明らかように、差動増幅
回路の段数を重ねることによって増幅電圧の増加に伴な
い、B1 ,B2 ,B3 ,・・・,Bn の各平衡点を中心
として急峻な傾きで変化する特性となる。そして、それ
ぞれの差動増幅回路出力の増幅電圧の上限は、電源電圧
DDと同電位で、逆に、接地電位Vssに対して最も低い
低電位VLO W である。従って、最終段の差動増幅回路D
n の出力特性(図5(e))は、ディジタル信号としみ
ることができる。このディジタル化信号は必ず平衡点B
n で論理変化するため、後段のインバータの閾値に依存
するオフセット電圧Voff1を伴わない。逆に言えば、後
段のインバータ等のスイッチング回路なしにディジタツ
化信号を得ることができるため、オフセット電圧Voff1
が全く付随せず、高精度のディジタル化が実現されてい
る。従来と同様に、基準電位Vref を低く設定すればす
るほど、ある程度平衡電位は上昇する。しかしながら、
平衡点のタイミングで論理変化が発生することから、基
準電位Vref の増減に対するディジタル化精度はほぼ一
定である。従って、この実施例ではディジタル化精度の
基準電位Vref に対する依存性が解消されている。ま
た、入力Vinが閾値Vth15,16 より低い場合、増幅用M
OSトランジスタ16はオフ状態で増幅用MOSトラン
ジスタ15はオン状態にあるため、ノード102は電源
電位VDDにプルアップされ、ノード101の電圧V101
は最低レベルVLOW となるので、図5(b),(c)に
示すように、差動特性は線形ではない。しかしながら、
入力電圧差の極性に応じた出力特性を有することから、
ディジタル化の支障とはなっていない。
【0032】〔第3実施例〕図4は本発明の第3実施例
に係る差動増幅回路を用いた比較器を示す回路図であ
る。この実施例は、図3に示す差動増幅回路のカスケー
ド接続による比較器において、第n段の差動増幅回路の
出力にインバータ回路INVを加えた構成を有してい
る。図5(f)は、入力端子in1の基準電圧Vref
増幅用MOSトランジスタ15,16の閾値Vth15,16
より高い場合における入力端子in2の入力電位V
in(横軸)に対するインバータ回路INVの出力VOUT
を示すグラフ図である。最終段の差動増幅回路の出力論
理レベルは、高論理が電源電位VDDで低論理が増幅出力
の最低レベルVLOW であるので、TTLファミリー等の
論理レベルと整合させるため、図5(f)に示すよう
に、低論理レベルをより接地レベルVssに近づけるべく
インバータ回路INVが付加されている。
【0033】〔第4実施例〕図6は本発明の第4実施例
に係る差動増幅回路を用いた比較器を示す回路図であ
る。
【0034】この実施例は、図3に示す比較器におい
て、第1段目の差動増幅回路D1 の増幅用素子15,1
6にD型MOSトランジスタ13,14を用いた比較器
である。図8はこの比較器における各信号波形を示すグ
ラフ図である。図(b)に示す如く、この実施例におい
ても第1実施例と同様に接地電位VSSにより近いSUB
領域で差動増幅特性が機能している。従って、低レベル
領域でもディジタル化を可能としている。また差動増幅
回路のカスケード接続によりオフセット電圧を伴わず、
差動増幅回路の平衡点が論理変化点となっている。この
ため、本実施例は第1及び第2の実施例の両利点を具有
するものである。
【0035】〔第5実施例〕図7は本発明の第5実施例
に係る差動増幅回路を用いた比較器を示す回路図であ
る。
【0036】この実施例は、図6に示す差動増幅回路の
カスケード接続による比較器において、第n段の差動増
幅回路の出力にインバータ回路INVを加えた構成を有
している。これは第3実施例と同様にTTLファミリー
等の論理レベルと整合させるべく、低論理レベルをより
接地レベルVssに近づけるためである。
【0037】上記の各実施例において負荷素子にD型M
OSトランジスタが用いられているが、半導体回路とし
て本発明の差動増幅器及び比較器を組み込む場合におい
ては、負荷用のD型MOSトランジスタの代わりにE型
MOSトランジスタや拡散抵抗を用いることも可能であ
る。
【0038】〔第6実施例〕図9は本発明の第6実施例
に係る差動増幅回路を用いた比較器を示す回路図であ
る。この実施例における電流ミラー回路Mの負荷用素子
としてはE型MOSトランジスタ7が使用されている。
【0039】〔第7実施例〕図10は本発明の第7実施
例に係る差動増幅回路を用いた比較器を示す回路図であ
る。この実施例における差動増幅回路D1 の負荷素子用
としてはE型MOSトランジスタ17,18が使用され
ている。
【0040】〔第8実施例〕図11は本発明の第8実施
例に係る差動増幅回路を用いた比較器を示す回路図であ
る。この実施例における差動増幅回路D1 〜Dn の負荷
素子としてはE型MOSトランジスタ17,18、2
7,28、37,38、n7,n8が使用されている。
【0041】以上説明した各実施例においては、Nチャ
ンネルのMOSトランジスタが使用されているが、これ
に限らず、PチャンネルのMOSトランジスタを用いる
ことも可能である。この場合、接地電位VSS( 通常は0
V にする) に対して電源電圧VDDは負電圧となるためS
UB領域の電位レベルは接地電位VSSに対して負の電位
となる。対称性から、高電位側に接近させて基準電圧を
設定しても、ディジタル信号を高精度に得ることができ
ることが理解されよう。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、差動増
幅回路における増幅用素子をデプレッション型MISト
ランジスタとした点に特徴を有するものであるから次の
効果を奏する その増幅用素子は閾値を有していない
ので、基準電圧を電源電位の一方側へ極端に偏倚させて
設定した場合でも、差動増幅特性が得られる。このた
め、従来不可能であった低レベル領域でのディジタル化
信号がレベルシフト回路等を用いずに得られるので、ア
ナログ入力信号に対するオフセット電圧の除去による高
精度のディジタル化が可能となる。
【0043】 また、差動増幅回路のカスケード多段
接続構成を採用すれば、後段のスイッチング手段なしに
ディジタル化信号を得ることができる。このため、その
スイッチング手段の持つ閾値に依存するオフセット電圧
が付随しないので、位相ずれのない高精度のディジタル
化が実現される。また基準電圧の値に応じて差動増幅回
路の平衡電位の変動が発生しても、平衡点のタイミング
がずれないのでディジタル化精度には悪影響がない。
【0044】 上記,の構成を採用すると、入力
電圧のディジタル化範囲を従来に比して拡大できると同
時に、高精度のディジタル化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る差動増幅回路を用い
た比較器を示す回路図である。
【図2】同実施例における各点の信号波形を示すグラフ
図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る差動増幅回路を用い
た比較器を示す回路図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る差動増幅回路を用い
た比較器を示す回路図である。
【図5】第2実施例における各点の信号波形を示すグラ
フ図である。
【図6】本発明の第4実施例に係る差動増幅回路を用い
た比較器を示す回路図である。
【図7】本発明の第5実施例に係る差動増幅回路を用い
た比較器を示す回路図である。
【図8】第4実施例における各点の信号波形を示すグラ
フ図である。
【図9】本発明の第6実施例に係る差動増幅回路を用い
た比較器を示す回路図である。
【図10】本発明の第7実施例に係る差動増幅回路を用
いた比較器を示す回路図である。
【図11】本発明の第8実施例に係る差動増幅回路を用
いた比較器を示す回路図である。
【図12】従来の差動増幅回路を用いた比較器を示す回
路図である。
【図13】同従来例において基準電圧が増幅用素子の閾
値以上に設定されている場合の各点の信号波形を示すグ
ラフ図である。
【図14】同従来例において基準電圧が増幅用素子の閾
値以下に設定されている場合の各点の信号波形を示すグ
ラフ図である。
【符号の説明】
DD・・・電源電圧 VSS・・・接地電位 1,3,11,12,13,14,21,22,31,
32,n1,n2・・・NチャンネルD型MOSトラン
ジスタ 2,4,7,10,15,16,17,18,20,2
5,26,27,28,30,35,36,37,3
8,n5 ,n0,n6,,n7,n8,・・・Nチャ
ンネルE型MOSトランジスタ in1,in2・・・入力端子 101,102,201,202,301,302,n
01,n02・・・差動増幅回路の増幅電圧の出力ノー
ド OUT・・・出力端子 M・・・電流ミラー回路 D1 〜Dn ・・・差動増幅回路 L1 ・・・第1の電流径路 L2 ・・・第2の電流径路 INV・・・インバータ回路 Vin・・・入力電圧 Vref ・・・基準電圧 V101 ,V102 ,V201 ,V202 ,V301 ,V302 ,V
n01 ,Vn01 ・・・差動増幅回路の増幅電圧 VOUT ・・・インバータ回路の出力電圧 Voff1,Voff2・・・オフセット電圧 Vth4 , th15,16 ・・・閾値電圧

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定電流源を有しており、制御入力端子を持
    つ増幅用素子及び負荷部からなる電流径路が少なくとも
    2以上並列接続されてなる差動増幅回路を備えた差動増
    幅器において、前記増幅用素子がデプレッション型MI
    Sトランジスタであることを特徴とする差動増幅器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記増幅用素子のいず
    れかの増幅出力によりスイッチング動作するスイッチン
    グ手段を有することを特徴とする比較器。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の前記比較器は半導体集積
    回路であることを特徴とする比較器。
  4. 【請求項4】n個の定電流源を有し、i=1,2,・・
    ・,nとし、増幅用素子及び負荷部からなる電流径路が
    少なくとも2以上並列接続されてなる第i段目の差動増
    幅回路とを有し、第1段目の差動増幅回路における増幅
    用素子は制御入力端子を持つと共に、第n段目の差動増
    幅回路における増幅用素子が増幅出力端子を持ち、第i
    段目の差動増幅回路における増幅用素子の増幅出力が第
    i+1段目の差動増幅回路における増幅素子の制御入力
    として供給されてなること特徴とする差動増幅器。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記第1段目の差動増
    幅回路における増幅用素子がデプレッション型MISト
    ランジスタであることを特徴とする差動増幅器。
  6. 【請求項6】請求項4又は5において、2≦m≦nと
    し、前記第m段目の差動増幅回路におけるいずれかの増
    幅用素子によりスイッチング動作するスイッチング手段
    を有することを特徴とする比較器。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の比較器は半導体集積回路
    であることを特徴とする比較器。
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