JPH05131771A - リン酸誘導体を含有する染料熱転写に用いる染料供与素子用滑層 - Google Patents

リン酸誘導体を含有する染料熱転写に用いる染料供与素子用滑層

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JPH05131771A
JPH05131771A JP4112594A JP11259492A JPH05131771A JP H05131771 A JPH05131771 A JP H05131771A JP 4112594 A JP4112594 A JP 4112594A JP 11259492 A JP11259492 A JP 11259492A JP H05131771 A JPH05131771 A JP H05131771A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来よりも滑性が優れている滑層物質を用いた
染料供与素子を提供すること。 【構成】一面が染料層でその裏面が潤滑物質を有する滑
層である支持体を含有する、染料の熱転写に用いる染料
供与素子において;前記潤滑物質は、式: (上式において、R1はアルキレン基他であり、R2はア
ルキル基他であり(ただしR1とR2の炭素原子の数の和
は9以上)、JはーO−他であり、nは0または1であ
る)で表される有機リン酸誘導体またはその塩を含有す
ることを特徴とする染料供与素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染料の熱転写に用いる
染料供与素子に関する。より詳細には、プリント操作中
に染料供与素子に生じる様々な障害や染料受容素子が裂
けてしまうという問題を回避するために、染料供与素子
の裏面にリン酸誘導体を使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラービデオカメラで電気的につ
くり出される画像をプリントすることを目的とする熱転
写系が開発された。開発された方法の一つによれば、ま
ず色フィルターによって電気的な画像の色を分けて、そ
れぞれの色の画像を電気信号に変換する。その後これら
の電気信号からシアン、マゼンタおよびイエローの電気
信号をつくり出して電気信号を熱転写器へ送る。熱転写
器において、シアン、マゼンタおよびイエローの染料供
与素子はプリントするために染料受容素子に近接して設
置されている。線形熱転写ヘッドが染料供与シートの裏
面から熱を与えるように、これら二つの素子を熱転写ヘ
ッドと熱盤ローラーとの間に挿入する。線形熱転写ヘッ
ドは加熱素子を数多く有しており、シアン、マゼンタお
よびイエローの電気信号に応じて各々継続的に加熱され
る。このようにして、画面上の画像に対応したカラーハ
ードコピーが得られる。この工程およびこの工程を実施
するための装置は米国特許第4,621,271号にさら
に詳しく記載されている。
【0003】熱転写による染料プリント用の染料供与素
子を製造する際には、熱転写を効果的に行うために支持
体を薄くしなくてはならないという問題がある。しか
し、支持体として例えば薄いポリエステルのフィルムを
使用すれば、プリント操作で加熱される際にフィルムが
軟化してサーマルヘッドにくっつき、供与素子の移動を
妨げてしまう。そこで、染料供与素子がサーマルヘッド
をうまく通過できるようにするために滑層を使用するの
が典型的である。しかし、滑層があるとサーマルヘッド
を連続的にではなく断続的に通過するようになってしま
うという欠点があった。このよう状況では染料は均一に
転写せず、明るいバンドと暗いバンドが繰り返して発現
するチャターといわれる像しか得られない。
【0004】米国特許第4,567,113号には、染料
熱転写用染料供与素子の滑層に用いることができるさま
ざまな材料が開示されている。その中には、リン酸エス
テル(リン酸塩など)やそのアルカリ金属塩が含まれて
いる。しかし、これらの材料を使用しても所望の滑性は
得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
よるよりも滑性が優れている滑層物質を用いた染料供与
素子を提供することを目的とする(滑性が優れているこ
とについては以下に記載される比較試験から明らかであ
る)。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一面が染料層
でその裏面が下記の有機リン酸誘導体またはその塩から
なる潤滑物質を有する滑層である支持体を含有する、染
料の熱転写に用いる染料供与素子を提供する。
【0007】前記有機リン誘導体は、下記式で表され
る。
【0008】 上式において、R1は置換または無置換のアルキレン基
または過フッ化アルキレン基である。好ましくは、下記
の(1)または(2)のいずれかである。
【0009】(1)下記の1以上の原子または原子団で
置換されていてもよい炭素数1−20のアルキレン基 (a)メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、t−ブチル基、n−ヘキシル基などの炭素数1−6
のアルキル基 (b)フェニル基、ナフチル基などの炭素数6−10の
アリール基 (c)フッ素 (d)メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキ
シ基またはヘキシルオキシ基などの炭素数1−6のアル
コキシ基 (e)CO2CH3、CO225、CO2511などの
炭素数2−8のアルコキシカルボニル基 (f)O2CCH3、O2CC25,O2CH(CH32
2CC511などの炭素数2−8のアシルオキシ基 (2)CF2、C24、C36、C612、C816,C
1224などの炭素数1−12の過フッ化アルキレン基 R2はアルキル基、過フッ化アルキル基、アルキルまた
はアリール末端ポリオキシアルキレン基またはアリール
基である。好ましくは、下記の(a)〜(d)のいずれ
かである。
【0010】(a)CH3、C25、C49、C65
2、C817、C2041などの炭素数1ー20のアルキ
ル基 (b)CF3、C25、C37、C613、C817、C
1021、C1633などの炭素数1−20の過フッ化アル
キル基 (c)繰り返し単位が−(OCH21-20−、−(OC
2CH21-20−、−(OCH(CH3)CH21-20
であり、末端基がCH3、C2536、C1021など
の炭素数1−10のアルキル基であるか、C65、C10
7などの炭素数6−10のアリール基である総炭素数
が1−20のポリオキシアルキレン基 (d)C65、C107などの炭素数6−10のアリー
ル基 ただし、R1とR2の炭素原子の数の和は9以上でなけれ
ばならない。10−約16であれば好ましい。
【0011】Jは式: のいずれかの結合基である。
【0012】nは0または1である。
【0013】リン酸誘導体は、遊離酸であっても、全体
または部分的に中和された塩であってもよい。中和は、
Li+、Na+、K+,Ca2+、Zn2+、Al3+、Cu2+
などの一価、二価または多価のカチオンや、テトラメチ
ルアンモニウム、テトラ−n−ブチルアンモニウム、ピ
リジニウム、テトラフェニルホスホニウム、トリメチル
スルホニウム、ポリビニルピリジニウムなどのカチオン
性モノマーまたはポリマー有機原子団で行うことができ
る。
【0014】本発明に含まれる代表的なリン酸誘導体と
して下記のものを挙げることができる。
【0015】
【表1】 本発明では、上記のリン酸誘導体を所期の目的を有効に
達成する濃度で使用することができる。概して、0.0
05〜0.2g/m2、好ましくは約0.01〜0.05g
/m2で使用すれば良好な結果が得られる。このとき、
結合剤は使用してもしなくてもよい。
【0016】所期の効果を示すものであれば、本発明の
滑層には所望によりいかなる結合剤でも使用できる。好
ましい実施態様においては、セルロースアセテートブチ
レート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロ
ースアセテート、セルローストリアセテートなどのセル
ロースエステルを使用するが、その中でもとくにセルロ
ースアセテートプロピオネートがとくに好ましい。この
他にも、ポリ(スチレンーコーアクリロニトリル)(重
量比70/30)、ポリ(ビニルアルコールーコーブチ
ラール)(モンサント社からButvar 76TMとして市
販)、ポリ(ビニルアルコールーコーアセタール)、ポ
リ(ビニルアルコールーコーベンザール)、ポリスチレ
ン、ポリ(ビニルアセテート)、エチルセルロース、ビ
スフェノールーAポリカーボネート樹脂、セルロースト
リアセテート、ポリ(メチルメタクリレート)、メタク
リル酸メチルのコポリマーを使用することができる。
【0017】本発明の滑層に結合剤を使用するならば、
その量は臨界的ではないが、通常は0.05〜約1g/
2、好ましくは0.1〜0.5g/m2で使用する。
【0018】熱作用によって染料受容層に転写しうる染
料であれば、本発明の染料供与素子の染料層にはいかな
る染料でも使用できる。以下の構造式: で表される化合物のような昇華性染料や米国特許第4,
541,830号に開示されるいずれかの染料を用いれ
ばとくに良好な結果が得られる。単色の像を形成するた
めに、これらの染料は単独で使用しても組み合わせて使
用してもよい。染料は疎水性であるのが好ましく、また
被覆量は0.05〜1g/m2としてもよい。
【0019】本発明の染料供与素子の中には、転写染料
濃度を高めるために染料バリヤー層を設けてもよい。か
かる染料バリヤー層の材料としては、米国特許第4,7
16,144号に記載される材料などの親水性材料を用
いることができる。
【0020】染料供与素子中の染料層はグラビア印刷な
どのプリント法によって支持体表面にコーティングする
こともできる。
【0021】本発明の染料供与素子用の支持体には、寸
法安定性を有し、かつ熱プリントヘッドの熱に耐え得る
ものであればいかなる物質でも使用しうる。そのような
物質として、例えばポリ(エチレンテレフタレート)、
ポリアミド、ポリカーボネート、グラシン紙、コンデン
サー紙、セルロースエステル、フッ素高分子、ポリエー
テル、ポリアセタール、ポリオレフィンおよびポリイミ
ドのようなポリエステルが挙げられる。この支持体の厚
さは通常2〜30μmとし、必要に応じて米国特許第4,
695,288号および第4,737,486号に記載さ
れる物質等からなる下塗り層を被覆してもよい。
【0022】本発明の染料供与素子とともに使用する染
料受容素子は、表面に染料像受容層を有する支持体から
なる。その支持体は、ポリ(エーテルスルホン)等の透明
なフィルム、ポリイミド、セルロースアセテート等のセ
ルロースエステル、ポリ(ビニルアルコールーコーアセ
タール)またはポリ(エチレンテレフタレート)であっ
てもよい。また、染料受容素子用の支持体は、バライタ
被覆紙、ポリエチレン被覆紙、ホワイトポリエステル
(白色顔料を混入したポリエステル)、アイボリー紙、
コンデンサー紙またはduPont TyvekR 等の合成紙のよう
に反射性を有するものであってもよい。
【0023】染料像受容層は、例えばポリカーボネー
ト、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポ
リ(スチレンーコーアクリロニトリル)、ポリ(カプロ
ラクトン)またはこれらの混合物を含有していてもよ
い。染料像受容層は本発明の目的を効果的に達成せしめ
る量で存在させてよい。通常は、濃度1〜5g/m2とすれ
ば良好な結果が得られる。 上述したように、染料供与
素子は染料転写像を形成するために使用する。染料像の
転写は、上述したように像の形に染料供与素子を加熱
し、染料像を染料受容素子上に転写して染料転写像を形
成することによって行う。
【0024】本発明の染料供与素子は、シート、連続ロ
ールまたはリボンのいずれの状態で使用してもよい。連
続ロールまたはリボンにする場合には、染料を一色だけ
使用しても、昇華性シアンおよび/またはマゼンタおよ
び/またはイエローおよび/またはブラック等の上記の
染料以外の染料を交互に使用してもよい。かかる染料に
ついては、米国特許第4,541,830号、第4,69
8,651号、第4,695,287号、第4,701,4
39号、第4,757,046号、第4,743,582
号、第4,769,360号および第4,753,922号
に開示されている。かかる単一色、二色、三色または四
色(あるいはそれ以上の色からなる)素子は本発明の範
囲内に含まれるものである。
【0025】本発明の好ましい実施態様では、染料供与
素子はイエロー、シアンおよびマゼンタを順に繰り返し
被覆したポリ(エチレンテレフタレート)の支持体を有
しており、これらの三色それぞれについて上記の操作を
施して三色の染料転写像を得る。この工程を単一色で行
って単一色の染料像を転写してもよいことは言うまでも
ない。
【0026】本発明を用いた熱染料転写体は、(a)上
記の染料供与素子および(b)上記の染料受容素子から
なり、染料供与素子の染料層が染料受容素子の染料像受
容層と接触するように重ね合せてある。
【0027】単一色の像を描かせる場合は、染料転写体
はあらかじめ組み合わせて完全な形にしておいてもよ
い。また、染料供与素子と染料受容素子との組み合わせ
は、各々の素子の端を一時的に粘着させることによって
行ってもよい。像を転写した後に、染料受容素子を剥が
して染料転写像を出す。
【0028】三色の像を描かせる場合は、熱転写ヘッド
によって熱が供給されている時に上記の染料転写体を三
回形成させる。第一の染料が転写した後に二つの素子を
剥がし、剥がした染料受容素子を第二の染料供与素子と
組み合わせる。第二の染料を転写した後、再び第三の染
料供与素子について同一の操作を施して像を完成させ
る。
【0029】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
【0030】シアン染料供与素子を以下の方法で製造し
た。6μmのポリ(エチレンテレフタレート)の支持体
上に、チタニウムアルコキシド(Tyzor TBTR:ヂュポン
社)(0.12g/m2)の下塗り層を酢酸n−プロピル
および1−ブタノールとの混合溶媒からコーティングし
た。さらにこの層の上に、セルロースアセテートプロピ
オネート(2.5%アセチル、45%プロピオニル)結
合剤(0.66g/m2)中の上記のシアン染料(0.4
2g/m2)、S−363TM 混合ワックス(炭化水素ワ
ックス粒子の混合物)(シャムロックテクノロジー)
(0.02g/m2)をトルエン、メタノールおよびシク
ロペンタノンの混合溶媒からコーティングした。
【0031】それぞれの染料供与素子の裏面には、セル
ロースアセテートプロピオネート(2.5%アセチル、
45ー46%プロピオニル)結合剤(0.5g/m2)中
の本発明の有機リン酸または対照潤滑物質(それぞれ
0.02g/m2)を含有する所定の滑層を、トルエン、
メタノール、シクロペンタノン混合溶媒からコーティン
グした。これらの滑層にはすべて、Bostik 7650TM (直
鎖混合ポリエステル接着剤)(エンハ−ト社)(0.0
9g/m2)の下塗り層を、ブタノンとトルエンの混合
溶媒からコーティングした。
【0032】本発明の下記の有機リン酸誘導体を試験
し、その特性を従来の材料やアルキル鎖が短い有機リン
酸誘導体と比較した。
【0033】E−1:n−ドデシルリン酸 C1225−P(O)(OH)2 E−2:n−ドデシルリン酸カリウム塩 C1225−P(O)(OH)(O-)K+ E−3:n−オクタデシルリン酸 C1837P(O)(OH)2 E−4:n−エイコシルリン酸 C2041−P(O)(OH)2 E−5:フッ化リン酸混合物 CF3(CF25,7,9−CH2−P(O)(OH)2 E−6:2−(n−ドデシルオキシカルボニル)エチル
リン酸 C12252CCH2CH2−P(O)(OH)2 本発明で使用する化合物は、J.Org.Chem.,
67,1180(1945);J.Org.Che
m.,80,714(1958)および米国特許第3,9
65,147号に記載される方法によって合成すること
ができる。E−1およびE−3についてはスペシャルテ
ィーオーガニクス社から入手することができる。
【0034】下記の標準材料および対照材料についても
試験した。
【0035】C−2:ステアリン酸 C1837CO2H C−3:ステアリン酸ナトリウム C1837CO2ーNa+ C−4:1−オクタデカノール C1837OH C−5:Gafac RA600TM GAF社から入手しうるアルキルポリエチレンオキシド
のモノおよびジエステルリン酸塩 C−6:Gafac MC470TM GAF社から入手しうるアルキルポリエチレンオキシド
のモノおよびジエステルリン酸部分ナトリウム塩 C−7:Gafac RK500TM GAF社から入手しうるアルキルポリエチレンオキシド
のモノおよびジエステルリン酸 C−8:Leomin PNTM ヘキストセラニーズ社から入手しうるモノおよびジドデ
シルリン酸混合物のカリウム塩 C−9:n−ブチルリン酸 C49P(O)(OH)2 C−10:nーヘキシルリン酸 C613P(O)(OH)2 C−11:n−オクチルリン酸 C817P(O)(OH)2 染料受容素子は下記の層を順にコーティングすることに
よって調製した。まず、チタニウムオキシド顔料を有す
るポリエチレン上塗りペーパーストックの白色反射紙
に、ポリ(アクリロニトリル−コー塩化ビニリデン−コ
−アクリル酸)(14:79:7重量%)の下塗り層
(0.08g/m2)を2−ブタノンからコーティングし
た。次いで、Makrolon 5705TM(ビスフェノールAポリ
カーボネート)(バイヤーAG社)(2.9g/m2)、
Tone PLC-300TM(ポリカプロラクトン)(ユニオンカー
バイド)(0.38g/m2)、1,4−ジデコキシ−2,
6−ジメトキシフェノール(0.38g/m2)を塩化メ
チレンからコーティングした。そして、Tone PLC-300TM
(ポリカプロラクトン)(ユニオンカーバイド)(0.
11g/m2)、3M社のFC−431(フルオロカー
ボン界面活性剤)(0.016g/m2)、DC−510
(シリコーン流体)(ダウコーニング)(0.016g
/m2)を塩化メチレンからコーティングした。
【0036】上記の染料供与素子と染料受容素子を用い
て以下の手順で試験を行った。エリアが約10cmX13
cmの染料供与素子ストリップの染料側が、これと同一の
エリアの染料受容素子の染料像高分子受容層に接触する
ように組み合わせアセンブリッジとした。このアセンブ
リッジを直径60mmのゴムローラーで駆動した引取装置
につけた。TDKサーマルヘッドL−231(サーモス
タット26℃)を染料供与素子の側からゴムローラーに
向けて36Nの力で押し付けた。
【0037】画像形成電子系を働かせて、アセンブリッ
ジをプリントヘッドとローラとの間を6.9mm/秒で引き
取った。最大濃度試験パターンを255パルス/ドット
で調製した。サーマルプリントヘッドに供給した電力は
約24.5Vであり、その結果瞬間ピーク電力は1.4ワ
ット/ドットとなり最大総供給エネルギーは9.6ミリ
ジュール/ドットとなった。
【0038】それぞれの最大濃度試験パルスを調製して
いるとき、プリントヘッドとローラーとの間を通して互
いに接触した2つの素子を引き取るのに要する力を、ハ
イメルシュタイン社の308TLトルクメーターゲージ
(10インチ−ポンドレンジ)と6−205状態調節器
を用いて測定した。像の位置あわせのずれを最小限にす
るためには、プリント中の力を下記の表に記載される最
低値にするのが好ましい。炭素数が9より多いアルキル
鎖を有する有機リン酸誘導体からなる染料供与素子はプ
リント中の力が小さくて像の欠陥が少なかった。実際に
使用する力は2.2 lbs. 以下であるのが望ましいと考
えられる。
【0039】
【表2】 滑層成分 力(lbs.) C−1 なし:結合剤のみ 5.1 C−2 C18カルボン酸 3.0 C−3 C18カルボン酸塩 3.8 C−4 C18アルコール 4.3 C−5 アルキル−PEGリン酸エステル 2.5 C−6 アルキル−PEGリン酸エステル−塩 2.6 C−7 アルキル−PEGリン酸エステル 3.9 C−8 C12アルキル−PEGリン酸エステル 4.7 C−9 C4アルキルリン酸 3.3 C−10 C6アルキルリン酸 4.9 C−11 C8アルキルリン酸 3.8 E−1 C12アルキルリン酸 1.6 E−2 C12アルキルリン酸塩 1.5 E−3 C18アルキルリン酸 1.3 E−4 C20アルキルリン酸 1.3 E−5 C10フッ化アルキルリン酸 1.5 E−6 C12アルキルエステルリン酸 2.1
【0040】
【発明の効果】上記の結果は、本発明の染料供与素子の
滑層に使用するリン酸誘導体がサーマルヘッドを通過す
るのに要する力を少なくするのに有効な潤滑物質である
ことを明確に示している。力が小さくてすむことは像の
欠陥を抑えることができて常に望ましいことである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノエル・ロール・バニアー アメリカ合衆国ニユーヨーク州14618,ロ チエスター,フエンボロ・ロード 189

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面が染料層でその裏面が潤滑物質を有す
    る滑層である支持体を含有する、染料の熱転写に用いる
    染料供与素子において;前記潤滑物質は、式: (上式において、R1は置換または無置換のアルキレン
    基または過フッ化アルキレン基であり、 R2はアルキル基、過フッ化アルキル基、アルキルまた
    はアリール末端ポリオキシアルキレン基またはアリール
    基であり、 ただし、R1とR2の炭素原子の数の和は9以上であり、 Jは式: のいずれかの結合基であり、 nは0または1である)で表される有機リン酸誘導体ま
    たはその塩を含有することを特徴とする染料供与素子。
JP4112594A 1991-05-06 1992-05-01 リン酸誘導体を含有する染料熱転写に用いる染料供与素子用滑層 Expired - Lifetime JPH074991B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US695664 1985-01-28
US07/695,664 US5162292A (en) 1991-05-06 1991-05-06 Slipping layer containing a phosphonic acid derivative for dye-donor element used in thermal dye transfer

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