JPH05137677A - 電気掃除機の吸込具の回転棒 - Google Patents

電気掃除機の吸込具の回転棒

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JPH05137677A
JPH05137677A JP814192A JP814192A JPH05137677A JP H05137677 A JPH05137677 A JP H05137677A JP 814192 A JP814192 A JP 814192A JP 814192 A JP814192 A JP 814192A JP H05137677 A JPH05137677 A JP H05137677A
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rotary rod
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suction tool
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完二 後藤
Osamu Takishima
治 滝島
Toshiyuki Maruyama
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 じゅうたんの仕様に応じて最適の清掃効率を
挙げることのできる電気掃除機の提供。 【構成】 電気掃除機の吸込具に内蔵され、吸込具に配
置されたモータにより回転駆動される回転棒を、高さの
異なる2個の帯状のブレードと該2個のブレードの端部
を連結する基部とよりなるブラシの該基部を、回転棒本
体に螺旋状に形成された溝に嵌合させて構成するととも
に、上記ブレードの仕様を各ブレードごとに相違させ、
かつ回転棒の軸方向にも連続的に変化させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気掃除機の吸込具の回
転棒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は電気掃除機の回転式吸込具の斜視
図、図9はその裏面の斜視図、図10は回転棒の断面図
で、図中1は回転式吸込具、2はエルボ、3は上ケー
ス、4は下ケース、5は開閉蓋、6は吸込室、7は吸込
口、8は回転棒、8aは回転棒本体、8bは溝、9はブ
レード、10はモータ、11は動力伝達機構である。
【0003】図にみるように、回転吸込具1は上ケース
3と下ケース4とエルボ2とよりなり、上ケース3には
開閉蓋5が着脱自在に係着されている。また裏面には吸
込口7を備えた吸込室6が形成され、吸込室には回転棒
8が回転自在に係着されている。回転棒8は、図8にみ
るように、発泡材よりなる回転棒本体8aに形成された
2個の溝8b内に帯状のブレード9を嵌合して構成され
ている。また回転棒8はモータ10により動力伝達機構
11を介し回転駆動される。
【0004】次に動作を説明する。例えばじゅうたん上
などを掃除する際、掃除機本体に接続した回転式吸込具
1をじゅうたん上に置き掃除機を起動すれば、回転棒8
はモータ10により駆動され回転する。このとき回転棒
8のブレード9の先端は、じゅうたんの毛足の根元に達
し、毛足の根元に滞積する塵埃を叩きだし、掃除機本体
はその塵埃を吸込口7より空気とともに吸引するのであ
る。
【0005】なお掃除機に使用される回転棒のブレード
9に関しては、それに代わるあるいはそれに似た型式の
ものが従来種々発表されており、それなりの効果をあげ
ている。図11は特開昭62−284625号公報に開
示されたもので、ブレード8に代えて、回転棒12の外
周部に多数個の突起13を配置したものである。じゅー
たん上に散らばった髮の毛や糸屑などの清掃に便利であ
る。また図11に示す特公昭63−35246号公報に
開示されたものは、手動の掃除機に使用されているもの
で、回転軸14の外周部に配置したブレード15の先端
に多数個の微少突起15aを備えるとともに、ブレード
に窓部15bを穿設したものである。掃除面に凹凸があ
る場合、上記突起が凹凸部に食い込み凹部内の塵埃を掃
き出す効果がある。また窓部15bはブレードの振動の
伝達を押さえ騒音の発生を防止する。さらに実公昭37
−19220号公報に開示され図11に示すブレード1
6は、卓上除塵器に使用されるブレードで、弾性材料で
形成され、その先端は複数個の分割片18に分割され、
かつその先端には空洞部17が形成されている。空洞部
17は回転中の遠心力の作用を受けて弾縮し、床面との
接触を密にして効率向上に資し、分割片はその各々が床
面の凹凸に適応して床面に密着し、掃除の効率化に有効
であると言われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】じゅうたん面を電気掃
除機で掃除する場合、回転棒8の回転数を一定としたと
き、一般にブレード9の個数が多いほど、じゅうたん内
に沈積する埃を効果的に浮き出させ吸塵できることはよ
く知られている。しかしブレード9の回転棒8への装着
が、図8に示すように、ブレード9を回転棒8に形成し
た溝8a内に嵌合させて行う場合は、回転棒8へのブレ
ード9の装着は、2〜3枚が限度である。これ以上のブ
レード9を装着するには、回転棒8の径を大きくする必
要を生じ、結果的に吸込具1全体が大きくなり、操作性
が甚だしく悪くなる。
【0007】また一般に電気掃除機の掃除対象であるじ
ゅうたん面は、毛足の長短、その材質あるいは形状それ
に使用年数の違いなどから、千差万別である。したがっ
てそれに対応する掃除機の回転棒は、本来掃除の対象の
仕様の変化に応じて、最適のものを使用すべきである
が、実際は上記図10に示すように、回転棒本体に一様
な形状あるいは硬度を備えた帯状のブレード9を2〜3
個装着したもので、回転棒のブレードの仕様は常に一定
である。したがってじゅうたんの毛足の根元に沈積する
塵埃も、あるときは十分掻きだされ吸引されるが、ある
ときは除去が不十分となることがあり、仕様の異なるじ
ゅうたんに常に最適の掃除を行うことは困難である。
【0008】本発明は従来の電気掃除機の上記問題点を
解消するためになされたもので、吸込具の寸法及び重量
を増加させることなく、吸塵性能を高めた電気掃除機の
吸込具を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る電気掃除機の吸込具においては、回転
棒に装着するブレードを、硬度、形状などの仕様を異に
する2個の帯状のブレードを一体に成型して構成すると
ともに、ブレードの仕様をその長さ方向に連続的に変化
させて構成した。
【0010】
【作用】上記のように、仕様を異にする第1及び第2の
2個のブレードを一体成型して構成されたブレードがじ
ゅうたん面で回転すると、第1のブレードでじゅうたん
の毛足が倒されると次の瞬間、第2のブレードにより毛
足の根元に沈積している塵埃が掻き揚げられることとな
り、じゅうたん深部の塵埃の吸引が容易となる。またブ
レードの仕様が各ブレードごとに相違し、各ブレードの
長さ方向にも変化しているので、ブレードのいずれかの
部分にはじゅうたんの仕様に対応して除塵を効果的に行
い得る部分があり、1個の回転棒で各種のじゅうたん床
を効果的に清掃することができる。また1個の回転棒の
幾つかのブレードの仕様がそれぞれ異なり、各ブレード
の仕様が長さ方向で変化しているため、じゅうたんの毛
足内のごみを掻きだし叩きだす際、各ブレードの仕様の
差が相互に作用して複合的効果を生み出すことともな
る。
【0011】
【実施例】
実施例1 図1は本発明の一実施例を示す回転棒の正面図、図2は
断面図、図3は斜視図で、図中20は回転棒、20aは
溝、21はブラシ、21aは第1のブレード、21bは
第2のブレード、21cはブラシの基部、22はじゅう
たん、22aは毛足である。
【0012】図1、図2にみるように、回転棒20は、
回転棒に形成された螺旋状の溝20aに、第1のブレー
ド21aと第2のブレード21bと該両ブレードの端部
を連結する基部21cとよりなるブラシ21の基部21
cを嵌合させて構成されている。ブレード21a、21
bは弾性に富む柔軟な材質により形成されており、図2
に示すように、第1のブレード21aの高さaと第2の
ブレード21bの高さbとに差を設けるとともに、図3
にみるように、ブレードの高さa、bはブレードの長さ
方向に変化している。
【0013】図4はじゅうたん床面の掃除の状況を示す
断面図である。第1ブレード21aによってじゅうたん
22表面の塵埃を掻きだし毛足を倒した次の瞬間、第2
ブレード21bによりじゅうたん深部の塵埃が掻き上げ
られ、吸引される。このため毛足22aの根元に沈積す
る塵埃の除去がより完全となる。しかもブレードの長さ
方向にブレード21a、21bの高さが変化しているの
で、ブレード21のじゅうたんの毛足22aに対する衝
撃や当たり具合は時間的にも微妙に変化し、毛足の根元
の塵埃の掻きだしはさらに完全となる。
【0014】なおブレード21a、21bの高さa、b
をブレードの長さ方向で波状に変化させ、各ブレード2
1a、21bの山部Aと谷部Bとの位置をずらせるの
は、回転棒20の回転駆動力を低減させることにもな
る。
【0015】実施例2 またじゅうたんの毛足の長さや織り方の違いに応じて、
第1ブレード21a、第2ブレード21bの硬度を変
え、じゅうたん深部の塵埃をかきだすのをより効果的に
することもできる。例えば毛足の長いじゅうたんの場
合、毛足が撓みやすいので、第1ブレード21aは軟ら
かい材質で、第2ブレード21bは硬い材質により形成
するなどの工夫を講ずることができる。
【0016】実施例3 またブレード21の表面に微細な繊維を多数植毛しても
よい。植毛はブレード21の全表面に亘って行ってもよ
く、部分的に行ってもよい。またその粗密度を変化させ
てもよい。植毛により、じゅうたんの毛足間に溜まった
細かい塵埃の叩き出しがより効率的に行われる。
【0017】実施例4 図5に示すのは、帯状に連続するブレード21aの肉厚
を広い部分Cと狭い部分Dとに波状に変化させたもので
ある。ブレードの肉厚を変化させることで、その剛性を
連続的に変化させているのである。
【0018】実施例5 図6はブレード21aの硬度を硬い部分Eと軟らかい部
分Fとを、交互に一体成型した例である。なお図5、6
は1個のブレードの仕様を長さ方向に変化させたもので
あるが、前記図1、2に示す併設された2個のブレード
のそれぞれを、長さ方向に仕様を変化させてもよい。
【0019】実施例6 図7はさらにブレード23を所定長さに分離してブレー
ド片23aとし、このブレード片23aを回転棒の軸に
対し所定角度θ傾けて配置したものである。なおブレー
ド片23aの配置は、同じ傾きで並列させてもよく、図
に示すように所定個数毎にその角度を変えて対称的に配
置してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は電気掃除機の吸込具の回転棒に
装着するブレードを、硬度、形状などの仕様を異にする
2個の帯状のブレードを一体に成型して構成するととも
に、ブレードの仕様をその長さ方向に連続的に変化させ
て構成したので、次にに述べるような優れた効果を挙げ
ることとなった。 (1) 回転棒に第1ブレードと第2ブレードとを備えたブ
ラシを装着することにより、吸込具を大形化することな
く掃除機の性能向上が可能となった。 (2) 第1ブレードと第2ブレードの高さを変えることに
より、じゅうたんの掃除の際じゅうたんの深部の塵埃ま
で十分に吸引することができる。 (3) 各ブレードの形状、硬度などの仕様を、ブレードの
長さ方向で変化させることにより、じゅうたん床面の掃
除の際、じゅうたんの毛足22aに対するブレードによ
る衝撃や当たり具合を時間的にも微妙に変化させ、毛足
の根元の塵埃の掻きだしや叩き出しがより完全となり、
掃除の効率を向上させる。 (4) 第1ブレードと第2ブレードの高さをブレードの長
さの方向に波状に変化させるとともに、その山部と谷部
の位置をずらせることにより、回転棒の回転駆動力を低
減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である回転棒の正面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例である回転棒の側面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例である回転棒の斜視図であ
る。
【図4】じゅうたん面を掃除中の回転棒の断面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例のブレードの斜視図であ
る。
【図6】本発明の他の実施例のブレードの斜視図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例のブレードの斜視図であ
る。
【図8】従来の電気掃除機の吸込具の斜視図である。
【図9】従来の電気掃除機の吸込具の裏面の斜視図であ
る。
【図10】従来の回転棒の断面図である。
【図11】従来の他の回転棒の斜視図である。
【図12】従来の他の回転棒の斜視図である。
【図13】従来の他の回転棒の斜視図である。
【符号の説明】
20……回転棒 20a…溝 21a…第1ブレード 21b…第2ブレード 21c…基部 22……じゅうたん 22a…毛足 23……ブレード 23a…ブレード片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 敏行 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気掃除機の吸込具に内蔵され、吸込具
    に配置されたモータにより回転駆動される回転棒におい
    て、 2個の帯状のブレードと該2個のブレードの端部を連結
    する基部とよりなるブラシの該基部を、回転棒本体に螺
    旋状に形成された溝に嵌合させて構成するとともに、 上記ブレードの仕様を各ブレードごとに相違させ、かつ
    回転棒の軸方向にも連続的に変化させたことを特徴とす
    る電気掃除機の吸込具の回転棒。
  2. 【請求項2】 上記2個のブレードの回転棒中心からの
    高さを異ならしめるとともに、ブレードの幅をブレード
    の長さ方向に変化させたことを特徴とする請求項1に記
    載の電気掃除機の吸込具の回転棒。
  3. 【請求項3】 上記2個のブレードの硬度がそれぞれ異
    なっていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除
    機の吸込具の回転棒。
  4. 【請求項4】 上記各ブレードの高さをブレードの長さ
    方向で波状に変化させ、一方のブレードの山部と他方の
    ブレードの谷部とを対応させるように構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸込具の回転
    棒。
  5. 【請求項5】 上記各ブレードの表面に微細な繊維を植
    毛したことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の
    吸込具の回転棒。
  6. 【請求項6】 上記回転棒に装着されたブレードの肉厚
    を回転棒の軸方向に連続的に変化させたことを特徴とす
    る請求項1記載の電気掃除機の吸込具の回転棒。
  7. 【請求項7】 上記回転棒に装着されたブレードの硬度
    をブレードの所定長さ毎に交互に変化させたことを特徴
    とする請求項1記載の電気掃除機の吸込具の回転棒。
  8. 【請求項8】 上記回転棒のブレードを所定長さのブレ
    ード片に分離し、該ブレード片を回転棒の軸方向に対し
    所定角度で装着したことを特徴とする請求項1記載の電
    気掃除機の吸込具の回転棒。
  9. 【請求項9】 上記所定長さに分離されたブレード片を
    所定個数毎に取付け角度を変えて回転棒に装着したこと
    を特徴とする請求項1及び請求項4記載の電気掃除機の
    吸込具の回転棒。
JP4008141A 1991-09-27 1992-01-21 電気掃除機の吸込具の回転棒 Expired - Fee Related JP3010515B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014512246A (ja) * 2011-04-29 2014-05-22 アイロボット コーポレイション ロボット掃除機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014512246A (ja) * 2011-04-29 2014-05-22 アイロボット コーポレイション ロボット掃除機

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