JPH0514050A - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
- Publication number
- JPH0514050A JPH0514050A JP19261891A JP19261891A JPH0514050A JP H0514050 A JPH0514050 A JP H0514050A JP 19261891 A JP19261891 A JP 19261891A JP 19261891 A JP19261891 A JP 19261891A JP H0514050 A JPH0514050 A JP H0514050A
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- Japan
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- antenna
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- sub
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 副アンテナ２を主アンテナ１の電波放射方向
と反対側の面に設置する。この場合、主反射鏡３上に穴
１１を設けるため、主アンテナはビームシフトを生じる
が、ビームシフトを防ぐため、副アンテナの位置と対称
な位置に同じ大きさの穴１２を設けるかあるいは穴１１
のみを形成し、この部分に、主アンテナの電波を反射し
副アンテナの電波を透過する周波数選択鏡面２１を設け
る。 【効果】 副アンテナを主アンテナの電波放射方向と反
対側の面に設置することで、自重変形の影響が小さく高
い測角精度を有するアンテナ装置が得られる。
と反対側の面に設置する。この場合、主反射鏡３上に穴
１１を設けるため、主アンテナはビームシフトを生じる
が、ビームシフトを防ぐため、副アンテナの位置と対称
な位置に同じ大きさの穴１２を設けるかあるいは穴１１
のみを形成し、この部分に、主アンテナの電波を反射し
副アンテナの電波を透過する周波数選択鏡面２１を設け
る。 【効果】 副アンテナを主アンテナの電波放射方向と反
対側の面に設置することで、自重変形の影響が小さく高
い測角精度を有するアンテナ装置が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ロケットや衛星等を
追尾するアンテナ装置に関するものである。
追尾するアンテナ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、例えば特開昭６３−１０７３０
３号公報に示された従来のアンテナ装置を示す平面図で
あり、図において、１は主アンテナ、２はこの主アンテ
ナ１と同一放射方向となるように主アンテナ１の外側に
設けた副アンテナ２である。副アンテナ２は主アンテナ
１に比して指向性及び利得の小さいアンテナである。
３号公報に示された従来のアンテナ装置を示す平面図で
あり、図において、１は主アンテナ、２はこの主アンテ
ナ１と同一放射方向となるように主アンテナ１の外側に
設けた副アンテナ２である。副アンテナ２は主アンテナ
１に比して指向性及び利得の小さいアンテナである。
【０００３】次に動作について説明する。副アンテナ２
は主アンテナ１のビームに比べビーム幅が広いため、副
アンテナ２を用いて追尾し、同一放射方向を持つ主アン
テナ１の方向調整を行う。この特開昭６３−１０７３０
３号公報ではディジタル無線通信に適用するアンテナと
して、主アンテナ１は直径３．６ｍのパラボラアンテ
ナ、副アンテナ２は直径３０ｃｍのパラボラアンテナを
用いる例が紹介されている。
は主アンテナ１のビームに比べビーム幅が広いため、副
アンテナ２を用いて追尾し、同一放射方向を持つ主アン
テナ１の方向調整を行う。この特開昭６３−１０７３０
３号公報ではディジタル無線通信に適用するアンテナと
して、主アンテナ１は直径３．６ｍのパラボラアンテ
ナ、副アンテナ２は直径３０ｃｍのパラボラアンテナを
用いる例が紹介されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
示されたアンテナ装置を、例えばロケット追尾レーダと
して用いるとすると、回線設計上、主アンテナ１は直径
５〜２０ｍ程度の大口径アンテナ、副アンテナ２は直径
０．３〜２ｍ程度のアンテナが必要となる。
示されたアンテナ装置を、例えばロケット追尾レーダと
して用いるとすると、回線設計上、主アンテナ１は直径
５〜２０ｍ程度の大口径アンテナ、副アンテナ２は直径
０．３〜２ｍ程度のアンテナが必要となる。
【０００５】また、主アンテナ１は方位角０°〜３６０
°，仰角０°〜９０°の全天駆動追尾する必要があり、
上記のように主アンテナ１の外側に副アンテナ２を設け
る場合、仰角変化時の自重変形が大きくなり、測角精度
が低下するという問題があった。
°，仰角０°〜９０°の全天駆動追尾する必要があり、
上記のように主アンテナ１の外側に副アンテナ２を設け
る場合、仰角変化時の自重変形が大きくなり、測角精度
が低下するという問題があった。
【０００６】即ち、ロケットを追尾するレーダに用いる
アンテナは開口径が大きく、ビーム幅が狭いため、捕捉
用の小開口径でビーム幅が広い副アンテナが必要となる
が、副アンテナを主アンテナの外側に密接して設置する
場合、仰角変化時の自重変形が大きくなるという問題が
あった。
アンテナは開口径が大きく、ビーム幅が狭いため、捕捉
用の小開口径でビーム幅が広い副アンテナが必要となる
が、副アンテナを主アンテナの外側に密接して設置する
場合、仰角変化時の自重変形が大きくなるという問題が
あった。
【０００７】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、主アンテナ内に副アンテナを
設置した上で主アンテナの仰角変化時の自重変形が小さ
く、高い測角精度を有するアンテナ装置を得ることを目
的としている。
るためになされたもので、主アンテナ内に副アンテナを
設置した上で主アンテナの仰角変化時の自重変形が小さ
く、高い測角精度を有するアンテナ装置を得ることを目
的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアンテナ
装置は、主アンテナの主反射鏡の電波放射方向と反対側
の面内に捕捉アンテナとして用いる副アンテナを設置
し、副アンテナを設置するために主アンテナの主反射鏡
面に設けた穴と同じ大きさの穴を、主反射鏡上の中心に
関して点対称な位置に設けたものである。
装置は、主アンテナの主反射鏡の電波放射方向と反対側
の面内に捕捉アンテナとして用いる副アンテナを設置
し、副アンテナを設置するために主アンテナの主反射鏡
面に設けた穴と同じ大きさの穴を、主反射鏡上の中心に
関して点対称な位置に設けたものである。
【０００９】また、副アンテナを設置するために主アン
テナの主反射鏡面に設けた穴に、周波数選択鏡面を設け
るようにしたものである。
テナの主反射鏡面に設けた穴に、周波数選択鏡面を設け
るようにしたものである。
【００１０】
【作用】この発明におけるアンテナ装置は、主アンテナ
の主反射鏡の電波放射方向と反対側の面内に捕捉用の副
アンテナを設置するため、主反射鏡面に穴をあける必要
があり、このままでは主アンテナはビームシフト，利得
低下を生じるが、ロケット追尾用レーダでは特にビーム
シフトが問題となる。そこで、副アンテナを設置するた
めに主アンテナの主反射鏡面に設けた穴と同じ大きさの
穴を、主反射鏡上の対称な位置に設けることにより、ま
た副アンテナを設置するために主アンテナの主反射鏡面
に設けた穴に、周波数選択鏡面を設けることにより、こ
の問題を解決している。
の主反射鏡の電波放射方向と反対側の面内に捕捉用の副
アンテナを設置するため、主反射鏡面に穴をあける必要
があり、このままでは主アンテナはビームシフト，利得
低下を生じるが、ロケット追尾用レーダでは特にビーム
シフトが問題となる。そこで、副アンテナを設置するた
めに主アンテナの主反射鏡面に設けた穴と同じ大きさの
穴を、主反射鏡上の対称な位置に設けることにより、ま
た副アンテナを設置するために主アンテナの主反射鏡面
に設けた穴に、周波数選択鏡面を設けることにより、こ
の問題を解決している。
【００１１】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１はこの発明の第１の実施例によるアンテナ装
置を示す。図において、１は主アンテナ、１ａはそのホ
ーン、２はこの主アンテナ２１の内側に設置した捕捉用
副アンテナ、２ａはそのホーン、３は主アンテナの主反
射鏡、１１は捕捉用副アンテナを設置するために主アン
テナ１の主反射鏡３に設けた穴、１２は主アンテナ１の
主反射鏡３上に穴１１と対称な位置にこれと同じ大きさ
で設けた穴である。
する。図１はこの発明の第１の実施例によるアンテナ装
置を示す。図において、１は主アンテナ、１ａはそのホ
ーン、２はこの主アンテナ２１の内側に設置した捕捉用
副アンテナ、２ａはそのホーン、３は主アンテナの主反
射鏡、１１は捕捉用副アンテナを設置するために主アン
テナ１の主反射鏡３に設けた穴、１２は主アンテナ１の
主反射鏡３上に穴１１と対称な位置にこれと同じ大きさ
で設けた穴である。
【００１２】次に作用，効果について説明する。主アン
テナ１の主反射鏡３に穴１１を設ける場合、主アンテナ
１はビームシフト及び利得低下が生じる。
テナ１の主反射鏡３に穴１１を設ける場合、主アンテナ
１はビームシフト及び利得低下が生じる。
【００１３】例えば、直径７ｍの主アンテナ内に直径
０．４ｍの捕捉用副アンテナを設置するため主反射鏡の
中心から半径２ｍの位置に直径０．４ｍの穴を設けた場
合、周波数６ＧＨｚにおいて、ビームシフト約０．００
１４°，利得低下約０．０３ｄＢ（計算値）が生じる。
０．４ｍの捕捉用副アンテナを設置するため主反射鏡の
中心から半径２ｍの位置に直径０．４ｍの穴を設けた場
合、周波数６ＧＨｚにおいて、ビームシフト約０．００
１４°，利得低下約０．０３ｄＢ（計算値）が生じる。
【００１４】ところで、ロケットを追尾するレーダに適
用するアンテナ装置の場合、特にこのビームシフトが測
角精度の低下を招き、問題となる。
用するアンテナ装置の場合、特にこのビームシフトが測
角精度の低下を招き、問題となる。
【００１５】このビームシフトは主反射鏡上に穴を設け
ることにより、主反射鏡上で非対称な位相誤差が生じる
ため発生するものである。しかしながら、主反射鏡上の
対称な位置に同じ大きさの穴を設ければ、位相誤差の非
対称性がなくなり、もはやビームシフトは生じない。
ることにより、主反射鏡上で非対称な位相誤差が生じる
ため発生するものである。しかしながら、主反射鏡上の
対称な位置に同じ大きさの穴を設ければ、位相誤差の非
対称性がなくなり、もはやビームシフトは生じない。
【００１６】なお、この場合の利得低下を計算すれば、
その値は約０．０６ｄＢとなり、これは特に問題とはな
らない値である。
その値は約０．０６ｄＢとなり、これは特に問題とはな
らない値である。
【００１７】なお、上記実施例は主反射鏡上に捕捉用副
アンテナを設置するために設けた穴と点対称な位置に同
じ大きさの穴を設けるようにしたものを示したが、図２
に示す本発明の第２の実施例のように、捕捉用副アンテ
ナ２を設置するために設けた穴１１に主アンテナ１の電
波２２を反射し、捕捉用副アンテナ２の電波２３を透過
する周波数選択鏡面（ＦＳＲ：Frequency Selective Re
flector)２１を設けるようにすればよい。この場合、上
記実施例のように主反射鏡上の対称な位置に同じ大きさ
の穴を設ける必要はなく、加工に要する手間が少なくて
済み、加工に伴う主反射鏡面の変形を最小限に抑えるこ
とができるという効果がある。
アンテナを設置するために設けた穴と点対称な位置に同
じ大きさの穴を設けるようにしたものを示したが、図２
に示す本発明の第２の実施例のように、捕捉用副アンテ
ナ２を設置するために設けた穴１１に主アンテナ１の電
波２２を反射し、捕捉用副アンテナ２の電波２３を透過
する周波数選択鏡面（ＦＳＲ：Frequency Selective Re
flector)２１を設けるようにすればよい。この場合、上
記実施例のように主反射鏡上の対称な位置に同じ大きさ
の穴を設ける必要はなく、加工に要する手間が少なくて
済み、加工に伴う主反射鏡面の変形を最小限に抑えるこ
とができるという効果がある。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るアンテナ
装置によれば、主アンテナの内側に、主アンテナに比較
して指向性ならびに利得が小さい副アンテナを設置し、
かつ副アンテナを設置するために設けた主アンテナの主
反射鏡上の穴と主反射鏡上の対称な位置に同じ大きさの
穴を設けるようにしたので、捕捉用副アンテナを主アン
テナと別に設置する場合に比べ安価にでき、また自重変
形による影響が小さいため、測角精度の高いアンテナ装
置が得られる効果がある。
装置によれば、主アンテナの内側に、主アンテナに比較
して指向性ならびに利得が小さい副アンテナを設置し、
かつ副アンテナを設置するために設けた主アンテナの主
反射鏡上の穴と主反射鏡上の対称な位置に同じ大きさの
穴を設けるようにしたので、捕捉用副アンテナを主アン
テナと別に設置する場合に比べ安価にでき、また自重変
形による影響が小さいため、測角精度の高いアンテナ装
置が得られる効果がある。
【００１９】また、主アンテナの内側に、主アンテナに
比較して指向性ならびに利得が小さい副アンテナを設置
し、かつ副アンテナを設置するために設けた主アンテナ
の主反射鏡上の穴に周波数選択鏡面を設けるようにした
ので、主アンテナの主反射鏡に穴を１つ設けるだけで済
み、かつ捕捉用副アンテナを主アンテナと別に設置する
場合に比べ安価にでき、また自重変形による影響が小さ
いため、測角精度の高いアンテナ装置が得られる効果が
ある。
比較して指向性ならびに利得が小さい副アンテナを設置
し、かつ副アンテナを設置するために設けた主アンテナ
の主反射鏡上の穴に周波数選択鏡面を設けるようにした
ので、主アンテナの主反射鏡に穴を１つ設けるだけで済
み、かつ捕捉用副アンテナを主アンテナと別に設置する
場合に比べ安価にでき、また自重変形による影響が小さ
いため、測角精度の高いアンテナ装置が得られる効果が
ある。
【図１】この発明の第１の実施例によるアンテナ装置を
示す断面側面図および平面図である。
示す断面側面図および平面図である。
【図２】この発明の第２の実施例によるアンテナ装置を
示す断面側面図である。
示す断面側面図である。
【図３】従来のアンテナ装置を示す平面図である。
１ 主アンテナ
２ 副アンテナ
３ 主アンテナの主反射鏡
１１ 主アンテナの主反射鏡上に設けた穴
１２ 主アンテナの主反射鏡上に設けた穴１１と対称な
位置に同じ大きさで設けた穴 ２１ 周波数選択鏡面（ＦＳＲ） ２２ 主アンテナの電波 ２３ 副アンテナの電波
位置に同じ大きさで設けた穴 ２１ 周波数選択鏡面（ＦＳＲ） ２２ 主アンテナの電波 ２３ 副アンテナの電波
Claims (2)
- 【請求項１】 指向性の大きい主アンテナの電波放射方
向と反対側に、主アンテナに比較して指向性ならびに利
得が小さい副アンテナを設置し、 副アンテナを設置するために設けた主アンテナの主反射
鏡上の穴と主反射鏡上の中心に関し点対称な位置に同じ
大きさの穴を設けてなることを特徴とするアンテナ装
置。 - 【請求項２】 指向性の大きい主アンテナの電波放射方
向と反対側に、主アンテナに比較して指向性ならびに利
得が小さい副アンテナを設置し、 副アンテナを設置するために設けた主アンテナの主反射
鏡上の穴に周波数選択鏡面を設けてなることを特徴とす
るアンテナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19261891A JPH0514050A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19261891A JPH0514050A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | アンテナ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0514050A true JPH0514050A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16294259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19261891A Pending JPH0514050A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0514050A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8496251B2 (en) | 2010-01-12 | 2013-07-30 | Nok Corporation | Sealing system |
| JP6022139B1 (ja) * | 2016-04-08 | 2016-11-09 | 三菱電機株式会社 | 周波数選択板の共振素子、周波数選択板及びアンテナ装置 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP19261891A patent/JPH0514050A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8496251B2 (en) | 2010-01-12 | 2013-07-30 | Nok Corporation | Sealing system |
| US8608177B2 (en) | 2010-01-12 | 2013-12-17 | Nok Corporation | Sealing system |
| JP6022139B1 (ja) * | 2016-04-08 | 2016-11-09 | 三菱電機株式会社 | 周波数選択板の共振素子、周波数選択板及びアンテナ装置 |
| WO2017175386A1 (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 三菱電機株式会社 | 周波数選択板の共振素子、周波数選択板及びアンテナ装置 |
| US10938118B2 (en) | 2016-04-08 | 2021-03-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Resonant element of frequency selective surface, frequency selective surface and antenna device |
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