JPH05135373A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
- Publication number
- JPH05135373A JPH05135373A JP31969491A JP31969491A JPH05135373A JP H05135373 A JPH05135373 A JP H05135373A JP 31969491 A JP31969491 A JP 31969491A JP 31969491 A JP31969491 A JP 31969491A JP H05135373 A JPH05135373 A JP H05135373A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- objective lens
- carrier
- coil
- bobbin
- focusing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光学ヘッドの可動部の十分な小型化により、
高速なアクセスを実現するという目的を達成するととも
に、併せて、対物レンズのためのアクチュエ−タの機械
的構成を簡素化できるようにした対物レンズ駆動装置を
提供する。 【構成】 光学ヘッドの対物レンズを屈折用ミラ−と共
にキャリアに保持するとともに、上記キャリアにシ−ク
駆動およびトラッキング駆動用のコイルおよびフォ−カ
シング駆動用のコイルを装備し、ディスク状の光学的記
録媒体の半径方向に沿って磁石および磁性体より構成さ
れた磁気回路を配設し、上記磁気回路の磁束および上記
コイルに対する電流制御で、その対物レンズを、シ−ク
方向、トラッキング方向およびフォ−カシング方向に移
動制御する対物レンズ駆動装置において、上記キャリア
を上記光学的記録媒体の半径方向および記録面に鉛直な
方向に沿う平面上で移動および旋回可能に保持する保持
手段を具備している。
高速なアクセスを実現するという目的を達成するととも
に、併せて、対物レンズのためのアクチュエ−タの機械
的構成を簡素化できるようにした対物レンズ駆動装置を
提供する。 【構成】 光学ヘッドの対物レンズを屈折用ミラ−と共
にキャリアに保持するとともに、上記キャリアにシ−ク
駆動およびトラッキング駆動用のコイルおよびフォ−カ
シング駆動用のコイルを装備し、ディスク状の光学的記
録媒体の半径方向に沿って磁石および磁性体より構成さ
れた磁気回路を配設し、上記磁気回路の磁束および上記
コイルに対する電流制御で、その対物レンズを、シ−ク
方向、トラッキング方向およびフォ−カシング方向に移
動制御する対物レンズ駆動装置において、上記キャリア
を上記光学的記録媒体の半径方向および記録面に鉛直な
方向に沿う平面上で移動および旋回可能に保持する保持
手段を具備している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的記録媒体に対し
てレ−ザビ−ムを照射して、光学的に情報の記録、消去
を行う光学的あるいは光磁気的記録再生装置などに使用
する対物レンズ駆動装置に関するものである。
てレ−ザビ−ムを照射して、光学的に情報の記録、消去
を行う光学的あるいは光磁気的記録再生装置などに使用
する対物レンズ駆動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の対物レンズ駆動装置は、例え
ば、回転する光ディスクに情報を記録・再生する時、対
物レンズを介して上記光ディスク面の記録再生部にレ−
ザ−光を集束するためのものであり、この時、上記レ−
ザ−光をディスクの半径方向、合焦方向へ移動制御する
ものである。従来の記録再生装置では、上記対物レンズ
駆動装置を含む光学ヘッドを移動可能に装備している。
特に、アクセス速度の向上のために、レ−ザ−発光部や
センサ−部などを対物レンズ駆動部から切り離して、装
置フレ−ム側に固定的に装備し、可動部分の光学部品を
少なくし、軽量化することもなされている。
ば、回転する光ディスクに情報を記録・再生する時、対
物レンズを介して上記光ディスク面の記録再生部にレ−
ザ−光を集束するためのものであり、この時、上記レ−
ザ−光をディスクの半径方向、合焦方向へ移動制御する
ものである。従来の記録再生装置では、上記対物レンズ
駆動装置を含む光学ヘッドを移動可能に装備している。
特に、アクセス速度の向上のために、レ−ザ−発光部や
センサ−部などを対物レンズ駆動部から切り離して、装
置フレ−ム側に固定的に装備し、可動部分の光学部品を
少なくし、軽量化することもなされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記光
学ヘッド可動部（キャリア）は、キャリア上に備えた対
物レンズ駆動装置を用いて、対物レンズのフォ−カス動
作（ディスク面に垂直な方向）およびトラッキング動作
（ディスク半径方向の微小範囲）を行うため、キャリア
上に磁石を含む磁気回路を構成し、トラッキングおよび
フォ−カッシング動作に対応するコイルを装備したアク
チュエ−タを有し、キャリアは外部に備えた磁気回路と
キャリア上に設けられたコイルによって発生する電磁力
でシ−ク動作（ディスク半径方向の記録・再生範囲全体
に対する移動）をするようになっている。そのため、上
記フォ−カシングおよびトラッキングのための対物レン
ズ駆動装置を含んだキャリア全体の構造が複雑になり、
小型化を妨げ、また、高速に対物レンズ移動を行うこと
が困難であった。
学ヘッド可動部（キャリア）は、キャリア上に備えた対
物レンズ駆動装置を用いて、対物レンズのフォ−カス動
作（ディスク面に垂直な方向）およびトラッキング動作
（ディスク半径方向の微小範囲）を行うため、キャリア
上に磁石を含む磁気回路を構成し、トラッキングおよび
フォ−カッシング動作に対応するコイルを装備したアク
チュエ−タを有し、キャリアは外部に備えた磁気回路と
キャリア上に設けられたコイルによって発生する電磁力
でシ−ク動作（ディスク半径方向の記録・再生範囲全体
に対する移動）をするようになっている。そのため、上
記フォ−カシングおよびトラッキングのための対物レン
ズ駆動装置を含んだキャリア全体の構造が複雑になり、
小型化を妨げ、また、高速に対物レンズ移動を行うこと
が困難であった。
【０００４】そこで、既に、本出願人は、キャリアに、
対物レンズのフォ−カッシングおよびトラッキングのた
めの電磁コイル、光学部品、光学部品支持、および、シ
−ク方向の上記キャリア移動のための電磁コイルのみを
装備し、各電磁コイルに共通に対応する磁気回路を装置
フレ−ム側に設けることにより、光学ヘッドの可動部の
十分な小型化を達成することにより、高速なアクセスを
実現できる対物レンズ駆動装置を提唱している。
対物レンズのフォ−カッシングおよびトラッキングのた
めの電磁コイル、光学部品、光学部品支持、および、シ
−ク方向の上記キャリア移動のための電磁コイルのみを
装備し、各電磁コイルに共通に対応する磁気回路を装置
フレ−ム側に設けることにより、光学ヘッドの可動部の
十分な小型化を達成することにより、高速なアクセスを
実現できる対物レンズ駆動装置を提唱している。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、光学ヘッドの可動部の十分な
小型化により、高速なアクセスを実現するという上記目
的を達成するとともに、併せて、対物レンズのためのア
クチュエ−タの機械的構成を一元面で可動するように簡
素化することで、高精度化できるようにした対物レンズ
駆動装置を提供しようとするものである。
小型化により、高速なアクセスを実現するという上記目
的を達成するとともに、併せて、対物レンズのためのア
クチュエ−タの機械的構成を一元面で可動するように簡
素化することで、高精度化できるようにした対物レンズ
駆動装置を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
光学ヘッドの対物レンズを屈折用ミラ−と共にキャリア
に保持するとともに、上記キャリアにシ−ク駆動および
トラッキング駆動用のコイルおよびフォ−カシング駆動
用のコイルを装備し、ディスク状の光学的記録媒体の半
径方向に沿って磁石および磁性体より構成された磁気回
路を配設し、上記磁気回路の磁束および上記コイルに対
する電流制御で、その対物レンズを、シ−ク方向、トラ
ッキング方向およびフォ−カシング方向に移動制御する
対物レンズ駆動装置において、上記キャリアを上記光学
的記録媒体の半径方向および記録面に鉛直な方向に沿う
平面上で移動および旋回可能に保持する保持手段を具備
している。
光学ヘッドの対物レンズを屈折用ミラ−と共にキャリア
に保持するとともに、上記キャリアにシ−ク駆動および
トラッキング駆動用のコイルおよびフォ−カシング駆動
用のコイルを装備し、ディスク状の光学的記録媒体の半
径方向に沿って磁石および磁性体より構成された磁気回
路を配設し、上記磁気回路の磁束および上記コイルに対
する電流制御で、その対物レンズを、シ−ク方向、トラ
ッキング方向およびフォ−カシング方向に移動制御する
対物レンズ駆動装置において、上記キャリアを上記光学
的記録媒体の半径方向および記録面に鉛直な方向に沿う
平面上で移動および旋回可能に保持する保持手段を具備
している。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。ここでは、レ−ザ−発光部やセンサ−
部を、固定光学ユニット１として、装置フレ−ム側に装
備している所謂分離光学系の光学ヘッドが示されてい
る。上記光学ヘッドの可動部（キャリア）は、シ−ク方
向に延びるガイドレ−ル２、２に沿って移動される角筒
状のボビン３（アルミ素材）に、対物レンズ４および屈
折用ミラ−５を保持した構成になってており、上記固定
光学ユニット１からのレ−ザビ−ムを、上記ミラ−５を
介して上記対物レンズ４にもたらし、上記対物レンズ４
によりディスク状の光学的記録媒体Ｄに集光し、また、
反射光を上記対物レンズ４およびミラ−５を経由して上
記固定光学ユニット１に戻すようにしている。
体的に説明する。ここでは、レ−ザ−発光部やセンサ−
部を、固定光学ユニット１として、装置フレ−ム側に装
備している所謂分離光学系の光学ヘッドが示されてい
る。上記光学ヘッドの可動部（キャリア）は、シ−ク方
向に延びるガイドレ−ル２、２に沿って移動される角筒
状のボビン３（アルミ素材）に、対物レンズ４および屈
折用ミラ−５を保持した構成になってており、上記固定
光学ユニット１からのレ−ザビ−ムを、上記ミラ−５を
介して上記対物レンズ４にもたらし、上記対物レンズ４
によりディスク状の光学的記録媒体Ｄに集光し、また、
反射光を上記対物レンズ４およびミラ−５を経由して上
記固定光学ユニット１に戻すようにしている。
【０００８】また、上記ボビン３には、上記対物レンズ
４の前後に位置して、２個のシ−ク駆動およびトラッキ
ング駆動用のコイル６、６が捲回してあり、また、それ
ぞれのコイル６、６上には左右に位置してそれぞれ２個
のフォ−カッシング駆動用のコイル７Ａ、７Ａおよび７
Ｂ、７Ｂが装着してある。そして、これらのコイルは、
上記ガイドレ−ル２、２の外側に平行に配置した一対の
磁石８、８に対向している。上記磁石８、８は、その背
面に沿って設けられた磁性体９、９と共に、シ−ク、ト
ラッキングおよびフォ−カシング方向への駆動に共用さ
れる磁気回路を構成しており、、上記コイル６、６およ
び７・・・が上記磁気回路の磁束を切るようになってい
る。なお、上記ガイドレ−ル２、２は、各コイル近傍で
の磁束密度を高めるように、上記磁気回路の一部として
閉磁路を構成するため、磁性体で構成するとよい。
４の前後に位置して、２個のシ−ク駆動およびトラッキ
ング駆動用のコイル６、６が捲回してあり、また、それ
ぞれのコイル６、６上には左右に位置してそれぞれ２個
のフォ−カッシング駆動用のコイル７Ａ、７Ａおよび７
Ｂ、７Ｂが装着してある。そして、これらのコイルは、
上記ガイドレ−ル２、２の外側に平行に配置した一対の
磁石８、８に対向している。上記磁石８、８は、その背
面に沿って設けられた磁性体９、９と共に、シ−ク、ト
ラッキングおよびフォ−カシング方向への駆動に共用さ
れる磁気回路を構成しており、、上記コイル６、６およ
び７・・・が上記磁気回路の磁束を切るようになってい
る。なお、上記ガイドレ−ル２、２は、各コイル近傍で
の磁束密度を高めるように、上記磁気回路の一部として
閉磁路を構成するため、磁性体で構成するとよい。
【０００９】また、上記ボビン３には、上記ガイドレ−
ル２、２とボビンとの間において、シ−ク方向および記
録媒体Ｄの記録面と垂直な方向（フォ−カッシング方
向）に共通する平面で上記ボビン３が回動できるように
（図４を参照）、適当な保持手段が用意されている。上
記保持手段は、例えば、上記ボビン３の天井内壁部分３
Ａであり、ここに上記ガイドレ−ル２、２の頂部が摺動
接触するような構成にするのである。この場合、上記ボ
ビン３が左右に傾かないように、上記ガイドレ−ル２、
２の両側面を上記ボビン３の内側壁面部分に接触するよ
うにしている。なお、実際の組立に際しては、上記ボビ
ン３とガイドレ−ル２、２の側面とのクリアランスは、
シ−ク方向の全長にわたって約５μｍ程度に保たれてい
るとよい。更に、好ましくは、上記ボビン３の内周面に
はテフロン系の潤滑剤が塗布してあって、上記ガイドレ
−ル２、２に対する滑りを良くするとよい。
ル２、２とボビンとの間において、シ−ク方向および記
録媒体Ｄの記録面と垂直な方向（フォ−カッシング方
向）に共通する平面で上記ボビン３が回動できるように
（図４を参照）、適当な保持手段が用意されている。上
記保持手段は、例えば、上記ボビン３の天井内壁部分３
Ａであり、ここに上記ガイドレ−ル２、２の頂部が摺動
接触するような構成にするのである。この場合、上記ボ
ビン３が左右に傾かないように、上記ガイドレ−ル２、
２の両側面を上記ボビン３の内側壁面部分に接触するよ
うにしている。なお、実際の組立に際しては、上記ボビ
ン３とガイドレ−ル２、２の側面とのクリアランスは、
シ−ク方向の全長にわたって約５μｍ程度に保たれてい
るとよい。更に、好ましくは、上記ボビン３の内周面に
はテフロン系の潤滑剤が塗布してあって、上記ガイドレ
−ル２、２に対する滑りを良くするとよい。
【００１０】なお、上記ガイドレ−ル２、２を、図５に
示すような円形断面に形成して、摺動接触面を少なく
し、滑りを良くするようにしてもよい。また、図６に示
すようなボ−ル１０を上記ボビン内壁面に複数個、回転
自在に支持し、これに上記ガイドレ−ル２、２の側面を
摺動させる構成にしてもよい。
示すような円形断面に形成して、摺動接触面を少なく
し、滑りを良くするようにしてもよい。また、図６に示
すようなボ−ル１０を上記ボビン内壁面に複数個、回転
自在に支持し、これに上記ガイドレ−ル２、２の側面を
摺動させる構成にしてもよい。
【００１１】更に、上記ボビン３の内部には、上記ミラ
−５から対物レンズ４に向かう光路の縁に位置して、光
電素子などより構成される傾きセンサ１１、１１が装備
してあり、図４に示すように、シ−ク方向および記録媒
体Ｄの記録面と垂直な方向（フォ−カッシング方向）に
共通する平面で上記ボビン３が回動するとき、その傾き
具合を計測できるように構成してある。そして、上記セ
ンサ１１、１１の検出信号に基いて、図７に示す制御手
段１２の位相・ゲイン補償器１２Ａを駆動するのであ
る。なお、上記位相・ゲイン補償器１２Ａは、例えば、
増幅器、フィルタなどで構成されるとよい。
−５から対物レンズ４に向かう光路の縁に位置して、光
電素子などより構成される傾きセンサ１１、１１が装備
してあり、図４に示すように、シ−ク方向および記録媒
体Ｄの記録面と垂直な方向（フォ−カッシング方向）に
共通する平面で上記ボビン３が回動するとき、その傾き
具合を計測できるように構成してある。そして、上記セ
ンサ１１、１１の検出信号に基いて、図７に示す制御手
段１２の位相・ゲイン補償器１２Ａを駆動するのであ
る。なお、上記位相・ゲイン補償器１２Ａは、例えば、
増幅器、フィルタなどで構成されるとよい。
【００１２】上記制御手段１２は、上記位相・ゲイン補
償器１２Ａとは別に、光学的記録媒体Ｄから対物レンズ
４およびミラ−５を経由して固定光学ユニット１にもた
らされた光信号に基いて駆動される位相・ゲイン補償器
１２Ｂを具備している。そして、上記位相・ゲイン補償
器１２Ａおよび１２Ｂからの信号は、加算器１３Ａおよ
び減算器１３Ｂを経由してフォ−カスサ−ボとして機能
する各コイル７Ａ、７Ａおよび７Ｂ、７Ｂに与えられる
ようになっている。
償器１２Ａとは別に、光学的記録媒体Ｄから対物レンズ
４およびミラ−５を経由して固定光学ユニット１にもた
らされた光信号に基いて駆動される位相・ゲイン補償器
１２Ｂを具備している。そして、上記位相・ゲイン補償
器１２Ａおよび１２Ｂからの信号は、加算器１３Ａおよ
び減算器１３Ｂを経由してフォ−カスサ−ボとして機能
する各コイル７Ａ、７Ａおよび７Ｂ、７Ｂに与えられる
ようになっている。
【００１３】このような構成では、上記キャリア（ボビ
ン３）を上記記録媒体Ｄの所要のトラックにシ−クする
とき、上記コイル６、６に磁界発生用の電流を流す。こ
れによって、上記キャリアは上記ガイドレ−ル２、２に
沿って移動される。一方、固定光学ユニット１では、上
記記録媒体Ｄの記録面と上記対物レンズ４による合焦点
との距離の誤差をサ−ボセンサ（図示せず）で検出し、
同時に、上記傾きセンサ１１、１１で、対物レンズ４の
傾き量を検出する。その結果、上述のような制御手段１
２で、上記コイル７Ａ、７Ａおよび７Ｂ、７Ｂを付勢
し、フォ−カス・サ−ボを掛けることができる。この場
合、上記コイル７Ａ、７Ａには位相・ゲイン補償器１２
Ａ、１２Ｂからの２信号が加算されて、また、上記コイ
ル７Ｂ、７Ｂには上記２信号が減算されて与えられる
が、これは、フォ−カス誤差補正のためには上記ボビン
３に直線運動を、また、傾き補正のためには上記ボビン
３に回転運動を与える必要からである。例えば、図４に
おいては、コイル７Ａに上向きの駆動力が作用し、コイ
ル７Ｂには下向きの駆動力が作用する必要がある。
ン３）を上記記録媒体Ｄの所要のトラックにシ−クする
とき、上記コイル６、６に磁界発生用の電流を流す。こ
れによって、上記キャリアは上記ガイドレ−ル２、２に
沿って移動される。一方、固定光学ユニット１では、上
記記録媒体Ｄの記録面と上記対物レンズ４による合焦点
との距離の誤差をサ−ボセンサ（図示せず）で検出し、
同時に、上記傾きセンサ１１、１１で、対物レンズ４の
傾き量を検出する。その結果、上述のような制御手段１
２で、上記コイル７Ａ、７Ａおよび７Ｂ、７Ｂを付勢
し、フォ−カス・サ−ボを掛けることができる。この場
合、上記コイル７Ａ、７Ａには位相・ゲイン補償器１２
Ａ、１２Ｂからの２信号が加算されて、また、上記コイ
ル７Ｂ、７Ｂには上記２信号が減算されて与えられる
が、これは、フォ−カス誤差補正のためには上記ボビン
３に直線運動を、また、傾き補正のためには上記ボビン
３に回転運動を与える必要からである。例えば、図４に
おいては、コイル７Ａに上向きの駆動力が作用し、コイ
ル７Ｂには下向きの駆動力が作用する必要がある。
【００１４】また、トラック追跡には、所要トラックと
合焦スポット位置との距離の誤差を上記固定光学ユニッ
ト１側のサ−ボセンサ（図示せず）で読取り、その量に
応じて上記コイル６、６に電流を供給する。これによっ
て、トラッキング方向の微調整が達成される。
合焦スポット位置との距離の誤差を上記固定光学ユニッ
ト１側のサ−ボセンサ（図示せず）で読取り、その量に
応じて上記コイル６、６に電流を供給する。これによっ
て、トラッキング方向の微調整が達成される。
【００１５】なお、上記実施例では、傾きセンサで、上
記固定光学ユニット１からの出射光を検知するようにし
たが、別の光源を用意して、ここからの光を検知するよ
うにしても良いことは勿論である。また、上記実施例で
は、上記傾きセンサは、リニアモータに対する対物レン
ズの傾きを検出しているが、ディスク状の記録媒体に対
する対物レンズの傾きを検出するようにしても良い。
記固定光学ユニット１からの出射光を検知するようにし
たが、別の光源を用意して、ここからの光を検知するよ
うにしても良いことは勿論である。また、上記実施例で
は、上記傾きセンサは、リニアモータに対する対物レン
ズの傾きを検出しているが、ディスク状の記録媒体に対
する対物レンズの傾きを検出するようにしても良い。
【００１６】また、この実施例では、傾きセンサの検出
信号で、上記ボビンに旋回動作を与えるための駆動コイ
ルに、フォーカス誤差補正のためのコイルを兼用した
が、上記旋回動作のためのコイルとフォーカシング駆動
用のコイルとを別々に上記ボビンに装備しても良いこと
は勿論である。
信号で、上記ボビンに旋回動作を与えるための駆動コイ
ルに、フォーカス誤差補正のためのコイルを兼用した
が、上記旋回動作のためのコイルとフォーカシング駆動
用のコイルとを別々に上記ボビンに装備しても良いこと
は勿論である。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように構成され
るので、光学ヘッドの可動部上（キャリア）に磁気回路
を持たないので、小型、軽量化でき、高速アクセスに都
合が良く、また、磁気回路もトラッキング、フォ−カッ
シング、シ−ク機能ともに共用されるため、全体の構成
が単純になる。また、対物レンズのためのアクチュエ−
タの機械的構成を一元面で可動するように簡素化するこ
とで高精度化できる。更に、上記磁気回路から発生する
磁束の漏れは、光ディスク面に垂直な成分が殆どないた
め、上記ディスクに対する情報の記録・再生に際しての
記録膜に対する磁界の悪影響がないなどの効果が得られ
る。
るので、光学ヘッドの可動部上（キャリア）に磁気回路
を持たないので、小型、軽量化でき、高速アクセスに都
合が良く、また、磁気回路もトラッキング、フォ−カッ
シング、シ−ク機能ともに共用されるため、全体の構成
が単純になる。また、対物レンズのためのアクチュエ−
タの機械的構成を一元面で可動するように簡素化するこ
とで高精度化できる。更に、上記磁気回路から発生する
磁束の漏れは、光ディスク面に垂直な成分が殆どないた
め、上記ディスクに対する情報の記録・再生に際しての
記録膜に対する磁界の悪影響がないなどの効果が得られ
る。
【図１】本発明の１実施例を示す概略平面図である。
【図２】上記実施例の概略縦断側面図である。
【図３】上記実施例の概略縦断端面図である。
【図４】上記実施例の使用態様を示す概略縦断側面図で
ある。
ある。
【図５】上記実施例における保持手段の一例を示す概略
縦断端面図である。
縦断端面図である。
【図６】上記実施例における保持手段の別例を示す概略
縦断端面図である。
縦断端面図である。
【図７】上記実施例における制御手段の一例を示す回路
構成図である。
構成図である。
１ 固定光学ユニット ２ ガイドレ−ル ３ ボビン ４ 対物レンズ ５ 屈折用ミラ− ６、７Ａ、７Ｂ コイル ８ 磁石 ９ 磁性体 １０ ボ−ル １１ 傾きセンサ １２ 制御手段 １２Ａ、１２Ｂ 位相・ゲイン補償器
Claims (5)
- 【請求項１】 光学ヘッドの対物レンズを屈折用ミラ−
と共にキャリアに保持するとともに、上記キャリアにシ
−ク駆動およびトラッキング駆動用のコイルおよびフォ
−カシング駆動用のコイルを装備し、ディスク状の光学
的記録媒体の半径方向に沿って磁石および磁性体より構
成された磁気回路を配設し、上記磁気回路の磁束および
上記コイルに対する電流制御で、その対物レンズを、シ
−ク方向、トラッキング方向およびフォ−カシング方向
に移動制御する対物レンズ駆動装置において、上記キャ
リアを上記光学的記録媒体の半径方向および記録面に鉛
直な方向に沿う平面上で移動および旋回可能に保持する
保持手段を具備していることを特徴とする対物レンズ駆
動装置。 - 【請求項２】 上記平面上でのキャリアの回動にともな
う対物レンズの傾きを検出する傾きセンサを装備し、上
記傾きセンサの検出信号で上記保持手段の動作を制御す
るようにした請求項１に記載の対物レンズ駆動装置。 - 【請求項３】 上記光学的記録媒体のディスク面と対物
レンズとの傾きを検出する傾きセンサを具備し、上記傾
きセンサの検出信号で上記保持手段の動作を制御するよ
うにした請求項１に記載の対物レンズ駆動装置。 - 【請求項４】 上記傾きセンサの検出信号で上記キャリ
アを旋回駆動するためのコイルに対する電流供給制御を
行う制御手段を具備していることを特徴とする請求項２
に記載の対物レンズ駆動装置。 - 【請求項５】 上記キャリアを旋回駆動するためのコイ
ルは、上記フォーカシング駆動用のコイルで兼用してい
ることを特徴とする請求項４に記載の対物レンズ駆動装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31969491A JPH05135373A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31969491A JPH05135373A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05135373A true JPH05135373A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=18113145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31969491A Pending JPH05135373A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05135373A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07110948A (ja) * | 1993-10-13 | 1995-04-25 | Nec Corp | 光学ヘッド装置 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP31969491A patent/JPH05135373A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07110948A (ja) * | 1993-10-13 | 1995-04-25 | Nec Corp | 光学ヘッド装置 |
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