JPH05138116A - 煉瓦様凹凸模様を有する壁板の表面塗装方法 - Google Patents
煉瓦様凹凸模様を有する壁板の表面塗装方法Info
- Publication number
- JPH05138116A JPH05138116A JP33128691A JP33128691A JPH05138116A JP H05138116 A JPH05138116 A JP H05138116A JP 33128691 A JP33128691 A JP 33128691A JP 33128691 A JP33128691 A JP 33128691A JP H05138116 A JPH05138116 A JP H05138116A
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- Japan
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- coating
- wall plate
- brick
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 煉瓦様凹凸模様を有する壁板を塗装する場
合、凸部表面に塗布した塗料の目地溝内への流れ込みな
どの不良が全く無く、塗り分け状態の良い煉瓦様凹凸模
様を有する壁板の表面塗装を目的とする。 【構成】 表面１Ａに縦横に目地２、３が形成された煉
瓦様凹凸模様を有する壁板１表面に、凸部表面に塗布す
べき色彩の塗料により突部表面及び目地溝内の全面を均
一塗装し、次いで前記塗装と異なる色彩の塗料により目
地２、３内のみを倣い装置４による倣い作動によって塗
装していく工程よりなり、溝部のみを正確に検出して鮮
明な塗り分けを行う。
合、凸部表面に塗布した塗料の目地溝内への流れ込みな
どの不良が全く無く、塗り分け状態の良い煉瓦様凹凸模
様を有する壁板の表面塗装を目的とする。 【構成】 表面１Ａに縦横に目地２、３が形成された煉
瓦様凹凸模様を有する壁板１表面に、凸部表面に塗布す
べき色彩の塗料により突部表面及び目地溝内の全面を均
一塗装し、次いで前記塗装と異なる色彩の塗料により目
地２、３内のみを倣い装置４による倣い作動によって塗
装していく工程よりなり、溝部のみを正確に検出して鮮
明な塗り分けを行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は煉瓦様凹凸模様を有す
る壁板の表面塗装方法に関し、詳しくは凸模様表面と目
地内部との彩色を異ならせて塗装する場合の煉瓦様凹凸
模様を有する壁板の表面塗装方法に関する。
る壁板の表面塗装方法に関し、詳しくは凸模様表面と目
地内部との彩色を異ならせて塗装する場合の煉瓦様凹凸
模様を有する壁板の表面塗装方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、建築様壁板材として繊維補強セメ
ント板が非常に広く使用されている。ところで、この種
壁板はそのままであると表面が吸水性を有し、また灰白
色〜灰黒色の無彩色であるので意匠性に乏しい問題があ
る。そこで、表面の耐水性付与と意匠性付与を兼ねて各
種色彩の防水塗料で化粧塗装するのが通常である。一
方、このような壁板としてデザイン上の要請からタイル
様凹凸模様を付した壁板があり、この種壁板の場合タイ
ル部分の凸表面と凸表面の間の目地溝内とでは異なる彩
色に塗装する必要が生じる。このようなツートンカラー
の彩色塗装を行う場合、従来では、表面全体を目地部分
の彩色で塗装し乾燥させた後、隠蔽力に富む塗料で凸表
面だけをロールで塗装し、もって凸表面と目地内部とを
異なる彩色に仕上げることが行われる。
ント板が非常に広く使用されている。ところで、この種
壁板はそのままであると表面が吸水性を有し、また灰白
色〜灰黒色の無彩色であるので意匠性に乏しい問題があ
る。そこで、表面の耐水性付与と意匠性付与を兼ねて各
種色彩の防水塗料で化粧塗装するのが通常である。一
方、このような壁板としてデザイン上の要請からタイル
様凹凸模様を付した壁板があり、この種壁板の場合タイ
ル部分の凸表面と凸表面の間の目地溝内とでは異なる彩
色に塗装する必要が生じる。このようなツートンカラー
の彩色塗装を行う場合、従来では、表面全体を目地部分
の彩色で塗装し乾燥させた後、隠蔽力に富む塗料で凸表
面だけをロールで塗装し、もって凸表面と目地内部とを
異なる彩色に仕上げることが行われる。
【０００３】
【従来の技術の問題点】しかし、凸表面Ｓを目地部分と
異なる彩色の塗料でロール塗装する場合、図４に示すよ
うに塗布ロールＲの接触圧を高くすると、その有する弾
性によって壁板Ｂの目地溝Ｍ内に塗布ロールＲ外周部分
Ｒ’が入り込むことがあり、この結果図５に示すように
目地Ｍ内までも図５に斜線で示すように表面と同じ塗装
Ｐがされてしまう場合があり、さらに、壁板Ｂの厚さの
ばらつきなどに起因して塗布ロールＲの接触圧が変化
し、この変化に伴って上記のロールＲの目地溝Ｍへの入
り込みが著しくなったり、あるいは接触圧の低下による
凸表面Ｓの塗装のかすれなどが不均一に生じる欠点があ
った。
異なる彩色の塗料でロール塗装する場合、図４に示すよ
うに塗布ロールＲの接触圧を高くすると、その有する弾
性によって壁板Ｂの目地溝Ｍ内に塗布ロールＲ外周部分
Ｒ’が入り込むことがあり、この結果図５に示すように
目地Ｍ内までも図５に斜線で示すように表面と同じ塗装
Ｐがされてしまう場合があり、さらに、壁板Ｂの厚さの
ばらつきなどに起因して塗布ロールＲの接触圧が変化
し、この変化に伴って上記のロールＲの目地溝Ｍへの入
り込みが著しくなったり、あるいは接触圧の低下による
凸表面Ｓの塗装のかすれなどが不均一に生じる欠点があ
った。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点に鑑み、煉瓦様凹凸模様を有する壁板を塗装する場合
凸部表面に塗布した塗料の目地溝内への流れ込みなどの
不良が全く無く、もって塗り分け状態の良い煉瓦様凹凸
模様を有する壁板の表面塗装方法を提供することを目的
としてなされたものである。
点に鑑み、煉瓦様凹凸模様を有する壁板を塗装する場合
凸部表面に塗布した塗料の目地溝内への流れ込みなどの
不良が全く無く、もって塗り分け状態の良い煉瓦様凹凸
模様を有する壁板の表面塗装方法を提供することを目的
としてなされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の煉瓦様
凹凸模様を有する壁板の表面塗装方法は、表面１Ａに縦
横に目地２、３が形成された煉瓦様凹凸模様を有する壁
板１表面に、凸部表面に塗布すべき色彩の塗料により突
部表面及び目地溝内の全面を均一塗装し、次いで前記塗
装と異なる色彩の塗料により目地２、３内のみを倣い装
置５による倣い作動によって塗装していくことを特徴と
するものである。
凹凸模様を有する壁板の表面塗装方法は、表面１Ａに縦
横に目地２、３が形成された煉瓦様凹凸模様を有する壁
板１表面に、凸部表面に塗布すべき色彩の塗料により突
部表面及び目地溝内の全面を均一塗装し、次いで前記塗
装と異なる色彩の塗料により目地２、３内のみを倣い装
置５による倣い作動によって塗装していくことを特徴と
するものである。
【０００６】
【作用】この発明において、煉瓦様凹凸模様を有する壁
板とは、一旦成形された表面平滑な無機質壁板表面に、
その表面又は裏面を基準面として一定深さに縦横の溝を
ルーターなどにより切削成形した壁板を言う。そして、
この壁板の凸部表面と溝内面とを塗装するにあたり、従
来と異なり、先ず全面を凸部表面に塗装すべき色彩の塗
料で塗装し、次いで目地溝内をその部分に塗布すべき色
彩の塗料で塗布するのである。この目地溝の塗装に当た
り、ＮＣ装置などの倣い装置が使用され、その倣い作動
によって塗装していくのであるが、目地溝は元々ルータ
ーなどにより切削成形したものであるから、溝の検出は
正確かつ迅速にでき、狙った溝部分が非常に正確に塗装
可能となるのである。なお、壁板に厚さの変化等があっ
ても、倣い装置の基準面さえ溝加工時のものに合わせて
おけば均一な塗装が達成される。
板とは、一旦成形された表面平滑な無機質壁板表面に、
その表面又は裏面を基準面として一定深さに縦横の溝を
ルーターなどにより切削成形した壁板を言う。そして、
この壁板の凸部表面と溝内面とを塗装するにあたり、従
来と異なり、先ず全面を凸部表面に塗装すべき色彩の塗
料で塗装し、次いで目地溝内をその部分に塗布すべき色
彩の塗料で塗布するのである。この目地溝の塗装に当た
り、ＮＣ装置などの倣い装置が使用され、その倣い作動
によって塗装していくのであるが、目地溝は元々ルータ
ーなどにより切削成形したものであるから、溝の検出は
正確かつ迅速にでき、狙った溝部分が非常に正確に塗装
可能となるのである。なお、壁板に厚さの変化等があっ
ても、倣い装置の基準面さえ溝加工時のものに合わせて
おけば均一な塗装が達成される。
【０００７】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。図１は
この発明の方法を実施する装置の側面図、図２はこの発
明の方法の対象となる壁板の要部斜視図、図３は塗装後
の壁板の要部拡大断面図である。
この発明の方法を実施する装置の側面図、図２はこの発
明の方法の対象となる壁板の要部斜視図、図３は塗装後
の壁板の要部拡大断面図である。
【０００８】まず、平滑な無機質壁板表面に、その裏面
を基準面としてルーターにより縦横に目地溝２、３を切
削し、煉瓦様凹凸模様を有する壁板を成形し、この表面
全面にフローコータにより凸部表面１Ｂの色彩塗料（暗
茶色）Ｐ1 で溝を含む全体を塗装した。 この塗料を一
旦乾燥させた後、ＮＣ装置４のベッド４Ａに壁板１をセ
ットし、先端にスプレーガン６を取り付けたＮＣ装置４
の検出装置５により溝２、３を検出させ、隠蔽力に優れ
た塗料Ｐ2 によって溝２、３を溝底部の色彩（灰白色）
に塗装した。この結果、溝内部は図３に拡大して示すよ
うにスプレーガン６で塗装したことも相まって、境界Ｐ
Lが僅かにぼやけた、あたかも実際に煉瓦積みを行った
かのような外観に、底部２Ａ及びその底部近傍の側壁部
分２Ｂ、２Ｂが鮮やかに着色された。
を基準面としてルーターにより縦横に目地溝２、３を切
削し、煉瓦様凹凸模様を有する壁板を成形し、この表面
全面にフローコータにより凸部表面１Ｂの色彩塗料（暗
茶色）Ｐ1 で溝を含む全体を塗装した。 この塗料を一
旦乾燥させた後、ＮＣ装置４のベッド４Ａに壁板１をセ
ットし、先端にスプレーガン６を取り付けたＮＣ装置４
の検出装置５により溝２、３を検出させ、隠蔽力に優れ
た塗料Ｐ2 によって溝２、３を溝底部の色彩（灰白色）
に塗装した。この結果、溝内部は図３に拡大して示すよ
うにスプレーガン６で塗装したことも相まって、境界Ｐ
Lが僅かにぼやけた、あたかも実際に煉瓦積みを行った
かのような外観に、底部２Ａ及びその底部近傍の側壁部
分２Ｂ、２Ｂが鮮やかに着色された。
【０００９】なお上記において、スプレーガン６は溝の
切削工程時に使用された基準面に沿って倣い装置５によ
り移動するので壁板１の厚みにばらつきがあっても溝底
面は常に一定となり、壁板の厚み誤差に関わらず均一な
塗装が可能となる。また、上記スプレーガンに代えて、
インクジェット装置を上記ＮＣ装置５の先端に取付け、
同様に吹きつけ塗装を行ったところ同様に鮮やかな塗り
分けが出来た。
切削工程時に使用された基準面に沿って倣い装置５によ
り移動するので壁板１の厚みにばらつきがあっても溝底
面は常に一定となり、壁板の厚み誤差に関わらず均一な
塗装が可能となる。また、上記スプレーガンに代えて、
インクジェット装置を上記ＮＣ装置５の先端に取付け、
同様に吹きつけ塗装を行ったところ同様に鮮やかな塗り
分けが出来た。
【００１０】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、煉瓦様
凹凸模様を有する壁板を塗装する場合において、全体を
均一に塗装した後、溝内のみを倣い装置で検出しその部
分だけを塗装していく工程によるので、溝内部が選択的
に正確に塗装可能となり、しかも溝は元々ルータ等によ
り正確に刻まれたものであるから倣い装置による検出も
正確にでき不良品の発生も殆どなく歩留りの良い塗装が
可能となるなどの効果を有する。
凹凸模様を有する壁板を塗装する場合において、全体を
均一に塗装した後、溝内のみを倣い装置で検出しその部
分だけを塗装していく工程によるので、溝内部が選択的
に正確に塗装可能となり、しかも溝は元々ルータ等によ
り正確に刻まれたものであるから倣い装置による検出も
正確にでき不良品の発生も殆どなく歩留りの良い塗装が
可能となるなどの効果を有する。
【図１】この発明の方法を実施する装置の側面図であ
る。
る。
【図２】この発明の方法の対象となる壁板の要部斜視図
である。
である。
【図３】塗装後の壁板の要部拡大断面図である。
【図４】従来例の説明側面図である。
【図５】従来例の拡大断面図である。
１…壁板、１Ａ…表面、１Ｂ…凸模様表面、２…縦目
地、３…横目地 ４…倣い装置、５…検出装置、６…スプレーガン、Ｐ1
…凸部表面塗料 Ｐ2 …溝部底面塗料
地、３…横目地 ４…倣い装置、５…検出装置、６…スプレーガン、Ｐ1
…凸部表面塗料 Ｐ2 …溝部底面塗料
Claims (1)
- 【請求項１】 表面１Ａに縦横に目地２、３が形成され
た煉瓦様凹凸模様を有する壁板１表面に、凸部表面に塗
布すべき色彩の塗料により突部表面及び目地溝内の全面
を均一塗装し、次いで前記塗装と異なる色彩の塗料によ
り目地２、３内のみを倣い装置４による倣い作動によっ
て塗装していくことを特徴とする煉瓦様凹凸模様を有す
る壁板の表面塗装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33128691A JPH05138116A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 煉瓦様凹凸模様を有する壁板の表面塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33128691A JPH05138116A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 煉瓦様凹凸模様を有する壁板の表面塗装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05138116A true JPH05138116A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=18241992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33128691A Pending JPH05138116A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 煉瓦様凹凸模様を有する壁板の表面塗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05138116A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0731929A (ja) * | 1993-07-19 | 1995-02-03 | Dainippon Toryo Co Ltd | 無機質化粧板の製造方法 |
| JP2000325864A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-11-28 | Inax Corp | 建築用板の加飾方法 |
| JP2006095477A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 建築板の塗装方法 |
| JP2007000705A (ja) * | 2005-06-21 | 2007-01-11 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 模様塗膜を有する壁パネルとその塗装方法 |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP33128691A patent/JPH05138116A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0731929A (ja) * | 1993-07-19 | 1995-02-03 | Dainippon Toryo Co Ltd | 無機質化粧板の製造方法 |
| JP2000325864A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-11-28 | Inax Corp | 建築用板の加飾方法 |
| JP2006095477A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 建築板の塗装方法 |
| JP2007000705A (ja) * | 2005-06-21 | 2007-01-11 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 模様塗膜を有する壁パネルとその塗装方法 |
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