JPH05125604A - 保護衣 - Google Patents
保護衣Info
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- JPH05125604A JPH05125604A JP4112372A JP11237292A JPH05125604A JP H05125604 A JPH05125604 A JP H05125604A JP 4112372 A JP4112372 A JP 4112372A JP 11237292 A JP11237292 A JP 11237292A JP H05125604 A JPH05125604 A JP H05125604A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D27/00—Details of garments or of their making
- A41D27/10—Sleeves; Armholes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41B—SHIRTS; UNDERWEAR; BABY LINEN; HANDKERCHIEFS
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- A41B7/02—Closures for cuffs
-
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- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D13/00—Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
- A41D13/12—Surgeons' or patients' gowns or dresses
- A41D13/1209—Surgeons' gowns or dresses
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、今日の無菌着用の原則に則って着
用できて、着用中は汚染を排除し、しかも広範な体型の
着用者が心地よく、かつ容易に着用できる保護衣を提供
することを目的とする。 【構成】 本発明に係る保護衣のガウンに対しては、着
用を手助けするアシスタントはその内面にしか触れるこ
とがない。そして、このガウンは、着用に便利なように
伸縮性を有する袖口と襟を備え、かつ種々の体型の着用
者が着用できるよう、正面プリーツと背面プリーツを備
える。
用できて、着用中は汚染を排除し、しかも広範な体型の
着用者が心地よく、かつ容易に着用できる保護衣を提供
することを目的とする。 【構成】 本発明に係る保護衣のガウンに対しては、着
用を手助けするアシスタントはその内面にしか触れるこ
とがない。そして、このガウンは、着用に便利なように
伸縮性を有する袖口と襟を備え、かつ種々の体型の着用
者が着用できるよう、正面プリーツと背面プリーツを備
える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保護衣に係り、特に病
院で外科医や手術室のスタッフが着用する保護衣であっ
て、患者、外科用具、手術室の各種装置および他の外科
医・手術スタッフがこの保護衣、あるいはこの保護衣着
用者の体に接触しても、汚染を防止できる保護衣(殺菌
手術着)に関する。またこの保護衣は、血液、創傷滲出
液、その他外科手術中に触れるおそれのある液体に、着
用者が予期せず触れてしまうのを防止する。
院で外科医や手術室のスタッフが着用する保護衣であっ
て、患者、外科用具、手術室の各種装置および他の外科
医・手術スタッフがこの保護衣、あるいはこの保護衣着
用者の体に接触しても、汚染を防止できる保護衣(殺菌
手術着)に関する。またこの保護衣は、血液、創傷滲出
液、その他外科手術中に触れるおそれのある液体に、着
用者が予期せず触れてしまうのを防止する。
【0002】
【従来の技術】保護衣のガウンは、織布もしくは不織布
でできており、たいていは製造後小型のパッケージに納
められ、販売前に、蒸気や酸化エチレン等によって殺菌
される。そして、このようなガウンは、次の2つの着用
法に合わせた構造となっている。その着用法とは、一つ
は「パネル閉じ法(panel closure method)」、もう一つ
は「オーバーヘッド法(over-the-head method)」と呼ば
れるものである。パネル閉じ法向けにつくられたガウン
は、通常シート状のガウン材料を縦方向に裁断して、一
枚の中央パネルと二枚のサイドパネルに分ける。ここ
で、中央パネルは着用者の体の正面に対応し、他方サイ
ドパネルは着用者の背中を被覆する。そして、二枚のサ
イドパネルは、着用者の背中で互いに閉じられる。そこ
で、このパネル閉じ法によるガウンは、「背中閉じガウ
ン」とも呼ばれる。しかし、反対に、パネル閉じ法によ
るガウンは、中央パネルを着用者の体の背中に当て、二
枚のサイドパネルで着用者の体の正面を被覆し、閉じる
こともできる。そこで、パネル閉じ法によるガウンには
「正面閉じガウン」という呼び名もある。いずれにして
も、このパネル閉じ法によるガウンには、首を入れる穴
と腕を通す袖穴がつけられる。
でできており、たいていは製造後小型のパッケージに納
められ、販売前に、蒸気や酸化エチレン等によって殺菌
される。そして、このようなガウンは、次の2つの着用
法に合わせた構造となっている。その着用法とは、一つ
は「パネル閉じ法(panel closure method)」、もう一つ
は「オーバーヘッド法(over-the-head method)」と呼ば
れるものである。パネル閉じ法向けにつくられたガウン
は、通常シート状のガウン材料を縦方向に裁断して、一
枚の中央パネルと二枚のサイドパネルに分ける。ここ
で、中央パネルは着用者の体の正面に対応し、他方サイ
ドパネルは着用者の背中を被覆する。そして、二枚のサ
イドパネルは、着用者の背中で互いに閉じられる。そこ
で、このパネル閉じ法によるガウンは、「背中閉じガウ
ン」とも呼ばれる。しかし、反対に、パネル閉じ法によ
るガウンは、中央パネルを着用者の体の背中に当て、二
枚のサイドパネルで着用者の体の正面を被覆し、閉じる
こともできる。そこで、パネル閉じ法によるガウンには
「正面閉じガウン」という呼び名もある。いずれにして
も、このパネル閉じ法によるガウンには、首を入れる穴
と腕を通す袖穴がつけられる。
【0003】一方、もう一つの着用法であるオーバーヘ
ッド法によるガウンは、通常裾穴、袖を取り付ける袖穴
および首穴を有する長手の管状形をしている。そして、
このガウンを着用するときは、着用者は自分の首と腕を
まず裾穴から挿入し、さらにその後首穴・袖口に通す。
ッド法によるガウンは、通常裾穴、袖を取り付ける袖穴
および首穴を有する長手の管状形をしている。そして、
このガウンを着用するときは、着用者は自分の首と腕を
まず裾穴から挿入し、さらにその後首穴・袖口に通す。
【0004】ところで、いずれの着用法のガウンにして
も、着用の便と殺菌のため、その設計にはいくつかの点
で考慮を払わなければならない。例えば、外科医は手術
に取りかかる場合は、殺菌したガウンを着用する前に、
まず時間をかけて手と腕をよく擦り洗う(スクラビン
グ)。そして外科医は殺菌したガウンを無菌状態で着用
しなければならない。これは、外科医は、ガウンの無菌
性、もしくは少なくとも患者ないし手術台側を向くガウ
ンの面の無菌性が確保され、かつ外科医自身がガウンの
汚染された面、あるいは汚染されていると考えられる面
に触れないという二つの条件を満たすようにガウンを着
用しなければならないということである。
も、着用の便と殺菌のため、その設計にはいくつかの点
で考慮を払わなければならない。例えば、外科医は手術
に取りかかる場合は、殺菌したガウンを着用する前に、
まず時間をかけて手と腕をよく擦り洗う(スクラビン
グ)。そして外科医は殺菌したガウンを無菌状態で着用
しなければならない。これは、外科医は、ガウンの無菌
性、もしくは少なくとも患者ないし手術台側を向くガウ
ンの面の無菌性が確保され、かつ外科医自身がガウンの
汚染された面、あるいは汚染されていると考えられる面
に触れないという二つの条件を満たすようにガウンを着
用しなければならないということである。
【0005】しかし、外科医は、他人の補助なしには、
そのような無菌状態を完全に満たすようにガウンを着用
することはできない。そこで、手術室には、そのような
補助をするための2組のスタッフが必要となる。そのう
ちの一つの組は、一般に「非殺菌スタッフ」と呼ばれ
る。非殺菌スタッフは、手術室に入る前、外科医がする
ような手・腕のスクラビングは行わない。したがって、
この非殺菌スタッフに接触した場合は、汚染されたとみ
なされる。例えば、手術室を巡回する看護婦は、非細菌
スタッフである。他方、手・腕のスクラビングをする看
護婦、外科医および手術のアシスタントは、「殺菌スタ
ッフ」である。殺菌スタッフは、手術前に通常の手・腕
のスクラビングを行い、その後汚染されないように、ガ
ウン、(手にはめる)グローブ、(頭髪用の)フード、
および足と顔の覆いを適式に着用する。一般には、殺菌
スタッフのガウン着用を手助けするのは非殺菌スタッフ
である。そこで、ガウンの設計に当っては、このような
着用を補助する非殺菌スタッフが、ガウンの無菌性を保
持しなければならない面、一般にはガウンの外面を汚染
することなしにガウンの着用を補助できるようなものに
しなければならない。
そのような無菌状態を完全に満たすようにガウンを着用
することはできない。そこで、手術室には、そのような
補助をするための2組のスタッフが必要となる。そのう
ちの一つの組は、一般に「非殺菌スタッフ」と呼ばれ
る。非殺菌スタッフは、手術室に入る前、外科医がする
ような手・腕のスクラビングは行わない。したがって、
この非殺菌スタッフに接触した場合は、汚染されたとみ
なされる。例えば、手術室を巡回する看護婦は、非細菌
スタッフである。他方、手・腕のスクラビングをする看
護婦、外科医および手術のアシスタントは、「殺菌スタ
ッフ」である。殺菌スタッフは、手術前に通常の手・腕
のスクラビングを行い、その後汚染されないように、ガ
ウン、(手にはめる)グローブ、(頭髪用の)フード、
および足と顔の覆いを適式に着用する。一般には、殺菌
スタッフのガウン着用を手助けするのは非殺菌スタッフ
である。そこで、ガウンの設計に当っては、このような
着用を補助する非殺菌スタッフが、ガウンの無菌性を保
持しなければならない面、一般にはガウンの外面を汚染
することなしにガウンの着用を補助できるようなものに
しなければならない。
【0006】またガウン設計の際には、着用時の汚染以
外にも考慮しなければならないことがある。例えば、ガ
ウンは、袖口、首の穴等の穴の部分が、着用者の体にぴ
ったり合うことが必要である(しかし、手術スタッフの
手術台より下方にある部位は殺菌されていないと考えら
れるため、この部位が体にぴったり合うかどうかはあま
り重要ではない)。よって、ガウンの袖口を設計する場
合、多分互いに矛盾する二つの基準を考慮に入れなけれ
ばならない。一つは、袖口は、これを被覆するグローブ
の口の内側に正確に位置して体の露出と汚染を防止する
よう、着用者の手首に密着しなければならないという基
準である。もう一つは、この基準とは反対に、着用時に
余計な動作とこれに伴うガウン外面の汚染が生じないよ
う、着用が容易でなければならないという基準である。
外にも考慮しなければならないことがある。例えば、ガ
ウンは、袖口、首の穴等の穴の部分が、着用者の体にぴ
ったり合うことが必要である(しかし、手術スタッフの
手術台より下方にある部位は殺菌されていないと考えら
れるため、この部位が体にぴったり合うかどうかはあま
り重要ではない)。よって、ガウンの袖口を設計する場
合、多分互いに矛盾する二つの基準を考慮に入れなけれ
ばならない。一つは、袖口は、これを被覆するグローブ
の口の内側に正確に位置して体の露出と汚染を防止する
よう、着用者の手首に密着しなければならないという基
準である。もう一つは、この基準とは反対に、着用時に
余計な動作とこれに伴うガウン外面の汚染が生じないよ
う、着用が容易でなければならないという基準である。
【0007】これら二つの基準は、首の穴にも当てはま
る。すなわち、首の穴は外科用フードの下部にちょうど
よく適合し、このフードの下部をしっかりと保持するも
のでなければならないと同時に、余計な着用動作と汚染
が生じないよう着用が容易でなければならない。
る。すなわち、首の穴は外科用フードの下部にちょうど
よく適合し、このフードの下部をしっかりと保持するも
のでなければならないと同時に、余計な着用動作と汚染
が生じないよう着用が容易でなければならない。
【0008】したがって、ガウンの設計に当っては、実
用性と着用者の着心地の両面を考慮に入れながら、着用
者の体型に合わせてサイズを変更できるよう調整の余地
を設けなければならない。しかし一方で、ガウンは着用
者の動きに支障とならないよう、つまり大き過ぎてまと
わりつくことのないものにしなければならない。
用性と着用者の着心地の両面を考慮に入れながら、着用
者の体型に合わせてサイズを変更できるよう調整の余地
を設けなければならない。しかし一方で、ガウンは着用
者の動きに支障とならないよう、つまり大き過ぎてまと
わりつくことのないものにしなければならない。
【0009】そしてこれまでのところ、部分的にはこれ
らの基準を満たそうとする試みがなされてきたが、満足
のいく解決は得られていない。
らの基準を満たそうとする試みがなされてきたが、満足
のいく解決は得られていない。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明によれ
ば、外科用ガウンのような保護衣が提供される。この保
護衣は、近年の無菌の原則に則りながら容易に着用する
ことができて、しかも保護衣の使用中における汚染を防
止できるよう着用者に密着し、かつ様々な体型の着用者
に着心地がよく使いやすい保護衣である。そして、この
ガウンはオーバーヘッド法で着用するのに便利なように
折り畳むことができる。またガウンには、着用者の手首
との密着を保ち、かつ着用者が手術室中で仕事をする際
に、着用者がつけるグローブに対して適切な位置を保て
るような袖口が装着される。さらに、ガウンには首穴と
これを閉止するための手段も提供される。この手段は、
着用者が被る保護フードとの間の密着と保護フード着用
中の心地よさを確保する。他にも、種々の体型の着用者
に合わせて、着用中の密着と心地よさを確保するための
様々な手段が提供される。
ば、外科用ガウンのような保護衣が提供される。この保
護衣は、近年の無菌の原則に則りながら容易に着用する
ことができて、しかも保護衣の使用中における汚染を防
止できるよう着用者に密着し、かつ様々な体型の着用者
に着心地がよく使いやすい保護衣である。そして、この
ガウンはオーバーヘッド法で着用するのに便利なように
折り畳むことができる。またガウンには、着用者の手首
との密着を保ち、かつ着用者が手術室中で仕事をする際
に、着用者がつけるグローブに対して適切な位置を保て
るような袖口が装着される。さらに、ガウンには首穴と
これを閉止するための手段も提供される。この手段は、
着用者が被る保護フードとの間の密着と保護フード着用
中の心地よさを確保する。他にも、種々の体型の着用者
に合わせて、着用中の密着と心地よさを確保するための
様々な手段が提供される。
【0011】本発明の一つの態様においては、折り畳み
保護衣は、折り畳む前の状態においては、裾穴および、
これに対向する位置に首穴、そして袖穴を備えた袖を具
備するガウン形状のもので、正面、背面、襟および裾を
有する。保護衣は、無菌状態でのオーバーヘッド着用、
すなわち、着用者が頭を裾穴から通して腕を袖に入れ、
かつ保護衣を胴体の周りに通した後、頭と手をそれぞれ
首穴および袖口から出すのに便利なように折り畳まれ
る。
保護衣は、折り畳む前の状態においては、裾穴および、
これに対向する位置に首穴、そして袖穴を備えた袖を具
備するガウン形状のもので、正面、背面、襟および裾を
有する。保護衣は、無菌状態でのオーバーヘッド着用、
すなわち、着用者が頭を裾穴から通して腕を袖に入れ、
かつ保護衣を胴体の周りに通した後、頭と手をそれぞれ
首穴および袖口から出すのに便利なように折り畳まれ
る。
【0012】保護衣を折り畳むときには、まず裏表逆に
された裾の最も低い位置にある部分を、これに続く部分
(二番目に低い部分)の上に折り返す。そして、この折
り返した部分は、さらにこれに続く三番目に低い部分の
上に折り返す。この折り返しに係る各部分の大きさは、
保護衣の首穴を除く部分が、着用者の頭と腕を入れる部
分を開けたまま、保護衣の折り畳み部分に折り重なるよ
う適当に定められる。
された裾の最も低い位置にある部分を、これに続く部分
(二番目に低い部分)の上に折り返す。そして、この折
り返した部分は、さらにこれに続く三番目に低い部分の
上に折り返す。この折り返しに係る各部分の大きさは、
保護衣の首穴を除く部分が、着用者の頭と腕を入れる部
分を開けたまま、保護衣の折り畳み部分に折り重なるよ
う適当に定められる。
【0013】保護衣の袖もまた裏表がひっくり返され、
着用時には、袖穴が着用者の腕の付け根部位に来るよ
う、折り畳んだ保護衣の裾方向に引き寄せられる。同様
に、保護衣の首穴部もまた裏表がひっくり返され、着用
時には首穴が着用者の首の付け根部位に来るよう、折り
畳んだ保護衣の裾方向に引き寄せられる。
着用時には、袖穴が着用者の腕の付け根部位に来るよ
う、折り畳んだ保護衣の裾方向に引き寄せられる。同様
に、保護衣の首穴部もまた裏表がひっくり返され、着用
時には首穴が着用者の首の付け根部位に来るよう、折り
畳んだ保護衣の裾方向に引き寄せられる。
【0014】よって、着用者は、手は袖穴に、また頭は
首穴に通す。そして、保護衣の内側だけを掴む非殺菌ス
タッフの手助けにより、保護衣の裏表逆になった部分は
着用者の胴体の周りに引き下ろされる。このとき着用者
の腕と首は、保護衣の外表面に触れることなく、保護衣
の袖と首部を通る。
首穴に通す。そして、保護衣の内側だけを掴む非殺菌ス
タッフの手助けにより、保護衣の裏表逆になった部分は
着用者の胴体の周りに引き下ろされる。このとき着用者
の腕と首は、保護衣の外表面に触れることなく、保護衣
の袖と首部を通る。
【0015】本発明のもう一つの態様によれば、保護衣
の袖口にはカフスアセンブリが取り付けられる。このカ
フスアセンブリは、保護衣の袖口に密着し、その後装着
されるグローブの内側に正確に納まる。本発明において
は、このカフスアセンブリは上述のように折り畳んだ保
護衣に腕を通し袖を再度裏返す場合(着用の過程で袖の
外側を元通り表にする場合)に、これらの装着・再裏返
しを容易にする。
の袖口にはカフスアセンブリが取り付けられる。このカ
フスアセンブリは、保護衣の袖口に密着し、その後装着
されるグローブの内側に正確に納まる。本発明において
は、このカフスアセンブリは上述のように折り畳んだ保
護衣に腕を通し袖を再度裏返す場合(着用の過程で袖の
外側を元通り表にする場合)に、これらの装着・再裏返
しを容易にする。
【0016】本発明に係るカフスアセンブリは、袖口側
の端と手を出し入れする側の端とを有するシリンダ形状
をなす。このカフスアセンブリの袖口側の端は保護衣の
袖口の周りに固着される。他方、手を出し入れする側の
端は、親指を除く4本の指と掌を通すため、開いたまま
にしておく。またカフスアセンブリは、親指を通すため
の穴も具備する。この穴は親指を通す一方で、親指の付
け根に引っかかり、手がそれ以上カフスアセンブリ内を
進むのを止める。したがって、着用者が腕を袖に通し、
手を袖口から出すときは、袖口からは5本の指と掌が出
るが、カフスアセンブリが手がそれ以上進むのを止める
ため、保護衣の袖口は着用者の手首および掌の位置に正
確に留まってかつ密着する。よって、この保護衣の袖口
は、グローブを装着したとき、正確にグローブの中に留
まって、着用者の手首・掌が外に露出することがない。
さらに、このカフスアセンブリの親指の穴は、上述のよ
うに折り畳んだ本発明の保護衣を着用する際、その着用
(すなわち袖の再裏返し)を容易にする。
の端と手を出し入れする側の端とを有するシリンダ形状
をなす。このカフスアセンブリの袖口側の端は保護衣の
袖口の周りに固着される。他方、手を出し入れする側の
端は、親指を除く4本の指と掌を通すため、開いたまま
にしておく。またカフスアセンブリは、親指を通すため
の穴も具備する。この穴は親指を通す一方で、親指の付
け根に引っかかり、手がそれ以上カフスアセンブリ内を
進むのを止める。したがって、着用者が腕を袖に通し、
手を袖口から出すときは、袖口からは5本の指と掌が出
るが、カフスアセンブリが手がそれ以上進むのを止める
ため、保護衣の袖口は着用者の手首および掌の位置に正
確に留まってかつ密着する。よって、この保護衣の袖口
は、グローブを装着したとき、正確にグローブの中に留
まって、着用者の手首・掌が外に露出することがない。
さらに、このカフスアセンブリの親指の穴は、上述のよ
うに折り畳んだ本発明の保護衣を着用する際、その着用
(すなわち袖の再裏返し)を容易にする。
【0017】本発明のさらに他の態様においては、保護
衣の首穴周囲の部分においても、着用者の首が容易に首
部に到達できるようにする手段を取り付ける。この手段
は特に上述のように折り畳まれたガウンを着用する際そ
の着用を容易にし、またその後に装着される外科用フー
ドに容易に密着させることができる。
衣の首穴周囲の部分においても、着用者の首が容易に首
部に到達できるようにする手段を取り付ける。この手段
は特に上述のように折り畳まれたガウンを着用する際そ
の着用を容易にし、またその後に装着される外科用フー
ドに容易に密着させることができる。
【0018】その他、以下に詳しく説明する種々の態様
においても、保護衣の密着と着用中の心地よさを確保す
る様々な手段が提供される。
においても、保護衣の密着と着用中の心地よさを確保す
る様々な手段が提供される。
【0019】
【実施例】図1と図2は、それぞれ本発明の一実施例に
係る保護衣の正面図と背面図である。この保護衣は、フ
ード10、ガウン12およびブーツ14を具備する。フ
ード10は顔の穴16が設けられ、着用者の頭部全体を
覆うのに用いられる。またフード10は、ガウン12の
首部18にぴったり合うよう取り付けられる。ガウン1
2は、主胴体部20、カフス(袖口)アセンブリ24を
備えた袖22、腰部26、首穴28および裾穴30を有
する。ガウン12は、正面プリーツ(ひだ)32と背面
プリーツ34、およびガウン閉じ具(ベルト締め機構)
36を備える。首部18に囲まれる首穴28は、別の閉
じ具36により、閉じられる。
係る保護衣の正面図と背面図である。この保護衣は、フ
ード10、ガウン12およびブーツ14を具備する。フ
ード10は顔の穴16が設けられ、着用者の頭部全体を
覆うのに用いられる。またフード10は、ガウン12の
首部18にぴったり合うよう取り付けられる。ガウン1
2は、主胴体部20、カフス(袖口)アセンブリ24を
備えた袖22、腰部26、首穴28および裾穴30を有
する。ガウン12は、正面プリーツ(ひだ)32と背面
プリーツ34、およびガウン閉じ具(ベルト締め機構)
36を備える。首部18に囲まれる首穴28は、別の閉
じ具36により、閉じられる。
【0020】フード、ブーツおよびガウンは、保護衣の
材料として知られているたいていのものから製造するこ
とができる。そのような材料としては、防水性、耐火遅
延性で、軽く、まとわりつかず、かつ軟らかいものがよ
いため、防水、耐火仕上げを施したプリント布、寒冷
紗、ローン、上質綿布、キャラコ、ネーンスック、ポプ
リン、ブロード等の織布が用いられる。綿とポリエステ
ルは最も頻繁に使用される繊維であるが、ナイロンある
いはアクリル繊維を使用することもある。そして、織布
でつくったガウンは、普通、洗浄・殺菌して何度も使用
される。
材料として知られているたいていのものから製造するこ
とができる。そのような材料としては、防水性、耐火遅
延性で、軽く、まとわりつかず、かつ軟らかいものがよ
いため、防水、耐火仕上げを施したプリント布、寒冷
紗、ローン、上質綿布、キャラコ、ネーンスック、ポプ
リン、ブロード等の織布が用いられる。綿とポリエステ
ルは最も頻繁に使用される繊維であるが、ナイロンある
いはアクリル繊維を使用することもある。そして、織布
でつくったガウンは、普通、洗浄・殺菌して何度も使用
される。
【0021】しかし、最近、手術用のガウンは、一度だ
けしか使用しない使い捨ての材料でつくられるようにな
った。そのような使い捨ての材料としては不織布があ
り、特に好ましいものは、米国特許第4,501,792 号や同
第4,705,712 号に記載されている。すなわち、そのよう
な不織布には、溶融吹き付け材、結合剤を使用しない不
織布(spun bonded fabrics)、融着不織布、含浸布等が
ある。また、これらの不織布にも防水・耐火加工を施し
た方がよい。さらに、これらの不織布には、合成繊維や
セルロース繊維を用いてもよく、連続フィラメント、ス
テープルファイバー、あるいはティッシューもしくは粉
砕木材パルプなどの短い繊維状木材パルプでもよい。
けしか使用しない使い捨ての材料でつくられるようにな
った。そのような使い捨ての材料としては不織布があ
り、特に好ましいものは、米国特許第4,501,792 号や同
第4,705,712 号に記載されている。すなわち、そのよう
な不織布には、溶融吹き付け材、結合剤を使用しない不
織布(spun bonded fabrics)、融着不織布、含浸布等が
ある。また、これらの不織布にも防水・耐火加工を施し
た方がよい。さらに、これらの不織布には、合成繊維や
セルロース繊維を用いてもよく、連続フィラメント、ス
テープルファイバー、あるいはティッシューもしくは粉
砕木材パルプなどの短い繊維状木材パルプでもよい。
【0022】ところで、最近では、ガウンの布地は、微
生物、特にウイルスの感染防止を考慮に入れて製造され
る。そのような布地は、通常、湿気に対して透過性で、
表材に積層される多孔性フィルムの積層物である。この
多孔性フィルムに適した材料は、本発明者らの米国特許
出願第584,301 号(1990年9月18日出願)に挙げ
てある。そして、上述の不織布は、この多孔性フィルム
積層物の表材としても使用することができる。再度確認
すると、この多孔性フィルム積層物の表材として使う不
織布は、防水・耐火加工を施しておくのが好ましい。こ
の場合の好ましい不織布は、前にも述べたように米国特
許第4,501,792 号に紹介されている。
生物、特にウイルスの感染防止を考慮に入れて製造され
る。そのような布地は、通常、湿気に対して透過性で、
表材に積層される多孔性フィルムの積層物である。この
多孔性フィルムに適した材料は、本発明者らの米国特許
出願第584,301 号(1990年9月18日出願)に挙げ
てある。そして、上述の不織布は、この多孔性フィルム
積層物の表材としても使用することができる。再度確認
すると、この多孔性フィルム積層物の表材として使う不
織布は、防水・耐火加工を施しておくのが好ましい。こ
の場合の好ましい不織布は、前にも述べたように米国特
許第4,501,792 号に紹介されている。
【0023】この実施例で明らかなように、本発明の保
護衣は、オーバーヘッド法で装着する。すなわち、着用
者は、頭と腕をガウン12の裾穴30から通し、ガウン
の主胴体部20を自分の胴体の周りに引き寄せる。その
後頭を首穴28から、また手をカフスアセンブリ24か
ら出しながら腕を袖22に通す。なおガウン12は、無
菌状態での着用に便利なように折り畳んでおく。
護衣は、オーバーヘッド法で装着する。すなわち、着用
者は、頭と腕をガウン12の裾穴30から通し、ガウン
の主胴体部20を自分の胴体の周りに引き寄せる。その
後頭を首穴28から、また手をカフスアセンブリ24か
ら出しながら腕を袖22に通す。なおガウン12は、無
菌状態での着用に便利なように折り畳んでおく。
【0024】図11ないし図16にはガウン12の折り
畳み方を示してある。そして、最終的に図16に示すよ
うに折り畳めば、上述の無菌状態での着用に都合がよ
い。図11は、ガウン12の折り畳み前の状態を示す平
面図である。この実施例で説明する折り畳み手順・方法
は、特別なものである。しかし、本発明の保護衣は、こ
の手順・方法で折り畳まねばならないというようなもの
ではなく、本発明の保護衣の利点を生かして同じような
畳み上げ形となるものであるならば、手で折り畳むか機
械で折り畳むかにかかわらず、他の手順・方法でもよ
い。
畳み方を示してある。そして、最終的に図16に示すよ
うに折り畳めば、上述の無菌状態での着用に都合がよ
い。図11は、ガウン12の折り畳み前の状態を示す平
面図である。この実施例で説明する折り畳み手順・方法
は、特別なものである。しかし、本発明の保護衣は、こ
の手順・方法で折り畳まねばならないというようなもの
ではなく、本発明の保護衣の利点を生かして同じような
畳み上げ形となるものであるならば、手で折り畳むか機
械で折り畳むかにかかわらず、他の手順・方法でもよ
い。
【0025】図11を参照しながら説明すると、第1の
工程では右の袖22をガウン12の上方へ延ばす。つぎ
に、図12に示すように、左の袖22を右の袖22の位
置まで引き上げ、両方の袖22がガウン12の首部18
の上に来るようにする。ついで、ガウン12の一番下方
にある部分38が、その次に下方に位置する部分39よ
りも上方となるよう部分38を折り返す。各図では見や
すいように、前述の各部分38と39の領域は一点鎖線
25と27で示すが、一点鎖線25と27の位置はガウ
ン12の長さや設計により、あるいは着用の便を考えて
種々に変更される。
工程では右の袖22をガウン12の上方へ延ばす。つぎ
に、図12に示すように、左の袖22を右の袖22の位
置まで引き上げ、両方の袖22がガウン12の首部18
の上に来るようにする。ついで、ガウン12の一番下方
にある部分38が、その次に下方に位置する部分39よ
りも上方となるよう部分38を折り返す。各図では見や
すいように、前述の各部分38と39の領域は一点鎖線
25と27で示すが、一点鎖線25と27の位置はガウ
ン12の長さや設計により、あるいは着用の便を考えて
種々に変更される。
【0026】図12には折り畳みの中間状態におけるガ
ウン12を示してある。先に説明したように、この状態
では、ガウン12の最下部38は、これに続く部分3
9、および部分39のさらに上にある部分41よりも上
にある。そして、図12に矢印で示すように、部分38
と、その下に折り重なっている部分39は、袖22と、
首穴28を取り囲む首部18の大部分が依然としてガウ
ン22の折り畳み部分からはみ出して見えるように、も
う一度部分41の上に折り返す。図12の状態では、ガ
ウン12は裾穴30が上に見え、かつガウン12の裏側
だけが表に表れている。
ウン12を示してある。先に説明したように、この状態
では、ガウン12の最下部38は、これに続く部分3
9、および部分39のさらに上にある部分41よりも上
にある。そして、図12に矢印で示すように、部分38
と、その下に折り重なっている部分39は、袖22と、
首穴28を取り囲む首部18の大部分が依然としてガウ
ン22の折り畳み部分からはみ出して見えるように、も
う一度部分41の上に折り返す。図12の状態では、ガ
ウン12は裾穴30が上に見え、かつガウン12の裏側
だけが表に表れている。
【0027】図13は、前述のように2回折り返した結
果裾穴30が隠れ、ガウン12の裏側だけが表に出てい
る状態を示す。ガウン12をこのように折り畳んだら、
つぎは袖22を矢印に従って紙面の裏側に折り畳み、ガ
ウン12の折り畳んだ主胴体部22の中にしまい込む。
そうすると、図14に示すように、袖22の穴は、着用
者が折り畳んだガウン12の裾穴30に体を通した後に
届くようになる。
果裾穴30が隠れ、ガウン12の裏側だけが表に出てい
る状態を示す。ガウン12をこのように折り畳んだら、
つぎは袖22を矢印に従って紙面の裏側に折り畳み、ガ
ウン12の折り畳んだ主胴体部22の中にしまい込む。
そうすると、図14に示すように、袖22の穴は、着用
者が折り畳んだガウン12の裾穴30に体を通した後に
届くようになる。
【0028】同様に、首穴28の部分も折り畳み、折り
畳んだガウン12の裾穴30に体を通した後にこの首穴
28に届くよう、折り畳んだガウン12の中にしまい込
む。こうして折り畳んだガウン12は、図14(平面
図)と図16(斜視図)に示す。ロゴ40(図1参照)
は、ガウン12の大きさと、着用を始める箇所を示すた
め、ガウン12の裏側に取り付ける。ガウン12は、さ
らに種々の都合のため、図15に示すように、より小さ
く長手方向に折り畳むこともできる。
畳んだガウン12の裾穴30に体を通した後にこの首穴
28に届くよう、折り畳んだガウン12の中にしまい込
む。こうして折り畳んだガウン12は、図14(平面
図)と図16(斜視図)に示す。ロゴ40(図1参照)
は、ガウン12の大きさと、着用を始める箇所を示すた
め、ガウン12の裏側に取り付ける。ガウン12は、さ
らに種々の都合のため、図15に示すように、より小さ
く長手方向に折り畳むこともできる。
【0029】図16から分るように、着用者はまず手を
袖22の穴に、また頭を首穴28に入れる。そして、非
殺菌スタッフはその着用を補助するため、ガウン12の
裏側だけをつかんでガウン12を裏返しながら、着用者
の体の周りに引く。このとき袖22と首部18も裏返さ
れる。この着用は、ガウン12の裏側に触れるだけで行
うことができる。
袖22の穴に、また頭を首穴28に入れる。そして、非
殺菌スタッフはその着用を補助するため、ガウン12の
裏側だけをつかんでガウン12を裏返しながら、着用者
の体の周りに引く。このとき袖22と首部18も裏返さ
れる。この着用は、ガウン12の裏側に触れるだけで行
うことができる。
【0030】本発明の他の実施例においては、袖22の
袖口にカフスアセンブリが設けられる。カフスアセンブ
リは、後に装着されるグローブの内側に納まる一方、手
首をガウン12に密着させる。また、後に明らかになる
ように、カフスアセンブリは、上述のように折り畳んだ
ガウンを着用するときにも便利である。
袖口にカフスアセンブリが設けられる。カフスアセンブ
リは、後に装着されるグローブの内側に納まる一方、手
首をガウン12に密着させる。また、後に明らかになる
ように、カフスアセンブリは、上述のように折り畳んだ
ガウンを着用するときにも便利である。
【0031】さて、図6と図7を参照すると、カフスア
センブリ24は、袖口端部52と、その反対側に手の出
し入れ口54を有する布製のシリンダを具備する。この
シリンダの袖口端部52は、ガウン12の袖口の周りに
装着される。一方、手の出し入れ口54は、図6に示す
ように、着用者の親指を除く4本の指と掌を通せるよ
う、開いたままになっている。また、本実施例のカフス
アセンブリ24は、親指を通すための親指穴(親指止
め)40も備える。よって、着用者は袖22に手を通し
た後は、袖口から5本の指と掌の大部分を外に出すこと
ができるが、一旦手を袖口から出した後は、袖口は着用
者の手首に密着する。したがって、図7に示すように、
引き続いてグローブ44を装着した後は、袖口はグロー
ブ44に覆われて見えなくなる。しかし、このときカフ
スアセンブリ24は、グローブ44の手の入れ口46の
下に正確に位置している。
センブリ24は、袖口端部52と、その反対側に手の出
し入れ口54を有する布製のシリンダを具備する。この
シリンダの袖口端部52は、ガウン12の袖口の周りに
装着される。一方、手の出し入れ口54は、図6に示す
ように、着用者の親指を除く4本の指と掌を通せるよ
う、開いたままになっている。また、本実施例のカフス
アセンブリ24は、親指を通すための親指穴(親指止
め)40も備える。よって、着用者は袖22に手を通し
た後は、袖口から5本の指と掌の大部分を外に出すこと
ができるが、一旦手を袖口から出した後は、袖口は着用
者の手首に密着する。したがって、図7に示すように、
引き続いてグローブ44を装着した後は、袖口はグロー
ブ44に覆われて見えなくなる。しかし、このときカフ
スアセンブリ24は、グローブ44の手の入れ口46の
下に正確に位置している。
【0032】カフスアセンブリ24の親指穴40は、親
指を通しかつ掌の通過を抑えるという機能を果たすもの
であるならば、いかなる形状でもよい。したがって、親
指穴40は、袖口22の裏側もしくは表側に縫いつけた
穴でもよい。図6と7および図1に示した好ましい態様
においては、親指穴40は、カフスアセンブリ24の手
の出し入れ口54に隣接する部分に形成されるスリット
として与えられる。こうすると、スリットを囲む部分は
親指止め40としても機能する。
指を通しかつ掌の通過を抑えるという機能を果たすもの
であるならば、いかなる形状でもよい。したがって、親
指穴40は、袖口22の裏側もしくは表側に縫いつけた
穴でもよい。図6と7および図1に示した好ましい態様
においては、親指穴40は、カフスアセンブリ24の手
の出し入れ口54に隣接する部分に形成されるスリット
として与えられる。こうすると、スリットを囲む部分は
親指止め40としても機能する。
【0033】カフスアセンブリ24の親指穴40は、上
述のように折り畳んだガウンを着用するとき、特に役に
立つ。すなわち、着用者はガウン12の袖口に手を通
し、親指を親指穴40に通した後、先に説明した着用の
順序に従って袖22を裏返せばよい。
述のように折り畳んだガウンを着用するとき、特に役に
立つ。すなわち、着用者はガウン12の袖口に手を通
し、親指を親指穴40に通した後、先に説明した着用の
順序に従って袖22を裏返せばよい。
【0034】カフスアセンブリ24は、着用者の手首に
ぴったり合うよう、伸び縮みのできる材料でつくるのが
よい。また、カフスアセンブリ24は、着用したとき心
地よく、かつ汗を吸収する必要がある。そこで、まず伸
縮性は、ニット材料を円形ニット用ミシンで、例えば二
重ニットのように、うねをつくりながら互いに噛み合わ
せれば達成できる。弾性は、リクラ(lycra)のような弾
性のある編み糸で縦方向に編めば実現できる。さらに、
カフスアセンブリ24には、リクラ、ゴムあるいは弾性
のある編み糸を用いたあや織りまたはしゅす(サテン)
の織布も用いることができる。また、ゴム、リクラなど
の弾性の編み糸を用いたミラモ構造物でもよい。溶融吹
き付けの不織布や結合剤を用いない弾性の不織布も、微
細なちりめんの熱可塑性不織布とともに、カフスアセン
ブリ24に使用できることが知られている。その他、マ
イクロデニール量の繊維を用いた織布も、伸縮性をもた
せることができるため、使用可能である。しかし、好ま
しいカフスアセンブリの材料は、円形に噛み合わせたニ
ットである。
ぴったり合うよう、伸び縮みのできる材料でつくるのが
よい。また、カフスアセンブリ24は、着用したとき心
地よく、かつ汗を吸収する必要がある。そこで、まず伸
縮性は、ニット材料を円形ニット用ミシンで、例えば二
重ニットのように、うねをつくりながら互いに噛み合わ
せれば達成できる。弾性は、リクラ(lycra)のような弾
性のある編み糸で縦方向に編めば実現できる。さらに、
カフスアセンブリ24には、リクラ、ゴムあるいは弾性
のある編み糸を用いたあや織りまたはしゅす(サテン)
の織布も用いることができる。また、ゴム、リクラなど
の弾性の編み糸を用いたミラモ構造物でもよい。溶融吹
き付けの不織布や結合剤を用いない弾性の不織布も、微
細なちりめんの熱可塑性不織布とともに、カフスアセン
ブリ24に使用できることが知られている。その他、マ
イクロデニール量の繊維を用いた織布も、伸縮性をもた
せることができるため、使用可能である。しかし、好ま
しいカフスアセンブリの材料は、円形に噛み合わせたニ
ットである。
【0035】カフスアセンブリ24は、袖22の袖口を
引き寄せながら取り付け、その後は袖22を緩ませる。
こうすると、袖22に皺が寄って着心地がよくなる。図
6と図7に示したように、カフスアセンブリ24の弾性
部48は、伸びた状態のそでぐちに取り付けられるた
め、カフスアセンブリ24は、着用者の手首の周りにぴ
ったりとかつ心地よく装着される。カフスアセンブリ2
4の袖22への取り付けは、ひとかがり、のり付け、音
波結合その他の公知の技術で行うことができる。
引き寄せながら取り付け、その後は袖22を緩ませる。
こうすると、袖22に皺が寄って着心地がよくなる。図
6と図7に示したように、カフスアセンブリ24の弾性
部48は、伸びた状態のそでぐちに取り付けられるた
め、カフスアセンブリ24は、着用者の手首の周りにぴ
ったりとかつ心地よく装着される。カフスアセンブリ2
4の袖22への取り付けは、ひとかがり、のり付け、音
波結合その他の公知の技術で行うことができる。
【0036】カフスアセンブリ24について密着性と心
地よさを考えたように、ガウン12の首部18を設計す
る際にも、同じように密着性と心地よさが考慮される。
首部18は、フード10のような外科用フードに密着し
なければならず、また着用中心地よいものでなければな
らない。したがって、この首部18は、ガウン12の首
穴28を取り巻くシリンダ形の材料からつくる。しか
し、首部18の場合は、首穴28に隣接する部分の内側
にライニングを施し、カフスアセンブリ24のときと同
じように取り付けることもできる。この首部18の材料
も、伸縮性があって、皺を形成できるものが望ましい。
よって、首部18についても、カフスアセンブリ24の
ときと同じような材料およびガウン12への取り付けが
望まれる。
地よさを考えたように、ガウン12の首部18を設計す
る際にも、同じように密着性と心地よさが考慮される。
首部18は、フード10のような外科用フードに密着し
なければならず、また着用中心地よいものでなければな
らない。したがって、この首部18は、ガウン12の首
穴28を取り巻くシリンダ形の材料からつくる。しか
し、首部18の場合は、首穴28に隣接する部分の内側
にライニングを施し、カフスアセンブリ24のときと同
じように取り付けることもできる。この首部18の材料
も、伸縮性があって、皺を形成できるものが望ましい。
よって、首部18についても、カフスアセンブリ24の
ときと同じような材料およびガウン12への取り付けが
望まれる。
【0037】ところで、ガウン12は、いろいろな体型
の着用者に合うとともに、着用中にまとわりつくことの
ないように設計される。この特長および着用の容易さ
は、ガウン12の正面と背面の縦方向に、好ましくは上
端から下端まで延びる正面プリーツ32および背面プリ
ーツ34を設けることで達成される。図1および図2に
示すように、ガウン12は正面プリーツ32と背面プリ
ーツ34を備えるが、特に図10では背面プリーツ34
の断面図を示す。図10を参照すると、ガウン12の背
面においては、中央の長手パネル55の両隣にそれぞれ
サイドパネル56が続いている。またガウン12の背面
においては、これ以外にもパネル60が2つのサイドパ
ネル56に隣接する。背面プリーツ34を形成するに
は、サイドパネル56を折り畳み線58に沿って、サイ
ドパネル56の外側が中央パネル55の外側と向き合う
ように折り畳む。さらに、パネル60は、折り畳み線6
2に沿って、パネル60の内側がパネル56の内側と向
き合うように折り畳む。正面プリーツ32も、これと同
様に形成される。
の着用者に合うとともに、着用中にまとわりつくことの
ないように設計される。この特長および着用の容易さ
は、ガウン12の正面と背面の縦方向に、好ましくは上
端から下端まで延びる正面プリーツ32および背面プリ
ーツ34を設けることで達成される。図1および図2に
示すように、ガウン12は正面プリーツ32と背面プリ
ーツ34を備えるが、特に図10では背面プリーツ34
の断面図を示す。図10を参照すると、ガウン12の背
面においては、中央の長手パネル55の両隣にそれぞれ
サイドパネル56が続いている。またガウン12の背面
においては、これ以外にもパネル60が2つのサイドパ
ネル56に隣接する。背面プリーツ34を形成するに
は、サイドパネル56を折り畳み線58に沿って、サイ
ドパネル56の外側が中央パネル55の外側と向き合う
ように折り畳む。さらに、パネル60は、折り畳み線6
2に沿って、パネル60の内側がパネル56の内側と向
き合うように折り畳む。正面プリーツ32も、これと同
様に形成される。
【0038】ガウン12が着用されると、正面プリーツ
32と背面プリーツ34は、ベルト締め機構36により
締め付けられる。図8と図9には、図10に概括的に示
したベルト締め機構36をより詳細に示してある。この
ベルト締め機構36は、パネル60に固着され、かつ自
由端67を有するベルト66を備える。自由端67は、
バックルストラップ64により、ベルト66が取り付け
られるパネル60と反対側のパネル60に固着されるバ
ックルアセンブリ72に通される。バックルストラップ
64は、一端でパネル60に固着される一方、他端は2
つのバックル74のバックルスリット68を通ってルー
プを形成する。2個のバックル74にはそれぞれ、ベル
ト66の自由端67が図8の矢印で示す道筋で通される
ループ62が設けられる。ベルト66は、内側バックル
のループ62に裏側から通されてさらに外側バックルの
ループ62の裏側を通り、最後に内側バックルのループ
72に表側から通される。
32と背面プリーツ34は、ベルト締め機構36により
締め付けられる。図8と図9には、図10に概括的に示
したベルト締め機構36をより詳細に示してある。この
ベルト締め機構36は、パネル60に固着され、かつ自
由端67を有するベルト66を備える。自由端67は、
バックルストラップ64により、ベルト66が取り付け
られるパネル60と反対側のパネル60に固着されるバ
ックルアセンブリ72に通される。バックルストラップ
64は、一端でパネル60に固着される一方、他端は2
つのバックル74のバックルスリット68を通ってルー
プを形成する。2個のバックル74にはそれぞれ、ベル
ト66の自由端67が図8の矢印で示す道筋で通される
ループ62が設けられる。ベルト66は、内側バックル
のループ62に裏側から通されてさらに外側バックルの
ループ62の裏側を通り、最後に内側バックルのループ
72に表側から通される。
【0039】バックル74に掛けたベルト66は、図9
と図10に示すが、このベルト66は次のような効果を
奏する。すなわち、上述のようにバックル74に掛ける
とパネル60を引き離そうとする力をかけても、外側の
バックルが内側のバックルに締めつけられ、両者に巻き
つけられるベルト66との摩擦力が増加してその引張り
力に抵抗する。
と図10に示すが、このベルト66は次のような効果を
奏する。すなわち、上述のようにバックル74に掛ける
とパネル60を引き離そうとする力をかけても、外側の
バックルが内側のバックルに締めつけられ、両者に巻き
つけられるベルト66との摩擦力が増加してその引張り
力に抵抗する。
【0040】ところで、ベルト締め機構36は、ガウン
12の腰部にある背面プリーツ34について説明した
が、ガウン12の首部18周囲のプリーツを締めつける
際にも、このベルト締め機構と同じ機構が有用である。
このベルト締め機構は、図3と図4に示すように、外科
用フード10を、心地よさを保ちながらガウン12に密
着させる際特に役に立つ。本発明に係るガウン12の他
の特徴は、ガウン12の脱着を容易にするため首部18
を把持して引っ張ることのできるループ21が首部18
に取り付けられることである。
12の腰部にある背面プリーツ34について説明した
が、ガウン12の首部18周囲のプリーツを締めつける
際にも、このベルト締め機構と同じ機構が有用である。
このベルト締め機構は、図3と図4に示すように、外科
用フード10を、心地よさを保ちながらガウン12に密
着させる際特に役に立つ。本発明に係るガウン12の他
の特徴は、ガウン12の脱着を容易にするため首部18
を把持して引っ張ることのできるループ21が首部18
に取り付けられることである。
【0041】本発明のさらに他の特徴として、ガウン1
2の腰の周りに吸収ストリップ26が取り付けられる。
この吸収ストリップ26は、種々の液体や体からの滲出
物がガウン12の上端からガウンを染み透って床に滴り
落ちるのを防ぐためのものである。つまり、そのような
下降して来る液体の通路は吸収ストリップ26によって
遮断され、液体は吸収ストリップ26に沿って横方向に
浸透していくため、血液や他の滲出液が手術室の床に危
険で好ましくない水たまりを形成するのを防止する。ま
た、この吸収ストリップ26は、ベルト締め機構36を
取り付けるための手段にもなる。
2の腰の周りに吸収ストリップ26が取り付けられる。
この吸収ストリップ26は、種々の液体や体からの滲出
物がガウン12の上端からガウンを染み透って床に滴り
落ちるのを防ぐためのものである。つまり、そのような
下降して来る液体の通路は吸収ストリップ26によって
遮断され、液体は吸収ストリップ26に沿って横方向に
浸透していくため、血液や他の滲出液が手術室の床に危
険で好ましくない水たまりを形成するのを防止する。ま
た、この吸収ストリップ26は、ベルト締め機構36を
取り付けるための手段にもなる。
【0042】本発明のさらに他の態様においては、手術
室を無菌かつ心地よい状態に保つため、フード10を用
いる。外科用フード10は、図1および図3〜5に示す
ように、3つのパネルからなる頭部カバーを備える。こ
の頭部カバーには、図3に最もよく示すように、二等辺
三角形の頭を切った形をした顔用の開口16が設けられ
る。この開口16は、二等辺三角形を変形させたもの
で、各角74は丸められている。また二等辺三角形の底
辺に相当する部分も丸めるのが望ましい。そして、少な
くとも二等辺三角形の2つの等辺は、顔の開口16の中
心に向けて湾曲させ、着用者の頬を被覆・保護するよう
にする。この模様は図5に最もよく表されている。この
他、眼鏡の耳掛け部を差し入れる手段も、フード10の
両側に設けられる。この手段はスリット77であり、眼
鏡の耳掛け部は、このスリット77を通してフード10
の外側から内側に入り、着用者の耳に掛けられる。そし
て、スリット77の周りには、眼鏡の耳掛け部を装着し
た後あるいは眼鏡を使用しないときに、スリット77を
閉止状態に保つための保護フラップ79が固着される。
室を無菌かつ心地よい状態に保つため、フード10を用
いる。外科用フード10は、図1および図3〜5に示す
ように、3つのパネルからなる頭部カバーを備える。こ
の頭部カバーには、図3に最もよく示すように、二等辺
三角形の頭を切った形をした顔用の開口16が設けられ
る。この開口16は、二等辺三角形を変形させたもの
で、各角74は丸められている。また二等辺三角形の底
辺に相当する部分も丸めるのが望ましい。そして、少な
くとも二等辺三角形の2つの等辺は、顔の開口16の中
心に向けて湾曲させ、着用者の頬を被覆・保護するよう
にする。この模様は図5に最もよく表されている。この
他、眼鏡の耳掛け部を差し入れる手段も、フード10の
両側に設けられる。この手段はスリット77であり、眼
鏡の耳掛け部は、このスリット77を通してフード10
の外側から内側に入り、着用者の耳に掛けられる。そし
て、スリット77の周りには、眼鏡の耳掛け部を装着し
た後あるいは眼鏡を使用しないときに、スリット77を
閉止状態に保つための保護フラップ79が固着される。
【0043】本発明の具体的な実施態様は次の通りであ
る。 1)前記袖口にはカフスアセンブリが取り付けられ、こ
のカフスアセンブリは第一の穴を有する袖口端と、第二
の穴を有する手の出し入れ端を備えた織物製のシリンダ
形状をなし、前記袖口端は、着用者の前記保護衣の袖の
袖口から出た手が、前記第一の穴に入り、かつその手の
少なくとも一部が前記第二の穴から延び出るよう、前記
袖の袖口の周りに固着され、このカフスアセンブリは伸
縮性を有する、請求項1記載の折り畳み保護衣。 2)前記カフスアセンブリの第二の穴は、着用者の親指
を除く4本の指と掌を通すよう開放され、さらにこのカ
フスアセンブリは親指止め手段を有し、この親指止め手
段は着用者の親指を通しながら、着用者の手がさらに進
むのを抑える、上記実施態様1)記載の折り畳み保護
衣。 3)前記親指止め手段は、前記カフスアセンブリの第二
の穴に隣接するシリンダ部に設けられるスリットからな
る上記実施態様2)記載の折り畳み保護衣。 4)前記長上着の首穴に隣接する部分は、伸縮性を有す
る吸収材で裏打ちされる請求項1記載の折り畳み保護
衣。 5)前記長上着の首部の外面には、この長上着の脱着を
容易にするためのループが取りけられる上記実施態様
4)記載の折り畳み保護衣。 6)前記長上着は、種々の体型の着用者に対して着用の
便を与えるよう、長上着の裾から襟にかけて縦方向に延
びる背面プリーツを有する請求項1記載の折り畳み保護
衣。 7)前記背面プリーツには、この背面プリーツを着用者
へぴったり合わせるための腰止め機構が備えられる上記
実施態様6)記載の折り畳み保護衣。 8)前記背面プリーツには、この背面プリーツを着用者
の首にへぴったり合わせるための首止め機構が備えられ
る上記実施態様6)記載の折り畳み保護衣。 9)前記長上着には正面プリーツと背面プリーツ、およ
び腰止めと首止めが備えられる請求項1記載の折り畳み
保護衣。
る。 1)前記袖口にはカフスアセンブリが取り付けられ、こ
のカフスアセンブリは第一の穴を有する袖口端と、第二
の穴を有する手の出し入れ端を備えた織物製のシリンダ
形状をなし、前記袖口端は、着用者の前記保護衣の袖の
袖口から出た手が、前記第一の穴に入り、かつその手の
少なくとも一部が前記第二の穴から延び出るよう、前記
袖の袖口の周りに固着され、このカフスアセンブリは伸
縮性を有する、請求項1記載の折り畳み保護衣。 2)前記カフスアセンブリの第二の穴は、着用者の親指
を除く4本の指と掌を通すよう開放され、さらにこのカ
フスアセンブリは親指止め手段を有し、この親指止め手
段は着用者の親指を通しながら、着用者の手がさらに進
むのを抑える、上記実施態様1)記載の折り畳み保護
衣。 3)前記親指止め手段は、前記カフスアセンブリの第二
の穴に隣接するシリンダ部に設けられるスリットからな
る上記実施態様2)記載の折り畳み保護衣。 4)前記長上着の首穴に隣接する部分は、伸縮性を有す
る吸収材で裏打ちされる請求項1記載の折り畳み保護
衣。 5)前記長上着の首部の外面には、この長上着の脱着を
容易にするためのループが取りけられる上記実施態様
4)記載の折り畳み保護衣。 6)前記長上着は、種々の体型の着用者に対して着用の
便を与えるよう、長上着の裾から襟にかけて縦方向に延
びる背面プリーツを有する請求項1記載の折り畳み保護
衣。 7)前記背面プリーツには、この背面プリーツを着用者
へぴったり合わせるための腰止め機構が備えられる上記
実施態様6)記載の折り畳み保護衣。 8)前記背面プリーツには、この背面プリーツを着用者
の首にへぴったり合わせるための首止め機構が備えられ
る上記実施態様6)記載の折り畳み保護衣。 9)前記長上着には正面プリーツと背面プリーツ、およ
び腰止めと首止めが備えられる請求項1記載の折り畳み
保護衣。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
着用者が非殺菌スタッフの手を借りながら、無菌状態の
まま容易に着用でき、かつ着用中体が露出することな
く、しかも動きやすさと着心地のよさが達成される保護
衣が提供される。
着用者が非殺菌スタッフの手を借りながら、無菌状態の
まま容易に着用でき、かつ着用中体が露出することな
く、しかも動きやすさと着心地のよさが達成される保護
衣が提供される。
【図1】本発明の一実施例に係る保護衣を構成するフー
ド、ガウンおよびブーツの正面斜視図。
ド、ガウンおよびブーツの正面斜視図。
【図2】図1のフード、ガウンおよびブーツの背面斜視
図。
図。
【図3】図1のフードの正面立面図。
【図4】図1のフードの側面立面図。
【図5】図1のフードとガウンを着用した装着者の背面
斜視図。
斜視図。
【図6】図1のガウンおよびグローブアセンブリから延
び出した装着者の手の斜視図。
び出した装着者の手の斜視図。
【図7】図6の状態から外科用グローブを装着した後の
装着者の手の斜視図。
装着者の手の斜視図。
【図8】図1のガウンに係るベルト締め機構のベルト締
め前の斜視図。
め前の斜視図。
【図9】図8のベルト締め機構のベルトを締めた後の正
面図。
面図。
【図10】図9のベルトを締めた後のベルト締め機構の
断面図。
断面図。
【図11】本発明の一態様に従って折り畳まれる前の図
1のガウンの正面図。
1のガウンの正面図。
【図12】図11のガウンの折り畳み途中における斜視
図。
図。
【図13】図12よりさらに折り畳みが進んだ状態にお
けるガウンの斜視図。
けるガウンの斜視図。
【図14】図13よりさらに折り畳みが進んだ状態にお
けるガウンの斜視図。
けるガウンの斜視図。
【図15】折り畳みの最後の段階におけるガウンの正面
図。
図。
【図16】着用者に提供される折り畳み状態でのガウン
の正面斜視図。
の正面斜視図。
10 フード 12 ガウン 14 ブーツ 22 袖 24 カフスアセンブリ 26 吸収ストリップ 28 首穴 30 裾穴 32 正面プリーツ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・フオーモサ アメリカ合衆国、07645 ニユージヤージ イ州、モントビル、チエストナツト・リツ ジ・ロード 280 (72)発明者 ステイーブン・ルサツク アメリカ合衆国、07030 ニユージヤージ イ州、ホボウケン、モンロー・ストリート 228
Claims (1)
- 【請求項1】 折り畳み保護衣であって、この保護衣は
折り畳み前の状態において、 内面と外面を有し、正面、背面、裾および襟を有するガ
ウン状の長上着であって、裾穴と、この反対側に首穴、
および着用者の手に当てはまる袖口を有する袖を備えた
長上着を具備し、 この折り畳み保護衣は着用が容易なように折り畳まれ、
その折り畳み方は、 長上着の一番低い位置にある第一の部分が、これに続く
二番目に低い位置にある長上着の第二の部分の上に折り
返される工程と、 前記第二の部分は、前記第一の部分とともに、これに続
く三番目に低い位置にある長上着の第三の部分の上に折
り返される工程と、 前記長上着の裾穴と首穴は開けたまま、首穴に続く長上
着の実質的にすべての部分は折り畳んだ長上着に折り重
ねられる工程と、 前記袖は、折り畳まれながら前記折り畳んだ長上着の裾
穴方向に引き寄せられ、前記開いた状態の裾穴を通して
着用者が袖穴に腕を通しやすいような形で、折り畳んだ
長上着内に仕舞われる工程と、 前記長上着の首穴に続く部分は、折り畳まれながら前記
折り畳んだ長上着の裾穴方向に引き寄せられ、前記開い
た状態の裾穴を通して着用者が首穴に頭を通しすいよう
な形で、折り畳んだ長上着内に仕舞われる工程を具備
し、 着用者は着用時には、手を前記袖穴に、また頭を前記首
穴に通し、長上着の裏表反対になった部分を着用者の胴
体の周りに引き下ろし、このとき着用者の腕と首は長上
着の袖と首部を再度裏返して、長上着の外面を汚染する
ことなく着用できる保護衣。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/681,232 US5097534A (en) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | Protective garment |
US681232 | 1991-04-05 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05125604A true JPH05125604A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=24734373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4112372A Pending JPH05125604A (ja) | 1991-04-05 | 1992-04-06 | 保護衣 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5097534A (ja) |
EP (1) | EP0507608A1 (ja) |
JP (1) | JPH05125604A (ja) |
AU (1) | AU645411B2 (ja) |
BR (1) | BR9201205A (ja) |
CA (1) | CA2065081A1 (ja) |
MX (1) | MX9201559A (ja) |
TW (1) | TW234079B (ja) |
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