JPH05134521A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05134521A
JPH05134521A JP32635391A JP32635391A JPH05134521A JP H05134521 A JPH05134521 A JP H05134521A JP 32635391 A JP32635391 A JP 32635391A JP 32635391 A JP32635391 A JP 32635391A JP H05134521 A JPH05134521 A JP H05134521A
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voltage
charging
image
blade
image carrier
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JP32635391A
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English (en)
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Norihisa Hoshika
令久 星加
Takeo Shoji
武夫 庄子
Yasushi Shimizu
康史 清水
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接触帯電部材として帯電ブレード10を用
い、これに振動電圧帯電方式を適用して像担持体1の帯
電処理を行う画像形成装置について、帯電ブレードの像
担持体当接面の汚れを減少させるように工夫して、帯電
ブレードの汚れによる画像縦スジ等の画像欠陥の発生を
防止し、長期にわたって良好な画像を安定に出力できる
ようにすること。 【構成】 帯電ブレード10に対する印加電圧を、像担
持体1に対する画像形成時は、該帯電ブレード10に直
流電圧を印加したときの像担持体1の帯電開始電圧の2
倍以上のピーク間電圧を有する振動電圧と直流電圧との
重畳電圧とし、像担持体に対する非画像形成時は、該帯
電部材10に直流電圧を印加した時の像担持体1の帯電
開始電圧の2倍より小さいピーク間電圧を有する振動電
圧と直流電圧との重畳電圧としたことを特徴とする画像
形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、電子写真装置
(複写機・光プリンタなど)・静電記録装置等の画像形
成装置のように、像担持体(電子写真感光体・静電記録
誘電体など)にこれを帯電処理する工程を含む作像プロ
セスを適用して画像形成を実行する画像形成装置に関す
る。
【0002】像担持体面に形成した画像を記録材に転写
させ、像転写後の像担持体をクリーニング手段で清掃さ
せて転写残り現像剤等を除去し像担持体を繰り返して作
像に供する転写式の画像形成装置の他、画像表示装置
(ディスプレイ装置、リーダー等)等のように像担持体
面に形成した画像の表示や閲読後に転写せずに該形成画
像をクリーニング手段で像担持体面から除去し像担持体
を繰り返して作像に供する構成の画像形成装置も含む。
【0003】より詳しくは像担持体の帯電処理手段とし
て、電圧を印加した帯電部材を像担持体に当接させて像
担持体面を帯電処理する接触型の帯電装置を利用した画
像形成装置に関する。
【0004】
【従来の技術】前記のような画像形成装置において、被
帯電体としての像担持体面を帯電処理する手段機器とし
ては従来よりコロナ放電装置が広く利用されている。
【0005】コロナ放電装置は像担持体等の被帯電体面
を所定の電位に均一に帯電処理する手段として有効であ
る。しかし、高圧電源を必要とし、コロナ放電のため好
ましくないオゾンが発生するなどの問題点を有してい
る。
【0006】このようなコロナ放電装置に対して、電圧
を印加した導電性の帯電部材を被帯電体面に接触させて
被帯電体面を帯電処理する接触型の帯電装置は、電源の
低圧化が図れ、オゾンの発生量が少ない等の長所を有し
ていることから、例えば画像形成装置に於てコロナ放電
装置にかえて感光体・誘電体等の像担持体、その他の被
帯電体面の帯電処理をする手段装置として注目され、そ
の実用化研究が進められている。
【0007】このような接触帯電手段において、主要な
問題点の1つとして、帯電均一性の実現が容易でないこ
とが挙げられる。特に、接触帯電部材へ印加する電圧が
直流電圧のみである場合、帯電均一性を長期にわたって
維持することは困難である。この帯電均一性を得るため
に、本出願人は、接触型帯電装置に於て直流電圧を帯電
部材に印加したときの被帯電体の帯電開始電圧の2倍以
上のピーク間電圧を有する振動電圧と直流電圧との重畳
電圧を帯電部材に印加することを提案している(特開昭
63ー149668号公報など)。振動電圧(交互電圧)は、時
間とともに電圧値が周期的に変化する電圧であり、その
波形としては、正弦波、矩形波、三角波等適宜である。
また例えば直流電源を周期的にオン・オフすることによ
って形成された矩形波電圧の含む。以下、これを「振動
電圧帯電方式」と称す。
【0008】一方、帯電部材自体も、ローラ形状のもの
(帯電ローラ)、ブレード形状のもの(帯電ブレー
ド)、ブラシ形状のもの(帯電ブラシ)等が検討されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の振動電圧帯電方式を帯電ブレードに適用した場合、
以下のような欠点があった。
【0010】すなわち、耐久枚数を重ねるにつれて、帯
電ブレードの像担持体当接面がトナー等の付着によって
汚れてその汚れが蓄積する。この汚れが振動電圧による
帯電ブレードの電位の集束性を妨げ、出力画像上に縦ス
ジを発生してしまう場合があつた。
【0011】接触帯電部材がローラ形状(帯電ブレー
ド)の場合、帯電ローラは像担持体の回動とともに従動
あるいは駆動されているために、帯電ローラの表面に汚
れが少々蓄積しても画像上縦スジとはならない。これに
対して、帯電ブレードである場合は、帯電ブレードの位
置が固定されているために、汚れに対応して縦スジとな
っていまう。この汚れは主に、像担持体面のクリーニン
グ手段を通過した極少量のクリーニング残トナーが帯電
ブレードの像担持体当接面に蓄積した結果と考えられ
る。
【0012】よって帯電ブレードの汚れを少なくするこ
とによって画像上縦スジを発生してしまうまでの出力画
像枚数をより大きくでき、寿命が伸びる。
【0013】しかし、像担持体面クリーニング手段のク
リーニング性を上げようとすると、例えばクリーニング
ブレードの場合は、クリーニングブレードの像担持体へ
の当接圧を上げることとなり、像担持体の摩耗、帯電ブ
レードの摩耗、像担持体の駆動トルクの上昇など弊害も
多い。
【0014】また、本発明者等の実験によれば、帯電部
材に直流電圧のみ印加する帯電方法においては、振動電
圧帯電方式に比べて、帯電ブレードの汚れが極めて少な
い事実がある。これは振動電圧帯電方式では振動電圧を
印加することにより帯電ブレード自身が振動して像担持
体をも振動させてしまう。又、像担持体の振動によって
像担持体を支持している枠体やクリーニング部材を支持
している枠体等も振動してしまう。この結果としてクリ
ーニング性が低下し、像担持体上にクリーニング残トナ
ーが増加するものと考えられる。
【0015】よって帯電ブレードには直流電圧のみを印
加して像担持体を帯電処理すれば帯電ブレードの汚れも
極めて少なくなり帯電の均一性が初期は維持できるもの
の、それを長期にわたって維持することは到底困難であ
った。
【0016】以上のことより、接触帯電において帯電部
材として帯電ブレードを用い、これに振動電圧帯電方式
を適用したときは、均一な帯電性を確保しながら、かつ
帯電ブレードの汚れを防ぐことは困難であった。
【0017】本発明は、接触帯電部材として帯電ブレー
ドを用い、これに振動電圧帯電方式を適用して像担持体
の帯電処理を行う画像形成装置であるが、帯電ブレード
の像担持体当接面の汚れを減少させるように工夫して、
帯電ブレードの汚れによる画像縦スジ等の画像欠陥の発
生を防止し、長期にわたって良好な画像を安定に出力で
きるようにしたものを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0019】(1)像担持体の帯電処理手段が、電圧を
印加した帯電部材を像担持体に接触させて像担持体の帯
電を行う接触帯電装置である画像形成装置において、帯
電部材がブレード状部材であり、該帯電部材に対する印
加電圧を、像担持体に対する画像形成時は、該帯電部材
に直流電圧を印加したときの像担持体の帯電開始電圧の
2倍以上のピーク間電圧を有する振動電圧と、直流電圧
との重畳電圧とし、像担持体に対する非画像形成時は、
該帯電部材に直流電圧を印加した時の像担持体の帯電開
始電圧の2倍より小さいピーク間電圧を有する振動電圧
と、直流電圧との重畳電圧とした、ことを特徴とする画
像形成装置。
【0020】(2)像担持体に対する非画像形成時は、
帯電部材に対する印加電圧を、振動電圧は0とし、直流
電圧のみとした、ことを特徴とする(1)記載の画像形
成装置。
【0021】
【作用】像担持体に対する画像形成時は、帯電ブレード
に対する印加電圧を、帯電ブレードに直流電圧を印加し
たときの像担持体の帯電開始電圧の「2倍以上」のピー
ク間電圧を有する振動電圧と、直流電圧との重畳電圧と
することで、像担持体は振動電圧帯電方式にて均一に帯
電処理される。
【0022】そして像担持体に対する非画像形成時は、
帯電ブレードに対する上記印加電圧の振動電圧分を、帯
電ブレードに直流電圧を印加した時の像担持体の帯電開
始電圧の「2倍より小さい」ピーク間電圧を有する振動
電圧にする、或は振動電圧分を「0」にすることによ
り、帯電ブレードの振動エネルギーあるいは振幅が小さ
く押えられる、或は0になる。
【0023】これにより、非画像形成時は帯電ブレード
の振動による像担持体・像担持体枠体・クリーニング部
材支持枠体等の振動が小さく押えられる、或は振動を0
とすることができるから、少なくとも像担持体に対する
非画像形成時は像担持体クリーニング手段から抜けてく
るクリーニング残りトナー量も減少する。
【0024】その結果、画像形成サイクルの全期間を通
じてトータル的に、帯電ブレードの像担持体当接面の汚
れが減少して、帯電ブレードの汚れによる画像縦スジ等
の画像欠陥の発生を防止し長期にわたって良好な画像を
安定に出力できる。
【0025】
【実施例】
<実施例1>(図1・図2) (1)画像形成装置例(図1) 図1は本発明に従う画像形成装置の一例(電子写真複写
機)の要部の概略構成図である。
【0026】1は像担持体としての回転ドラム型の電子
写真感光体(本例は感光層1aの厚み25μm・誘電率
約3のOPC感光体、1bは導電性基体(Al)、以
下、感光ドラムと記す)であり、矢示Aの時計方向に所
定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され
る。
【0027】本実施例では像担持体1をドラム型とした
が、回動ベルト型等であってもよい。またドラムであ
れ、ベルトであれ、シームレスのものはもちろん使用で
き、シームありのものも同期信号をとって各複写工程を
行なえば使用できる。
【0028】2は感光ドラム1上に目的の画像情報に対
応した潜像を形成するための露光手段の一部としての短
焦点レンズアレイ、3は現像装置、4は転写手段として
の転写ローラ、6は不図示の給紙部より1枚ずつ搬送さ
れた転写材Pを感光ドラム1の回転と同期取りして感光
ドラム1と転写ローラ4との間(転写部)に給送するタ
イミングローラ(レジストローラ)、7はタイミングロ
ーラ6と転写ローラ4との間に配設した、転写材Pのガ
イト役である転写ガイド、8は感光ドラム1と転写ロー
ラ4との間を通過して像転写を受けた転写材Pを不図示
の定着器へ導入する搬送装置、9は像転写後の感光ドラ
ム1上の残トナー等をクリーニングするクリーニング装
置である。10はクリーニング後の感光ドラム1上に接
触して感光ドラム1上を均一帯電させる接触帯電部材と
しての帯電ブレードである。
【0029】本例の複写装置は、感光ドラム1・帯電ブ
レード10・現像装置3・クリーニング装置9の4つの
プロセス装置についてそれらを互いに所定の位置関係を
もって一括して組み込んだプロセスカートリッジ20と
して構成してあり、該カートリッジ20は複写装置本体
内に案内レール11・12に沿って図面に垂直の方向に
挿入して装着することができ、逆に複写装置本体外へ抜
き外し自在である。
【0030】プロセスカートリッジ20を複写装置本体
内に十分に挿入して装着することにより、複写装置本体
側とプロセスカートリッジ20側とが機械的・電気的に
相互カップリングし複写装置として作動可能状態とな
る。
【0031】(2)帯電ブレード10 帯電ブレード10はブレード支持板金15に固定されて
おり、感光ドラム1の水平方向よりα゜の位置において
接線に対してθ゜の当接角(ブレード先端部と、ドラム
上にブレードが当接している点でのドラム接線のうちブ
レード当接点よりドラム面移動方向下流側の線とのなす
角)をもって感光ドラム1の回転に対してカウンタ方向
に当接(当接角が鋭角)させている。
【0032】当接位置角度であるα゜は各プロセス機器
の配置及び使用する感光ドラムの径などによって適宜選
ばれる。帯電ブレード10の当接角θ゜は帯電の安定性
上、30゜以下が望ましい。又、ブレード当接方向はカ
ウンタ方向に限定されるものではないが、順方向の当接
(当接角が鋭角)よりもカウンタ当接の方がブレードエ
ッジ部にトナー等の残留物が達してもブレードエッジ部
で残留物がせき止められ、エッジ部よりドラム面移動方
向下流側の帯電面に残留物が達しにくくなることにより
帯電ムラが発生しずらい傾向にあるので、カウンタ当接
の方がより望ましい。
【0033】(3)帯電ブレード10に対する電源部 25は、帯電ブレード10に対する電源部であり、直流
電源21と、交流電源22と、抵抗24と、切換えスイ
ッチ23を有している。
【0034】切換えスイッチ23は不図示の制御部で自
動切換え制御され、第1接点a側に切換えられること
で、帯電ブレード10には直流電源21と交流電源22
とが接続され、直流電圧VDCに振動電圧としての交流電
圧VACを重畳した 第1の電圧[VDC+VAC] が支持板金15を介して印加される。
【0035】又、第2接点b側に切換えられることで帯
電ブレード10には直流電圧21と交流電圧22と抵抗
24とが接続され、抵抗24を介して直流電源21の直
流電圧VDCと交流電源22の交流電圧VACを重畳した 第2の電圧(VDC+VAC) が印加される。
【0036】この場合の帯電ブレード10に印加される
第2の電圧(VDC+VAC)は、第1の電圧[VDC
AC]よりも抵抗24の抵抗値に対応して電圧降下して
小さいものとなる。
【0037】この電圧低下は直流電圧成分においても交
流電圧成分においても発生する。すなわち帯電ブレード
10に印加される電圧は抵抗24によって所定の値より
直流電圧成分が少し低下し、かつ交流電圧成分もそのピ
ーク間電圧が低下した電圧となる。このとき、交流電圧
成分のピーク間電圧は帯電開始電圧の2倍より小さい値
となるように抵抗24の値を設定している。
【0038】(4)制御(図2) 図2は、切換えスイッチ23の制御と画像形成シーケン
スの一部である。本シーケンスは2枚連続複写(プリン
ト)した場合のものである。
【0039】.装置電源がONされると感光ドラム1
の回転駆動が開始されて装置は所定時間のウォーミング
期間(前多回転期間)に入り、この間に定着器の立ち上
げ等が実行される。
【0040】この期間は非画像形成時であり、切換えス
イッチ23が第2接点b側に切換え保持されていて帯電
ブレード10には抵抗24を介して交流電圧成分が所定
のピーク間電圧より低下している第2の電圧(VDC+V
AC)が印加される。
【0041】.所定の装置ウォーミング期間が終了す
ると、感光ドラム1の回転が停止され、それと同時に切
換えスイッチ23もOFFにされ、帯電ブレード10に
は電圧が供給されない。そして次に複写(プリント)開
始信号が制御部に入力されるまで、装置はスタンバイ状
態に保持される。
【0042】.複写開始信号が制御部に入力される
と、感光ドラム1が回転駆動されて所定の前回転期間に
入り、この期間は非画像形成時であり、切換えスイッチ
23が第2接点b側に切換え保持されていてウオーミン
グ期間と同様に帯電ブレード10には第2の電圧(VDC
+VAC)が印加される。
【0043】.所定の前回転期間が終了すると、1枚
目の画像形成期間に入り、切換えスイッチ23が第1接
点a側に切換え保持されて帯電ブレード10には抵抗2
4を介さずに直流電源21と交流電源22の所定の直流
電圧VDCと交流電圧VACとの重畳からなる第1の電圧
[VDC+VAC]がそのまま印加された状態となり、感光
ドラム1面の所定の極性・電位の一次帯電が実行され、
また露光・現像・転写のプロセスが実行されて、1枚目
の複写がなされる。
【0044】.1枚目の複写が終了して次の2枚目の
複写が実行されるまでの間は紙間であり、非画像形成時
である。この紙間では感光ドラム1の回転駆動は続行さ
れるが、切換えスイッチ23は第2接点b側に切換えら
れ、帯電ブレード10には第2の電圧(VDC+VAC)が
印加される。
【0045】.2枚目の画像形成期間に入ると切換え
スイッチ23は第1接点a側に切換え保持されて帯電ブ
レード10には第1の電圧[VDC+VAC]が印加され、
感光ドラム1面の所定の極性・電位の一次帯電が実行さ
れて、2枚目の複写がなされる。
【0046】.2枚目(最終枚目)の複写が終わる
と、感光ドラム1は所定の後回転期間に入り、この期間
は非画像形成時であり、切換えスイッチ23が第2接点
b側に切換えられ帯電ブレード10には第2の電圧(V
DC+VAC)が印加される。
【0047】.所定の後回転期間が終了すると、感光
ドラム1の回転駆動がOFFにされ、それと同時に切換
えスイッチ23もOFFとなり帯電ブレード10に対す
る電圧印加がOFFにされて、装置は再び複写開始信号
が入力されるまでスタンバイ状態に保持される。
【0048】このように一連の画像形成サイクルにおい
て、感光ドラム1の前多回転期間、前回転期間、紙間、
後回転期間等の非画像形成時は帯電ブレード10に印加
される電圧の交流電圧成分が所定のピーク間電圧よりも
低下した状態となり、画像形成時には交流電圧成分が所
定のピーク間電圧に切換えられて均一帯電性が確保され
る。
【0049】非画像形成時に帯電ブレード10に印加す
る電圧の交流電圧成分のピーク間電圧を帯電開始電圧の
2倍より小さい値とすることにより、帯電ブレード10
の振動エネルギーあるいは振巾を小さく押さえ、それと
ともに感光ドラムや支持枠体の振動も小さく押さえられ
るので、クリーニング装置16より抜けてくるクリーニ
ング残トナー量も減少する。その結果、帯電ブレード1
0の感光ドラム当接面の汚れも減少し、耐久による画像
上縦スジの発生開始枚数を大きく伸ばすことが可能とな
る。
【0050】(5)実行例 本実施例において、感光ドラム1 直径30m
m、プロセススピード 50mm/sec、クリーニ
ング装置9 ブレードクリーニング方式 ウレタンゴムブレード 線圧25g/cm とし、又帯電ブレード10の感光ドラム1に対する当接
条件等は、下のように設定した。
【0051】α°=35° θ°=15° 帯電ブレード10の厚みt=1.5mm ブレード10の自由長L=9.0mm 帯電ブレード10の材質はエピクロルヒドリンゴムにカ
ーボンを分散させて 1×107 Ω・cm の抵抗にしたもので、表面にウレタンエラストマーに酸
化チタンを分散させたコート層を設けてある。
【0052】帯電ブレード10に対する印加電圧につい
て、直流電源21によって得られる直流電圧分は−63
0V、交流電源22によって得られる交流電圧分(振動
電圧分)は1800Vのピーク間電圧に周波数は400
Hzである。
【0053】画像形成中の直流電圧分及び交流電圧分の
電流を測定すると、それぞれ−10μA(直流電圧
分)、−200μA(交流電圧分)であった。これより
各成分のインピーダンスを求めると、 直流電圧分 RDC=630/(10×10-6)=6.3×107 (Ω) 交流電圧分 RAC PP =1800/(200×10-6)=9.0×106 (Ω) となる。
【0054】これにより、交流電圧分のピーク値を約1
/2に落とす為には、抵抗24の値を9.0×106 Ω
とすれば良いことがわかる。このとき感光ドラム1の帯
電開始電圧は約600Vであったので帯電開始電圧の2
倍は1.2KVである。よって1.8KVの1/2のピ
ーク間電圧900Vは帯電開始電圧の2倍より小さい値
である。
【0055】抵抗24を9.0×106 Ω=9MΩとし
て画像耐久を行ったところ、振動電圧成分を非画像形成
時に小さくしない場合に比べ、帯電ブレード10の感光
ドラム当接面の汚れが減少していることが確認された。
【0056】さらに、非画像形成時間が長い間欠耐久に
おいて連続耐久よりも効果が大であった。
【0057】<実施例2>(図3・図4) 図3は本発明の別の実施例である。実施例1と異なる点
は、帯電ブレード10へ電圧を供給する電源部25Aの
みであるので、一連の画像形成の各工程については説明
を省略する。
【0058】電源部25Aは、直流電源21と、交流電
源22と、切換えスイッチ23によって構成されてい
る。
【0059】切換えスイッチ23は不図示の制御部で自
動切換え制御され、第1接点a側に切換えられること
で、帯電ブレード10には直流電源21と交流電源22
とが接続され、直流電圧VDCと交流電圧VACとの重畳電
圧VDC+VACが印加される。
【0060】又、第2接点b側に切換えられることで、
帯電ブレード10には直流電源21のみが接続され、直
流電圧VDCのみが印加される。
【0061】次に切り換えスイッチ25Aの制御につい
て図4に従って説明する。図4は本実施例の画像形成シ
ーケンスの一部であり、本シーケンスは図2のシーケン
スと同様に2枚連続複写した場合のものである。
【0062】切換えスイッチ23は、非画像形成時及び
スタンバイ時においては、第2接点bに切換え保持さ
れ、画像形成時のみ第1接点aに切換え保持される。す
なわち帯電ブレード10に印加される電圧は、非画像形
成時には直流電圧VDCのみであり、画像形成時のみ直流
電圧に交流電圧が重畳された電圧VDC+VACとなる。
【0063】非画像形成時には、帯電ブレード10には
交流電圧が印加されていないため、帯電ブレード10の
振動、感光ドラム1の振動等はほとんど無いといって良
く、クリーニング装置9からのクリーニング残トナーも
ほとんどない。よって帯電ブレード10の汚れは画像形
成時すなわち一連の複写動作中の限られた時間にのみ徐
々に発生するので、汚れ量の減少、耐久寿命の向上が可
能となる。
【0064】又、実施例1に比べて切換えスイッチ25
Aの切換え段数を3段から2段へ減らすことが可能であ
る。
【0065】又、実施例1のように交流電圧成分のピー
ク間電圧を小さくするのでなく、0にしてしまうので、
帯電ブレード10の感光ドラム当接面の汚れ防止により
大きな効果が期待できるメリットもある。
【0066】尚、図4のシーケンスにおいては、装置ス
タンバイ中(感光ドラム1の停止時)も帯電ブレード1
0は直流電圧が印加された状態にあるが、直流電圧値が
帯電開始電圧(本実施例においては、約ー570V)に
近い−600V程度なので、感光ドラム1上にはせいぜ
い−50V程度の電位しか発生せず、特に感光ドラムメ
モリ等による画像欠陥は発生しなかった。
【0067】<実施例3>(図5・図6) 図5は本発明の別の実施例である。実施例1・同2と異
なる点は、帯電ブレード10へ電圧を供給する電源部2
5Bのみであるので、一連の画像形成の各工程について
は説明を省略する。
【0068】電源部25Bは、第1直流電源21Aと、
第2直流電源21Bと、交流電源22と、切換えスイッ
チ23によって構成されている。
【0069】切換えスイッチ23は不図示の制御部で自
動切換制御され、第1接点a側に切換かえられること
で、帯電ブレード10には第1直流電源21Aと交流電
源22とが接続され、直流電圧VDC1 に交流電圧VAC
重畳した電圧VDC1 +VACが印加される。
【0070】又、第2接点b側に切換えられることで、
帯電ブレード10には第1直流電源21Aと第2直流電
源21Bとが接続され、直流電圧VDC1+VDC2 のみが
印加される。このときの直流電圧値は第1接点a側に切
換えたときの直流電圧分の値VDC1 よりも大きい。
【0071】次に、切換えスイッチ23の制御について
図2に従って説明する。すなわち本実施例におけるシー
ケンスは実施例1の図2のシーケンスと同一である。
【0072】切換えスッチ23は、非画像形成時におい
ては第2接点bに切換え保持され、画像形成時において
は第1接点aに切換え保持され、装置スタンバイ時おい
てはOFF位置に保持される。
【0073】すなわち、帯電ブレード10に印加される
電圧は、非画像形成時においては、VDC1 +VDC2 の直
流電圧のみが、画像形成時においては、VDC1 +VAC
直流電圧と交流電圧の重畳電圧が、印加され、スタンバ
イ時においては、アースすなわちOVとなっている。
【0074】実施例2と同じく非画像形成時には、帯電
ブレード10に交流電圧成分が印加されていない為、帯
電ブレード10の振動、感光ドラム1の振動等はほとん
どないといって良く、クリーニング装置16からのトナ
ーのすり抜け等もほとんど無い。
【0075】よって、帯電ブレード10の汚れは画像形
成時すなわち一連の複写動作中の限られた時間にのみ徐
々に発生するので、汚れ量の減少、耐久寿命の向上が可
能となる。
【0076】又非画像形成時にはVDC1 +VDC2の直流
電圧をかけることにより、非画像形成時の感光ドラム1
の表面電位を制御することが可能である。以下その詳細
を説明する。
【0077】図6は帯電ブレード10に直流電圧を印加
した際の感光ドラム1の表面電位の変化を、横軸に帯電
ブレード印加電圧をとり、縦軸に感光ドラム表面電位を
とって示したグラフである。
【0078】該グラフより、印加電圧がある一定の値
(帯電開始電圧)を越えるまでは感光ドラム表面電位は
0Vであり、帯電開始電圧を越えると感光ドラム表面電
位が上昇し、その関係は傾き1の直線となることがわか
る。
【0079】帯電ブレード印加電圧と感光ドラム表面電
圧とは1対1に決定されるので、帯電ブレード印加電圧
を適当な値に決めると感光ドラム表面電位もその値に応
じて任意に制御できる。
【0080】例えば、反転現像を用いた画像形成装置に
おいて紙間も画像形成時と同じ感光ドラム表面電位にし
ておきたい場合は、第1の直流電源21Aの電圧VDC1
を画像形成時の表面電位と同じ値に、また第2の直流電
源21Bの電圧VDC2 を帯電開始電圧に設定しておけば
良い。
【0081】つまり、画像形成中の表面電位はVDC1
なり、紙間は図6の関係より印加電圧VDC1 +VDC2
ら帯電開始電圧(この場合はVDC2 と同じ値)を差し引
いた値つまりVDC1 となる。
【0082】以上は1例であるが、第2接点b側の第2
の直流電源21Bの出力VDC2 の値を任意に調整するこ
とで、紙間等の非画像形成時の感光ドラム表面電位を制
御可能なメリットがある。
【0083】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接触帯電
部材として帯電ブレードを用い、これに振動電圧帯電方
式を適用して像担持体の帯電処理を行う画像形成装置に
ついて、帯電ブレードの像担持体への当接面の汚れを減
少させて、帯電ブレードの汚れによる画像縦スジ等の画
像欠陥の発生を防止し、長期にわたって良好な画像を安
定に出力させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の画像形成装置の概略構成図
【図2】 切換えスイッチの制御と画像形成シーケンス
の一部
【図3】 第2実施例の画像形成装置の要部図
【図4】 切換えスイッチの制御と画像形成シーケンス
の一部
【図5】 第3実施例の画像形成装置の要部図
【図6】 帯電ブレードへの印加電圧と感光ドラム表面
電位との関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 像担持体としての感光ドラム 10 接触帯電部材としての帯電ブレード 21・21A・21B 直流電源 22 交流電源 23 切換えスイッチ 24 抵抗 25・25A・25B 電源部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の帯電処理手段が、電圧を印加
    した帯電部材を像担持体に接触させて像担持体の帯電を
    行う接触型帯電装置である画像形成装置において、 帯電部材がブレード状部材であり、 該帯電部材に対する印加電圧を、像担持体に対する画像
    形成時は、該帯電部材に直流電圧を印加したときの像担
    持体の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有する
    振動電圧と、直流電圧との重畳電圧とし、 像担持体に対する非画像形成時は、該帯電部材に直流電
    圧を印加した時の像担持体の帯電開始電圧の2倍より小
    さいピーク間電圧を有する振動電圧と、直流電圧との重
    畳電圧とした、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体に対する非画像形成時は、帯電
    部材に対する印加電圧を、振動電圧は0とし、直流電圧
    のみとした、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002328534A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Ricoh Co Ltd 転写搬送装置及び画像形成装置
JP2011059218A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Canon Inc 画像形成装置

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