JPH0513948U - 容器の流体注入口構造 - Google Patents

容器の流体注入口構造

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JPH0513948U
JPH0513948U JP5899691U JP5899691U JPH0513948U JP H0513948 U JPH0513948 U JP H0513948U JP 5899691 U JP5899691 U JP 5899691U JP 5899691 U JP5899691 U JP 5899691U JP H0513948 U JPH0513948 U JP H0513948U
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JP
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tube
cap
fluid
container
pull
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JP5899691U
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English (en)
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研次 高荒
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器から導出されたチューブ内に引出用チュ
ーブを挿脱自在に配備し、該チューブにキャップを脱着
自在に係合した注入口構造において、流体の注入時にお
けるキャップの破損とか紛失がなく、しかも流体の注入
操作性を高めることができる流体注入口構造を提供する
ことを目的とする。 【構成】 キャップ3の内壁面と引出用チューブ5との
何れか一方に係止片3bを設けるとともに上記何れか他
方に凹溝5cを設けてキャップ3と引出用チューブ5と
を連繋し、引出用チューブ5のキャップ3寄りの外壁部
に、該引出用チューブ5がキャップ3に牽引されて外方
に引き出された際に露出する流体注入口9を開口形成し
た流体注入口構造にしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車等に用いられるリザーバタンクとかウインドウォッシャ液を貯 留する容器における流体注入口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の上記容器における流体注入口構造としては、例えば図8に示したように 、図外の容器から導出された流体通路を構成するチューブ1の開口縁部外面に肉 厚の突部1aを設けておき、キャップ3の周縁下面に上記突部1aに係合される フランジ部3aを一体に形成して、該フランジ部3aを突部1aに脱着自在に係 合した構造が一般に知られている。
【0003】 図9は他の従来例を示しており、本例では図8の構成に加えてチューブ1の内 壁面に引出用チューブ5を挿脱自在に配備してあり、流体の注入時には図10に 示したようにチューブ1からキャップ3を取り外した後、引出用チューブ5を外 方に延長させ、この状態下で補充液が充填されたタンクから流体を注入する。従 って引出用チューブ5は流体のガイド通路を形成する機能を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の容器における流体注入口の構造にあっては、容 器内に流体を注入する際にチューブ1からキャップ3を完全に取り外す必要があ るため、該キャップ3を落下させて破損したり、もしくはキャップ3が紛失し易 いという難点があり、更に流体の注入時にはチューブ1もしくは引出用チューブ 5の開口部が各チューブの先端部にあって上方に向いているため、補充液の入っ たタンク等を上記開口部よりも高く持ち上げなければならず、注入操作に大きな 外力を要して作業員の負担が増大してしまうという課題があった。
【0005】 又、チューブ1から引出用チューブ5を延長した際に、該引出用チューブ5が 抜けることがあり、更に容器の流体注入口近傍に他部材がレイアウトされている 場合には、補充液の入ったタンクの流体注ぎ口を容器の流体注入口に直接挿入す ることができない場合があるため、流体の注入時に他部材であるホース等を用い なければならず、操作が煩瑣であるという問題点を有している。
【0006】 そこで本考案はこのような従来の容器の流体注入口構造が有している課題を解 消して、流体の注入時におけるキャップの破損とか紛失が防止され、且つ流体注 入口近傍に他部材があっても何等問題なく、流体の注入操作性を高めることがで きる流体注入口構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、容器から導出されたチューブの開口縁部にキャ ップを脱着自在に係合し、上記チューブの内壁面に、流体のガイド通路を形成す る引出用チューブを挿脱自在に配備した容器の流体注入口構造において、先ず請 求項1により、キャップの内壁面と引出用チューブとの何れか一方に係止片を設 けるとともに上記何れか他方に凹溝を設けて、上記係止片と凹溝とによってキャ ップと引出用チューブとを連繋し、上記引出用チューブのキャップ寄りの外壁部 に、該引出用チューブがキャップに牽引されて外方に引き出された際に露出する 流体注入口を開口形成した容器の流体注入口構造にしてある。
【0008】 更に本考案の請求項2により、上記引出用チューブの中間部に伸縮自在な蛇腹 部を設けた流体注入口構造にしてある。
【0009】
【作用】
かかる流体注入口構造によれば、容器内に補充液等の流体を注入する際に、手 動によって容器から導出されたチューブからキャップを取り外し、該キャップを 外方に牽引すると、係止片と凹溝との係合によって該キャップと引出用チューブ とが連繋されているため、この引出用チューブがキャップの牽引作用によって外 方に引き出され、該引出用チューブのキャップ寄りの外壁部に開口形成された流 体注入口が外部に露出される。この流体注入口から容器内に所定の流体を注入す ることが可能となる。流体の注入後はキャップを押動しながら引出用チューブを チューブ内に戻して該チューブにキャップを係合閉止して操作が終了する。
【0010】 従って流体の注入操作時に、キャップは引出用チューブに連繋されたままとな っているので、該キャップの破損とか紛失が防止される。
【0011】 又、引出用チューブの中間部に伸縮自在な蛇腹部を設けたことによって、キャ ップの牽引力によって蛇腹部が任意に伸長するため、容器の近傍に他の部材があ ってもこの部材が流体注入時の障害とならないという作用がもたらされる。
【0012】
【実施例】
以下本考案にかかる容器の流体注入口構造の各種実施例を、前記従来の構成と 同一の構成部分に同一の符号を付して詳述する。
【0013】 図1に示した第1実施例の構成において、1は流体通路を構成するチューブ, 3はキャップであり、チューブ1のキャップ3寄りの内壁面に後述する引出用チ ューブのストッパ1bが突設されている。このストッパ1bの近傍から延長され た拡径部1cによってチューブ1の内径長が拡大され、該拡径部1cに連なる開 口縁部1dの外周部に肉厚の突部1aが設けられている。キャップ3の外周縁下 面には、上記チューブ1の突部1aに脱着自在に係合されるフランジ部3aが一 体に形成されている。
【0014】 上記チューブ1の内壁面には、引出用チューブ5が挿脱自在に配備されている 。この引出用チューブ5の容器側端末部の外周部には、前記チューブ1の内壁面 に突設されたストッパ1bに係止されるストッパ5aが突設されている。更に引 出用チューブ5のキャップ3寄りで前記チューブ1の拡径部1cと対応する部位 に肉厚部5bが設けられ、この肉厚部5bの外周部には環状の凹溝5cが形成さ れている。
【0015】 更に前記キャップ3の内壁面には、容器側に延長する係止片3bがフランジ部 3aよりも内側に位置して一体に設けられており、この係止片3bが引出用チュ ーブ5の前記凹溝5cに係合されている。従って上記係止片3bと凹溝5cとに よってキャップ3と引出用チューブ5とは連繋されている。
【0016】 上記実施例では、引出用チューブ5側に凹溝5cが形成され、キャップ3の内 壁面に係止片3bが設けられているが、凹溝5cをキャップ3側に形成し、係止 片3bを引出用チューブ5側に設けても良い。要すればキャップ3の内壁面と引 出用チューブ5との何れか一方に係止片を設けるとともに上記何れか他方に凹溝 を設けて、上記係止片と凹溝とによってキャップ3と引出用チューブ5とを連繋 してある。
【0017】 この引出用チューブ5の中間部から若干キャップ3寄りの外壁部には、流体注 入口9が開口形成されている。図2に示したように、上記流体注入口9は引出用 チューブ5の肉厚部5bよりも容器側に位置する部位にあって、該引出用チュー ブ5の壁面を部分的に切り欠いた形状として形成されている。
【0018】 かかる構成によれば、図3に示した容器11内に補充液等の流体を注入する際 には、先ず手動によってキャップ3を回動操作して、該キャップ3のフランジ部 3aをチューブ1の突部1aから取り外し、該キャップ3を外方に引き出す。す ると該キャップ3の係止片3bには引出用チューブ5の凹溝5cが係合されてい るため、この引出用チューブ5がキャップ3によって牽引されて外方に引き出さ れ、この引出用チューブ5の容器側端末部の外周部に突設されたストッパ5aが チューブ1のキャップ3寄り内壁面に突設されたストッパ1bに当接した位置で 該引出用チューブ5の移動が停止する。従って上記ストッパ5a,1bによって 引出用チューブ5がチューブ1から抜けることが防止される。
【0019】 このようにして引出用チューブ5を外方に引き出すことによって、該引出用チ ューブ5の中間部から若干キャップ3寄りの外壁部に開口形成された流体注入口 9が外部に露出されるので、図3の矢印Bに示したように該流体注入口9から容 器11内に所定の流体を注入することができる。そして流体の注入後は引出用チ ューブ5を押動しながらキャップ3を再度図1に示した位置まで戻し、該キャッ プ3のフランジ部3aをチューブ1の突部1aに係合閉止して操作を終了する。
【0020】 図4,図5は本考案の第2実施例を示すものであって、基本的な構成は前記第 1実施例と同一であり、且つ同一の符号を付して表示してある。本実施例では、 チューブ1の内壁面に挿脱自在に配備された引出用チューブ5の中間部に伸縮自 在な蛇腹部5dが設けられ、この蛇腹部5dの中間部から若干キャップ3寄りの 外壁部に流体注入口9が形成されている。
【0021】 従ってこの第2実施例によれば、図6に示した容器11内に流体を注入する際 に、前記例と同様に手動によってキャップ3を回動操作して該キャップ3のフラ ンジ部3aをチューブ1の突部1aから取り外し、該キャップ3を外方に引き出 した際に、引出用チューブ5の中間部に設けた蛇腹部5dが任意に伸長するため 、図示したように容器11の近傍にバッテリ13等の部材があってもこの部材が 流体注入時の障害とならず、矢印Cに示したように引出用チューブ5の外壁部に 形成された流体注入口9から容器11内に容易に流体を注入することができる。
【0022】 図7は本考案の第3実施例を示すものであって、本実施例では上記第2実施例 と同様にチューブ1の内壁面に挿脱自在に配備された引出用チューブ5の中間部 に伸縮自在な蛇腹部5dが設けられ、この蛇腹部5dの中間部から若干キャップ 3寄りの外壁部に流体注入口9が形成されている一方、この引出用チューブ5の 容器側端末部は連結片15によってチューブ1の内壁面に固定されている。
【0023】 かかる第3実施例によれば、キャップ3のフランジ部3aをチューブ1の突部 1aから取り外して引出用チューブ5を牽引することによって該引出用チューブ 5の中間部に設けた蛇腹部5dが任意に伸長して、該引出用チューブ5の外壁部 に形成された流体注入口9から流体を注入することができる上、キャップ3の牽 引時に誤って該引出用チューブ5がチューブ1の外方に抜けることが防止され、 引出用チューブ5の脱落が発生しないという作用が得られる。
【0024】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く、本考案にかかる容器の流体注入口構造によれば、以 下に記す作用効果がもたらされる。
【0025】 即ち、キャップと引出用チューブとが連繋されているため、容器内に流体を注 入するために該引出用チューブをキャップによって牽引した際に、キャップが落 下したり紛失する惧れがない。更に引出用チューブのキャップ寄りの外壁部に流 体注入口が開口形成されているので、流体の注入時に補充液の入ったタンク等を 必要以上に高く持ち上げることがなくなり、作業員の負担を軽減することができ る。
【0026】 更に引出用チューブの中間部に伸縮自在な蛇腹部を設けたことによって、キャ ップの牽引力によって蛇腹部が任意に伸長するため、容器の近傍に他の部材があ ってもこの部材が流体注入時の障害とはならず、流体の注入操作性を高めること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる容器の流体注入口構造の第1実
施例を示す要部断面図。
【図2】図1の一部分を示す要部斜視図。
【図3】上記第1実施例の動作態様を示す概要図。
【図4】本考案の第2実施例を示す要部断面図。
【図5】図4の一部分を示す要部斜視図。
【図6】上記第2実施例の動作態様を示す概要図。
【図7】本考案の第3実施例を示す要部断面図。
【図8】従来の流体注入口構造の一例を示す要部断面
図。
【図9】従来の他の流体注入口構造の一例を示す要部断
面図。
【図10】図9に示した構造例における動作態様を示す
概要図。
【符号の説明】
1…チューブ、1a…突部、1b…ストッパ、1c…拡
径部、1d…開口縁部、3…キャップ、3a…フランジ
部、3b…係止片、5…引出用チューブ、5a…ストッ
パ、5c…凹溝、5d…蛇腹部、9…流体注入口、11
…容器。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器から導出されたチューブの開口縁部
    にキャップを脱着自在に係合し、上記チューブの内壁面
    に、流体のガイド通路を形成する引出用チューブを挿脱
    自在に配備した容器の流体注入口構造において、 キャップの内壁面と引出用チューブとの何れか一方に係
    止片を設けるとともに上記何れか他方に凹溝を設けて、
    上記係止片と凹溝とによってキャップと引出用チューブ
    とを連繋し、上記引出用チューブのキャップ寄りの外壁
    部に、該引出用チューブがキャップに牽引されて外方に
    引き出された際に露出する流体注入口を開口形成したこ
    とを特徴とする容器の流体注入口構造。
  2. 【請求項2】 上記引出用チューブの中間部に伸縮自在
    な蛇腹部を設けたことを特徴とする請求項1記載の容器
    の流体注入口構造。
JP5899691U 1991-07-26 1991-07-26 容器の流体注入口構造 Pending JPH0513948U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013151306A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Yoshimasa Miyasaka 液体吐出具および注液装置
JP2019006476A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 凸版印刷株式会社 ボトル中栓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013151306A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Yoshimasa Miyasaka 液体吐出具および注液装置
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