JPH0514048U - データカードの整列装置 - Google Patents

データカードの整列装置

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JPH0514048U
JPH0514048U JP037426U JP3742691U JPH0514048U JP H0514048 U JPH0514048 U JP H0514048U JP 037426 U JP037426 U JP 037426U JP 3742691 U JP3742691 U JP 3742691U JP H0514048 U JPH0514048 U JP H0514048U
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data
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holder
turntable
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JP037426U
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Inventor
ジヨン バジエルジエサング ピーター
Original Assignee
ミネソタ マイニング アンド マニユフアクチヤリング カンパニー
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 本考案は、光学的に読み取り可能な環状データ領域を有
するカード10を整列するための装置及び方法に関す
る。このカード10は全体的に直線状をなすトラックに
沿って移動し、カード10を受容すべく第1の位置に固
定された回転可能なカードホルダ122上に押される。
データカード10は、データカード上の環状データ領域
22が集束されたレーザビームと望ましい位置決め状態
になるようにカードホルダ122上に整列される。次い
で、カードホルダ122及びその上のカード10は環状
データ領域22の中心軸線136回りに回転され、レー
ザビームがデータ転送のため回転するカード10の環状
データ領域22を横切って移動される。カードホルダ1
22の回転中、複数の調圧おもりがカードホルダ122
の回転速度の関数としてデータカード10を平坦に押え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カードへ及びカードからのデータ転送のためデータカードを整列す る装置及び方法に関する。さらに限定的に言うと、このデータカードは片面に環 状データ記憶領域を有しており、データは、回転しないデータ転送組体に対して カードを回転させることにより環状データ記憶領域へ及びこの領域から転送され る。
【0002】
【従来の技術】
札入れサイズのカードは、クレジットカード、身分証明書、通行証、メンバカ ード、運転免許証などとして広く一般的に用いられている。このようなカードは 標準的には、固体プラスチック又はプラスチック積層板で作られ、目に見える証 印、ならびに個人の識別情報、カードの識別情報および/またはその他の情報を 含む型押しされた又は浮き彫りされた文字類を有している。このようなカードは 販売受領書に押印するために用いられ、このようなカードの大部分に、限定され た量のデジタルコード化されたデータを含む磁気線条が付いている。情報は、直 線状をなすカード読み取り装置によりこれらのカードの磁気線条へ及びこの磁気 線条から転送される。例えば、カードはカード読み取り機(例えば銀行用自動端 末装置)内に直線状に挿入され、或いは磁気線条を担持したカードの一方の縁部 が読み取り機(例えばクレジットカード読み取り機)内に直線的に通される。
【0003】 最近、より高いデータ密度の光学的記録技術の利用が広範に開発されてきた。 光学的データ転送装置においては、媒体上のコード化されたデータを照射し検出 するために、集束されたレーザビームが用いられる。磁気光学フォーマットにお いては、照射を受けた媒体に隣接する磁気バイアス磁界と組合わせた集束レーザ ビームにより、媒体上のデータを読み出し、消去し、書込むことが可能である。 光学的記録の一つの形式はディスクフォーマットであり、今日では広く親まれて いる録音用「コンパクトディスク」、即ち“CD”フォーマットがその例である 。Maurer他の米国特許第4,467,209号およびDrexlerの米 国特許第4,544,835号に記載されているように、情報が直線状または帯 状の記憶フォーマット内に整列されているような札入れサイズのカードのための 光学式データ記憶装置が示唆されている。
【0004】 また、データを非直線状にカード上に記録することも提案されてきた。Lem elson他の米国特許第4,592,042号は、円弧状フォーマットでデー タがコード化されているカードへ及びカードからのデータ転送に用いるためのカ ード読み取り機を開示している。Vogelgesang他の米国特許第4,8 12,633号およびSlafer他の米国特許第4,831,244号は、カ ードが回転されている間にカードのデータ領域上に情報が置かれるか又は読み出 され得るようにらせん状フォーマットで又は同心状に整列されたデータトラック を有するデータ領域を含むカードを開示している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
環状データ記憶領域を有するカードの使用は、データ転送に関し独自の問題点 を提起する。高速データ転送を実施するためには、カードは、カード上の同心状 またはらせん状のデータトラックを追う非回転式データ転送組体に対して高速で 回転しなければならない。このようなカードに及びカードから効率良くデータを 転送するためには、カードを取扱いデータ転送組体に提示するための効果的な装 置が必要とされる。このようなカードを取り扱う上で、データ記憶用のカード上 の感応領域が手荒な取扱いから保護されていることが非常に重要である。という のも、光学式データカードのうちこの領域はまた光学的に可視状態になくてはな らないからである。更に、このようなカード上ではデータトラックの間隔が狭い ので、データ転送組体に対するカードの整列の精度が極めて高いものでなくては ならない。更に、このような高い精度は、データ転送中カードの三つの軸線(x −y−z)全てにおいて必要とされる。更に、高いデータ転送速度を達成するた めにカードが非常に高速で回転することが望まれる。最後に、データ転送のため にカードを提示する人物にとって利用しやすい装置(銀行用自動端末装置のよう に)が必要とされる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、環状領域内にコード化されたデータを有するカードとデータ転送組 体との間の高速データ転送に関する機構を提供する装置及び方法を提供するもの である。より高い記録密度及び高いデータ転送速度を得るためには、データトラ ックの間断の無いトラッキング及び高い直線状速度を達成する必要がある。従っ て、このようなデータ転送組体の動きに対抗するものとしてのデータカードの回 転が望ましい。
【0007】 本考案は、データ転送のため所定の位置にある全体的に平面をなす環状のデー タ記憶領域を有するデータカードを整列させるための装置を提供する。回転可能 なカードホルダは、カードホルダの回転軸線に対して垂直にカードの環状データ 記憶領域を整列するカード用支持部を有する。この支持部はまた、カードホルダ の回転軸線がカードの環状データ記憶領域と同軸的に整列されるようにカードを 整列する。駆動装置組体が、カードホルダとその上のカードを回転軸線回りに回 転させる。カードホルダの回転速度の関数となる力を加えてカードホルダの支持 部にカードを圧接するために、複数の調圧おもりがカードホルダに対して旋回可 能に装着される。
【0008】 カードはカードホルダから離れる向きの第1の平坦な側面を有する。各調圧お もりは、カードの第1の平坦な側面の上に重ねて配置されたタブ部分と、そこか ら間隔を隔てて配置されたより大きな質量を有する部分とを有する。更に各調圧 おもりは、カードホルダの回転によって上述の比較的大きな質量を有する部分が カードホルダから外方に揺動し、これによりタブ部分が下方に向けてカードの第 1の平坦な側面に対して揺動するように、タブ部分とより大きな質量を有する部 分との間の領域においてカードホルダに旋回可能に装着される。このようにして 、カードは回転中支持部に対ししっかりと保持され、カードはまたこの支持部に 対して側縁間方向または端縁間方向に動かないように保持されており、これによ りカードはそのx,y又はz軸のいずれにおいても動かないようにその所定の位 置に維持されることになる。
【0009】 カードホルダの支持部へ及びこの支持部からデータカードを導入及び引出しす るために、カードホルダを予め定められた非回転位置に設置するための手段が設 けられる。本装置は、データカードをカードホルダの支持部上に推し進めるため のカード挿入装置と、カードホルダの支持部から離れるようにデータカードを推 し進めるためのカード放出装置とを具備する。
【0010】 上述のように、本考案はまた、データ転送のためにデータカードを位置決めす る方法に関する。このようなデータカードは全体的に平面をなす環状データ記憶 領域をその上に有し、本方法における第1段階は、支持部上にカードを設置する ことを含む。次いで、支持部および支持部上のカードは、環状データ記憶領域の 中心軸線と同軸でかつカードの環状データ記憶領域に対して垂直な軸線回りに回 転させられる。カードを支持部に圧接させるためにカードの回転速度の関数とな る力が加えられる。
【0011】 本考案による方法の好ましい一実施例において、支持部上にカードを設置する 段階は、支持部を非回転位置に固定する段階と、直線状をなす通路上を固定され た支持部上へと縦方向にカードを挿入する段階とを含む。この通路の一部は、対 向するローラの間のロール間隙によって形成される。カードの挿入には更に、こ のロール間隔の間でカードの前縁部を整列する段階と、ローラを回転させてこの ロール間隙間にカードを係合させカードを通路に沿って支持部の方へと移動させ る段階とが含まれる。カードが支持部内にひとたび挿入されると、支持部はその 回転不能位置から解放される。
【0012】 本考案によるデータ転送のためにデータカードを提示するための装置及び方法 は、データ転送組体に対してこのようなカードの環状データ記憶領域を整列する ための精確でかつ効果的な装置を提供する。データ記憶領域は、カード支持部上 に側縁間方向および端縁間方向に動かないように固定される。回転速度の関数と しての力の付与により、カードは支持部に対して平坦に保持されると共に、回転 しないデータ転送組体に対してカード及びそのデータ記憶領域の平面位置が更に 固定される。このようなきわめて精確なカードの初期載置及び位置維持は、精確 なデータ転送にとってきわめて重要である。本考案の装置及び方法はまた、デー タカード及びその上の敏感なデータ記憶領域の慎重な取り扱いをも提供するもの である。データカードを支持部に対して動かないように固定するために回転する 支持部上に調圧おもりを使用することは、この目的を達成する上できわめて有効 であると共に使用面からみてもきわめて単純である。
【0013】
【実施例】
以下本明細書中で使用する左/右、上/下、水平/垂直などの相対的用語は、 参考として用いられているにすぎず、開示されている本考案の特徴を限定するも のではない。
【0014】 データカード 本考案は、その上に環状をなすデータ記憶領域を有するカードに及びこのカー ドからデータを転送するために用いられる装置及び方法に関する。このようなカ ードはデータカード10として図1に示されている。カード10は好ましくは札 入れサイズのものであり、第1の平坦な側面12と、第1の平坦な側面と反対側 の第2の平坦な側面(図示しない)と、第1及び第2の横方向端縁部14及び1 6と、第1及び第2の縦方向側縁部18及び20とを有する。標準どおり、側縁 部は端縁部よりも長く、矩形形状をなすカード10が形成される。
【0015】 このデータカードはその上に全体的に平面状をなす環状データ記憶領域22を 担持する。この環状データ記憶領域は、少くともこのカードの一方の側からアク セス可能であると共に、カードの平坦な側面に垂直な軸線24を中心に心合せさ れている。このデータ記憶領域22内にデータが、光学式媒体フォーマットまた は磁気式媒体フォーマットに従いデジタル式に記憶されている。光学式フォーマ ットの場合には、このカードは好ましくは、ここで参照することにより共に本明 細書に組み込まれるVogelgesang他の米国特許第4,812,633 号またはSlafer他の米国特許第4,831,244号に記載されている光 学式データカードのように構成されている。従って、カードの少くとも片面(す なわち第1の平坦な側面12)は、光学式データ転送用組体からの集束されたレ ーザビームに対し十分な透過性をもち、その結果このような光がその片面を通過 してデータ転送目的のために意図された方法でカードの下側の光学活性層に影響 を及ぼすことができるようでなくてはならない。好ましくは、この媒体は磁気光 学式装置用に構成されたものであり、20メガバイドを超えるデジタル情報を記 憶する容量を有する。斯くして、適切な磁気光学式データ転送用組体を用いてカ ード10のデータ記憶領域22に対して読出し、消去および書込みを行うことが できる。
【0016】 またデータ記憶領域22が、磁気的に記録された情報を維持するように機能す ることができることも考慮されている。この場合、データカードの第1の平坦な 側面12は磁気媒体を担持し、一方この磁気媒体はその中に溝群(軸線24を中 心にして同心状またはらせん状に心合せされている)を有する。このとき、デー タ転送用組体は、溝と係合して環状の磁気データ記憶領域22の各トラックへ及 びこの各トラックからデータを転送するように構成された磁気接触ヘッドを具備 するであろう。
【0017】 データ転送装置の概観 全体的に云って、データは以下のようにしてデータカード10へ及びデータカ ード10から転送される。カードは回転可能なターンテーブル上の所定の位置に 心合せされかつ固定される。次いでこのターンテーブルが非常に高速で回転され 、その結果カードが環状データ記憶領域の軸線回りに回転される。次いで、デー タ転送ヘッド(例えば集束されたレーザビームまたは磁気ヘッド)が、環状デー タ記憶領域のトラック群を横切って走査するように回転しているカードに対して 全体的に直線状に移動する。このような走査によってデータ転送タスクが完了し た後、ターンテーブルの回転が停止され、カードがターンテーブルから取り出さ れる。
【0018】 以上のことから分かるように、カードの慎重な取扱いおよび正確な心合せが、 効果的なデータ転送にとってきわめて重要である。好ましくは、上述の作動は自 動化されるか又はマイクロプロセッサ制御装置により制御される。おそらくはそ の最も単純な構成において、上述のようなデータ転送装置は、スリット内にデー タカードを挿入する(銀行用自動端末装置内に銀行のカードを装填するように) ことにより起動され、次いで心合せ、カードの回転及び走査の各機能が自動的に および/またはオペレータによって与えられる追加の指令に応答して実行される 。データ転送プロセスがひとたび完了すると、データカードは同じスリットを通 して放出され、オペレータはこのデータカードを回収する。このようなデータ転 送装置用に考えられる利用分野は数多くある。このようなデータ転送装置は、高 密度データ記憶容量を有すると共に小型、軽量で個人化され郵送可能でかつ輸送 可能な記録媒体が必要とされるいずれの場合にも有用である。
【0019】 挿入スリットおよびガイドローラ 本考案に係わるデータ転送装置25が図2に全体的に示されている。データカ ード10は、データ転送装置25を通る予め定められた全体的に平坦をなすカー ド通路を通る。このカード通路はその第1の段階ではカードスリット30により 形成されている。このスリット30は、上側カードガイド32および下側カード ガイド34により画定される横方向範囲を有する。図3に示されるように、上側 カードガイド32および下側カードガイド34は夫々左側および右側のカードガ イド36及び38上に支持される。左側カードガイド36および右側カードガイ ド38は、止め具42のような適切な固定具によって端壁40から離して支持さ れている(端壁40はデータ転送装置25を収容かつ支持するシャーシの一部を 形成するが、図面中では簡明化のためこのシャーシの大部分を取り除いて示して いる。)。左側カードガイド36および右側カードガイド38は夫々カード挿入 用突出部44および46を有し、このカード挿入用突出部44および46上に上 側カードガイド32および下側カードガイド34が(大部分について)取り付け られる。
【0020】 図3に示されるように上側カードガイド32と下側カードガイド34と突出部 44及び46とを具備する組体が、挿入スリット30用のスリット組体48を形 成する。このスリット組体48の各構成要素32,34,44及び46は夫々、 データカード10を容易にスリット30内に挿入できるように斜面50,52, 54及び56を有する。端壁40はスリット組体48を受容するような形状の開 口部を有する。斯くして、オペレータは、装置ハウジングの外側からカード挿入 のため、スリット30のための斜面状に形成された挿入部域にアクセスすること ができる。
【0021】 図2に示されるように、上側カードガイド32および下側カードガイド34は 、対向する平行かつ全体的に平面状のカードガイド表面58及び60を有し、こ れらカードガイド表面58及び60はデータ転送装置25を通してのデータカー ド10の通路の第1の部分を形成する役割を果たす。オペレータがスリット30 内にカードを押し込んだとき(図2において右側に押し込む)、これら平面状の 表面58及び60によりカードが水平方向に向きを合わされる。カード10は、 カードの上方からカード上の環状データ記憶領域22に対する好ましいアクセス が得られるように、第1の平坦な側面12を「上」(図2において)にして挿入 される。
【0022】 ローラ組体70はカード通路上でスリット組体48の下流側に位置する。図4 および図5に示されるように、ローラ組体70は上縁部ローラ72及び74と下 縁部ローラ76及び78とを有する。ローラ組体70は、スリット組体48と同 様に左側カードガイド36および右側カードガイド38によって支持されている 。図4に示されるように、上方ローラおよび下方ローラは対向する対72,76 及び74,78の形で整列される。各ローラ対の間に形成されたロール間隙80 は、データ転送装置25を通るデータカードの通路を更に形成する役割を果たし 、かつ、カード挿入スリット30と全体的に同一平面上に位置するように整列さ れる。また、左側および右側のカードガイド36,38の内側壁82及び84が 夫々、データカード10の側縁部18及び20を案内することによりカード通路 内でデータカード10の向きを合わせる役割を果たす。斯くしてカードは、その 前縁部(例えば縁部14)が二つのローラ対の各々の間に形成されたロール間隙 80内に入るように、全体的にカード通路に沿って縦方向に整列される。ロール 間隙80はカード10の厚みよりもわずかに小さく形成される。
【0023】 図2及び図3に示されるように、左側のカードガイド36はローラ駆動用可逆 モータ88を支持する上部部分86を有する。モータ88は第1の駆動歯車90 が装着されたシャフト89を駆動し、この第1駆動歯車90はその下方に位置す る第2の従動歯車92と係合している。この従動歯車92は左側カードガイド3 6および右側カードガイド38を通して延びるシャフト94上に固定的に装着さ れ、このシャフト94は左側および右側カードガイド内の軸受96及び98によ り夫々支承されている。図4に最もよく示されるように上方ローラ72及び74 は、左側カードガイド36と右側カードガイド38間においてシャフト94上に 固定的に装着されている。上方ローラ72及び74は好ましくはゴムのような変 形可能な材料で形成される。また上方ローラ72及び74は、データカード10 の側縁部に隣接する部域と係合する所定の位置に配置されるようにそれぞれ左側 および右側のカードガイド36及び38の内側壁82及び84に隣接してシャフ ト94上に固定される。
【0024】 下方ローラ76及び78は、対応する上方ローラ72及び74の下方において シャフト94の軸線に平行をなす共通の1本の軸線上に整列されている。シャフ ト100は、左側のカードガイド36に取り付けられ、かつシャフト94に対し て平行に整列される。シャフト100は左側のカードガイド36から右側のカー ドガイド38に向かって延び、下方ローラ76を自由に回転可能に装着するため のハブ102がシャフト100上に形成される。ハブ102上にはローラ76を 保持するための適切なリテーナ104が固定される。同様にシャフト106が、 シャフト94に対して平行にかつシャフト100に対して同軸をなして延びるよ うに右側のカードガイド38に取り付けられる。このシャフト106は右側のカ ードガイド38から左側のカードガイド36に向かって延びるハブ部分108を 有する。下方ローラ78はハブ108上に自由に回転可能に装着されると共に適 切なリテーナ110によりハブ108上に保持される。好ましくは、下方ローラ 76及び78は上方ローラ72及び74よりも硬質の材料で作られている。上方 ローラ72及び74と同様に下方ローラ76及び78は、データカード10がロ ーラ組体70を通過するときに各ローラがデータカード10の側縁部18及び2 0に隣接する部域のみと係合するように、それぞれ左側および右側のカードガイ ド36及び38の内側壁82及び84に隣接して装着される。
【0025】 データカードは、横方向にも縦方向にもカードの平面を横切っていかなる曲げ も加えられない状態で、スリット組体48およびローラ組体70内を通る全体的 に直線状の通路を進む。各ローラはカードの側縁部域のみと係合し、カードの第 1の平坦な側面12上においてその環状データ記憶領域22全体にわたり接触が 全く生じない。
【0026】 モータ88は、データ転送装置25内にデータカード10を挿入するために2 個の上方ローラ72及び74を反時計回り方向に(図5に矢印112で示されて いるように)駆動する。斯くして、データカード10の前縁部14がローラ対7 2,76及び74,78の間のロール間隙80内に入ったときに、カード側縁部 領域が係合されると共に、カードはローラ組体70を介して図2及び図5におい て右側へ引っ張られる。
【0027】 カード回転用組体 データカード10の前縁部がローラ組体70から退出するにつれて、データカ ード10はローラによってカード回転用組体120上に押し込まれる(図2及び 図6参照)。カード回転用組体120は本体部分124と左右のサイドレール1 26及び128とにより形成されるカードホルダ又はターンテーブル122を有 し、左右のサイドレール126及び128は夫々止め具129により本体部分1 24に取り付けられている。このターンテーブル122は、本体部分124と組 み合わさって駆動シャフト132の周りに固定的に装着された下部べース部分1 30を有する。駆動シャフト132は、駆動シャフト132により形成される軸 線136回りにターンテーブル122を回転させるためにターンテーブル駆動用 モータ134に結合されている。好ましくはターンテーブル122は矢印137 で示されているように時計回り(図6及び図7において)に回転される。モータ 134は、データ転送装置25のための支持用シャーシの一部を形成するべース プレート138の下側においてこのベースプレート138に装着される。駆動シ ャフト132は、モータ134からベースプレート138内の開口部139を通 してターンテーブル122まで上方へと延びている。斯くしてターンテーブル1 22は駆動シャフト132を介してベースプレート138の上方に支持される。 ターンテーブル122は軸線136回りに回転可能であるが、このターンテーブ ル122は、図2、図5及び図6に示されるようにデータカード10の受け入れ のためにカード挿入位置内に固定されなくてはならない。
【0028】 ターンテーブル122の本体部分124は、データカード10の下面のための 全体的に平坦な支持領域を与える。好ましくは本体部分124はターンテーブル 122の軸線136に対し垂直をなす平坦なカード支持表面140(図7及び図 9参照)の形態をとる。カード支持表面140に沿ってデータカード用の縦方向 の通路が形成され、この通路の第1の端部142は開放している。この通路はそ の第2の端部144において横方向端壁146により閉鎖されている。この通路 の側面は夫々、左右のサイドレール126及び128の対向する側壁148及び 150によって形成される。図7に示されるように、左側のサイドレール126 は、側壁148から内方にかつ通路の上方において延びてデータカード10をそ の中に保持する上部唇状部152を有する。同様に右側のサイドレール128は 、側壁150から内方にかつ通路の上方において延びてデータカード10をその 中に保持する片持ち形唇状部154を有する。
【0029】 カード支持表面140はその開放端部において、カード支持表面140上及び 通路内へのデータカード10の前縁部14の整列をしやすくするために、下方に 傾斜した入口斜面156を有する。更に、左右のサイドレール126及び128 は通路の開放端部において、夫々の側壁148及び150へと導く傾斜したカー ド整列表面158及び160を有する。
【0030】 横方向端壁146及び右側側壁150は、データカード10上の環状データ記 憶領域22に関してターンテーブル122上のデータカード10用の精密位置決 め表面を形成する。図6に示されるように、カード10がターンテーブル122 上に完全に挿入されたとき、データカード10の前縁部(例えば端縁部14)は 横方向端壁146と係合する。カードの望ましい整列状態は、カードの右側縁部 (例えば縁部18)が右側側壁150と係合せしめられるような状態である。こ の係合は、図6および図7に示されるように左側側壁148上に装着された板ば ね162により達成される。この板ばね162は左側側壁148から外方に向け て付勢されており、その結果、カード10がターンテーブル122の通路内に挿 入されるにつれてカード10はその左側縁部(カード縁部20)に沿って板ばね 162と係合し、これによりカード10の反対側の側縁部(カード縁部18)が 右側側壁150と係合するように圧接される。この板ばね162はまた、カード 10を横方向端壁146に対して全体的に所定の位置に保持する役割も果たす。 これらの精密位置決め表面はデータ転送のための環状データ記憶領域22を正規 の位置に位置決めする役割を果たす。一方、支持表面140は環状データ記憶領 域22をターンテーブル122の軸線136に対して垂直な平面内に設置する役 割を果たす。
【0031】 カード挿入装置 ターンテーブル122上のデータカード10の正確な心合せを達成するために は、カード10がターンテーブル122上に完全に挿入されることが必要不可欠 である(即ち、カード10の前縁部14が横方向端壁146と当接係合状態にな くてはならない)。カードが確実に完全に挿入されるようにするためにカード挿 入装置170が設けられる。このカード挿入装置170は、カードの後縁部がロ ーラ組体70のロール間隙80から退出したときにこの後縁部と係合し、カード の前縁部14が横方向端壁146と係合するまでカードをターンテーブル122 上に押し込む。このカード挿入装置170はカード10をこのような端縁部当接 位置に完全に着座させるために少量のオーバートラベルを有する。
【0032】 図2、図5、図6および図8に示されるように、カード挿入装置170は、カ ード通路の下方における縦方向の直線状の運動のためにべースプレート138上 に装着されたスライドプレート172を有する。スライドプレートの行程通路は 左右のガイド174及び176と、中央ガイド178とにより画定される。左右 のガイド174及び176はスライドプレート172の縦方向側縁部と係合しこ れと重なるが、一方中央ガイド178はスライドプレート172の一端において 縦方向中央スリット180と係合しこれと重なる。図8に示されるように、スラ イドプレート172がターンテーブル122の駆動シャフト132を越えて移動 することをしやすくするためにスリット180が設けられている。
【0033】 スライドプレート172はそれを通って延びる横方向スリット182を有する 。スリット182は、偏心クランク186の外側端部上に固定的に装着された直 立ピン184を摺動可能に受容するようになっている。図2に示されるように、 クランク186はベースプレート138内の開孔188内に引込められており、 クランク186は、ベースプレート138に対し下側にて装着されたモータ19 2から開孔内に延びるシャフト190に固定的に取り付けられている。モータ1 92の作動によりクランク186およびその上に装着されたピン184が回転せ しめられ、スリット182は、このスリット182を横切って前後に動くピン1 84に「追従する」。このような動作によってスライドプレート172は、図8 の矢印194及び195により示される交互の方向において縦方向に前後摺動せ しめられる。クランク186がシャフト190の軸線回りに1回転する毎に、ス ライドプレート172は、ローラ組体170およびカード回転用組体120の下 方で1回の前進後退サイクルだけ移動する。
【0034】 スライドプレート172の上面には直立した取付台196が取り付けられてい る。この取付台196を通る横方向穴202内に自由に旋回可能に受容されたピ ボットシャフト200上に、フィンガ198が固定的に装着されている。シャフ ト200およびその上のフィンガ198を取付台196に取り付けるためにリテ ーナ204がシャフト200の端部に取り付けられる。フィンガ198は、その カード係合表面210を有する上部部分と、第1の横方向ピン212がそこから 延びている下部部分とを有する。取付台196には第2の横方向ピン214が固 定的に装着され、この第2の横方向ピン214は取付台196から第1のピン2 12と同じ方向に横方向に延びている。
【0035】 コイルばね216の各端部がピン212及び214に取り付けられ、このコイル ばね216は図2に示されるようにフィンガ198を全体的に直立した位置にも ってくる。取付台196上の停止ピン217はフィンガ198の下部部分と係合 し、このフィンガ198がばね216の付勢力の下で更に旋回するのを停止させ 、フィンガ198の直立位置を形成する。フィンガ198はその直立位置におい てカード通路内に入り、従ってフィンガ198は、データカード10がローラ組 体70のロール間隙80から退出した後にデータカード10の後端部と係合する ことができる。右方(図2、図6および図8において)へのフィンガ198の動 きによって、フィンガ198はカードと係合しこのカードをターンテーブル12 2上へ押し込む。ターンテーブル122の本体部分124は、カードの前縁部1 4をターンテーブル122上の横方向端壁146と係合するように押し込むに至 るまでのフィンガ198の縦方向の動きを可能にすべく、スリット218を有す る。スリット218内のフィンガ198の位置が図2及び図6に示されている。 フィンガ198のこの位置において、フィンガ198がその上に担持されたスラ イドプレート172は、モータ192を作動させることによってその最も右側の 範囲まで移動させられる。スライドプレート172がその最も右側の範囲まで移 動させられたときに、フィンガ198のカード係合表面210がばね216の付 勢力に抗してわずかに後方(図2において左側)に旋回するように、少量のオー バートラベルが設けられている。斯くしてばね216はデータカード10の前縁 部14を更に推し進めて横方向端壁146と係合させる。カード挿入組体170 は、カード10上の環状データ記憶領域22の軸線24がターンテーブル122 の回転軸線136と同軸状態になるようにカードを完全に心合せさせるべく、タ ーンテーブル122上の板ばね162と組合わさって作用する。
【0036】 ローラ組体70を通してのデータカードの動きを可能にするべくカード通路か らフィンガ198を出すためには、モータ192の作動により、図5に示される ようなその最も左側の範囲までスライドプレート172を移動させる。端壁40 にはインジェクタ停止棒220が装着されており(図5及び図8に最も良く示さ れているように)、このインジェクタ停止棒220は図5に示されるようにスラ イドプレート172が左方へ移動させられたときにフィンガ198上のピン21 2係合するように整列されている。この停止棒220の長さは、停止棒220が ピン212と係合しスライドプレート172が左へ移動しつづけるときにフィン ガ198がそのピボットシャフト200により形成された軸線回りに図5に示さ れる位置まで旋回し、ここでフィンガ198が挿入スリット30とロール間隙8 0とにより又これらの間に形成されたカード通路の下にくるような長さに形成さ れる。この位置において、フィンガ198はばね216の付勢力に抗して旋回さ せられ、これによりばね216は付加的に引張り状態に置かれる(伸ばされる) 。斯くして、フィンガ198は、カード通路に沿ってのカードの動きと干渉しな いローラ組体70の下方で整列された非作用位置と、カードの後縁部と係合する ためのカード通路内の作用位置との間で移動することができる。
【0037】 使用中、モータ192はクランク186の1サイクル毎に作動される。カード 挿入組体170の構成要素は最初図5に示されるように配置される。モータ19 2は、クランク186を回転させ構成要素が図2、図6及び図8に示されるよう な形態をとるまでスライドプレート172を右方へ移動させるべく、作動せしめ られる。斯くしてモータ192は、データカード10がローラ組体70のロール 間隙80から離れたときにデータカード10の後縁部16と係合するような位置 にフィンガ198を移動させるべく作動せしめられる。斯くしてデータカード1 0はカード通路に沿ってターンテーブル122の支持表面140上へ円滑に連続 移動をすることができる。上述のようにこの位置においてフィンガ198は、タ ーンテーブル122上の横方向端壁146に対してデータカード10を押し付け るように少量の「オーバートラベル」を遂行する。モータ192はその一回のサ イクル分だけ作動し続け、これによりクランク186が図5に示される位置まで 戻されると共にフィンガ198がその非作用位置まで戻るように旋回せしめられ る。カード挿入組体170の構成要素がひとたび図5に示される位置にくると、 モータ192は停止させられる。
【0038】 ターンテーブルの調圧おもり データカード10がターンテーブル122上に完全に装填され横方向端壁14 6及び側壁150に対して整列された後、データ転送装置25はいつでもターン テーブル122を回転させてデータカード10へ又はデータカード10からデー タの転送を実施できる状態となる。ターンテーブル122の回転中にデータカー ド10をこのターンテーブル122に対して不動の位置に維持するために、ター ンテーブル122上には複数のカード固定用おもり230が設けられる。
【0039】 ターンテーブル122のサイドレール126及び128は各調圧おもり230 を収容するために横方向の切除部232を有する。各調圧おもり230は全体的 に水平に延びる上部タブ部分234を有し、この上部タブ部分234は滑らかな 両側面と、丸みの付いた縁部と丸みの付けた外側端部236とを有する。主本体 部分238は、上部タブ部分234から全体的に垂直方向に下方に延びていると 共にタブ部分234に比べより大きい質量を有する。図9及び図10に最も良く 示されるように、好ましくは主本体部分238の下端部には更に大きな質量を有 する部分240が設けられる。
【0040】 各調圧おもり230はピボットピン242によってターンテーブル122の対 応するサイドレールに旋回可能に装着される。図7及び図9に示されるように各 調圧おもり230の上部タブ部分234は、ターンテーブル122のカード支持 表面140上およびカード支持表面140上に挿入されたデータカード10上( 図9参照)に延びている。各ピボットピン242は全体的にターンテーブル12 2の回転軸線136に垂直な軸線に沿って整列される。従って、ターンテーブル 122がその軸線136回りに回転することにより、各調圧おもり230がその ピボットピン242回りに旋回せしめられ、調圧おもり230の下部のより大き な質量を有する部分240が図9に矢印244で示されるように遠心力によって 外方に旋回せしめられる。これにより各釣合いおもり230の上部タブ部分23 4は図9に矢印246で示されるようにターンテーブル122内のデータカード 10に対して下方に旋回せしめられる。図6に示されるように、複数の調圧おも り230をターンテーブル122の周りに間隔を隔てて配置してもよい。しかし ながらいかなる場合であれ、調圧おもり230を、その上部タブ部分234がカ ード10の環状データ記憶領域22上にくるように配置してはならない。
【0041】 斯くして、ターンテーブル122の回転によりひき起こされた各調圧おもり2 30の動きはデータカード10をカード支持表面140に対し平らに押し付ける 。従ってデータカード10は、回転するターンテーブル122に対してカード1 0が3本の軸線x,y,zのすべてにおいて固定された状態で、回転するターン テーブル122上にデータ転送のための所定の位置に保持される。ターンテーブ ル122の回転速度が増大するにつれて、各調圧おもり230の大きな質量を有 する下部部分240に作用する遠心力もまた増大し、その結果データカード10 の第1の平坦な側面12上におもり230の上部タブ部分234によって下方に 押しつけるより大きな力が生成される。従って、各調圧おもり230が及ぼすカ ード保持力はターンテーブル122及びその上のカード10の回転速度の関数と なる。
【0042】 データ転送組休 データカード10及びターンテーブル122がデータ転送のために望ましい回 転速度まで回転されると、回転するカードの環状データ記憶領域22を走査すべ く、データ転送組体250が作動される。この点に関して、走査機能はデータカ ード10上の情報の読出し、書込み又は消去を含むことができる。データは環状 データ記憶領域22上に同心トラック内に記録されることが可能であるが、デー タが一つのらせんトラック内に整列されることが好ましい。斯くしてデータ転送 組体250は、データカード10が環状データ記憶領域22の軸線24(これは ターンテーブル122の軸線136と同軸である。)の回りに回転するにつれて 、このデータカード10の単一のらせんトラックに従って進む。
【0043】 図2に示されるように、データ転送組体250はターンテーブル122の上方 に位置する。環状データ記憶領域22が光学的媒体であるような本考案の一実施 例においては、データ転送組体250は、データカード10を光学的に走査する ために必要な光学的構成要素(例えばミラー、ビームスプリッタ、ディフラクタ など)を支持するための光学テーブル252を具備する。図2を参照すると、最 終的にレーザビームを集束させるレンズ254がレンズ取付台256によって支 持されている。このレンズ取付台256はまたミラー258を支持する。このレ ンズ取付台256は、光学的構成要素260として図11に概略的に示されてい る光学系の付加的な構成要素群(レーザビーム発生器を含む)と共に、光学テー ブル252に装着される。構成要素群260により放射エネルギのビーム(レー ザビーム)262が生成され、このレーザビーム262はミラー258によって レンズ254に向けて反射され、次いでこのレンズ254はビーム262をデー タカード10の環状データ記憶領域22上のデータトラック上に集束させる。
【0044】 テーブル252はターンテーブル122に対して、データカード10上の環状 データ記憶領域22の軸線24から外方に延びる半径に全体的に沿って移動可能 である。光学テーブル252のこのような相対的運動を達成するための好ましい 実施例が図11に示されている。ミラー258及びレンズ254用の支持ブロッ ク256はテーブル252の第1の側縁部264に沿って装着される。テーブル 252は、反対側の第2の側縁部266と、互いに反対向きの一対の端縁部26 8及び270とを有する。耳部272および274が、テーブル252の対応す る側縁部264及び266から外方に向けて、かつ端縁部268に隣接して突出 している。細長い鋼製板ばねアーム276がその第1の端部277においてばね 保持具278により耳部272に装着され、この板ばねアーム276は全体的に テーブル252の側縁部264に沿ってその第2の端部280(この第2端部2 80はテーブル252の端縁部270を越えて延びている。)まで延びている。 同様に、細長い鋼製板ばねアーム282がその第1の端部283においてばね保 持具284により耳部274に取り付けられ、この板ばねアーム282は全体的 に側縁部266に沿ってその第2の端部286(この第2端部286も同様にテ ーブル252の端縁部270を越えて延びている。)まで延びている。各ばねア ーム276及び282の第2の端部280及び286は夫々適切なばね保持具2 91及び292により支持プラットホーム288に取り付けられている。この支 持プラットホーム288はべースプレート138に取り付けられている。
【0045】 斯くして板ばねアーム276及び282は、テーブル252及び支持プラット ホーム288と組合わせて、台形形状をなす組体を形成する。この台形形状をな す組体によりターンテーブル122の上方におけるデータ転送組体250の光学 的構成要素群のための剛固な支持が得られる。これらのばねアーム276及び2 82は、この台形形状をなす配置が、片持ち梁式にテーブル252を支持すると 共に全体的に環状データ記憶領域22の半径に沿ったそのデータトラックの光学 的トラッキングのためのテーブルの運動に対して単一の自由度を提供するように 、湾曲可能である。図2及び図11に示されるように光学テーブル252は、ば ねアーム276及び282が全体的に互いに平行でかつ支持台288に対して垂 直に延びている状態で、データカード10を走査するための初期位置にある。こ の位置において、レーザビーム262はデータ記憶領域22の最も内側のトラッ クに衝突するように整列されている。カード上の情報を走査するために、テーブ ル252は左へ(図2及び図11において)移動させられ、レーザビームが、カ ード10の回転速度及びトラックピッチと合う速度で環状データ記憶領域22に 対して半径方向外方に移動される。
【0046】 テーブル252を動かすための力は、支持プラットホーム288上のモータ取 付台291上に装着された可逆モータ290により与えられる。モータ290は 、モータ取付台291内の開孔内に延びる駆動シャフト292を回転させ、この 駆動シャフト292はピン296が装着されたピンホルダ294に取り付けられ る。このピン296は、駆動シャフト292に対して平行に配置されているが同 一線上にはない。モータ290の回転運動を直線運動に変換するために、マイク ロメータ297は、そのマイクロメータバレル300が駆動シャフト292の軸 線と同軸的に整列された状態で、支持プラットホーム288に対してその本体2 98が(マイクロメータ取付台299を介して)装着される。マイクロメータレ バー302がマイクロメータバレル300の第1の端部303(モータ290に 隣接する)に取り付けられ、このマイクロメータレバー302はピン296を摺 動可能に受容するための穴304を有する。従って、ピンホルダ294の回転に より、ピン296がマイクロメータバレル300の軸線回りに回転せしめられる 。マイクロメータレバー302はピン296に追従し、斯くしてマイクロメータ 本体298(この本体298内にバレル300がねじ込み可能に装着されている )に対するマイクロメータバレル300の回転がひき起こされる。斯くして、マ イクロメータバレル300はモータ290の駆動シャフト292の回転に応じて マイクロメータの本体298に対して直線状に移動する。
【0047】 マイクロメータバレル300の第2の端部306においてマイクロメータバレ ル300は、この端部での単一点接触を得るためにその中に埋め込まれたボール 308を有する。駆動アーム310がテーブル252に取り付けられ、この駆動 アーム310はマイクロメータバレル300の端部でボール308に対して平面 状の接触面312を与えるように整列されている。駆動シャフト292の軸線及 びマイクロメータ297の軸線は全体的にデータカード用の縦方向のカード通路 に対して平行に、かつ支持アーム276及び282に対して垂直に整列されてい る。
【0048】 斯くして、マイクロメータバレル300の直線運動は、矢印314で示される 方向(バレル300が延出されたとき)又は矢印316で示される反対方向(バ レル300が引込められたとき)のいずれかの方向へのテーブル252の直線運 動を同様にひき起こす。支持アーム276及び282は、マイクロメータバレル 300により駆動アーム310に加えられた力に応じて「撓み」かつ湾曲し、こ れによりテーブルの運動を可能にする。好ましい一実施例においては、この運動 の範囲は9.53mm(0.375インチ)にすぎない(環状データ記憶領域2 2の半径方向の幅)。テーブル252は、データカード10の回転速度及びトラ ックピッチに合うような速度で動かされる。テーブルは比較的短かい距離だけ移 動されるが、ばねアーム276及び282が延伸しないのでいくらかの小さな振 れ(非線形性)を生ずる。しかしながらデータ転送組体250はこのような振れ を補償する。図示されている光学式実施例においてレンズ254は、環状データ 記憶領域22上のトラックの偏心度に追従するための従来のTAOHSトラッキ ングヘッドサーボを具備する。このトラッキングサーボは、直流オフセット信号 を生成し、速度制御のためモータ29Oに結合され、常にオフセット信号をゼロ 近くに保つべくモータ290を駆動する。このタイプのトラッキングサーボを用 いた場合であっても、トラッキングサーボのダイナミックレンジ内にトラック偏 心度を保つためにデータカード10上のデータ転送組体250の正確な位置決め が必要である。
【0049】 一実施例において、データカードの環状データ記憶領域は、読出し、書込み又 は消去が可能な光学的磁気媒体である。しかしながら磁気光学式消去及び書込み のためには、磁場が媒体にきわめて隣接して与えられなければならない。斯くし て、ターンテーブル自体に磁場生成装置を設けること(カードの下)は実際的で ないことから、このような磁場を生成するのに適した磁石が、ターンテーブルの 上方に懸架された磁気ヘッドの中またはこれに隣接して設けられる。
【0050】 環状データ記憶領域が磁気媒体で形成されているような本考案の一実施例にお いては、媒体は、データカードの第1の平坦な側面からアクセス可能な同心状の 溝を有し、この場合、データカード上の情報を読出し、書込み又は消去するため にはデータ転送組休とこの溝との間に実際の接触が必要である。このような実施 例においてデータ転送組体は、図2及び図11に示されているものとはきわめて 異なる形態をとる。必要なのは、レコードアームのようにその遠位端部に適切な 磁気接触ヘッドを有する旋回アームだけである。データカードがターンテーブル 上で心合せされ回転させられると、ヘッドはカードの上方で旋回させられ、ヘッ ドをトラック内に載せるためにヘッド上にかけられる或る軽くかつ下向きのばね 荷重を伴って、環状データ記憶領域と接するべく降下させられる。カードが回転 されるにつれて、ヘッドは、回転するカードに対してアームをモータにより移動 させる必要なく、自力でトラックに従って進む。らせん状のデータトラックの端 部に達するか又はデータ転送機能が完了したとき、アームとヘッドはカードから 持ち上げられ、ターンテーブルからアームとヘッドを引込められるようにする。
【0051】 カード回転ブレーキ組体 上述のようにターンテーブル122は、データカードをターンテーブル122 上に挿入できるようにするために、図2及び図6に示されるように整列されなく てはならない。このため、ターンテーブル122と選択的に係合してターンテー ブル122を整列させるブレーキ組体320が設けられる。
【0052】 図6及び図8に示されるようにブレーキ組体320はベースプレート138の 上方で駆動シャフト132の回りに固定的に装着された環状プレート322を具 備する。このプレート322は、その外周部内に一つの切欠きまたはストッパ3 24を有する。支持部材336がベースプレート138に取り付けられ、この支 持部材336は、支持部材336の一端を通る全体的に水平なスリット329の 間において垂直に延びる支持ピン338を有する。ブレーキアーム340はこの スリット329内に受容され、ブレーキアーム340自体がピン338を摺動自 在に受容するための水平スリット342を有する。ブレーキアーム340は、そ の第1の端部(ピン338の一側)において、プレート322内の切欠き324 と係合するように形成されたフィンガ344を有する。ブレーキアーム340は 、その第2の端部(ピン338の他側)においてコネクタタブ346を有する。 非伸縮性リンク348はその両端部に孔があけられ、その一方の開孔付き端部が タブ346上に旋回可能に装着される。ソレノイド350のようなリニアアクチ ュエータがべースプレート138に取り付けられ、図8に示されるようにこのソ レノイド350は、リンク348の他方の開孔付き端部に旋回可能に連結された アクチュエータアーム351を有する。
【0053】 ブレーキアーム340の第2端部上のタブ346はまたコイルばね352と係 合しており、このコイルばね352は、支持部材336に装着されたばね板35 4によりブレーキアーム340に対し圧縮状態に保たれている。このばね352 は、ブレーキアームのフィンガ344をプレート322の方へ押しやるようにブ レーキアーム340に対し整列されている。このばね352はまたブレーキアー ム340を、そのスリット342に沿ってかつピン338に対して左側に(図8 において)押しやる。フィンガ344と整列するように切欠き324が回転した ときに、これらの構成要素が係合しプレート322は更なる回転ができなくされ 、これによりそれにとりつけられたターンテーブル122もさらに回転すること がないようにされる。このときターンテーブル122はカード挿入のため図2及 び図6に示されるように位置する。(この位置は、カード挿入装置がその非作用 位置にある場合(図5)にカードの除去用の位置でもある。)
【0054】 ターンテーブル122の回転を可能にするためには、ソレノイド350を付勢 してそのアクチュエータアーム351を引込めさせ、リンク348をソレノイド 350の方へ直線的に(図8の矢印356の方向)引張らせる。これによりブレ ーキアーム340がピン338回りに(図8の矢印358の方向に)旋回させら れフィンガ344と切欠き324との係合を解除して更にばね352を圧縮する ことになる。フィンガ344と切欠き324とがひとたび係合を解除されると、 ターンテーブル122は自由にその軸線136回りに回転できる。
【0055】 ターンテーブル122の回転は、本装置の構成要素及びカード10に対する損 傷を避けるため穏やかに停止されなくてはならない。ターンテーブル122の回 転を停止させることが望まれたとき、ターンテーブル駆動用モータ134は高い 回転速度(データ転送速度)からきわめて低い回転速度まで減速される。ターン テーブルの回転がひとたび減速されると、ソレノイドは消勢される。ばね352 の付勢力はブレーキアーム340の第1の端部をプレート322の方へと押しや り、フィンガ344がプレート322の切欠き324内に落ちこれと係合するま でフィンガ344がプレート322の周縁部に沿って載って行けるようにする。 ターンテーブル122は時計回り方向(図8の矢印137参照)にゆっくりと回 転し続けるが、比較的低い回転速度においてさえ、フィンガ344と切欠き32 4とが最終的に係合したとき、ターンテーブルの回転力はブレーキアーム340 上の比較的大きい直線ベクトルに変換される。スリット342は、ブレーキ組体 320が係合させられたときカード回転用組体120のこの震動及びこれより少 ない震動を吸収するために設けられている。ばね352も同様にこの点に関する 「ショックアブソーバ」として作用する役割を果たす。
【0056】 カード放出組体 ターンテーブル122の回転が停止させられ、ターンテーブル122がブレー キ組体320によって所定の位置にロックされたときに、データカード10をカ ード通路に沿って戻し、データカード10を、スリット30を介してデータ転送 装置25の外へ移動させることができる。ローラ組体70が再び作動され、その 上部ローラ72及び74を、反対方向にではあるが(図5において時計回りに) 回転させる。データカード10がターンテーブル122からローラ組体70によ り形成されたロール間隙80内へと戻されたとき、ローラ対72,76及び74 ,78は、カードの縁部部域をつかみカードをターンテーブル122から引き出 し(図2及び図6において左側へ)、データカード10をスリット組体48内に 戻す。このとき、カード10の一部は最終的にスリット30内を通りこのスリッ ト30を越えて延びている状態にある。次いでカード10はこの位置で停止し、 オペレータが回収できるようにスリット組体48内にとどまる。
【0057】 データ転送装置25からデータカード10を取り出す上で最初の段階は、ター ンテーブル122からカード10を取ることである。この目的のために図2及び 図6に示されているカード放出装置360が設けられている。このカード放出装 置360は、カードの縁部14(ここではカードはカード通路に沿って逆に動く ため後縁部)と係合し、カードの縁部16は(ここでは前縁部)がローラ組体7 0のロール間隙80に入るまで、カードをターンテーブル122から押し出す。
【0058】 カード放出装置360は、縦方向直線運動のためにベースプレート138上に 取り付けられたスライドプレート362を有する。このスライドプレートの行程 通路は、スライドプレート362の縦方向側縁部と係合して重なり合いかつスラ イドプレート362をベースプレート138の上方に間隔を隔てて配置された状 態に保つ(図2参照)ような複数のガイド364によって形成される。
【0059】 スライドプレート362はその中を通って延びる横方向スリット366を有す る。このスリット366は、偏心クランク370の外側端部上に固定的に装着さ れた直立ピン368を摺動可能に受容するようになっている。クランク370は 、ベースプレート138内の開孔を通してベースプレート138に対しその下に 取り付けられたモータ374まで延びるシャフト372に取り付けられている。 モータ374の作動によって、クランク370及びクランク370上に装着され たピン368が回転させられ、スリット366は、ピン368がスリット366 を横切って横方向に前後に移動するにつれてこのピン368に「追従」する。こ のような運動は、スライドプレート362を矢印376及び378により示され る交互の方向に縦方向に前後に摺動させる結果となる(図6)。シャフト372 の軸線回りのクランク370の各回転において、スライドプレート362は静止 したターンテーブル122に対して前後に1サイクル分だけ移動する。
【0060】 直立取付台380がスライドプレート362の上面に取り付けられている。こ の取付台380上に押出しアーム382が固定的に装着されており、この押出し アーム382はターンテーブル122上のデータカード10と同じ高さでカード 通路に対して縦方向に延びている。この押出しアーム382はその最も外側の端 部においてカード係合表面384を有する。左側への押出しアーム382の動き (図2及び図6において)により、押出しアーム382のカード係合表面384 はカード10の縁部14と係合しターンテーブル122からカード10を押し出 すことになる。ターンテーブル122の本体部分124は、押出しアーム382 がカード10の縁部を押してローラ組体70のロール間隙80と係合状態になる まで縦方向に移動できるようにするスリット386を有する。カード支持表面1 40は同様に、押出しアーム382の運動をしやすくするための凹部通路388 をその中に有する。スライドプレート362も押出しアーム282も両方共ブレ ーキ組体320のリンク348の上方を走行し、従ってこれと干渉することはな い。
【0061】 ターンテーブル122上へのカード10の挿入及びターンテーブル122の回 転の間、押出しアーム382は、図2及び図6に示されるようにホームポジショ ン、即ち最も右の限界までスライドプレート362を移動させることによりカー ド通路から外に移動される。このことはモータ374の作動によって達成される 。使用中、モータ374はクランクアーム370の1サイクル分のみ作動される 。モータ374は、クランク370を回転させスライドプレート362を左へ移 動させるように作動される。従ってスライドプレート362はターンテーブル1 22の下方で縦方向に摺動し、一方、押出しアーム382はターンテーブル12 2の上方で縦方向に摺動し、そのカード係合表面384がカード10の縁部14 と係合する。押出しアーム382の直線運動の速度はローラ組体70を通るカー ドの走行速度と一致させられており、そのためカードはターンテーブル122か らローラ組体70まで及びスリット30上へと円滑に移送される。モータ374 はその1サイクル分だけ作動し続け、これによりクランク370を図2及び図6 に示される位置まで戻して押出しアーム382をカード通路から引込ませる。カ ード放出組体360の構成要素が図2及び図6に示される位置までひとたび戻さ れると、モータ374は停止させられる。カード通路に沿って戻る際にカード1 0がからまる可能性を無くするために、左右のカードガイド36及び38の内側 端部は夫々傾斜表面390及び392(図6参照)を有し、上部及び下部のカー ドガイド32及び34の内側端部は夫々傾斜表面394及び396を有する(図 5参照)。
【0062】 システムの制御および作動 データ転送装置25は、ひとたびスリット30内にカードが挿入されると本装 置の各構成要素の機能を協働させるよう自動的に作動する。従ってカードは、本 装置内に引き入れられ、カード通路に沿ってターンテーブル上の所定の位置へと 移動し、データ転送組体によって回転及び走査され、次いで通路に沿ってスリッ ト30まで戻される。
【0063】 本装置の各構成要素の作動は、カード通路に沿ったカードの存在を検出するか 又は本装置の各構成要素の運動および/または位置を検出する一連のセンサによ って補助される。図12において、7個のセンサの配置が、データ転送装置25 の機能的作動に協働するのに役立つ基本的装置構成要素との関係において示され ている。データ転送装置25の全ての構成要素が機能的にインターロックされ、 その結果データカード10が正確かつ慎重に取り扱われしかもデータカード10 への又はこのカード10からの正しい情報転送を達成することができるようにな ることがきわめて重要である。
【0064】 カード通路内でスリット組体48とローラ組体70との間に、第1のセンサ4 00が配置される。第1のセンサ400は、スリット30を介してカード通路内 に挿入された時点でのデータカード10の存在を検出する。
【0065】 カード通路内でローラ組体70とターンテーブル122との間には、第2のセ ンサ402が配置される。第2のセンサ402も同様に、ローラ組体70とター ンテーブル122との間を移動するにつれてのカード通路内のカードの存在を検 出するのに用いられる。
【0066】 挿入組体のスライドプレート172は隣接して第3のセンサ404が配置され る。タブ405がこのスライドプレート172に取り付けられ、このタブ405 はプレート172がその直線状の経路をたどるにつれてそれと共に移動する。こ の第3のセンサ404は、スライドプレート172がその最も左側の位置(その 上にあるフィンガがカード通路の下に完全に引込められた状態)にあるときに、 センサ404がタブ405の存在を検出するように、位置している。
【0067】 ブレーキ組体320のブレーキアーム340に隣接して第4のセンサ406が 配置される。第4のセンサ406は、ブレーキアーム340が環状プレート32 2から離れるように旋回させられたか(ブレーキ解放位置まで)否かを検出する 。
【0068】 第5及び第6のセンサ408及び410は、データ転送組体250の光学テー ブル252の位置を検出する。センサ408及び410は、データ転送組体25 0の支持プラットホーム288に対し取付プレート409によって支持されてい る。テーブル252には共に移動すべくタブ411が取り付けられている。第5 及び第6のセンサ408及び410はテーブル252の行程長を形成すべく間隔 を隔てて配置されている。第5図のセンサ408はテーブル252が走査のため のその初期位置にあるときのタブ411の存在を検出し、一方第6のセンサ41 0は、環状データ記憶領域22の最も外側のトラックをデータ転送組体250が 横断する行程終了位置までテーブル252が移動した時点でのタブの存在を検出 する。
【0069】 第7のセンサ412は、カード放出組体360のスライドプレート362に隣 接して配置される。タブ413がスライドプレート362に取り付けられ、この プレートがその直線状経路をたどるにつれてそれと共に移動する。この第7のセ ンサ412は、スライドプレート362がその最も右の位置にあるとき(カード 放出組体360がカード通路から充分に引込められたとき)このセンサ412が タブ413の存在を検出するように、位置づけされている。
【0070】 これらの7個のセンサ(好ましくは光学式センサである)、駆動用モータ88 ,134,192,374及び290及びソレノイド350は全て、本装置の効 率の良い効果的な作動のため、好ましくはセンサが提供する信号の関数として本 装置25の種々の構成要素の機能を調和させるようなマイクロプロセッサ制御機 構により、データ転送装置25を結合され制御された形で作動させるために、相 互結合されている。
【0071】 作動中、データカード10がスリット30に挿入される。第1のセンサ400 は(不透明な本体をもつ)カードの存在を検出し、その結果として、ローラ駆動 用モータ88が作動されてローラ組体70のローラ群を回転させ(ローラ72及 び74は図5に示されるように反時計回りに回転する)、挿入装置用モータ19 2が作動される。カード10はローラ組体70によりデータ転送装置25内に引 き込まれ、カードの後縁部がローラ組体70のロール間隙80と退出するとき、 カード挿入組体170のフィンガ198がカードのその縁部と係合し、それをカ ード回転用組体120のターンテーブル122上に完全に押し込む。
【0072】 カード10がローラ組体70から退出するとき、第2のセンサ402がカード の存在を検出する。カードがひとたび第2のセンサ402を完全に通過すると、 カードの不在がセンサ402により認識され、その結果、ローラ駆動用モータ8 8は停止され、ソレノイド350が付勢され、斯くして回転すべくターンテーブ ル122を解放する。第3のセンサ404は、カード挿入組体170がそのホー ムポジションに戻った時点でタブ405の存在を検出し、その結果、そのための モータ192をその1サイクル作動の後に停止させる。
【0073】 第4のセンサ406は、ブレーキアーム340がカード回転用組体120のプ レート362からそのブレーキ解除位置まで旋回させられた時点でブレーキアー ム340を検出し、その結果、ターンテーブル駆動用モータ134を作動させて ターンテーブル122を回転させる。モータ134は、カード10上の環状デー タ記憶領域22を走査するための望ましい回転速度までターンテーブル122を 駆動する。ひとたびこの回転速度が達成されると(時間的遅延又は適当な回転速 度センサにより測定する。)データ転送構成要素群が付勢され(例えば、レーザ ビーム262が生成され、環状データ記憶領域22に対し導かれる)、光学テー ブル252のための駆動用モータ290が作動されて、回転するカード10上の 環状データ記憶領域22に対して半径方向にテーブル252を移動させる。デー タカード10は保持用調圧おもり230により、回転するターンテーブル122 内にしっかりと保持され、データ走査のための平坦化される。
【0074】 光学テーブル252がその行程の終りに達した時点で、その上のタブ411は 第5のセンサ408により検出され、その結果、テーブル駆動用モータ290が 停止させられる。代替的には、いくつかのトラックが走査されるか又はデータア ドレスがカード上で位置決定され、読みとられ及び/又は書き込まれた後、マイ クロプロセッサの制御機構が光学テーブル252の行程及びカードの走査を終結 させることもできる。いずれの場合でも、テーブル駆動用モータ290を停止さ せ、同様に予め定められた非常に低い回転速度までターンテーブルのモータ13 4の回転速度を低下させるために、走査終了信号が提供される。この回転速度が ひとたび達成されると(時間的遅延又は適当なセンサにより測定される。)ソレ ノイド350が消勢させられる。ブレーキアーム340はばね352により低回 転しているプレート322に対し押し戻され、最終的にフィンガ344がスリッ ト324と係合してターンテーブル122が回転するのを完全に止めさせ、ター ンテーブル122を整列させてそこからカードを放出させる。
【0075】 環状データ記憶領域22の望ましい部分がひとたび走査されたならば、光学式 走査装置は消勢され、光学テーブル252はこのときその初期の走査位置(図2 及び図11に示される位置)まで戻ることができる。この目的を完遂するために 、駆動モータ290はテーブル252をその振れた位置から戻すため逆に付勢さ れる。第6のセンサ410は、テーブルがそのホームポジションまで戻った時点 でテーブル252上のタブ411を検出し、その結果駆動モータ290を停止さ せる。斯くしてデータ転送組体250は、カード回転用組体120内にもう1枚 のカードが位置づけされたとき新しい走査サイクルを開始するように位置づけさ れる。
【0076】 ソレノイド350が消勢されると、ブレーキアーム340はそのブレーキ係合 位置まで戻る。次いでブレーキアーム340の不在が第4のセンサ406により 認識され、その結果、ターンテーブル駆動用モータ134が完全に停止させられ 、放出用モータ374が作動され、ローラ組体70用のモータ88は再び作動さ れる(逆に)。斯くしてカード放出組体360はカード10をターンテーブル1 22から押し出し、ローラ組体70のロール間隙80内に押し込み、次いでこの ローラ組体70がカード10をスリット組体48及びスリット30へと運び出し て、オペレータがカード10を回収できるようにする。第7のセンサ412は、 カード放出組体360がそのモータ374の1サイクルの後そのホームポジショ ンに戻った時点でスライドプレート362上のタブ413を検出し、その結果放 出用モータ374を停止させる。
【0077】 カード10が第1及び第2のセンサ400及び402を通過して戻るとき、そ の存在及び不在が再度検出される。カード10は、スリット30を介してオペレ ータにより取り出されるまでスリット組体48内にとどまる。カード10がスリ ット30からひとたび取り出されたならば、第1のセンサ400はカードの不在 を認識し、その結果ローラ駆動用モータ88がこのとき停止させられる。カード 10が本装置25から除去されるまで、ローラ駆動用モータ88はそのカードの 再挿入を防ぐためローラ72及び74を回転させ続ける。
【0078】 ローラ組体駆動用モータ88の回転方向は、第1及び第2のセンサ400及び 402によるカード検出の順序の関数である。例えば、カード10がまず最初に 第1のセンサ400により検出され次に第2のセンサ402によって検出された 場合、ローラ駆動用モータ88が次に起動させられたときのローラ回転の方向は 、本装置25からカードを放出するようなものとなる。同様にして、カード通路 内のカードの検出順序がまず第2のセンサ402により検出され次に第1のセン サ400によって検出された場合、ローラ組体70用のモータ88の次の起動は 、データ転送装置25内にカードを挿入するようなモードとなる。このようにし て、本装置25はカード10がターンテーブル上に留まっているか否かを知るた めの手段を有する。
【0079】 結論 本考案の装置及び方法は、環状データ記憶領域をその上に有するカードへ及び このカードからデータを転送するための独特で効果的な構成である。本考案はこ のようなデータ転送を達成するため慎重にカードを取り扱い、なおかつカードの 環状データ記憶領域を迅速かつ正確に走査するためデータ転送ヘッドとの関係に おけるカードの高速回転を可能にする。この目的を達成するため、カードは、回 転可能なターンテーブルへと移送されその上に装着される。ターンテーブルの回 転中、ターンテーブル上に装着された自動式調圧おもりがカードを平坦化させて ターンテーブルとの関係において全ての軸線内で定められた位置にこのカードを 保持するように作用し、斯くして回転しないデータ転送ヘッドとの関係における カード上の環状データ記憶領域の必要とされる高精度心合せが達成される。本考 案は更に、ターンテーブルを一定の位置にロックするための手段、この位置でタ ーンテーブル上にカードを挿入するための手段、回転後ターンテーブルをこの位 置で再度心合せするための手段、ならびにターンテーブルからカードを放出する ための手段を与える。
【0080】 本考案は好ましい実施例を参考にして記述されてきたが、当業者ならば、本考 案の精神及び範囲から逸脱することなく形状及び細部に変更を加えることが可能 であることがわかることだろう。この点において、データカードの面上の環状デ ータ記憶領域の心出しは、カードの回転軸線がカードの中心にある必要がないこ とから、不要である。カードを心外れ状態で回転させることにより生じる何らか のわずかな不均衡は、ターンテーブルをつり合わせることにより容易に補償され る。斯くして、環状データ記憶領域をカードの面上のどこにでも配置することが できる。更に、カードの側縁部及び端縁部の使用による回転のためのカードの基 準付けに対する一つの代替案は、くぼみがカードの環状データ記憶領域の軸線及 びターンテーブルの回転軸線の上で心合せされている状態で、カードの裏面上の このくぼみと係合するようなコーン形ピンをターンテーブル上に設けることであ る。更に、カードの環状データ記憶領域には複数のデータ記憶媒体が含まれてい てよい。例えば、記憶領域の一部分が磁気媒体を含み、記憶領域のもう1つの部 分には光学式媒体が含まれていてもよい。このような構成の場合、データ転送組 体には当然のことながら、カードの別々の媒体部分の各々の上の情報を走査する のに必要な構成要素が含まれることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】片面に環状データ記憶領域を有するデータカー
ドの平面図である。
【図2】明確さのためにいくつかの部品が除去され、離
脱され又は断面として示されている状態の、本考案を実
施するデータ転送装置の側面図である。
【図3】図2の3−3線に沿ってみた断面図である。
【図4】図2の4−4線に沿った断面で切りとられた状
態の、データカード用の通路を部分的に構成するロール
間隙をもつ対向するローラの端面立面図である。
【図5】フィンガがカード通路から外れて引込められい
くつかの部品が断面で示されている状態の、カード挿入
装置をその非作用位置において示す側面図である。
【図6】図2の6−6線に沿ってみた断面図である。
【図7】本考案の回転可能なカードホルダの拡大平面図
である。
【図8】データ転送装置のいくつかの部品が明確化のた
め除去されているか又は断面で示されている状態の、カ
ードホルダストッパ整列装置をさらに示すカード挿入装
置の平面図である。
【図9】図7の9−9線に沿ってみた断面図である(デ
ータカードはカードホルダ上の所定の位置にある状態で
示されている)。
【図10】カードホルダのコーナ部分とそれに付随する
調圧おもりのうちの一つの分解斜視図である。
【図11】明確化のためいくつかの部品が離脱されてい
る状態の、そのデータ転送組体を主に示しているデータ
転送装置の平面図である。
【図12】本装置の各構成要素の作動を制御するための
センサを示す、本考案のデータ転送装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
10…データカード 12…第1の平坦な側面 16…縁部 22…環状データ記憶領域 30…挿入スリット(スリット手段) 70…ローラ組体(移動手段) 72…ローラ 74…ローラ 76…ローラ 78…ローラ 80…ロール間隙 122…ターンテーブル(カードホルダ) 124…本体部分(支持部) 134…駆動装置組体(モータ) 136…軸線(回転軸線) 146…端壁 170…カード挿入装置 198…フィンガ 216…ばね(付勢手段) 230…調圧おもり(釣合いおもり、調圧おもり部材) 234…タブ部分 238…本体部分(より大きな質量を有する部分) 320…ブレーキ組体 322…環状プレート 324…切欠き(ストッパ) 344…フィンガ 360…カード放出装置

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ転送用の全体的に平面状をなす環
    状データ記憶領域(22)を有するデータカード(1
    0)の整列装置であって、 カード(10)用の支持部(124)を有する回転可能
    なカードホルダ(122)を具備し、この支持部は、カ
    ードの環状データ記憶領域(22)をカードホルダ(1
    22)の回転軸線(136)に対して垂直に整列させる
    と共に、カードホルダ(122)の回転軸線(136)
    がカード(10)の環状データ記憶領域(22)と同軸
    的に整列されるようにカード(10)を整列させ、 更に、カードホルダ(122)およびカードホルダ上の
    カード(10)を回転軸線(136)回りに回転させる
    ための駆動装置組体(134)を具備し、 更に、カード(10)を支持部(124)に圧接するた
    めにカードホルダ(122)の回転速度の関数となる力
    を加えるようにカードホルダ(122)に対して旋回可
    能に装着された複数の調圧おもり部材(230)を具備
    する、 データカードの整列装置。
  2. 【請求項2】 カード(10)がカードホルダ(12
    2)から離れる方向に向いた第1の平坦な側面(12)
    を有し、各調圧おもり(230)が、カード(10)の
    第1の平坦な側面(12)の上に重ねて配置されたタブ
    部分(234)と、そこから間隔を隔てて配置されたよ
    り大きな質量を有する部分(238)とを有し、この調
    圧おもり(230)は、カードホルダ(122)の回転
    によって上記より大きな質量を有する部分(238)が
    カードホルダ(122)から外方へ揺動し、これにより
    タブ部分(234)が下方に向けてカード(10)の第
    1の平坦な側面(12)に対して揺動するように、タブ
    部分(234)とそれより大きな質量を有する部分(2
    38)との間の領域でカードホルダ(122)に旋回可
    能に装着される、請求項1記載のデータカードの整列装
    置。
  3. 【請求項3】 カードホルダ(122)の支持部へデー
    タカード(10)を導入しかつこの支持部からデータカ
    ード(10)を引き出すことができるように、カードホ
    ルダ(122)を予め定められた非回転位置に設置する
    設置手段(320)を更に具備する、請求項1記載のデ
    ータカードの整列装置。
  4. 【請求項4】 カードホルダ(122)の支持部が端壁
    (146)を有し、更にデータカード(10)の前縁部
    (14)を該端壁(146)と係合するように推進させ
    るためのカード挿入装置(170)を具備し、この挿入
    装置(170)は、カードホルダ(122)が回転して
    いないときに該挿入装置の一部分がデータカード(1
    0)と係合する第1の作用位置と、カードホルダ(12
    2)が回転できるように上記一部分がカードホルダ(1
    22)から間隔を隔てられた第2の非作用位置との間で
    移動可能である、請求項1記載のデータカードの整列装
    置。
  5. 【請求項5】 カードホルダ(122)の支持部(12
    4)から離れるようにカード(10)を推進させるため
    のカード放出装置(360)を更に具備し、この放出装
    置(360)は、カードホルダ(122)が回転してい
    ないときに該放出装置の一部分がデータカード(10)
    と係合する第1の作用位置と、カードホルダ(122)
    が回転できるように上記一部分がカードホルダ(12
    2)から間隔を隔てられた第2の非作用位置との間で移
    動可能である、請求項1記載のデータカードの整列装
    置。
  6. 【請求項6】 全体的に直線状をなす通路に沿って支持
    部(122)へ及び支持部(122)からデータカード
    (10)を移動させるための移動手段(70)を更に具
    備し、この移動手段は、通路の一部分を形成するロール
    間隙(80)を間に備えた対向する平行なローラ(7
    2,74,76,78)を有するローラ組体(70)を
    有し、ローラ(72,74,76,78)は、第1の側
    から該ロール間隙(80)に入ったカード(10)をカ
    ードホルダ(122)に向けて上記通路に沿って移動さ
    せるように駆動され、更に、データカード(10)を上
    記通路上に最初に整列させるためのスリット手段(3
    0)を具備する、請求項1記載のデータカードの整列装
    置。
  7. 【請求項7】 上記ローラ(72,74,76,78)
    の被駆動回転は、上記第1の側と反対側の第2の側から
    ロール間隙(80)に入ったカード(10)がカードホ
    ルダ(122)から離れる方向に通路に沿って移動せし
    められるように可逆的である、請求項6記載のデータカ
    ードの整列装置。
  8. 【請求項8】 移動手段(70)が更にデータカード
    (10)をカードホルダ(122)の支持部(124)
    上に完全に圧接させるためにローラ(72,74,7
    6,78)の後でデータカード(10)と係合するカー
    ド挿入装置(170)を具備し、カード挿入装置(17
    0)は、データカード(10)の後縁部(16)がロー
    ラ(72,74,76,78)のロール間隙(80)を
    通過した後にのみデータカード(10)の後縁部(1
    6)と接触するように通路内に移動可能なフィンガ(1
    98)を有し、フィンガ(198)は、フィンガがデー
    タカード(10)と係合する作用位置とフィンガがデー
    タカード(10)の通路から外れている非作用位置との
    間で移動可能であり、フィンガ(198)はデータカー
    ド(10)を支持部(124)上の予め定められた位置
    内に押し込み、カード挿入装置(170)が更に、カー
    ド(10)を支持部(124)上の予め定められた位置
    内に整列させるためにフィンガ(198)を付勢するた
    めの付勢手段(216)を具備する、請求項6記載のデ
    ータカードの整列装置。
  9. 【請求項9】 上記設置手段(320)が更に、 カードホルダ(122)に連結されて同軸的に回転する
    ようにカードホルダ(122)に対して固定された環状
    表面(322)を具備し、該表面(322)が整列用切
    欠き(324)を有し、 更に、カードホルダ(122)の位置を固定するために
    上記切欠き(324)内に受容されうる整列用フィンガ
    (344)を具備し、 更に、上記整列用フィンガ(344)を、切欠き(32
    4)の係合のためのカードホルダ(122)の環状表面
    (322)に対する第1の位置とカードホルダ(12
    2)の環状表面(322)から間隔を隔てられた第2の
    位置との間で移動させるための手段(348,350,
    352,354)を具備し、整列用フィンガ(344)
    が、カードホルダ(122)の環状表面(322)に向
    けて付勢されている、請求項3記載のデータカードの整
    列装置。
JP037426U 1990-03-05 1991-03-04 データカードの整列装置 Pending JPH0514048U (ja)

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