JPH051404Y2 - - Google Patents

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JPH051404Y2
JPH051404Y2 JP1986050616U JP5061686U JPH051404Y2 JP H051404 Y2 JPH051404 Y2 JP H051404Y2 JP 1986050616 U JP1986050616 U JP 1986050616U JP 5061686 U JP5061686 U JP 5061686U JP H051404 Y2 JPH051404 Y2 JP H051404Y2
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leaf spring
armature
spring
recess
permanent magnet
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JP1986050616U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ドツトプリンタなどに用いられる印
字ハンマの構造に関するものである。
【従来の技術】
従来技術における印字ハンマは、板ばね(駆動
ばね)の先端部にアーマチユアをろう付けまたは
かしめなどの方法により固着して構成されてい
た。
【考案が解決しようとする課題】 一般に、板ばねはプレス抜きにより形成される
が、このプレス加工時に板ばねにそりが生じるこ
とがある。このままでアーマチユアを固着する
と、鉄心との間〓が高精度に保たれないために、
前もつて板ばねのそりを矯正する作業が要求され
ていた。 また、板ばねへのアーマチユアの固着をろう付
けにより行う場合には、ろう付け部は勿論のこ
と、その周囲までもが加熱されて板ばねが焼き戻
され、その結果としてばね定数が変化したり、磁
気特性が低下し、印字ヘツドの応答性がばらつく
原因となつていた。 一方、板ばねへのアーマチユアの固着をかしめ
により行う場合には、かしめ作業が面倒であるこ
とに加えて、かしめによつて歪が発生してばねに
反りを発生することがあり、アーマチユアと印字
ハンマを駆動する鉄心との間の間〓にばらつきを
生じる。 そこで本考案の目的は、板ばねの寸法精度を吸
収してアーマチユアを板ばねに取付けることがで
きる印字ハンマの構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本考案に係る印字ハンマは、板ばねの先端部に
スリツトを設ける一方、アーマチユアの外周面に
板ばねの板厚よりも大なる間〓の凹部を形成し、
スリツトに凹部を係入し、アーマチユアの後端面
を鉄心と所定間〓の基準面に当接させて板ばねが
撓んだ状態で、当該アーマチユアと当該板ばねと
が接着剤で固着されている。
【作用】
アーマチユアの凹部を、板ばねの先端部のスリ
ツトに係入して、アーマチユアの下面を基準面に
当接させておいて、アーマチユアと板ばねとを接
着剤によつて接着すれば、板ばねに多少の反りや
変形が存在していても、アーマチユアは板ばねに
所定の位置関係で高精度に固着される。
【実施例】
第1,2図は、本考案の印字ハンマAをドツト
プリンタの印字ヘツドに用いた例を示すものであ
り、印字ハンマAは板ばね1とアーマチユア2と
ハンマ部材3とからなつている。 板ばね1は、リング状をなす取り付け部1cの
内周縁から向心状に多数のアーム1aが形成され
ており、第3図示のように各アーム1aの先端部
にはスリツト1bが形成してある。 一方、アーマチユア2の外周面には、第1,4
図示のように、凹部2aが形成してある。凹部2
aの間〓d1は、板ばね1の板厚d2よりも大にして
ある。アーマチユア2の前端部には割り溝2bが
設けてあり、この割り溝2bにハンマ部材3が挿
入固着してある。 板ばね1へのアーマチユア2の固着は、以下の
手順により行われる。 プレス抜きされた板ばね1は、第4図に示すよ
うに、その取付け部1cが治具4,5によつて挟
持される。治具4は、板ばね1を支持する支持面
4aと基準面4bとを備えており、基準面4bは
後述の鉄心7の前端面から所定の間〓dだけ離れ
た面が、この基準面となるように設定されてい
る。 支持面4aと治具5との間に、板ばね1の取り
付け部1cを挟んでセツトした後で、アーマチユ
ア2の凹部2aに、板ばね1のスリツト1bを係
入させ、このアーマチユア2の後端面を基準面4
bに当接する状態に押圧する。この状態では板ば
ね1が撓んだ状態であるが、この状態を維持した
まま凹部2aに接着剤6を注入する。この状態で
接着剤6が固まつたところで板ばね1を治具4,
5から取り外せば、印字ハンマAが高精度に形成
される。 凹部2aの間〓d1は、板ばね1の板厚d2より大
きいので、板ばね1に多少のそりや変形が生じて
いても、第4図示のように間〓d1内で納まり、ア
ーマチユア2の後端面は、鉄心7の全端面と平行
に、鉄心7の前端面に対し精度よく所定間〓dを
もつて固着される。 第1,2図示はこのようにして形成された印字
ハンマAが、印字ヘツドに組み込まれたもので、
アーマチユア2の後端面は、所定の間〓dでその
前端面が対向する鉄心7の前端面が対向する。 鉄心7は、後ヨーク7aおよび外ヨーク7bと
一体的に形成されており、各鉄心7には、駆動コ
イル8が巻回してある。外ヨーク7bの前端面に
は、ドーナツ状の永久磁石9が対接し、永久磁石
9の前端面に、前ヨークプレート10が対接して
いる。前ヨークプレート10にはアーマチユア2
が嵌合する透孔が設けてある。前ヨークプレート
10の前面には、ばね支持板11を介して板ばね
1およびストツパプレート12が位置しており、
前ヨークプレート10にかしめてある位置決めピ
ン13によつて位置決めされるとともに、ばね固
定ねじ14によつて固定されている。ストツパプ
レート12の前面にはリボンガイド15が設けて
ある。16は駆動コイルの端子板であり、17は
補助板である。 常時は第1図下方に示すように、後ヨークプレ
ート7a、外ヨーク7b、鉄心7、アーマチユア
2、前ヨークプレート10により永久磁石9の磁
レート12の前面にはリボンガイド15が設けて
ある。16は駆動コイルの端子板であり、17は
補助板である。 第1図下方に示すように、後ヨーク7a、外ヨ
ーク7b、鉄心7、アーマチユア2、前ヨークプ
レート10により永久磁石9の磁束が通る磁気回
路Mが形成される。そのため、アーマチユア2
は、常時は永久磁石9の作用によつて板ばね1の
ばね力に抗して後方(右方)へ偏倚され、鉄心7
の前端面に当接している。印字に際して駆動コイ
ル8に通電されると、磁気回路Mの磁束が打ち消
され、第1図上方に示すように、板ばね1のばね
力によつてアーマチユア2が前進し、ハンマ部材
3を介して印字がなされる。 なお、ハンマ部材を用いないで、板ばね先端の
前進により直接印字ワイヤなどの印字部材を前進
させ、これにより印字を行うものであつてもよ
い。
【考案の効果】
本考案によれば、板ばねに反りや変形が生じて
いてもアーマチユアの鉄心に対する所望の位置関
係が高い精度で固着されるから、つまり、印字ヘ
ツドに組み込まれた際にアーマチユアと鉄心との
間〓が所定値になるように合せられるから、板ば
ねの反りや変形を矯正することなしに応答性のば
らつきを解消することができる。また、従来のか
しめやろう付けのように、板ばねに不必要に応力
や歪みがかからないので、印字ハンマの耐久性が
向上する。また、板ばねの反り矯正や歪み除去の
作業が不要になることから、製造コストを低減で
きる等、実用上の効果は誠に著大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は第2図−線拡大断面図、第2図は一部切欠
正面図、第3図は板ばねの一部拡大正面図、第4
図は固着方法の説明図である。 A……印字ハンマ、1……板ばね、2……アー
マチユア、2a……凹部、3……ハンマ部材、6
……接着剤、7……鉄心、8……駆動コイル、9
……永久磁石、d……間〓、d1……凹部の間〓、
d2……板ばねの板厚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 常時はアーマチユアが、板ばねのばね力に抗し
    て永久磁石によつて偏倚され、駆動コイルへの通
    電によつて上記永久磁石の磁束が打ち消され、上
    記板ばねのばね力によつて、上記アーマチユアが
    前進する印字ハンマにおいて、 上記板ばねの先端部には、スリツトを形成し、 上記アーマチユアの外周面には、凹部を形成
    し、 上記凹部は、上記板ばねの板厚よりも大なる間
    〓で形成してあり、 上記スリツトに上記凹部を係入し、上記アーマ
    チユアの後端面を鉄心と所定間〓の基準面に当接
    させることにより上記板ばねが撓んだ状態で、上
    記アーマチユアと上記板ばねしが接着剤で固着さ
    れている ことを特徴とする印字ハンマの構造。
JP1986050616U 1986-04-04 1986-04-04 Expired - Lifetime JPH051404Y2 (ja)

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JP1986050616U JPH051404Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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JP1986050616U JPH051404Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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Publication Number Publication Date
JPS62162031U JPS62162031U (ja) 1987-10-15
JPH051404Y2 true JPH051404Y2 (ja) 1993-01-14

Family

ID=30874140

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5946248B2 (ja) * 1974-09-03 1984-11-12 ミネソタ マイニング アンド マニフアクチユアリング カンパニ− 熱可塑性タ−ポリマ−の製法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5946248U (ja) * 1982-09-20 1984-03-27 富士通株式会社 印字ヘツド

Patent Citations (1)

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JPS5946248B2 (ja) * 1974-09-03 1984-11-12 ミネソタ マイニング アンド マニフアクチユアリング カンパニ− 熱可塑性タ−ポリマ−の製法

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JPS62162031U (ja) 1987-10-15

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